JP4551689B2 - 車両用ドア - Google Patents

車両用ドア Download PDF

Info

Publication number
JP4551689B2
JP4551689B2 JP2004133165A JP2004133165A JP4551689B2 JP 4551689 B2 JP4551689 B2 JP 4551689B2 JP 2004133165 A JP2004133165 A JP 2004133165A JP 2004133165 A JP2004133165 A JP 2004133165A JP 4551689 B2 JP4551689 B2 JP 4551689B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
sash
door
vehicle door
inner member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004133165A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005313743A (ja
Inventor
征夫 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hirotec Corp
Original Assignee
Hirotec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hirotec Corp filed Critical Hirotec Corp
Priority to JP2004133165A priority Critical patent/JP4551689B2/ja
Publication of JP2005313743A publication Critical patent/JP2005313743A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4551689B2 publication Critical patent/JP4551689B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

本発明は、車両に配設されるドアに関する。
従来より、例えば特許文献1に開示されているように、ワンボックスタイプの自動車の側部には、車両前後方向へスライド可能に構成されたスライド式のドアが設けられている。この車両用ドアは、内外2枚の鋼板製のインナパネルとアウタパネルとを接合して、略下半部をドア本体とするとともに、略上半部をウインドガラスを保持するサッシュとしている。
ところで、車両用ドアにおいては、インナパネルのサッシュを構成する部分に、内装デザインに対応した形状や色を有する樹脂製のトリム部材を取り付けて内装の見栄えを良好にすることが行われている。
また、一般に、自動車の外板部材を塗装する際には、塗料を塗布した外板部材を高温の雰囲気に曝す焼き付け塗装方法が採用されている。この外板部材を塗装する際、特許文献1のようにドアのアウタパネルが耐熱性を有する鋼板製である場合には、該アウタパネルにも他の外板部材と同様に焼き付け塗装を施して自動車の各外板部材の色調が互いに同じになるようにしている。
一方、近年、車両の外観デザインが多様化しており、ドア本体を他の外板部材と同じボディ色とする一方、サッシュをボディ色以外の色、例えばウインドガラスの外周に設けられたゴム製シール部材等と同様な黒色にしてウインドガラスの外周とサッシュとの連続感を得たいという要求がある。
特開平10−58980公報(第4頁、図1、図2、図12)
しかし、内外2枚のパネルで構成されている特許文献1のドアにおいては、サッシュをドア本体と異なる色にしようとすると、アウタパネルに焼き付け塗装を施した後に、該アウタパネルのサッシュを構成する部分に別途塗装を施したり、樹脂製のガーニッシュを取り付けなければならない。このため、ドアの製造工数が増えてコストの増加を招いたり、ドアを構成する部品点数が多くなってドアが重くなってしまう。
さらに、特許文献1のドアでは、内装の見栄えを良好にするためにインナパネルのサッシュを構成する部分にトリム部材が必要であり、このことによってもコストの増加を招くとともに、ドアが重くなってしまう。
本発明は斯かる諸点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、サッシュに別部材を取り付けたり別途塗装を施すことなく、内装の見栄えを良好にするとともに外観デザインを多様化できるようにして、ドアのコスト低減及び軽量化を図ることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、ドア本体を金属製とする一方、サッシュを樹脂製と構成した。
具体的には、略下半部を構成する金属製のドア本体と、該ドア本体に結合されて略上半部を構成し、ウインドガラスを保持するサッシュとを備えた車両用ドアにおいて、上記サッシュは、車室側に位置するとともに内装色に着色された樹脂製のインナ部材と、車外側に位置するとともに色に着色され、該インナ部材とは別部材の樹脂製のアウタ部材とを有し、上記インナ部材には、車室側へ膨出して車外側に開放膨出部が形成され、該膨出部が車室に臨むように配置され、上記アウタ部材の車外側の面が車外に臨むように配置され、上記インナ部材の膨出部よりもサッシュ外周側と、該インナ部材の膨出部よりもサッシュ内周側とが上記アウタ部材にそれぞれ接合されて該インナ部材と該アウタ部材との間に閉断面が形成されている構成とする。
この構成によれば、ドア本体が金属製の部材で構成されているため、従来の焼き付け塗装を施すことが可能になる。一方、サッシュのインナ部材は色及び形状の設定を自由に行うことが可能な樹脂製とされているため、このインナ部材自体を内装デザインに対応した色や形状とすることが可能になる。また、アウタ部材は上記の如く色及び形状の設定が自由な樹脂製であるとともに上記インナ部材とは別部材であるため、アウタ部材に塗装を施したりガーニッシュを取り付けることなく、このアウタ部材自体を車両の外観デザインに対応した色や形状とすることが可能となる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、サッシュのインナ部材及びアウタ部材には、これら両部材を接合した状態でウインドガラスの周縁部を内外から保持するガラス保持部をそれぞれ一体成形する構成とする。
この構成によれば、インナ部材とアウタ部材とを接合することで、これら両部材のガラス保持部によりウインドガラスを内外から保持することが可能となり、これらガラス保持部がインナ部材及びアウタ部材と一体とされているので、ガラス保持部を設けたことによる部品点数の増加が回避される。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、サッシュのアウタ部材には、ウインドガラスの上縁に沿って車両前後方向に延びる上辺部を設け、該上辺部には車外側へ延びる日除け部を一体成形する構成とする。
この構成によれば、日除け部により車室への日射量を抑制することが可能となり、この日除け部がアウタ部材と一体とされているので、日除け部を設けたことによる部品点数の増加が回避される。
請求項4の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの発明において、サッシュのインナ部材及びアウタ部材の少なくとも一方を金属製の補強部材と一体成形する構成とする。
この構成によれば、ドア本体やサッシュへ組み付ける部品点数を増加させることなくインナ部材やアウタ部材を補強することが可能となる。
請求項5の発明では、請求項1〜3のいずれか1つの発明において、サッシュのインナ部材及びアウタ部材の少なくとも一方には、金属製の補強部材を固定手段を用いて固定する構成する。
この構成によれば、インナ部材やアウタ部材が補強部材により補強され、例えば車両廃棄時には、固定手段による固定状態を解除するだけで互いに材質が異なるインナ部材やアウタ部材と補強部材とを容易に分離することが可能になる。
請求項6の発明では、請求項1〜5のいずれか1つの発明において、サッシュの車両前側に前側ウインドガラスを保持し、車両後側に後側ウインドガラスを保持し、上記前側ウインドガラス及び後側ウインドガラスの少なくとも一方の周縁部をサッシュに接着する構成とする。
この構成によれば、ウインドガラスの周縁部をサッシュに接着することで両者が一体化し、サッシュがウインドガラスにより補強される。
請求項7の発明では、請求項1〜6のいずれか1つの発明において、サッシュには、ドア本体へ固定される固定部と、ウインドガラスの昇降装置が取り付けられる取付部とを設ける構成とする。
また、請求項8の発明では、請求項7の発明において、サッシュのインナ部材にはドア本体の車室内側に沿って延びるモジュールキャリア部を設け、該モジュールキャリア部にウインドガラスの昇降装置の取付部を設ける構成とする。
これら請求項7及び請求項8の構成によれば、昇降装置及びウインドガラスをサッシュに取り付けることで該サッシュを昇降装置等とモジュール化した後、このモジュール化したサッシュの固定部をドア本体に固定することにより車両用ドアが得られる。これにより、車両の組み立てライン上でウインドガラス及び昇降装置をサッシュと同時にドア本体に組み付けることが可能となる。
請求項9の発明では、請求項8の発明において、モジュールキャリア部は、ドア本体の下端部近傍まで延びかつ該ドア本体の車両前後方向両端部近傍に亘って延びるようにインナ部材と一体成形された樹脂製のものであり、上記モジュールキャリア部の周縁部を上記ドア本体に結合する構成とする。
この構成によれば、モジュールキャリア部は樹脂製であるため形状設定の自由度が高く、モジュールキャリア部をリブの設定等により軽量かつ高剛性に構成することが可能になる。そして、このモジュールキャリア部をドア本体に結合することで該ドア本体をモジュールキャリア部で効果的に補強することが可能になる。
請求項10の発明では、請求項9の発明において、モジュールキャリア部には車両に設けられたストライカに係脱するラッチ機構を取り付ける構成とする。
この構成によれば、ラッチ機構をモジュールキャリア部に取り付けてモジュール化することが可能になって、ラッチ機構をサッシュと同時にドア本体に組み付けることが可能となる。
請求項1の発明によれば、ドア本体を金属製としたので、従来の焼き付け塗装を施すことが可能となって、車両の他の外板部材と色調を合わせることができる。そして、インナ部材とアウタ部材とを接合して樹脂製のサッシュを構成したので、トリム部材を設けることなくインナ部材により内装の見栄えを良好にすることができるとともに、サッシュの車外側に別途塗装を施したりガーニッシュを取り付けることなく、アウタ部材により車両の外観デザインを多様化することができ、ドアのコスト低減及び軽量化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、サッシュのインナ部材及びアウタ部材にウインドガラスを保持するガラス保持部をそれぞれ一体成形したので、部品点数が増えるのを回避して製造工数を増加させることなく、ウインドガラスを内外からしっかりと保持することができる。
請求項3の発明によれば、サッシュのアウタ部材に日除け部を一体成形したので、部品点数が増えるのを回避して製造工数を増加させることなく、車室への日射量を抑制することができる。
請求項4の発明によれば、サッシュのインナ部材及びアウタ部材の少なくとも一方を補強部材と一体成形したので、ドアの製造工数の増加を招くことなくサッシュの剛性を向上させることができる。
請求項5の発明によれば、サッシュのインナ部材及びアウタ部材の少なくとも一方に補強部材を固定手段を用いて固定したので、サッシュの剛性を向上させることができるとともに、廃棄時には固定手段による固定状態を解除するだけで樹脂製のインナ部材やアウタ部材と金属製の補強部材とを容易に分別廃棄することができる。
請求項6の発明によれば、サッシュで前側ウインドガラスと後側ウインドガラスとを保持し、これらウインドガラスの少なくとも一方をサッシュに接着固定したので、サッシュの剛性をより一層向上させることができる。
請求項7及び8の発明によれば、サッシュにドア本体への固定部とウインドガラスの昇降装置を取り付ける取付部とを設けたので、昇降装置等を取り付けてモジュール化したサッシュを、車両の組み立てラインにおいてドア本体に固定することができる。これにより、組み立てラインでのドアの製造工数を削減することができる。
請求項9の発明によれば、モジュールキャリア部をインナ部材に一体成形し、このモジュールキャリア部の周縁部をドア本体に結合するようにしたので、ドア本体の補強をモジュールキャリア部で効果的に行うことができて、ドアを軽量かつ高剛性にすることができる。
請求項10の発明によれば、ラッチ機構を取り付けたサッシュをドア本体に固定することができ、よって、車両の組み立てラインにおけるドアの製造工数を削減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
尚、この実施形態の説明では、説明の便宜を図るために、「前」とは車両の前側を、また「後」とは車両の後側をそれぞれ表すこととしている。
(発明の実施形態1)
図2は、本発明の実施形態1に係る車両用ドアとしてのスライドドア1を備えるワンボックスタイプの自動車2を示す。この自動車2側部の前側には、前端部がヒンジにより支持されて後側が車体内外方向へ回動するように構成された前部ドア3が配設され、この前部ドア3の後方に隣接して上記スライドドア1が配設されている。
上記スライドドア1は、図1及び図3に示すように、下半部を構成するドア本体4と該ドア本体4とは別体とされスライドドア1の上半部を構成するサッシュ5とを備えている。ドア本体4は、側面視で略矩形状をなしており、図4に示すように、車室側に位置するインナパネル10と車外側に位置するアウタパネル11とを接合して構成されている。これらインナパネル10及びアウタパネル11は、共に例えば鋼板等の金属製の板材をプレス成形法を用いて成形されたものである。上記アウタパネル11は車体外側へ膨らむように緩く湾曲形成される一方、インナパネル10は側面視で上方が開放したコ字状をなすように形成されている。このインナパネル10の前端側には、アウタパネル11側に向かって延びる側壁部10aが形成されている。インナパネル10の下縁及び側壁部10aの先端はアウタパネル11の対応する縁部にそれぞれ接合され、これらインナパネル10及びアウタパネル11の間には、ウインドガラスGを昇降させるウインドレギュレータからなる昇降装置12が収容される内部空間Rが形成されている。
そして、上記昇降装置12によりウインドガラスGを上昇端まで上昇させることによりウインドガラスGが閉状態となり、一方、下降端まで下降させることによりウインドガラスGが開状態となってドア本体4の内部空間Rに収容される。尚、図示しないが、インナパネル10の車室側には内装部材が取り付けられている。
上記サッシュ5は車室側に位置するインナ部材20と車外側に位置するアウタ部材21とを備えている。上記インナ部材20は、ポリプロピレンにグラスファイバーを混合した樹脂材を射出成形して得られたものであり、このポリプロピレンとグラスファイバーとの混合割合は、製品を100重量部とした場合にグラスファイバーが約30重量部〜50重量部となるように設定されている。また、アウタ部材21も樹脂製であり、具体的にはポリカーボネイトを成形して得られたものである。さらに、上記樹脂材に着色剤を混合することでインナ部材20及びアウタ部材21を任意の色とすることができる。
上記アウタ部材21は黒色に着色された樹脂材を用いて成形され、図2に示すように、ウインドガラスGの上縁に沿って前後方向に延びる上辺部21aと、該上辺部21aの前端からウインドガラスGの前縁に沿って下方へ延びる前辺部21bと、上記上辺部21aの後端からウインドガラスGの後縁に沿って延びる後辺部21cとで構成されている。これら上辺部21a、前辺部21b及び後辺部21cは一体成形されていて、アウタ部材21は側面視で下方に開放するコ字状をなしている。
上記アウタ部材21の上辺部21aは、図5(a)に示すように、下側へ行くほど車室外側に位置するように傾斜し、また、前辺部21b及び後辺部21cは、同図(b)及び(c)に示すようにそれぞれ略平坦に前後方向に延びるように形成されている。
上記アウタ部材21の内周側であるウインドガラスG側には、該ウインドガラスGを車室外側から保持するガラス保持部21dが形成されている。このガラス保持部21dの内周端には、閉状態にあるウインドガラスGとサッシュ5との間をシールするシール部材25(この実施形態1では図5(a)にのみ示す)が係合する係合突起21eが突設されており、シール部材25はこの係合突起21eに係合して保持されるようになっている。
上記アウタ部材21のガラス保持部21dよりも外周側には、上記インナ部材20の内周側が接着される第1接着部21fが設けられている。この第1接着部21fは、互いに平行に延びる一対の突条部で構成され、これら突条部の間に接着剤Sが流し込まれるようになっている。この接着剤Sは、ポリプロピレンの接着が可能なものであればよく、例えばウレタン系の接着剤を用いることができる。
また、アウタ部材21の外周縁には上記インナ部材20の外周縁が接着される第2接着部21gが設けられている。この第2接着部21gはアウタ部材21の内周側に開放するコ字状断面を有し、この第2接着部21gの内部に上記接着剤Sが流し込まれるようになっている。
一方、上記インナ部材20は内装色として例えば薄いベージュ色に着色された樹脂材を用いて成形され、図3(a)に示すように、上記アウタ部材21と同様に上辺部20a、前辺部20b及び後辺部20cで構成され下方に開放するコ字状をなしている。このインナ部材20は金属製の板材からなる前側補強部材30及び後側補強部材31と一体成形されている。
図5に示すように、上記インナ部材20には車室側へ膨出する膨出部20fが形成されている。このインナ部材20には、車外側へ延びて先端が上記第1接着部21fの一対の突条部間に挿入されて接着される中間壁20gが形成されている。インナ部材20の中間壁20gよりも内周側には、ウインドガラスGを車室側から保持するガラス保持部20dが上記アウタ部材21のガラス保持部21dと略平行に延びるように形成され、このガラス保持部20dには上記シール部材25を保持する係合突起20eが突設されている。また、インナ部材20の外周端は、上記アウタ部材21の車室側の面に沿って延びるように形成され、アウタ部材21の第2接着部21g内に挿入されて接着されるようになっている。
上記前側補強部材30は、図3(a)に示すようにインナ部材20の車外側に配置され前辺部20bに沿って上下方向に延び、上端が上記上辺部20aの前端側に亘るように形成され、一方、下端は前辺部20bの下端よりも下方へ突出してドア本体4へ固定される固定部30aとされている。図5(b)に示すように、前側補強部材30の固定部30aよりも上側は上記前辺部20bの膨出部20f及び上辺部20aの膨出部20fの形状に対応するように形成され、これら膨出部20fの車外側の面に密着している。上記固定部30aは、図4(b)に示すように、後方に開放するコ字状断面を有し上記ドア本体4のインナパネル10における側壁部10a内面に沿って延びている。この固定部30aは、図4(a)にも示すように、上下方向に離れた一対の締結具35によりインナパネル10の側壁部10aに締結固定されるようになっている。
一方、上記後側補強部材31は、図3(a)に示すように、インナ部材20の後辺部20cに沿って上下方向に延び、上端が後辺部20cの上端近傍に位置する一方、下端は後辺部20cの下端よりも下方へ突出してドア本体4へ固定される固定部31aとされている。図5(c)に示すように、後側補強部材31の固定部31aよりも上側は後辺部20cの膨出部20fの形状に対応するように形成されて該後辺部20cにインサートされている。上記固定部31aはドア本体4のインナパネル10の内面に沿って延びる矩形状を有し4つの角近傍に孔部31bが形成されている。該各孔部31bに挿通する締結具36により固定部31aがインナパネル10に締結固定されるようになっている。
また、上記サッシュ5は前側補強部材30及び後側補強部材31の下端部同士を連結する連結部材40を備えている。つまり、サッシュ5は、インナ部材20、アウタ部材21、前側補強部材30、後側補強部材31及び連結部材40で構成されている。
上記連結部材40は、図3(a)に示すように、略水平に前後方向に延びる金属製の板材からなり、前端部が上記前側補強部材30の固定部30aに結合されるとともに後端部が上記後側補強部材31の固定部31aに結合されている。この連結部材40の前後方向中央部には、上記昇降装置12が締結具(図示せず)等を用いて取り付けられる取付部40aが設けられている。
また、図1に示すように、このスライドドア1には、該スライドドア1の開閉時に車両側に配設されたガイドレール(図示せず)を転動するローラを備えるアッパローラ装置42、ロアローラ装置43及びセンターローラ装置44が配設されている。上記アッパローラ装置42は上記前側補強部材30に固定され、また、ロアローラ装置43はインナパネル10の内面に取り付けられた下部前側補強部材19に固定され、さらに、センターローラ装置44は後側補強部材31の固定部31aに固定されている。上記ロアローラ装置43及びセンターローラ装置44は、スライドドア1の自重を支えるように構成されている。
また、図示しないが、ドア本体4前端の上下方向中央部にはラッチ機構が配設され、上記ラッチ機構が車体側のストライカに係合してスライドドア1が閉状態で保持されるようになっている。このラッチ機構とストライカとが係合した状態では、これらラッチ機構及びストライカと、上記アッパローラ装置42、ロアローラ装置43及びセンターローラ装置44とによりスライドドア1の各部が車体内外方向にずれないようになっている。
次に、上記のように構成されたスライドドア1の製造要領について説明する。まず、インナパネル10とアウタパネル11とを接合してドア本体4を構成し(図3(b)参照)、このドア本体4を車両に取り付けておく。そして、車両のルーフやフェンダ等の外板部材と共にドア本体4に焼き付け塗装を施してボディ色に塗装した後、車両を車両組み立てラインに流す。
一方、サブ組み立てラインや別の工場において、サッシュ5のインナ部材20とアウタ部材21とを接着により接合した後、シール部材25をサッシュ5に取り付ける。また、昇降装置12を連結部材40の取付部40aに取り付けるとともに、ウインドガラスGを昇降装置12に保持させて、これらウインドガラスGや昇降装置12と共にサッシュ5をモジュール化する(図3(a)参照)。
そして、モジュール化したサッシュ5を車両組み立てラインに搬送してドア本体4に組み付ける。すなわち、前側補強部材30及び後側補強部材31の固定部30a、31aをドア本体4の内部空間Rにそれぞれ挿入して締結具35、36によりインナパネル10に締結固定する。これにより、ドア本体4とサッシュ5とが一体化してスライドドア1が構成さされる。
以上説明したように、この実施形態によれば、ドア本体4を金属製の板材からなるものとしたので、ドア本体4に車両の他の外板部材と同様に焼き付け塗装を施すことができて、車両の各外板部材の色調を互いに同じにすることができる。
そして、サッシュ5のインナ部材20を内装色に着色した樹脂材で成形したので、サッシュ5の車室側を内装デザインに対応した色にすることができるとともに、形状設定の自由度が高く内装デザインに対応した形状とすることができて、トリム部材が不要になる。さらに、サッシュ5のアウタ部材21をボディ色とは異なる黒色に着色した樹脂材で成形したので、サッシュ5の車外側に塗装を施したりガーニッシュを取り付けたりすることなく、サッシュ5の車室側を外観デザインに対応した色や形状とすることができる。これらのことにより、スライドドア1のコスト低減及び軽量化を図りながら、内装の見栄えを向上させることができるとともに、車両の外観デザインを多様化することができる。
また、サッシュ5のインナ部材20及びアウタ部材21にウインドガラスGを保持するガラス保持部20d、21dをそれぞれ一体成形したので、ウインドガラスGの保持部材を別に設定することなく、ウインドガラスGをインナ部材20側及びアウタ部材21側からしっかりと保持することができて、部品点数を削減することができる。
また、サッシュ5にドア本体4への固定部30a、31aと昇降装置12の取付部40aとを設けたので、ウインドガラスGや昇降装置12を取り付けてモジュール化したサッシュ5をドア本体4に取り付けることができる。これにより、車両組み立てラインにおけるスライドドア1の組み立て工数を削減することができる。
さらに、サッシュ5のインナ部材20に前側補強部材30及び後側補強部材31を一体成形したので、スライドドア1へ組み付ける部品点数が増えるのを回避して製造工数を増加させることなく、サッシュ5の剛性を向上させることができる。
尚、サッシュ5の上辺部分の構造としては、例えば図6に示す変形例1のように、インナ部材20の下側に一対の突条部からなる接着部20hを形成し、アウタ部材21の下側に車室側へ延びる中間壁21hを形成して、該中間壁21hの先端を上記接着部20hの一対の突条部間に挿入して接着するようにしてもよい。
また、図7に示す変形例2のように、サッシュ5のアウタ部材21を上辺側の第1部材60と下側の第2部材61とで構成してもよい。上記第1部材60は、前後方向に長い矩形板状に形成され第1接着部60aと第2接着部60bとを有している。また、上記第2部材61は上辺部61aと前辺部61bと後辺部61cとを備えている。図7(b)に示すように、上記上辺部61aにはガラス保持部61dが形成され、このガラス保持部61dにシール部材25を保持する係合突起61eが突設されている。上記上辺部61aが上記第1部材60の下縁に車外側から接着されて第1部材60と第2部材61とが一体化するようになっている。この場合では、第1部材60をボディ色とする一方、第2部材61を黒色とすることで、外観デザインをより多様化することができる。さらに、上記インナ部材20の上端側に接着剤Sを流し込む溝20iを形成して、インナ部材20の上端側を第2接着部60bに接着し、さらに、インナ部材20の中間壁20gの先端を第1接着部60aに接着する。
また、サッシュ5のアウタ部材21を第1部材60と第2部材61とからなるものとする場合に、図8に示す変形例3のように、サッシュ5のインナ部材20に第1リブ65及び第2リブ66を設けてもよい。この変形例では、インナ部材20のガラス保持部20dが膨出部20fの車室内端側からアウタ部材21のガラス保持部21dへ向かって延びていて、上記第1リブ65はガラス保持部20dと膨出部20fの下側の壁部とを連繋するように延びている。さらに、上記第2リブ66は膨出部20fの下側の壁部と該膨出部20fの上側の壁部とを連繋するように延びている。
また、サッシュ5の後辺部分の構造としては、例えば図9(a)に示す変形例4のように、インナ部材20の膨出部20fにおける前側の壁部を車外側へ真っ直ぐに延びるように形成してこの壁部の先端を第1接着部21fに接着し、さらに、ガラス保持部20dを膨出部20fの前側の壁部から前方へ延びるように形成してもよい。また、図9(b)に示す変形例5のように、アウタ部材21の第2接着部21gを平面状に形成し、インナ部材20の後端側に接着剤Sを流し込む溝20iを形成して、インナ部材20の後縁側を第2接着部21gに接着するようにしてもよい。さらに、図9(c)に示す変形例6のように、サッシュ5のインナ部材20にリブ67を設けてもよい。この変形例では、インナ部材20のガラス保持部20dが膨出部20fの車室内端側からアウタ部材21のガラス保持部21dに向かって延びていて、上記リブ67はガラス保持部20dと膨出部20fの前側の壁部とを連繋するように延びている。
また、図10に示す変形例7のように、サッシュ5のアウタ部材21に日除け部68を一体成形してもよい。この変形例では、アウタ部材21が変形例2と同様に形成された第1部材60と第2部材61とで構成されている。上記第1部材60は半透明色に着色した樹脂材で成形されており、日除け部68は第1部材60の下縁から車外側でかつ下方へ湾曲して延びている。また、この変形例では、第1部材60の日除け部68以外の部分がボディ色に着色されている。さらに、第2部材61の上辺部61aには、第1部材60の下縁部が挿入される溝61eが形成されており、この溝61e内に接着剤Sを流し込んで第1部材60の下縁部を挿入することで該第1部材60が第2部材61に接着されるようになっている。この場合、日除け部68をアウタ部材21に一体成形しているので、車室への日射量を抑制しながら部品点数の増加を回避することができる。
また、上記実施形態では、ドア本体4のインナパネル10を側面視で上方が開放したコ字状に形成したが、図11及び図12に示す変形例8のように、インナパネル10をロ字状に形成してサッシュ5の連結部材を省略するようにしてもよい。この場合、昇降装置12はインナパネル10に取り付けられ、従って、サッシュ5と昇降装置12とは別々にドア本体4に取り付けられる。
また、上記実施形態では、サッシュ5のインナ部材20と、前側補強部材30及び後側補強部材31とを一体成形するようにしたが、アウタ部材21と一体成形するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、サッシュ5のインナ部材20と、前側補強部材30及び後側補強部材31とを一体成形するようにしたが、図13に示す変形例9や図14に示す変形例10のように、補強部材29〜30をサッシュ5のインナ部材20に固定手段を用いて固定するようにしてもよい。変形例9では、図13(a)に示すように、インナ部材20の上辺部20aに前後方向に延びる上側補強部材29が設けられている。この上側補強部材29には孔部(図示せず)が形成される一方、インナ部材20の膨出部20f内面にはボス33が突設されている。そして、上記上側補強部材29の孔部にタッピングスクリュ32を挿通させてボス33にねじ込むことで、上側補強部材29がインナ部材20に固定される。つまり、この変形例9では、タッピングスクリュ32とボス33とで固定手段が構成され、この固定手段を用いて上側補強部材29がインナ部材20に固定されている。
また、図13(b)及び図13(c)に示すように、前側補強部材30及び後側補強部材31も上記上側補強部材29と同様に、タッピングスクリュ32とボス33とで構成された固定手段を用いてインナ部材20に固定されている。
この変形例9のように、固定手段を用いて補強部材29〜31をインナ部材20に固定することで、サッシュ5の廃棄時には、タッピングスクリュ32を緩めて外すだけで補強部材29〜31の固定状態が解除されて該補強部材29〜31とインナ部材20とを容易に分離することができる。これにより、互いに材質が異なる補強部材29〜31とインナ部材20とを容易に分別廃棄することができる。
また、図14に示す変形例10では、インナ部材20の膨出部20f内面に突出部34が突設され、この該突出部34外周の先端側には溝34aが形成されている。一方、後側補強部材31には突出部34が挿通する孔部31cが形成され、この孔部31cは、上記突出部31c先端が挿通する大きさの大径部と、突出部31cの溝34aに嵌入する大きさの小径部とが連続している、いわゆるダルマ穴である。そして、後側補強部材31をインナ部材20に固定する際には、まず、孔部31cの大径部に突出部34を挿通させた後、孔部31cの小径部周縁が突出部34の溝34aに嵌入するように、後側補強部材31を移動させる。つまり、この変形例10では、孔部31c及び突出部34で固定手段が構成され、この固定手段を用いて後側補強部材31がインナ部材20に固定されている。後側補強部材31をインナ部材20から外す際には上記の逆の手順を踏めばよい
(発明の実施形態2)
図15は、本発明の実施形態2に係り、この実施形態2のスライドドア1のサッシュ5は実施形態1と同様に、共に樹脂製のインナ部材20とアウタ部材21とを接合して構成されている。このサッシュ5は、前側に位置する前側ウインドガラスG1と、該前側ウインドガラスG1の後側に隣接配置された後側ウインドガラスG2とを保持するように構成されている。前側ウインドガラスG1は後側ウインドガラスG2よりも大きく形成され、上記実施形態1のウインドガラスGと同様に昇降装置12により昇降可能とされている。
上記サッシュ5のアウタ部材21は、図17に示すように、上記実施形態1の変形例2と同様に第1部材60と第2部材61とで構成され、第2部材61の前後方向中央部よりも後側寄りの部位には、上辺部61aから下方へ延びる中間辺部61hが一体成形されており、この中間辺部61hの下側と後辺部61cの下端部とは下辺部61iにより連結されている。尚、この実施形態2では、図25にも示すように、上記実施形態1の変形例7と同様に日除け部68を第1部材60に一体成形している。
一方、図15に示すように、上記インナ部材20の前後方向中央部よりも後側寄りの部位には、上記アウタ部材21の中間辺部21hに対応して上下方向に延びる中間辺部20jが形成され、図19に示すように、これらインナ部材20とアウタ部材21とを接合した状態で両中間辺部20j、61hが車室内外方向に重なるようになっている。上記インナ部材20の中間辺部20jとアウタ部材21の中間辺部61hとの前側部分で、上記前側ウインドガラスG1の後縁部を保持するガラス保持部20d、61dがそれぞれ構成され、これらガラス保持部20d、61dの間にはシール部材25が配設されている。
また、上記後側ウインドガラスG2は、図18に示すように、アウタ部材21の中間辺部21h、上辺部21a、後辺部21c及び下辺部21iの車室内側の面に、例えばウレタン系接着剤Sを用いて接着されてアウタ部材21と一体化されている。また、インナ部材20の中間辺部20j、上辺部20a及び後辺部20cは後側ウインドガラスG2の接着部分を覆うように形成されていて、該接着部分が車室内側から見えないようになっている。
図19に示すように、インナ部材20の中間辺部20jの前後方向中央部には、車室外側へ延びる板状部20kが形成され、この板状部20kの車室外側端部が、上記後側ウインドガラスG2接着用の接着剤Sにより上記アウタ部材21の中間辺部61hに接着されている。また、インナ部材20の後辺部20cも同様に後側ウインドガラスG2接着用の接着剤Sにより接着されている。尚、図18における符号69は後側ウインドガラスG2の下縁部に配設されたシール部材を示す。
また、上記インナ部材20には、図15に示すように、ドア本体4の車室内側に沿う板状のモジュールキャリア部70が一体成形されている。該モジュールキャリア部70はドア本体4の下端部近傍まで延びるとともに、該ドア本体4の前端部から後端部に亘って延びている。上記後側補強部材31はモジュールキャリア部70の上下方向中央部まで延びていて、該モジュールキャリア部70と一体成形されている。このモジュールキャリア部70の周縁部はドア本体4への固定部70aとされ、この前後両縁部及び下縁部が上記ドア本体4のインナパネル10に締結具71を用いて結合されている。このモジュールキャリア部70の固定部70aにおける前側部分は、図20に示すように、上記アウタ部材20の前辺部61b下部に接着剤Sにより接着されている。また、モジュールキャリア部70の上縁部後側は、図18に示すように、後側ウインドガラスG2接着用の接着剤Sによりアウタ部材21の下辺部61iに接着されている。また、モジュールキャリア部70の車室内側には樹脂製の内装部材72が配設されている。尚、符号70bはサービスホールを示す。
上記モジュールキャリア部70には、図15に示すように、上記前側ウインドガラスG1の昇降装置12が取り付けられる取付部70cが設けられ、昇降装置12はこの取付部70cの車室外側に取り付けられている。また、モジュールキャリア部70の車室内側の面にはドアハンドル73が取り付けられている。
上記昇降装置12のモータにはワイヤハーネス75が接続されていて、このワイヤハーネス75は、モジュールキャリア部70の下方へ延びた後、図24に示すように、該モジュールキャリア部70の下縁部近傍に設けられたチャンネル状のハーネス収容部76内を通って前側へ延び、先端は図示しないが車両の電源装置等に接続されている。
また、上記ドアハンドル73は操作ワイヤ77を介してラッチ機構78に接続されている。該ラッチ機構78は、図26に示すように、モジュールキャリア部70の車室外側の面における後端部上側に固定されており、車両のストライカ(図示せず)と係合する部分がモジュールキャリア部70に形成された開口部(図示せず)を介して外部に露出している。
また、図16に示すように、上記ドア本体4は、上記実施形態1と同様に、共に金属製のインナパネル10とアウタパネル11とを接合して構成されている。インナパネル10は側面視で上方が開放するコ字状に形成されている。また、アウタパネル11上端部のインナパネル10側の面には、前後方向に延びるパネル材79が取り付けられている。該パネル材79の上縁部は上記アウタパネル11の上縁部に挟持される一方、下縁部は接着剤でアウタパネル11に固定されている。また、インナパネル10のアウタパネル11側の面には、補強材74が取り付けられている。
図15及び図16に示すように、上記インナパネル10及びアウタパネル11の間に形成された内部空間Rには大略前後方向に延びるドア補強部材80が配設されている。該ドア補強部材80の前端部はドア本体4の前側上端近傍に位置する一方、後端部はドア本体4の後側下端近傍に位置しており、つまり、ドア補強部材80は後側へ行くほど下方に位置するように傾斜配置されている。
上記ドア補強部材80の前端部及び後端部には、インナパネル10の側壁部10a内面に固定される前側固定板81及び後側固定板82が設けられている。前側固定板81は、図22に示すように、側壁部10a内面に沿って車室内外方向に延びるように形成された部分を有し、この車室内外方向に延びる部分に孔部81aが形成されている。また、インナパネル10の側壁部10aにおける前側固定板81の固定箇所には、上記孔部81aに対応して該孔部81aと略同径の貫通孔10bが形成されている。さらに、モジュールキャリア部70の前縁部はインナパネル10の側壁部10aの車室内側を覆うように形成され、このモジュールキャリア部70における上記貫通孔10bに対応する箇所には、該貫通孔10b及び上記孔部81aを通ってドア本体4の内部空間Rへ窪む前側凹部84が形成されている。この前側凹部84により上記貫通孔10b及び孔部81aの周縁が覆われて車室内側から見えないようになっている。
一方、車両のスライドドア1前側に設けられたピラー90はインナパネル91とアウタパネル92とを接合して構成され、このピラー90の後縁部にはシール部材94が配設されている。上記ピラー90のアウタパネル92の後縁部は上記ドア本体4のインナパネル10の側壁部10aと対向して車室内外方向に延びるように形成され、このアウタパネル92には、スライドドア1を閉状態にしたときに上記凹部84内に先端が挿入されるピン部材としての前側キャッチャーピン93が設けられている。該前側キャッチャーピン93の基端側はアウタパネル92を貫通して該アウタパネル92の裏面に配置されたナット98に螺合するようになっている。この前側キャッチャーピン93の先端は、スライドドア1を閉状態としたときに上記貫通孔10b及び孔部81aよりもドア本体4の内部空間R側へ突出するとともに、凹部84の内面に接触しないように位置付けられている。
また、ドア補強部材80の後側固定板82は、図示しないが、ドア本体4のインナパネル10の内面に沿って上下方向に延びるように形成された部分を有し、この上下方向に延びる部分に孔部が形成されている。また、インナパネル10の後側固定板82の固定箇所には上記前側固定板81と同様に貫通孔が形成され、さらに、モジュールキャリア部70には、図15に示すように、後側凹部85が形成されている。
また、車両のスライドドア1下側に設けられたサイドシル97には、図示しないが、上記前側キャッチャーピン93と同様な後側キャッチャーピンが取り付けられ、スライドドア1を閉状態としたときに、上記前側キャッチャーピン93と同様に、後側キャッチャーピンの先端が、後側凹部85内に挿入されて貫通孔及び孔部よりもドア本体4の内部空間R側へ突出するようになっている。
そして、例えば側面衝突時のように、ドア本体4に車室内側への大きな衝撃荷重が作用すると該ドア本体4及びドア補強部材80は、全体的に車室内側へ移動するとともに、前後方向中間部が車室内側へ変位するように屈曲変形する。この変形により、ドア補強部材80の前側固定板81が車室内側かつ後側へ移動するとともに、後側固定板82が車室内側かつ前側に移動し、上記前側固定板81の孔部81a周縁と前側キャッチャーピン93とが係合するとともに、上記後側固定板82の孔部周縁と後側キャッチャーピンとが係合する。これにより、ドア補強部材80の前後両端部が車両に支持されることになり、ドア補強部材80の変形量が抑制され、ひいてはドア本体4の変形量が抑制される。
また、図25に示すように、上記サッシュ5のインナ部材20の上辺部20aには、アッパローラ装置42のステー100が取り付けられ、このステー100は上辺部21aから車室内側へ延びている。上記上辺部20aのステー100よりも下側には該ステー100の下面に沿うように車室内側に延びる上側延出部101が形成され、この上側延出部101によりアッパローラ装置42の下面が覆われている。尚、図25における符号116は補強板である。
また、図23に示すように、ドア本体4のインナパネル10の下端部には、上記アッパローラ装置42と同様にロアローラ装置43のステー102が取り付けられている。また、モジュールキャリア部70の下端部には、上記ステー102の上面に沿うように下側延出部103が形成され、この下側延出部103によりロアローラ装置43が覆われている。
また、図21に示すように、上記ピラー90のアウタパネル92には、ゴム製の嵌合部材110が取り付けられる一方、モジュールキャリア部70には、スライドドア1を閉状態にしたときに上記嵌合部材110が嵌合する嵌合部111が設けられている。上記嵌合部材110は後側へ突出する突起状をなし、その先端側へ行くほど細く形成されている。嵌合部材110の基端部には取付ボルト112の頭部が埋め込まれている。この取付ボルト112はアウタパネル92を貫通して該アウタパネル92の裏面に配置されたナット113に螺合するようになっている。
上記モジュールキャリア部70の嵌合部111は、該モジュールキャリア部70の外面から前側へ突出する環状をなしていて、モジュールキャリア部70に一体成形されている。この嵌合部111は、スライドドア1を閉じた状態で嵌合部材110の外面に密着するように形成され、嵌合部材110が嵌合部111に嵌合することによりスライドドア1の自重及び該スライドドア1に作用する車室内外方向の荷重を支持することが可能になっている。尚、図15に示すように、スライドドア1及びピラー90の上側にも同様な嵌合部及び嵌合部材が設けられている。
また、図27に示すように、センタローラ装置44のステー115はモジュールキャリア部70に取り付けられている。
以上説明したように、この実施形態によれば、実施形態1と同様に金属製のドア本体4に焼き付け塗装を施すことができて、車両の各外板部材の色調を互いに同じにすることができる。さらに、サッシュ5のインナ部材20及びアウタ部材21を樹脂材で成形したので、前辺部20bや後辺部20cを覆うためのトリム部材が不要になるとともに、サッシュ5の車外側に塗装を施したりガーニッシュを取り付けたりすることなく、サッシュ5の車室側を外観デザインに対応した色や形状とすることができる。これらのことにより、スライドドア1のコスト低減及び軽量化を図りながら、内装の見栄えを向上させることができるとともに、車両の外観デザインを多様化することができる。
また、インナ部材20にモジュールキャリア部70を設け、該モジュールキャリア部70に昇降装置12、ドアハンドル73及びラッチ機構78等を取り付けることができるようにしたので、モジュール化可能な部品点数を増やすことができて、車両組み立てラインおけるスライドドア1の組み立て工数をより一層削減することができる。
また、モジュールキャリア部70を形状設定の自由度が高い樹脂製にしたので、該モジュールキャリア部70をリブ(図示せず)の設定等により軽量かつ高剛性にすることができる。そして、このモジュールキャリア部70の周縁部をドア本体4のインナパネル10に結合したので、ドア本体4を効果的に補強することができて、スライドドア1を軽量かつ高剛性にすることができる。
また、スライドドア1を閉じた状態で車両のピラー90に設けられた嵌合部材110に、スライドドア1のインナ部材20に一体成形された嵌合部111を嵌合させることにより、スライドドア1の自重及び該スライドドア1に作用する車室内外方向の荷重を嵌合部材110で支えるようにしたので、スライドドア1の部品点数の増加を招くことなく該スライドドア1を車両にしっかりと保持することができる。
また、ドア本体4の内部空間Rにドア補強部材80を配設し、このドア補強部材80の前端部及び後端部に孔部81aを形成し、側面衝突時に車両側に設けられた前側及び後側キャッチャーピン93と上記孔部81aの周縁とを係合させるようにしたので、ドア補強部材80を車両側で支持することができて、ドア本体4の変形量を抑制することができる。そして、このようにする場合に、ドア補強部材80の孔部81aとインナパネル10の貫通孔10bとをモジュールキャリア部70で覆うようにしたので、開状態にあるスライドドア1の車室内側からの見栄えを良好にすることができる。
また、後側ウインドガラスG2をサッシュ5に接着して両者を一体化するようにしたので、後側ウインドガラスG2によりサッシュ5を補強することができて、サッシュ5の剛性をより一層向上させることができる。
尚、図28に示す実施形態2の変形例のように、モジュールキャリア部70の後側を大きく切り欠いた形状にしてもよい。この変形例では、図29に示すように、モジュールキャリア部70の後側の形状に対応してドア本体4のインナパネル10の後側が前後方向に幅広に形成されている。また、図30に示すように、ラッチ機構78はドア本体4のインナパネル10後側に固定されていて、このインナパネル10には、図29に示すように、ラッチ機構78のストライカと係合する部分が開口部120から外部に露出するようになっている。また、図32に示すように、センターローラ装置44のステー115はドア本体4のインナパネル10及び後側補強部材31に締結固定されている。
また、図示しないが、上記モジュールキャリア部70を覆う内装部材72を、モジュールキャリア部70の上端側が露出するように形成してもよい。この場合、モジュールキャリア部70の上端側の露出した部分を車室内側へ膨出させることにより、この露出した部分と内装部材72の上縁とを連続させることができる。そして、このモジュールキャリア部70の露出した部分に、例えば布等の装飾部材を貼り付けることにより見栄えを良好にすることができる。
また、上記実施形態1、2では、本発明を自動車2のスライドドア1に適用した場合について説明したが、本発明はスライドドア1以外にも例えばヒンジを介して車両に取り付けられた前部ドア3等にも適用することができる。
以上説明したように、本発明に係る車両用ドアは、例えばワンボックスタイプの自動車に設けられたスライドドアに適用することができる。
内装部材を取り外したスライドドアを車室側から見た側面図である。 本発明の実施形態1に係るスライドドアを備えた自動車の側面図である。 (a)は昇降装置等が取り付けられたサッシュを車室外側から見た側面図であり、(b)はドア本体を車室側から見た側面図である。 (a)はスライドドアの上下方向中央部を前側から見た正面図であり、(b)は図4(a)のD−D線における断面図である。 (a)は図1のA−A線における断面図であり、(b)は図1のB−B線における断面図であり、(c)は図1のC−C線における断面図である。 実施形態1の変形例1に係る図5(a)相当図である。 実施形態1の変形例2に係り、(a)はアウタ部材を車外側から見た側面図であり、(b)は図5(a)相当図である。 実施形態1の変形例3に係る図5(a)相当図である。 (a)は実施形態1の変形例4に係る図5(c)相当図であり、(b)は実施形態1の変形例5に係る図5(c)相当図であり、(c)は実施形態1の変形例6に係る図5(c)相当図である。 実施形態1の変形例7に係る図5(a)相当図である。 実施形態1の変形例8に係る図1相当図である。 変形例8に係る図3相当図である。 実施形態1の変形例9に係る図5相当図である。 実施形態1の変形例10に係る図5(c)相当図である。 実施形態2に係るサッシュを車室側から見た側面図である。 実施形態2に係る図3(b)相当図である。 実施形態2のアウタ部材を車室外側から見た側面図である。 図15のH−H線における断面図である。 図15のI−I線における断面図である。 図15のJ−J線における断面図である。 図15のK−K線における断面図である。 図15のL−L線における断面図である。 図15のM−M線における断面図である。 図15のN−N線における断面図である。 図15のP−P線における断面図である。 図15のQ−Q線における断面図である。 図15のR−R線における断面図である。 実施形態2の変形例に係る図15相当図である。 実施形態2の変形例に係る図3(b)相当図である。 実施形態2の変形例に係る図26相当図である。 図28のT−T線における断面図である。 実施形態2の変形例に係る図27相当図である。
4 ドア本体
5 サッシュ
10b 貫通孔
12 昇降装置
20 インナ部材
20d ガラス保持部
21 アウタ部材
21a 上辺部
21d ガラス保持部
30 前側補強部材
30a 固定部
31 後側補強部材
31a、70a 固定部
40a、70c 取付部
68 日除け部
70 モジュールキャリア部
78 ラッチ機構
80 ドア補強部材
81a 孔部
84、85 凹部
93 キャッチャーピン(ピン部材)
110 嵌合部材(車両側嵌合部)
111 嵌合部(ドア側嵌合部)
R 内部空間

Claims (10)

  1. 略下半部を構成する金属製のドア本体と、
    上記ドア本体に結合されて略上半部を構成し、ウインドガラスを保持するサッシュとを備えた車両用ドアにおいて、
    上記サッシュは、車室側に位置するとともに内装色に着色された樹脂製のインナ部材と、車外側に位置するとともに色に着色され、該インナ部材とは別部材の樹脂製のアウタ部材とを有し、
    上記インナ部材には、車室側へ膨出して車外側に開放する膨出部が形成され、該膨出部が車室に臨むように配置され
    上記アウタ部材の車外側の面が車外に臨むように配置され、
    上記インナ部材の膨出部よりもサッシュ外周側と、該インナ部材の膨出部よりもサッシュ内周側とが上記アウタ部材にそれぞれ接合されて該インナ部材と該アウタ部材との間に閉断面が形成されていることを特徴とする車両用ドア。
  2. 請求項1に記載の車両用ドアにおいて、
    サッシュのインナ部材及びアウタ部材には、これら両部材を接合した状態でウインドガラスの周縁部を内外から保持するガラス保持部がそれぞれ一体成形されていることを特徴とする車両用ドア。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ドアにおいて、
    サッシュのアウタ部材には、ウインドガラスの上縁に沿って車両前後方向に延びる上辺部が設けられ、
    上記上辺部には車外側へ延びる日除け部が一体成形されていることを特徴とする車両用ドア。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用ドアにおいて、
    サッシュのインナ部材及びアウタ部材の少なくとも一方は、金属製の補強部材と一体成形されていることを特徴とする車両用ドア。
  5. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車両用ドアにおいて、
    サッシュのインナ部材及びアウタ部材の少なくとも一方には、金属製の補強部材が固定手段を用いて固定されていることを特徴とする車両用ドア。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用ドアにおいて、
    サッシュの車両前側に前側ウインドガラスが保持され、車両後側に後側ウインドガラスが保持され、
    上記前側ウインドガラス及び後側ウインドガラスの少なくとも一方の周縁部はサッシュに接着されていることを特徴とする車両用ドア。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の車両用ドアにおいて、
    サッシュには、ドア本体へ固定される固定部と、ウインドガラスの昇降装置が取り付けられる取付部とが設けられていることを特徴とする車両用ドア。
  8. 請求項7に記載の車両用ドアにおいて、
    サッシュのインナ部材にはドア本体の車室内側に沿って延びるモジュールキャリア部が設けられ、
    上記モジュールキャリア部にウインドガラスの昇降装置の取付部が設けられていることを特徴とする車両用ドア。
  9. 請求項8に記載の車両用ドアにおいて、
    モジュールキャリア部は、ドア本体の下端部近傍まで延びかつ該ドア本体の車両前後方向両端部近傍に亘って延びるようにインナ部材と一体成形された樹脂製のものであり、
    上記モジュールキャリア部の周縁部は上記ドア本体に結合されていることを特徴とする車両用ドア。
  10. 請求項9に記載の車両用ドアにおいて、
    モジュールキャリア部には車両に設けられたストライカに係脱するラッチ機構が取り付けられていることを特徴とする車両用ドア。
JP2004133165A 2004-04-28 2004-04-28 車両用ドア Expired - Fee Related JP4551689B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004133165A JP4551689B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 車両用ドア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004133165A JP4551689B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 車両用ドア

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005313743A JP2005313743A (ja) 2005-11-10
JP4551689B2 true JP4551689B2 (ja) 2010-09-29

Family

ID=35441616

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004133165A Expired - Fee Related JP4551689B2 (ja) 2004-04-28 2004-04-28 車両用ドア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4551689B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4735241B2 (ja) * 2005-12-22 2011-07-27 トヨタ車体株式会社 車両のスライドドア
JP5249809B2 (ja) * 2009-02-23 2013-07-31 アイシン精機株式会社 車両用ドアフレーム
JP6026091B2 (ja) * 2011-09-28 2016-11-16 シロキ工業株式会社 車両用ドアフレーム
JP5786725B2 (ja) * 2012-01-17 2015-09-30 トヨタ自動車株式会社 スライドドア構造
JP5900190B2 (ja) * 2012-06-28 2016-04-06 トヨタ自動車株式会社 スライドドア構造
WO2015084283A1 (en) * 2013-12-06 2015-06-11 Heksagon Muhendislik Ve Tasarim Anonim Sirketi A glass channel
JP6469766B2 (ja) * 2017-06-30 2019-02-13 本田技研工業株式会社 ドア構造
KR102398894B1 (ko) 2017-12-08 2022-05-18 현대자동차주식회사 하이브리드 도어의 헤밍 구조 및 하이브리드 도어의 헤밍 방법
KR20190070414A (ko) * 2017-12-13 2019-06-21 현대자동차주식회사 하이브리드 도어의 헤밍 구조
JP7351743B2 (ja) 2019-12-26 2023-09-27 三井化学株式会社 車両用ドア

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003118361A (ja) * 2001-10-18 2003-04-23 Asahi Glass Co Ltd 自動車用ドアおよび自動車用ドアモジュール
JP2004090714A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Nishikawa Kasei Co Ltd 車両用ドアインナーモジュール構造

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56154318A (en) * 1980-04-28 1981-11-28 Nissan Motor Co Ltd Car door
JPS56154320A (en) * 1980-05-01 1981-11-28 Nissan Motor Co Ltd Automobile door sash
JPS5790211A (en) * 1980-11-26 1982-06-04 Hashimoto Forming Co Ltd Manufacturing method for vehicle's door sash
JPS6119934Y2 (ja) * 1981-06-10 1986-06-16
JPH01115724A (ja) * 1987-10-30 1989-05-09 Mazda Motor Corp 車両のドア構造
JPH0585171A (ja) * 1991-09-26 1993-04-06 Nissan Motor Co Ltd 樹脂ドア構造
JPH10264654A (ja) * 1997-03-27 1998-10-06 Honda Motor Co Ltd 自動車ドアサッシの窓ガラス

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003118361A (ja) * 2001-10-18 2003-04-23 Asahi Glass Co Ltd 自動車用ドアおよび自動車用ドアモジュール
JP2004090714A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Nishikawa Kasei Co Ltd 車両用ドアインナーモジュール構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005313743A (ja) 2005-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102753373B (zh) 机动车辆的行李箱罩盖
JP5427190B2 (ja) 車両用バックドア
US8065837B2 (en) Automotive door
US6493920B1 (en) Method of assembling a vehicle from preassembled modular components
JP4551689B2 (ja) 車両用ドア
CA1074836A (en) Removable transparent roof panel for motor vehicles
KR101410608B1 (ko) 차량의 동일 평면으로 장착되는 플라스틱제 윈도우
JPS62214061A (ja) モジユ−ル式車輛構造およびそれの組立方法
JPS62134327A (ja) 自動車のドア構造
US20050126085A1 (en) Roof unit and basic structure of road-bound vehicle
JP2008505805A (ja) 自動車のドア
US6659538B2 (en) Hatchback for an automobile
CA2334853C (en) Roof unit and floor unit for a road vehicle
US10406893B2 (en) Inner support panel for mounting a hardware module of a vehicle door assembly
KR100828616B1 (ko) 자동차의 선루프 링 레인프 결합 구조
JP4013723B2 (ja) 車両用サイドドアの衝撃吸収構造
JP2003104052A (ja) 車両のドア構造
JPH0712786B2 (ja) 自動車のドア構造
JP4623458B2 (ja) 自動車用ドア
JP2009274476A (ja) 車両用ドア
JPH01249516A (ja) 自動車用ドアおよび自動車の製造方法
JPH04334681A (ja) 自動車の車体組立方法及び車体構造
JP4704096B2 (ja) 車両用ドア
CN219749970U (zh) 汽车尾门及汽车
CN211364453U (zh) 汽车后门三角窗装饰件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091020

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100413

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100629

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100712

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees