JP6098126B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

本発明は、低背型のコアを用いたコイル部品に関する。
携帯通信端末や、デジタルスチルカメラなど、小型の電子機器に用いられるコイル部品には、インダクタンス値等の電気的特性に加えて、容易に面実装可能であることや、低背化が求められている。そこで、容易に面実装可能であって、低背化を実現したコイル部品として、短い円柱状の巻芯部と矩形(略正方形)の鍔を有するコアを用いたコイルが、提案されている(特許文献1等参照)。
また、巻芯部や鍔部の外周形状を矩形としたコアを用いたコイルも提案されている(特許文献2等参照)。
特開2005−210055号公報 特開2000−269049号公報
例えば、実装の際にコイルの向きを容易に識別したいという要求がある場合に、コアにおける鍔部の形状を正方形のような正多角形ではなく、長方形のような、正多角形ではない多角形状としたい場合がある。しかしながら、鍔部の形状が長方形であって、巻芯部の外周形状が円形である低背のコアを用いたコイル部品では、鍔部における長辺方向の端部が、巻芯部及び巻線から離れていることにより、当該部分に割れや欠けが生じ易くなる傾向がある。また、このようなコイル部品では、鍔部における短辺方向の端部が巻芯部に近いために、巻線の巻数が制限される問題がある。
また、巻芯部の外周形状を、鍔部に合わせて矩形としたコイル部品では、特に線径が大きい場合において巻線を巻芯部に密着させて巻くことが難しく、巻線の長さが長くなることによりコイル部品の抵抗値が上がり、電気的特性が劣るという問題があった。
本発明は、このような実状に鑑みてなされ、巻線部における周回部の抵抗値を抑制しつつ、鍔部に割れや欠けが発生することを防止したコイル部品に関する。
上記目的を達成するために、本発明に係るコイル部品は、
略楕円の外周形状を有する巻芯部と、前記巻芯部の両端部に接続されており、長さの互いに異なる辺を含む略多角形の外周形状を有する一対の鍔部と、を有し、前記巻芯部の中心軸に平行な方向の長さが、前記中心軸に直交する方向の長さより短い低背型のコアと、
前記巻芯部に巻きつけられた巻回部を有する巻線と、を有する。
本発明に係るコイル部品は、外周形状が略楕円の巻芯部と、長さの互いに異なる辺を含む略多角形の外周形状を有する鍔部とを有するコアを用いている。このようなコイル部品は、鍔部の外周形状が非正多角形であっても、鍔部の端部が巻芯部及び巻線の巻回部から離れ過ぎるのを防止し、当該部分に割れや欠けが生じることを効果的に防止できる。また、巻芯部の外周形状が楕円であるため、巻回部と巻芯部との間に隙間が生じ難くなるため、巻線部を構成する被覆線が長くなることに伴う抵抗値の上昇を、効果的に防止することができる。
また、鍔部の外周形状は、長さの互いに異なる辺を含む略多角形であれば特に限定されないが、略八角形であることが好ましい。
鍔部の外周形状を略八角形とすることにより、鍔部の外周形状が略四角形である場合に比べて、鍔部における角部が、巻芯部及び巻線から離れすぎるのを防止できるため、このようなコイル部品は、鍔部の角部に割れや欠けが生じることを、より効果的に防止できる。
また、例えば、前記巻芯部は、前記鍔部との接続部分に、前記巻芯部の外周形状が前記鍔部に向かって徐々に拡大する傾斜部を有しても良い。
このような傾斜部を有するコイル部品は、鍔折れに対する耐久性が高く、外部から鍔部に衝撃が加えられた場合にも、損傷が発生し難い。
また、本発明に係るコイル部品は、前記巻線の前記巻回部を外周側から覆うように備えられており、磁性体を含む樹脂によって構成される樹脂部を、さらに有しても良い。
本発明に係るコイル部品は、鍔部の外周面と巻回部の外周面との間に形成される間隔が、外周方向に沿って変化することを抑制することができる。したがって、巻回部の外周側に形成される樹脂部の厚さについても、外周方向に沿う変化を抑制することができるため、樹脂部が厚すぎたり、あるいは薄すぎたりすることによって、樹脂部の一部が脱落又は剥離することを防止できる。
また、例えば、前記鍔部の外周形状は、前記中心軸に直交する第1対称軸を基準として略対称に配置されており互いに略平行である第1の一対の辺と、前記中心軸及び前記第1対称軸に直交する第2対称軸を基準として互いに略対称に配置されており互いに略平行である第2の一対の辺とを有しても良く、
前記巻芯部の外周形状を構成する楕円は、前記第1対称軸及び前記第2対称軸に対して所定の傾きを有する長軸及び短軸を有しても良い。
巻芯部の配置角度を、鍔部の外周形状に対して調整することにより、鍔部の外周面と巻芯部の外周面との間に形成される間隔を、適宜調整することが可能である。たとえば、鍔部の外周側面における所定位置に、巻線の端部を固定するような場合は、第1及び第2対称軸と長軸及び短軸との角度を調整することにより、巻線における固定端部と巻回部との間の距離を、所定の範囲に調整することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るコイル部品の平面図、正面図及び底面図である。 図2は、図1に示すコイル部品の概略断面図である。 図3は、図1に示すコイルに用いられるコアの平面図及び正面図である。 図4は、図3に示すコアの製造方法を説明した概念図である。 図5は、図3に示すコアの製造方法に用いるセンタレス加工機を説明した概念図である。 図6は、本発明の第2実施形態及び第3実施形態に係るコイル部品を表す平面図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコイル部品29の平面図(図1(a))、正面図(図1(b))、及び底面図(図1(c))である。図1に示すように、コイル部品29は、低背型のコア30と、巻線60とを有する。また、後述するように、コイル部品29は、コア30の第2鍔部42に形成された端子部と、巻線60の巻回部62を外周側から覆うように備えられる樹脂部76を有する。
図3は、図1に示すコイル部品29に用いられるコア30を表す平面図(図3(a))及び正面図(図3(b))である。コア30は、略楕円の外周形状を有する巻芯部32と、巻芯部32の両端部に接続されている第1鍔部36及び第2鍔部42とを有する。第1鍔部36及び第2鍔部42は、例えば辺36a,36eと辺36c,36gのように長さの互いに異なる辺を含む略八角形の外周形状を有している。
図3(b)に示すように、巻芯部32は、中心軸Z方向の長さが短い楕円柱形状を有しており、第1鍔部36及び第2鍔部42も、中心軸Zに直交する方向に延在する平板形状を有しており、コア30は、低背型のコアである。なお、本明細書における説明では、図3(a)及び図3(b)に示すように、コア30の寸法のうち、中心軸Zに平行な方向の長さL1(第1鍔部端面40から第2鍔部端面46までの幅)が、中心軸Zに直交する方向の長さL2又はL3(辺36aから辺36eまでの幅又は辺36cから辺36gまでの幅)より短いコアを、低背型のコアとする。
図3(b)に示すように、巻芯部32は、第1鍔部36及び第2鍔部42との接続部分に、巻芯部32の外周形状が鍔部に向かって徐々に拡大する傾斜部34a,34bを有している。すなわち、巻芯部32は、第1鍔部36及び第2鍔部42との接続部分において、中心軸Zに直交する方向の断面積が、その他の部分より大きくなっている。
図2は、図1に示すコイル部品29の断面図である。巻芯部32の外周側には、巻線60の巻回部62が配置されている。巻線60の巻回部62は、その内周面が、巻芯部32の外周面である巻芯部外周面34に密着するように巻きつけられている。巻回部62の巻き数等は、特に限定されないが、巻回部62の外周面が、第1鍔部36の外周面38及び第2鍔部42の外周面44より内周側に配置されていることが好ましい。
図1(a)及び図1(b)に示すように、巻線60は、コア30の巻芯部32に巻きつけられた巻回部62と、巻線60に電力を供給するための端子部と巻回部62とを接続する接続部63,64とを有する。図1(b)に示すように、接続部63,64の端部は、巻回部62から引き出されて、端子部の一部である結線部70b,72bに固定されている。
図1(b)及び図2に示すように、第1鍔部36と第2鍔部42の間には、巻芯部32及び巻線60の巻回部62に加えて、樹脂部76が形成されている。樹脂部76は、巻回部62を外周側から覆うように備えられており、磁性体を含む樹脂によって構成される。
図1(b)及び図1(c)に示すように、第2鍔部42には、実装基板にコイル部品29を固定し、巻線60に電力を供給するための端子部が形成されている。端子部は、例えばコア30の表面に形成された導電材料のメッキ層等によって構成されるが、特に限定されない。端子部は、実装部70a及び実装部70aに接続する結線部70bと、実装部72a及び実装部72aに接続する結線部72bとによって構成される。図1(c)に示すように、実装部70a,72aは、第2鍔部端面46に、互いに離間するように形成されている。コイル部品29は、実装部70a,72aと実装基板のランドとを、はんだ等を介して接続することにより実装される。
結線部70b,72bは、第2鍔部42の外周面44に、互いに離間するように形成されている。結線部70b,72bを外周面44に形成することにより、コイル部品29を実装した後も、巻線60と端子部との接続状態を、容易に視認することができる。なお、結線部70b,72bの形成位置は、第2鍔部42の外周面44に限定されず、結線部は、第2鍔部端面46側に外周面44まで連続する溝部を形成し、当該溝部の壁面に形成されていても良い。
以下に、図4及び図5等を用いて、コイル部品29の製造方法を説明する。コイル部品29の製造方法では、まず、図3に示すコア30を製造する。コア30の製造方法は特に限定されないが、例えば図5に示すようなセンタレス加工機等を用いて製造することができる。
図4は、コア30の製造工程を表す概念図である。センタレス加工機を用いたコア30の製造方法では、まず、図4(a)に示すワーク10を準備する。ワーク10は、柱状の基体部12と、基体部12の一方の端部14に接続している回転基準部20とを有する。
基体部12と回転基準部20とは、プレス成形等によって一体に成形されている。基体部12は、製造後にコア30(図1(c)参照)となる部分であり、基体部12における側周面18の周方向の形状は、製造されるインダクタンスコア30における鍔部36,42の外周形状と同一である。
回転基準部20の外周面は、センタレス加工機において調整車54の外周面と接触する基準外周面22となっている。基準外周面22は、センタレス加工機において調整車54の外周面と接触し、ワーク10は、調整車54の外周面上において、基準外周面22に沿って回転する。ワーク10では、基準外周面22の少なくとも一部、好ましくはその全体が、基体部12の側周面18より外径側に位置しており、回転基準部20は、基体部12より外径側に突出している。基準外周面22の周方向の形状は、コア30(図1(a)参照)の巻芯部32の外周形状に合わせて決定され、基準外周面22の外周形状は、巻芯部32と相似形状である楕円形状を有している。
ワーク10は、鉄等の金属、フェライト等の磁性材料によって構成される。また、ワーク10の製造方法は特に限定されないが、例えばフェライト粉末をプレス成形することによって製造することが、生産性等の面から好ましい。特に、基体部12における他方の端部16をワーク10の端部とし、回転基準部20を基体部12の一方の端部14のみに設けることにより、このようなワーク10は、単純な金型を用いたプレス成形によって製造することが可能であり、生産性に優れている。
図4(a)に示すワーク10は、図5に示すセンタレス加工機により、まず図4(b)に示す半完成ワーク28の状態まで加工される。図5に示すように、センタレス加工機では、ワーク10が基準外周面22に沿って回転している状態において、砥石50が、ワーク10の基体部12の側周面18に接触し、基体部12の一部を研削することによって、巻芯部32を形成する。
半完成ワーク28における巻芯部32の外周形状は、基準外周面22の周方向の形状と略相似形状となり、その配置は、基準外周面22の周方向の形状を略90度回転させた状態となる。図4(b)に示すように、半完成ワーク28は、柱状の芯部32と、その両端部に接続する一対の鍔部36a,42と、一方の鍔部36aに接続する回転基準部20を有している。
次に、センタレス加工機において、半完成ワーク28から回転基準部20が除去され、図2(c)に示すコア30が製造される。この工程では、半完成ワーク28における回転基準部20と鍔部36aとの間に砥石が挿入され、基体部から回転基準部20が切り離される。
次に、図3に示すコア30における一方の鍔部に、図1(b)及び図1(c)等に示すような端子部70a,70b,72a,72bを形成したのち、被覆線等を巻芯部32に巻回し、巻線60を形成する。この際、巻線60の両端部は、図1(b)に示す結線部70b,72bに、はんだ付け又は圧着等によって固定される。端子部70a,70b,72a,72bは、例えばコア30の表面に、銀等の導電材料を焼成メッキすることによって形成することができるが、端子部70a,70b,72a,72bの形成方法は特に限定されない。
最後に、巻回部62の外周側に、磁性体を含む樹脂ペーストを塗布又は充填したのち乾燥することにより、図2に示すような樹脂部76を形成し、コイル部品29を得る。樹脂部76に含まれる樹脂は、特に限定されないが、例えばエポキシ樹脂等が上げられる。また、樹脂部76に含まれる磁性体についても、特に限定されないが、例えばフェライト、鉄、合金等の粉末を用いることができる。
本実施形態に係るコイル部品29に用いるコア30の鍔部36,42は、長さの互いに異なる辺を含む、正多角形ではない多角形状の外周形状を有し、このようなコイル部品29は、実装の際等に、コイルの向きを容易に識別することが可能である。また、巻芯部32の外周形状を、円ではなく楕円とすることにより、図3(a)に示すように、辺36c及び辺36gのような鍔部36,42における長辺方向の両端部が、巻芯部32及び巻回部62から離れ過ぎるのを防止し、当該部分に割れや欠けが生じることを効果的に防止できる。また、コイル部品29は、鍔部36,42に加えられる上下方向(中心軸Zに平行な方向)の衝撃に対して良好な耐久性を有するため、鍔部36,42を薄くすることが可能であり、低背化に対して有利である。
また、鍔部36,42の外周形状を略八角形とすることにより、鍔部36,42の外周形状が略四角形である場合(図6(a)参照)に比べて、鍔部36,42における角部を、巻芯部32及び巻線60に近づけることができる。したがって、このようなコイル部品29は、鍔部36,42の角部に割れや欠けが生じることを、より効果的に防止できる。また、巻芯部32の外周形状が楕円であるため、巻芯部が長方形である場合に比べて、巻回部62と巻芯部32との間に隙間が生じ難くなる。そのため、コイル部品29は、巻回する被覆線を巻芯部に密着させることができず被覆線が長くなり抵抗値が上昇する問題を、効果的に防止することができる。
さらに、図3(b)に示すように、巻芯部32が傾斜部34a,34bを有するため、コイル部品29は、上下方向の衝撃に対して良好な耐久性を有する。また、樹脂部76はコア30に比べて熱によって変形し易いため、コア30は、温度変化に伴い樹脂部76より変形力を受ける恐れがあるが、傾斜部34a,34bを有するコア30は、このような変形力に対しても良好な耐久性を有する。さらに、コア30は、傾斜部34a,34bが無い場合に比べて鍔部36,42を薄くすることが可能であり、低背化に対して有利である。また、傾斜部34a,34bを除く巻芯部32の断面積を小さくした場合でも、傾斜部34a,34bを設けることにより、コア30の磁気飽和を抑制することができる。
また、コイル部品29は、鍔部36,42の外周面38,44と巻回部62の外周面との間に形成される間隔が、外周方向に沿って変化することを抑制することができる(図1(a)参照)。したがって、この間隔を充填するように、巻回部62の外周側に形成される樹脂部76の厚さについても、外周方向に沿う変化を抑制することができる。したがって、コイル部品29は、樹脂部76が厚すぎたり、あるいは薄すぎたりする部分が形成されることを抑制し、樹脂部76の一部が脱落又は剥離することを防止できる。また、外周方向の厚さの変化が抑制された樹脂部76は、良好な磁気シールド効果を奏する。
その他の実施形態
本発明に係るコイル部品における鍔部の外周形状は、長さの互いに異なる辺を含む略多角形であれば特に限定されず、図6(a)に示すコイル部品79のように、略長方形であっても良い。コイル部品79では、巻芯部32の長軸と、第1鍔部86の外周形状を構成する長方形の長辺とが平行になるように、巻芯部32と第1鍔部86とが配置されている。なお、コイル部品79は、鍔部の外周形状が異なることを除き、第1実施形態に係るコイル部品29と同様の構成を有する。
また、本発明に係るコイル部品において、巻芯部の外周形状を構成する楕円の長軸及び短軸は、鍔部の外周形状を構成する多角形の辺に対して、任意の角度を形成することができる。例えば、図6(b)に示すコイル部品89において、鍔部の外周形状は、中心軸Zに直交する第1対称軸MS1を基準として略対称に配置されており互いに略平行である第1の一対の辺36a,36eと、中心軸Z及び第1対称軸MS1に直交する第2対称軸MS2を基準として互いに略対称に配置されており互いに略平行である第2の一対の辺36c,36gとを有する。
そして、巻芯部92の外周形状を構成する楕円は、第1対称軸MS1及び第2対称軸MS2に対して所定の傾きαを有する長軸93a及び短軸93bを有する。このように、巻芯部92の配置角度を、鍔部(第1鍔部36)の外周形状に対して調整することにより、鍔部36の外周面と巻芯部92の外周面との間に形成される間隔を、適宜調整することが可能である。
図6(b)に示すように、巻芯部92の回りに形成される巻回部(不図示)の対角方向に接続部95,96を引き出し、下鍔部の対角方向に結線部(図1(b)参照)を形成するような場合において、楕円の軸93a,93bと対称軸MS1,MS2の間に形成される傾きαを調整することにより、巻回部と結線部との絶縁距離を確保することが可能である。この場合、絶縁距離の確保と鍔部の耐久性を両立させる観点から、図6(b)に示す傾きαは、0度より大きく45度より小さい角度とすることができる。なお、コイル部品89は、巻芯部92の傾きα及び接続部95,96が異なることを除き、第1実施形態に係るコイル部品29と同様の構成を有する。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、巻芯部92の外周形状は、正確な楕円である必要はなく、円弧と直線を繋げたリング形状等についても、上述の効果を奏するものについては、略楕円に含まれる。
10…ワーク
28…半完成ワーク
29,79,89…コイル部品
30…コア
32,92…巻芯部
34…巻芯部外周面
34a,34b…傾斜部
36,86…第1鍔部
42…第2鍔部
60…巻線
62…巻回部
76…樹脂部

Claims (3)

  1. 略楕円の外周形状を有する巻芯部と、前記巻芯部の両端部に接続されており、長さの互いに異なる辺を含む略八角形の外周形状を有する一対の鍔部と、を有し、前記巻芯部の中心軸に平行な方向の長さが、前記中心軸に直交する方向の長さより短い低背型のコアと、
    前記巻芯部に巻きつけられた巻回部を有する巻線と、を有し、
    前記鍔部の外周形状は、前記中心軸に直交する第1対称軸を基準として略対称に配置されており互いに略平行である第1の一対の辺と、前記中心軸及び前記第1対称軸に直交する第2対称軸を基準として互いに略対称に配置されており互いに略平行である第2の一対の辺とを有し、
    前記巻芯部の外周形状を構成する楕円は、前記第1対称軸及び前記第2対称軸に対して所定の傾きを有する長軸及び短軸を有することを特徴とするコイル部品。
  2. 前記巻芯部は、前記鍔部との接続部分に、前記巻芯部の外周形状が前記鍔部に向かって徐々に拡大する傾斜部を有することを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記巻線の前記巻回部を外周側から覆うように備えられており、磁性体を含む樹脂によって構成される樹脂部を、さらに有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル部品。
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