JP6109929B2 - リソグラフィ装置、およびミラー配列を製造する方法 - Google Patents

リソグラフィ装置、およびミラー配列を製造する方法 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本出願は、独国特許出願第10 2012 209 309.5号(2012年6月1日出願)および米国特許出願第61/654,179号(2012年6月1日出願)の優先権を主張するものであり、これらを本明細書に参照のために援用する。
本発明は、1つまたは複数のミラー配列を備えるリソグラフィ装置、およびこのような リソグラフィ装置のミラー配列を製造する方法に関する。
例えば、リソグラフィ装置は、シリコンウエハなどの基板上のマスクにマスクパターンを結像するために、集積回路(IC)の製造において使用される。この際、照明デバイスによって生成される光線は、マスクを介して基板に導かれる。いくつかの光学素子からなる露光レンズは光線を基板に集光させる。このようなリソグラフィ装置の例として、5nm〜30nmの範囲の露光用の光学波長で動作する、特にEUV(極端紫外線)リソグラフィ装置がある。このように短い波長により、非常に小さな構造をウエハへ結像することが可能となる。この波長範囲の光は大気に吸収されるので、このようなEUVリソグラフィ装置の光路は高真空内にある。更に、上述の波長範囲において十分に透明な材料がないことから、EUV照射を形成および誘導するための光学素子としてミラーが用いられる。
開口数の大きなEUVリソグラフィ装置には直径の大きなミラーが必要である。一方で直径の大きなミラーは製造費が高く、また、低変形取付けおよび低変形駆動を一層困難なものにする。低変形取付けおよび低変形駆動を実現するために、鏡面の外部ではあるが、鏡面と同じ面にある、いくつかの取付け部を備えるミラーを使用することができる。例として、図1はこのようなミラー配列の背面図である。図1に示すラー配列10は、その前面に反射面の設けられた楕円形のミラー基板12を有する。隆起部14(いわゆる「耳」)は、ミラー基板12の周縁の3つの位置に設けられている。これらの隆起部14はミラー基板12と一体的に設けられる。取付け要素16は3つの隆起部14の後側および前側にそれぞれ設けられる。ミラーはこれら3つの取付け要素16を介してリソグラフィ装置のフレームに取付けられる。アクチュエータは取付け要素16とフレームの間に設けることができ、これらのアクチュエータによってミラーの位置と配向を調節することができる。
図1のミラー配列において、ミラーはミラー基板12の外部の取付け要素16に接続され、これらの要素から一定の間隔で離れている。接続面、すなわちミラー配列10の取付け要素16と隆起部14との間の接合面は、その法線が、ミラー軸またはミラーに向けられる光線の方向に実質的に向くように配向される。この利点は、取付け要素16をミラー配列に接続する際、法線の方向に発生する変形または接合効果が、ミラー基板12およびミラー基板上の反射面に直接影響を与えないことである。従って、接合効果は変形から分離される。同様に、取付け力はミラー基板12に直接作用しない。
図1に示す配列の欠点は、ミラー配列10の重心から離れて位置する隆起部が、不適当な質量分布によってミラー配列の剛性に悪影響を与えることである。更に隆起部14は ミラー配列10全体の質量に寄与し、ミラー配列全体を重くし、これは動作性やミラーの動力にとっても同様に欠点である。最終的に、隆起部14を設けることによってミラー配列10全体の直径が大きくなる。
特許文献1(図3A参照)は、比較的小さな力によってすでに変形した、比較的薄い鏡体310を有する光学素子を開示している。この鏡体の後ろには比較的厚い基板体320が配置されている。鏡体を駆動させる膨張式ブラダー330が鏡体と基板体との間に配置されている。この場合、光学素子をリソグラフィ装置のフレーム構造体などにどのように取付けるのかは不明なままである。
特許文献2は、投影露光装置、より詳細には半導体リソグラフィにおける投影レンズにおいて、光学素子を光学ユニット、より詳細にはミラーまたはレンズに取り付けるデバイスを開示し、当該デバイスは、光学素子の外周部に配置された少なくとも3つの連結部を有し、外周部上では連結部がそれぞれ1つの取付け装置と係合され、取付け装置は連結部と反対側の外部ベース構造に接合され、当該取付け装置は光学素子に対して接線方向に配置された少なくとも1つのリーフスプリング状の曲げ部材と、光学素子に対して半径方向に配置された少なくとも1つのリーフスプリング状の曲げ部材とを有する。
米国特許第6,880,942B2号明細書 米国特許出願公開第2002/0176094A1号明細書
かかる状況に鑑みてなされた本発明の目的は、それによって上述の課題の少なくとも1つが解消されるミラー配列を備えるリソグラフィ装置と、このようなミラー配列の製造方法とを提供することである。特に本発明の目的は、低重量を保ちながらより良好な変形分離(deformation decoupling)を提供するミラー配列を備えるリソグラフィ装置を開発することである。
本発明の一態様によれば、この目的は、前側に反射面の設けられたミラー基板と、ミラー基板の後側からミラー基板の外周に沿って延在する側壁とを有する少なくとも一つのミラー配列を備え、ミラー基板と側壁とでキャビティを画定するリソグラフィ装置によって実現することができる。ミラー配列は、複数の取付け要素によってリソグラフィ装置の構成要素に取付けられ、取付け要素の各々は接続面でミラー配列に接続され(または取付けられ)、この場合、S/D>5の関係が接続面の内の少なくとも1つにおいて満たされ、Dは接続面における側壁の厚さであり、Sは接続面の重心からミラー基板の前側までのミラー材料を通る最短経路Tの長さと、ミラー基板の厚さMとの間の差(T−M)を表す。ミラー基板の厚さMがその表面に沿って一定であれば、Sは接続面の重心からミラー基板の後側までのミラー材料を通る最短経路の長さである。S/D>1の関係は実施可能な実施形態において満たされる。更に実施可能な実施形態において、S/D>1の関係が満たされ、この場合、Aは、特にミラー配列の光学軸の方向の、側壁における接続面の大きさを表す。更に実施可能な実施形態において、S/D>1.5の関係が満たされる。1つまたは複数の上述の関係を使って、接続面の側壁から鏡面まで導入される応力の広がりを低減させることができる。
ミラー基板の後側にはキャビティが設けられているので、ミラー配列の重量を決定的に低減させることができる。同時に、外周に沿って延在する側壁は、ミラーの直径が大きい場合、ミラー配列の十分な剛性を保証することができる。側壁はミラー配列の全外周に設けることができる。ミラー配列の剛性は側壁の厚さによって簡単に設定することができる。ここで「前側」とはミラー配列によって導かれる光が衝突するミラー配列の側面であり、「後側」は前側と反対側の面である。
「接続面」は、取付け要素がミラー配列に接続される(すなわち取付けられる)ミラー配列の面の領域である。
この場合、「ミラー基板の外周に沿って」とは、側壁がミラー基板の一端に直接配置されていること、つまり、例えば、ミラー基板の端部と同一平面上に配置されていることを意味する。しかしながら、「ミラー基板の外周に沿って」とは、側壁がミラー基板の端部から離れて配置されていることも意味する。側壁と端部との間の距離は一定とすることができる、すなわち、側壁をミラー基板の端部と平行に延在させることができる。しかしながら、側壁と端部との間の距離を外周に沿って変化させることもできる。更に側壁は閉ループに形成することもできるが、分割したり、局部的にブレイクスルーを設けてもよい。更に、側壁の厚さを外周に沿って一定とすることができるが、側壁の厚さを外周に沿って変化させてもよい。
本発明の更なる観点によれば、前側の少なくとも一部に反射面の設けられたミラー基板と、ミラー基板の後側からミラー基板の外周に沿って延在する側壁とを有する少なくとも一つのミラー配列を備え、ミラー基板と側壁とでキャビティを画定するリソグラフィ装置が提供される。ミラー配列は、各々が接合面でミラー配列に接続された(または取付けられた)複数の取付け要素によってリソグラフィ装置の構造要素に取付けられ、それぞれの接続面上の法線はキャビティに延在する。特に接続面の重心上の法線は、キャビティに延在してもよい。
ここで「法線」とは、表面の法線、すなわち、接続面に垂直な仮想直線である。半径方向内向きに(すなわちミラーの中心に向けて)、法線は先ず、再び側壁またはミラー基板に衝突する前にキャビティに延在する。つまり取付けおよび動作力などはこの方向でミラー基板に作用せず、力の流れは側壁で偏向される。これによって変形力の分離(decoupling)が実現される。接続面上の全ての表面の法線が少なくとも部分的にキャビティを通って延在する場合、特にそうである。構造要素は、例えばフレーム、例えばリソグラフィ装置の力を偏向させるフレームとすることができる。
取付け要素の接続面は、例えば、側壁の外側にそれぞれ配置させることができる。更にキャビティを片側、例えば後側に向けて開放させることができる。このようなキャビティは以下の文脈において「凹部」とも称する。キャビティが片側に向けて開放されている場合、重量を更に低減させることができる。
しかしながら、キャビティを全ての側面に向けて閉じることも可能である。例えば、ミラー配列に更にカバー要素を備えることもでき、このカバー要素はミラー基板の後側、側壁およびカバー要素がキャビティを画定するように側壁の上側に接合される。これによってミラー配列の剛性を増大させることができる。このようなカバー要素は、ミラー基板および側壁からなる鏡体と一体的に(すなわちモノリシックに)設けることができる、または、鏡体に接続させる別個の要素として設けることができる。
ミラー配列の重量は、カバー要素に開口部を設けることによって更に低減させることができる。更にミラーの剛性はこの開口部の大きさによって調節することができる。開口部の内径はミラー基板の直径の半分未満とすることができる。
側壁に沿った、例えば、ミラー配列の光学軸の方向に沿った接続面の幅Aが小さい、つまり、例えばキャビティの深さBに満たない場合、接続の変形は最初に小さく保たれ、次に適切な変形の分離が実現される。
ミラー基板の後側の端部から離してエレベーション部(elevation)を設け、側壁の内側とエレベーション部との間に環状溝を形成することができる。このようなエレベーション部Cも同様に、変形の分断を維持しながら鏡体の剛性を増大させる。エレベーション部の最大高さは、例えば、キャビティの深さBの0.1〜0.8倍とすることができる。
ミラー配列の光学軸方向における接続面の幅A、エレベーション部の高さCおよび側壁の厚さDはほぼ同等とすることができる。ここで「ほぼ同等」とは、これらの長さ間の最大偏差がこれら3つの長さの中で最も長いものの20%以下、好適には5%以下ということである。
リソグラフィ装置のミラー配列を製造する本発明による方法は、以下のステップ、すなわち、
円盤状のカバー要素の平らな側面に取付け要素を取付けるステップと、
カバー要素の取付け領域の形状を、前側に反射面の設けられた、ミラー基板の後側からミラー基板の外周に沿って延在する、側壁の取付け領域の形状に適合させるステップと、
ミラー基板、側壁およびカバー要素がキャビティを画定するようにカバー要素を取付けるステップと
を含む。
この製造方法に従って、取付け要素を先ずカバー要素に取付け、その際、カバー要素の形状をカバー要素の取付けられる環状側壁の形状に適合させる。取付け要素のカバー要素への取付けの際に発生する可能性のある変形は、従って、これらが鏡面の幾何学的形状に影響を与えず、より正確な寸法のミラー配列が得られるように、カバー要素を鏡体に取付ける前に補正することができる。
工程において、取付け要素の取付けによって生じたカバー要素の取付け領域の変形を最初に検出し、その後検出された変形が補正されるように、カバー要素の取付け領域を処理することができる。カバー要素の取付け領域は、側壁に取付けられるカバー要素の環状端部領域とすることができる。検出された変形は研磨などによって補正することができる。
更なる例示的実施形態を添付の図面を参照して説明する。
従来のミラー配列の概略図である。 一実施形態によるEUVリソグラフィ装置の概略図である。 一実施形態によるミラー配列の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。 図13に示すミラー配列を製造する方法の概略図である。 更なる実施形態によるミラー配列の概略図である。
特に指定のない限り、図中の同じ参照符号は同じ、または機能的に同じ要素を示す。更に、図中の表示は必ずしも正確な縮尺ではないことに留意されたい。
図2は、ビーム成形システム102、照明システム104および投影システム106を備える、一実施形態によるEUVリソグラフィ装置100の概略図である。ビーム成形システム102、照明システム104および投影システム106はそれぞれ真空排気デバイス(詳細示さず)によって真空排気される真空ハウジングに設けられる。真空ハウジングは、機械的変位や光学素子の調節のための駆動装置が設けられたマシンルーム(詳細示さず)に囲まれている。更に電気制御などもこのマシンルーム内で行われる。
ビーム成形システム102はEUV光源108、コリメータ110およびモノクロメータ112を有する。例えば、EUV範囲(極端紫外線範囲)、つまり、例えば5nm〜20nmの範囲の波長の放射線を放出するプラズマ源またはシンクロトロンをEUV光源108として設けることができる。EUV光源108によって放出される放射線は、先ずコリメータ110によって集束され、その後所望の動作波長がモノクロメータ112によって取り除かれる。よって、ビーム成形システム102はEUV光源108によって放出された光の波長および空間分布に適合する。EUV光源108によって生成されるEUV放射114は空気透過率が比較的低く、このため、ビーム成形システム102、照明システム104および投影システム106内のビーム誘導空間は真空排気される。
図示された例において、照明システム104は第1ミラー116および第2ミラー118を備える。例えば、これらのミラー116および118は、瞳成形用のファセットミラーとして設計することができ、EUV放射114をフォトマスク120に誘導する。
フォトマスク120も同様に反射光学素子として具現化され、システム102,104,106の外部に配置することができる。フォトマスク120は、投影システム106によってウエハ122などに縮小結像される構造を有する。このため、投影システムは例えばビーム誘導空間106に第3ミラー124および第4ミラー200を備える。なお、EUVリソグラフィ装置100におけるミラーの数は図示された数に限られず、これより多いまたは少ない数を設けることができる。更に、ミラーの前側はビーム形成のため、一般に湾曲している。
図3は一実施形態によるミラー配列200の概略図である。本実施形態において、ミラー配列200はミラー基板202を備え、これは例えば上面図において円形、長円形、楕円形または腎形状に具現化することができる。動作温度において熱膨張率がゼロに近い材料はミラー基板202の材料に適している。このような材料は「ゼロ膨張材料」とも称される。このような材料の例として、ガラスセラミック材料、チタンのドープされた石英ガラス、または適切な添加物の添加されたコーディエライトがある。
ミラー基板202の前側、すなわち光路に面する側には、EUV範囲の光の反射に適切な反射被膜が設けられる。
ミラー基板202の後側には、(例えば適切なアンダーカットによる)環状側壁206が設けられる。側壁206はミラー基板202と一体化して成形されるため、同じ材料からなる。側壁206はミラー配列200の全周に沿って設けることができる。本実施形態において、環状側壁206はミラー基板202の外周に直接配置される、すなわちミラー基板202の側縁と同一平面上に配置される。ここで「環状」とは必ずしも円対称または回転対称を意味するわけではなく、例えば、ミラーの形状または断面の一致、楕円形または腎形状の閉ループなどを意味することもある。閉ループは鏡体207の剛性の点において都合がよい。側壁206およびミラー基板202は共に鏡体207を形成する。側壁206の内側208(または内周面)およびミラー基板の後側210(または後方に面する面)はキャビティ212を画定する。キャビティ212は5つの空間方向、すなわちx、−x、z、−zおよびyの方向に画定され、1つの空間方向、すなわちy方向のみ開放されている。キャビティ212は従って、本実施形態において凹部を形成する。
ミラー配列200は、複数の取付け要素214によってリソグラフィ装置100の構造要素(詳細図示せず)に取付けられる。例えば、このミラー配列は力をそらすリソグラフィ装置100のフレームに取付けることができる。この取付けは能動的または受動的とすることができ、取付け要素214は更なる連結要素を介してリソグラフィ装置100のフレームに取付けることができる。能動的取付けの場合、取付け要素214の遠位端をそれぞれアクチュエータの片方の側面に取付け、アクチュエータのもう片方の側面をフレームに取付けることができる。これによってミラー配列200の配向の位置を調節することができる。受動的取付けの場合、取付け要素214の遠位端をそれぞれ、例えばバネ要素などの減衰要素の片方の側面に取付け、バネ要素のもう片方の側面をフレームに取付けることができる。これによって振動などのミラー配列200への伝達を減衰させることができる。能動的および受動的取付けを組み合わせることも可能である。
例えば、取付け要素214をほぼ円筒状とすることができ、円筒形の平坦側はそれぞれ側壁206の外側または内側に接続させる。取付け要素214と側壁206との間の接合面も、以下の文面において接続面と称する。接続面は平面または、例えば側壁206の湾曲に応じた曲面とすることができる。取付け要素214は中空円筒とし、全体の重量を更に低減させることができる。しかしながらこれらは中実円筒としても具現化することができる。 取付け要素214が少なくとも部分的に中空円筒である場合、すなわち、例えば少なくとも側壁206への接続領域が中空円筒である場合、接続面216を低減させることができ、接続による局部応力を低減させることが可能となる。取付け要素214はミラー基板202や側壁206とは異なる材料で製造することができる。例えば、これらはインバ(鉄とニッケルの合金)などの低い熱膨張係数を持つ材料で作ることができる。取付け要素214は凝集接合、すなわち取付け要素214と側壁206とが原子力または分子力によって結合され、接合手段を破壊しない限り切り離すことができない接合手段によって側壁206に結合させることができる。例えば、取付け要素214は側壁206に接着接合または半田付けすることができる。
3つの取付け要素214を側壁206の外周の3つの適切な点に接続させると、比較的低重量の場合、バランスのとれた取付けとなる。しかしながら4つ以上の取付け要素214を設けることも可能である。
一般に、本明細書に記載する配置は全てのサイズのミラーに適用することができるが、更に下記に記載する変形分離の効果は、大きな直径のミラー、すなわちその最大直径が例えば30cmを上回る、または40cmを上回る、そして最大100cm以上のミラーの場合、特に有利である。取付け要素214の横幅A(図3において、これはミラー軸方向の高さまたは幅)は、ミラーの大きさに応じて、例えば1〜15cmとすることができる。キャビティの最大深さBは側壁206の内側である。ミラー配列の全長は、ミラーの大きさに応じて、例えば3〜40cmである。よって最大深さBは例えば1.5〜38cmである。例えば 側壁206の厚さDは1〜15cmとすることができる。
本明細書に記載するミラー配列は特に大きな幾何学的形状のミラーに適している、というのもミラー配列202の全体的な重量はキャビティ212によって大幅に低減させることができるからである。更に、従来のミラー配列と比べて、全体的な直径を低減させることができる、というのも隆起部や耳部を設ける必要がないので、接続面216をミラー配列200の反射面204に近づけて配置させることができるからである。環状側壁206は同時に補強効果を有しているため、重量が比較的低い場合であっても、比較的剛性の高いミラー配列200を得ることができる。
更に取付け要素214を側壁206の外側に接続させることによって広範囲に及ぶ変形分離が実現される。局部応力は、例えば取付け要素214と側壁206との間の接続面において発生し得る。例えば、これらの応力は、例えば取付け要素214を側壁206に接着接合させる接着剤が収縮した場合、製造中に発生し得る。取付け要素214はミラー基板202と水平でなく、その後ろに隣接する側壁206に接続されているので、このような局部応力によって生じる力は、ミラー基板およびその上に設けられる反射面にも直接伝達しない。むしろ側壁206は一定の弾性を有し、その結果変形分離を実現することができる。更に、この配置によって低変形取付けまたは駆動が実現される、というのも、取付け中または駆動中に発生する力は、取付け要素214を側壁206に接続させることによってミラー基板202から大きく分離されるからである。
この場合、側壁206におけるキャビティ212の深さBは取付け要素214の高さAよりも大きい、すなわちB>Aである。更に、取付け要素214が側壁206に接合される接続面は入射光に対してミラー基板202の背後にある。すなわち、接続面216の任意の点に配置される法線218は、それが再度反対側の側壁206に入る前に、キャビティ212の少なくとも断面に延在する。下記に述べることも図3に示す例示的実施形態に適用される:接続面216の任意の点に配置される法線は、ミラー基板202ではなく、側壁206のみと交わる。
変形分離は、側壁206において、キャビティ212の深さBに対する側壁の厚さDの比率B/Dによって増加する。例えば、良好な変形分離は比率B/D>1、有利にはB/D>1.5、より有利にはB/D>2の場合に得ることができる。
一般に、有利な変形分離において、取付け要素214の接続面216は、そこから生じる応力の広がりがミラー基板202に到着する前にある程度減衰するように配置される。ミラー基板202と、接続面216における応力の導入の(平均)位置との間の距離の寸法はSであり、これは、接続面216の重心からミラー基板202の前側までのミラー材料の最短経路Tの長さと、ミラー基板202の厚さMとの差、すなわちS=T−M(図3参照)に対応する。
接続面216に導入される応力の有利な減衰、よってミラー基板の表面204における表面変形の大幅な低減は、この寸法Sが側壁の厚さの半分よりも大きい、すなわちS/D>0.5が満たされるのであれば実現される。このS/D率が、つまり例えばS/D>0.8、S/D>1.0またはS/D1.5と大きくなると、より良好な変形分離を実現することができる。図3に示す例において、S/Dは約1.3である。
取付け要素214が円筒状の場合、接続面216はほぼ円形状であり、接続面216の重心は円形の円筒断面の中心にある。取付け要素214が中空円筒の場合、重心は環状接続面内にある。尚、更に、接続面216は必ずしも平面、すなわち面内に位置する必要はなく、環状側壁206に沿って湾曲してもよい。この場合、適切な平面におけるこの3次元曲面の突出部の重心、例えば側壁206に対して接線方向の、図3におけるyz面を、接続面216の重心と仮定することができる。
ミラー基板202の後側210は、側壁206の内側においてキャビティ212を画定する。そこから後側210はミラー200の外側に続き、これは図3において点線で示されている。従って、ミラー基板の後側210は2つの部分、すなわち、ミラー基板202とキャビティ212との間のインターフェースを形成する内側部分(実線で示す)と、ミラー基板202と側壁206との間のインターフェースを形成する外側の環状部分(点線で示す)とを有する。この外側の環状部分は第1部分の曲面の続きである場合もある。ミラー基板202がその表面に沿って一定の厚さを有するのであれば、Sは接続面216の重心からミラー基板202の後側までのミラー材料を通る最短経路の長さに対応する。
ミラー基板202の厚さMが表面に沿って変化する場合、ミラー基板202の最小厚さを厚さMとすることができる。例えば、ミラー基板202の厚さは重力効果を補正するため、中心に向けて低減させてもよい。この場合、ミラー基板202の中心の厚さを厚さMとする。同じ事が側壁206の厚さDにも言える:側壁206の厚さが接続面216で変化すると、接続面216における側壁206の最小厚さを厚さDとみなすことができる。つまり、S/D>0.5の関係を満たすことができ、この場合、Dは接続面216における側壁206の最小厚さを表し、Sは接続面216の重心からミラー基板202の前側までのミラー材料を通る最短経路Tの長さとミラー基板202の最小厚さMとの間の差(T−M)を表す。
既に述べた様に、変形分離において、B>Aを適用させる必要がある。つまり、キャビティ212の深さBは取付け要素214の高さAよりも大きくなければならない。しかしながら、高さAが深さBと略同じ、すなわちA≒Bであれば、取付け要素214はミラー基板202の後側の近くまで側壁206のほぼ全体に延在することができるため、取付け要素214からの応力の導入はミラー基板202の前側まで続くことができる。このため、キャビティ212の深さBは、取付け要素214の高さAの少なくとも2倍(B>2A)または3倍(B>3A)とすることができる。
更に、取付け要素214から側壁206への応力の導入は、ミラー基板202の後側210から一定の最小距離で発生するだろう。これを確実にするためにはS/Aが満たされなければならない。つまり、上述の寸法Sは取付け要素214の高さAよりも大きくなければならない。応力の広がりは距離Aの後、横方向に減衰する。そしてそれに垂直な方向においても距離A内で大きく減衰することになる。より良好な変形分離はS/A>1.3またはS/A>1.5によって実現することができる。
上述のS/DおよびS/Aの条件は単にミラー要素の幾何学的寸法に基づいて定められ、実際の応力の導入は無視された。しかしながら、ミラー配列200の配向により、接続面216の上端部における応力の導入は、例えば、下端部におけるものよりも大きかったり小さかったりする。これを考慮に入れるために、応力の最大導入点または応力の導入の「重心」(例えば接続面を局所的に作用する応力ベクトル、またはその絶対値で重み付けすることによって決定される)を、重心の代わりに経路SおよびTの終点として選択することができる。しかしながら応力の導入は動作状況にもよることに留意されたい。
図4は更なる実施形態によるミラー配列200の概略図である。他に指定のない限り、図3の要素と同じまたは機能的に同等の要素には同じ参照符号を付し、更なる詳細の説明は行わない。下記の実施形態および図についても同様である。
図4に示すミラー配列200は図3に示すミラー配列200と、側壁206が僅かに高く、取付け要素214が側壁206の端部と水平ではなく側壁206のほぼ中央に配置されている点において異なる。S/D>0.5およびS/A>1の条件もこの配置において満たされるので、良好な変形分離となる。ここでも下記に記載する例示的実施形態の様に、S=T−Mが適用される。更に、図4のミラー配列200において、接続面216の法線はキャビティ212に延在し、これは上述の様に変形分離に貢献する。更に鏡体207は細長い側壁206のために、全体的に大きなミラー剛性を有する。対照的に、図3のミラー配列200はその重量が少ない点で有利である。
図3および図4に示すミラー配列において、取付け要素214は側壁206の側面に取付けられる。しかしながらこれに限定せず、取付け要素214を側壁206の端面に取付けることも可能である。図5はこのような実施形態によるミラー配列200の概略図である。S/D>0.5およびS/A>1の条件もこのミラー配列200で満たされるため、良好な変形分離が提供される。更に、取付け要素214を含むこのミラー配列200の直径全体は、背後からの接続のため、上述の実施形態によるものよりも短い。これにより、リソグラフィ装置の真空排出された内部を広げる必要なく、より大きなミラー配列を設けることが可能となる。尚、図5によるミラー配列200において、取付け要素の横幅Aは側壁の厚さDに等しい(すなわちA=D)。しかしながら、取付け要素の幅Aおよび側壁の厚さDを異なる様に設計して、これらを要求事項に応じて変化させることができることは明らかである。更なる変形例において、取付け要素214は側壁206の外周内側に接続させることもできる。
図6は更なる実施形態によるミラー配列200の概略図である。このミラー配列200において、取付け要素214は同様に、例えば約30°の傾斜を有して設計された、側壁206の端面に取付けられる。S/D>0.5およびS/A>1の条件もこの配置において満たされ、非常に良好な変形分離が提供される。更に接続面216上の法線の内の少なくともいくつかはキャビティ212に延在し、このため、上述の様に変形分離に貢献する。
図7は更なる実施形態によるミラー配列200の概略図である。図7に示すミラー配列200は図3のミラー配列200と、ミラーが完全にくり抜かれて(hollowed out)いない点で異なり、キャビティ212内に延在するエレベーション部がミラー基板202の後側に設けられている。従って、キャビティ212は環状溝212aと円盤状のキャビティ部212bとを有する。環状溝212aは側壁206の内側、ミラー基板202の後側およびエレベーション部220の外側によって画定される。環状溝212aの深さCはエレベーション部220の高さに対応する。環状溝212aの深さCに関しては0<C≦Bが適切であり、例えばC=10%…80%・Bである。深さC>Bは理論的に可能であるが、ミラーの質量および変形分離を考慮した特定の環境においてのみ適切である。例えば、環状溝212aの幅は0.5〜3cmとすることができる。
図7に示すミラー配列200を使用して、図3に示すミラー配列200を使った場合とほぼ同じ変形分離を実現することが可能であるが、図7に示すミラー配列200はより大きなミラー剛性を有する。この場合、ミラー剛性はエレベーション部220の高さCを変えることによって調整することができる。
本実施形態においても接続面216はミラー基板202の背後に位置する。よって、本実施形態においても、接続面216上の任意の点に配置された法線は、キャビティ212、すなわち環状溝212aまたはキャビティ部212bを通って延在する。上述の様に、これは変形分離に貢献する。
環状側壁206は変形分離を向上させるが、全体的に、くり抜かれていないミラー配列と比較すると、ミラー配列200の剛性が低減される。ミラー配列200の剛性を増大させるために、側壁206の後側にカバーを設けることができる。このようなミラー配列200を図8に示す。
図8に示すミラー配列200において、キャビティ212は円盤状のキャップ230によって閉じられている。キャップ230はカバー要素として機能し、キャビティ212を覆う。よってキャビティ212は全て(正および負)の6つの空間方向において画定される。キャップ230はミラー基板202および側壁206と同じ熱膨張係数を実質的に有する。例えば、キャップ230の厚さは0.5cm〜10cmとすることができる。キャップ230の厚さは必ずしも一定である必要はない。しかしながらその剛性は少なくともミラー基板202の合成に対応しなければならない。キャップ230はミラー基板202と側壁206とからなる鏡体207と同じ材料で構成されると有利である、というのもそうであればその熱膨張係数も鏡体207のものと同じだからである。例えば、キャップ230は側壁206の上端に接着接合または半田付けするか、または側壁206の上端に陽極結合することができる。
図8に示すミラー配列200を使用して、質量が低減され、変形分離が良好な、比較的高い剛性を実現することが可能である。キャップ230と側壁との間の接続面232の変形は、そのミラー基板202への効果がその接続面216への効果よりも小さくなるように、環状側壁206によってミラー基板202から分離される。
図8のミラー配列200において、側壁206の厚さDが小さくなりすぎるように選択してはならない、というのも、固有周波数が比較的低くなるリスクがあるからである。例えば、側壁206の厚さDは約0.5〜5cmとすることができる。固有振動に関する有利な寸法は、A,CおよびDが相互に±20%、有利には±5%またはほんの±1%(すなわちA=C=Dが実質的に該当する)逸脱しているのであれば与えられる。
本実施形態において、接続面216もミラー基板202の背後に位置する。よって、本実施形態においても、接続面216の任意の点に配置される法線は、キャビティ212、つまり環状溝212aまたはキャビティ部212bを通って延在する。上述の様に、これは変形分離に貢献する。しかしながら、図3による実施形態とは対照的に、この場合、取付け要素214は側壁206の後端から離れたところに設けられる。
図9は更なる実施形態によるミラー配列200の概略図である。図9に示すミラー配列200の実施形態は、図8に示す実施形態の変形例であり、キャップ230に、例えばキャップ230の中心に配置させることのできる円形の貫通孔234が設けられる点で、図8とは異なる。よって、キャビティ212とミラーの周囲との間の均圧が保証される。貫通孔234の内径がミラー径の半分以下であれば有利である、というのもこれによって高剛性の場合に良好な変形分離を保証することができるからである。
図10は更なる実施形態によるミラー配列200の概略図である。本実施形態によれば、ミラー配列200は図8のミラー配列200と同じ重量分布を有するため、同じミラーダイナミクス(mirror dynamics)を有する。しかしながら図10のミラー配列200はモノリシックである。すなわち円盤状の後壁240が側壁206の後端に設けられ、ミラー基板202、側壁206および後壁240によって一体化された鏡体207が形成される。キャビティ212は側壁206の内側、ミラー基板202の後側、エレベーション部220の外側および後壁240の内側によって画定される。この場合、キャビティ212は環状溝212aと円盤状キャビティ部212bとに更に分割される。この場合、後壁240はキャビティ212を覆うカバー要素として機能する。
例えば、図8によるミラー配列200よりも少ない接続が図10によるミラー配列200に設けられる。すなわち、キャビティ212を覆う後壁240は更なる接続を行わずに設けることができる。よってミラー配列200はこのような接続を設ける際に生成される、より少ない局部応力にさらされる。
ミラー基板202、側壁206および後壁240からなる、図10に示すモノリシック 鏡体207は下記のように製造することができる:先ず、ミラー基板202、側壁206および後壁214を別個の要素として準備する。そして、側壁206(そして任意選択でエレベーション部220)をミラー基板202の後側に配置し、後壁240を側壁206の端部に配置する。あるいは鏡体を少なくとも1つの部品が接触面に凹部を含む2つの部品によって構成することもできる。よって、これらの要素を相互に加熱および溶解することによって、キャビティ212を有するモノリシック鏡体207を製造することができる。
図11は更なる実施形態によるミラー配列200の概略図である。鏡体207はこの実施形態においてもモノリシックである。しかしながら取付け要素214は側壁206またはミラー配列200の外周に接続されておらず、ミラー配列200の後側、より正確には後壁240の後側に接続されている。例えば取付け要素214は、例えば後壁の中心などの適切な場所に取付けることができる。
図11に示すミラー配列200は、取付け要素214を側壁206に接続させる場合よりも空間要件が小さい点で有利である。これによってリソグラフィ装置の真空排気される内部を広げることなく、更に大きなミラー配列を提供することが可能となる。更に、その後側に取付け要素の設けられた後壁240と、ミラー基板202またはミラー基板上に設けられたエレベーション部220との間にキャビティ212を設けることによって、変形分離が可能となり、これは上述のように、 例えば取付け要素214の接続時に生じさせることができる。換言すれば、本実施形態においても、接続面の任意の点上の法線をキャビティ212に延在させることができる。取付け要素214は、少なくとも側壁206の厚さDに対応する絶対値分だけ後壁240の端部から離れていなければならない。少なくとも、Dの距離に後壁の厚さを加えたものは有利である。更に、図11に示すミラー配列200も高い剛性を保証する。
更に、正確に1つのキャビティ212をミラー基板202、側壁206およびキャップ230の間に形成する。その結果、(例えばハニカム構造などの結果としての)複数のキャビティがミラー基板と後方の壁との間に設けられる従来の配置と比較して、より良好な変形分離を実現させることが可能である。
対照的に、取付け要素がキャビティのないミラー基板の後側に直接設けられている場合、例えば取付け要素の接続中に生じる変形は鏡面の形状に直接影響を与え、これによってミラーの光学特性が損なわれる。
更に、図3〜図10に示す配置において、接続面216からミラー基板202の前側までの最短経路Tは、常に一本の真直ぐな経路である。しかしながら必ずしもそうでない場合もある。図11はミラー材料を通るこの最短経路Tが一本の真直ぐな経路で構成されずに、3つの個々の経路T1,T2およびT3で構成される場合を示している。第1経路T1は、接続面216の重心から後壁240が側壁206と合流する点まで延在する。第2経路T2は、この点から側壁206とミラー基板202の接合箇所まで延在する。そして第3経路T3はミラー基板202の前側204まで更に延在する。経路全体の長さはT=T1+T2+T3である。平らな鏡面204の場合、T2およびT3を組み合わせて、Tを2つの経路部のみから構成する。この場合の経路全体の長さはT=T1+T2である。この長さTの場合、条件(T−M)/D=S/D>0.5およびS/A>1も満たされ、よって、良好な変形分離が提供される。
図12は更なる実施形態によるミラー配列200の概略図である。本実施形態において、取付け要素214は後壁240の外端に設けられる。この場合、長さSもS/D>0.5およびS/A>1を満たし、良好な変形分離が提供される。
更なる実施形態によれば、取付け要素214を非モノリシックミラー配列の後側に接続させることもできる。このようなミラー配列200を図13に示す。図13によるミラー配列200において、後壁230をミラー基板202および側壁206からなる鏡体207から離れて設け、上述の様に陽極接合などによって鏡体207に接続させる。取付け要素214はその後側の後壁230に接続させる。よって、図11の利点が適用される。
図13によるミラー配列200は、取付け要素214を接続する際に生じた変形の補正が可能な製造方法によって製造することができる。このような方法を図14に概略的に示す。
本方法の開始時において、キャップ230と、ミラー基板202および側壁206からなる鏡体207とはまだ相互に取付けられていない。ステップS1において、取付け要素214を、先ず側壁の平坦側面(すなわち後側)に、例えば接着接合または半田付けによって取付ける。ここで、上述の様に、接続面の収縮によってキャップ230が変形することがある。ステップS2において、キャップ230の少なくとも1つの端部領域の変形または形状を検出する。例えば、これは干渉測定によって行うことができる。次のステップS3において、キャップ230の環状端部領域236を加工して、検出した変形を補正する、すなわち環状端部領域236を側壁の端面のトポグラフィに適合させる。この環状端部領域236は、キャップ230が側壁206に実質的に接続された、接続面232の領域を少なくとも備える。よって端部領域236は取付け要素214の取付けられたキャップ230の後側の反対側にある。例えば、キャップはこの環状端部領域236内で研磨することができる。端部領域236の変形を補正した後、ステップS4においてキャップ230を鏡体207に接続させる。より正確には、環状端部領域236を側壁206の上端(または端部)に接続させる。例えば、キャップ230は陽極接合などによって側壁206に取付けることができる。
この製造方法を使って取付け要素214の接続中に生じた変形を補正して、更に正確な寸法を持つミラー配列200を実現させることが可能である。このミラー配列200は取付け要素214を使って、リソグラフィ装置100内のフレーム要素に取付けることができる。
上述の方法は適切に変更することができる。例えば、変形を検出するステップS2は強制的なものではない。従って、その形状が側壁206の形状にまだ正確に適合されていないキャップ230に取付け要素214を取付け、取付け要素214に取付けた後に任意選択で光学検出を使用して、相互の形状を正確に適合させることができる。更に、ステップS2(キャップ230の形状の検出)およびS3(接続領域の加工)を反復してもよい、すなわち連続して何度も行ってよい。
尚、上述の実施形態は単なる例示的なものであり、本特許請求項の保護の範囲内において多くの異なるやり方によって変更することができる。特に、上述の実施形態の特徴を相互に組み合わせることもできる。
例えば、側壁206は必ずしもミラー基板202の端部に設けなくてはならないのではなく、端部から離れた内側にオフセットして配置することができる。図15はこのようなミラー配列200の概略図である。このミラー配列200において、ミラー基板202は側壁206から突出している。この場合、環状側壁206もミラー基板202の外周に沿って配置されている。可能な実施形態において、側壁と端部との間の距離は、側壁206がミラー基板の端部に平行に延在するように一定している。しかしながらこれに制限せず、側壁206と端部との間の距離を外周に沿って変化させることもできる。例えばミラー基板202を腎形状に、側壁206を円形または楕円形にすることが可能である。工程において、鏡体207の動的特性を考慮して、側壁206とミラー基板202の端部との間の距離の変化が所定の最大値を超えないようにすることもできる。円形のミラー基板202の場合、例えば、この最大値はミラー基板202の直径の30%以下、15%以下または5%以下とすることができる。楕円形、長円形または腎形状のミラー基板202の場合、ミラー基板202は、例えば楕円形の場合の長半軸の径および短半軸の径による2つの特性変数によって特徴付けられる。従って、例えば上述の最大値は、これら2つの特性変数の内の大きい方、すなわち、例えば、ミラー基板202の長半軸の径の30%以下、15%以下または5%以下であってもよい。代替的または追加的に、上述の最大値はこれら2つの特性変数の間の差の半分以下であってもよい。
従って、より少ない重量でより大きな鏡面を実現することが可能である。更にこのミラー配列200において、エレベーション部はミラー基板202の後側に設けない。ミラー基板202は側壁206間の鏡面に沿って、実質的に同じ厚さを有する。ミラー基板202の温度分布は、ミラーによって吸収される放射熱が浸透する深さに依存する。ミラー基板202の厚さは鏡面に沿ってほぼ一定しているので、ミラーの表面に沿った均一な温度プロファイルを実現することができる。上記の記載は鏡壁の長さS、厚さDと、取付け要素214の高さAとの比率に適用される。
更に上述の例示的実施形態において、鏡体207は側壁206の外側の平らな接続面に取付けられる取付け要素214によって接続される。しかしながら本発明はこれに限定されず、側壁に凹部を設け、その中に取付け要素に接続される接続要素を取付けることもできる。このような配置例は国際公開第2005/106557A1号パンフレット(特に図4〜8を参照)に開示されている。この場合、接続面はほぼ円筒状で、重心が円筒軸に位置する凹部の内端部に沿って延在してもよい。この場合も上述の条件S/D<0.5が実現されるのであれば、より良好な変形分離を実現させることができる。
更にリソグラフィ装置100のミラー配列200に基づき、ミラー配列200の種々の実施形態を説明したが、説明した実施形態をリソグラフィ装置100の任意のその他のミラーにも適用できることは明らかである。
更にEUVリソグラフィ装置のミラー配列の例示的実施形態について説明したが、本発明はEUVリソグラフィ装置に限定されず、他のリソグラフィ装置にも適用することができる。
10 ミラー配列
12 ミラー基板
14 隆起部
16 取付け要素
100 EUVリソグラフィ装置
102 ビーム成形システム
104 照明システム
106 投影システム
108 EUV光源
110 コリメータ
112 モノクロメータ
114 EUV放射
116 第1ミラー
118 第2ミラー
120 フォトマスク
122 ウエハ
124 第3ミラー
200 第4ミラー、ミラー配列
202 ミラー基板
204 反射被覆
206 側壁
207 鏡体
208 内側
210 後側
212 キャビティ
214 取付け要素
216 接続面
218 法線
220 エレベーション部
230 キャップ
232 接続面
234 貫通孔
236 環状端部領域
240 後壁

Claims (23)

  1. 少なくとも1つのミラー配列(200)を有するリソグラフィ装置(100)であって、前記ミラー配列(200)は、
    ミラー基板(202)であって、その前側の少なくとも一部に反射面(204)が設けられるミラー基板(202)と、
    前記ミラー基板(202)の後側から前記ミラー基板(202)の外周に沿って延在し、前記ミラー基板(202)と共にキャビティ(212)を画定する側壁(206)と、
    取付け要素(214)であって、これによって前記ミラー配列(200)が前記リソグラフィ装置(100)の構造要素に取付けられ、前記取付け要素(214)の各々が接続面(216)で前記ミラー配列(200)に接続されている取付け要素(214)とを備え、
    前記接続面(216)の内の少なくとも1つにおいてS/D>0.5の関係が満たされ、Dは前記接続面(216)における前記側壁(206)の厚さを表し、Sは前記接続面(216)の重心から前記ミラー基板(202)の前側までのミラー材料を通る最短経路(T)の長さと前記ミラー基板(202)の厚さ(M)との差(T−M)を表すリソグラフィ装置(100)。
  2. 請求項1に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記ミラー基板(202)が一定の厚さ(M)を有し、Sは前記接続面(216)の重心から前記ミラー基板(202)の後側までのミラー材料を通る最短経路の長さに対応するリソグラフィ装置(100)。
  3. 請求項1または2に記載のリソグラフィ装置(100)において、S/D>1の関係が満たされるリソグラフィ装置(100)。
  4. 請求項1〜3の何れか1項に記載のリソグラフィ装置(100)において、S/A>1の関係が満たされ、Aは前記側壁(206)における前記接続面(216)の幅を表すリソグラフィ装置(100)。
  5. 請求項4に記載のリソグラフィ装置(100)において、S/A>1.5の関係が満たされるリソグラフィ装置(100)。
  6. 少なくとも1つのミラー配列(200)を有するリソグラフィ装置(100)であって、前記ミラー配列(200)が、
    ミラー基板(202)であって、その前側の少なくとも一部に反射面(204)が設けられるミラー基板(202)と、
    前記ミラー基板(202)の後側から前記ミラー基板(202)の外周に沿って延在し、前記ミラー基板(202)と共にキャビティ(212)を画定する側壁(206)と、
    取付け要素(214)であって、該取付け要素によって前記ミラー配列(200)が前記リソグラフィ装置(100)の構造要素に取付けられ、前記取付け要素(214)の各々が接続面(216)で前記ミラー配列(200)に接続されている取付け要素(214)とを備え、
    それぞれの前記接続面(216)上の法線が前記キャビティ(212)に延在し、それぞれの前記接続面(216)上の前記法線は、前記ミラー基板(202)と交差しないリソグラフィ装置(100)。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記取付け要素(214)の前記接続面(216)が前記側壁(206)の外側(216)または内側(208)にそれぞれ配置されるリソグラフィ装置(100)。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記キャビティ(212)が前記ミラー配列の後側に向って開放された凹部であるリソグラフィ装置(100)。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記キャビティ(212)が全ての側面に向って閉じているリソグラフィ装置(100)。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記ミラー配列(200)がカバー要素(230,240)を更に備え、該カバー要素は、前記ミラー基板(202)、前記側壁(206)および前記カバー要素(230、240)が前記キャビティ(212)を画定するように前記側壁(206)に接合されるリソグラフィ装置(100)。
  11. 請求項10に記載のリソグラフィ装置(100)において、開口部(234)が前記カバー要素(230、240)に設けられるリソグラフィ装置(100)。
  12. 請求項11に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記開口部(234)の内径が前記ミラー基板(202)の直径の半分未満であるリソグラフィ装置(100)。
  13. 請求項1〜12の何れか1項に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記ミラー配列(200)の光学軸の方向における前記接続面(216)の幅(A)が前記キャビティ(212)の深さ(B)未満であるリソグラフィ装置(100)。
  14. 請求項1〜13の何れか1項に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記ミラー基板(202)の後側で前記キャビティ(212)内へ延在するエレベーション部(220)が設けられ、環状溝(212a)が前記キャビティ(212)内の前記側壁(206)と前記エレベーション部(220)との間に形成されるリソグラフィ装置(100)。
  15. 請求項14に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記エレベーション部(220)の高さ(C)が前記キャビティ(212)の深さ(B)の0.1〜0.8倍であるリソグラフィ装置(100)。
  16. 請求項15に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記ミラー配列(200)の前記光学軸の方向の前記接続面(216)の幅(A)、前記エレベーション部(220)の高さ(C)および前記側壁の厚さ(D)がほぼ等しいリソグラフィ装置(100)。
  17. 請求項1〜16の何れか1項に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記側壁(206)が前記ミラー基板(202)と一体的に形成されるリソグラフィ装置(100)。
  18. 請求項1〜17の何れか1項に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記ミラー基板(202)、前記側壁(206)および前記カバー要素(240)が一体型であるリソグラフィ装置(100)。
  19. 請求項1〜18の何れか1項に記載のリソグラフィ装置(100)において、前記側壁 (206)が環状であるリソグラフィ装置(100)。
  20. リソグラフィ装置のミラー配列(200)を製造する方法であって、以下のステップ、すなわち、
    取付け要素(214)を円盤状のカバー要素(240)の平らな面の一方に取付けるステップと、
    前記カバー要素(240)の取付け領域の形状を側壁(206)の取付け領域の形状に適合させるステップであって、前記側壁(206)がミラー基板(202)の後側から該ミラー基板(202)の外周に沿って延在し、該ミラー基板(202)の前側に反射面(204)が設けられるステップと、
    前記カバー要素(240)を、前記ミラー基板(202)、前記側壁(206)および前記カバー要素(240)がキャビティ(212)を画定するように、前記取り付け要素(214)が取り付けられた面を前記キャビティの反対側に向け取付けるステップとを含む方法。
  21. 請求項20に記載の方法において、以下のステップ、すなわち、
    前記取付け要素(214)の取付けによって生じた前記カバー要素の取付け領域 (240)の変形を検出するステップを更に含み、
    前記カバー要素(240)の取付け領域の形状に適合させる際、前記カバー要素(240)の取付け領域を、前記検出された変形が補正されるように加工する方法。
  22. 請求項20または21に記載のミラー配列(200)を製造する方法において、前記カバー要素の取付け領域(240)が前記カバー要素(240)の環状端部領域である方法。
  23. 請求項20〜22の何れか1項に記載のミラー配列(200)を製造する方法において、前記取付け領域の加工にこの領域の研磨が含まれる方法。
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