JPH0474846B2 - - Google Patents

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JPH0474846B2
JPH0474846B2 JP61150264A JP15026486A JPH0474846B2 JP H0474846 B2 JPH0474846 B2 JP H0474846B2 JP 61150264 A JP61150264 A JP 61150264A JP 15026486 A JP15026486 A JP 15026486A JP H0474846 B2 JPH0474846 B2 JP H0474846B2
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metal plate
coil
terminal
plate terminal
lead wire
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JP61150264A
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種電子機器に用いられるリードレス
のチツプ・インダクタの製造方法に関するもので
ある。
従来の技術 近年、高密度表面実装技術、リフロー半田付技
術の進展により電子機器の小型、多機能化が急速
に押し進められている。これらに使用される各種
電子部品はチツプ化による超小型、高信頼性保証
並びに低コスト化が要求されている。
以下図面を参照しながら従来のリードレスチツ
プ・インダクタの製造方法について説明する。
製造工程は巻線、端子取り付け、コイル引出線
の接続、外装成形、端子整形となつており、第5
図は巻線済みコイル素子を端子に取り付ける様子
を示したものである。コイル素子はドラムコア等
によるコイル磁芯11に巻線12を行うことによ
り構成され、金属板より成る一対の端子13の対
向する先端上面に股がるように接着剤等により固
着される。但し端子13は複数個並べられ、両外
端を連結部19により連結され短冊状でのバツヂ
生産あるいは長いフープ状での連続生産形態にな
つている。第6図はコイル引出線14を端子13
に接合する様子を示すものである。コイル引出線
14の先端は巻線装置または巻線治具に設けた仮
固定ピン17に個々のコイルごとに巻付けて仮固
定した後、接続用電極18によりコイル引出線1
4と端子13を挟んで溶接されるか、あるいは端
子13上にクリーム半田(図示せず)をあらかじ
め塗布しておき加熱した電極18によりコイル引
出線14と端子13を挟んで半田付けされる。そ
の後、コイル引出線14の余線を切断後、この接
続部を含む端子13の一部とコイル素子を樹脂な
どにより外装成形し、端子13の連結部19を切
り落し外装成形体16より導出した端子13を外
装成形体16に沿つて折曲整形加工し完成品とす
る。
第7図に完成品の透過斜視図を示す。図中15
はコイル引出線14と端子13との接続部、16
は外装成形体である。
発明が解決しようとする問題点 上記のようなチツプ・インダクタの製造方法で
はコイル素子の巻線を連続して行えず又、コイル
磁芯11の巻線状態を保持するために自己融着銅
線を用いて巻線後融着する工程が必要であると共
に、コイル引出線14と端子13の接合の際コイ
ル引出線14を仮固定する必要があり、生産性が
悪くコスト高になる。あわせて第6図に示すよう
にコイル引出線14と端子13の接合時に電極1
8で挟む際断線を防ぐために仮固定ピン17を動
かしてコイル引出線14を緩める必要があるが、
コイル引出線14を緩めるとその接合位置15が
一定せず大量生産時にバラツキ、充分安定した接
合の信頼性が得難いという問題点を有していた。
本発明は以上のような従来の欠点を除去するも
のであり、信頼性の高いチツプ・インダクタを安
価に提供しようとするものである。
問題点を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するために、相対す
る一対の金属板端子を複数個並べた状態で金属板
端子枠部に連結して端子フレームとし、かつ、そ
の端子フレームの金属板端子枠部に前記金属板端
子に対応する突起部を設け、前記金属板端子の対
向する先端部に突出部を設け、この金属板端子の
先端部上面それぞれコイル素子のコイル磁芯を固
着し、その後、そのコイル素子のコイル引出線を
前記突起部で仮止めし、金属板端子の突出部の下
面に引掛けてからコイル磁芯に巻線を施した後、
金属板端子の突出部の下面に引掛け、突起部でコ
イル引出線を仮止めし、前記金属板端子それぞれ
に巻線のコイル引出線を接続し、コイル素子を外
装成形体で封止後金属板端子を金属板端子枠部か
ら切離すことを特徴とするものである。
作 用 前記チツプ・インダクタの製造方法によれば、
多数個の金属板端子を並べた端子フレームでの連
続巻線が可能であり、端子フレームにコイル引出
線の仮止め用の突起部を有しているために巻線機
にコイル引出線の仮止め処理機構が不要となり巻
線機が単純化できるとともに単一の巻線ノズルの
平面動作で巻線、配線、コイル引出線の仮固定の
処理が行えることになる。
又、コイル引出線は突起部に仮固定された後金
属板端子の突起部の下面に引掛けているため、金
属板端子との接続も安定して行えるためその接続
の信頼性も高いものとなる。
実施例 以下本発明の一実施例を図面を参照しながら説
明する。製造工程は、コイル磁芯の取り付け、巻
線、コイル引出線の接合、外装成形、端子整形加
工の順に行う。第1図は端子フレームでの巻線を
終えた状態を示すものである。図中1はドラムコ
ア等のコイル磁芯、3は一対の金属板より成り先
端にコイル磁芯1を保持する円弧状の凹部をもつ
た金属板端子、4は金属板端子3の対向する先端
部に設けたコイル磁芯1の固着端より狭幅で一部
に凹状の切欠き4aを形成した突出部、5は複数
の金属板端子3をつなぐ金属板端子枠部でこれに
より端子フレームを構成している。6は金属板端
子枠部5に設けたコイル引出線の仮止め用の突起
部、7はコイル引出線を示す。
第2図はこの巻線状態に至るまでの各ステツプ
をa〜dまで順を追つて示したものである。図中
の20は巻線機の巻線ノズルであり、エナメル銅
線はこの巻線ノズル20の中央に設けた貫通穴よ
り引出される。第2図aは片方の突起部6にコイ
ル引出線7を巻付け仮固定した状態であり、次に
巻線ノズル20を動かし第2図bに示すようにコ
イル引出線7を金属板端子3の先端の突出部4の
下面に引掛けるように沿わせて固定する。この状
態で巻線ノズル20をコイル磁芯1の周囲で回転
する巻線動作させてコイル磁芯1に巻線2を施
し、第2図cに示すように反対側の金属板端子3
の先端の突出部4にコイル引出線7を引掛けて、
端子先端の突出部4の下面をくぐらせた後第2図
dに示すように突起部部6に巻付けてコイル引出
線7を固定する。
第3図は巻線を終えたコイル素子のコイル引出
線7と金属板端子3を接続する様子を示すもので
ある。接続は金属板端子3の先端に設けた突出部
4の下面で行うもので、デイスペンサー、もしく
はピン転写等によりクリーム半田8を塗布し、半
田ゴテ21を当てて行う。その後コイル引出線7
の余線部を切断除去し、前記接続部を含む金属板
端子3の一部と巻線したコイル磁芯1をエプキシ
樹脂等により成形し、金属板端子枠部5を切落
し、外装成形体9より導出した金属板端子3を外
装成形体9の外形に沿つて折曲整形加工して完成
品とする。
第4図は以上のようにして作成したチツプ・イ
ンダクタの完成状態を示す透過斜視図である。図
中9は外装成形体を示すが説明の都合上内部を透
過させて示している。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明による
チツプ・インダクタの製造方法は相対する一対の
金属板端子を複数個並べた状態で金属板端子枠部
に連結した端子フレームとし、かつ、その端子フ
レームの金属板端子枠部に前記金属板端子に対応
する突起部を設け、前記金属板端子の対向する先
端部に突出部を設け、この金属板端子の先端部上
面それぞれにコイル素子のコイル磁芯を固着し、
その後、このコイル素子のコイル引出線を前記突
起部で仮止めし、金属板端子の突出部の下面に引
掛けてからコイル磁芯に巻線を施した後、金属板
端子の突出部の下面に引掛け、突起部でコイル引
出線を仮止めし、前記金属板端子それぞれに巻線
のコイル引出線を接続し、コイル素子を外装成形
体で封止した後に金属板端子を金属板端子枠部か
ら切離すようにしたため、一連のチツプ・インダ
クタ生産工程を連続した端子フレームにより直結
でき、しかも単一の巻線のノズルの平面運動で巻
線、配線、仮固定の処理が行えて生産能率が大き
く向上しコストダウンが可能となる。又コイル引
出線も突起部にてすべて仮止めされているため線
ばらけや巻線のほどけもなく、従つてコストの高
い自己融着銅線を使う必要がなく通常のエナメル
銅線の採用が可能である。又巻線機にはコイル引
出線の仮止め処理機能も不要であり単純化が計
れ、さらにはコイル引出線と金属板端子との接続
も、金属板端子の突出部の下面にコイル引出線を
引掛け固定後半田付けを行うことからもコイル引
出線の位置が安定しており、その接続の信頼性も
高く、その工業的効果は大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるチツプ・イ
ンダクタの巻線後の製造状態を示す斜視図、第2
図はその巻線の順序を示す斜視図、第3図はコイ
ル銅線と端子の接合の様子を示す斜視図、第4図
は完成したチツプ・インダクタの内部状態を示す
透過斜視図、第5図は従来例におけるチツプ・イ
ンダクタの巻線済みコイル磁芯を端子に取り付け
る状態を示す斜視図、第6図は同コイル銅線と端
子を接合する状態を示す側面図、第7図は従来例
におけるチツプ・インダクタの完成した状態での
内部を示す透過斜視図である。 1……コイル磁芯、2……巻線、3……金属板
端子、4……突出部、5……金属板端子枠部、6
……突起部、7……コイル引出線、8……クリー
ム半田、9……外装成形体、20……巻線機の巻
線ノズル、21……半田ゴテ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 相対する一対の金属板端子を複数個並べた状
    態で金属板端子枠部に連結して端子フレームと
    し、かつ、その端子フレームの金属板端子枠部に
    前記金属板端子に対応する突起部を設け、前記金
    属板端子の対向する先端部に突出部を設け、この
    金属板端子の先端部上面それぞれにコイル素子の
    コイル磁芯を固着し、その後、そのコイル素子の
    コイル引出線を前記突起部で仮止めし、金属板端
    子の突出部の下面に引掛けてからコイル磁芯に巻
    線を施した後、金属板端子の突出部の下面に引掛
    け、突起部でコイル引出線を仮止めし、前記金属
    板端子それぞれに巻線のコイル引出線を接続し、
    コイル素子を外装成形体で封止後に金属板端子を
    金属板端子枠部から切離してなるチツプ・インダ
    クタの製造方法。
JP15026486A 1986-06-26 1986-06-26 チツプ・インダクタの製造方法 Granted JPS636824A (ja)

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Families Citing this family (4)

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JPH0650694B2 (ja) * 1988-10-25 1994-06-29 松下電器産業株式会社 コイル部品の製造方法
JPH05267088A (ja) * 1992-03-19 1993-10-15 Toko Inc 巻線部品のリード接続方法
JP5701558B2 (ja) * 2010-10-05 2015-04-15 Tanac株式会社 フライヤー式巻線方法
KR102578570B1 (ko) * 2023-02-28 2023-09-14 주식회사 에스티 슬라이딩 방식이 가미된 탈부착 방음판 시설물

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5556617A (en) * 1978-10-23 1980-04-25 Toudai Musen Kk Preparation of resin mold coil
JPS5828820A (ja) * 1981-08-13 1983-02-19 Sony Corp チツプ型コイル装置の製法

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