JP2003248106A - 光学素子 - Google Patents

光学素子

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JP2003248106A
JP2003248106A JP2002047603A JP2002047603A JP2003248106A JP 2003248106 A JP2003248106 A JP 2003248106A JP 2002047603 A JP2002047603 A JP 2002047603A JP 2002047603 A JP2002047603 A JP 2002047603A JP 2003248106 A JP2003248106 A JP 2003248106A
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Yoshitaka Nakano
貴敬 中野
Yukihisa Tamagawa
恭久 玉川
Shuzo Wadaka
修三 和高
Osamu Hayashi
修 林
Shintarou Minami
伸太朗 南
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/06Construction of plunger or mould
    • C03B11/08Construction of plunger or mould for making solid articles, e.g. lenses
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B2215/00Press-moulding glass
    • C03B2215/40Product characteristics
    • C03B2215/46Lenses, e.g. bi-convex

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学素子として機能するために必要な光学領
域部において、高精度な面を持った光学素子の提供。 【解決手段】 プレス成形加工によって成形される光学
素子において、光学素子として機能する光学領域部と、
前記光学領域部の外周縁側に前記光学領域部の表面形状
と不連続点を生じないよう連続させた表面形状を有する
連続面領域部とを備え、前記連続面領域部は、当該連続
面領域部の外周縁の不連続点からの悪影響が前記光学領
域部に及ばぬよう、連続面領域部の外周縁が前記光学領
域部の外周縁から間隔を置いて、前記連続面領域部と光
学領域部とを一体的にプレス成形加工する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光学機器に使用
されるレンズやミラー等、プレス成形加工によって成形
される光学素子に関する。
【0002】
【従来の技術】光学素子の加工法の一つにプレス成形加
工があげられる。このプレス成形加工は、加熱によって
軟化・溶融された素子材料を成形型に注入して圧力を加
え、成形型に加工された光学素子形状を転写する加工法
である。
【0003】図6は、従来の光学素子(非球面成形レン
ズ)のプレス成形加工方法を示す断面図である。図中の
17は成形型の上型、18は下型、19は光学素子とし
て成形されるレンズ、20は加圧によって上型17と下
型18との間の逃し間隙にはみ出したレンズ19のはみ
出し部である。このはみ出し部20は成形後削除され
る。図中のPは、レンズ19の外周縁側に生じる不連続
点である。この不連続点Pは、レンズ19の表面とはみ
出し部20の平らな表面とが滑らかに連続していないこ
とによって生ずる。一般にプレス成形加工では、平行に
相対する上型17と下型18との上下の型の面の間に、
加圧される素材が若干はみ出る逃し間隙を設けて成形し
なければならない関係上、どうしても、レンズ19の外
周縁側に、当該レンズ19の表面とはみ出し部20の表
面との境に不連続点Pが生ずるのを避けることができな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のようなプレス成
形加工によるレンズ19では、レンズ19の外周縁に生
ずる不連続点Pの解消が困難であったので、この不連続
点Pの周辺領域、殊にレンズ19として機能させたい光
学領域部、この例では、不連続点Pよりレンズ19の中
心側の領域の面精度が悪くなるという問題があった。不
連続点Pでは、成形時に加わる圧力の集中が起こり易い
ため、その周囲で圧力が均一にならず、成形に十分な圧
力が得られない領域が発生して、レンズ19に成形型1
7,18の表面形状が正確に転写されなかったり、成形
後も内部応力としての圧力が残留する領域がレンズ19
内に発生して、歪みが生じるからである。
【0005】この発明は、上記のような問題を解決する
ためになされたもので、光学領域部に不連続点による悪
影響が及ばないよう成形された高い面精度をもつ光学素
子の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、プレス成形
加工によって成形される光学素子において、光学素子と
して機能する光学領域部と、前記光学領域部の外周縁側
に前記光学領域部の表面形状と不連続点を生じないよう
連続させた表面形状を有する連続面領域部とを備え、前
記連続面領域部は、当該連続面領域部の外周縁の不連続
点からの悪影響が前記光学領域部に及ばぬよう、連続面
領域部の外周縁が前記光学領域部の外周縁から間隔を置
いて、前記連続面領域部と光学領域部とが一体的に成形
加工されたことを内容とする。
【0007】又、この発明は、連続面領域部の表面形状
は光学領域部の表面形状を表す関数で延長された面形状
であることを内容とする。
【0008】又、この発明は、連続面領域部に光線を入
射させないよう当該連続面領域部の入射側に遮光手段が
設けられたことを内容とする。
【0009】又、この発明は、遮光手段は、連続面領域
部の入射側に設けられた遮光板、又は連続面領域部の入
射側に塗布された遮光塗料であることを内容とする。
【0010】又、この発明は、光学領域部は回転対称の
形状であって、連続面領域部は前記光学領域部の外周縁
を巡る環形状であることを内容とする。
【0011】又、この発明は、連続面領域部の外周縁
に、一部が当該連続面領域部に挿入されて固定された縁
部材が設けられたことを内容とする。
【0012】又、この発明は、縁部材の挿入された一部
は、連続面領域部の厚さ方向断面においてくさび形であ
ることを内容とする。
【0013】又、この発明は、連続面領域部と光学領域
部とが一体的にプレス成形加工された後、前記連続面領
域部が切除されたことを内容とする。
【0014】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1を光
学素子としてのレンズを例にして、図1に基づいて説明
する。図1はレンズの断面図である。図1において、1
はレンズ、2はレンズ1が光学素子として所期の機能を
果たすために必要な光学有効径としての光学領域部、即
ち光線を屈折・反射する領域部である。
【0015】5はレンズ1の光学領域部2の外周縁側
に、当該光学領域部2と一体的に環形状に成形された連
続面領域部である。尚、3は光学領域部2に連続面領域
部5を有するレンズ1の径を示す。連続面領域部5の表
面形状は、光学領域部2の表面形状と不連続点を生じな
いよう滑らかに連続する表面面形状とされている。この
表面形状は、例えば、光学領域部2の表面形状を表す関
数で延長された面形状であればよく、その面形状が凹面
形状でも凸面形状でもよい。
【0016】このように、レンズ1を、回転対称の形状
の光学領域部2と当該光学領域部2の外周縁側を巡る環
形状の連続面領域部5とが一体的に成形されるように、
予め相応の形状とした成形型(金型)に、素子材料とし
て例えば溶融されたプラスチックやガラスを注入して加
圧することにより、光学領域部2の領域内はもとより、
少なくとも当該光学領域部2に沿った連続面領域部5
側、即ち連続面領域部5の内周縁側の表面形状に対して
均一な圧力を加えることができる。この場合、連続面領
域部5の外周縁に生じる不連続点Pからの悪影響が光学
領域部2に及ばぬよう、連続面領域部5の外周縁4が光
学領域部2の外周縁から十分な間隔を置いて、連続面領
域部5の幅を幅広に成形する。
【0017】これにより、少なくとも光学領域部2にお
いては、成形時の圧力不足や圧力集中による歪みの発生
を解消させることができ、表面面形状を正確に転写させ
ることができる。従って、成形後に内部応力として余計
な圧力を残留させることもない。他方、連続面領域部5
の外周縁4側に生じる不連続点Pによる悪影響は、連続
面領域部5の幅を十分に取ることによって光学領域部2
に及ばない。こうして、光学領域部2の面精度を高く維
持させることができる。
【0018】図2は、実際にプレス成形加工された図1
に示すレンズ1の半径に対する厚さの誤差分布を示した
図である。尚、このレンズ1は両面に非球面形状をもつ
収差補正レンズで、直径Dと厚さlの比は約100であ
り、D>>lである。又、レンズ1の半径r(D/2)
=14.8mmである。図2において、レンズ1の外周
縁4に生じる不連続点P(図1)の影響により、r≦1
2mmで著しく分布が広がり面精度が劣化していること
が分かる。この例では、光学領域部2の半径roをro
=r/1.2で中心からの距離を12mm以下とし、連
続面領域部5の幅、即ち光学領域部2の外周縁から連続
面領域部5の外周縁4までの長さ(距離)を2.8mm
としてある。このように、連続面領域部5の半径即ちレ
ンズ1の半径を光学領域部2の半径に対して約1.2倍
を越える大きさとすることによって、光学領域部2に連
続面領域部5の上記不連続点Pによる悪影響が及ばない
ようにしている。
【0019】レンズ1の材料としては、熱可塑性が高く
成形が容易な素子材料としてプラスチックやガラスがあ
る。これらの素子材料を用いることにより、比較的容易
に精度の高いレンズやミラー等の光学素子を成形するこ
とができる。又、成形方法としては加熱により軟化させ
た素子材料を、例えば上下型の2つの型からなる成形型
に入れ、圧力を加えながら冷却するプレス成形等の方法
が最適である。
【0020】この実施の形態1によれば、光学領域部2
の表面形状と滑らかに連続する表面形状を有する連続面
領域部5とを一体的に成形することによって、面の不連
続点による悪影響、即ち、表面形状が不連続な点で成形
時に加わる圧力の集中によって、表面形状の転写が不正
確となったり、成形後も内部応力として圧力が残留して
歪みを生じる等の不都合を解消することができ、設計通
りの面精度の高いレンズ1を提供することができる。
【0021】又、この実施の形態1では、光学素子とし
てレンズ1を例としたが、ミラー(反射鏡)等の他の光
学素子に関しても、同様にして、光学領域部2の面精度
を高く保持させることができる。又、可視領域、紫外線
領域、赤外線領域等の何れの光学素子に対しても同様の
作用効果が得られる。
【0022】実施の形態2.実施の形態2を図3に基づ
いて説明する。図3はレンズの断面図である。尚、上記
実施の形態1で用いた符号と同じ符号は同じ内容であ
る。図において、図中の6は縁部材である。この縁部材
6は連続面領域部5の外周縁4に一体的に成形されてい
る。図示の縁部材6は、外周縁4を巡るように環状に成
形されており、この縁部材6の一部である内周縁側が、
当該外周縁4に対して当該レンズ1の直径方向に挿入さ
れて固定されている。以下、挿入された先端部を挿入先
端ともいう。)が僅かに埋め込まれて、固定されてい
る。
【0023】縁部材6は、例えば、十分な剛性のある適
宜の部材を用いて、予め所要の形状例えば前述のように
環形状に成形し、レンズ1のプレス成形加工時に、レン
ズ素材と共に成形型内にセットしてプレスすることによ
り、比較的容易に一体化させることができる。この場
合、縁部材6の挿入先端が、レンズ1の連続面領域部5
に止まって光学領域部2に達しないように配置する。こ
の挿入先端は不連続点となるが、挿入先端を、例えば連
続面領域部5の厚さ方向の断面において鋭いくさび形と
なるよう鋭利とすることによって、その悪影響を小さく
することができるし、更に、当該くさび形の厚さに対す
る導関数が挿入先端で0となる形状とすることで、当該
挿入先端の不連続点による悪影響をほぼ無くすことがで
きる。
【0024】この実施の形態2によれば、レンズ1の連
続面領域部5の外周縁4側に縁部材6を設けることによ
って、実施の形態1によるレンズ1の強度を高めること
ができると共に、プレス成形加工では当該レンズに作成
することが難しいレンズ取付用ネジ穴等を、当該縁部材
6に容易に作成することができる。尚、縁部材6は、こ
の実施の形態2においては環形状を前提として説明した
が、環形状に限らず、弧状型或いは札形にして、外周縁
4の一部又は複数部位に適宜配設することもできる。
【0025】実施の形態3.実施の形態3は、連続面領
域部5に光線を入射させないよう当該連続面領域部5の
入射側に遮光手段を設けたものである。これを図4に基
づいて説明する。図4はレンズの断面図である。尚、上
記実施の形態1乃至2で用いた符号と同じ符号は同じ内
容である。
【0026】図中の7は遮光手段としての遮光板であ
る。この遮光板7は、レンズ1の光学領域部2以外の領
域に入射する光線を遮るよう配設されるのが好ましい
が、図示の例では、少なくとも、連続面領域部5に光線
が入射しないように、当該連続面領域部5の入射側に配
置されている。この遮光板7は、連続面領域部5の形状
に応じた環形状に成形されており、連続面領域部5の入
射側を覆うように、適宜な接着剤等を用いて固定されて
いる。しかし、遮光板7は、必ずしも、連続面領域部5
に直接固定する必要はない。
【0027】連続面領域部5は光学領域部2の外側では
光学的に形状設計されていないため、この領域を通過す
る光線は結像性能を劣化させる原因となる。このため、
前記のような遮光板7を設けることにより、光学的に設
計されていない連続面領域部5を透過する光線を遮断
し、設計通りの性能を備えたレンズ1を得ることができ
る。
【0028】図5は、このような遮光板7を備えたレン
ズ1の効果を、測定により検証した結果を示したグラフ
である。グラフの横軸は像の持つ空間周波数である。縦
軸は遮光板7を用いて光学領域部2のみを透過するよう
に設定した光学系のMTF(Moduration T
ransfer Function)と連続面領域部5
全体を光線が透過するときの光学系のMTFの比(MT
F比)である。MTF比は0から1の範囲で結像性能が
高いほど大きな値を取るため、このグラフは、MTF比
が1より大きいとき、遮光板7を用いることにより結像
性能が向上したことを示している。尚、図5より、空間
周波数0近傍の低空間周波数では、一般的に光学系によ
る性能の差が現れにくいため効果は小さいものの、全体
的には20〜30%結像性能が向上したことが分かる。
【0029】この実施の形態3では、遮光手段としてレ
ンズ1とは別体の別部品として遮光板7を設けたが、例
えばレンズ1の光学領域部2以外の領域即ち連続面領域
部5に、光線を透過しない塗料を塗布することによって
も同様の作用効果を得ることができる。
【0030】実施の形態4.実施の形態4は、上記実施
の形態1のように成形したレンズ1を、成形後に、その
連続面領域部5を切除して、光学領域部2のみを備えた
レンズ(図示せず)としたものである。即ち、光学素子
として機能する光学領域部2の外周縁側に、この光学領
域部2の表面形状と不連続点を生じないように連続する
表面形状を有する連続面領域部5が一体的に成形される
ように加工された成形型(図示せず)に、例えば、熱可
塑性が高く成形が容易なプラスチックやガラス等の素子
材料を上下型の2つの型からなる成形型に入れて、圧力
を加えながら冷却し、連続面領域部5を備えたレンズ1
を成形する。こうして成形したレンズ1の連続面領域部
5を適宜な手段で切除して、光学領域部2のみを備えた
レンズ(図示せず)とする。
【0031】この実施の形態4によれば、歪みや内部に
残留圧力が生じていない実施の形態1のレンズ1、即
ち、光学領域部2と連続面領域部5とを備えたレンズ1
のうち、レンズとして機能し得ない連続面領域部5を、
適宜な手段によって切除したので、レンズとして機能す
る光学領域部2のみを備えた高精度の面を持つ小径のレ
ンズを提供することができる。
【0032】尚、上記実施の形態1乃至4では、光学素
子としてレンズ1を例として説明したが、これに限ら
ず、ミラー(反射鏡)等の他の光学素子に関しても、同
様である。
【0033】
【発明の効果】この発明によれば、プレス成形加工によ
って成形される光学素子において、光学素子として機能
する光学領域部と、前記光学領域部の外周縁側に前記光
学領域部の表面形状と不連続点を生じないよう連続させ
た表面形状を有する連続面領域部とを備え、前記連続面
領域部は、当該連続面領域部の外周縁の不連続点からの
悪影響が前記光学領域部に及ばぬよう、連続面領域部の
外周縁が前記光学領域部の外周縁から間隔を置いて、前
記連続面領域部と光学領域部とを一体的に成形したの
で、光学領域部の面が高精度な設計通りの性能を備えた
レンズ等の光学素子を提供
【0034】又、この発明によれば、光学的に設計され
ていない連続面領域部を透過する光線を遮断することが
でき、設計通りの性能を備えたレンズを提供できる。
【0035】又、この発明によれば、遮光手段は、連続
面領域部の入射側に設けられた遮光板、又は連続面領域
部の入射側に塗布された遮光塗料であるので、光学的に
設計されていない連続面領域部を透過する光線を遮断す
ることができ、設計通りの性能を備えたレンズを提供で
きる。
【0036】又、この発明によれば、光学領域部は回転
対称の形状であって、連続面領域部は前記光学領域部の
外周縁を巡る環形状であるので、光学領域部の面が高精
度なレンズやミラー等の光学素子を提供することができ
る。
【0037】又、この発明によれば、連続面領域部の外
周縁に、一部が当該連続面領域部に挿入されて固定され
た縁部材が設けられたので、光学素子の強度を高めるこ
とができると共に、プレス成形加工では作成することが
難しい取付用ネジ穴等を、当該縁部材に容易に作成する
ことができる。
【0038】又、この発明によれば、縁部材の挿入され
た一部は、連続面領域部の厚さ方向断面においてくさび
形であるので、この挿入先端の不連続点による悪影響を
小さくすることができる。
【0039】又、この発明によれば、縁部材の挿入され
た一部の先端は、くさび形の厚さの導関数が0となる形
状であるので、この挿入先端の不連続点による悪影響を
更に小さくすることができる。
【0040】又、この発明によれば、連続面領域部と光
学領域部とを一体的に成形した後に、当該連続面領域部
を切除することによって、光学領域部の面が高精度で小
径なレンズ等の光学素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1のレンズの断面図である。
【図2】 実施の形態1のレンズの半径に対する厚さの
誤差分布を示した図である。
【図3】 実施の形態2のレンズの断面図である。
【図4】 実施の形態3のレンズの断面図である。
【図5】 実施の形態3のレンズの効果を測定により検
証した結果を示したグラフである。
【図6】 従来のレンズ成形方法を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
1 レンズ、2 光学領域部、4 外周縁、5 連続面
領域、6 縁部材、7遮光板(遮光手段)、P 不連続
点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 7/02 G02B 7/02 D // B29L 11:00 B29L 11:00 (72)発明者 和高 修三 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 林 修 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 南 伸太朗 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2H044 AB16 AB28 AD01 4F204 AH73 AH74 AH78 FA01 FB01 FF01 FF05 FN01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス成形加工によって成形される光学
    素子において、光学素子として機能する光学領域部と、
    前記光学領域部の外周縁側に前記光学領域部の表面形状
    と不連続点を生じないよう連続させた表面形状を有する
    連続面領域部とを備え、前記連続面領域部は、当該連続
    面領域部の外周縁の不連続点からの悪影響が前記光学領
    域部に及ばぬよう、連続面領域部の外周縁が前記光学領
    域部の外周縁から間隔を置いて、前記連続面領域部と光
    学領域部とが一体的にプレス成形加工されたことを特徴
    とする光学素子。
  2. 【請求項2】 連続面領域部の表面形状は光学領域部の
    表面形状を表す関数で延長された面形状であることを特
    徴とする請求項1に記載の光学素子。
  3. 【請求項3】 連続面領域部に光線を入射させないよう
    当該連続面領域部の入射側に遮光手段が設けられたこと
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学素子。
  4. 【請求項4】 遮光手段は、連続面領域部の入射側に設
    けられた遮光板、又は連続面領域部の入射側に塗布され
    た遮光塗料であることを特徴とする請求項3に記載の光
    学素子。
  5. 【請求項5】 光学領域部は回転対称の形状であって、
    連続面領域部は前記光学領域部の外周縁を巡る環形状で
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに
    記載の光学素子。
  6. 【請求項6】 連続面領域部の外周縁に、一部が当該連
    続面領域部に挿入されて固定された縁部材が設けられた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載
    の光学素子。
  7. 【請求項7】 縁部材の挿入された一部は、連続面領域
    部の厚さ方向断面においてくさび形であることを特徴と
    する請求項6に記載の光学素子。
  8. 【請求項8】 縁部材の挿入された一部の先端は、くさ
    び形の厚さの導関数が0となる形状であることを特徴と
    する請求項7の光学素子。
  9. 【請求項9】 連続面領域部と光学領域部とが一体的に
    プレス成形加工された後、前記連続面領域部が切除され
    たことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学
    素子。
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