JPH06267746A - ノイズ除去部品 - Google Patents

ノイズ除去部品

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JPH06267746A
JPH06267746A JP5076173A JP7617393A JPH06267746A JP H06267746 A JPH06267746 A JP H06267746A JP 5076173 A JP5076173 A JP 5076173A JP 7617393 A JP7617393 A JP 7617393A JP H06267746 A JPH06267746 A JP H06267746A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
face
conductor
groove
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP5076173A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Maeda
田 英 一 前
Junichi Suzuki
木 淳 一 鈴
Motoi Nishii
井 基 西
Yoshihiro Nishinaga
永 良 博 西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP5076173A priority Critical patent/JPH06267746A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストを低減することができ、電流容量
に対応して容易に設計変更でき、面実装することが可能
な、ノイズ除去部品を得る。 【構成】 ノイズ除去部品10はコア12を含む。コア
12は、直方体状に形成される。コア12のほぼ中央部
には、上面および下面に垂直に、貫通孔14が形成され
る。コア12の上面には、渦巻状の溝16が、その一端
を貫通孔14の開口部に連なるようにし、他端をコア1
2の一方端面に開口するようにして形成される。同様
に、コア12の下面には、渦巻状の溝18が形成され
る。そして、貫通孔14、溝16および溝18内には、
導体20が形成される。コア12の左端面には、溝16
内の導体20と接続するように端面電極22が形成さ
れ、右端面には、溝18内の導体20と接続するように
端面電極24が形成される。さらに、コア12の上面お
よび下面には、外装材26および外装材28が形成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はノイズ除去部品に関
し、特にたとえば、コアの周囲に巻線を形成したノイズ
除去部品に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来のノイズ除去部品を示す斜視
図である。ノイズ除去部品1は、コア2を含む。コア2
は、磁性体を用いてたとえば円柱状に形成される。そし
て、コア2の周囲に導線3を巻回することによって、ノ
イズ除去部品1が形成される。このノイズ除去部品1で
は、導線3に流す電流に応じて、導線3の径を調整した
り、コア2の径を調整したりしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなノイズ除去部品では、巻線を巻回する作業が大がか
りとなり、製造コストが大きくなってしまう。また、電
流容量を大きくするために巻線を太くすると、巻回工程
においてコアを破損する恐れが大きくなる。また、この
ノイズ除去部品は、挿入部品であるため、面実装するこ
とが困難である。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、製
造コストを低減することができ、電流容量に対応して容
易に設計変更でき、面実装することが可能な、ノイズ除
去部品を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上下面に渦
巻状の溝およびそれらの溝を接続する貫通孔が形成され
た直方体状のコアと、コアの溝および貫通孔内に形成さ
れる導体と、導体に接続されるようにコアの端部に形成
される端面電極とを含む、ノイズ除去部品である。
【0006】
【作用】コアは直方体状であるため、コアの上下面には
平面が形成され、プリント基板などに安定に載置するこ
とができる。コアの上下面の渦巻状の導体は、溝内に、
たとえば導電ペーストを充填して焼成することにより形
成することができる。この渦巻状の導体は、貫通孔内に
形成される導体によって互いに接続される。また、この
コアの端部に形成された端面電極は、渦巻状の導体と接
続される。
【0007】また、コアの上下面に外装材を形成するこ
とによって、コアと導体とが保護される。そして、この
外装材内に磁性体材料を混入するか、あるいは、外装材
を磁性体材料で形成することによって、外装材内に磁束
が通過しやすくなる。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、導線を巻回すること
なく導体を渦巻状に形成することができるため、ノイズ
除去部品の製造工程を簡略化することができる。そのた
め、ノイズ除去部品の製造コストを低減することができ
る。また、製造時に、溝の幅や深さおよび貫通孔の径な
どを変えることによって導体の断面積を変えることがで
きる。したがって、所望の電流容量に対応したノイズ除
去部品を得ることができる。また、コアの上下面は平面
であるため、ノイズ除去部品をプリント基板などに安定
して載置することができる。そのため、この状態で、プ
リント基板のパターン電極とノイズ除去部品の端面電極
とをはんだ付けすることにより、面実装することができ
る。
【0009】また、磁性体材料を用いた外装材は、磁気
シールドとしての効果を有するため、このノイズ除去部
品からは、磁束が漏れにくくなり、ノイズ除去部品の近
傍の素子に与える磁気の影響が少なくなる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1(A)はこの発明の一実施例を示す斜視
図であり、図1(B)はその底面図である。ノイズ除去
部品10はコア12を含む。コア12は、たとえばフェ
ライト材料などで直方体状に形成される。コア12のほ
ぼ中央部には、上面および下面に垂直(厚み方向)に、
貫通孔14が形成される。コア12の上面には、渦巻状
の溝16が、その一端を貫通孔14の開口部に連なるよ
うにし、他端をコア12の一方端面に開口するようにし
て形成される。さらに、コア12の下面には、渦巻状の
溝18が、その一端を貫通孔14の開口部に連なるよう
にし、他端をコア12の他方端面に開口するようにして
形成される。そして、貫通孔14、溝16および溝18
内には、導体20が形成される。コア12の一方端面に
は、溝16内の導体20と接続するように端面電極22
が形成され、他方端面には、溝18内の導体20と接続
するように端面電極24が形成される。さらに、コア1
2の上面および下面には、外装材26および外装材28
が形成される。
【0012】このようなノイズ除去部品10を製造する
ためには、たとえば図2に示すような直方体状の成形体
30が準備される。成形体30は、たとえばNi−Zn
系フェライト造粒粉末をプレス成形することによって形
成される。この際、成形体30のほぼ中央部には、上面
および下面に垂直に貫通孔14が形成される。また、成
形体30の上面には、渦巻状の溝16が、その一端を貫
通孔14の開口部に連なるようにし、他端を成形体30
の一方端面に開口するようにして形成される。さらに、
成形体30の下面には、渦巻状の溝18が、その一端を
貫通孔14の開口部に連なるようにし、他端を成形体3
0の他方端面に開口するようにして形成される。
【0013】次に、図3に示すように、貫通孔14、溝
16および溝18には、たとえばAgまたは、Ag−P
d等を用いた導電ペースト32が印刷等の方法により充
填される。さらに、図4に示すように、成形体30の上
面および下面には、フェライトスラリーが厚膜塗布され
る。そして、全体が焼成されることにより、外装材26
と外装材28とが形成されるとともに、成形体30およ
び導電ペースト32が焼結して、コア12と導体20と
が形成される。さらに、コア12の一方端面と他方端面
とには、たとえば、導電ペーストが厚膜塗布され焼き付
けられて、端面電極22および端面電極24が形成され
る。ここで、端面電極22および端面電極24はスパッ
タにより形成してもよい。
【0014】この発明によれば、ノイズ除去部品10を
製造する際に、導線を巻回する工程が不要となる。その
ため、導線を巻回して巻線を形成する従来のノイズ除去
部品に比べて製造コストを低減することができる。ま
た、貫通孔14の径や、溝16,溝18の幅および深さ
などを調整することにより、導体20の断面積を変える
ことができるため、実用電流に応じた電流容量のノイズ
除去部品10を得ることができる。また、コア12が直
方体状であるため、ノイズ除去部品10を安定してプリ
ント基板上に載置することができ、表面実装を行うこと
ができる。
【0015】また、外装材26および外装材28が形成
されているため、コア12と導体20とが保護される。
さらに、外装材26および外装材28が磁性体材料で形
成されているため、ノイズ除去部品10から磁束が漏れ
にくくなり、インピーダンスを大きくすることができ
る。また、もれ磁束が少ないため、ノイズ除去部品10
の近傍の素子に与える磁気の影響が少なくなる。したが
って、ノイズ除去部品10と他の素子との間隔を小さく
することができ、高密度実装が可能である。さらに、溝
14および溝18の巻き数を調整することによって、ノ
イズ除去部品10のインピーダンスを調整することがで
きる。
【0016】図5は、この発明の他のノイズ除去部品1
0を示す斜視図である。このノイズ除去部品10を製造
するためには、たとえば、図6に示すように、コア12
が準備される。コア12は、たとえばNi−Zn系フェ
ライト材料をインジェクション成形することによって、
貫通孔14と、貫通孔14によって接続される渦巻状の
溝16および溝18とを有する直方体状に形成した後、
焼成されたものである。次に、貫通孔14、溝16およ
び溝18には、たとえばAgおよびAg−Pd等を用い
た導電ペーストが塗布され焼き付けられて、導体20が
形成される。さらに、図7に示すように、コア12の両
端面には、たとえばAgおよびAg−Pd等を用いた導
電ペーストが厚膜塗布され焼き付けられて、端面電極2
2および端面電極24が形成される。次に、導体20が
渦巻状に形成されたコア12の上面および下面には、た
とえばフェライト磁粉を混入したエポキシ樹脂がモール
ドされ、外装材26と外装材28とが形成される。こう
して製造された図5に示す実施例でも、図1に示す実施
例と同様の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
り、(B)はその底面図である。
【図2】図1に示すノイズ除去部品を作製するために準
備される成形体を示す斜視図である。
【図3】図2に示す成形体の溝および貫通孔に導電ペー
ストを充填した状態を示す斜視図である。
【図4】図3に示す成形体の上面および下面にフェライ
トスラリーを塗布した状態を示す斜視図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】図5に示すノイズ除去部品を作製するために準
備されるコアを示す斜視図である。
【図7】図6に示すコアの溝および貫通孔に導体を形成
し、一方端面および他方端面に端面電極を形成した状態
を示す斜視図である。
【図8】従来のノイズ除去部品を示す図解図である。
【符号の説明】
10 ノイズ除去部品 12 コア 14 貫通孔 16 溝 18 溝 20 導体 22 端面電極 24 端面電極 26 外装材 28 外装材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西 永 良 博 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下面に渦巻状の溝と、前記渦巻状の溝
    を接続する貫通孔とが形成された直方体状のコア、 前記コアの溝および貫通孔内に形成される導体、および
    前記導体に接続されるように前記コアの端部に形成され
    る端面電極を含む、ノイズ除去部品。
JP5076173A 1993-03-09 1993-03-09 ノイズ除去部品 Pending JPH06267746A (ja)

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JP5076173A JPH06267746A (ja) 1993-03-09 1993-03-09 ノイズ除去部品

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