JP4535083B2 - コイル部品 - Google Patents

コイル部品 Download PDF

Info

Publication number
JP4535083B2
JP4535083B2 JP2007103096A JP2007103096A JP4535083B2 JP 4535083 B2 JP4535083 B2 JP 4535083B2 JP 2007103096 A JP2007103096 A JP 2007103096A JP 2007103096 A JP2007103096 A JP 2007103096A JP 4535083 B2 JP4535083 B2 JP 4535083B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
pair
covering portion
core
coil component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007103096A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008262984A (ja
Inventor
義章 北嶋
雅俊 進藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2007103096A priority Critical patent/JP4535083B2/ja
Priority to US12/047,812 priority patent/US7898375B2/en
Priority to CN2008100921769A priority patent/CN101325116B/zh
Publication of JP2008262984A publication Critical patent/JP2008262984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4535083B2 publication Critical patent/JP4535083B2/ja
Priority to US13/014,432 priority patent/US8013704B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F17/045Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with core of cylindric geometry and coil wound along its longitudinal axis, i.e. rod or drum core
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F17/00Fixed inductances of the signal type 
    • H01F17/04Fixed inductances of the signal type  with magnetic core
    • H01F2017/048Fixed inductances of the signal type  with magnetic core with encapsulating core, e.g. made of resin and magnetic powder

Description

本発明は、コイル部品、特に巻線型のコイル部品に関する。
この種のコイル部品として、巻芯部と当該巻芯部の両端に配置された一対の鍔部とを有するコア(いわゆる、ドラム型コア)と、巻芯部に巻回された巻線と、一対の鍔部の間の巻線を覆いつつ一対の鍔部の間の空間に充填された磁性粉含有外装樹脂と、を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−210055号公報
特許文献1に記載されたコイル部品では、巻芯部に巻線が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束は、巻芯部から、一方の鍔部と、磁性粉含有外装樹脂と、他方の鍔部とを通って巻芯部に戻る磁路を構成する。構成された磁路は、磁性粉含有外装樹脂が一対の鍔部と接していることから、その経路全てが磁性を有する部分を通る閉磁路となっている。このように閉磁路を構成することにより、磁路から漏れる磁束(漏れ磁束)を小さく抑制して良好なインダクタンス特性を得ることができるものの、閉磁路内で磁気飽和が生じ易くなり、直流重畳特性が悪くなるという問題が生じる。
本発明は、インダクタンス特性を良好に維持しながら、直流重畳特性の向上が図れるコイル部品を提供することにある。
本発明に係るコイル部品は、巻芯部と、巻芯部の両端に配置された一対の鍔部とを有するコアと、巻芯部に接するように巻回され、一対の鍔部に挟まれた領域に配置された巻線と、巻線を覆うように一対の鍔部に挟まれた領域に配置された被覆部と、を備えており、被覆部は、磁性材料を含有した樹脂硬化物からなる第1の被覆部と、一対の鍔部のうち少なくとも一方の鍔部と第1の被覆部との間に介在すると共に、非磁性材料からなる第2の被覆部と、を有することを特徴とする。
本発明に係るコイル部品では、巻芯部に巻線が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束は、一対の鍔部の間において上記第1の被覆部を通ることとなるので、漏れ磁束を小さく抑制して良好なインダクタンス特性を得ることができる。
そして、本発明では、第2の被覆部が一対の鍔部のうち少なくとも一方の鍔部と第1の被覆部との間に介在しているので、上記一方の鍔部と第1の被覆部とが接することはない。これにより、第2の被覆部により磁気ギャップが形成されることとなり、磁気飽和が生じ難く、直流重畳特性が向上する。
好ましくは、第1の被覆部は、巻線を覆うように配置されており、第2の被覆部は、一対の鍔部のうち少なくとも一方の鍔部の他方の鍔部に対向する面を覆うように配置されている。
ところで、巻線を覆うように配置される第1の被覆部を形成する場合、巻線を覆うように一対の鍔部に挟まれた領域に磁性材料を含有した樹脂組成物を供給し当該樹脂組成物を硬化させることとなるが、供給された樹脂組成物の一部が巻線間の隙間を通って、一対の鍔部の互いに対向する面における巻線に重なる部分まで達してしまう懼れがある。このように、磁性材料を含有した樹脂組成物が一対の鍔部の互いに対向する面における巻線に重なる部分まで達して当該部分に付着した状態で硬化すると、樹脂硬化物が磁性材料を含有することから、閉磁路が構成されることとなり、直流重畳特性が悪くなってしまう。
しかしながら、第2の被覆部が、一対の鍔部のうち少なくとも一方の鍔部の他方の鍔部に対向する面を覆うように配置されることにより、磁性材料を含有した樹脂組成物の一部が巻線間の隙間を通って浸入した場合でも、一対の鍔部のうち少なくとも一方の鍔部の他方の鍔部に対向する面まで達して付着することはない。この結果、直流重畳特性の向上を確実に図ることができる。
より好ましくは、第2の被覆部は、一対の鍔部のうち少なくとも一方の鍔部の周側面を更に覆うように配置されている。上述したように磁性材料を含有した樹脂組成物を供給する際に、当該樹脂組成物の一部が一対の鍔部に挟まれた領域から溢れて鍔部の周側面に付着した状態で硬化すると、樹脂硬化物が磁性材料を含有することから、閉磁路が構成されることとなり、直流重畳特性が悪くなってしまう。しかしながら、第2の被覆部が、一対の鍔部のうち少なくとも一方の鍔部の周側面を更に覆うように配置されることにより、磁性材料を含有した樹脂組成物の一部が一対の鍔部に挟まれた領域から溢れた場合でも、一対の鍔部のうち少なくとも一方の鍔部の周側面に付着することはない。この結果、直流重畳特性の向上を確実に図ることができる。
好ましくは、第1の被覆部は、巻線を覆うように配置されており、第2の被覆部は、一対の鍔部の互いに対向する面を覆うように配置されている。この場合、上述したように、磁性材料を含有した樹脂組成物の一部が巻線間の隙間を通って浸入した場合でも、一対の鍔部の互いに対向する面まで達して付着することはなく、直流重畳特性の向上を確実に図ることができる。また、一対の鍔部の互いに対向する面がそれぞれ第2の被覆部により覆われることとなるので、直流重畳特性がより一層向上する。
好ましくは、第2の被覆部は、一対の鍔部の互いに対向する面における巻線から露出する部分と、巻線とを覆うように配置されており、第1の被覆部は、第2の被覆部で囲まれる領域に配置されている。この場合、第2の被覆部が、一対の鍔部の互いに対向する面における巻線から露出する部分と、巻線とを覆うように配置されているので、第1の被覆部を形成する際に、磁性材料を含有した樹脂組成物の一部が巻線間の隙間を通って浸入することはない。したがって、一対の鍔部の互いに対向する面まで達して付着することはなく、直流重畳特性の向上を確実に図ることができる。
より好ましくは、第2の被覆部は、一対の鍔部の周側面を更に覆うように配置されている。この場合、上述したように、磁性材料を含有した樹脂組成物の一部が一対の鍔部に挟まれた領域から溢れた場合でも、一対の鍔部の周側面に付着することはない。この結果、直流重畳特性の向上を確実に図ることができる。
好ましくは、第2の被覆部が、上記非磁性材料として樹脂硬化物からなる。この場合、第2の被覆部を容易に形成することができる。
本発明によれば、インダクタンス特性を良好に維持しながら、直流重畳特性の向上が図れるコイル部品を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1及び2は、本実施形態に係るコイル部品を示す斜視図である。図3は、図1に示したコイル部品のIII−III方向に沿う断面構造を模式的に示す図である。図示されるように、本実施形態に係るコイル部品C1は、コア2、巻線4、及び被覆部7を備えている。
コア2は、図3に示すように、柱状の巻芯部12と、この巻芯部12の軸方向両端に配置された一対の鍔部14,15とを有している。一対の鍔部14,15は、それぞれ巻芯部12からその周方向に張り出した形状となっており、互いに略平行に配置されている。各鍔部14,15は、一対の主面14a,14b,15a,15b及び周側面14c,15cを含んでいる。鍔部14の主面14aと鍔部15の主面15aは、対向している。鍔部14,15の主面14b,15bは、コア2の外表面を構成している。
コア2は、例えば、フェライト等の磁性材料から構成される。本実施形態において、コア2における一対の鍔部14,15間の間隔(図2中、Lで表される距離)は、0.15〜0.80mm、好ましくは0.15〜0.60mmとされる。各鍔部14,15の外形寸法(例えば、各鍔部14,15の対向する辺間の距離)は、10mm以下であると好ましく、通常は3mm程度とされる。
巻線4は、コア2の巻芯部12に接するように当該巻芯部12に巻回されて、コア2における一対の鍔部14に挟まれた領域内に収容されている。絶縁被覆された金属導体線(例えば、ウレタンワイヤー等)からなる。金属導体としては、銅等が用いられる。巻線4の外径は、例えば0.1mm程度である。巻線4とコア2とによりコイル部6が構成される。
被覆部7は、巻線4を覆うように一対の鍔部14,15に挟まれた領域に配置されている。被覆部7は、第1の被覆部8及び第2の被覆部10有している。
第1の被覆部8は、巻線4を覆うように一対の鍔部14,15に挟まれた領域に配置されている。すなわち、第1の被覆部8は、巻芯部12との間で巻線4を挟むように形成され、巻線4に接して当該巻線4を覆う形状となっている。第1の被覆部8は、好ましくは巻線4同士の隙間にも充填されている。本実施形態では、第1の被覆部8の外周面は、各鍔部14,15の周側面14c,15cと同じかこれよりも巻芯部12側に位置している。
第1の被覆部8は、磁性材料を含有した樹脂硬化物からなる。本実施形態において、第1の被覆部8は、樹脂硬化物及びフェライトから構成される。第1の被覆部8においては、フェライトの含有量が、樹脂硬化物及びフェライトの総質量中、20〜90質量%であり、好ましくは70〜90質量%である。第1の被覆部8の密度は、1.3〜2.2g/cmであり、1.8〜2.1g/cmであるとより好ましい。第1の被覆部8を構成する樹脂硬化物としては、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、又はポリイミド樹脂等の硬化物が挙げられる。
第2の被覆部10は、一対の鍔部14,15の互いに対向する主面14a,15a及び周側面14c,15cを覆うように配置されている。これにより、第2の被覆部10は、一対の鍔部14,15と第1の被覆部8との間に介在することとなる。本実施形態では、第2の被覆部10は、一対の鍔部14,15の主面14a,15a及び周側面14c,15c全体に亘って形成されている。
第2の被覆部10は、非磁性材料からなる。本実施形態において、第2の被覆部10は、樹脂硬化物から構成される。第2の被覆部10を構成する樹脂硬化物としては、例えばエポキシ樹脂等の硬化物が挙げられる。第2の被覆部10の厚みは、例えば15μmである。
コイル部品C1は、図1及び図2に示されるように、一対の端子電極16,17を更に備えている。一対の端子電極16,17は、鍔部15に配置されており、鍔部15の主面15b及び周側面15cに亘るように設けられている。各端子電極16,17は、鍔部15の周側面15cとは第2の被覆部10を介することとなる。一対の端子電極16,17は、いわゆる端子金具であり、鍔部15に接着又はかしめ等により固定されている。
端子電極16には、巻線4の一方の端部(引き出し部)が接続されている。端子電極17には、巻線4の他方の端部(引き出し部)が接続されている。巻線4の各端部は、対応する端子電極16,17の継線部に絡げられた状態でレーザ溶接又はアーク溶接等により固定される。コイル部品C1では、鍔部15の主面15bが外部基板等の実装面に対向する。
続いて、上述した構成のコイル部品C1の製造方法について簡単に説明する。
まず、コア2を成型又は機械加工等により形成する。そして、コア2の一対の鍔部14,15の主面14a,15a及び周側面14c,15cに樹脂(例えばエポキシ樹脂等)を付与し、硬化させる。これにより、第2の被覆部10が形成されることとなる。
次に、ドラム型のコア2の巻芯部12の周囲に、巻線4を巻回する。これにより、コイル部6が形成されることとなる。巻線4は、一方向に巻き付けてもよく、複数本用いる場合は交差する方向に巻き付けてもよい。
次に、コイル部6に対し、巻線4を覆うように一対の鍔部14,15に挟まれた領域内に樹脂組成物を供給し、硬化させる。これにより、第1の被覆部8が形成されることとなる。ここで、樹脂組成物は、樹脂(例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリウレタン樹脂、又はポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂)と、フェライトとを含有する。
フェライトとしては、粉状のものが好ましい。そして、樹脂組成物中において、フェライトは、樹脂中に略均一に分散されていることが好ましい。フェライトの好適な平均粒径は、5〜30μmである。好適なフェライトとしては、例えば、Ni−Cu−Zn系フェライトのような組成を有するものが挙げられる。
樹脂組成物中のフェライトの含有量は、樹脂及びフェライトの合計質量に対して20〜90質量%であり、70〜90質量%であると好ましい。フェライト含有量が20質量%未満であると、フェライト添加によるコイル部品C1のインダクタンス値の向上効果が十分に得られ難くなる。一方、フェライト含有量が90質量%を超えると、粘度が過度に高くなる等によって、樹脂組成物の供給が困難となる。
次に、コア2(鍔部15)に端子電極16,17を取り付け、端子電極16,17に巻線4の端部を溶接により接続する。これらの過程により、コイル部品C1が得られる。上述した各樹脂の硬化方法は、選択した樹脂に応じて、加熱、光照射等から適宜選択する。
以上のように、本実施形態では、巻芯部12に巻線4が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束は、例えば、巻芯部12から、鍔部14と、鍔部14に配置された第2の被覆部10と、第1の被覆部8と、鍔部15に配置された第2の被覆部10と、鍔部15とを通って巻芯部12に戻る磁路を構成する。このように、巻芯部12に巻線4が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束が、一対の鍔部14,15の間において第1の被覆部8を通ることとなるので、漏れ磁束を小さく抑制して良好なインダクタンス特性を得ることができる。
上述したように、第1の被覆部8における樹脂組成物中のフェライトの含有量は、樹脂組成物及びフェライトの合計質量に対して70〜90質量%であると好ましい。樹脂組成物中のフェライトの含有量を70〜90質量%とすることにより、コイル部品C1全体の実効透磁率が高くなる。このため、コイル部品C1が所望のインダクタンス値を有するために必要な巻線4の巻回数を削減することができて、巻線4の直流電流に対する抵抗(Rdc)を小さくすることができる。これにより、コイル部品C1の導通損失を抑制することも可能となる。
本実施形態では、第2の被覆部10が一対の鍔部14,15と第1の被覆部8との間に介在しているので、各鍔部14,15と第1の被覆部8とが接することはない。このため、巻線4が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束の磁路は、第2の被覆部10を通る開磁路となっている。すなわち、第2の被覆部10が一対の鍔部14,15と第1の被覆部8との間に介在しているので、第2の被覆部10により磁気ギャップが形成されることとなる。したがって、コイル部品C1では、磁気飽和が生じ難く、直流重畳特性が向上する。
本実施形態では、一対の鍔部14,15の主面14a,15aがそれぞれ第2の被覆部10により覆われることとなるので、直流重畳特性がより一層向上する。
本実施形態では、コア2の巻芯部12には第2の被覆部10が配置されておらず、巻線4は巻芯部12に接している。巻芯部12に第2の被覆部10を配置した場合、巻芯部12の外径が第2の被覆部10の厚み分大きくなり、巻線4が巻回されて形成されたコイルの外径も大きくなってしまい、その分だけ第1の被覆部8の体積が減ることとなる。第1の被覆部8の体積が減ってしまうと、所望のインダクタンス値を確保することが困難となってしまう。また、所望のインダクタンス値を確保するためには、第1の被覆部8の体積を大きくする必要があり、この場合にはコイル部品C1の外形が大きくなってしまう。したがって、コア2の巻芯部12には第2の被覆部10を配置することなく、巻線4が巻芯部12に接するように巻回されていることが好ましい。
本実施形態では、第2の被覆部10は、一対の鍔部14,15に樹脂を塗布して硬化させることにより形成されており、樹脂硬化物からなる。これにより、第2の被覆部10を一対の鍔部14,15に容易に形成することができる。
ところで、コイル部品C1の製造過程において、一対の鍔部14,15に挟まれた領域内に上述した樹脂組成物を供給すると、当該樹脂組成物の一部は巻線4間の隙間を通って浸入する。しかしながら、本実施形態では、第2の被覆部10は、一対の鍔部14,15の互いに対向する主面14a,15aを覆うように配置されているので、樹脂組成物が一対の鍔部14,15の互いに対向する主面14a,15aに付着することはない。これにより、コイル部品C1では、直流重畳特性の向上を確実に図ることができる。
本実施形態では、第2の被覆部10は、一対の鍔部14,15の周側面14c,15cも覆うように配置されている。このため、コイル部品C1の製造過程において、樹脂組成物を供給する際に、樹脂組成物の一部が一対の鍔部14,15に挟まれた領域から溢れた場合でも、溢れた樹脂組成物が一対の鍔部14,15の周側面14c,15cに付着することはない。これによっても、コイル部品C1において、直流重畳特性の向上を確実に図ることができる。
次に、図4〜図9を参照して、本実施形態に係るコイル部品C1の第1及び第2変形例について説明する。図4及び図5は、第1変形例にコイル部品を示す斜視図である。図6は、図4に示したコイル部品のVI−VI方向に沿う断面構造を模式的に示す図である。図7及び図8は、第2変形例にコイル部品を示す斜視図である。図9は、図7に示したコイル部品のIX−IX方向に沿う断面構造を模式的に示す図である。
図4〜図6に示された第1変形例に係るコイル部品C2は、一対の鍔部14,15のうち一方の鍔部14にのみ第2の被覆部10が配置されている。すなわち、第2の被覆部10は鍔部14と第1の被覆部8との間に介在し、第1の被覆部8は鍔部15と接することとなる。第1変形例においても、第2の被覆部10は、鍔部14の主面14a及び周側面14c全体に亘って形成されている。
コイル部品C1では、鍔部15の周側面15cに、一対の主面15a,15b間に亘って延びる溝18が形成されている。巻線4の端部は、鍔部15の周側面15cまで引き出され、溝18に収容された状態で鍔部15に固定されている。巻線4の端面(金属導体線の端面)は、主面15bに露出している。巻線4と鍔部15との固定は、巻線4としてセメントワイヤーを用いることで容易に行なうことができる。
コイル部品C2は、図4及び図5に示されるように、一対の端子電極26,27を更に備えている。一対の端子電極26,27は、鍔部15に配置されており、鍔部15の主面15b及び周側面15cに亘るように設けられている。一対の端子電極26,27は、既知のめっき法により形成されている。溝18及び巻線4の溝18に収容された部分は、端子電極26,27により覆われている。したがって、端子電極26,27を鍔部15の主面15b及び周側面15cに形成することにより、巻線4と端子電極26,27とが接続されることとなる。
続いて、上述した構成のコイル部品C2の製造方法について簡単に説明する。
まず、コア2を成型又は機械加工等により形成する。そして、コア2の鍔部14の主面14a及び周側面14cに樹脂を付与し、硬化させる。これにより、第2の被覆部10が形成されることとなる。
次に、コア2の巻芯部12の周囲に、巻線4を巻回する。そして、巻線4の端部を鍔部15の溝18に収容し、鍔部15に固定する。
次に、コイル部6に対し、巻線4を覆うように一対の鍔部14,15に挟まれた領域内に樹脂組成物を供給し、硬化させる。これにより、第1の被覆部8が形成されることとなる。そして、鍔部15にめっき法により端子電極26,27を形成する。これらの過程により、第1変形例のコイル部品C2が得られる。
以上のように、第1変形例では、巻芯部12に巻線4が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束は、例えば、巻芯部12から、鍔部14と、鍔部14に配置された第2の被覆部10と、第1の被覆部8と、鍔部15とを通って巻芯部12に戻る磁路を構成する。このように、巻芯部12に巻線4が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束が、一対の鍔部14,15の間において第1の被覆部8を通ることとなるので、漏れ磁束を小さく抑制して良好なインダクタンス特性を得ることができる。
第1変形例では、第2の被覆部10が鍔部14と第1の被覆部8との間に介在しているので、鍔部14と第1の被覆部8とが接することはない。このため、巻線4が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束の磁路は、第2の被覆部10を通る開磁路となっている。すなわち、第2の被覆部10が鍔部14と第1の被覆部8との間に介在しているので、第2の被覆部10により磁気ギャップが形成されることとなる。したがって、コイル部品C2では、磁気飽和が生じ難く、直流重畳特性が向上する。
第1変形例では、第2の被覆部10は、鍔部14の主面14aを覆うように配置されている。したがって、コイル部品C2の製造過程において、一対の鍔部14,15に挟まれた領域内に供給された樹脂組成物の一部が巻線4間の隙間を通って浸入したとしても、樹脂組成物が鍔部14の主面14aに付着することはない。これにより、コイル部品C2では、直流重畳特性の向上を確実に図ることができる。
第1変形例では、第2の被覆部10は、鍔部14の周側面14cも覆うように配置されている。したがって、コイル部品C2の製造過程において、供給された樹脂組成物の一部が一対の鍔部14,15に挟まれた領域から溢れた場合でも、溢れた樹脂組成物が一対の鍔部14の周側面14cに付着することはない。これによっても、コイル部品C2において、直流重畳特性の向上を確実に図ることができる。
図7〜図9に示された第2変形例に係るコイル部品C3では、第2の被覆部10が巻線4とコア2とによりコイル部6の全体に亘って形成されている。すなわち、第2の被覆部10は、一対の鍔部14,15の主面14a,15aにおける巻線4から露出する部分と、一対の鍔部14,15の周側面14c,15cと、巻線4とを覆うように配置されている。第1の被覆部8は、第2の被覆部10で囲まれる領域に配置されている。また、第2の被覆部10は、一対の鍔部14,15の主面14b,15bを覆うようにも配置されている。
続いて、上述した構成のコイル部品C3の製造方法について簡単に説明する。
まず、コア2を成型又は機械加工等により形成する。そして、コア2の巻芯部12の周囲に、巻線4を巻回する。これにより、コイル部6が得られることとなる。
次に、コイル部6全体(巻線4の端部を除く)に樹脂を付与し、硬化させる。これにより、第2の被覆部10が形成されることとなる。そして、第2の被覆部10が形成されたコイル部6に対し、一対の鍔部14,15に挟まれた領域内に樹脂組成物を供給し、硬化させる。これにより、第1の被覆部8が形成されることとなる。
次に、コア2(鍔部15)に端子電極16,17を取り付け、端子電極16,17に巻線4の端部を溶接により接続する。これらの過程により、コイル部品C3が得られる。
以上のように、第2変形例では、巻芯部12に巻線4が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束は、例えば、巻芯部12から、鍔部14と、鍔部14に配置された第2の被覆部10と、第1の被覆部8と、鍔部15に配置された第2の被覆部10と、鍔部15とを通って巻芯部12に戻る磁路を構成する。このように、巻芯部12に巻線4が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束が、一対の鍔部14,15の間において第1の被覆部8を通ることとなるので、漏れ磁束を小さく抑制して良好なインダクタンス特性を得ることができる。
第2変形例でも、第2の被覆部10が一対の鍔部14,15と第1の被覆部8との間に介在しているので、各鍔部14,15と第1の被覆部8とが接することはない。巻線4が巻回されて形成されたコイルにより生じた磁束の磁路は、第2の被覆部10を通る開磁路となっている。したがって、上述したように、コイル部品C3では、磁気飽和が生じ難く、直流重畳特性が向上する。
コイル部品C3では、コイル部6全体が第2の被覆部10により覆われているので、コア2に樹脂組成物が付着することはなく、直流重畳特性の向上をより一層確実に図ることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明してきたが、本発明は必ずしも上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
第1変形例では、第2の被覆部10は鍔部14に配置されているが、鍔部14に配置する代わりに、鍔部15に配置してもよい。
本実施形態及び各変形例では、第2の被覆部10は、鍔部14,15の周側面14c,15cを覆うように配置されているが、少なくとも鍔部14の主面14aあるいは鍔部15の主面15aのいずれか一方の面を覆うように配置されていればよい。また、第2の被覆部10は、鍔部14,15の主面14a,15a全体に亘って形成されている必要はない。第2の被覆部10は、第1の被覆部8と鍔部14,15の間に介在し、第1の被覆部8が鍔部14,15に接することがなければ、鍔部14,15の主面14a,15aの一部に形成されていてもよい。
本実施形態に係るコイル部品を示す斜視図である。 本実施形態に係るコイル部品を示す斜視図である。 図1に示したコイル部品のIII−III方向に沿う断面構造を模式的に示す図である。 本実施形態の第1変形例にコイル部品を示す斜視図である。 本実施形態の第1変形例にコイル部品を示す斜視図である。 図4に示したコイル部品のVI−VI方向に沿う断面構造を模式的に示す図である。 本実施形態の第2変形例にコイル部品を示す斜視図である。 本実施形態の第2変形例にコイル部品を示す斜視図である。 図7に示したコイル部品のIX−IX方向に沿う断面構造を模式的に示す図である。
符号の説明
2…コア、4…巻線、6…コイル部、8…第1の被覆部、10…第2の被覆部、12…巻芯部、14,15…鍔部、14a,14b,15a,15b…主面、14c,15c…周側面、16,17,26,27…端子電極、C1〜C3…コイル部品。

Claims (5)

  1. 巻芯部と、前記巻芯部の両端に配置された一対の鍔部とを有するコアと、
    前記巻芯部に接するように巻回され、前記一対の鍔部に挟まれた領域に配置された巻線と、
    前記巻線を覆うように前記一対の鍔部に挟まれた領域に配置された被覆部と、を備えており、
    前記被覆部は、
    前記巻線に接して該巻線を覆うように配置されていると共に、磁性材料を含有した樹脂硬化物からなる第1の被覆部と、
    前記一対の鍔部のうち少なくとも一方の鍔部と前記第1の被覆部との間に介在すると共に、非磁性材料からなる第2の被覆部と、を有し、
    前記第2の被覆部は、前記少なくとも一方の鍔部の他方の鍔部に対向する面全体にわたって形成され、前記少なくとも一方の鍔部の前記他方の鍔部に対向する前記面を覆うように配置されており、前記少なくとも一方の鍔部と前記巻線との間に介在していることを特徴とするコイル部品。
  2. 前記第2の被覆部は、前記一対の鍔部のうち少なくとも一方の前記鍔部の周側面を更に覆うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第2の被覆部は、前記一対の鍔部の互いに対向するそれぞれの面全体にわたって形成され、前記一対の鍔部の互いに対向する前記それぞれの面を覆うように配置されていることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  4. 前記第2の被覆部は、前記一対の鍔部の周側面を更に覆うように配置されていることを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
  5. 前記第2の被覆部が、前記非磁性材料として樹脂硬化物からなることを特徴とする1〜4のいずれか一項に記載のコイル部品。
JP2007103096A 2007-04-10 2007-04-10 コイル部品 Active JP4535083B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007103096A JP4535083B2 (ja) 2007-04-10 2007-04-10 コイル部品
US12/047,812 US7898375B2 (en) 2007-04-10 2008-03-13 Coil component
CN2008100921769A CN101325116B (zh) 2007-04-10 2008-04-10 线圈部件
US13/014,432 US8013704B2 (en) 2007-04-10 2011-01-26 Coil component

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007103096A JP4535083B2 (ja) 2007-04-10 2007-04-10 コイル部品

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010085200A Division JP2010187006A (ja) 2010-04-01 2010-04-01 コイル部品の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008262984A JP2008262984A (ja) 2008-10-30
JP4535083B2 true JP4535083B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=39853178

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007103096A Active JP4535083B2 (ja) 2007-04-10 2007-04-10 コイル部品

Country Status (3)

Country Link
US (2) US7898375B2 (ja)
JP (1) JP4535083B2 (ja)
CN (1) CN101325116B (ja)

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4535083B2 (ja) * 2007-04-10 2010-09-01 Tdk株式会社 コイル部品
JP4924893B2 (ja) * 2007-06-27 2012-04-25 Tdk株式会社 コイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置
JP2009021310A (ja) * 2007-07-10 2009-01-29 Murata Mfg Co Ltd 巻線型電子部品及びその製造方法
JP5018438B2 (ja) * 2007-12-05 2012-09-05 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法
JP2009253113A (ja) * 2008-04-08 2009-10-29 Shinto Holdings Kk インダクタ
US8212641B2 (en) * 2009-02-27 2012-07-03 Cyntec Co., Ltd. Choke
US9208937B2 (en) 2009-02-27 2015-12-08 Cyntec Co., Ltd. Choke having a core with a pillar having a non-circular and non-rectangular cross section
USRE48472E1 (en) 2009-02-27 2021-03-16 Cyntec Co., Ltd. Choke having a core with a pillar having a non-circular and non-rectangular cross section
US9117580B2 (en) 2009-02-27 2015-08-25 Cyntec Co., Ltd. Choke
TWI436381B (zh) * 2009-06-08 2014-05-01 Cyntec Co Ltd 扼流器
JP4888525B2 (ja) 2009-06-17 2012-02-29 Tdk株式会社 コイル部品
US8164409B2 (en) 2009-07-02 2012-04-24 Tdk Corporation Coil component
JP4900882B2 (ja) * 2009-07-06 2012-03-21 Tdk株式会社 コイル部品
JP2010187006A (ja) * 2010-04-01 2010-08-26 Tdk Corp コイル部品の製造方法
JP5101662B2 (ja) * 2010-06-17 2012-12-19 東光株式会社 コイル部品とその製造方法
KR101197234B1 (ko) * 2011-04-08 2012-11-02 주식회사 아모그린텍 비정질 금속 코어와, 이를 이용한 유도장치 및 그 제조방법
JP5336543B2 (ja) * 2011-04-28 2013-11-06 太陽誘電株式会社 コイル部品
JP5786660B2 (ja) * 2011-11-08 2015-09-30 スミダコーポレーション株式会社 磁性部品および磁性部品の製造方法
TWI466144B (zh) * 2011-12-20 2014-12-21 Cyntec Co Ltd 扼流器
WO2013146251A1 (ja) * 2012-03-29 2013-10-03 株式会社村田製作所 コイル部品
JP6135076B2 (ja) * 2012-09-12 2017-05-31 スミダコーポレーション株式会社 磁性コアおよび磁性部品
KR101468821B1 (ko) * 2012-12-19 2014-12-03 티디케이가부시기가이샤 커먼 모드 필터
US11017939B2 (en) * 2013-03-15 2021-05-25 Eaton Intelligent Power Limited Magnetic component assembly with filled gap
JP6435649B2 (ja) * 2014-06-05 2018-12-12 Tdk株式会社 コイル部品及びその製造方法
CN105825997B (zh) * 2015-01-22 2019-03-22 株式会社村田制作所 线圈部件
US10186376B2 (en) * 2015-07-10 2019-01-22 Tdk Corporation Coil component comprising a plurality of coated conductive wires and manufacturing method thereof
US9899131B2 (en) * 2015-07-20 2018-02-20 Cyntec Co., Ltd. Structure of an electronic component and an inductor
JP6645258B2 (ja) 2016-02-24 2020-02-14 スミダコーポレーション株式会社 コイル部品およびコイル部品の製造方法
JP6493295B2 (ja) * 2016-04-28 2019-04-03 株式会社村田製作所 コイル部品
KR101983193B1 (ko) * 2017-09-22 2019-05-28 삼성전기주식회사 코일 부품
JP6795004B2 (ja) * 2018-03-13 2020-12-02 株式会社村田製作所 巻線型コイル部品
US20200303114A1 (en) * 2019-03-22 2020-09-24 Cyntec Co., Ltd. Inductor array in a single package
JP7234855B2 (ja) * 2019-08-09 2023-03-08 株式会社村田製作所 電子部品及び電子部品の製造方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944013U (ja) * 1982-08-10 1984-03-23 東北金属工業株式会社 インダクタンス素子
JPH1167521A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型電子部品及びその製造方法
JPH1167520A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型電子部品及びその封止樹脂
JP2002008931A (ja) * 2000-04-18 2002-01-11 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型コモンモードチョークコイル
JP2002134343A (ja) * 2000-10-19 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd インダクタ部品の製造方法
JP2004214371A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Tdk Corp 面実装型コイル部品及びその製造方法
JP2005135948A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Tdk Corp チップ型電子部品及びその製造方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944013A (ja) 1982-09-07 1984-03-12 Japan Radio Co Ltd 光結合装置
JPH063770B2 (ja) * 1985-06-05 1994-01-12 株式会社村田製作所 チツプコイル
JPH1032127A (ja) * 1996-07-15 1998-02-03 Yamaha Corp 変圧器およびその組立方法
JP3352950B2 (ja) * 1998-07-13 2002-12-03 太陽誘電株式会社 チップインダクタ
US6392525B1 (en) * 1998-12-28 2002-05-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic element and method of manufacturing the same
JP4039779B2 (ja) * 1999-01-28 2008-01-30 太陽誘電株式会社 チップ状電子部品の製造方法
JP3583965B2 (ja) * 1999-11-26 2004-11-04 太陽誘電株式会社 面実装型コイル及びその製造方法
US6864774B2 (en) * 2000-10-19 2005-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Inductance component and method of manufacturing the same
US6710693B2 (en) * 2001-03-23 2004-03-23 Nec Tokin Corporation Inductor component containing permanent magnet for magnetic bias and method of manufacturing the same
US6768409B2 (en) * 2001-08-29 2004-07-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Magnetic device, method for manufacturing the same, and power supply module equipped with the same
JP3659207B2 (ja) * 2001-09-28 2005-06-15 松下電器産業株式会社 インダクタンス素子
JP2003188029A (ja) * 2001-12-21 2003-07-04 Minebea Co Ltd ドラム型コア
JP2005519457A (ja) * 2002-02-28 2005-06-30 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ トランス
JP4412702B2 (ja) * 2003-03-28 2010-02-10 スミダコーポレーション株式会社 インダクタンス素子
JP4315425B2 (ja) * 2003-07-23 2009-08-19 スミダコーポレーション株式会社 超小型面実装コイル装置
JP2005210055A (ja) 2003-12-22 2005-08-04 Taiyo Yuden Co Ltd 面実装コイル部品及びその製造方法
JP4781223B2 (ja) * 2005-12-22 2011-09-28 スミダコーポレーション株式会社 インダクタンス素子
JP2008053670A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Taiyo Yuden Co Ltd ドラム型コアを用いたインダクタ及びドラム型コアを用いたインダクタの製造方法
JP4535083B2 (ja) * 2007-04-10 2010-09-01 Tdk株式会社 コイル部品

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5944013U (ja) * 1982-08-10 1984-03-23 東北金属工業株式会社 インダクタンス素子
JPH1167521A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型電子部品及びその製造方法
JPH1167520A (ja) * 1997-08-19 1999-03-09 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型電子部品及びその封止樹脂
JP2002008931A (ja) * 2000-04-18 2002-01-11 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型コモンモードチョークコイル
JP2002134343A (ja) * 2000-10-19 2002-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd インダクタ部品の製造方法
JP2004214371A (ja) * 2002-12-27 2004-07-29 Tdk Corp 面実装型コイル部品及びその製造方法
JP2005135948A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Tdk Corp チップ型電子部品及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7898375B2 (en) 2011-03-01
CN101325116B (zh) 2012-05-23
US20080252406A1 (en) 2008-10-16
US20110115592A1 (en) 2011-05-19
US8013704B2 (en) 2011-09-06
JP2008262984A (ja) 2008-10-30
CN101325116A (zh) 2008-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4535083B2 (ja) コイル部品
JP4432977B2 (ja) コイル部品
JP2006041173A (ja) 磁性素子
KR102077952B1 (ko) 표면 실장 인덕터 및 그 제조 방법
JP2008041973A (ja) 低背型インダクタ
US20160343490A1 (en) Reactor
WO2016143730A1 (ja) リアクトル
JP2008198740A (ja) 巻線型コイル
JP2017045758A (ja) コイル装置
JP6965858B2 (ja) 表面実装インダクタおよびその製造方法
US20190019607A1 (en) Coil component
US20160055961A1 (en) Wire wound inductor and manufacturing method thereof
JP6651879B2 (ja) リアクトル
JP2010187006A (ja) コイル部品の製造方法
CN110098036B (zh) 线圈部件以及线圈部件的制造方法
JP2019161023A (ja) コイル部品およびその製造方法
JP5189637B2 (ja) コイル部品及びそれを用いた電源回路
JP7373775B2 (ja) リーケージトランス
US11387032B2 (en) Coil component manufacturing method, coil component, and DC-to-DC converter
JP7073650B2 (ja) コイル部品
JP2020043355A (ja) リアクトル
JP6400277B2 (ja) コイル及びリアクトル
KR20190078885A (ko) 코일 부품
CN112652447B (zh) 电感器
JP6729751B2 (ja) コイル装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100401

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20100412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100607

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4535083

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140625

Year of fee payment: 4