JP3241102B2 - ノイズフィルタ - Google Patents

ノイズフィルタ

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JP3241102B2 JP17199392A JP17199392A JP3241102B2 JP 3241102 B2 JP3241102 B2 JP 3241102B2 JP 17199392 A JP17199392 A JP 17199392A JP 17199392 A JP17199392 A JP 17199392A JP 3241102 B2 JP3241102 B2 JP 3241102B2
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田 英 一 前
井 基 西
永 良 博 西
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はノイズフィルタに関
し、特にたとえば、コアの周囲に巻線を形成したノイズ
フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】図9はこの発明の背景となる従来のノイ
ズフィルタの一例を示す図解図である。ノイズフィルタ
1は、コア2を含む。コア2は、磁性体を用いてたとえ
ば円柱状に形成される。そして、コア2の周囲に導線3
を巻回することによって、ノイズフィルタ1が形成され
る。このノイズフィルタ1では、導線3に流す電流に応
じて、導線3の径を調整したり、コア2の径を調整して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のノイズフィルタでは、コアに導線を巻回する工程
が大がかりとなり、製造コストが大きくなってしまう。
また、このようなノイズフィルタでは、面実装が困難で
ある。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、製
造コストを低減することができ、しかも面実装をするこ
とが可能なノイズフィルタを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、螺旋状の溝
を有するコアと、溝内に形成される巻線と、フェライト
材料が焼成され、軸方向に貫通する孔を有する、角柱状
をなし巻線の形成されたコアが孔に挿入されてなる外装
材と、外装材の端部から外周面に引き出されるように
成され巻線に電気的に接続される外部電極を含む、ノイ
ズフィルタである。
【0006】
【作用】コアの溝内の巻線は、溝内に導電ペーストを充
填して焼成することによって形成することができる。外
装材が角柱状であるため、外装材の外側に平面が形成さ
れる。この外装材の表面に外部電極が形成されるため、
ノイズフィルタを載置したプリント基板などの表面に外
部電極が接触する。外装材が磁性体で形成されることに
より、閉磁路構造に近い構造とすることができ、漏れ磁
束を少なくすることができる。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、導線を巻回すること
なく巻線を形成することができるため、製造工程を簡略
化することができる。そのため、ノイズフィルタの製造
コストを低減することができる。また、外装材の外面に
平面部分が存在するため、ノイズフィルタをプリント基
板などに安定して載置することができる。この状態で、
プリント基板のパターン電極とノイズフィルタの外部電
極とを接触させることができるため、はんだ付けなどが
容易である。したがって、このノイズフィルタを用いれ
ば、面実装が可能である。さらに、ノイズフィルタから
の漏れ磁束が少ないため、近傍に配置された素子に与え
る磁束の影響が少なく、高密度実装が可能となる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1(A)はこの発明の一実施例を示す斜視
図であり、図1(B)はその図解図である。ノイズフィ
ルタ10は、コア12を含む。コア12は、たとえば酸
化物磁性体などを用いて円柱状に形成され、その側面か
ら端面に向かって傾斜する傾斜部14が形成される。さ
らに、コア12の側面には、螺旋状の溝16が形成され
ており、溝16内には、巻線18が形成される。コア1
2の両端には端面電極20が形成され、この端面電極2
0に巻線18が接続される。
【0010】コア12および巻線18の外周側には、外
装材22が形成される。外装材22は、たとえば酸化物
磁性体などにより4角柱状に形成される。外装材22の
内面端部において、コア12の傾斜部14に対応する位
置に、別の傾斜部24が形成される。したがって、コア
12の傾斜部14と外装材22の傾斜部24とで、環状
の凹部26が形成される。さらに、外装材22の端部に
は、その傾斜部24から外装材22の端部を経て外周面
に延びる外部電極28が形成される。そして、凹部26
部分で、はんだ30などによって、コア12の端面電極
20と外装材22の外部電極28とが電気的に接続され
る。
【0011】ノイズフィルタ10の両端には、たとえば
エポキシ樹脂などで形成されたプレート32が取り付け
られる。プレート32は円板状に形成され、はんだ30
を覆うように形成される。このプレート32によって、
たとえばプリント基板などにはんだ付けする際に、はん
だ30が熱などで流れ出すことが防がれる。
【0012】このようなノイズフィルタ10を作製する
には、まず図2に示すような円柱状のコア12が準備さ
れる。コア12は、たとえばNi−Zn−Cu系フェラ
イトの造粒品を成形し、1050〜1100℃で焼成す
ることによって形成される。コア12の端部には、傾斜
部14が形成されている。次に、図3に示すように、コ
ア12の側面に螺旋状の溝16が形成される。溝16
は、たとえば旋盤などで形成される。そして、図4に示
すように、溝16を形成したコア12の全面に導電ペー
ストを塗布し、800〜900℃で焼き付けることによ
って、全面電極40が形成される。そして、点線Aで示
す位置まで、センタレス研磨などによって、全面電極4
0およびコア12のねじ山の一部が研磨される。このよ
うにして、図5に示すように、コア12に巻線18およ
び端面電極20が形成される。このとき、コア12に傾
斜部14が形成されていることにより、この傾斜部14
のどこかに必ず溝16が現れる。そのため、巻線18と
端面電極20とが確実に接続される。
【0013】次に、図6に示すように、外装材22が準
備される。外装材22は、フェライト材料を成形したも
のを1050〜1100℃で焼成することによって、直
方体状に形成される。外装材22には、その軸方向に貫
通する円柱状の孔42が形成される。孔42の端部に
は、外装材22の内径が広がるように傾斜部24が形成
される。この外装材22の両端に、外部電極28が形成
される。外部電極28は、図7に示すように、傾斜部2
4から外装材22の端部を経て、外周面に引き出される
ように形成される。この外部電極28は、たとえば導電
ペーストを塗布し焼き付けることによって形成してもよ
いし、スパッタリングなどの方法で形成してもよい。
【0014】この外装材22の孔42に、図8に示すよ
うに、巻線18および端面電極20の形成されたコア1
2が挿入される。このとき、コア12の傾斜部14と外
装材22の傾斜部24とで、環状の凹部26が形成され
る。なお、外装材22中にコア12を挿入する際、接着
剤などを用いてこれらを固定してもよい。この凹部26
部分において、コア12の端面電極20と外装材22の
外部電極28とがはんだ付けされる。さらに、はんだ3
0を覆うようにして、エポキシ樹脂などのプレート32
が接着される。このようにして、図1に示すノイズフィ
ルタ10が形成される。
【0015】このように、ノイズフィルタ10を製造す
る際に、導線を巻回する工程が不要となる。そのため、
導線を巻回して巻線を形成する従来のノイズフィルタに
比べて、製造コストを低減することができる。また、外
装材22が角柱状に形成されているため、ノイズフィル
タ10を安定してプリント基板などに載置することがで
きる。このとき、外部電極28がプリント基板のパター
ン電極などに接触するため、はんだ付けなどが容易であ
る。このように、このノイズフィルタ10では、チップ
化が容易であり、表面実装を行うことができる。
【0016】このノイズフィルタ10では、外装材22
が磁性体で形成されているため、閉磁路構造に近く、シ
ールド効果が大きい。そのため、ノイズフィルタ10か
らの漏れ磁束が少なく、ノイズフィルタ10の近傍に配
置された素子に与える磁束の影響が少ない。したがっ
て、ノイズフィルタ10と他の素子との間隔を小さくす
ることができ、高密度実装が可能である。
【0017】また、コア12の溝16の幅や深さを変更
することにより、巻線18の断面積を変えることがで
き、電流容量を調整することができる。さらに、溝16
の間隔を変更することにより、隣接する巻線18間の浮
遊容量を調整することができ、インピーダンス特性を調
整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、(B)はその平面図解図である。
【図2】図1に示すノイズフィルタを製造するために用
いられるコアの一例を示す斜視図である。
【図3】図2に示すコアに溝を形成した状態を示す平面
図である。
【図4】図3に示すコアに全面電極を形成した状態を示
す図解図である。
【図5】図4に示すコアの全面電極を研磨した状態を示
す平面図である。
【図6】図1に示すノイズフィルタを製造するために用
いられる外装材の一例を示す斜視図である。
【図7】図6に示す外装材の図解図である。
【図8】図6に示す外装材に図5に示すコアを挿入した
状態を示す図解図である。
【図9】この発明の背景となる従来のノイズフィルタの
一例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 ノイズフィルタ 12 コア 16 溝 18 巻線 22 外装材 28 外部電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−60511(JP,A) 特開 昭62−42407(JP,A) 特開 平3−220703(JP,A) 特開 平2−110908(JP,A) 実開 昭57−191012(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状の溝を有するコア、 前記溝内に形成される巻線、 フェライト材料が焼成され、軸方向に貫通する孔を有す
    る、角柱状をなし前記巻線の形成されたコアが前記孔に
    挿入されてなる外装材、および前記外装材の端部から外
    周面に引き出されるように形成され前記巻線に電気的に
    接続される外部電極を含む、ノイズフィルタ。
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CN1178232C (zh) 1999-04-26 2004-12-01 松下电器产业株式会社 电子零件及无线终端装置
CN108447659B (zh) * 2018-02-09 2023-06-13 曹颂 低频变压器的软磁合金一体成型铁芯

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