JPH0445289Y2 - - Google Patents

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JPH0445289Y2
JPH0445289Y2 JP1985035216U JP3521685U JPH0445289Y2 JP H0445289 Y2 JPH0445289 Y2 JP H0445289Y2 JP 1985035216 U JP1985035216 U JP 1985035216U JP 3521685 U JP3521685 U JP 3521685U JP H0445289 Y2 JPH0445289 Y2 JP H0445289Y2
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electrode
coil
tap
delay line
bobbin
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JP1985035216U
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子計算機やOA機器などデイジタ
ル信号を扱う電子機器において回路のタイミング
調整や位相補正用に使用されるデイレイラインに
係り、特に、集中定数型のデイレイラインにおけ
るボビンの構造に関するものである。
〔従来の技術〕
集中定数型デイレイラインの回路は、例えば第
10図のようにコイル10とコンデンサ20を用
いて構成される。
第11図はその具体的な構成例であり、本体部
分を樹脂の中に封入する前の状態を示している。
プリント基板30の下面に設けられた印刷配線に
は複数のコンデンサ20が半田付けされている。
プリント基板30の上面には、複数の孔42を有
する合成樹脂製のシート40が接着されており、
フエライト等の磁性体からなるボビン50に巻回
された複数のコイル10が孔42によつて位置決
めされて取付けられている。そして、入力端のコ
イル10aのリード12、出力端のコイル10b
のリード14、および各コイル10のタツプ16
が、プリント基板30の印刷配線に半田付け接続
された後、さらに端子62にそれぞれ接続されて
いる。
従来は、このようなデイレイラインを次のよう
にして組立てていた。
まず、第12図のようにタツプ16を出しなが
ら複数のボビン50に連続してコイル10を巻回
し、タツプ16を捩り加工してその先端に予備半
田を施す。一方、プリント基板30の下面にコン
デンサ20を半田付けし、このプリント基板30
の上面に、ボビン50に対応させて複数の孔42
を形成したシート40を接着する。次に、前述の
コイル10とその線材で連結された一連のボビン
50を、孔42に嵌め込むようにしてプリント基
板30の上面に接着し固定する。そして、コイル
10のリード12,14及び各タツプ16を印刷
配線の所定の接続部に導いて半田付けする。
次いで、このコイル10とコンデンサ20を取
付けたプリント基板30を、多数の端子62が二
列にならんだリードフレームの間に挟み込むよう
に配置し、リード12,14やタツプ16を半田
付けした印刷配線の各接続部をそれぞれの端子6
2に半田付けする。この後、リードフレームの不
要な部分を切除することにより、第11図の状態
のデイレイラインを得ていたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
第12図に図示したように複数のボビン50が
コイル10とその線材で連結された形のコイル連
を最初に組み立てた場合、従来のコイル連はボビ
ン50がコイル10で繋がつているのに加えて長
く延びたタツプ16を有しているので、各ボビン
50を保持してプリント基板上に精度良く配置す
る作業や、印刷配線にタツプ16を半田付けする
作業を自動化することは極めて困難であつた。そ
こで、従来はこの面倒な作業を手作業で行つてい
たため、生産性の低下をまねいていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、それぞれのボビンの一端に、外形が
ほぼ円柱形の電極を上方へ突出させて設け、各オ
イルから導出したタツプをこの電極の側面に巻き
つけて電気的に接続したデイレイラインの構成を
特徴とするもので、コイルの巻線作業時にタツプ
が電極に巻きつけられ、長く延びたタツプが形成
されないようにしたものである。
〔実施例〕
第1図〜第8図は本考案の一実施例に係るもの
である。なお、第10図〜第12図に示したもの
と対応する部分には、これらの図においても同一
符号を付してある。
第1図は、第11図と同様に端子を除く本体部
分を樹脂に封入する前のデイレイラインを示す斜
視図、第2図はコンデンサを取付けた基板70の
断面図である。
合成樹脂からなる基板70には、端子部82と
接続部84を有する複数の導電板80が植設して
ある。それぞれの端子部82は基板70の二側面
から突出しており、接続部84は基板70の下面
に設けた凹部72内に露出している。凹部72に
はチツプ型のコンデンサ20が収納され、その電
極22が接続部84に半田付けされている。基板
70の上面にはボビン50よりも僅かに大きな直
径の窪み74が形成してあり、各ボビン50は下
部をこの窪み74に挿入して固定されている。
本実施例のボビン50は、第3図から明らかな
ように、一端にコイルの巻軸方向に突出した突出
部52を具えており、この突出部52には導電性
のキヤツプ状の電極56が被せてある。コイル1
0はボビン50の巻枠部54に巻回の途中で上方
に引き出され、電極56に巻きつけられてタツプ
16を導出した後、再び巻枠部54に巻回されて
いる。すなわち、コイル10は、巻枠部54への
巻回の途中でタツプ16を電極56に巻きつけた
状態に出しながら、次々と複数のボビン50に連
続して巻回されている。そして、入出力端のリー
ドを端子部82に接続するとともに各タツプ16
と電極56を電気的に接続し、さらに電極56と
端子部82とをポリウレタン被覆線などのワイヤ
90で接続してある。
次に、このデイレイラインの製造方法について
図面とともに説明する。まず、第4図のように、
導電板を所定のパターンに打ち抜き形成したリー
ドフレーム80′に、合成樹脂基板70をインサ
ート成型する。この際、第2図および第5図、第
6図に示すように基板70の上下面に、窪み74
及び、隔壁76で区切られた形の凹部72をそれ
ぞれ形成し、リードフレーム80′の接続部84
が凹部72の中に露出するようにする。次いで、
第5図のように、基板70下面の凹部72の中に
複数のコンデンサ20を隔壁76で互いに分離さ
れた状態に取付け、コンデンサの電極22と接続
部84とを半田付けするとともに、電極56を取
付けたボビン50を、基板70の窪み74内に接
着等により固定する。この後、例えば第8図のよ
うに自動巻線機に設けられた線材繰り出し可能な
筒体100をボビン50の周囲に回転させること
により、タツプ16を出して電極56に巻きつけ
ながら各ボビン50に連続してコイル10を巻回
する。そして、タツプ16とタツプ電極56、お
よび入出力電極12,14と端子部82とを夫々
半田付け又は溶接などの手段で電気的に接続す
る。さらに、タツプ電極56と端子部82とを
各々ワイヤ90を用いて同様の手段で接続すれ
ば、第1図及び第7図に示す状態のデイレイライ
ンが出来上がる。この後、端子部82を除く本体
部分を合成樹脂内に密封し、リードフレーム8
0′の不要な部分を切除して最終的にデイレイラ
インとして完成するものである。
なお、キヤツプ状の電極56に代えて、銀を突
出部52に印刷焼付けするか、あるいは第9図に
一例を示すように、金属製のピン58をボビン5
0の一端に埋め込み又は接着等の手段で固定する
ことにより、電極56を形成するようにしてもよ
い。
以上は、端子部を有する導電板と基板をインサ
ート成型した場合の実施例について説明したが、
本考案は第11図のようなプリント基板30を用
いたデイレイラインにも適用できることは言うま
でもない。
〔考案の効果〕
従来の構成においては、各コイルのタツプを長
く引き出す関係上、第12図に矢印B,Cで示す
二方向、すなわち半周単位の巻数でしかタツプを
取り出せないという欠点があつたが、本考案によ
れば、タツプの取り出し方向に対する制約がなく
なり、360°どの方向へも引き出すことが出来るの
で、コイル間の結合係数の値をより細かく調整す
ることが出来る。また、タツプはコイルの巻線工
程において電極に巻きつけられてしまい、各コイ
ルから長く延びたタツプがなくなるために、組立
作業がはるかに簡単なものとなり、各組立工程を
自動化する上で著しい効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本考案の一実施例に係るもの
で、第1図はデイレイラインの組立状態を示す一
部切欠斜視図、第2図は第5図のA−A線に沿つ
た正面断面図、第3図はボビンの拡大正面断面図
である。第4図〜第7図はデイレイラインの製造
工程を説明するためのもので、第4図及び第5図
は一部を切欠した下面図、第6図及び第7図は一
部切欠平面図、第8図は巻線方法の説明図、第9
図は電極を設けたボビンの他の実施例を示す正面
断面図、第10図はデイレイラインの回路構成の
一例を示す図、第11図は従来のデイレイライン
の構成を示す一部切欠斜視図、第12図はコイル
を巻回した一連のボビンの従来例を示す斜視図で
ある。 10……コイル、16……タツプ、50……ボ
ビン、56……電極。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイルを巻回した複数の磁性ボビンを合成樹脂
    基板上に取付けてなる集中定数型デイレイライン
    において、それぞれのボビンの一端に、外形がほ
    ぼ円柱形の電極を上方へ突出させて設け、各コイ
    ルから導出したタツプを該電極の側面に巻きつけ
    て電気的に接続したことを特徴とするデイレイラ
    イン。
JP1985035216U 1985-03-12 1985-03-12 Expired JPH0445289Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985035216U JPH0445289Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12
US06/836,099 US4641112A (en) 1985-03-12 1986-03-04 Delay line device and method of making same
DE19863607927 DE3607927A1 (de) 1985-03-12 1986-03-11 Verzoegerungsleitungsvorrichtung und verfahren zu ihrer herstellung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985035216U JPH0445289Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61151424U JPS61151424U (ja) 1986-09-19
JPH0445289Y2 true JPH0445289Y2 (ja) 1992-10-26

Family

ID=30539293

Family Applications (1)

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JP1985035216U Expired JPH0445289Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61208910A (ja) * 1985-03-13 1986-09-17 Toko Inc デイレイラインとその製造方法
JPH0246098U (ja) * 1988-09-20 1990-03-29

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61208910A (ja) * 1985-03-13 1986-09-17 Toko Inc デイレイラインとその製造方法
JPH0246098U (ja) * 1988-09-20 1990-03-29

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JPS61151424U (ja) 1986-09-19

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