JP7342681B2 - レンズユニット、投写光学系、およびプロジェクター - Google Patents

レンズユニット、投写光学系、およびプロジェクター Download PDF

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Description

本発明は、レンズユニット、投写光学系、およびプロジェクターに関する。
投写光学系を構成するレンズとして採用可能な接合レンズは特許文献1~4に記載されている。特許文献1には、2枚または3枚のレンズを接着剤で接合した接合レンズが開示されている。特許文献1では、隣り合う2枚のレンズの接合面の曲率半径を規定して、2枚のレンズが剥がれることを抑制している。特許文献2には、2枚のレンズを樹脂で接合した接合レンズが開示されている。特許文献2では、各レンズおよび樹脂の熱線膨張係数を規定して、応力の発生を抑制している。特許文献3には、2枚のレンズを樹脂で接合した接合レンズが開示されている。引用文献3では、各レンズの有効径の外側に斜面部を設ける。同文献では、斜面部を介して2枚のレンズを接触させることにより、2枚のレンズの光軸を一致させている。特許文献4には、2枚のレンズを接着剤で接合した接合レンズが開示されている。引用文献4では、各レンズの有効径の外側に面軸と直交する方向の平面部が設けられる。同文献では、平面部を基準として2枚のレンズを接合することにより、各レンズが傾くことを抑制する。
特開2003-140037号公報 特開2010-266496号公報 特開2011-053332号公報 特開平06-347612号公報
接合レンズについて、接合後の厚みを所望の値に精度よく維持する構成は、提案されていない。
上記の課題を解決するために、本発明のレンズユニットは、第1光学部材、前記第1光学部材の光軸上に配列された第2光学部材、および、透光性を有し前記第1光学部材と前記第2光学部材との間に位置する接合部材を備える接合レンズと、前記第1光学部材および前記第2光学部材を保持する保持機構と、を有し、前記接合部材は、弾性変形可能であり、当該接合部材の光軸方向の前後に位置する2つの光学部材に密着し、前記保持機構は、前記第1光学部材における前記第2光学部材とは反対側の第1光学部材外側面と、前記第2光学部材における前記第1光学部材とは反対側の第2光学部材外側面との間の距離を予め定めた設定距離に維持することを特徴とする。
本発明の投写光学系は、縮小側結像面と拡大側結像面との間に、上記のレンズユニットを備えることを特徴とする。
本発明のプロジェクターは、上記の投写光学系と、投写光学系と、光源と、前記光源からの光を変調した投写画像を前記縮小側結像面に形成する光変調素子と、を有することを特徴とする。
本発明のレンズユニットは、第1光学部材、前記第1光学部材の光軸上に配列された第2光学部材、および透光性を有し前記第1光学部材と前記第2光学部材との間に位置する接合部材を備える接合レンズと、前記第1光学部材および前記第2光学部材を保持する保持機構と、を有し、前記保持機構は、前記第1光学部材における前記第2光学部材とは反対側の第1光学部材外側面と、前記第2光学部材における前記第1光学部材とは反対側の第2光学部材外側面との間の距離が予め定めた設定距離となるように、前記第1光学部材および前記第2光学部材を保持し、前記接合部材は、前記第1光学部材外側面と前記第2光学部材外側面との間の距離が、前記設定距離となるように前記第1光学部材および前記第2光学部材に密着し、前記保持機構は、前記第1光学部材外側面の有効光線範囲の外周側に設けられた第1基準面と、前記第2光学部材外側面の有効光線範囲の外周側に設けられた第2基準面と、前記第1光学部材および前記第2光学部材の径方向外側に配置された面間距離維持部材と、前記第1光学部材を前記光軸方向に付勢する第1付勢部材と、前記第2光学部材を前記光軸方向に付勢する第2付勢部材と、を備え、前記面間距離維持部材は、前記第1基準面に前記光軸方向から当接可能な第1位置決め面と、前記光軸方向で前記第1位置決め面から所定の距離だけ離間する位置で前記第2基準面に前記光軸方向から当接可能な第2位置決め面と、を備え、前記第1付勢部材は、前記第1光学部材を前記第1位置決め面に付勢して前記第1基準面を当該第1位置決め面に当接させ、前記第2付勢部材は、前記第2光学部材を前記第2位置決め面に付勢して前記第2基準面を当該第2位置決め面に当接させることを特徴とする。
実施例1のレンズユニットの斜視図である。 図1のレンズユニットをA-A線で切断した場合の斜視図である。 図1のレンズユニットの断面図である 実施例2のレンズユニットの斜視図である。 図4のレンズユニットをB-B線で切断した場合の斜視図である。 図4のレンズユニットから保持リングを取り除いた場合の斜視図である。 第1レンズに固定した第1固定部材の説明図である。 実施例3のレンズユニットの斜視図である。 図8のレンズユニットをC-C線で切断した場合の断面図である。 図8のレンズユニットをD-D線で切断した場合の部分斜視図である。 図8の保持リングを外した状態のレンズユニットの斜視図である。 投写光学系を備えるプロジェクターの概略構成図である。 実施例4の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例4の投写光学系の光線図である。 実施例4の第2光学系の光線図である。 レンズユニットの厚みと最終像のTV歪曲との関係のグラフである。 レンズユニットの厚みに起因する最終像の歪曲収差の説明図である。 レンズユニットの厚みに起因する最終像の歪曲収差の説明図である。 実施例1の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例の投写光学系の光線図である。 実施例5の第2光学系の光線図である。 実施例5の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。 実施例6の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。 実施例6の投写光学系の光線図である。 実施例6の第2光学系の光線図である。 実施例3の投写光学系の拡大側のMTFを示す図である。
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係るレンズユニット、投写光学系、およびプロジェクターを説明する。以下では、まず、投写光学系に採用可能なレンズユニットの例を説明する。次に、プロジェクターの全体構成を説明する。その後、プロジェクターが搭載可能な投写光学系の例として、レンズユニットを備える投写光学系を説明する。
(実施例1のレンズユニット)
図1は、実施例1のレンズユニットの斜視図である。図2は、図1のレンズユニットをA-A線で切断した場合の斜視図である。図3は、図1のレンズユニットの断面図である。図1に示すように、実施例1のレンズユニット50Aは、接合レンズ40と、保持機構55と、を有する。
図2に示すように、接合レンズ40は、光学部材として、第1レンズ51と、第1レンズ51の光軸L上に配列された第2レンズ52と、第1レンズ51と第2レンズ52との間に配置された第3レンズ53と、を備える。また、接合レンズ40は、第1レンズ51と第2レンズ52との間に位置する接合部材54を備える。接合部材54は透光性を有する。接合部材54は、弾性変形可能であり、接合部材54の光軸L方向の前後に位置する2つのレンズに密着する。接合レンズ40は、接合部材54として、第1レンズ51と第3レンズ53との間で第1レンズ51および第3レンズ53に密着する第1接合部材54aと、第3レンズ53と第2レンズ52との間で第3レンズ53および第2レンズ52に密着する第2接合部材54bと、を備える。本例において、接合部材54は、接着剤である。接合部材54としては、ゲル状の樹脂部材を採用してもよい。
保持機構55は、第1レンズ51および第2レンズ52を保持する。図3に示すように、保持機構55は、第1レンズ51における第2レンズ52とは反対側の第1レンズ外側面51aと、第2レンズ52における第1レンズ51とは反対側の第2レンズ外側面52aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持する。保持機構55は、第1レンズ51の光軸L回りの第1環状外周面51bに設けられた第1凹部56、第2レンズ52の光軸L回りの第2環状外周面52bに設けられた第2凹部57、および、第1レンズ51および第2レンズ52の径方向外側に配置された面間距離維持部材58を備える。第1凹部56および第2凹部57は、それぞれ面間距離維持部材58が係止される第1被係止部および第2被係止部である。
第1レンズ51の第1凹部56は、第1レンズ51の有効光線範囲の外側に設けられている。第2レンズ52の第2凹部57は、第2レンズ52の有効光線範囲の外側に設けられている。第1レンズ51の第1凹部56、第2レンズ52の第2凹部57は、それぞれ光軸L回りの全周に亘って設けられている。保持機構55は、面間距離維持部材58として、3つの面間距離維持部材58を備える。図1に示すように、3つの面間距離維持部材58のそれぞれは、等角度間隔に設けられている。
図3に示すように、各面間距離維持部材58は、光軸L方向に延びる本体部60と、本体部60から径方向内側に突出する第1突起61と、光軸L方向で第1突起61から所定の距離Uだけ離間する位置で径方向内側に突出する第2突起62と、を備える。第1突起61は、径方向外側から第1レンズ51の第1凹部56に嵌る。第2突起62は、径方向外側から第2レンズ52の第2凹部57に嵌る。すなわち、第1突起61は第1凹部56に係止される第1係止部であり、第2突起62は第2凹部57に嵌る第2係止部である。本例において、面間距離維持部材58は、金属製である。
また、レンズユニット50Aは、3つの面間距離維持部材58を外周側から保持する保持リング65を備える。保持リング65は、各面間距離維持部材58に外周側から接触する。
本例によれば、面間距離維持部材58の第1突起61が第1レンズ51の第1凹部56に径方向外側から嵌り、光軸L方向で第1突起61と所定の距離Uだけ離間する第2突起62が、第2レンズ52の第2凹部57に径方向外側から嵌る。これにより、光軸L方向における第1レンズ51と第2レンズ52との位置を規定できるので、第1レンズ51の第1レンズ外側面51aと、第2レンズ52の第2レンズ外側面52aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持できる。
ここで、第1接合部材54aおよび第2接合部材54bは、弾性変形可能である。従って、第1レンズ51と第2レンズ52との間隔を設定距離Tとする際に第1レンズ51と第2レンズ52との間隔が変化した場合には、第1接合部材54aは、光軸L方向の厚みを変化させて、第1レンズ51および第3レンズ53と密着した状態を維持する。また、第2接合部材54bも、光軸L方向の厚みを変化させて、第3レンズ53および第2レンズ52と密着した状態を維持する。
(実施例2のレンズユニット)
図4は、実施例2のレンズユニットの斜視図である。図5は、図4のレンズユニットをB-B線で切断した場合の斜視図である。図6は、図4のレンズユニットから保持リングを取り除いた場合の斜視図である。図7は、第1レンズに固定した第1固定部材71の説明図である。本例のレンズユニット50Bは、実施例1のレンズユニット50Aと対応する構成を備える。従って、対応する構成には同一の符号を付して説明する。
図4に示すように、実施例2のレンズユニット50Bは、接合レンズ40と保持機構55とを有する。図5に示すように、接合レンズ40は、光学部材として、第1レンズ51と、第1レンズ51の光軸L上に配列された第2レンズ52と、第1レンズ51と第2レンズ52との間に配置された第3レンズ53と、を備える。また、接合レンズ40は、第1レンズ51と第3レンズ53との間で第1レンズ51および当第3レンズ53に密着する第1接合部材54aと、第3レンズ53と第2レンズ52との間で第3レンズ53および第2レンズ52に密着する第2接合部材54bと、を備える。第1接合部材54aおよび第2接合部材54bは透光性を有する。第1接合部材54aおよび第2接合部材54bは、弾性変形可能である。本例において、接合部材54は、接着剤である。
保持機構55は、第1レンズ51および第2レンズ52を保持する。保持機構55は、第1レンズ51における第2レンズ52とは反対側の第1レンズ外側面51aと、第2レンズ52における第1レンズ51とは反対側の第2レンズ外側面52aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持する。図5、図6に示すように、保持機構55は、第1レンズ51の外周縁に固定される第1固定部材71と、第2レンズ52の外周縁に固定される第2固定部材72と、第1固定部材71および第2固定部材72の径方向外側に配置された面間距離維持部材58と、を備える。第1固定部材71および第2固定部材72は、光軸L回りの3か所に等角度間隔で設けられている。第1固定部材71と第2固定部材72とは、光軸L方向から見た場合に重なる。また、保持機構55は、面間距離維持部材58として、3つの面間距離維持部材58を備える。3つの面間距離維持部材58は、それぞれ第1固定部材71および第2固定部材72の径方向外側に配置されている。本例において、第1固定部材71、および第2固定部材72は、金属製である。
図6に示すように、第1固定部材71は、第1レンズ外側面51aの外周縁部分と光軸
L方向で対向する第1対向面71aを備える。第2固定部材72は、第レンズ外側面5
aの外周縁部分と光軸L方向で対向する第2対向面72aを備える。より具体的には、
図7に示すように、第1固定部材71は、第1レンズ外側面51aに光軸L方向から当接
する第1当接部73と、第1レンズ51における第2レンズ52の側の第1レンズ内側面
51cの外周縁部分に光軸L方向から当接する第2当接部74と、第1当接部73および
第2当接部74とを周方向の2か所で接続する第1接続部75および第2接続部76と、
を備える。第1対向面71aは、第1当接部73に設けられている。第1対向面71aは
、内周側から外周側に向かって第1レンズ51外周面の外周縁部分から離間する方向に傾
斜するテーパー面である。光軸L方向における第1対向面71aと第1レンズ外側面51
aの外周縁部分との間には、径方向内側に窪む第1凹部56が設けられる。第1凹部56
は、第1レンズ51の有効光線範囲の外側に設けられている。第1凹部56は、面間距離
維持部材58が係止される被係止部である。

第1固定部材71と第2固定部材72とは同一の部材である。第2固定部材72は、第
1固定部材71における光軸L方向の向きを反対にして、第2レンズ52に固定している
。従って、図6に示すように、第2固定部材72は、第2レンズ外側面52aに光軸L方
向から当接する第1当接部73と、第2レンズ52における第1レンズ51の側の第2レ
ンズ内側面52cの外周縁部分に光軸L方向から当接する第2当接部74と、第1当接部
73と第2当接部74とを周方向の2か所で接続する第1接続部75および第2接続部7
6を備える。第2対向面72aは、第2当接部74に設けられている。第2対向面72a
は、内周側から外周側に向かって第レンズ外側面5aの外周縁部分から離間する方向
に傾斜するテーパー面である。光軸L方向における第2対向面72aと第2レンズ外側面
52aの外周縁部分との間には、径方向内側に窪む第2凹部57が設けられる。第2凹部
57は、第2レンズ52の有効光線範囲の外側に設けられている。第2凹部57は、面間
距離維持部材58が係止される被係止部である。

図5に示すように、各面間距離維持部材58は、光軸L方向に延びる本体部60と、本体部60から径方向内側に突出する第1突起61と、前記光軸L方向で前記第1突起61から所定の距離Uだけ離間する位置で径方向内側に突出する第2突起62と、を備える。本体部60は、第1固定部材71における第1接続部75と第2接続部76の間、および、第2固定部材72における第1接続部75と第2接続部76との間に配置されている。第1突起61は、径方向外側から第1レンズ51の第1凹部56に嵌る。第2突起62は、径方向外側から第2レンズ52の第2凹部57に嵌る。すなわち、第1突起61は第1凹部56に係止される第1係止部であり、第2突起62は第2凹部57に嵌る第2係止部である。本例において、面間距離維持部材58は、金属製である。
また、レンズユニット50Bは、3つの面間距離維持部材58を外周側から保持する保持リング65を備える。保持リング65は、各面間距離維持部材58に外周側から接触する。
本例によれば、第1レンズ51に第1固定部材71を固定することにより、第1固定部
材71と第1レンズ51との間に、径方向内側に窪む第1凹部56が設けられる。また、
第2レンズ52に第2固定部材72を固定することにより、第2固定部材72と第2レン
ズ52との間に、径方向内側に窪む第凹部5が設けられる。さらに、面間距離維持部
材58の第1突起61が第1凹部56に径方向外側から嵌り、光軸L方向で第1突起61
と所定の距離Uだけ離間する第2突起62が、第2凹部57に径方向外側から嵌る。これ
により、光軸L方向における第1レンズ51と第2レンズ52との位置を規定できるので
、第1レンズ51の第1レンズ外側面51aと、第2レンズ52の第2レンズ外側面52
aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持できる。

また、第1接合部材54aおよび第2接合部材54bは、弾性変形可能である。従って、第1レンズ51と第2レンズ52との間隔を設定距離Tとする際に第1レンズ51と第2レンズ52との間隔が変化した場合には、第1接合部材54aは、光軸Lの厚みを変化させて、第1レンズ51および第3レンズ53と密着した状態を維持する。また、第2接合部材54bも、光軸Lの厚みを変化させて、第3レンズ53および第2レンズ52と密着した状態を維持する。
(実施例3のレンズユニット)
図8は、実施例3のレンズユニットの斜視図である。図9は、図8のレンズユニットをC-C線で切断した場合の断面図である。図10は、図8のレンズユニットをD-D線で切断した場合の断面図である。図11は、保持リングを外した状態のレンズユニットの斜視図である。なお、実施例3のレンズユニット50Cは、実施例1のレンズユニット50Aと対応する構成を備えるので、対応する構成には同一の符号を付す。
図8に示すように、実施例3のレンズユニット50Cは、接合レンズ40と保持機構55とを有する。図9に示すように、接合レンズ40は、光学部材として、第1レンズ51と、第1レンズ51の光軸L上に配列された第2レンズ52と、第1レンズ51と第2レンズ52との間に配置された第3レンズ53と、を備える。また、接合レンズ40は、第1レンズ51と第3レンズ53との間で第1レンズ51および第3レンズ53に密着する第1接合部材54aと、第3レンズ53と第2レンズ52との間で第3レンズ53および第2レンズ52に密着する第2接合部材54bと、を備える。第1接合部材54aおよび第2接合部材54bは透光性を有する。また、第1接合部材54aおよび第2接合部材54bは、弾性変形可能である。本例において、接合部材54は、接着剤である。
保持機構55は、第1レンズ51および第2レンズ52を保持する。保持機構55は、第1レンズ51における第2レンズ52とは反対側の第1レンズ外側面51aと、第2レンズ52における第1レンズ51とは反対側の第2レンズ外側面52aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持する。保持機構55は、第1レンズ外側面51aの有効光線範囲の外周側に設けられた第1基準面81と、第2レンズ外側面52aの有効光線範囲の外周側に設けられた第2基準面82と、を備える。また、保持機構55は、第1レンズ51および第2レンズ52の径方向外側に配置された面間距離維持部材58と、第1レンズ51を付勢する第1付勢部材83と、第2レンズ52を付勢する第2付勢部材84と、を備える。
第1基準面81は第1レンズ51の光軸L回りの3か所に設けられている。第2基準面82は、第2レンズ52の光軸L回りの3か所に設けられている。本例では、3つの第1基準面81および第2基準面82のそれぞれは、等角度間隔に設けられている。第1基準面81と第2基準面82とは、光軸L回りで同一の角度位置にある。より具体的には、図11に示すように、第1レンズ51は、光軸L回りの等角度間隔の3か所に径方向外側に突出する第1突出部85を備える。各第1突出部85の第2レンズ52とは反対側の面は、光軸Lと垂直な第1基準面81である。第2レンズ52は、光軸L回りの等角度間隔の3か所に径方向外側に突出する第2突出部86を備える。光軸L方向から見た場合に、第1突出部85と第2突出部86とは重なる。各第突出部86の第1レンズ51とは反対側の面は、光軸Lと垂直な第2基準面82である。
ここで、第1突出部85および第1基準面81は、金型を用いて、第1レンズ51の成形時に設けることができる。なお、第1基準面81は、第1レンズ51に第1突出部85を設けずに形成してもよい。この場合、第1基準面81は、第1レンズ51の有効光線範囲の外側に、切削により、設けることができる。同様に、第2突出部86および第2基準面82は、金型を用いて、第2レンズ52の成形時に設けることができる。なお、第2基準面82は、第2レンズ52に第2突出部86を設けずに形成してもよい。この場合、第2基準面82は、第2レンズ52の有効光線範囲の外側に、切削により、設けることができる。
面間距離維持部材58は、環状の部材である。図9、図10に示すように、面間距離維持部材58は、第1レンズ51および第2レンズ52を径方向外側から囲む環状の本体部60と、本体部60の光軸L方向の一方側の端部分から径方向内側に突出する環状の第1突起61と、本体部60の光軸L方向の他方側の端部分から径方向内側に突出する環状の第2突起62と、を備える。第1突起61は、第1レンズ51の第1基準面81に光軸L方向から当接可能な第1位置決め面61aを備える。第2突起62は、第2レンズ52の第2基準面82に光軸L方向から当接可能な第2位置決め面62aを備える。第2位置決め面62aは、光軸L方向で第1位置決め面61aから所定の距離Vだけ離間する。面間距離維持部材58は、金属製とすることができる。
また、保持機構55は、図10、図11に示すように、第1レンズ51を光軸L方向に付勢する第1付勢部材83と、第2レンズ52を光軸L方向に付勢する第2付勢部材84と、を備える。第1付勢部材83および第2付勢部材84は、それぞれ光軸L回りの3か所に配置されている。第1付勢部材83は、コイルバネであり、面間距離維持部材58の第2突起62と第1レンズ51の第1突出部85との間に配置されて、第1レンズ51を第1位置決め面61aに付勢する。これにより、第1基準面81は第1位置決め面61aに当接する。第2付勢部材84は、コイルバネであり、面間距離維持部材58の第1突起61と第2レンズ52の第2突出部86との間に配置されて、第2レンズ52を第2位置決め面62aに付勢する。これにより、第2基準面82は第2位置決め面62aに当接する。なお、第1付勢部材83および第2付勢部材84は、ゴムなどの弾性部材とすることもできる。
図11に示すように、第1レンズ51の各第1突出部85には、第2付勢部材84を第1突起61と第2レンズ52の第2突出部86との間に配置するための第1溝85aが設けられている。第1溝85aは、第1突出部85を光軸L方向に貫通している。また、第2レンズ52の各第2突出部86には、第1付勢部材83を、第1突起61と第2レンズ52の第2突出部86との間に配置するための第2溝86aが設けられている。第2溝86aは、第2突出部86を光軸L方向に貫通している。
面間距離維持部材58は、第1レンズ51の第1基準面81に光軸L方向から当接可能な第1位置決め面61aを備える。また、面間距離維持部材58は、光軸L方向で第1位置決め面61aから所定の距離Vだけ離間する位置で第2レンズ52の第2基準面82に光軸L方向から当接可能な第2位置決め面62aを備える。また、保持機構55は、第1レンズ51を第1位置決め面61aに付勢して第1基準面81を当該第1位置決め面61aに当接させる第1付勢部材83と、第2レンズ52を第2位置決め面62aに付勢して第2基準面82を当該第2位置決め面62aに当接させる第2付勢部材84を備える。これにより、光軸L方向における第1レンズ51と第2レンズ52との位置を規定できるので、第1レンズ51の第1レンズ外側面51aと、第2レンズ52の第2レンズ外側面52aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持できる。
また、第1接合部材54aおよび第2接合部材54bは、弾性変形可能である。従って、第1レンズ51と第2レンズ52との間隔を設定距離Tとする際に第1レンズ51と第2レンズ52との間隔が変化した場合には、第1接合部材54aは、光軸Lの厚みを変化させて、第1レンズ51および第3レンズ53と密着した状態を維持する。また、第2接合部材54bも、光軸Lの厚みを変化させて、第3レンズ53および第2レンズ52と密着した状態を維持する。
(レンズユニットの変形例)
なお、レンズユニット50A~50Cは、接合レンズ40が第1レンズ51と第2レンズ52との2枚のレンズを有するものとすることもできる。この場合には、第1レンズ51と第2レンズ52とは、透光性を備える接合部材54によって、接合される。接合部材54は、弾性変形可能である。接合部材54は、光軸L方向の前後に位置する第1レンズ51および第2レンズ52に密着する。
このようにしても、レンズユニットが保持機構55を備えれば、光軸L方向における第1レンズ51と第2レンズ52との位置を規定できる。従って、第1レンズ51における第2レンズ52とは反対側の第1レンズ外側面51aと、第2レンズ52における第1レンズ51とは反対側の第2レンズ外側面52aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持できる。接合部材54は弾性変形可能である。従って、第1レンズ51と第2レンズ52との間隔を設定距離Tとする際に第1レンズ51と第2レンズ52との間隔が変化した場合には、接合部材54は、光軸Lの厚みを変化させて、第1レンズ51および第2レンズ52と密着した状態を維持する。
(プロジェクター)
図12は本発明の投写光学系3を備えるプロジェクターの概略構成図である。図12に示すように、プロジェクター1は、スクリーンSに投写する投写画像を生成する画像形成部2と、投写画像を拡大してスクリーンSに拡大像を投写する投写光学系3と、画像形成部2の動作を制御する制御部4と、を備える。
(画像生成光学系および制御部)
画像形成部2は、光源10、第1インテグレーターレンズ11、第2インテグレーターレンズ12、偏光変換素子13、重畳レンズ14を備える。光源10は、例えば、超高圧水銀ランプ、固体光源等で構成される。第1インテグレーターレンズ11および第2インテグレーターレンズ12は、アレイ状に配列された複数のレンズ素子をそれぞれ有する。第1インテグレーターレンズ11は、光源10からの光束を複数に分割する。第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子は、光源10からの光束を第2インテグレーターレンズ12の各レンズ素子の近傍に集光させる。
偏光変換素子13は、第2インテグレーターレンズ12からの光を所定の直線偏光に変換させる。重畳レンズ14は、第1インテグレーターレンズ11の各レンズ素子の像を、第2インテグレーターレンズ12を介して、後述する液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bの表示領域上で重畳させる。
また、画像形成部2は、第1ダイクロイックミラー15、反射ミラー16およびフィールドレンズ17R、および、液晶パネル18Rを備える。第1ダイクロイックミラー15は、重畳レンズ14から入射した光線の一部であるR光を反射させ、重畳レンズ14から入射した光線の一部であるG光およびB光を透過させる。第1ダイクロイックミラー15で反射されたR光は、反射ミラー16およびフィールドレンズ17Rを経て、液晶パネル18Rへ入射する。液晶パネル18Rは光変調素子である。液晶パネル18RはR光を画像信号に応じて変調することにより、赤色の投写画像を形成する。
さらに、画像形成部2は、第2ダイクロイックミラー21、フィールドレンズ17G、および、液晶パネル18Gを備える。第2ダイクロイックミラー21は、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるG光を反射させ、第1ダイクロイックミラー15からの光線の一部であるB光を透過させる。第2ダイクロイックミラー21で反射されたG光は、フィールドレンズ17Gを経て、液晶パネル18Gへ入射する。液晶パネル18Gは光変調素子である。液晶パネル18GはG光を画像信号に応じて変調することにより、緑色の投写画像を形成する。
また、画像形成部2は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17B、および、液晶パネル18Bを備える。第2ダイクロイックミラー21を透過したB光は、リレーレンズ22、反射ミラー23、リレーレンズ24、反射ミラー25、およびフィールドレンズ17Bを経て、液晶パネル18Bへ入射する。液晶パネル18Bは光変調素子である。液晶パネル18BはB光を画像信号に応じて変調することにより、青色の投写画像を形成する。
液晶パネル18R、液晶パネル18G、および、液晶パネル18Bは、クロスダイクロイックプリズム19を3方向から囲んでいる。クロスダイクロイックプリズム19は、光合成用のプリズムであり、各液晶パネル18R、18G、18Bで変調された光を合成した投写画像を生成する。
ここで、クロスダイクロイックプリズム19は投写光学系3の一部分を構成する。投写光学系3は、クロスダイクロイックプリズム19が合成した投写画像(各液晶パネル18R、18G、18Bが形成した画像)をスクリーンSに拡大して投写する。スクリーンSは、投写光学系3の拡大側結像面である。
制御部4は、ビデオ信号等の外部画像信号が入力される画像処理部6と、画像処理部6から出力される画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを駆動する表示駆動部7と、を備える。
画像処理部6は、外部の機器から入力された画像信号を各色の諧調等を含む画像信号に変換する。表示駆動部7は、画像処理部6から出力された各色の投写画像信号に基づいて液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bを動作させる。これにより、画像処理部6は、画像信号に対応した投写画像を液晶パネル18R、液晶パネル18Gおよび液晶パネル18Bに表示する。
(投写光学系)
次に、投写光学系3を説明する。以下では、プロジェクター1に搭載される投写光学系3の構成例として実施例1~3を説明する。なお、各実施例1~3において、投写光学系の光線図では、液晶パネル18R、液晶パネル18G、液晶パネル18Bを、液晶パネル18として表す。また、各実施例1~3は、レンズユニット50を備える。レンズユニット50は、2枚或いは3枚のレンズを弾性変形可能な接合部材54によって接合したものである。各レンズユニット50において、接合部材54は、接着剤である。また、レンズユニット50は、上記のレンズユニット50Aから50Cに記載のいずれかの保持機構55を備えるものである。
(実施例4の投写光学系)
図13は、実施例4の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。図13では、本例の投写光学系3AからスクリーンSに到達する光束を、光束F1~F3により模式的に示す。光束F1は最も像高が低い位置に達する光束である。光束F3は最も像高が高い位置に達する光束である。光束F2は光束F1と光束F3との間の位置に達する光束である。図14は、実施例1の投写光学系3Aの光線図である。図15は、投写光学系3Aにおける第2光学系の光線図である。
本例の投写光学系3Aは、図14に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、第2光学系32からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズを備える屈折光学系である。第2光学系32は3枚のレンズを接合したレンズユニット50である。第2光学系32は、凹曲面を備えるミラーMを有する。投写光学系3Aは、第1光学系31の途中に、縮小側結像面と共役な第1の中間像351を形成する。また、投写光学系3Aは、第2光学系32の途中に、縮小側結像面と共役な第2の中間像352を形成する。さらに、投写光学系3Aは、拡大側結像面に第2の中間像352と共役な最終像を形成する。
縮小側結像面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。液晶パネル18は、第1光学系31の光軸Nの他方側に投写画像を形成する。第1の中間像351は、第1光学系31の光軸Nの一方側に形成される。第2の中間像352は、第1光学系31の光軸Nの他方側に形成される。拡大側結像面は、第1光学系31の光軸Nの一方側に設けられる。拡大側結像面にはスクリーンSが配置されている。
以下の説明では、便宜上、互いに直交する3軸をX軸、Y軸、およびZ軸とする。また、第1光学系31の光軸Nに沿った光軸方向をZ軸方向、光軸Nの一方側をY軸方向の上方Y1、他方側をY軸方向の下方Y2とする。X軸と垂直でY軸およびZ軸を含む面をYZ平面とする。従って、液晶パネル18は、光軸Nの下方Y2に投写画像を形成する。第1の中間像351は、光軸Nの上方Y1に形成される。第2の中間像352は、光軸Nの下方Y2に形成される。スクリーンSは、光軸Nの上方Y1に位置する。スクリーンSの横方向はX軸方向である。第2の中間像352はスクリーンSに形成される拡大像に対してY軸方向の上下が反転した像である。図13、図14、図15は、YZ平面上の光線図である。
図14に示すように、第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、16枚のレンズL1~L16を有する。第1レンズL1~第16レンズL16は縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。本例では、第3レンズL3と第4レンズL4は接合された第1接合レンズL21である。第11レンズL11と第12レンズL12は接合された第2接合レンズL22である。第14レンズL14および第15レンズL15は接合された第3接合レンズL23である。
図15に示すように、第2光学系32は、第17レンズL17、第18レンズL18、および第19レンズL19からなる。第17レンズと第18レンズとの間には第1接合部材54aが介在し、第18レンズと第19レンズとの間には、第2接合部材54bが介在する。第17レンズL17、第18レンズL18、および第19レンズL19の径方向外側には、第17レンズL17における第19レンズL19とは反対側の第17レンズ外側面L17aと、第19レンズL19における第17レンズL17とは反対側の第19レンズ外側面L19aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持する保持機構55が設けられている。また、第2光学系32は、凹曲面を備えるミラーMを有する。ミラーMは、第19レンズ外側面L19aに設けられた反射コーティング層である。ミラーMは、第1光学系31からの光線を上方Y1に向かって反射する。
(レンズデータ)
投写光学系3Aのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、レンズおよびミラーの符号である。レンズおよびミラーに対応しない面番号のデータは、ダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Aは有効径である。R、D、Aの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 A
0 球 無限 5.3900 屈折 0.0000
1 球 無限 25.9100 BSC7 屈折 11.9263
19 2 球 無限 4.0000 屈折 13.9142
3 球 無限 0.3397 屈折 14.8696
L1 4 球 -328.1403 8.9875 TAFD5F 屈折 14.8702
5 球 -32.9236 0.5000 屈折 15.6675
L2 6 球 35.2778 10.6178 TAF1 屈折 14.2863
7 球 2158.7790 0.5956 屈折 12.0454
L3 8 球 16.4198 5.7747 FCD515 屈折 9.8503
L4 9 球 158.3827 1.9851 FD225 屈折 8.1367
10 球 12.3305 2.8995 屈折 6.2473
11 球 無限 1.6564 屈折 5.6369
L5 12 球 -14.2698 13.1316 SFSL5 屈折 5.6271
13 球 -20.3638 30.0346 屈折 7.5000
L6 14 球 54.1315 17.4918 SLAH89 屈折 29.0000
15 球 -167.1383 21.0941 屈折 26.1025
L7 16 球 -37.2827 15.0000 EC3 屈折 22.4382
17 球 54.5260 12.1913 屈折 25.8190
L8 18 球 -76.5126 14.7917 TAFD33 屈折 26.4354
19 球 -36.2470 38.4506 屈折 29.0033
20 球 無限 0.0000 屈折 31.6561
L9 21 球 133.8789 15.8392 SFSL5 屈折 31.8487
22 球 -68.9741 2.5994 屈折 31.6470
L10 23 球 31.3378 11.0553 TAF1 屈折 23.6500
24 球 64.5697 0.5000 屈折 21.2712
L11 25 球 52.2125 20.0000 FCD100 屈折 20.3631
L12 26 球 -25.0000 10.7786 TAFD32 屈折 11.6726
27 球 32.9539 6.4395 屈折 7.8949
L13 28 球 143.1217 7.4044 FCD515 屈折 10.7085
29 球 -20.0723 0.5000 屈折 12.1527
L14 30 球 -58.8944 2.6061 FDS90SG 屈折 13.2638
L15 31 球 26.6089 14.8509 SLAH97 屈折 16.1290
32 球 -52.1867 25.0657 屈折 18.4714
L16 33 球 78.7767 13.4658 SNBH57 屈折 32.5354
34 球 -208.7929 5.0000 屈折 32.4274
35 球 無限 19.5666 屈折 30.9799
L17 36 非球面 -369.8594 15.0386 E48R_ZEON 屈折 26.5882
L18 37 球 150.0000 15.0000 SBAL12 屈折 23.1486
38 球 -103.0000 10.0779 E48R_ZEON 屈折 20.1205
L19,M 39 非球面 -18.5869 -10.0779 E48R_ZEON 反射 20.2000
L18 40 球 -103.0000 -15.0000 SBAL12 屈折 14.3544
41 球 150.0000 -15.0386 E48R_ZEON 屈折 32.9333
L17 42 非球面 74.397 -240.9501 屈折 37.4796
43 球 無限 0.0000 屈折 1450.6157
各非球面の非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S36 S39 S42
Y曲率半径 -369.8593556 -18.58690118 74.39788526
コーニック定数(K) 0 -4.147826268 2.563567409
4次の係数(A) 2.37906E-05 -1.85425E-05 1.00621E-06
6次の係数(B) -2.90682E-08 5.74483E-08 7.74934E-10
8次の係数(C) 2.72699E-11 -7.17873E-11 -7.32277E-13
10次の係数(D) -1.36402E-14 4.39201E-14 2.98841E-16
(作用効果)
ここで、第2光学系32を構成するレンズユニット50は、屈折面および反射面を備えており、これらの面で光線が折り曲げられる。従って、レンズユニット50の厚みが設計値から変化すると、レンズユニット50を通過する光線の方向が変化して、最終像のTV歪曲が大きくなるという問題がある。
図16は、屈折光学系からなる第1光学系と、レンズユニットからなる第2光学系とからなる投写光学系において、レンズユニットを構成する各部材の厚みの変化とスクリーンSに投写される最終像のTV歪曲との関係をシミュレーションしたグラフである。シミュレーションの対象としたレンズユニットは、レンズユニット50に対応するものである。すなわち、レンズユニットは、第1光学系からの光線が入射する入射側レンズと、コーティング層からなるミラーを備える反射側レンズと、入射側レンズと反射側レンズの中間に位置する中間レンズと、からなる。本例の投写光学系3Aに置き換えれば、入射側レンズは、第17レンズL17と対応する。反射側レンズは、第19レンズL19と対応する。中間レンズは、第18レンズL18と対応する。入射側レンズと中間レンズとの間には、これらに密着する第1接合部材54aが介在する。中間レンズと反射側レンズとの間には、これらに密着する第2接合部材54bが介在する。
図16において、入射側レンズ、第1接着剤、中間レンズ、第2接着剤、反射側レンズの欄の縦軸の値は、それぞれの厚みが設計値から30μm増減した場合のTV歪曲の変動を示す。これらは、一つの部材のみの厚みが変動し、他の部材の厚みは設計値の場合である。また、総合の欄の縦軸の値は、入射側レンズ、第1接着剤、中間レンズ、第2接着剤、反射側レンズの全てが、それぞれ30μm増加した場合、或いは、30μm減少した場合のTV歪曲の変動を示す。なお、TV歪曲の垂直台形が+に変動する場合とは、画面の上辺が下辺よりも長くなる状態であり、-に変動する場合は、その逆である。TV歪曲の上下糸巻きが+に変動する場合とは、画面中央の高さよりも左右の高さが長くなる状態であり、-に変動する場合は、その逆である。TV歪曲の左右糸巻きが+に変動する場合とは、画面中央の幅よりも上下の幅の方が長くなる状態であり、-に変動する場合は、その逆である。
図17は、スクリーンSに映し出される最終像の20か所に設定した各ポイントについて、レンズユニットの厚みが設計値の場合と、入射側レンズ、第1接着剤、中間レンズ、第2接着剤、反射側レンズの各部材が全て30μm厚くなった場合の垂直台形の変動の説明図である。図18は、スクリーンSに映し出される最終像の各ポイントについて、レンズユニットの厚みが設計値の場合と、入射側レンズ、第1接着剤、中間レンズ、第2接着剤、反射側レンズの各部材が全て30μm薄くなった場合の垂直台形の変動の説明図である。図17、図18では、白い丸がレンズユニットの厚みが設計値の場合の各ポイントの位置であり、グレーの丸がレンズユニットの厚みが設計値から増減した場合の各ポイントの位置である。
図16によれば、入射側レンズ、第1接着剤、中間レンズ、第2接着剤、反射側レンズのそれぞれの厚みが増減した場合に、TV歪曲が変動することが分かる。また、入射側レンズ、第1接着剤、中間レンズ、第2接着剤、反射側レンズの各部材の厚みが全て増減した場合には、設計値におけるTV歪曲の値と比較して、TV歪曲が大きく変動することが分かる。図17、図18においても、入射側レンズ、第1接着剤、中間レンズ、第2接着剤、反射側レンズの各部材の厚みが全て増減した場合、設計値におけるTV歪曲の値と比較して、TV歪曲が大きく変動することが分かる。
この一方、図16からは、いずれの部材の厚みが増減したかに拘わらず、入射側レンズ、第1接着剤、中間レンズ、第2接着剤、反射側レンズのいずれかの厚みが変動すればTV歪曲が一定の割合で変動することが分かる。従って、弾性変形する第1接着剤および第2接着剤の2部材の厚みを変動させた場合でも、接合レンズの全体の厚みである入射側レンズの入射面と反射側レンズの反射面との間の距離を設計値に近づければ、TV歪曲を抑制できると判断できる。
このような観点から、本例の投写光学系3Aでは、第2光学系32が、保持機構55を備えるレンズユニット50からなる。従って、第2光学系32では、第17レンズL17における第19レンズL19とは反対側の第17レンズ外側面L17aと、第19レンズL19における第17レンズL17とは反対側の第19レンズ外側面L19aとの間の距離が予め定めた設定距離Tに維持される。従って、TV歪曲の発生を抑制でき、最終像における歪曲収差の発生を抑制できる。
図19は、投写光学系3Aの拡大側のMTFを示す図である。MTFの横軸は空間周波数である。MTFの縦軸はコントラスト再現比である。図中において、黒色のグラフは、タンジェンシャル光線(T)を示し、灰色のグラフは、ラジアル光線(R)を示す。また、タンジェンシャル光線(T)およびラジアル光線(R)のそれぞれにおいて、実線は、光束F1であり、間隔の長い破線は、光束F2であり、破線は、光束F3である。図16に示すように、本例の投写光学系3Aは、高い解像度を有する。
(実施例5の投写光学系)
図20は、実施例5の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。図20では、本
例の投写光学系3BからスクリーンSに到達する光束を、光束F1~F3により模式的に
示す。図21は、実施例の投写光学系の光線図である。図22は、実施例5の第2光学
系の光線図である。なお、実施例の投写光学系3Bは、上記の投写光学系3Aと対応す
る構成を備えるので、対応する構成には、同一の符号を付して、説明する。

本例の投写光学系3Bは、図20に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、第2光学系32からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズを備える屈折光学系である。第2光学系32は2枚のレンズを接合したレンズユニット50である。図22に示すように、第2光学系32は、凹曲面を備えるミラーMを有する。投写光学系3Bは、第2光学系32の途中に、縮小側結像面と共役な中間像35を形成する。また、投写光学系3Bは、拡大側結像面に中間像35と共役な最終像を形成する。
縮小側結像面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。液晶パネル18は、光軸Nの上方Y1に投写画像を形成する。中間像35は、光軸Nの下方Y2に形成される。スクリーンSは、光軸Nの上方Y1に位置する。中間像35はスクリーンSに形成される拡大像に対してY軸方向の上下が反転した像である。
第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1~L14を有する。第1レンズL1~第14レンズL14は縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。本例では、第2レンズL2と第3レンズL3は接合された第1接合レンズL21である。第4レンズL4と第5レンズL5は接合された第2接合レンズL22である。第9レンズL9および第10レンズL10は接合された第3接合レンズL23である。
図22に示すように、第2光学系32は、第15レンズL15および第16レンズL16からなる。第15レンズL15と第16レンズL16との間には接合部材54が介在する。第15レンズL15および第16レンズL16の径方向外側には、第15レンズL15における第16レンズL16とは反対側の第15レンズ外側面L15aと、第16レンズL16における第15レンズL15とは反対側の第16レンズ外側面L16aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持する保持機構55が設けられている。また、第2光学系32は、凹曲面を備えるミラーMを有する。ミラーMは、第16レンズ外側面L16aに設けられた反射コーティング層である。ミラーMは、第1光学系31からの光線を上方Y1に向かって反射する。
(レンズデータ)
投写光学系3Bのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、レンズおよびミラーの符号である。レンズおよびミラーに対応しない面番号のデータは、ダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Aは有効径である。R、D、Aの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 A
0 球 無限 5.0771 屈折 0.0000
1 球 無限 21.5089 SBSL7 屈折 7.6965
2 球 無限 3.0000 屈折 9.6301
3 球 無限 0.0000 屈折 10.0417
19 4 球 無限 0.0000 屈折 10.0417
5 球 無限 0.0000 屈折 10.0417
L1 6 球 54.8940 5.0419 451969.7922 屈折 10.1721
7 球 -21.7949 0.1000 屈折 10.2241
L2 8 球 38.0215 5.3428 483914.7992 屈折 9.4314
L3 9 球 -17.1657 1.0000 838742.337 屈折 9.0855
10 球 -73.3538 0.1000 屈折 8.9564
L4 11 球 43.7198 4.6777 458568.7954 屈折 8.6729
L5 12 球 -16.6916 1.0000 836961.3727 屈折 8.3746
13 球 582.5473 0.1000 屈折 8.3056
L6 14 球 60.5198 2.4189 846663.2378 屈折 8.2894
15 球 -101.1944 0.1004 屈折 8.1713
L7 16 球 -78.4977 2.5160 529212.7106 屈折 8.1703
17 球 -23.6259 11.0686 屈折 8.1000
O 18 球 無限 10.8450 屈折 5.9273
L8 19 球 -11.1826 1.0000 457192.8527 屈折 5.3000
20 球 -14.2102 4.4064 屈折 5.6852
L9 21 球 21.2833 5.6421 621528.3349 屈折 8.1133
L10 22 球 -14.5583 1.0000 838219.3417 屈折 8.1514
23 球 19.4601 0.7648 屈折 8.7013
L11 24 球 29.6398 7.0827 608267.3465 屈折 8.7391
25 球 -12.2091 0.1000 屈折 9.2494
L12 26 球 -12.8956 1.0000 755000.5232 屈折 9.1962
27 球 -110.0697 0.9959 屈折 10.6854
L13 28 非球面 16.8297 3.5898 E48R_ZEON 屈折 12.9970
29 非球面 21.1795 10.1838 屈折 13.5215
L14 30 非球面 -164.8780 3.5898 E48R_ZEON 屈折 15.6318
31 非球面 38.8134 1.0000 屈折 16.5107
32 球 無限 0.0000 屈折 16.1444
L15 33 非球面 33.1742 12.0355 Z330R_ZEON 屈折 15.9142
L16 34 球 無限 14.7119 EFEL1 屈折 13.9140
M 35 非球面 -13.8214 0.0000 EFEL1 反射 12.8228
L16 36 球 無限 -14.7119 EFEL1 屈折 21.8507
L15 37 球 無限 -12.0355 Z330R_ZEON 屈折 21.4485
38 非球面 33.1742 -65.8130 屈折 21.1755
39 球 無限 -56.8385 屈折 294.3897
40 球 無限 -180.0883 屈折 493.6966
41 球 無限 0.0000 屈折 1125.1844

各非球面の非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S28 S29 S30 S31
Y曲率半径 16.8296875 21.17946978 -164.8779938 38.81338024
コーニック定数(K) -0.164206666 -7.634008001 90 0
4次の係数(A) -1.15543E-04 -6.14677E-05 -9.39007E-06 -1.74055E-04
6次の係数(B) 1.00751E-07 -2.60513E-07 -4.62232E-07 3.89048E-07
8次の係数(C) -6.25176E-10 1.05249E-09 1.18170E-09 -8.39080E-10
面番号 S33 S35 S38
Y曲率半径 33.17421232 -13.82144938 33.17421232
コーニック定数(K) 1.424812957 -3.41862312 1.424812957
4次の係数(A) -8.30393E-06 -3.65499E-05 -8.30393E-06
6次の係数(B) 8.68876E-09 3.27225E-07 8.68876E-09
8次の係数(C) 1.32570E-10 -1.53172E-09 1.32570E-10
10次の係数(D) -4.27302E-13 3.26740E-12 -4.27302E-13
12次の係数(E) 3.93005E-16 3.93005E-16
(作用効果)
本例の投写光学系3Bでは、第2光学系32が、保持機構55を備えるレンズユニット50からなる。従って、第2光学系32では、第15レンズL15の第15レンズ外側面L15aと、第16レンズL16の第16レンズ外側面L16aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持される。これにより、歪曲収差の発生を抑制できる。図23は、投写光学系3Bの拡大側のMTFを示す図である。図23に示すように、本例の投写光学系3Bは、高い解像度を有する。
(実施例6の投写光学系)
図24は、実施例6の投写光学系の全体を模式的に表す光線図である。図24では、本
例の投写光学系3CからスクリーンSに到達する光束を、光束F1~F3により模式的に
示す。図25は、実施例の投写光学系の光線図である。図26は第2光学系の光線図で
ある。なお、実施例の投写光学系3Cは、上記の投写光学系3Cと対応する構成を備え
るので、対応する構成には、同一の符号を付して、説明する。

本例の投写光学系3Cは、図24に示すように、縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系31、第2光学系32からなる。第1光学系31は、複数枚のレンズを備える屈折光学系である。第2光学系32は3枚のレンズを接合したレンズユニット50である。図25に示すように、第2光学系32は、凹曲面を備えるミラーMを有する。投写光学系3Cは、第2光学系32の途中に、縮小側結像面と共役な中間像35を形成する。また、投写光学系3Cは、拡大側結像面に中間像35と共役な最終像を形成する。
縮小側結像面には、画像形成部2の液晶パネル18が配置されている。液晶パネル18は、光軸Nの上方Y1に投写画像を形成する。中間像35は、光軸Nの下方Y2に形成される。スクリーンSは、光軸Nの上方Y1に位置する。中間像35はスクリーンSに形成される拡大像に対してY軸方向の上下が反転した像である。
第1光学系31は、クロスダイクロイックプリズム19と、14枚のレンズL1~L14を有する。第1レンズL1~第14レンズL14は縮小側から拡大側に向かってこの順に配置されている。本例では、第2レンズL2と第3レンズL3は接合された第1接合レンズL21である。第4レンズL4と第5レンズL5は接合された第2接合レンズL22である。第9レンズL9および第10レンズL10は接合された第3接合レンズL23である。
図26に示すように、第2光学系32は、第15レンズL15、第16レンズL16、および第17レンズL17からなる。第15レンズと第16レンズとの間には第1接合部材54aが介在し、第16レンズと第17レンズとの間には、第2接合部材54bが介在する。第15レンズL15、第16レンズL16、および第17レンズL17の径方向外側には、第15レンズL15における第17レンズL17とは反対側の第15レンズ外側面L15aと、第17レンズL17における第15レンズL15とは反対側の第17レンズ外側面L17aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持する保持機構55が設けられている。また、第2光学系32は、凹曲面を備えるミラーMを有する。ミラーMは、第17レンズ外側面L17aに設けられた反射コーティング層である。ミラーMは、第1光学系31からの光線を上方Y1に向かって反射する。
(レンズデータ)
投写光学系3Cのレンズデータは以下のとおりである。面番号は、縮小側から拡大側に順番に付してある。符号は、レンズおよびミラーの符号である。レンズおよびミラーに対応しない面番号のデータは、ダミーデータである。Rは曲率半径である。Dは軸上面間隔である。Aは有効径である。R、D、Aの単位はmmである。
符号 面番号 形状 R D 硝材 屈折/反射 A
0 球 無限 5.0771 屈折 0.0000
1 球 無限 21.5089 SBSL7 屈折 7.7525
2 球 無限 3.0000 屈折 9.8396
3 球 無限 0.0000 屈折 10.2842
19 4 球 無限 0.0000 屈折 10.2842
5 球 無限 0.0000 屈折 10.2842
L1 6 球 65.2535 5.0547 459231.8119 屈折 10.4081
7 球 -21.5572 0.1000 屈折 10.4808
L2 8 球 33.7121 5.5287 466801.7961 屈折 9.6397
L3 9 球 -17.7888 1.0000 838592.34 屈折 9.2943
10 球 -76.9653 0.1000 屈折 9.1655
L4 11 球 39.5109 4.6487 449763.8088 屈折 8.8624
L5 12 球 -18.1989 1.0000 836854.375 屈折 8.5659
13 球 2344.7694 0.1000 屈折 8.4650
L6 14 球 60.9938 2.3391 846663.2378 屈折 8.4276
15 球 -135.2249 0.1027 屈折 8.2862
L7 16 球 -97.0588 2.5154 503784.5221 屈折 8.2856
17 球 -24.9159 11.0686 屈折 8.1000
O 18 球 無限 12.9279 屈折 6.0487
L8 19 球 -10.7625 1.0000 737044.5312 屈折 5.3000
20 球 -13.7917 2.9113 屈折 5.7749
L9 21 球 18.6067 5.2604 587629.3674 屈折 8.1488
L10 22 球 -18.7692 1.0000 843594.2683 屈折 8.1900
23 球 19.9365 1.0936 屈折 8.6264
L11 24 球 43.1388 6.3428 708049.282 屈折 8.6290
25 球 -12.4385 0.1000 屈折 9.1114
L12 26 球 -12.7727 1.0000 755000.5232 屈折 9.0592
27 球 -175.0400 0.1000 屈折 10.4570
L13 28 非球面 17.2789 3.5898 E48R_ZEON 屈折 12.1337
29 非球面 24.8934 10.9770 屈折 12.4998
L14 30 非球面 -162.0425 3.5898 E48R_ZEON 屈折 14.2609
31 非球面 32.6131 1.0000 屈折 15.4862
32 球 無限 0.0000 屈折 15.4078
L15 33 非球面 33.8937 11.9019 Z330R_ZEON 屈折 15.3575
L16 34 球 無限 7.0000 EFEL1 屈折 13.7122
35 球 無限 8.0616 Z330R_ZEON 屈折 13.0735
L17,M 36 非球面 -13.5088 0.0000 Z330R_ZEON 反射 12.8981
L16 37 球 無限 -8.0616 Z330R_ZEON 屈折 22.5140
38 球 無限 -7.0000 EFEL1 屈折 6.6445
L15 39 球 無限 -11.9019 Z330R_ZEON 屈折 16.2844
40 非球面 33.8937 -65.8130 屈折 21.4543
41 球 無限 -56.8385 屈折 299.7208
42 球 無限 -180.0883 屈折 508.1933
43 球 無限 0.0000 屈折 1169.1953
各非球面の非球面係数は以下のとおりである。
面番号 S28 S29 S30 S31
Y曲率半径 17.27891973 24.89343087 -162.042457 32.6131135
コーニック定数(K) 0.154036661 -9.791011994 90 0
4次の係数(A) -1.14296E-04 -6.32387E-05 -3.30805E-05 -2.08195E-04
6次の係数(B) 1.22744E-07 -1.68865E-07 -4.85441E-07 4.55554E-07
8次の係数(C) -8.35882E-10 8.66939E-10 1.36489E-09 -9.60761E-10
面番号 S33 S36 S40
Y曲率半径 33.89369796 -13.50883191 33.89369796
コーニック定数(K) 1.07073038 -3.463988043 1.07073038
4次の係数(A) -7.60572E-06 -3.68891E-05 -7.60572E-06
6次の係数(B) 8.47827E-09 2.94214E-07 8.47827E-09
8次の係数(C) 1.32167E-10 -1.38970E-09 1.32167E-10
10次の係数(D) -4.27006E-13 3.15769E-12 -4.27006E-13
12次の係数(E) 4.32766E-16 4.32766E-16
(作用効果)
本例の投写光学系3Cでは、第2光学系32が、保持機構55を備えるレンズユニット50からなる。従って、第2光学系32では、第15レンズL15の第15レンズ外側面L15aと、第17レンズL17の第17レンズ外側面L17aとの間の距離を予め定めた設定距離Tに維持される。これにより、歪曲収差の発生を抑制できる。図27は、投写光学系3Cの拡大側のMTFを示す図である。図27に示すように、本例の投写光学系3Cは、高い解像度を有する。
1…プロジェクター、2…画像形成部、3,3A,3B,3C…投写光学系、4…制御部、6…画像処理部、7…表示駆動部、10…光源、11…第1インテグレーターレンズ、12…第2インテグレーターレンズ、13…偏光変換素子、14…重畳レンズ、15…第1ダイクロイックミラー、16…反射ミラー、17B…フィールドレンズ、17G…フィールドレンズ、17R…フィールドレンズ、18…液晶パネル、18B…液晶パネル、18G…液晶パネル、18R…液晶パネル、19…クロスダイクロイックプリズム、21…第2ダイクロイックミラー、22…リレーレンズ、23…反射ミラー、24…リレーレンズ、25…反射ミラー、31…第1光学系、32…第2光学系、40…接合レンズ、50,50A,50B,50C…レンズユニット、51…第1レンズ、51a…第1レンズ外側面、51b…第1環状外周面、51c…第1レンズ内側面、52…第2レンズ、52a…第2レンズ外側面、52b…第2環状外周面、52c…第2レンズ内側面、53…第3レンズ、54,54a,54b…接合部材、55…保持機構、56…第1凹部、57…第2凹部、58…面間距離維持部材、60…本体部、61…第1突起、61a…第1位置決め面、62…第2突起、62a…第2位置決め面、65…保持リング、71…第1固定部材、71a…第1対向面、72…第2固定部材、72a…第2対向面、73…第1当接部、74…第2当接部、75…第1接続部、76…第2接続部、81…第1基準面、82…第2基準面、83…第1付勢部材、84…第2付勢部材、85…第1突出部、85a…第1溝、86…第2突出部、86a…第2溝、351…第1の中間像、352…第2の中間像。

Claims (7)

  1. 第1光学部材、前記第1光学部材の光軸上に配列された第2光学部材、および透光性を有し前記第1光学部材と前記第2光学部材との間に位置する接合部材を備える接合レンズと、
    前記第1光学部材および前記第2光学部材を保持する保持機構と、を有し、
    前記保持機構は、前記第1光学部材における前記第2光学部材とは反対側の第1光学部材外側面と、前記第2光学部材における前記第1光学部材とは反対側の第2光学部材外側面との間の距離が予め定めた設定距離となるように、前記第1光学部材および前記第2光学部材を保持し、
    前記接合部材は、前記第1光学部材外側面と前記第2光学部材外側面との間の距離が、前記設定距離となるように前記第1光学部材および前記第2光学部材に密着し、
    前記保持機構は、前記第1光学部材外側面の有効光線範囲の外周側に設けられた第1基準面と、前記第2光学部材外側面の有効光線範囲の外周側に設けられた第2基準面と、前記第1光学部材および前記第2光学部材の径方向外側に配置された面間距離維持部材と、
    前記第1光学部材を前記光軸方向に付勢する第1付勢部材と、前記第2光学部材を前記光軸方向に付勢する第2付勢部材と、を備え、
    前記面間距離維持部材は、前記第1基準面に前記光軸方向から当接可能な第1位置決め面と、前記光軸方向で前記第1位置決め面から所定の距離だけ離間する位置で前記第2基準面に前記光軸方向から当接可能な第2位置決め面と、を備え、
    前記第1付勢部材は、前記第1光学部材を前記第1位置決め面に付勢して前記第1基準面を当該第1位置決め面に当接させ、
    前記第2付勢部材は、前記第2光学部材を前記第2位置決め面に付勢して前記第2基準面を当該第2位置決め面に当接させることを特徴とするレンズユニット。
  2. 前記接合部材は、接着剤であることを特徴とする請求項1に記載のレンズユニット。
  3. 前記接合レンズは、前記光軸方向で前記第1光学部材と前記第2光学部材との間に配置された第3光学部材を備えるとともに、前記接合部材として、前記第1光学部材と前記第3光学部材との間で当該第1光学部材および当該第3光学部材に密着する第1接合部材と、前記第3光学部材と前記第2光学部材との間で当該第3光学部材および当該第2光学部材に密着する第2接合部材と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズユニット。
  4. 前記接合レンズは、前記第2光学部材外側面に反射コーティング層を備えることを特徴とする請求項1からのうちのいずれか一項に記載のレンズユニット。
  5. 縮小側結像面と拡大側結像面との間に、請求項1からのうちのいずれか一項に記載のレンズユニットを備えることを特徴とする投写光学系。
  6. 縮小側から拡大側に向かって順に、第1光学系と、第2光学系と、を備え、縮小側結像面と拡大側結像面との間に中間像を形成する投写光学系において、
    前記中間像は、前記第2光学系の内側に形成され、
    前記第2光学系は、請求項に記載の前記レンズユニットからなることを特徴とする投写光学系。
  7. 請求項またはに記載の投写光学系と、
    光源と、
    前記光源からの光を変調した投写画像を前記縮小側結像面に形成する光変調素子と、
    を有するプロジェクター。
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