JPH0855738A - トランス - Google Patents
トランスInfo
- Publication number
- JPH0855738A JPH0855738A JP6190543A JP19054394A JPH0855738A JP H0855738 A JPH0855738 A JP H0855738A JP 6190543 A JP6190543 A JP 6190543A JP 19054394 A JP19054394 A JP 19054394A JP H0855738 A JPH0855738 A JP H0855738A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- primary
- secondary coil
- wire
- wire rod
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
- H01F27/28—Coils; Windings; Conductive connections
- H01F27/29—Terminals; Tapping arrangements for signal inductances
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Coils Of Transformers For General Uses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 1次コイルと2次コイルの結合係数が大きい
トランスを得る。 【構成】 トランスはコア1と1次コイル用線材10と
2次コイル用線材11,12とで構成されている。1次
コイル用線材10と2次コイル用線材11は同時にコア
1の胴部2に巻回されてバイファイラ巻きされている。
2次コイル用線材12はバイファイラ巻きされた線材1
0,11の上から単独巻きされている。2次コイル用線
材11と12は電気的に直列に接続して2次コイルを形
成し、1次コイル用線材10は単独で1次コイルを形成
している。
トランスを得る。 【構成】 トランスはコア1と1次コイル用線材10と
2次コイル用線材11,12とで構成されている。1次
コイル用線材10と2次コイル用線材11は同時にコア
1の胴部2に巻回されてバイファイラ巻きされている。
2次コイル用線材12はバイファイラ巻きされた線材1
0,11の上から単独巻きされている。2次コイル用線
材11と12は電気的に直列に接続して2次コイルを形
成し、1次コイル用線材10は単独で1次コイルを形成
している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トランス、特に、DC
−DCコンバータの電力トランス等として使用されるト
ランスに関する。
−DCコンバータの電力トランス等として使用されるト
ランスに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】従来のトランスは、1次コイル用
線材をフェライトコアの胴部に巻回した後、2次コイル
用線材を前記1次コイル用線材の上に巻回した構造をし
ていた。ところが、このような構造の1次コイルと2次
コイルの間の結合係数は大きな値が得られないという問
題があった。そこで、結合係数改善のためにフェライト
製のケースを巻線済みフェライトコアに被せる等の工夫
がされていたが満足のゆくものではなかった。
線材をフェライトコアの胴部に巻回した後、2次コイル
用線材を前記1次コイル用線材の上に巻回した構造をし
ていた。ところが、このような構造の1次コイルと2次
コイルの間の結合係数は大きな値が得られないという問
題があった。そこで、結合係数改善のためにフェライト
製のケースを巻線済みフェライトコアに被せる等の工夫
がされていたが満足のゆくものではなかった。
【0003】そこで、本発明の課題は、1次コイルと2
次コイルの結合係数が大きいトランスを提供することに
ある。
次コイルの結合係数が大きいトランスを提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係るトランスは、(a)胴部を有す
るコアと、(b)前記コアの胴部にバイファイラ巻きさ
れた第1及び第2線材と、(c)前記第1又は第2線材
のいずれか一方に直列に電気的に接続され、前記コアの
胴部に単独巻きされた第3線材とを備え、(d)前記第
3線材とこの第3線材に直列に電気的に接続された前記
第1又は第2線材のいずれか一方が2次コイルを構成
し、他方の第1又は第2線材が1次コイルを構成してい
ること、を特徴とする。
するため、本発明に係るトランスは、(a)胴部を有す
るコアと、(b)前記コアの胴部にバイファイラ巻きさ
れた第1及び第2線材と、(c)前記第1又は第2線材
のいずれか一方に直列に電気的に接続され、前記コアの
胴部に単独巻きされた第3線材とを備え、(d)前記第
3線材とこの第3線材に直列に電気的に接続された前記
第1又は第2線材のいずれか一方が2次コイルを構成
し、他方の第1又は第2線材が1次コイルを構成してい
ること、を特徴とする。
【0005】以上の構成により、バイファイラ巻きされ
ている部分が磁気的に密に結合するため、1次コイルと
2次コイルの結合係数がアップする。
ている部分が磁気的に密に結合するため、1次コイルと
2次コイルの結合係数がアップする。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るトランスの実施例につい
て添付図面を参照して説明する。各実施例において同一
部品及び同一部分には同じ符号を付した。 [第1実施例、図1〜図3]図1及び図2に示すよう
に、トランスはコア1と1次コイル用線材10と2次コ
イル用線材11,12とで構成されている。コア1は胴
部2とこの胴部2の両端に設けられた鍔部3,4とから
なる。胴部2は横断面矩形状をしている。鍔部4の下面
には1次側電極5、2次側電極6、中継電極7及び共通
グランド電極8を設けている。コア1の材料としては、
例えばフェライト等の磁性体材料や樹脂等の絶縁性材料
が使用される。
て添付図面を参照して説明する。各実施例において同一
部品及び同一部分には同じ符号を付した。 [第1実施例、図1〜図3]図1及び図2に示すよう
に、トランスはコア1と1次コイル用線材10と2次コ
イル用線材11,12とで構成されている。コア1は胴
部2とこの胴部2の両端に設けられた鍔部3,4とから
なる。胴部2は横断面矩形状をしている。鍔部4の下面
には1次側電極5、2次側電極6、中継電極7及び共通
グランド電極8を設けている。コア1の材料としては、
例えばフェライト等の磁性体材料や樹脂等の絶縁性材料
が使用される。
【0007】コア1の胴部2には、1次コイル用線材1
0と2次コイル用線材11,12が巻回されている。線
材10〜12はポリウレタン等の絶縁膜にて銅線を被覆
したものである。1次コイル用線材10と2次コイル用
線材11は、始端部10a,11aを圧着、溶着あるい
は半田付け等の手段にてそれぞれ1次側電極5、2次側
電極6に電気的に接続し、固定している。そして、1次
コイル用線材10と2次コイル用線材11が同時に胴部
2に巻回されてバイファイラ巻きされている。線材1
0,11の終端部10b,11bは、圧着や半田付け等
の手段にてそれぞれ共通グランド電極8、中継電極7に
電気的に接続され、固定されている。
0と2次コイル用線材11,12が巻回されている。線
材10〜12はポリウレタン等の絶縁膜にて銅線を被覆
したものである。1次コイル用線材10と2次コイル用
線材11は、始端部10a,11aを圧着、溶着あるい
は半田付け等の手段にてそれぞれ1次側電極5、2次側
電極6に電気的に接続し、固定している。そして、1次
コイル用線材10と2次コイル用線材11が同時に胴部
2に巻回されてバイファイラ巻きされている。線材1
0,11の終端部10b,11bは、圧着や半田付け等
の手段にてそれぞれ共通グランド電極8、中継電極7に
電気的に接続され、固定されている。
【0008】2次コイル用線材12は、始端部12aが
中継電極7に圧着や半田付け等の手段にて電気的に接続
された後、バイファイラ卷きされた線材10,11の上
から単独巻きされている。その終端部12bは共通グラ
ンド電極8に圧着や半田付け等の手段にて電気的に接続
されている。こうして中間タップ付きトランスが得られ
る。図3は、得られたトランスの電気等価回路図であ
る。2次コイル用線材11と12は電気的に直列に接続
され、巻回数がn2の2次コイルを形成し、1次コイル
用線材10は巻回数がn1の1次コイルを形成している
(ここに、n1<n2)。このトランスは、1次コイル用
線材10と2次コイル用線材11が磁気的に密に結合す
るので、1次コイルと2次コイルの結合係数がアップす
る。さらに、線材10と11は同時にコア1の胴部2
に、巻回されるので、巻回時間が短くてすみ、かつ、自
動巻回も可能である。
中継電極7に圧着や半田付け等の手段にて電気的に接続
された後、バイファイラ卷きされた線材10,11の上
から単独巻きされている。その終端部12bは共通グラ
ンド電極8に圧着や半田付け等の手段にて電気的に接続
されている。こうして中間タップ付きトランスが得られ
る。図3は、得られたトランスの電気等価回路図であ
る。2次コイル用線材11と12は電気的に直列に接続
され、巻回数がn2の2次コイルを形成し、1次コイル
用線材10は巻回数がn1の1次コイルを形成している
(ここに、n1<n2)。このトランスは、1次コイル用
線材10と2次コイル用線材11が磁気的に密に結合す
るので、1次コイルと2次コイルの結合係数がアップす
る。さらに、線材10と11は同時にコア1の胴部2
に、巻回されるので、巻回時間が短くてすみ、かつ、自
動巻回も可能である。
【0009】数値を用いて、より詳細に説明する。1次
及び2次コイル用線材10〜12として、直径が0.1
mmの太さの銅線を有するものを使用し、1次及び2次
コイルをバイファイラ巻きした部分の巻き回数と2次コ
イルを単独巻きした部分の巻き回数をそれぞれ15回と
した場合、1次コイルと2次コイルの結合係数は99%
であった。一方、従来のトランスの構造において、1次
コイルを15回、2次コイルを30回とした場合、1次
コイルと2次コイルの結合係数は87%であった。
及び2次コイル用線材10〜12として、直径が0.1
mmの太さの銅線を有するものを使用し、1次及び2次
コイルをバイファイラ巻きした部分の巻き回数と2次コ
イルを単独巻きした部分の巻き回数をそれぞれ15回と
した場合、1次コイルと2次コイルの結合係数は99%
であった。一方、従来のトランスの構造において、1次
コイルを15回、2次コイルを30回とした場合、1次
コイルと2次コイルの結合係数は87%であった。
【0010】[第2実施例、図4及び図5]第2実施例
のトランスは中間タップを設けないものである。図4及
び図5に示すように、トランスはコア1と1次コイル用
線材10と2次コイル用線材11,12とで構成されて
いる。コア1の鍔部4の下面には、1次側電極21、2
次側電極22、1次側グランド電極23及び2次側グラ
ンド電極24を設けている。
のトランスは中間タップを設けないものである。図4及
び図5に示すように、トランスはコア1と1次コイル用
線材10と2次コイル用線材11,12とで構成されて
いる。コア1の鍔部4の下面には、1次側電極21、2
次側電極22、1次側グランド電極23及び2次側グラ
ンド電極24を設けている。
【0011】1次コイル用線材10と2次コイル用線材
11は、始端部10a,11aを圧着や半田付け等の手
段にてそれぞれ1次側電極21、2次側電極22に電気
的に接続し、固定している。そして、1次コイル用線材
10と2次コイル用線材11が同時にコア1の胴部2に
巻回されてバイファイラ巻きされている。1次コイル用
線材10の終端部10bは1次側グランド電極23に電
気的に接続され、固定されている。一方、2次コイル用
線材11の終端部11bは線材を切断しないでそのまま
巻線するため、2次コイル用線材12の始端部12aに
なる。2次コイル用線材11の終端部11bと2次コイ
ル用線材12の始端部12aとは、連結されたものでも
よい。2次コイル用線材12はバイファイラ巻きされた
線材10,11の上から単独巻きされた後、その終端部
12bが2次側グランド電極24に電気的に接続されて
いる。
11は、始端部10a,11aを圧着や半田付け等の手
段にてそれぞれ1次側電極21、2次側電極22に電気
的に接続し、固定している。そして、1次コイル用線材
10と2次コイル用線材11が同時にコア1の胴部2に
巻回されてバイファイラ巻きされている。1次コイル用
線材10の終端部10bは1次側グランド電極23に電
気的に接続され、固定されている。一方、2次コイル用
線材11の終端部11bは線材を切断しないでそのまま
巻線するため、2次コイル用線材12の始端部12aに
なる。2次コイル用線材11の終端部11bと2次コイ
ル用線材12の始端部12aとは、連結されたものでも
よい。2次コイル用線材12はバイファイラ巻きされた
線材10,11の上から単独巻きされた後、その終端部
12bが2次側グランド電極24に電気的に接続されて
いる。
【0012】2次コイル用線材11と12は電気的に直
列に接続され、巻回数がn2の2次コイルを形成し、1
次コイル用線材10は巻回数がn1の1次コイルを形成
している(ここに、n1<n2)。こうして得られたトラ
ンスは、前記第1実施例のトランスと同様の作用効果を
奏する。
列に接続され、巻回数がn2の2次コイルを形成し、1
次コイル用線材10は巻回数がn1の1次コイルを形成
している(ここに、n1<n2)。こうして得られたトラ
ンスは、前記第1実施例のトランスと同様の作用効果を
奏する。
【0013】[第3実施例、図6]図6に示すように、
コア1の鍔部4の下面には1次側電極31、中継電極3
2,35、2次側電極33、1次側グランド電極34及
び2次側グランド電極36を設けている。
コア1の鍔部4の下面には1次側電極31、中継電極3
2,35、2次側電極33、1次側グランド電極34及
び2次側グランド電極36を設けている。
【0014】1次コイル用線材10と2次コイル用線材
11は、始端部10a,11aをそれぞれ1次側電極3
1、2次側電極33に電気的に接続し、固定している。
そして、1次コイル用線材10と2次コイル用線材11
が同時にコア1の胴部2に巻回されてバイファイラ巻き
されている。線材10,11の終端部10b,11bは
それぞれ1次側グランド電極34、中継電極35に電気
的に接続され、固定されている。
11は、始端部10a,11aをそれぞれ1次側電極3
1、2次側電極33に電気的に接続し、固定している。
そして、1次コイル用線材10と2次コイル用線材11
が同時にコア1の胴部2に巻回されてバイファイラ巻き
されている。線材10,11の終端部10b,11bは
それぞれ1次側グランド電極34、中継電極35に電気
的に接続され、固定されている。
【0015】2次コイル用線材12は始端部12aを中
継電極35に電気的に接続された後、バイファイラ巻き
された線材10,11の上から単独巻きされている。そ
の終端部12bは2次側グランド電極36に電気的に接
続されている。2次コイル用線材11と12は電気的に
直列に接続され、巻回数がn2の2次コイルを形成し、
1次コイル用線材10は巻回数がn1(n1<n2)の1
次コイルを形成している。こうして得られたトランスは
前記第1実施例のトランスと同様の作用効果を奏する。
継電極35に電気的に接続された後、バイファイラ巻き
された線材10,11の上から単独巻きされている。そ
の終端部12bは2次側グランド電極36に電気的に接
続されている。2次コイル用線材11と12は電気的に
直列に接続され、巻回数がn2の2次コイルを形成し、
1次コイル用線材10は巻回数がn1(n1<n2)の1
次コイルを形成している。こうして得られたトランスは
前記第1実施例のトランスと同様の作用効果を奏する。
【0016】[第4実施例、図7]図7に示すように、
コア1の鍔部4の下面には1次側電極41、2次側電極
42、中継電極43,45、1次側グランド電極44及
び2次側グランド電極46を設けている。1次コイル用
線材10と2次コイル用線材11は、始端部10a,1
1aをそれぞれ1次側電極41、2次側電極42に電気
的に接続し、固定している。そして、1次コイル用線材
10と2次コイル用線材11が同時にコア1の胴部2に
巻回されてバイファイラ巻きされている。線材10,1
1の終端部10b,11bはそれぞれ1次側グランド電
極44、中継電極45に電気的に接続され、固定されて
いる。
コア1の鍔部4の下面には1次側電極41、2次側電極
42、中継電極43,45、1次側グランド電極44及
び2次側グランド電極46を設けている。1次コイル用
線材10と2次コイル用線材11は、始端部10a,1
1aをそれぞれ1次側電極41、2次側電極42に電気
的に接続し、固定している。そして、1次コイル用線材
10と2次コイル用線材11が同時にコア1の胴部2に
巻回されてバイファイラ巻きされている。線材10,1
1の終端部10b,11bはそれぞれ1次側グランド電
極44、中継電極45に電気的に接続され、固定されて
いる。
【0017】2次コイル用線材12は始端部12aを中
継電極43に電気的に接続された後、バイファイラ巻き
された線材10,11の上から単独巻きされている。そ
の終端部12bは2次側グランド電極46に電気的に接
続されている。以上の構成からなるトランスは、図示し
ない印刷配線板に実装されることにより、印刷配設板に
設けておいた中継導体を介して中継電極43と45が電
気的に接続される。その結果、2次コイル用線材11と
12は電気的に直列に接続され、巻回数がn2の2次コ
イルを形成し、1次コイル用線材10は巻回数がn
1(n 1<n2)の1次コイルを形成することになる。こ
うして得られたトランスは前記第1実施例のトランスと
同様の作用効果を奏する。
継電極43に電気的に接続された後、バイファイラ巻き
された線材10,11の上から単独巻きされている。そ
の終端部12bは2次側グランド電極46に電気的に接
続されている。以上の構成からなるトランスは、図示し
ない印刷配線板に実装されることにより、印刷配設板に
設けておいた中継導体を介して中継電極43と45が電
気的に接続される。その結果、2次コイル用線材11と
12は電気的に直列に接続され、巻回数がn2の2次コ
イルを形成し、1次コイル用線材10は巻回数がn
1(n 1<n2)の1次コイルを形成することになる。こ
うして得られたトランスは前記第1実施例のトランスと
同様の作用効果を奏する。
【0018】[第5実施例、図8〜図10]図8及び図
9に示すように、第5実施例のトランスはコア1と1次
コイル用線材57,58と2次コイル用線材59,60
とで構成されている。コア1の鍔部4の下面には1次側
電極51、中継電極52,55、2次側電極53、1次
側グランド電極54及び2次側グランド電極56を設け
ている。
9に示すように、第5実施例のトランスはコア1と1次
コイル用線材57,58と2次コイル用線材59,60
とで構成されている。コア1の鍔部4の下面には1次側
電極51、中継電極52,55、2次側電極53、1次
側グランド電極54及び2次側グランド電極56を設け
ている。
【0019】1次コイル用線材57と2次コイル用線材
59は、始端部57a,59aをそれぞれ1次側電極5
1、2次側電極53に電気的に接続し、固定している。
そして、1次コイル用線材57と2次コイル用線材59
が同時にコア1の胴部2に巻回されてバイファイラ巻き
されている。線材57,59の終端部57b,59bは
それぞれ中継電極55,52に電気的に接続され、固定
されている。
59は、始端部57a,59aをそれぞれ1次側電極5
1、2次側電極53に電気的に接続し、固定している。
そして、1次コイル用線材57と2次コイル用線材59
が同時にコア1の胴部2に巻回されてバイファイラ巻き
されている。線材57,59の終端部57b,59bは
それぞれ中継電極55,52に電気的に接続され、固定
されている。
【0020】1次コイル用線材58は始端部58aを中
継電極55に電気的に接続された後、バイファイラ巻き
された線材57,59の上から単独巻きされている。そ
の終端部58bは1次側グランド電極54に電気的に接
続されている。2次コイル用線材60は始端部60aを
中継電極52に電気的に接続された後、単独巻きされた
線材58の上から単独巻きされている。その終端部60
bは2次側グランド電極56に電気的に接続されてい
る。
継電極55に電気的に接続された後、バイファイラ巻き
された線材57,59の上から単独巻きされている。そ
の終端部58bは1次側グランド電極54に電気的に接
続されている。2次コイル用線材60は始端部60aを
中継電極52に電気的に接続された後、単独巻きされた
線材58の上から単独巻きされている。その終端部60
bは2次側グランド電極56に電気的に接続されてい
る。
【0021】1次コイル用線材57と58は電気的に直
列に接続されて巻回数がn3の1次コイルを形成し、2
次コイル用線材59と60は電気的に直列に接続されて
巻回数がn3の2次コイルを形成している。すなわち、
1次コイルと2次コイルの巻回数の比は1:1である。
こうして得られたトランスは、前記第1実施例のトラン
スと同様の作用効果を奏する。
列に接続されて巻回数がn3の1次コイルを形成し、2
次コイル用線材59と60は電気的に直列に接続されて
巻回数がn3の2次コイルを形成している。すなわち、
1次コイルと2次コイルの巻回数の比は1:1である。
こうして得られたトランスは、前記第1実施例のトラン
スと同様の作用効果を奏する。
【0022】[他の実施例]なお、本発明に係るトラン
スは前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範
囲内で種々に変形することができる。特に、巻線済みフ
ェライトコアにフェライト製のケースを被せ、さらに結
合係数を大きくしてもよい。
スは前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範
囲内で種々に変形することができる。特に、巻線済みフ
ェライトコアにフェライト製のケースを被せ、さらに結
合係数を大きくしてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、1次コイルと2次コイルが1次コイル及び2次
コイルをバイファイラ巻きした部分を有しているので、
バイファイラ巻きされている部分が磁気的に密に結合
し、1次コイルと2次コイルの結合係数をアップさせる
ことができる。
よれば、1次コイルと2次コイルが1次コイル及び2次
コイルをバイファイラ巻きした部分を有しているので、
バイファイラ巻きされている部分が磁気的に密に結合
し、1次コイルと2次コイルの結合係数をアップさせる
ことができる。
【0024】また、バイファイラ巻きは二つのコイルを
同時にコアに巻回するため、巻回時間が短くてすみ、か
つ、自動巻回も可能であるので、量産性に優れたトラン
スが得られる。
同時にコアに巻回するため、巻回時間が短くてすみ、か
つ、自動巻回も可能であるので、量産性に優れたトラン
スが得られる。
【図1】本発明に係るトランスの第1実施例を示す斜視
図。
図。
【図2】図1に示したトランスの断面図。
【図3】図1に示したトランスの電気等価回路図。
【図4】本発明に係るトランスの第2実施例を示す斜視
図。
図。
【図5】図4に示したトランスの電気等価回路図。
【図6】本発明に係るトランスの第3実施例を示す斜視
図。
図。
【図7】本発明に係るトランスの第4実施例を示す斜視
図。
図。
【図8】本発明に係るトランスの第5実施例を示す斜視
図。
図。
【図9】図8に示したトランスの断面図。
【図10】図8に示したトランスの電気等価回路図。
1…コア 2…胴部 10…1次コイル用線材 11,12…2次コイル用線材 57,58…1次コイル用線材 59,60…2次コイル用線材
Claims (1)
- 【請求項1】 胴部を有するコアと、 前記コアの胴部にバイファイラ巻きされた第1及び第2
線材と、 前記第1又は第2線材のいずれか一方に直列に電気的に
接続され、前記コアの胴部に単独巻きされた第3線材と
を備え、 前記第3線材とこの第3線材に直列に電気的に接続され
た前記第1又は第2線材のいずれか一方が2次コイルを
構成し、他方の第1又は第2線材が1次コイルを構成し
ていること、 を特徴とするトランス。
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