JP4789564B2 - レンズブロックの製造方法及びこれに用いる治具 - Google Patents

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Description

本発明は、光学系の一部又は全部を成す複数のレンズ素子を一体的に取り扱うことができる構造にしたレンズブロックの製造方法及びこれに用いる治具に関するものである。
従来、大画面のスクリーンの後ろにプロジェクタユニットを置いてスクリーンに投影するRPTV(リアプロジェクションテレビ)が知られている(特許文献1)。RPTVは、プラズマや液晶などのテレビに比べて画面サイズあたりの単価が安価なことから、かなり普及している。ただし、画面の裏側にプロジェクタユニットを入れないといけないため、厚さがでてしまうのが欠点である。
そこで、プロジェクタユニットに設けられる投映レンズを略V字状に折り曲げることにより、投映レンズの長さによる厚み方向の寸法の増大を抑え、薄型化を図ったRPTVが提案されている(特許文献2)。
特許文献2に記載の投影レンズは、投影レンズを構成する第1光学レンズ群を通過した画像光の光軸を、一定の角度に折り曲げて、折り曲げた光軸の画像光を残りの第2光学レンズ群に入射させる、プリズムなどの光経路変換手段を備えている。この第1又は第2光学レンズ群は、複数のレンズ素子で構成されているため、取り扱いが面倒である。このため、一体化構造にすることが望まれていた。
また、RPTVでは、コスト削減が要求され、多くの部品にはプラスチック製の成型部品が使われている。特に、複数のレンズやプリズムなどを保持する鏡体、鏡筒、及びレンズ玉枠などには、高い精度が求められ、製造コストが高く付くため、プラスチック材料を用いて金型成型で作ったものが多い。
ところで、複数のレンズ素子で構成されるレンズブロックは、従来、鏡筒に保持されている。この鏡筒には、内周面に設けた断部が形成されている。断部には、レンズ素子の中心を整合させるための光軸に平行な当たり面と、光軸方向での位置決めを行う光軸に対して垂直な当たり面とを有している。しかも、複数のレンズ素子を組み込むために、鏡筒の内周には複数の断部が形成されている。このため、鏡筒を精密に加工又は形成することが必要になり、鏡筒のコストが高く付く。
また、各レンズ素子を鏡筒に組み込んだ後にも、投影解像力の検査やMTF測定を行い、光軸ズレによる悪影響が発見された場合には、鏡筒からレンズ素子を取り外して再度組み直して調整し直す作業を行っていた。
そこで、各レンズ素子を間隔環の前後に接着固定するレンズ系組立方法が知られている(特許文献3)。この組立方法では、間隔環の前後に、芯出ししていないレンズ素子を配し、光軸整合などの調整を行った後に、レンズ素子と間隔環との間の隙間に接着剤を塗布して仮止めを行う。仮止めしたレンズブロックは、金型内に挿入され、ここでレンズブロックの全周を樹脂でインサートモールドして、レンズブロックの外周に樹脂製の鏡筒を作る。
特開2003−114479号公報 特開2000−187274号公報 特開昭59−68710号公報
しかしながら、特許文献3に記載の組立方法では、金型内でレンズブロックの周りに溶融樹脂を注入するため、レンズ素子や間隔環の材料の溶融温度が、注入される溶融樹脂の温度と同じか又は低い温度の場合には溶融するおそれがある。特にレンズ素子や間隔環をプラスチック材料で作っている場合には一部が溶融して位置がズレルなどの問題が生じるおそれがある。
また、各レンズ素子を間隔環の前後に載置しただけなので、芯取りをしていないレンズ素子を配置して芯出し調整を行うのは、困難極まる作業になる。
本発明は、上記問題点を考慮してなされたもので、レンズ素子の材料に関わりなく作れ、また、調整作業も簡便に行えるレンズブロックの製造方法及びこれに用いる治具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、光学系の一部又は全部を構成する複数のレンズ素子で構成され、各レンズ素子同士を当接させることで各レンズ素子の間隔が決められたレンズブロックの製造方法において、口径がいずれのレンズ素子の径よりも大きい挿入口を有する治具を用い、この治具の中に前記挿入口を通して前記複数のレンズ素子を挿入する際に、後続して挿入されるレンズ素子の外径が先行して挿入されたレンズ素子の外径以上となる順に挿入するステップと、前記治具に前記複数のレンズ素子を挿入した後、前記治具の外周に設けた複数の開口部から、前記レンズ素子同士が当接し合った外周面上、かつ、その周方向の少なくとも3箇所に接着剤を塗布して接着することにより、前記複数のレンズ素子を治具内で一体化するステップと、前記一体化された前記複数のレンズ素子を前記治具から取り出すステップとを備えること特徴とする。
また、本発明は、光学系の一部又は全部を構成する複数のレンズ素子と、その一部のレンズ素子の間隔を位置決めする間隔環とを、各レンズ素子同士の当接、及びレンズ素子と間隔環との当接により各レンズ素子の間隔が決められたレンズブロックの製造方法において、口径がいずれのレンズ素子及び間隔環の径よりも大きい挿入口を有する治具を用い、この治具の中に前記挿入口を通して前記複数のレンズ素子及び間隔環を挿入する際に、後続して挿入されるレンズ素子または間隔環の外径が先行して挿入されたレンズ素子または間隔環の外径以上となる順に挿入するステップと、前記治具に前記複数のレンズ素子及び間隔環を挿入した後、前記治具の外周に設けた複数の開口部から、前記レンズ素子または間隔環同士が当接し合った外周面上、かつ、その周方向の少なくとも3箇所に接着剤を塗布して接着することにより、前記複数のレンズ素子及び間隔環を治具内で一体化するステップと、前記一体化された前記複数のレンズ素子及び間隔環を前記治具から取り出すステップとを備えることを特徴とする。なお、前記治具は、前記挿入口を有し、前記複数のレンズ素子が挿入される筒部と、前記筒部に最初に挿入されるレンズ素子を受ける受け部と、前記筒部の内周面に設けられ、各レンズ素子の中心を整合させるための複数の位置決め面部と、前記接着剤を塗布する位置に形成されている複数の開口部と、を備えていることが好ましい。前記治具には、前記接着剤を通過させるための溝が、取り出し方向に向けて広がるようにテーパ状に形成されていることが好ましい。
また、本発明は、光学系の一部又は全部を構成する複数のレンズ素子で構成され、各レンズ素子同士を当接させることで各レンズ素子の間隔が決められたレンズブロックを作るときに使用する治具において、口径がいずれのレンズ素子の径よりも大きい挿入口を有し、各レンズ素子は、後続して挿入されるレンズ素子の外径が先行して挿入されたレンズ素子の外径以上となる順に挿入される筒部と、前記筒部に最初に挿入されるレンズ素子を受ける受け部と、前記筒部の内周面に設けられ、各レンズ素子の中心を整合させるための複数の位置決め面部と、前記レンズ素子同士の間の当接部の外側で、かつ、その周方向の少なくとも3箇所の位置に各々形成され、外部から接着剤を前記当接部にのみ塗布するための複数の開口部と、を備えていることを特徴とする。また、接着前に開口部から例えば治具棒などを挿入して各レンズ素子の偏芯調整なども行えるので調整も簡単にできる。また、本発明は、光学系の一部又は全部を構成する複数のレンズ素子と、その一部のレンズ素子の間隔を位置決めする間隔環とを、各レンズ素子同士の当接、及びレンズ素子と間隔環との当接により各レンズ素子の間隔が決められたレンズブロックを作るときに使用する治具において、口径がいずれのレンズ素子及び間隔環の径よりも大きい挿入口を有し、各レンズ素子及び間隔環が、後続して挿入されるレンズ素子または間隔環の外径が先行して挿入されたレンズ素子または間隔環の外径以上となる順に挿入する筒部と、前記筒部に最初に挿入されるレンズ素子を受ける受け部と、前記筒部の内周面に設けられ、各レンズ素子の中心を整合させるための複数の位置決め面部と、前記レンズ素子または間隔環同士の間の当接部の外側で、かつ、その周方向の少なくとも3箇所の位置に各々形成され、外部から接着剤を前記当接部にのみ塗布するための複数の開口部と、を備えていることを特徴とする。なお、本発明の治具には、前記接着剤により一体構造となった前記複数のレンズ素子を前記筒部から取り出すときに前記接着剤を通過させるための溝が、取り出し方向に向けて広がるようにテーパ状に形成されていることが好ましい。
本発明によれば、複数のレンズ素子同士、又は間隔環を含む複数のレンズ素子同士を予め決めた間隔となるように各々を当接して位置決めして当接した部位の外周でかつ周方向の少なくとも3カ所の位置に接着剤を塗布して一体構造に作るため、作製が簡単である。また、接着をするだけであるため、材質の異なるレンズ素子でも一体構造にすることができる。また、治具を用いることで、光軸合わせの位置決めが簡便になる。さらに、治具の発明によれば、筒部に各レンズ素子を挿入して各レンズ素子の光軸方向及び径方向での位置決めが行えているから、例えば、接着前に開口部から例えば治具棒などを挿入して各レンズ素子の偏芯調整を微調整することができ、よって、細かな調整も簡便に行える。
リアプロジェクタ10は、図1に示すように、画像が投映される透過型のリアスクリーン11と、照明光から画像光を生成して出射するプロジェクタユニット12と、プロジェクタユニット12から出射した画像光をリアスクリーン11に向けて反射する背面鏡13とを備えている。
プロジェクタユニット12及び背面鏡13は筐体14の内部に設けられ、リアスクリーン11は筐体14の開口部に設けられている。リアスクリーン11は、水平方向に長辺を有する矩形状をしている。リアスクリーン11にはその裏側から画像光が照射され、投映された画像は表側から鑑賞される。背面鏡13は、上辺が長く、下辺が短い台形状をしており、リアスクリーン11に対して傾斜している。
プロジェクタユニット12は、図2に示すように、投影レンズ15と画像光生成部16とを備えている。画像光生成部16は、光源から照射された照明光のエネルギー分布をロッドインテグレーター等の導光手段で均一化した照明光を受光して光変調することにより画像光を生成する。投影レンズ15は、画像光生成部16で生成した画像光をリアスクリーン11に投映させる。
投影レンズ15は、第1レンズ群17、光路折り曲げミラー18、及び、第2レンズ群19とからなる。第2レンズ群19は、画像光生成部16から出射する画像光の進路と平行な主光軸19aを有している。光路折り曲げミラー18は、平面鏡となっており、第1レンズ群17と第2レンズ群19との間に設けられている。光路折り曲げミラー18は、色合成された画像光の主光軸19aを、直角以外の角度、例えば鋭角に折り曲げる。第1レンズ群17は、背面鏡13と対面する向きに設けられている。なお、光路折り曲げミラー18の代わりにプリズムを用いてもよい。
第1レンズ群17は、投影レンズ15のフォーカスレンズを構成している。このレンズ群17は、複数のレンズ素子を接着剤で固定して一体構造にしたレンズブロックとなっており、第1レンズ保持枠20に保持されている。この第1レンズ保持枠20には、段部20aと押さえ部20bとが一体に設けられている。また、第1レンズ保持枠20は、径方向に複数に分割した分割部品で構成されている。段部20aは、レンズブロックのうちの一部のレンズ素子のコバを光軸18aの一方向から受ける。押さえ部20bは、第1レンズ保持枠20のうちの前記一方向とは逆の方向の端に設けられており、レンズブロックを段部20aに向けて押さえる。このように第1レンズ保持枠20は、段部20a及び押さえ部20bだけが形成されているだけで、従来のように、各レンズ素子を位置決めする複数の段部及び押さえ環を用いなくてよいため、ローコストで作れる。また、この第1レンズ保持枠20には、光路折り曲げミラー18を取り付ける光学系保持部21が一体に設けられている。
第2レンズ群19は、リアスクリーン11の側から順に配された複数のレンズ素子L1〜L8で構成されている。そのうちのレンズ素子L1は、光学系保持部21に保持され、残りの第2レンズ群の一部のレンズ素子L2〜L8は、第2レンズ保持枠22に保持されている。この第2レンズ保持枠22は、光学系保持部21に位置決め固定される。
第1レンズ群17は、図3に示すように、リアスクリーン11の側から順に、第1レンズ素子30、第1間隔環31、第2〜第4レンズ素子32〜34、第2間隔環35、第5レンズ素子36、第3間隔環37、及び、第6レンズ素子38を配した構成になっており、これらは、鏡筒状の治具40を利用して一体構造になるように作られる。なお、図3を見ても分かるように、リアプロジェクタ用の投影レンズ5は、前玉レンズである第1レンズ素子30の径が極端に大きい。このため、一体化した方が組立時に簡便である。
各レンズ素子30,32〜34、36,38は、芯出し後の形態となっており、リアスクリーン11の側から順に、徐々に小径になる形態となっている。よって、治具40の内面も後方に向かって尻つぼみとなる円筒形状となっている。なお、第1レンズ群17としては、隣り合うレンズ素子に同じ径のものを使用してもよいし、すべてを同じ外径のレンズ素子で構成してもよい。
この治具40には、各レンズ素子30,32〜34、36,38及び間隔環31,35,37を、挿入口39a(図4参照)を介して挿入するための筒部39を有している。筒部39の内周には、図4に示すように、筒部の内周面に、段部が光軸18aに沿って複数形成されている。各段部を構成する光軸18aに平行な前・後面は、各レンズ素子30,32〜34、36,38、及び、間隔環31,35,37の外周に接し、かつ、これらの中心の位置を整合させるための位置決め面である。また、治具の外周には、内面まで貫通した開口部41が複数形成されている。開口部41は、各レンズ素子32〜34の間、及び、レンズ素子30,32,34,36,38と間隔環31,35,37との間の位置に相当する外周で、かつ周方向の複数の位置、例えば4分割の位置に、それぞれ略円形で形成されている。さらに、筒部39の内部後方には、最初に挿入される第6レンズ素子38の後面のコバに当接してそのレンズ素子38を受ける受け部43が形成されている。
組み立ては、図5に示すように、各レンズ素子30,32〜34、36,38及び間隔環31,35,37を後方から順に治具40に挿入する。このとき、例えば治具40をアルミや金属製の材料で作っている場合、内面で各レンズ素子30,32〜34、36,38の外周などに傷を付けるおそれがある。そこで、治具40の内面にテフロン(登録商標)加工を施すようにするのが好適である。
治具40に挿入した後には、第1レンズ群17の前面(リアスクリーン11の側の面)30aを、治具である押さえ部材42で押さえ付ける。この押さえ部材42としては、第1レンズ群17のコバ前面のみに接するようにリング形状の部材で押さえるのが、投影光が通る範囲に傷を付けないので、望ましい。これにより、各レンズ素子30,32〜34、36,38は、受け部43との間で各レンズ素子30,32〜34、36,38同士の間、及びレンズ素子30,32〜34、36,38と間隔環31,35,37との間が隙間なく突き当てられる。
押さえ部材42で押さえ付けた状態で、複数の開口部41を通して接着剤を注入し、複数のレンズ素子30,32〜34、36,38及び間隔環31,35,37を一体化させる。注入するときには、複数の注入器を用いて一度に注入してもよいし、例えば前側の開口部41の列から順番に分けて注入してもよい。なお、接着剤としては、紫外線硬化性樹脂などの接着剤を用いるのが好適である。この場合には、紫外線を照射するだけで接着剤が硬化するので硬化時間を短縮することができる。
接着剤が硬化した後には、図6に示すように、治具40から第1レンズ群17を光軸18aの方向に取り出す。取り出した第1レンズ群17は、レンズ素子30,32〜34、36,38同士の隙間、及びレンズ素子30,32〜34、36,38と間隔環31,35,37との隙間が接着剤45により固着されているので、一体的に取り扱える形態となっている。なお、治具40から取り出した後に、微細な偏芯調整などを行う場合には、偏芯調整後に、治具40を使って接着剤を塗布した個所の間に、全周となるように追加して接着剤を塗布して頑固に固定するようにしてもよい。また、調整しない場合であっても全周に接着剤を施すことで補強になる。
レンズ素子30,32〜34、36,38同士を接着する場合、接着剤の盛り上がりに注意が必要である。例えば、図7に示すように、隣り合うレンズ素子32,33同士の径の差が大きい場合には、突き当て側のレンズ素子32のコバ外周と、被突き当て側のレンズ素子33のコバ51の外周との間の隙間も大きいため、盛り上げた接着剤が前記隙間に確実に収まり、取り出すときに、内面に引っ掛かることはない。しかし、隣り合うレンズ素子33,34同士のように、径の差が少ない場合には、突き当て側のレンズ素子32のコバ外周と、被突き当て側のレンズ素子33のコバ51の外周との間の隙間も少ないため、突き当て側のレンズ素子33のコバに面取り部50を作り、その面取り部50と被突き当て側のレンズ素子34のコバ51の外周との間の隙間を大きくすればよい。これによれば、盛り上がった接着剤は、第1レンズ群17を治具40から取り出すときに、前方の大径のレンズ素子33が取り出されるスペースを通るため、治具40の内面に引っ掛かることはない。なお、接着剤を多量に塗布しても、レンズ素子同士を突き当てているため、接着剤がレンズ素子同士の当接部52から内側(光軸側)に漏れることもない。また、当接部52の形状としては、断面において受けの方が面、押し当てる方が点となる点当たり形状にしてもよいし、面同士で当たる面当たり形状にしてもよい。
また、上記実施形態では、構成していないが、図8に示すように、隣り合うレンズ素子60,61が同じ径の場合には、接着剤62を盛り上げて塗布すると、取り出すときに接着剤62が治具の内面に引っ掛かり、レンズブロックが治具から抜けなくなる。なお、面取り部を作っても盛り上がるおそれがある。そこで、この場合には、治具の内周に、開口部41から取り出し方向に沿って溝63を形成して、この溝63を通して接着剤62を通過させればよい。勿論、接着剤62の盛り上げは、溝63の深さ内に収まる高さに規制する必要がある。また、溝63の底面63aが取り出し方向に向けて広がるようにテーパ状に形成すると、抜き取りが容易になる。
間隔環31,35,37は、隣接するレンズ素子同士の間隔が広いとき、また、隣接するレンズ素子の外径が大きく異なるときに、使用される。この間隔環31,35,37とレンズ素子30,32〜34,36,38との突き当て部の形状としても、断面において面当たりや点当たりの形状にするのが好ましい。
光軸18aの方向の一方向に沿って大径、これよりも小さい小径、これよりも大きい大径の順にレンズ素子が配列されているレンズブロックの構成の場合には、一体的な治具40ではレンズブロックが取り出せない。このような場合には、治具を径方向に2つ割った割型で構成すればよい。このとき、各レンズ素子のコバに抜き勾配を付けるのが好適である。なお、2つ割型に限らず、3個以上の割型で治具を作っても良い。
治具40から取り出した第1レンズ群17、すなわちレンズブロックは、製品となる第1レンズ保持枠20に固定される。第1レンズ保持枠20は、径方向に複数に割った複数の分割部品で構成されている。このため、レンズブロックに対して光軸18aに交差する方向から複数の分割部品を組み合わせた後に、分割部品同士を組み合わせ方向からネジ止めなどの固定手段で固定して第1レンズ保持枠20を作る。これにより、第1レンズ保持枠20は、図1に示したように、段部20bと押さえ部20aとでレンズブロックを光軸18aの方向での位置決めをした状態で保持する。このとき、勿論、レンズブロックの中心を光軸18aに合わせる位置決めは、第1レンズ保持枠20の内面の一部又は全部でレンズブロックの外周の一部又は全部を当接させることで行える。この第1レンズ保持枠20に第2レンズ保持枠22を取り付けて一体化することで投射レンズ15が作られる。この投射レンズ15には、取り付け用のフランジ部22aが設けられており、フランジ部22aは、プロジェクタ12の筺体に設けた取り付け部12aなどにビス止めなどの固定手段により固定される。これにより,投射レンズ15は、画像光生成部16で生成した画像光をリアスクリーンに投影する位置に位置決め固定される。
なお、第1レンズ保持枠20が分割部品で構成されていない一体構造の場合には、筒部に第1レンズ群17を小径のレンズ素子38の方から挿入する。これにより、第1レンズ保持枠20の内周に形成した段部20aに、第1レンズ群17を構成するうちの一部のレンズ素子が当接して光軸18aの方向での位置決めがなされる。なお、勿論、第1レンズ群17の中心を光軸18aに合わせる位置決めは、第1レンズ保持枠20の内面の一部で第1レンズ群17の外周の一部を当接させることで行える。その後、レンズブロックと第1レンズ保持枠20とを固定手段で固定する。この固定手段としては、挿入方向に対して逆方向の端の第1レンズ素子30を第1レンズ保持枠20に対して接着剤や止め輪などを用いて固定すればよい。
リアプロジェクタ10は、リアスクリーン11のサイズが異なるものがある。この場合、スクリーンサイズごとで、画面サイズとスクリーンまでの距離とが変わるため、焦点距離、及びピント位置の異なる光学系を用いるが、焦点距離及びピント位置を調節することが可能な光学系を用いれば、一部の光学系を兼用して使用することができる。本実施形態の場合には、スクリーンサイズごとにレンズ位置が変わる第1レンズ保持枠を用いることで、レンズブロックである第1レンズ群17を兼用して使用することができる。また、第1レンズ保持枠20をヘリコイド機構などで光軸18aの方向に進退自在に保持し、焦点距離及びピント位置を調節するようにしてもよい。
また、レンズブロックである第1レンズ群17は、レンズ素子30,32〜34,36,38同士及びレンズ素子30,32,34,36,38と間隔環31,35,37とを接着した構成としているが、間隔環31,35,37を用いずにレンズ素子同士のみを接着した構成であってもよいし、また、全てのレンズ素子の間に間隔環を挿入した構成であってもよい。
さらには、複数のレンズ素子を精密に作った製品用の鏡筒に組み込んで予め固定しておき、そのレンズ鏡筒を他のレンズ素子に接着するときに前述した治具40を使って作る構成にしてもよい。さらに、前述した第1レンズ素子30は、ガラス層と合成樹脂層とを接合した樹脂積層レンズとなっている。このような材料に加えて、ガラス以外のプラスチック製の材料で作ったレンズ素子でも、本発明では、高熱を付与しないで接着剤のみを用いて一体構造にするため、なんら問題はない。
また、上述の実施形態においては、光路折り曲げミラーを用いたリアプロジェクタについてのみ説明しているが、本発明はこれに限定されず、光路折り曲げミラーを用いないリアプロジェクタやスクリーンの前面に投影するプロジェクタや、カメラ、及び、複写機などの光学系を用いた光学機器にも適用することができる。
リアプロジェクタの構成を示す説明図である。 投影レンズの概略を示す断面図である。 投影レンズの一部を構成する第1レンズ群と、それを一体構造にするときに用いる治具とを示す斜視図である。 治具に第1レンズ群を構成する各レンズ素子を挿入した状態を示す断面図である。 治具を用いて作製する手順を示すフローチャート図である。 治具から第1レンズ群を取り出した状態を示す斜視図である。 レンズ同士を接着するときの一例を示す要部端面図である。 レンズ同士を接着するときの他の例を示す要部端面図である。
符号の説明
10 リアプロジェクタ
11 リアスクリーン
12 プロジェクタユニット
17 第1レンズ群(レンズブロック)
18 光路折り曲げミラー
39 筒部
40 治具
41 開口部
45 接着剤

Claims (7)

  1. 光学系の一部又は全部を構成する複数のレンズ素子で構成され、各レンズ素子同士を当接させることで各レンズ素子の間隔が決められたレンズブロックの製造方法において、
    口径がいずれのレンズ素子の径よりも大きい挿入口を有する治具を用い、この治具の中に前記挿入口を通して前記複数のレンズ素子を挿入する際に、後続して挿入されるレンズ素子の外径が先行して挿入されたレンズ素子の外径以上となる順に挿入するステップと、
    前記治具に前記複数のレンズ素子を挿入した後、前記治具の外周に設けた複数の開口部から、前記レンズ素子同士が当接し合った外周面上、かつ、その周方向の少なくとも3箇所に接着剤を塗布して接着することにより、前記複数のレンズ素子を治具内で一体化するステップと、
    前記一体化された前記複数のレンズ素子を前記治具から取り出すステップとを備えること特徴とするレンズブロックの製造方法。
  2. 光学系の一部又は全部を構成する複数のレンズ素子と、その一部のレンズ素子の間隔を位置決めする間隔環とを、各レンズ素子同士の当接、及びレンズ素子と間隔環との当接により各レンズ素子の間隔が決められたレンズブロックの製造方法において、
    口径がいずれのレンズ素子及び間隔環の径よりも大きい挿入口を有する治具を用い、この治具の中に前記挿入口を通して前記複数のレンズ素子及び間隔環を挿入する際に、後続して挿入されるレンズ素子または間隔環の外径が先行して挿入されたレンズ素子または間隔環の外径以上となる順に挿入するステップと、
    前記治具に前記複数のレンズ素子及び間隔環を挿入した後、前記治具の外周に設けた複数の開口部から、前記レンズ素子または間隔環同士が当接し合った外周面上、かつ、その周方向の少なくとも3箇所に接着剤を塗布して接着することにより、前記複数のレンズ素子及び間隔環を治具内で一体化するステップと、
    前記一体化された前記複数のレンズ素子及び間隔環を前記治具から取り出すステップとを備えることを特徴とするレンズブロックの製造方法。
  3. 前記治具は、前記挿入口を有し、前記複数のレンズ素子が挿入される筒部と、前記筒部に最初に挿入されるレンズ素子を受ける受け部と、前記筒部の内周面に設けられ、各レンズ素子の中心を整合させるための複数の位置決め面部と、前記接着剤を塗布する位置に形成されている複数の開口部と、を備えていることを特徴とする請求項1又は2記載のレンズブロックの製造方法。
  4. 前記治具には、前記接着剤を通過させるための溝が、取り出し方向に向けて広がるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載のレンズブロックの製造方法。
  5. 光学系の一部又は全部を構成する複数のレンズ素子で構成され、各レンズ素子同士を当接させることで各レンズ素子の間隔が決められたレンズブロックを作るときに使用する治具において、
    口径がいずれのレンズ素子の径よりも大きい挿入口を有し、各レンズ素子が、後続して挿入されるレンズ素子の外径が先行して挿入されたレンズ素子の外径以上となる順に、前記挿入口を通して挿入される筒部と、前記筒部に最初に挿入されるレンズ素子を受ける受け部と、前記筒部の内周面に設けられ、各レンズ素子の中心を整合させるための複数の位置決め面部と、前記レンズ素子同士の間の当接部の外側で、かつ、その周方向の少なくとも3箇所の位置に各々形成され、外部から接着剤を前記当接部にのみ塗布するための複数の開口部と、を備えていることを特徴とする治具。
  6. 光学系の一部又は全部を構成する複数のレンズ素子と、その一部のレンズ素子の間隔を位置決めする間隔環とを、各レンズ素子同士の当接、及びレンズ素子と間隔環との当接により各レンズ素子の間隔が決められたレンズブロックを作るときに使用する治具において、
    口径がいずれのレンズ素子及び間隔環の径よりも大きい挿入口を有し、各レンズ素子及び間隔環が、後続して挿入されるレンズ素子または間隔環の外径が先行して挿入されたレンズ素子または間隔環の外径以上となる順に挿入される筒部と、前記筒部に最初に挿入されるレンズ素子を受ける受け部と、前記筒部の内周面に設けられ、各レンズ素子の中心を整合させるための複数の位置決め面部と、前記レンズ素子または間隔環同士の間の当接部の外側で、かつ、その周方向の少なくとも3箇所の位置に各々形成され、外部から接着剤を前記当接部にのみ塗布するための複数の開口部と、を備えていることを特徴とする治具。
  7. 前記接着剤により一体化された前記複数のレンズ素子を前記筒部から取り出すときに前記接着剤を通過させるための溝が、取り出し方向に向けて広がるようにテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項5または6記載の治具。
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