JPH0432815Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0432815Y2
JPH0432815Y2 JP17514085U JP17514085U JPH0432815Y2 JP H0432815 Y2 JPH0432815 Y2 JP H0432815Y2 JP 17514085 U JP17514085 U JP 17514085U JP 17514085 U JP17514085 U JP 17514085U JP H0432815 Y2 JPH0432815 Y2 JP H0432815Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
coil
bobbin
wire
delay line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP17514085U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6284222U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP17514085U priority Critical patent/JPH0432815Y2/ja
Priority to US06/836,099 priority patent/US4641112A/en
Priority to DE19863607927 priority patent/DE3607927A1/de
Publication of JPS6284222U publication Critical patent/JPS6284222U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0432815Y2 publication Critical patent/JPH0432815Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電子計算機やOA機器などデイジタ
ル信号を扱う電子機器において回路のタイミング
調整や位相補正用に使用されるデイレイラインに
係り、特に集中定数型デイレイラインの構造に関
するものである。
〔従来の技術〕
集中定数型デイレイラインの回路は、例えば第
8図のようにコイル10とコンデンサ20を用い
て構成される。
第9図はその具体的な構成例であり、本体部分
を樹脂の中に封入する前の状態を示している。プ
リント基板30の下面に設けられた印刷配線には
複数のチップ型コンデンサ20が半田付けされて
いる。プリント基板30の上面には、複数の孔4
2を有する合成樹脂製のシート40が接着されて
おり、フエライト等の磁性体からなるボビン50
に巻回された複数のコイル10が孔42によつて
位置決めされて取付けられている。そして、入力
端のコイル10aのリード12、出力端のコイル
10bのリード14、および各コイル10のタツ
プ16が、プリント基板30の印刷配線に半田付
け接続された後、さらに端子60にそれぞれ接続
されている。
従来は、このようなデイレイラインを次のよう
にして組立てていた。
まず、第10図に示すようにタツプ16を出し
ながら複数のボビン50に連続してコイル10を
巻回し、タツプ16を捩り加工してその先端に予
備半田を施す。一方、プリント基板30の下面に
コンデンサ20を半田付けし、このプリント基板
30の上面に、ボビン50に対応させて複数の孔
42を形成したシート40を接着する。次に、前
述のコイル10とその線材で連結された一連のボ
ビン50を、孔4に嵌め込むようにしてプリント
基板30の上面に接着し固定する。そして、コイ
ル10のリード12、14及び各タツプ16を印
刷配線の所定の接続部に導いて半田付けする。
次いで、このコイル10とコンデンサ20を取
付けたプリント基板30を、多数の端子60が二
列にならんだリードフレームの間に挟み込むよう
に配置し、リード12,14やタツプ16を半田
付けした印刷配線の各接続部をそれぞれの端子6
0に半田付けする。この後、リードフレームの不
要な部分を切除することにより、第9図の状態の
デイレイラインを得ていたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
複数のボビン50がコイル10とその線材で連
結された形の従来のコイル連は、第10図に図示
したように、長く延びたタツプ16や入出力のリ
ード12,14を有しているので、印刷配線又は
端子にこれらのタツプ16やリード12,14を
半田付けする作業を自動化することがきわめて困
難であつた。そこで、従来はこの面倒な作業を手
作業で行つていたため、生産性の低下をまねいて
いた。
このような問題点を解決するものとして出願人
は先に実願昭60−35216号により、新規なデイレ
イラインの構成を提案している。これは、ボビン
の一端に突出した電極を形成し、各コイルから導
出したタツプを、コイルの巻線時にこの電極に巻
きつける構成として生産性を向上させたものであ
る。
ところが、タツプを半田付けするために電極を
半田付け性の良い銅板で形成した場合、電極と端
子との接続にワイヤボンデイングによる方法を使
用出来ないので、この部分の接続工程になおも時
間を要する問題があつた。一方、例えば燐青銅に
ニツケルメツキした素材で電極を形成した場合は
半田付けも可能であるし、またアルミニウム線を
用いて超音波によるワイヤボンデイング接続によ
り電極と端子との接続も一応は可能である。しか
し、ニツケルメツキとアルミニウム線との接合性
がやや弱いうえに、ボビンが形状的および材質的
に超音波を吸収し易い構成であるので、端子部分
に比べて電極部分での接合が不充分となる欠点が
ある。
本考案は、タツプやリードとの半田付けが可能
で、しかも高価な金線ではなくアルミニウム線に
よつて端子との間の強固なワイヤボンデイングが
可能な電極の構成を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、銅板等の半田付け性のよい金属板と
アルミニウム板とのクラツド材を用いてキヤツプ
状の電極を形成し、この電極をそれぞれのボビン
の一端に設けた凸部に被せた構成を特徴とするも
のである。このような構成により、コイルの巻線
作業時にタツプや入出力リードを電極に巻きつけ
て、長く延びたタツプ等の線材がボビンから出る
のを解消できるとともに、タツプやリードはこの
電極に半田付けにより接続でき、且つ電極と端子
とは比較的安価なアルミニウム線でワイヤボンデ
イング接続できることになり、自動機による迅速
な組立が可能となるものである。
〔実施例〕
第1図〜第5図は本発明の一実施例に係るもの
である。なお、第8図〜第10図に示したものと
対応する部分には、これらの図においても同一符
号を付してある。
第1図は、第9図と同様に端子を除く本体部分
を樹脂を封入する前のデイレイラインを示す平面
図である。合成樹脂からなる基板70には、複数
の端子60が植設してある。この端子60は、例
えばニツケルメツキした隣青銅板で形成される。
それぞれの端子60は基板70の二側面から突出
するとともに、その一部が基板70の下面に設け
た凹部(図示せず)内に露出し、この凹部には図
示しないチツプ型のコンデンサが取付けられてい
る。
基板70の状面にはコイル10を連続して巻回
した複数のボビン50が固定されている。ボビン
50は、第2図に拡大して示すように、一端にコ
イルの巻軸に沿う方向に突出した凸部52を備え
ており、この凸部52にはキヤツプ状の電極80
が被せてある。電極80は、第3図から明らかな
ように銅板82の表面の一部にアルミニウム板8
4を固着したクラツド材により形成されている。
コイル線材は、入力端のボビン50aの巻枠部5
4に数回巻きつけられてから上部の電極80に巻
きつけられ、さらに各々のボビン50に次々と連
続して巻回されて複数のコイル10を形成してい
る。ただし、入力端のボビン50aのみは、コイ
ル10を形成するためのものではなく、コイル線
材の入力側端末を固定する役目を果たすものであ
り、その電極80は入力リード12が接続され入
力電極として使用される。したがつて、入力端の
ボビン50aにおける巻枠部54への巻線は省略
して電極80から巻線作業を開始するようにして
もよい。このため、ボビン50aは他のボビン5
0のような巻枠部54を備えていなくてもよく、
ボビン50と略同一の形状であればよい。
出力端のコイル10bを除くコイル10を各ボ
ビン50の巻枠部54に巻回の途中で上方に引き
出され、電極80に巻きつけられてタツプ16を
導出した後、再び巻枠部54に巻回されている。
出力端のコイル10bは第8図のような構成の場
合タツプがいらないので、ボビン50bの巻枠部
54に巻回を終えたコイル線材は上方に引き出さ
れて電極80に巻きつけ固定され、ここで切断さ
れている。すなわち、入力端のボビン50aの電
極80は入力端のコイル10aのリード12が接
続された入力電極となり、出力端のボビン50b
の電極80は出力端きコイル10bのリード14
が接続され出力電極となる。
そして、それぞれの電極80の銅板82部分と
各タツプ16やリード12,14が半田付けされ
るとともに、電極80のアルミニウム板84部分
がアルミニウム線90で端子60にワイヤボンデ
イングにより接続されている。
次に、このデイレイラインの製造方法の一例に
ついて説明する。
まず、リードフレームの形態の端子60に合成
樹脂基板70をインサート成型し、基板70下面
に設けた凹部の中にコンデンサを取付け、コンデ
ンサの電極と端子60を半田付けする。
一方、第4図に示すような銅板82の表面の一
部に帯状のアルミニウム板84を密着し圧延して
得たクラツド材を打ち抜き成形して、第3図に示
すように銅板82とアルミニウム板84からなる
キヤツプ状の電極80を形成する。そして、この
電極80を第2図のように各ボビン50の凸部5
2に被着した後、これらのボビン50を基板70
の上面に接着等の手段によつて固定する。
この後、たとえば第5図のように、自動巻線機
に設けられた線材繰り出し可能な筒体100を入力
端のボビン50aの周囲に回転させることによつ
て、線材の端末を巻枠部54に数回巻きつけて固
定し、さらに、この線材を上方に引き出して電極
80に巻きつける。次いで、筒体100を隣りのボ
ビン50寄りに移動し、ボビン50の回りに回転
させて巻枠部54にコイル10を巻回する。この
コイル10の巻回途中にタツプ16を出して電極
80に巻きつけた後、再び巻枠部54にコイル1
0を巻回する。同様な作業を繰り返しながら各ボ
ビン50に連続してコイル10を巻回する。出力
端のボビン50bの巻枠部54に巻回を終えたコ
イル線材は、上方に引き出されて電極80に巻き
つけ固定され、ここで切断される。そして巻つけ
た線材と電極80の銅板82を半田デイツプ等に
より半田付けした後、それぞれの電極80のアル
ミニウム板84の部分と端子60をアルミニウム
線90を用いて超音波法などによりワイヤボンデ
イングで接続すれば、第1図に示す状態のデイレ
イラインが出来上がる。この後、端子60を除く
本体部分を合成樹脂内に密封し、リードフレーム
の不要な部分を切除して最終的にデイレイライン
として完成するものである。
なお、第6図は本考案による電極80の別な構
成例を示すものである。この電極80は、第7図
のような銅板82の一表面全体にアルミニウム板
84を被着したクラツド材料から打ち抜くととも
に、金型で絞り成型する際にキヤツプ形の側面の
薄いアルミニウム板を削り取ることにより形成す
ることが出来る。ちなみに、銅板82などの半田
付け性のよい母性の厚みは0.2〜0.4mm、アルミニ
ウム板82の厚みは10μm程度のものが適してい
る。
実施例には銅板を母材としたものを示したが、
逆にアルミニウム板を母板としてもよい。本考案
は、端子を基板にインサート成型するものに限ら
ず、第9図のようなプリント基板30を用いたデ
イレイラインにも適用することができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、タツプや入出力リードがコイ
ルの巻線工程においてキヤツプに固定され、コイ
ル連からバラバラな方向に長く延びた線材がなく
なるので、組立作業や接続作業がはるかに簡単な
ものとなる。
また、アルミニウム線との結合性の良いアルミ
ニウム板と、半田付け性のよい銅板等からなるク
ラツド材によつて電極を形成するので、タツプや
リードと電極との接続は半田デイツプ等により銅
板82部分で達成され、電極とアルミニウム線と
の接続はアルミニウム板84の部分においてアル
ミニウム線によるワイヤボンデイングにより強固
に行うことが出来る。
したがつて、電極と端子との間の配線接続作業
の自動化および高速化が可能となり、生産性を一
段と向上しうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の一実施例に係るもの
であり、第1図はデイレイラインの組立状態を示
す一部切欠斜視図、第2図はボビンの拡大正面断
面図、第3図は電極の拡大斜視図、第4図はクラ
ツド材の平面図、第5図は巻線方法の説明図であ
る。第6図は電極の他の実施例を示す斜視図であ
り、第7図は同電極用のクラツド材の斜視図、第
8図はデイレイラインの回路構成を示す図、第9
図は従来のデイレイラインの構成を示す一部切欠
斜視図、第10図はコイルを巻回した一連のボビ
ンの従来例を示す斜視図である。 10……コイル、12,14……リード、16
……タツプ、50……ボビン、52……凸部、6
0……端子、70……基板、80……電極、82
……銅板、84……アルミニウム板、90……ア
ルミニウム線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のボビンおよび複数の端子が取付けられた
    合成樹脂基板を有するデイレイラインにおいて、
    それぞれのボビンの一端に巻軸に沿う方向に突出
    した凸部を設け、半田付け性のよい金属板とアル
    ミニウム板とのクラツド材で成形したキヤツプ状
    の電極を該凸部に被着し、ボビンに巻回したコイ
    ルから導出したタツプおよび入出カリードを該電
    極に巻きつけて半田付けするとともに、電極のア
    ルミニウム板の部分と端子をアルミニウム線でワ
    イヤボンデイング接続したことを特徴とするデイ
    レイライン。
JP17514085U 1985-03-12 1985-11-14 Expired JPH0432815Y2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17514085U JPH0432815Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14
US06/836,099 US4641112A (en) 1985-03-12 1986-03-04 Delay line device and method of making same
DE19863607927 DE3607927A1 (de) 1985-03-12 1986-03-11 Verzoegerungsleitungsvorrichtung und verfahren zu ihrer herstellung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17514085U JPH0432815Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6284222U JPS6284222U (ja) 1987-05-29
JPH0432815Y2 true JPH0432815Y2 (ja) 1992-08-06

Family

ID=31114182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17514085U Expired JPH0432815Y2 (ja) 1985-03-12 1985-11-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0432815Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6284222U (ja) 1987-05-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4553123A (en) Miniature inductor
JPH0432815Y2 (ja)
US4745682A (en) Method of connecting coil
JPH0246098Y2 (ja)
JP2649565B2 (ja) 低背形フィルムコンデンサの製造方法
JPH08273947A (ja) 焼結体を有する電気部品及びその製造方法
JPH0438574Y2 (ja)
JPH0438575Y2 (ja)
JPH0445289Y2 (ja)
JPH0474846B2 (ja)
JPH0441843B2 (ja)
JP2525312Y2 (ja) チップ状インダクタ
JPS6223054Y2 (ja)
JPH0464204B2 (ja)
JPH11233351A (ja) 表面実装型コイル部品及びその製造方法
JPH02140906A (ja) リード線の接続構造
JPH0369103A (ja) チップ形コイルとその製造方法
JPS61102712A (ja) チツプ型コイル素子
JPH0627928Y2 (ja) 表面実装型巻線部品
JP3107388B2 (ja) 固体電解コンデンサの端子構造
JPS6216016Y2 (ja)
JPH0353474Y2 (ja)
JPH0132330Y2 (ja)
JPS5919390Y2 (ja) 高周波コイル
JPS61124119A (ja) インダクタンス素子の形成方法