JPH0587913U - チップコイル - Google Patents

チップコイル

Info

Publication number
JPH0587913U
JPH0587913U JP2674592U JP2674592U JPH0587913U JP H0587913 U JPH0587913 U JP H0587913U JP 2674592 U JP2674592 U JP 2674592U JP 2674592 U JP2674592 U JP 2674592U JP H0587913 U JPH0587913 U JP H0587913U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
winding
core wire
winding start
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2674592U
Other languages
English (en)
Inventor
清司 西村
健治 小山
哲夫 巽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2674592U priority Critical patent/JPH0587913U/ja
Publication of JPH0587913U publication Critical patent/JPH0587913U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 芯線の巻き始め部及び巻き終り部が鍔部の外
形線からはみ出すことのないチップコイルを得る。 【構成】 コア1の鍔部3の側面には、両側にガイド面
5a,5aを有し、芯線7の線径よりも深い切欠き凹部
5が形成されている。芯線7の巻き始め部7aは電極6
aに熱圧着され、切欠き凹部5を通じて巻芯部2へ引き
出され、巻き終り部も切欠き凹部5を通じて電極6bへ
熱圧着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、チップコイル、特にトランスや各種高周波インダクタンス部品等の 表面実装タイプのチップコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、チップトランスとして、図7、図8に示すように、コア41の巻芯部4 2に芯線47,48を2層に巻き回し、それぞれの巻き始め部47a,48a及 び巻き終り部47b,48bを鍔部43の端面に設けた電極46a〜46dに熱 圧着したものが提供されている。鍔部43の4隅部には切欠き部45が形成され 、巻き始め部47a,48a及び巻き終り部47b,48bは各切欠き部45を 通じて電極46a〜46dへ引き出されている。ところが、この種のチップトラ ンスにおいては、巻線作業の際、例えば巻き始め部47aを電極46aから引き 出すとき、引出し方向によっては巻き始め部47aが切欠き部45内に納まらず 、鍔部43の外形線Yから外にはみ出すという不具合が生じる。これでは、プリ ント基板等への実装時に自動組み立て機のチャックで鍔部43の周囲を掴んだと きに、芯線が断線するという問題点を有している。
【0003】 一方、図9に示すように、コア51の鍔部54の両側に2個ずつ(4極タイプ のチップトランスの場合)切欠き凹部55,55を形成し、この切欠き凹部55 を通じて各芯線57,58の巻き始め部57a,58a及び巻き終り部57b, 58bを鍔部54の端面に設けた電極56a〜56dに熱圧着することが考えら れる。しかし、このチップトランスにあっても、引き出し方向によっては巻き始 め部57a,58a又は巻き終り部57b,58bが切欠き凹部55から外には み出すという不具合が生じるおそれがある。
【0004】
【考案の目的、構成、作用、効果】
そこで、本考案の目的は、電極に固定するために鍔部の側面を通過する芯線の 巻き始め部及び巻き終り部が鍔部の外形線からはみ出すことのないチップコイル を提供することにある。 以上の目的を達成するため、本考案に係るチップコイルは、コアの鍔部の側面 に、両側にガイド面を有し、芯線の線径よりも深い切欠き凹部を形成した。鍔部 の端面には電極が設けられ、芯線の巻き始め部及び巻き終り部は前記切欠き凹部 を通じて電極に固定される。
【0005】 このような構成にあっては、芯線の巻き始め部及び巻き終り部をガイドする切 欠き凹部のガイド面は、巻き始め部及び巻き終り部の電極固定部よりも外側に位 置し、芯線がいずれの方向に巻き回されても巻き始め部及び巻き終り部は切欠き 凹部内に納まり、鍔部の外形線から外にはみ出すことはない。従って、チップコ イルのプリント基板等への実装時に自動組立て機のチャックで鍔部の周囲を掴ん だときに、断線するといった不具合を解消できる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案に係るチップコイルの実施例につき、添付図面に従って説明する 。 図1は第1実施例としてのチップトランスを示し、コア1はフェライトを主成 分とする磁性体粉末を成形、焼結したもので、巻芯部2、鍔部3,4にて構成さ れている。鍔部3の両側面には切欠き凹部5が形成されており、該凹部5の両側 は傾斜したガイド面5a,5aとされている。また、鍔部3の端面には4隅に電 極6a,6b,6c,6dが銀等の導電性金属材のペースト焼付けや蒸着、スパ ッタ等の乾式薄膜形成法にて設けられている。
【0007】 芯線7は、巻き始め部7aを電極6aに熱圧着にて固定し、巻芯部2へ所定回 数巻き回され、その後巻き終り部が電極6bへ熱圧着にて固定される。巻線作業 はスピンドル巻き又はフライヤ巻きによって自動的に行われ、図1(b)に示す ように、巻き始め部7aは切欠き凹部5を通じて巻芯部2へ引き出されていく。 このとき切欠き凹部5のガイド面5aは巻き始め部7aの電極6aへの固定部よ りも外側に位置し、巻き始め部7aがガイド面5aを超えて外方に出ることはな い。しかも、切欠き凹部5の深さは芯線7の線径よりも大きく、巻き始め部7a は確実に切欠き凹部5内に納まり、鍔部3の外形線Yから外にはみ出すことはな い。巻き終り部も同様に切欠き凹部5を通じて電極6bに熱圧着される。
【0008】 また、図示されていないが、いまひとつの芯線(2次側コイル)も芯線7(1 次側コイル)と同様に、巻芯部2に重ねて巻き回され、その巻き始め部及び巻き 終り部は反対側の切欠き凹部5を通じて電極6c,6dに熱圧着され、鍔部3の 外形線から外にはみ出すことはない。 図2は、芯線8が巻芯部2へ右回りにあるいは左回りに巻き回されるとき、巻 き始め部8aが電極6cへの固定部からどのように引き出されるかを示す。左回 りあるいは右回りいずれの場合でも、巻き始め部8aはガイド面5aを越えるこ となく、切欠き凹部5内に納まる。巻き終り部も同様に切欠き凹部5内に納まる こととなる。
【0009】 以上のチップトランスは鍔部3,4の周囲を自動組立て機のチャックで掴まれ てプリント基板等へ実装される。このとき芯線の巻き始め部及び巻き終り部は切 欠き凹部5に位置しているためチャックによって断線するおそれはない。 図3は第2実施例に使用されるコア11を示し、鍔部13の長辺側面のみなら ず短辺側面にも切欠き凹部15を形成したものである。この場合、電極16a〜 16hは8極で構成され、コイルは4層巻きとされる。また、各切欠き凹部15 の両側のガイド面15aは、芯線の引き出しを安定化するため、鍔部13の側面 に対して直角に形成されている。
【0010】 図4は図1に示したコア1の変形例を示し、基本的には前記コア1と同じ形状 であり、切欠き凹部5の角部に丸みを付け、芯線に傷が付くのを防止している。 同様の目的で、鍔部3の角部にも丸みを付けている(図4(b)参照)。 図5は第3実施例を示し、コア21は図1に示したコア1と同じ形状であり、 鍔部23上の電極26a〜26fを6極構成とした。芯線は4層巻きとされ、そ れぞれの巻き始め部27a,28a,29a,30a及び巻き終り部27b,2 8b,29b,30bが切欠き凹部25を通じて各電極26a〜26fに熱圧着 されている。
【0011】 図6は図1に示したコア1のいまひとつの変形例を示し、基本的には前記コア 1と同じ形状であり、鍔部3の側面3aを傾斜面とした。これによって鍔部3の 側面3aに乾式薄膜形成法や転写印刷法によって電極を付けやすくなる。 なお、本考案に係るチップコイルは前記実施例に限定するものではなく、その 要旨の範囲内で種々に変更可能である。
【0012】 例えば、図1、図6に示したコア1において、鍔部4の形状は、電極が設けら れている鍔部3と同じ形状である必要はない。また、電極は乾式薄膜形成法以外 に、導電性金属材のめっき、導電性金属ペーストの塗布、焼き付けによっても鍔 部へ設けることができる。また、芯線を電極に固定するのは半田付けによっても よい。さらに、コアの巻芯部は断面が角形以外に円形、楕円形あるいは疑似円形 等任意の形状であってもよい。さらに、コアはアルミナ、ムライト等の非磁性材 料から形成、焼結したものであってもよい。
【0013】 また、本考案はチップトランスに限らずチップインダクタ等幅広く表面実装タ イプのコイル部品に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示し、(a)はチップト
ランスの斜視図、(b)はその要部を示す平面図。
【図2】芯線の巻き回し方向に対する巻き始め部の引き
出し状態を示す平面図、(a)は右回り、(b)は左回
りを示す。
【図3】本考案の第2実施例に使用されるコアの平面
図。
【図4】コアの変形例を示し、(a)は平面図、(b)
は(a)のX−X断面図。
【図5】本考案の第3実施例を示す平面図。
【図6】コアのいまひとつの変形例を示す斜視図。
【図7】先行技術としてのチップトランスを示す斜視
図。
【図8】図7に示したチップトランスでの不具合を説明
するための図で、(a)は斜視図、(b)はその要部を
示す平面図。
【図9】先行技術としてのいまひとつのチップトランス
を示し、(a)は正面図、(b)は底面図。
【符号の説明】
1,11,21…コア 2…巻芯部 3,13,23…鍔部 5,15,25…切欠き凹部 5a,15a,25a…ガイド面 6a〜6d,16a〜16h,26a〜26f…電極 7,8…芯線 7a,8a,27a,28a,29a,30a…巻き始
め部 27b,28b,29b,30b…巻き終り部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアの巻芯部に芯線を巻き回したチップ
    コイルにおいて、 前記コアの鍔部の端面に芯線の巻き始め部及び巻き終り
    部を固定する電極を設け、 前記コアの鍔部の側面に、両側にガイド面を有し、芯線
    の線径よりも深い切欠き凹部を形成し、 芯線の巻き始め部及び巻き終り部が前記切欠き凹部を通
    じて前記電極に固定されていること、 を特徴とするチップコイル。
JP2674592U 1992-04-23 1992-04-23 チップコイル Pending JPH0587913U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2674592U JPH0587913U (ja) 1992-04-23 1992-04-23 チップコイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2674592U JPH0587913U (ja) 1992-04-23 1992-04-23 チップコイル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0587913U true JPH0587913U (ja) 1993-11-26

Family

ID=12201842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2674592U Pending JPH0587913U (ja) 1992-04-23 1992-04-23 チップコイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0587913U (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003324018A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Tokyo Parts Ind Co Ltd コモンモードチョークコイル
JP2006261572A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Tdk Corp コイル部品及びコイル部品の製造方法
JP2007214521A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型コイル部品
JP2009231518A (ja) * 2008-03-23 2009-10-08 Ogawa Electric Inc 巻線型インダクタ及びその実装方法
WO2012127908A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 株式会社村田製作所 巻線型コイル部品の製造方法
JP2013030673A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Murata Mfg Co Ltd インダクタンス素子
CN103811150A (zh) * 2012-11-14 2014-05-21 Tdk株式会社 线圈部件
JP2014099648A (ja) * 2014-01-28 2014-05-29 Murata Mfg Co Ltd インダクタンス素子
JP5897192B1 (ja) * 2014-09-08 2016-03-30 株式会社Maruwa チップアンテナ及びそれを用いたアンテナモジュール
JP2020161638A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社村田製作所 インダクタ
CN113161107A (zh) * 2020-01-07 2021-07-23 株式会社村田制作所 线圈部件

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003324018A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Tokyo Parts Ind Co Ltd コモンモードチョークコイル
JP2006261572A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Tdk Corp コイル部品及びコイル部品の製造方法
JP2007214521A (ja) * 2006-02-08 2007-08-23 Taiyo Yuden Co Ltd 巻線型コイル部品
JP2009231518A (ja) * 2008-03-23 2009-10-08 Ogawa Electric Inc 巻線型インダクタ及びその実装方法
WO2012127908A1 (ja) * 2011-03-22 2012-09-27 株式会社村田製作所 巻線型コイル部品の製造方法
JP2013030673A (ja) * 2011-07-29 2013-02-07 Murata Mfg Co Ltd インダクタンス素子
CN103811150A (zh) * 2012-11-14 2014-05-21 Tdk株式会社 线圈部件
JP2014099501A (ja) * 2012-11-14 2014-05-29 Tdk Corp コイル部品
JP2014099648A (ja) * 2014-01-28 2014-05-29 Murata Mfg Co Ltd インダクタンス素子
JP5897192B1 (ja) * 2014-09-08 2016-03-30 株式会社Maruwa チップアンテナ及びそれを用いたアンテナモジュール
JP2020161638A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社村田製作所 インダクタ
CN113161107A (zh) * 2020-01-07 2021-07-23 株式会社村田制作所 线圈部件
JP2021111657A (ja) * 2020-01-07 2021-08-02 株式会社村田製作所 コイル部品
CN113161107B (zh) * 2020-01-07 2024-01-26 株式会社村田制作所 线圈部件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100809066B1 (ko) 권선형 코일부품
JP3554209B2 (ja) 面実装型コイル部品
JPH0587913U (ja) チップコイル
JP2000252130A (ja) コモンモードチョークコイル
JPH03163808A (ja) インダクタンス部品
JPH04364009A (ja) 巻線型インダクタ
JPS5828820A (ja) チツプ型コイル装置の製法
JP3937757B2 (ja) インダクタンス素子及びその製造方法
JPS6223065Y2 (ja)
JPS6238847B2 (ja)
JPH0512975Y2 (ja)
JP3241102B2 (ja) ノイズフィルタ
JPH0124899Y2 (ja)
JPS6223054Y2 (ja)
JPH0627929Y2 (ja) インダクタンス素子
JPH0447932Y2 (ja)
JPS6325703Y2 (ja)
JPS6025869Y2 (ja) インダクタンス素子
JPS5940738Y2 (ja) コイル
JPH097844A (ja) 複合部品及びそれを用いたdc−dc変換器
JPH0353455Y2 (ja)
JPH07201574A (ja) インダクタおよびその製造方法
JPH0445289Y2 (ja)
JP2024007882A (ja) コイル部品およびコイル部品の製造方法
JPH02885Y2 (ja)