JP4900882B2 - コイル部品 - Google Patents

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本発明はコイル部品に関し、特にガラス層がコーティングされたコイル部品に関する。
従来から、一対の鍔部と一対の鍔部の間を連結する巻芯部とから構成されるコアを備えるコイル部品では、特許文献1に示されるように、閉磁路を形成するために一対の鍔部の間に磁性粉を含有した樹脂を充填する構成が開示されている。
特開2007−214521号公報
コイル部品の小型化の一例として、コイル部品の低背化が行われている。この低背化は、例えば一対の鍔部を薄くすることにより達成されるが、鍔部を薄くすると鍔部の剛性が低くなる。このようなコイル部品に外力が加えられると、鍔部と巻芯部との間で破損するおそれがあった。このコイル部品が実装された基板に撓み等が発生すると、コアにも基板の撓みに追従して撓みが発生し、この場合にコアが破損するおそれがあった。
一対の鍔部間に樹脂を充填することで、コアの剛性は高められる。しかし、一般にコアに対する接着剤のぬれ性が優れないため、一対の鍔部間を樹脂で充填・接着したとしても、基板が撓んで一対の鍔部間の距離が離れる方向に外力が加えられると、鍔部との境界面から接着剤が剥離してコアの剛性が低下し、基板の撓みに追従して鍔部を破損するおそれがあった。よって本発明は、基板の撓み等の外力に対してコアの剛性を高くし、鍔部の破損を防ぐことができるコイル部品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、巻芯部と、板状をなし巻芯部の一端に接続された第一鍔部と、板状をなし巻芯部の他端に接続された第二鍔部とから構成されたドラムコアと、第一鍔部と第二鍔部との間であって巻芯部の周囲に巻回された巻線と、巻線の一端と他端とがそれぞれ継線された一対の端子電極と、を有したコイル部品を提供する。このコイル部品では、第一鍔部には、巻芯部の一端が接続されると共に、第二鍔部と向かい合う第一内面と、巻芯部の軸方向においてドラムコアの一端側端面になる第一外面とが規定され、第二鍔部には巻芯部の他端が接続されると共に第一鍔部と向かい合う第二内面と、巻芯部の軸方向においてドラムコアの他端側端面になる第二外面とが規定され、巻芯部には、第一内面と第二内面との間に位置する巻芯部周面が規定され、ドラムコアにおいて少なくとも第一内面、第一外面、第二内面、第二外面、巻芯部周面にガラス層が施され、ガラス層は、第一内面と第二内面と巻芯部周面とのガラス層の膜厚が第一外面、第二外面のガラス層の膜厚より薄くなるように構成され、ドラムコアにおいて第一鍔部と第二鍔部との間に巻線を覆う充填樹脂が充填され、少なくとも充填樹脂と第一鍔部及び第二鍔部との間には、ドラムコアと一体のガラス層が介在し、充填樹脂は第一内面、第二内面のガラス層に接着している。
この様な構成によると、充填樹脂はガラス層を介してドラムコアと接着される。一般にドラムコアとして用いられるフェライトやセラミック等の基材はガラスとの接合性が良く、またドラムコアとして用いられるフェライトやセラミックよりもガラスの方が樹脂への接着性が優れている。よって樹脂が第一鍔部と第二鍔部とに強固に接着されることにより、基板の撓み等の外力が加えられても樹脂が鍔部から剥がれることは抑制され、一対の鍔部は樹脂を介して一体性を保ち、ドラムコアの剛性を高く保つことができる。また第一鍔部、第二鍔部それぞれの第一外面、第二外面に膜厚の厚いガラス層が構成されるので、第一鍔部、第二鍔部の巻芯部との接続箇所を支点とする曲げ強度を向上させることができる。また巻線が巻かれる空間を大きく採ることができるので、巻線の巻回量を多くし、若しくはより大径の巻線を使用することができる。
上記構成のコイル部品において、充填樹脂には磁性粉が含まれていることが好ましい。この様な構成によると、ドラムコアと樹脂とにより閉磁路を形成することができる。
またドラムコアの外周には外装コアが配置され、外装コアは第一鍔部と第二鍔部とに接続されていることが好ましい。
この様な構成によると、外装コアとドラムコアとの接続により、ドラムコアの剛性を更に高めることができる。また外装コアとドラムコアとにより閉磁路を形成することができる。
またガラス層はドラムコアの全面を覆っていることが好ましい。この様な構成によると、ドラムコアの絶縁性を図ると共にドラムコアの強度を増すことができる。
またドラムコアはMz−Zn系フェライトを基材として構成されていることが好ましい。この様な構成によると、コイル部品の特性を向上させることができる。
本発明のコイル部品によれば、コアの剛性を高くすることができる。
本発明の実施の形態に係るコイル部品の斜視図。 本発明の実施の形態に係るコイル部品のドラムコアの正面図。 本発明の実施の形態に係るコイル部品の断面図。 本発明の実施の形態に係るコイル部品のガラス層形成に係る説明図。 本発明の実施の形態に係るコイル部品の変形例に係る断面図。
以下、本発明の実施の形態に係るコイル部品について、図1から図4に基づき説明する。図1に示されるコイル部品1は、主にドラムコア2と、巻線3と、充填樹脂4と、電極7とから構成されている。
ドラムコア2はマンガンを含む磁気材料、例えばMn−Zn系フェライトを基材としており、図2に示されるように、略円柱状の巻芯部23と、巻芯部23の中心軸方向両端に同軸に設けられた第一鍔部21及び第二鍔部22とから構成され、コア高さ(ドラムコア2の巻芯部23軸方向における一端から他端までの距離)を約1.1mm、コア外形(巻芯部23軸方向と直交する方向の距離)を約3mmとしている。第一鍔部21及び第二鍔部22はそれぞれ同形状の板状であり、図1に示されるように巻芯部23の軸方向と直交する断面が八角形に構成されている。また第一鍔部21及び第二鍔部22は、鍔部長さ(巻芯部23軸方向と直交する方向における巻芯部23との接続箇所から外周までの距離)は、約0.5〜1.3mmであり、それぞれの鍔部厚さ(巻芯部23軸方向における一端から他端までの距離)が約0.2〜0.45mmになるように構成されている。
図2に示されるように第一鍔部21には、巻芯部23の一端が接続されると共に第二鍔部22と向かい合う第一内面21Aと、巻芯部23の軸方向においてドラムコア2の一端側端面になる第一外面21Bと、第一内面21Aと第一外面21Bとの間に位置する第一周面21Cとが規定されている。尚、第一鍔部21において第一外面21Bは、コイル部品1(図1)を吸着して実装する際の吸着面(上面)として作用する。
第二鍔部22には、巻芯部23の他端が接続されると共に第一鍔部21と向かい合う第二内面22Aと、巻芯部23の軸方向においてドラムコア2の他端側端面になる第二外面22Bと、第二内面22Aと第二外面22Bとの間に位置する第二周面22Cとが規定されている。尚、第二鍔部22において第二外面22Bは、コイル部品1を吸着して実装する際の、図示せぬ基板に実装される実装面(下面)として作用する。
巻芯部23は径が約0.4〜2.0mm、長さが約0.2〜0.7mmの略円柱状に構成され、略円柱の表面であって第一内面21Aと第二内面22Aとの間に巻芯部周面23Aが規定されている。またドラムコア2においては、巻芯部周面23Aと、第一内面21Aと、第二内面22Aとで囲まれる部分に、巻線3(図1)が収容される空間2aが形成される。
上記構成のドラムコア2は、図3に示されるように表面が絶縁性のガラス層8によりコーティングされている。ドラムコア2は上述のように導電性素材であるMn−Zn系フェライトを基材としているが、絶縁性のガラス層8でコーティングされることにより、周囲や電極7との絶縁を図ることができる。
ドラムコア2にガラス層8をコーティングする際には、図4に示されるように、中央部分にスプレーノズル91を備え、スプレーノズル91を回転軸として回転するバレル9内に複数のドラムコア2を収容する。スプレーノズル91は、微粉体のガラスやバインダ等が懸濁されたガラススラリーを噴霧可能に構成されている。
この状態でスプレーノズル91からガラススラリーを噴霧し、ドラムコア2に吹き付け塗装する。ガラススラリーの層をドラムコア2に形成した後に、バレル9内に約70度の乾燥空気を入れてドラムコア2に形成されたガラススラリーの層を乾燥させる。これによりドラムコア2にガラス微粉体の層が形成される。その後にドラムコア2を焼成し、不要なバインダ成分を揮発・燃焼させ、ガラス粉末を溶融(軟化)させて表面が平滑なガラス層8を構成する。ガラス層8を焼成し溶融させてドラムコア2の全面にコーティングすることにより、ドラムコア2とガラス層8とが一体となり、ガラス層8がドラムコア2から剥がれることは防がれる。また全面にガラス層8がコーティングされることにより、ドラムコア2の絶縁性が高められると共に、ドラムコア2の剛性を上げることができる。
ドラムコア2において、巻芯部周面23Aと第一内面21Aと第二内面22Aとは、凹部である空間2aを画成する面である。また塗装方法は単なる吹き付け塗装であるため、例えば静電塗装のように、噴霧されたガラススラリーをドラムコア2自らが吸引して付着させることはない。よって第一鍔部21の第一外面21B及び第一周面21Cと第二鍔部22の第二外面22B及び第二周面22Cとに比べて、空間2a内には噴霧されたガラススラリーが付着し難い。故に図3に示されるように、空間2a内(巻芯部周面23A、第一内面21A、第二内面22A)での、ガラス層8の厚さは、ドラムコア2において第一内面21A、第二内面22A、巻芯部周面23Aを除いた全面(第一外面21B、第一周面21C、第二外面22B、第二周面22C)のガラス層8の膜厚に比べて薄くなる。具体的には、第一外面21B等でのガラス層8の膜厚が平均約10μmであるのに対して、第一内面21A、第二内面22Aでのガラス層8の膜厚が平均約5μm、巻芯部周面23Aでのガラス層8の膜厚が平均約3μmであり、第一外面21B等のドラムコア2の外周部分から、ドラムコア2の内方である巻芯部周面23Aに向かってガラス層8が薄くなっている。またドラムコア2のガラス層8の表面(ガラス面)は溶融して形成されるため、平滑であり、多孔質にはなり難い。またこのガラス層8を構成するガラスは、充填樹脂4に対するぬれ性が優れる素材を基材としている。
空間2aには巻線3が収容されるが、第一内面21A、第二内面22A、巻芯部周面23Aにおけるガラス層8が薄くなることにより空間2aを大きく採ることができる。空間2aを大きく採ることによって巻線3の巻回数を増やしたり、大径の巻線3を使用することができるので、コイル部品1の特性を向上させることができる。
また図3に示されるように、第一外面21B及び第二外面22Bにおけるガラス層8は、第一内面21A及び第二内面22Aにおけるガラス層8より厚くなるように構成されているので、第一鍔部21及び第二鍔部22の曲げ強度は向上している。一般にドラムコア2が破損する際には、第一鍔部21、第二鍔部22が巻芯部23との接続箇所を支点として曲げ破壊する場合が多い。しかし上述のように第一外面21B及び第二外面22Bにおけるガラス層8を厚くすることにより第一鍔部21、第二鍔部22の曲げ強度が向上するので、ドラムコア2の破損を抑制することができる。
巻線3は、導線にポリアミドイミド等の絶縁被覆が施された被覆導線から構成されており、図1に示されるように巻芯部23(図2)において巻芯部周面23A(図2)に巻回され、空間2a内(図2)に収容されている。空間2a内のガラス層8は上述のように薄く構成されているが、巻線3が絶縁被覆であるため、巻線3とドラムコア2とが短絡することは抑制される。
充填樹脂4は、エポキシ樹脂にフェライト等の磁性粉体が練り込まれて構成される樹脂であり、図3に示されるように、空間2a内において第一鍔部21と第二鍔部22との間において巻線3を覆うように、若しくは巻線3を覆うと共に複数の巻線3の隙間を埋めるように充填されて硬化している。
第一鍔部21及び第二鍔部22にはガラス層8がコーティングされて一体と成っているため、充填樹脂4は空間2a内に充填された状態でガラス層8を介してドラムコア2と接着される。充填樹脂4は、磁性粉体が練り込まれており、かつ空間2aを埋めて巻線3を覆う必要があるため、流動性は高くない。この様な充填樹脂4を直接ドラムコア2に接着した場合は、アンカー効果等を十分に得ることができず、接着不良を起こすおそれがある。これに対してガラス層8は充填樹脂4に対するぬれ性が優れているため、充填樹脂4であっても好適な接着状態を得ることができる。またガラス層8は、ドラムコア2と一体であるので、ドラムコア2と充填樹脂4との間にガラス層8を介在させることにより、ドラムコア2に充填樹脂4を好適に接着させることができる。充填樹脂4が第一鍔部21と第二鍔部22との両方にガラス層8を介して強固に接着されるため、第一鍔部21と第二鍔部22とは充填樹脂4を介して一体化される。これによりドラムコア2の剛性を上げることができ、またその接着状態も良好であるため、長期に亘ってドラムコア2の剛性を保つことができる。
また磁性粉体が練り込まれている充填樹脂4は磁路を形成することができるので、充填樹脂4を第一鍔部21と第二鍔部22とに接着することにより、第一鍔部21と充填樹脂4と第二鍔部22と巻芯部23とから閉磁路を形成することができる。
電極7は、ガラス層8がドラムコア2に形成された状態で第二鍔部22のガラス層8表面に、銀ペーストを塗布して焼き付けた後にニッケル及びスズのメッキを施すことにより形成されており、図1に示されるように、巻線3の一端側が継線される第一電極71と巻線3の他端側が継線される第二電極72とから構成されている。第一電極71、第二電極72は、図2に示されるように、それぞれ第二外面22Bと第二周面22Cとに跨って配置され、第二周面22Cにおいて巻線3の一端及び他端が継線されている。電極7がガラス層8表面に設けられることにより、ドラムコア2との間の絶縁性が保たれている。尚、電極7は、ガラス層8形成後に、銅製の金具を第二鍔部22に接着することにより形成されてもよい。
上記構成のコイル部品1を図示せぬ基板上に実装した場合、図示せぬ基板が撓んだとしても、コイル部品1のドラムコア2は、ガラス層8及び充填樹脂4により剛性が高められているため、安易に破損することは無い。また充填樹脂4は、ぬれ性のよいガラス層8に接着されているため、充填樹脂4とガラス層8の界面で充填樹脂4が剥がれることは抑制され、長期に亘って接着状態を保ち、以てコイル部品1の剛性を保つことができる。
本発明のコイル部品は、上述した実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の改良や変形が可能である。例えば、ガラス層8をドラムコア2の全面に亘って設けたが、これに限らず、少なくとも短絡が懸念される箇所、及び充填樹脂4が接着する箇所のみにガラス層8を設けてもよい。
また本実施の形態では、Mn−Zn系フェライトを基材としてドラムコア2を成型したが、他の材料、例えばNi−Zn系フェライトコアやアルミナ等を用いたセラミックコアであってもよい。ドラムコア2の基材が変わったとしても、ガラス層8と充填樹脂4との接着性は変わらないため、本実施の形態と同様に、安定した接着状態を保つことができ、長期に亘ってコイル部品の剛性を保つことができる。
また図5に示されるように、ドラムコア2の周囲に外装コア5を設けてもよい。この外装コア5はドラムコア2と同様の基材から構成されており、その全面にガラス層8が形成されている。外装コア5は、電極7が装着されたドラムコア2に巻線3が巻回されて電極7に継線された後、充填樹脂4が充填されて硬化する前に、充填樹脂4を接着剤として第一鍔部21の第一周面21C及び第二鍔部22の第二周面22Cに接着される。前述のように充填樹脂4とガラス層8との接着性が優れるため、外装コア5とドラムコア2とは充填樹脂により好適に接合され、閉磁路を形成することができる。またガラス層8が介在しているため、外装コア5とドラムコア2とが短絡することは抑制される。また外装コア5が第一鍔部21と第二鍔部22とに接続されるため、第一鍔部21と第二鍔部22とを含むドラムコア2の剛性が高められる。外装コア5とドラムコア2とは好適に接合されているため、安定した接着状態を保つことができ、長期に亘ってコイル部品1の剛性を保つことができる。
1・・コイル部品 2・・ドラムコア 2a・・空間 3・・巻線 4・・充填樹脂
5・・外装コア 7・・電極 8・・ガラス層 9・・バレル 21・・第一鍔部
21A・・第一内面 21B・・第一外面 21C・・第一周面 22・・第二鍔部
22A・・第二内面 22B・・第二外面 22C・・第二周面 23・・巻芯部
23A・・巻芯部周面 71・・第一電極 72・・第二電極 91・・スプレーノズル

Claims (5)

  1. 巻芯部と、板状をなし該巻芯部の一端に接続された第一鍔部と、板状をなし該巻芯部の他端に接続された第二鍔部とから構成されたドラムコアと、
    該第一鍔部と該第二鍔部との間であって該巻芯部の周囲に巻回された巻線と、
    該巻線の一端と他端とがそれぞれ継線された一対の端子電極と、を有し、
    該第一鍔部には、該巻芯部の一端が接続されると共に、該第二鍔部と向かい合う第一内面と該巻芯部の軸方向において該ドラムコアの一端側端面になる第一外面とが規定され、
    該第二鍔部には、該巻芯部の他端が接続されると共に、該第一鍔部と向かい合う第二内面と該軸方向において該ドラムコアの他端側端面になる第二外面とが規定され、
    該巻芯部には、該第一内面と該第二内面との間に位置する巻芯部周面が規定され、
    該ドラムコアは、該ドラムコアの該軸方向一端から該軸方向他端までの距離が、該ドラムコアの該軸方向と直交する方向の一端から他端までの距離より短くなるように構成され、該ドラムコアにおいて少なくとも該第一内面、該第一外面、該第二内面、該第二外面、該巻芯部周面にガラス層が施され、該ガラス層は、該第一内面と該第二内面と該巻芯部周面とのガラス層の膜厚が該第一外面、該第二外面の該ガラス層の膜厚より薄くなるように構成され、
    該ドラムコアにおいて該第一鍔部と該第二鍔部との間には、該巻線を覆う充填樹脂が充填され、
    該充填樹脂は該第一内面、該第二内面の該ガラス層に接着していることを特徴とするコイル部品。
  2. 該充填樹脂には磁性粉が含まれていることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 該ドラムコアの外周には外装コアが配置され、該外装コアは該第一鍔部と該第二鍔部とに接続されていることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のコイル部品。
  4. 該ガラス層は該ドラムコアの全面を覆っていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一に記載のコイル部品。
  5. 該ドラムコアはMz−Zn系フェライトを基材として構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一に記載のコイル部品。
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