JPH04338617A - 表面実装型線輪部品の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、電子装置の電子回路を
構成するトランス、チョークコイル等の表面実装型線輪
部品の製造方法に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来この種の表面実装型の線輪部品の製
造方法に於いては、図５に示すように基板導体に巻線１
の端末を接続するピン端子１１を植設した非磁性の樹脂
製ボビン１４に線を巻回した巻線１に、軟磁性材の磁性
コアにボビンを組合わせてばね性のあるコアホルダ１３
により磁性コアをボビン１４に固定した構造であった。 そのため、従来のトランス、コイル等の線輪部品の組立
工程は、ボビンへの巻線、ピン端子への巻線端末のから
げと半田付け、磁性コアのボビンへの組込みを各々別工
程で行う必要があり、またピン端子を植設したボビンに
巻線を設すため部品の小形化が困難であると言う問題が
あった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの欠点
を除去するため、基板導体に接続するピン端子を表面実
装型の端子とするため良導電性金属板で構成し、前記金
属板はフープ材にして予め端子を取付けてあり、フープ
材の端子取付け位置に巻線を施した樹脂製ボビンを接着
し、巻線端末を端子に溶接又は半田付けにより接続し巻
線に磁性コアを組つけ、巻線と磁性コアとを封止成型樹
脂を用い封止成型後、フープ材より端子部分を切断し、
成型して表面実装端子を有する表面実装型の線輪部品と
することにより、組立工程に於ける工数の低減と部品の
小型化を図り、しかも表面実装型の線輪部品とするもの
である。

【０００４】

【課題を解決するための手段】表面実装型の端子は、予
め良導電材からなるフープ材を用い、フープ材を形成す
る２本のフレーム上に、連続して端子をフレームの内側
に互いに対向して櫛状に形成し、先端に巻線を施したボ
ビンを接着固定するため端子を段付きに成形し、予め巻
線を施した非磁性樹脂材で作られたボビンをフープ材の
両側のフレームより延びる端子に樹脂により接着固定し
、高い固有抵抗と高い比透磁率特性を有する分割型の磁
性コアを、フレーム先端部分に接着固定した巻線の中央
孔に磁芯を組込み、巻線と磁性コアと端子とを磁性コア
面が密着するよう加圧しながら、上面側の磁性コアの樹
脂注入口より磁性コア内に瞬間接着性樹脂を注入して、
端子と、巻線を施した、ボビンと、上面側と下面側の２
つの磁性コアとを固着し、後成形樹脂を前記樹脂注入口
より磁性コア内に注入固化し、後端子をフレームより切
断し、磁性コア面に沿い、下面に折り曲げ成形し、表面
実装端子を形成する。

【０００５】即ち本発明は良導電材からなるフープ状の
平行するフレームの内側に、フレームに直交して互いに
対向するフレーム状の端子を形成し、巻線を施したボビ
ンを固定する端子先端を段付きに形成し、巻線を施した
ボビンをフレーム状の端子先端に接着固定し、巻線端末
を端子に半田又は溶接により接続後、上面側に樹脂注入
口を取りつけた分割型の壺型磁性コアを前記巻線に組込
み、磁性コアを上下面より加圧固定しながら瞬間樹脂接
着剤を樹脂注入口より注入して、端子と、巻線と、磁性
コアとを固定し、さらに成形樹脂を前記樹脂注入口より
磁性コア内に注入固化し、フレームより端子を切断分離
し、端子を磁性コアの外周下面に沿い折り曲げ形成した
ことを特徴とする表面実装型線輪部品の製造方法である
。

【０００６】

【作用】表面実装端子を形成する端子は良導電性の金属
板のフープ材を用い、端子部分を櫛状に両端のフレーム
部分より内側に対向して形成し、磁性コアに挿入する部
分を予め段付きに成形しておき、巻線を施した非磁性の
樹脂製のボビンを段付に成形した端子の先端に樹脂接着
固定した後、巻線端末を端子に半田付け、又は溶接によ
り接着し、巻線中央孔に分割型磁性コアの中芯を挿入し
、磁性コアを上下面から加圧しながら上面磁性コアの樹
脂注入口より、磁性コアの内部に瞬間接着樹脂を注入し
、端子と、巻線と、又２つの磁性コアとを固定し、さら
に成形樹脂を樹脂注入口より磁性コア内に注入し、固化
した後端子をフレーム部分より切断分離する。従って端
子をフープ材に成形し、樹脂注入口を有する磁性コアを
用いることにより自動組立を可能とした表面実装型の線
輪部品の製造を可能とする。

【０００７】

【実施例】本発明の実施例を図を用いて説明する図２の
（ａ）、図２の（ｂ）は本発明による良導電性の銅合金
板で形成され、一体成型のフープ材６のフレーム１０に
端子３を形成する部分を平行するフレーム１０の内側に
互いに対向して櫛状に等間隔に形成し、ついで端子先端
を図２の（ｂ）に示す形状に段付きに成形し、段付き部
分に巻線１を施したボビン４を設置し樹脂接着する。つ
いで図４に示すように分割型の磁性コア２をフレーム状
の端子に固定された巻線１の中央孔１６に、磁性コア２
の中芯２１を通し、組合わせ、図３に示す高い比透磁率
特性を有するＮｉ−Ｚｎフェライトコアの磁性コアを上
下面から固定しながら、磁性コア２の上面の樹脂注入口
９より瞬間接着剤を磁性コア内に注入し、瞬間接着剤に
より、端子と、巻線と、２つの磁性コアとを固定する。 磁性コア２は図３の（ｃ）に示すように、上面側の磁性
コア２には樹脂注入口９を端子引出側の両側に設けてあ
り、ついで磁性コア上面両側の樹脂注入口９より整形樹
脂を注入し固化する。整形樹脂が固化した後、フレーム
１０よりフレーム１０に接続してある端子３を切断し、
磁性コア２の外周面に沿い端子を折り曲げ、表面実装型
端子を形成し、表面実装型線輪部品とする。なお本発明
は２巻線による４端子を有するトランスの例で説明した
が、巻線が１つであり、磁性コアの両端に各々１つの端
子を有するインダクタも以上に説明した本発明による線
輪部品の製造方法により製造し得ることは当然である。

【０００８】

【発明の効果】端子を形成するのに、銅合金板からなる
フレームに直交して互対向した位置の内側に、対向して
櫛状に等間隔にフレーム状に配置し、対向する端子上に
巻線を巻回したボビンを端子先端に接着固定し、巻線中
央孔に、分割型の壺型で上面に樹脂注入口を有する磁性
コアを巻線に組込み、２つの磁性コアを加圧固定しなが
ら樹脂注入口より瞬間接着樹脂を注入して、各々の部品
を固定した後、整形樹脂を樹脂注入口より注入固化した
後、フレームより端子を切断し分離し、磁性コアの面に
そい端子を折り曲げて表面実装端子を形成する。本発明
による表面実装型線輪部分の製造方法は、線輪部品の自
動組立を可能にし、又安価な線輪部品を提供出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による表面実装型線輪部品の側面図。

【図２】本発明による表面実装型線輪部品のフレーム状
の端子を形成し、巻線を施したボビンを端子に固定した
図で、図２の（ａ）は平面図、図２の（ｂ）は側面図。

【図３】本発明による表面実装型線輪部品を構成する磁
性コアを示す図で、図３の（ａ）は下面側の磁性コアの
平面図。図３の（ｂ）は図３の（ａ）ＡＡ線の断面図。 図３の（ｃ）は上面側磁性コアの平面図。

【図４】本発明による表面実装型線輪部品の端子に固定
した巻線を磁性コアに固定した図で、図４の（ａ）は下
面側の平面図、図４の（ｂ）は２つのコアを組合せた時
の断面図。

【図５】従来の線輪部品の斜視図。

【符号の説明】

１　　　　巻線 ２　　　　磁性コア ３　　　　端子 ４　　　　ボビン ５　　　　溶接部 ６　　　　フープ材 ７　　　　磁気コア ８　　　　樹脂材 ９　　　　樹脂注入口 １０　　　　フレーム １１　　　　ピン端子 １２　　　　磁気コア １３　　　　コアホルダ １４　　　　ボビン １５　　　　半田付部 １６　　　　中央孔 ２１　　　　中芯

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　良導電材からなるフープ状の平行する
   フレームの内側に、フレームに直交して互いに対向する
   フレーム状の端子を形成し、巻線を施したボビンを固定
   する端子先端を段付に形成し、巻線を施したボビンをフ
   レーム状の端子先端に接着固定し、巻線端末を端子に半
   田又は溶接により接続後、上面側に樹脂注入口を取りつ
   けた分割型の壺形磁性コアを前記巻線に組込み、磁性コ
   アを上下面より加圧固定しながら瞬間樹脂接着剤を樹脂
   注入口より注入して、端子と、巻線と、磁性コアとを固
   定し、さらに成形樹脂を前記樹脂注入口より磁性コア内
   に注入して固化し、フレームより端子を切断分離し、端
   子を磁性コアの外周下面に沿い折り曲げ形成したことを
   特徴とする表面実装型線輪部品の製造方法。