JP2574176Y2 - 回路部品の実装構造 - Google Patents

回路部品の実装構造

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JP2574176Y2
JP2574176Y2 JP1992022520U JP2252092U JP2574176Y2 JP 2574176 Y2 JP2574176 Y2 JP 2574176Y2 JP 1992022520 U JP1992022520 U JP 1992022520U JP 2252092 U JP2252092 U JP 2252092U JP 2574176 Y2 JP2574176 Y2 JP 2574176Y2
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electrode
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capacitors
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正幸 赤石
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、立体的に配置し易い回
路部品の実装構造に関するものである。近年、各種混成
集積回路装置あるいは複合部品は、高密度実装の必要性
が高くなっている。しかし、従来の表面実装部品やディ
スクリート部品だけでは、その容量あるいは大きさの点
で、高密度実装に対応できない。そこで、本考案は、回
路部品の立体的な実装構造を工夫したものである。な
お、本明細書において、「基板」とは回路基板およびシ
ャーシあるいは金属ケース等のアース基板等を含むもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の回路部品には、印刷配線板あるい
はセラミック基板等の回路基板上に直接配置して実装す
る表面実装用のチップ型回路部品と、回路基板の貫通孔
に挿入するためのリード線の付いた回路部品とがある。
たとえば、チップ型回路部品の実装構造について説明す
る。図7はチップ型回路部品の実装構造を説明するため
の図である。図7において、金属ケース71は、スペー
サ72を介して回路基板73が取り付けられている。そ
して、回路基板73上には、ランド電極74、74′、
74″および図示されていない配線パターンが形成され
ている。ランド電極74および74′上には、はんだ7
5を介してコンデンサ76がその電極77、78によっ
て取り付けられている。一方、金属ケース71の側部7
1′には、外部と電気的に接続するためのコネクタ79
が取り付けられている。そして、回路基板73のランド
電極74″と前記コネクタ79とは、被覆銅線80によ
って電気的に接続されている。
【0003】図8はインダクタンス素子を回路基板に取
り付けた状態を説明するための図である。図8におい
て、回路基板73には、ランド電極81と、貫通孔82
と、図示されていない配線パターンとが形成されてい
る。そして、たとえば空芯コイル83のリード端子が前
記貫通孔82に挿入されると共に、ランド電極81にお
いて、はんだ88によって取り付けられている。図9は
コンデンサを回路基板に取り付けた状態を説明するため
の図である。図9において、前記回路基板73には、た
とえばディスクリート型のコンデンサ93のリード端子
がスルーホール91に挿入されると共に、ランド電極9
2においてはんだ付けされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、図7に示すよ
うに、金属ケース71の側部71′に貫通して取り付け
られているコネクタ79と、金属ケース71の底部にス
ペーサ72を介して取り付けられている回路基板73と
は、位置関係が一致しない場合が多い。このような位置
関係にある二つの回路部品は、被覆銅線等によって電気
的に接続されている。そのため、被覆銅線は、空中配線
になり、この部分から電磁雑音を吸収し易すく、各種の
電磁障害の原因となる。したがって、このような空中配
線は、短くすることが要求される。
【0005】また、図8に示すような空芯コイル83を
回路基板73上に搭載する場合、空芯コイル83のリー
ド端子は、空芯コイル83のラジアル方向に導出しなけ
ればならない。このような空芯コイル83の導出部分8
6、87は、インダクタンスに寄与しないだけでなく、
空芯コイル83に流れる電流の周波数が高くなるに従っ
て、空芯コイル83の特性を低下させる原因になる。
【0006】チップ型回路部品は、薄型の表面実装とい
う点で有利であるが、立体的に実装密度を上げるという
点で不利である。また、ディスクリート型の回路部品
は、高周波の分野において、ノイズや出力の問題から、
リード端子の一方を介して直接接地するように配線を行
なわねばならない。したがって、ディスクリート型の回
路部品は、小型化に向かない。以上のように、ディスク
リート型の回路部品は、小型化という点で不利である
が、立体的な実装あるいは配線という点で有利である。
【0007】本考案は、以上のような課題を解決するた
めのもので、チップ型回路部品の配置を変えることによ
って、高周波回路部品の立体配線を容易に行なえるよう
にした回路部品の実装構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本考案における回路部品の実装構造は、複数の回路
部品が互いに配線パターンを介して接続されている基板
(たとえば、図1の11)と、当該基板(11)上に一
方の電極(たとえば、図4の48)を直接接続すると共
に、他方の電極(たとえば、図4の46)を前記基板
(11)表面より高い位置に配置した少なくともつの
コンデンサ(たとえば、図4の45)と、当該コンデン
サ(45)の他方の電極(46)に成形された溝(たと
えば、図4の49)内に埋設されて接続されると共に、
前記コンデンサ(45)間に架設されているインダクタ
ンス素子Lとから構成される。
【0009】
【作 用】上記のようなコンデンサとインダクタンス
素子の実装構造は、コンデンサの一方の電極を基板上に
配置すると共に、他方の電極を基板と対向する向きに配
置したので、当該コンデンサの電極間の距離だけ高い位
置において、配線ができる。したがって、上記実装構造
は、他方の電極が一方の電極より高くなっている分、他
コンデンサとの距離を短くでき、リード線を短いもの
にできると共に、前記リード線から吸収される電磁障害
を減少できる。二つのコンデンサをインダクタンス素子
で接続した場合には、コイルの巻回部から導出されるリ
ード線の延長部分が無視できる長さで配線ができる。ま
た、インダクタンス素子のリード線は、コイルの巻回軸
と平行に導出されるため、コイルの特性を低下させな
い。
【0010】
【実 施 例】図1(イ)は本考案における回路部品の
実装構造の一実施例を説明するための図である。図1
(ロ)は図1(イ)における実施例の等価回路を示す図
である。図1(イ)および(ロ)において、金属ケース
11の底部には、コンデンサC1の一方の電極15、お
よびトランジスタTrのエミッタ電極Eがそれぞれ電気
的に接続されている。また、金属ケース11の側部12
には、貫通コンデンサC2が取り付けられ、内部に端子
13と外部に外部接続端子14とが備えられている。さ
らに、前記コンデンサC1の他方の電極16は、金属ケ
ース11と対向する向きに配置されており、前記トラン
ジスタTrのベース電極Bに接続されている。また、ト
ランジスタTrのベース電極Bと、前記貫通コンデンサ
C2の端子13とは、抵抗Rによって接続されている。
なお、トランジスタTrのコレクタ電極Cと金属ケース
11とが出力端子となる。
【0011】以上のような回路部品の接続は、等価回路
として、図1(ロ)に示されている。図1(イ)から判
るように、コンデンサC1の他方電極16とトランジス
タTrのベース電極Bとの配線は、最短距離を採ること
ができる。また、抵抗Rは、コンデンサC1の上部空間
を利用して、外部接続端子14とトランジスタTrのベ
ース電極Bとの間に接続されている。上記配線は、回路
基板上の配線パターンを用いた場合より短い最短距離で
行なうことができるため、金属ケース11に設けられて
いる回路部品に対する耐ノイズ特性が向上する。
【0012】図2(イ)は本考案における回路部品の実
装構造の他の実施例を説明するための図である。図2
(ロ)は図2(イ)における実施例の等価回路を示す図
である。図2(イ)および(ロ)において、回路基板2
1上には、図示されていないアースパターンと、当該ア
ースパターンに接続されたランド電極22、23とが形
成されている。そして、ランド電極22、23上には、
はんだを介してコンデンサ24、27の一方の電極2
5、28が接続されている。また、コンデンサ24、2
7の他方の電極26、29は、コンデンサ24、27の
一方の電極25、28および回路基板21と対向する位
置に配置されている。そして、インダクタLの両端は、
前記コンデンサ24、27の他方の電極26、29間に
接続されており、さらに、その先端L′は自由端とな
り、フィルタ回路の入出力端子となっている。また、イ
ンダクタLの巻回部分の一部が前記コンデンサ24、2
7の間に入るように配置される。そのため、インダクタ
素子Lのリード端子30、30′は、コイルの導出部か
ら直ちにコンデンサ24、27の電極26、29に接続
される。上記のように、インダクタLは、コイルの導出
部がないため、フィルタ回路の特性を向上させることが
できる。
【0013】図3(イ)ないし(ハ)は本考案における
回路部品の実装構造によってフィルタ回路を構成した例
を示す図である。金属ケース31上には、一方の電極3
5′(図3(ロ)参照)、37′(図3(イ)参照)を
接続したコンデンサ35、37が配置されている。当該
コンデンサ35、37の他方の電極35″、37″上に
は、インダクタ素子40のリード端子41′、41″が
接続されていると共に、コンデンサ36、38の一方の
電極36′、38′が金属ケース31と対向するように
配置されている。このように配置されたコンデンサ3
5、36と37、38とは、外部接続端子34、34′
によって、それぞれ誘電体フィルタ32、33に接続さ
れている。なお、誘電体フィルタ32は、貫通孔32′
に形成された導電膜と外部接続端子34とが接続されて
いる。以上のように、コンデンサ35ないし38は、図
3(ハ)に示す等価回路となるように、インダクタ素子
40を介して、コンデンサ35、37の他方の電極3
5″、37″と、コンデンサ36、38の一方の電極3
6′、38′とがそれぞれ接続されている。このよう
に、各回路部品の接続は、同じ高さとなる位置によって
行なわれるため、回路基板に形成される配線パターンの
ように平面上を迂回することがない。すなわち、上記実
施例における各回路部品の接続は、最短距離となり、配
線部分から電磁障害となるノイズを吸収することがな
く、特性のよいフィルタを得ることができる。
【0014】図4は本考案における実施例に使用するコ
ンデンサを説明するための図である。図4において、コ
ンデンサ45は、一方に電極46と、たとえば誘電体4
7を介して他方に電極48とが形成されている。また、
外部接続端子等によって他の回路部品と接続するための
溝49が他方の電極48に形成されている。
【0015】図5は図4のコンデンサに外部接続端子を
接続した状態を説明するための図である。図6は図4に
示す2個のコンデンサが外部接続端子を介して立体的に
接続された状態を説明するための図である。図5におい
て、外部接続端子50は、コンデンサ45の他方の電極
48に形成された溝49に挿入された後、はんだ51に
よって接続される。また、前記溝49は、たとえばセラ
ミック素体に設けておき、その上にニッケル等の電極を
メッキする。また、図6に示すように二つのコンデンサ
45と65とを接続する場合には、コンデンサ45、6
5と溝49を設けた側の電極48、66を対向させて、
その間に外部接続端子50を挿入してはんだ付けする。
そして、コンデンサ65の他方の電極67は、図示され
ていない他の回路部品と接続するための端子となる。し
たがって、上記のようなコンデンサの実装方式を採る
と、コンデンサは、直列あるいは並列に、立体的に多数
接続することが可能になる。
【0016】以上、本考案の実施例を詳述したが、本考
案は、前記実施例に限定されるものではない。そして、
実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱する
ことがなければ、種々の設計変更を行うことが可能であ
る。たとえば、回路部品および基板は、実施例において
説明したものに限定されず、同形状のチップ型回路部品
であれば、どのような部品にも適用できる。また、本考
案は、実装構造を工夫した点にあるため、各回路部品に
使用される材質あるいは配置等は、明細書の実施例とし
て言及していない公知あるいは周知のものを選択でき
る。
【0017】
【考案の効果】本考案によれば、コンデンサの一方の電
極を基板上に配置すると共に、他方の電極を基板と対向
する向きに配置したので、コンデンサを重ねた場合の配
線、あるいはコンデンサより上方に配置されたインダク
タンス素子との配線が短くて済む。したがって、本考案
のようなコンデンサとインダクタンス素子との実装構造
にすると、これらを電気的に接続する際の空中配線を短
くできるため、従来より電磁障害が減少する。本考案に
よれば、基板と対向した位置に配置された電極どうしを
インダクタンス素子によって接続するため、被覆銅線が
不要であると共に、インダクタンス素子の延長部分がコ
イルの巻回軸と平行に導出される。したがって、スペー
ス効率のよい配線が行なえると共に、コイルの特性低下
が従来例のものより小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (イ)は本考案における回路部品の実装構造
の一実施例を説明するための図である。(ロ)は(イ)
における実施例の等価回路を示す図である。
【図2】 (イ)は本考案における回路部品の実装構造
の他の実施例を説明するための図である。(ロ)は
(イ)における実施例の等価回路を示す図である。
【図3】 (イ)ないし(ハ)は本考案における回路部
品の実装構造によってフィルタ回路を構成した例を示す
図である。
【図4】 本考案における実施例に使用するコンデンサ
を説明するための図である。
【図5】 図4のコンデンサに外部接続端子を接続した
状態を説明するための図である。
【図6】 図4に示す2個のコンデンサが外部接続端子
を介して立体的に接続された状態を説明するための図で
ある。
【図7】 チップ型回路部品の実装構造を説明するため
の図である。
【図8】 インダクタンス素子を回路基板に取り付けた
状態を説明するための図である。
【図9】 コンデンサを回路基板に取り付けた状態を説
明するための図である。
【符号の説明】
11・・・金属ケース 12・・・ケース側部 13・・・端子 14・・・外部接続端子 15、25、28、35′、36′、37′、38′・
・・一方の電極 16、26、29、35″、36″、37″、38″・
・・他方の電極 24、27、35、36、37、38・・・コンデンサ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回路部品が互いに配線パターンを
    介して接続されている基板と、 当該基板上に一方の電極を直接接続すると共に、他方の
    電極を前記基板表面より高い位置に配置した少なくとも
    つのコンデンサと、 当該コンデンサの他方の電極に成形された溝内に埋設さ
    れて接続されると共に、前記コンデンサ間に架設され
    いるインダクタンス素子と、 から構成されることを特徴とする回路部品の実装構造。
JP1992022520U 1992-03-17 1992-03-17 回路部品の実装構造 Expired - Lifetime JP2574176Y2 (ja)

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