JPH1167521A - 巻線型電子部品及びその製造方法 - Google Patents

巻線型電子部品及びその製造方法

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JPH1167521A
JPH1167521A JP9237690A JP23769097A JPH1167521A JP H1167521 A JPH1167521 A JP H1167521A JP 9237690 A JP9237690 A JP 9237690A JP 23769097 A JP23769097 A JP 23769097A JP H1167521 A JPH1167521 A JP H1167521A
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resin
core
ferrite
conductor
wound
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JP9237690A
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Yoshihiro Amada
義弘 天田
Hideki Ogawa
秀樹 小川
Kazuhiko Otsuka
一彦 大塚
Hideyuki Karasawa
秀幸 唐澤
Hideo Aoba
秀夫 青葉
Kazuyuki Shibuya
和行 渋谷
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Soft Magnetic Materials (AREA)
  • Insulating Of Coils (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 応力を緩和して巻芯や線材を保護するととも
に、応力変化に起因するインダクタンス値の変動を抑制
する。 【解決手段】 導体22上に通常樹脂54が塗布され、
その後フェライト入樹脂56が塗布される。すなわち、
封止樹脂は、通常樹脂54及びフェライト入樹脂56の
2層構造となっている。このような内側が柔らかく外側
が硬い樹脂構造となっているため、内側は粘度,粘性が
低く流動性が高い。このため、外装としてフェライト入
樹脂56を重畳しても、応力が通常樹脂54によって緩
和され、巻芯16,特にコア10と鍔12,14との接
合部分におけるクラックの発生が低減される。また、導
体22に対する応力も緩和され、その断線が防止され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インダクタ,ト
ランス,チョークコイル,コモンモードチョークコイル
などの巻線型電子部品にかかわり、更に具体的には、そ
の応力の緩和に関するものである。
【0002】
【背景技術】巻線型電子部品は、例えば図8に示すよう
な構造となっている。同図において、コイル導体が巻回
される円柱状のコア10の両端には、四角柱(ないしは
四角厚板)状の鍔12,14が設けられている。これ
ら、コア10及び鍔12,14は、フェライトなどの磁
性材料によって形成されており、これらによって巻芯
(コイルボビン)16が構成されている。鍔12,14
の外側の側面及び端面には、電極18,20がそれぞれ
形成されている。
【0003】巻芯16の中央のコア10には導体22が
巻回されており、その両端の引出線24,26が、鍔1
2,14の側面部分で電極18,20にそれぞれ接合し
ている。鍔12,14に挟まれた凹部には、導体22を
被覆するように封止樹脂28が塗布されている。引出線
24,26が接続された電極18,20には、更にメッ
キ30,32が施される。
【0004】前記封止樹脂28には、例えば特開昭63
−236305号に開示されているようなフェライト粉
入りのエポキシ樹脂が用いられている。フェライト粉と
しては、例えば、酸化鉄,酸化ニッケル,酸化亜鉛,酸
化銅を主成分ものが用いられる。このようなフェライト
粉の添加により、点線で一例を示すように、磁束34が
封止樹脂28内を通過するようになって磁気シールド性
が向上し、隣接部品に対する磁気的影響を低減したり、
部品自身のインダクタンス値の向上を図ることができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような背景技術には、次のような不都合がある。 (1)フェライト粉を充填すると、封止樹脂全体としての
粘度が上がる。高粘度の封止樹脂を用いて成形する場
合、低粘度の樹脂より高い成形圧が必要である。この成
形圧によって、巻芯16やコイル導体22に高い応力が
かかるようになる。すると、強度が弱い鍔12,14と
コア10の接合部分などにクラックが発生する可能性が
ある。また、導体22が断線する恐れもある。
【0006】(2)更に、応力が変化すると素子のインダ
クタンス値が変化してしまう。このため、一方では特性
がばらつくなどのために品質が低下し、他方では特性の
揃った部品を生産性よく得ることができないという不都
合がある。
【0007】この発明は、以上の点に着目したもので、
その目的は、応力を緩和して巻芯や線材を保護すること
である。また、他の目的は、応力変化に起因するインダ
クタンス値の変動を抑制し、良好な品質の部品を効率よ
く生産することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、巻芯側に通常樹脂を塗布し、その外側に
フェライト入り樹脂を塗布して封止することを特徴とす
る。通常樹脂の塗布は、コイル導体の巻回前後のいずれ
でもよいし、コイル導体に通常樹脂を被覆して巻芯に巻
回するようにしてもよい。一つの発明では、巻芯を覆う
ように通常樹脂が巻芯に塗布される。主要な形態の一つ
は、前記通常樹脂の代わりに低充填フェライト入樹脂を
使用し、前記フェライト入樹脂の代わりに高充填フェラ
イト入樹脂を使用したことを特徴とする。
【0009】他の一つの発明は、巻芯又は封止樹脂の少
なくとも一方に、応力緩和材を添加したことを特徴とす
る。更に他の発明は、樹脂材に充填されるフェライト材
として、1μm以下から100μm以上の粒度分布の粒子
を含むフェライト粉を使用したことを特徴とする。更に
他の発明は、巻芯のコアに対して導体を巻回するステッ
プ;この導体巻回後に、熱可塑性樹脂を巻芯に塗布する
ステップ;この樹脂塗布後の巻芯素体を磁性粉に入れて
加熱振動を加えるステップ;を含むことを特徴とする。
【0010】この発明の前記及び他の目的,特徴,利点
は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。 (1)実施形態1 最初に、図1及び図2を参照しながら実施形態1につい
て説明する。図1には、この形態1におけるインダクタ
素子の主要製造工程が示されている。まず、同図(A)に
示すように、四角柱状のコア素体50を用意する。コア
素体50は、例えばフェライト材を乾式成形することで
得られる。コア素体50の長手方向側面中央には、溝5
2がそれぞれ形成されている。これら溝52は、コイル
導体の引出線を接合するためのものである。なお、溝5
2の断面形状としては、V字,U字など各種の形状があ
る。
【0012】次に、図1(B)に示すように、コア素体5
0の内側を円柱状(もしくは断面楕円状,角柱状)に研
削加工し、上述したコア10,鍔12,14を形成す
る。これを焼成すると、巻芯16が得られる。次に、図
1(C)に示すように、鍔12,14の側面及び端面に、
ディップ法などによって第1層目の電極18A,20A
を形成する。そして、図1(D)のように、コア10に導
体22を巻回するとともに、導体22の引出線24,2
6を鍔12,14の溝52において電極18A,20A
に熱圧着などの方法で接合する。
【0013】次に、図1(E)に示すように、鍔12,1
4に挟まれた素子の凹部に通常樹脂54を塗布する。こ
こで、通常樹脂とは、フェライト材が充填されていない
樹脂であり、エポキシ樹脂,フェノール樹脂,不飽和ポ
リエステル樹脂,シリコン樹脂,ポリイミド樹脂,ポリ
アミド樹脂,ポリウレタン樹脂,ポリブチレンテレフタ
レート樹脂,ポリフェニレンスルフィド樹脂,ホリフェ
ニレンエーテル樹脂,ポリエーテルケトン樹脂,液晶ポ
リエステル樹脂などを用いることができる。
【0014】次に、図1(F)に示すように、前記のよう
な各種樹脂材にフェライト粉を充填したフェライト入樹
脂56を前記通常樹脂54の上に塗布する。フェライト
入樹脂56は、塗布とともに形状の成形硬化が行われ
る。一般的には、素子全体が四角柱状となるように成形
する。その後、同図(G)に示すように、電極18A,2
0A及び引出線24,26の接合部分に第2層目の電極
18B,20Bを形成するとともに、同図(H)に示すよ
うにメッキ30,32をそれぞれ施す。このようにし
て、インダクタ素子が製造される。なお、第2層目の電
極18B,20Bは、なくても差し支えない。
【0015】図2には、主要工程における縦断面が示さ
れている。図2(A)〜(C)は、図1(D)〜(F)にそれぞれ対
応する。これらの図に拡大して示すように、まず導体2
2上に通常樹脂54が塗布され、その後フェライト入樹
脂56が塗布される。すなわち、封止樹脂は、通常樹脂
54及びフェライト入樹脂56の2層構造となってい
る。
【0016】このように、本形態によれば、素子の内側
が通常樹脂54となっている。すなわち、内側が柔らか
く外側が硬い樹脂構造となっている。このため、フェラ
イト入樹脂のみを用いた背景技術と比較して粘度,粘性
が低く流動性が高い。従って、外装としてフェライト入
樹脂56を重畳しても、応力が通常樹脂54によって緩
和され、巻芯16,特にコア10と鍔12,14との接
合部分におけるクラックの発生が低減される。また、導
体22に対する応力も緩和され、その断線が防止され
る。更に、インダクタンス値のバラツキも低減され、信
頼性,生産性が改善される。加えて、封止樹脂が2層構
造のため、ピンホールが表面から内部まで連通すること
もなく、水分の侵入が防止されて信頼性が向上する。
【0017】(2)実施形態2 次に、図3を参照しながら実施形態2について説明す
る。前記形態では、導体22の巻回の後に通常樹脂54
を塗布したが、本形態では、図3(A)に示すように、導
体巻回前に通常樹脂54がコア10に塗布される。そし
て、その後、図3(B)に示すように、通常樹脂54の上
から、導体22が巻回される。このため、導体22とコ
ア10との隙間の部分まで通常樹脂54が含浸するよう
になる。その後、図3(C)に示すように、フェライト入
樹脂56が積層塗布される。
【0018】この形態2においても、前記形態1と同様
の効果を得ることができる。また、巻芯16が導体22
から直接応力を受けない,ウレタンコート,ポリエステ
ル,ナイロンなどによる線材被覆以外に樹脂が介在する
ため、隣接導体間でショートなどの不具合が生じないと
いう利点もある。
【0019】(3)実施形態3 次に、図4を参照しながら実施形態3について説明す
る。本形態では、図4(A)に示すように、導体巻回前の
導体22に通常樹脂54を塗布する。この作業は、例え
ば巻回時に、導体22に通常樹脂54の塗料を垂下しな
がら塗布することで行われる。塗布後の導体22は、図
4(B)に示すように、コア10に巻回される。従って、
本形態においても、前記形態2と同様に、導体22とコ
ア10との隙間の部分まで通常樹脂54が含浸するよう
になる。その後、図4(C)に示すように、フェライト入
樹脂56が積層塗布される。この形態3も、前記形態2
と同様の効果が得られる。
【0020】なお、前記形態1〜3において、通常樹脂
の代わりにフェライトの量を低減した低充填フェライト
入樹脂を塗布し、その後充填率の高いフェライト入樹脂
を外装として塗布するようにしてもよい。この場合、内
側と外側の各樹脂層に添加するフェライトの粒径や充填
率は、例えば、内側の樹脂層では平均粒径5〜20μ
m,フェライト充填率5〜50wt%(好ましくは10
〜50wt%)とし、外側の樹脂層では平均粒径5〜2
0μm,フェライト充填率30〜90μm(好ましくは6
0〜80wt%)とする。
【0021】(4)実施形態4 次に、図5を参照しながら実施形態4について説明す
る。この形態では、上述した図2〜図4の(B)にそれぞ
れ示した状態,すなわちコア10に導体22が巻回され
て通常樹脂54として熱可塑性樹脂が塗布された状態の
素体60を用意する。この素体60を、磁性粉62とと
もに容器64に入れ、加熱振動を加える。磁性粉62と
しては、Mn−Zn系,Ni−Zn系などの磁性体が使
用される。粒径としては、例えば0.1〜100μmの
ものを用いる。加熱振動には、例えば超音波がある。す
なわち、超音波振動を加えながら、遠赤外ランプによっ
て加熱を行う。このような加熱振動を行うと、熱可塑性
樹脂の接着作用によって磁性粉62が素体60の樹脂面
に均一に付着するようになる。また、加熱振動による磁
性粉62の付着のため、応力が作用することはなく、イ
ンダクタンス値も安定である。
【0022】(5)実施形態5 次に、図6を参照しながら実施形態5について説明す
る。この形態では、巻芯16の凹部,すなわち導体22
が巻回されたコア10及び鍔12,14の表面に沿っ
て、通常樹脂70が塗布されている。そして、この通常
樹脂70の外側に、凹部を埋めて鍔面位置となるまでフ
ェライト入樹脂72が塗布されている。この形態によれ
ば、外側のフェライト入り樹脂72と、コア10や鍔1
2,14との間に通常樹脂70が存在する。従って、フ
ェライト入り樹脂72がコア10や鍔12,14に直接
触れず、通常樹脂70が緩衝材として作用するため、巻
芯16に対する圧縮や引っ張りの応力が緩和されるよう
になる。このように、本形態でも、外装による応力は良
好に低減され、巻芯16におけるクラックの発生も低減
される。
【0023】(6)実施形態6 次に、図7を参照しながら実施形態6について説明す
る。上述した形態は、いずれも外装部分が2層構造とな
っているが、以下の形態ではいずれも1層構造である。
本形態は、樹脂材80,磁気シールド用のフェライト粉
82に加えて、応力緩和材84を添加したものである。
具体的には、フェライト粉を充填したエポキシ樹脂,フ
ェノール樹脂,あるいは共重合樹脂などの熱硬化性樹脂
に、弾性率を下げるために応力緩和材84が添加され
る。応力緩和材84としては、シリコン樹脂,酸化ケイ
素,酸化鉛,酸化ビスマスなどが用いられる。例えば、
シリコン樹脂粉末の場合、平均粒径を1〜15μm,添
加量を全体の15〜30wt%とする。シリコン樹脂を
添加すると、フェライト入樹脂全体として弾性率が低下
し、これによって硬化時に巻芯にかかる応力が低減され
るようになる。
【0024】酸化ケイ素,酸化鉛,酸化ビスマスの粉末
の場合は、それらのうちの少なくとも一つを、全体に対
して1wt%程度の割合で添加する。これら酸化ケイ
素,酸化鉛,酸化ビスマスがフェライト粒界に偏析する
ことで、応力が緩和されるようになる。
【0025】なお、以上の形態では、外装樹脂に応力緩
和材を添加したが、巻芯を構成する材料中に応力緩和材
を添加するようにしてもよく、外装樹脂及び巻芯の双方
に加えるようにしてもよい。
【0026】(7)実施形態7 次に、実施形態7について説明する。この形態では、粒
度分布が広いフェライト粉が使用され、これを樹脂材に
添加して外装に使用する。例えば、粒度分布が5〜20
μm,最小粒径が1μm以下,最大粒径が100μm以上
のフェライト粉を使用する。この例によれば、フェライ
ト粉中の微小粒子が樹脂硬化時に移動するため、応力が
緩和されるようになる。また、フェライト粉と樹脂材と
の濡れ性がよいので、防水性が向上する。
【0027】この発明には数多くの実施の形態があり、
以上の開示に基づいて多様に改変することが可能であ
る。例えば、次のようなものも含まれる。 (1)樹脂材としては、例えばエポキシ樹脂が好適である
が、もちろん他の樹脂を用いてもよい。例えば、エポキ
シ樹脂以外の熱硬化性樹脂,あるいは熱可塑性樹脂を用
いてよい。上述した他の材料についても同様である。 (2)図1に示した巻線型電子部品の構造は一例であり、
各種構造のものに適用可能である。例えば、特開平4ー
338613号公報に開示されているような縦型構造の
巻線部品にも適用可能である。その他、コアにバイファ
イラ巻きを施したコモンモードチョークコイルなどの巻
線部品にも適用可能である。 (3)前記実施形態を組み合わせるようにしてもよい。例
えば、図2〜図4に示した形態に図6,図7に示した形
態を適用するなどである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果がある。 (1)封止樹脂を、通常樹脂とフェライト入樹脂,もしく
は低充填フェライト入樹脂と高充填フェライト入樹脂の
多層構造としたので、応力が良好に緩和されて巻芯や線
材が保護できる。また、応力変化に起因するインダクタ
ンス値の変動を抑制し、特性の揃った部品を効率よく生
産することができる。更に、ピンホールによる影響が防
止されて部品の信頼性が向上する。 (2)応力緩和材を添加したり、広い粒度分布のフェライ
ト粉を樹脂材に充填することとしたので、同様に応力が
緩和され、信頼性,量産性に優れた部品を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態1の工程を示す図である。
【図2】前記形態1の主要工程における部品の縦断面を
示す図である。
【図3】実施形態2の主要工程における部品の縦断面を
示す図である。
【図4】実施形態3の主要工程における部品の縦断面を
示す図である。
【図5】実施形態4の主要工程を示す図である。
【図6】実施形態5の部品の縦断面を示す図である。
【図7】実施形態6における封止樹脂の組成を示す図で
ある。
【図8】巻線型電子部品の一例を示す図である。
【符号の説明】
10…コア 12,14…鍔 16…巻芯 18,20,18A,18B,20A,20B…電極 22…導体 24,26…引出線 28…封止樹脂 30,32…メッキ 50…コア素体 52…溝 54,70…通常樹脂 56,72…フェライト入樹脂 60…素体 62…磁性粉 64…容器 80…樹脂材 82…フェライト粉 84…応力緩和材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01F 37/00 H01F 37/00 N 41/04 B 41/04 1/37 (72)発明者 唐澤 秀幸 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 青葉 秀夫 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 (72)発明者 渋谷 和行 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体がコアに巻回された巻線型電子部品
    において、 前記導体巻回後に通常樹脂を塗布するとともに、その上
    に更にフェライト入り樹脂を塗布して封止したことを特
    徴とする巻線型電子部品。
  2. 【請求項2】 導体を巻回するためのコアを備えた巻線
    型電子部品において、 前記コアに通常樹脂を塗布した後に導体を巻回するとと
    もに、その上に更にフェライト入り樹脂を塗布して封止
    したことを特徴とする巻線型電子部品。
  3. 【請求項3】 導体を巻回するためのコアを備えた巻線
    型電子部品において、 前記導体に通常樹脂を塗布するとともに、この通常樹脂
    塗布後の導体を前記コアに巻回し、その上にフェライト
    入り樹脂を塗布して封止したことを特徴とする巻線型電
    子部品。
  4. 【請求項4】 導体が巻芯に巻回された巻線型電子部品
    において、 前記巻芯の内側に通常樹脂を巻芯を覆うように塗布する
    とともに、その上に更にフェライト入り樹脂を塗布して
    封止したことを特徴とする巻線型電子部品。
  5. 【請求項5】 前記通常樹脂の代わりに低充填フェライ
    ト入樹脂を使用し、前記フェライト入樹脂の代わりに高
    充填フェライト入樹脂を使用したことを特徴とする請求
    項1,2,3又は4のいずれかに記載の巻線型電子部
    品。
  6. 【請求項6】 巻芯又は封止樹脂の少なくとも一方に、
    応力緩和材を添加したことを特徴とする巻線型電子部
    品。
  7. 【請求項7】 封止用の樹脂材にフェライト材が充填さ
    れた巻線型電子部品において、 前記フェライト材として、1μm以下から100μm以上
    の粒度分布の粒子を含むフェライト粉を使用したことを
    特徴とする巻線型電子部品。
  8. 【請求項8】 巻芯のコアに対して導体を巻回するステ
    ップ;この導体巻回後に、熱可塑性樹脂を巻芯に塗布す
    るステップ;この樹脂塗布後の巻芯素体を磁性粉に入れ
    て加熱振動を加えるステップ;を含むことを特徴とする
    巻線型電子部品の製造方法。
JP9237690A 1997-08-19 1997-08-19 巻線型電子部品及びその製造方法 Pending JPH1167521A (ja)

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JP9237690A JPH1167521A (ja) 1997-08-19 1997-08-19 巻線型電子部品及びその製造方法
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GB0008559A GB2345803B (en) 1997-08-19 1998-08-17 Wire wound electronic component
GB0008558A GB2345802B (en) 1997-08-19 1998-08-17 Wire wound electronic component
MYPI98003726A MY121005A (en) 1997-08-19 1998-08-17 Wire wound electronic component
GB0008557A GB2345801B (en) 1997-08-19 1998-08-17 Wire wound electronic component
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