JPH051051Y2 - - Google Patents

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JPH051051Y2
JPH051051Y2 JP14701788U JP14701788U JPH051051Y2 JP H051051 Y2 JPH051051 Y2 JP H051051Y2 JP 14701788 U JP14701788 U JP 14701788U JP 14701788 U JP14701788 U JP 14701788U JP H051051 Y2 JPH051051 Y2 JP H051051Y2
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coil
coil body
conductive
conductive ring
press
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子回路にインダクタンスを与えるた
めのコイルに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種コイルの一例として、第5図に示
す如き巻線型空心コイルがあつた。
すなわち、図において、Aは絶縁被覆された導
線を所定回数空心状態で密に巻装したコイル本体
で、Bは該コイル本体Aの巻始め引出線、Cは同
巻終り引出線である。
そして、このコイル本体Aは、第6図の等価回
路で示すように、その引出線B,Cの間でインダ
クタンスL,Hを形成している。なお、図中r
(Ω)は前記コイル本体Aの等価直流抵抗(実効
抵抗)である。
また、第7図に示すものは他の従来例で、コイ
ル本体AはボビンDに巻装されており、その巻始
め引出線Bと巻終り引出線Cは、ボビンDに固定
した端子板E,Fに夫々半田付けされている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記の如き従来のコイルのうち、前者
の空心コイル本体Aでは、その端子B,Cが引出
線方式であり、且つ該端子B,Cは細線で形成さ
れていて軟らかいため、所定の電子回路に取り付
ける場合の半田付けによる実装が困難であり、可
成りの時間を必要としていた。
特に、最近のように、表面実装技術による高密
度実装化を目的として、プリント基板に自動装着
するコイルでは、超小型及び薄形にチツプ化され
ているため、上記のような引出線B,C方式のコ
イルでは、プリント基板への半田付け実装は非常
に効率が悪く、不向きであるといつた問題点があ
る。
また、後者のボビンD付きコイル本体Aでは、
端子板E,Fを備えていること、および該端子板
E,Fに巻始め引出線Bと巻終り引出線Cの端部
を夫々半田付けする工程が必要であるため、これ
によつてボビンD付きコイルAの生産コストが上
がり、更にプリント基板への半田付け効率も、従
前と同様非能率的である。
しかも、ボビンDを使用している分だけ全体の
容積が大きくなるため、形状が小さくチツプ化さ
れたコイルとして量産するには不向きな形状であ
る、といつた欠点がある。上記のようなことはコ
ア付きコイルでも同様である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上記のような従来の欠点を解決するた
めに成されたもので、形状を小型化しチツプ化す
ることが可能で、しかも自動実装化を実現でき、
且つ生産効率の向上を図れるコイルを提供するこ
とを目的としたものであり、その要旨は、コイル
本体の内空に外方突出部を有する導電性部材を、
又コイル本体の外周に内方突出部を有する導電性
リングを夫々圧入し、該導電性部材及び導電性リ
ングと前記コイル本体とを前記外方突出部及び内
方突出部において夫々導通せしめたことを特徴と
するコイルにある。
〔実施例〕
以下、本考案を第1図乃至第4図に示す実施例
により詳細に説明する。なお、第1図は本考案に
係るコイルの分解斜視図で、第2図は同コイルの
一部を切り欠いた状態の斜視図、第3図は第2図
A部の拡大部分図、第4図は同コイルの等価回路
である。
図において、1は絶縁材2Aで被覆した導線2
を所定数空心状態で巻装したコイル本体で、3は
該コイル本体1の中空部1A内に圧入した金属製
の角ピンである。
この金属製の角ピン3は、図示の実施例では断
面正四角形の角状体で、軸方向に延びた四つの突
条部(角隅部)3A,3Aを備えており、その対
角線の長さLは前記コイル本体1の中空部1Aの
内径R1より僅かに大きく設定されている。
従つて、この角ピン3をコイル本体1の中空部
1A内に圧入することにより、コイル本体1の内
周面(第1層目)1Bにおいて、その巻始めを含
むコイル2の絶縁材2Aの被覆が前記角ピン3の
四つの突条部(角隅部)3A,3Aによつて破壊
され、前記コイル本体1と角ピン3とが導通する
ことになる。
4は導電性リングで、その内周面には軸方向に
延びた四つの突条部4A,4Aを備えており、そ
の内径R3は前記コイル本体1の外径R2と略同じ
大きさとなるように設定されている。
従つて、この導電性リング4内にコイル本体1
を圧入することにより、第3図に示すように、そ
の外周面(最外層)1Cにおいて、コイル本体1
の巻終りを含むコイル巻線2の絶縁材2Aが前記
導電性リング4の四つの突条部4A,4Aによつ
て破壊され、コイル本体1と導電性リング4とが
導通することになる。
上記構成により、角ピン3を巻始め電極とし、
他方の導電性リング4を巻終り電極としたコイル
が形成されるものである。
第4図はコイル本体1の等価回路で、コイルの
両電極3,4の間でインダクタンスL(H)が形
成されており、図中r(Ω)はコイル1の等価直
流抵抗(実効抵抗)である。
ここで、上記のように、コイル本体1の内周面
1Bに導電性の角ピン3を、またその外周面1C
に導電性リング4を夫々圧入し、各々をコイルの
巻始め電極及び巻終り電極としたので、部分的な
短絡が生じ、第4図に示すように、インダクタン
スL及び等価直流抵抗rは、L′及びr′と僅かに減
少するが、この減少は設計段階で、コイル2の巻
き数を増加することで解決することができるので
問題はない。
なお、実施例において、前記角ピン3を断面正
四角形の角状体としたものを挙げたが、この形状
に限定されるものではなく、軸方向に二以上の突
条部を有するものであれば本考案の目的は達成で
きるものであり、又導電性リング4の形状も上記
同様にリング状体に限定されるものではない。
〔考案の効果〕
本考案に係るコイルは、上記のように、コイル
本体の内空に外方突出部を有する導電性部材を、
又コイル本体の外周に内方突出部を有する導電性
リングを夫々圧入し、該導電性部材及び導電性リ
ングと前記コイル本体とを前記外方突出部及び内
方突出部において夫々導通せしめた構成であるか
ら、形状が小さいチツプ化したコイルを提供でき
るとゝもに、量産が可能である。
また、プリント基板へ実装する場合、方向(極
性)の指定が不要であり、位置指定のみで直接半
田付けが可能であるため自動実装化が可能である
といつた諸効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコイルの分解斜視図、第
2図は同コイルの一部を切り欠いた状態の斜視
図、第3図は第2図A部の拡大部分図、第4図は
同コイルの等価回路、第5図は従来のコイルの一
例を示す斜視図、第6図は同コイルの等価回路、
第7図は他の従来のコイルを示す斜視図である。 1……コイル本体、1A……中空部、2……導
線、2A……絶縁材、3……導電性角ピン、3
A,4A……突条部、4……導電性リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイル本体の内空に外方突出部を有する導電性
    部材を、又コイル本体の外周に内方突出部を有す
    る導電性リングを夫々圧入し、該導電性部材及び
    導電性リングと前記コイル本体とを前記外方突出
    部及び内方突出部において夫々導通せしめたこと
    を特徴とするコイル。
JP14701788U 1988-11-10 1988-11-10 Expired - Lifetime JPH051051Y2 (ja)

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JP14701788U JPH051051Y2 (ja) 1988-11-10 1988-11-10

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JPH0267610U JPH0267610U (ja) 1990-05-22
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