JP4532381B2 - 描画方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、描画点データに基づいて描画点を形成する複数の描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させて描画点群を順次形成して画像を描画する描画方法および装置に関するものである。
従来、プリント配線板や液晶ディスプレイの基板に所定の配線パターンを記録する装置として、フォトリソグラフの技術を利用した露光装置が種々提案されている。
上記のような露光装置としては、たとえば、フォトレジストが塗布された基板上に光ビームを主走査および副走査方向に走査させるとともに、その光ビームを、配線パターンを表す露光画像データに基づいて変調することによって所望の配線パターンを形成する露光装置が提案されている。
上記のような露光装置として、たとえば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(以下、DMDという)等の空間光変調素子を利用し、画像データに応じて空間光変調素子により光ビームを変調して露光を行う露光装置が種々提案されている。
そして、上記のようなDMDを用いた露光装置としては、たとえば、DMDを露光面に対して相対的に移動させるとともに、その移動に応じてDMDの多数のマイクロミラーに対応した多数の露光点データを入力し、DMDのマイクロミラーに対応した露光点群を時系列に順次形成することにより所望の露光画像を露光面に形成する露光装置が提案されている(たとえば特許文献1参照)。
特開2004−233718号公報
しかしながら、上記のようなDMDを用いて露光装置においては、DMDにおけるマイクロミラーのピッチにより基板上におけるマイクロミラーのビームの軌跡の解像度が制限される。
したがって、予め作成された露光画像データに基づいて露光を行った際、露光画像データ上におけるエッジと、実際に露光されるエッジとが一致しない場合がある。たとえば、液晶ディスプレイにけるブラックマトリクスを基板上に露光する場合、このブラックマトリクスのエッジが実際のエッジと一致せずにムラとなる場合があり、このムラによってR,G,Bのフィルタ部分の開口率が十分に確保できない場合がある。
また、ビーム軌跡の解像度は、光学系を変更することによって向上させることが可能であるが、そのような光学系は大変高価でありコストアップになる。
また、設計上は、露光画像データ上におけるエッジと、実際に露光されるエッジとが一致していても、実際には光学系などの影響によってシェーディングが発生し、露光画像データ上におけるエッジと、実際に露光されるエッジとが一致しない場合があり、そのような場合には、実際に露光されるエッジの位置をビーム軌跡の解像度以上に細かく制御する必要がある。
本発明は、上記事情に鑑み、上記露光装置のような、描画点データに基づいて描画点を基板上に多数形成して画像を描画する描画方法および装置において、基板上に描画される画像のエッジの位置を高精度に制御することができる描画方法および装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の描画方法は、描画点データに基づいて描画点を形成する複数の描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、その移動に応じて複数の描画点形成領域により描画点群を基板上に順次形成して画像を描画する描画方法において、画像におけるエッジを形成する際、画像のエッジを形成する、複数の描画点形成領域のうち少なくとも1つの描画点形成領域の描画状態を制御して基板上における画像のエッジの位置を制御することを特徴とする。
本発明の第2の描画方法は、描画点データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、その移動に応じて描画点形成領域によって描画点を所定の描画タイミングにより基板上に順次形成して画像を描画する描画方法において、画像におけるエッジを形成する際、画像のエッジを形成する、描画点形成領域の複数の描画タイミングのうち少なくとも1つの描画タイミングにおける描画点形成領域の描画状態を制御して基板上における画像のエッジの位置を制御することを特徴とする。
また、上記本発明の第1および第2の描画方法においては、画像を表す画像データに基づいて、画像のエッジに対応する描画点データ群を抽出し、そのエッジに対応する描画点データ群を用いて描画点形成領域の描画状態を制御するようにすることができる。
また、画像の線幅に応じて描画点形成領域の描画状態を制御するようにすることができる。
本発明の第1の描画装置は、描画点データに基づいて描画点を形成する複数の描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、その移動に応じて複数の描画点形成領域により描画点群を基板上に順次形成して画像を描画する描画装置において、画像におけるエッジを形成する際、画像のエッジを形成する、複数の描画点形成領域のうち少なくとも1つの描画点形成領域の描画状態を制御して基板上における画像のエッジの位置を制御する描画位置制御手段を備えたことを特徴とする。
本発明の第2の描画装置は、描画点データに基づいて描画点を形成する描画点形成領域を、基板に対して相対的に移動させるとともに、その移動に応じて描画点形成領域によって描画点を所定の描画タイミングにより基板上に順次形成して画像を描画する描画装置において、画像におけるエッジを形成する際、画像のエッジを形成する、描画点形成領域の複数の描画タイミングのうち少なくとも1つの描画タイミングにおける描画点形成領域の描画状態を制御して基板上における画像のエッジの位置を制御する描画位置制御手段を備えたことを特徴とする。
また、上記本発明の第1および第2の描画装置においては、画像を表す画像データに基づいて、画像のエッジに対応する描画点データ群を抽出する描画点データ取得手段をさらに備えるものとし、描画位置制御手段を、描画点データ取得手段により取得された描画点データ群を用いて描画点形成領域の描画状態を制御するものとすることができる。
また、描画位置制御手段を、画像の線幅に応じて描画点形成領域の描画状態を制御するものとすることができる。
本発明の第1の描画方法および装置によれば、画像のエッジを形成する少なくとも1つの描画点形成領域の描画状態を制御して基板上における画像のエッジの位置を制御するようにしたので、画像のエッジの位置を高精度に制御することができる。
本発明の第2の描画方法および装置によれば、画像のエッジを形成する描画点形成領域の複数の描画タイミングのうち少なくとも1つの描画タイミングにおける描画点形成領域の描画状態を制御して基板上における画像のエッジの位置を制御するようにしたので、画像のエッジの位置を高精度に制御することができる。
以下、図面を参照して本発明の描画方法および装置の第1の実施形態を用いた露光装置について詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態を用いた露光装置の概略構成を示す斜視図である。本発明の第1の実施形態を用いた露光装置は、所定の配線パターンを露光する装置であって、その配線パターンのエッジの配置の制御に特徴を有するものであるが、まずは、露光装置の概略構成について説明する。
露光装置10は、図1に示すように、基板12を表面に吸着して保持する平板状の移動ステージ14を備えている。そして、4本の脚部16に支持された厚い板状の設置台18の上面には、ステージ移動方向に沿って延びた2本のガイド20が設置されている。移動ステージ14は、その長手方向がステージ移動方向を向くように配置されると共に、ガイド20によってステージ移動方向に往復移動可能に支持されている。
設置台18の中央部には、移動ステージ14の移動経路を跨ぐようにコの字状のゲート22が設けられている。コの字状のゲート22の端部の各々は、設置台18の両側面に固定されている。このゲート22を挟んで一方の側にはスキャナ24が設けられ、他方の側には基板12の先端および後端とを検知するための複数のカメラ26が設けられている。
スキャナ24およびカメラ26はゲート22に各々取り付けられて、移動ステージ14の移動経路の上方に固定配置されている。なお、スキャナ24およびカメラ26は、これらを制御する、後述するコントローラに接続されている。
スキャナ24は、図2および図3(B)に示すように、2行5列の略マトリックス状に配列された10個の露光ヘッド30(30A〜30J)を備えている。
各露光ヘッド30の内部には、図4に示すように入射された光ビームを空間変調する空間光変調素子(SLM)であるデジタル・マイクロミラー・デバイス(以下「DMD」という。)36が設けられている。DMD36は、マイクロミラー38が直交する方向に2次元状に多数配列されたものであり、そのマイクロミラー38の列方向が走査方向と所定の設定傾斜角度θをなすように取り付けられている。したがって、各露光ヘッド30による露光エリア32は、走査方向に対して傾斜した矩形状のエリアとなる。移動ステージ14の移動に伴い、基板12には露光ヘッド30毎の帯状の露光済み領域34が形成される(図2および図3(A)参照)。
また、各露光ヘッド30には、図5に示すように、DMD36の光入射側に、光ファイバの出射端部(発光点)が露光エリア32の長辺方向と一致する方向に沿って一列に配列されたレーザ出射部を備えたファイバアレイ光源31、ファイバアレイ光源31から出射されたレーザ光を補正してDMD上に集光させるレンズ系41、このレンズ系41を透過したレーザ光をDMD36に向けて反射するミラー42がこの順に配置されている。上記レンズ系41は、入射されたレーザ光を平行光化し、その平行光化されたレーザ光の光量分布が均一になるように補正し、その光量分布が補正されたレーザ光をDMD36上に集光するものである。
また、DMD36の光反射側には、DMD36で反射されたレーザ光を感光材料12の露光面上に結像するレンズ系51が配置されている。
本実施形態では、DMD36の各マイクロミラー38から射出されたビームによって基板12上に結像される露光点の径が約3μmになるように、上記レンズ系41およびレンズ系51が設定されている。
露光ヘッド30の各々に設けられたDMD36は、マイクロミラー38単位でオン/オフ制御され、基板12には、DMD36のマイクロミラー38に対応した露光点群(黒/白)が露光される。前述した帯状の露光済み領域34は、図4に示すマイクロミラー38に対応した2次元配列された露光点によって形成される。また、上記のようにDMD36を走査方向に対して傾斜することによって、上記走査方向に直交する方向に並ぶ露光点の間隔をより狭くすることができ、高解像度化を図ることができる。本実施形態では、走査方向に直交する方向に並ぶ露光点の間隔が約0.16μmになるように、上記傾斜角度θが設定されている。なお、傾斜角度の調整のバラツキによって、利用しないドットが存在する場合もあり、たとえば、図4では、斜線としたドットは利用しないドットとなり、このドットに対応するDMD36におけるマイクロミラー38は常にオフ状態となる。
また、図3(A)および(B)に示すように、帯状の露光済み領域34のそれぞれが、隣接する露光済み領域34と部分的に重なるように、ライン状に配列された各行の露光ヘッド30の各々は、その配列方向に所定間隔ずらして配置されている。このため、たとえば、1行目の最も左側に位置する露光エリア32A、露光エリア32Aの右隣に位置する露光エリア32Cとの間の露光できない部分は、2行目の最も左側に位置する露光エリア32Bにより露光される。同様に、露光エリア32Bと、露光エリア32Bの右隣に位置する露光エリア32Dとの間の露光できない部分は、露光エリア32Cにより露光される。
次に、露光装置10の電気的構成について説明する。
露光装置10は、図6に示すように、CAM(Computer Aided Manufacturing)ステーションを有するデータ作成装置40から出力された、基板12に露光すべき露光画像を表わすベクトル形式の露光画像データを取得し、その取得したベクトル形式の露光画像データをラスター形式の露光画像データに変換するラスター変換処理部50、ラスター変換処理部50によりラスター変換された露光画像データから、各マイクロミラー38毎の露光点データ群を取得するとともに、基板12上に形成される露光画像のエッジを形成するマイクロミラー38の露光点データ群に所定の処理を施す露光点データ取得部52と、露光点データ取得部52において取得された各マイクロミラー38の露光点データに基づいて露光ヘッド30のDMD36の各マイクロミラー38を制御する露光ヘッド制御部60と、本露光装置全体を制御するコントローラ56とを備えている。そして、コントローラ56には、移動ステージ14を移動させる移動機構60が接続されている。なお、上記露光点データ群の取得および上記所定の処理については後で詳述する。
次に、露光装置10の作用について図面を参照しながら説明する。
まず、データ作成装置40において、基板12に露光すべき露光画像を表すベクトル形式の露光画像データが作成される。
そして、そのベクトル形式の露光画像データはラスター変換処理部50に入力され、ラスター変換処理部50においてラスター形式の露光画像データに変換される。そして、そのラスター形式の露光画像データは、露光点データ取得部52に入力され、露光点データ取得部52におけるメモリ(図示省略)に一時記憶される。
なお、本実施形態においては、図7における斜線で示すような配線パターンを露光する場合について説明する。図7に示す格子の1つが、露光画像データを構成する最小単位である画素データを表している。また、説明の都合上、以下、図7に示す配線パターンを一つの露光ヘッド30で露光する場合の処理について説明するが、その他の露光ヘッド30についても同様の処理が行われるものとする。
そして、上記のようにして露光画像データが記憶されるとともに、露光点データ取得部52において、基板12上における各マイクロミラー38のビーム始点位置情報およびビーム終点位置情報が取得され、このビーム始点位置情報およびビーム終点位置情報に対応する露光画像データの座標系における投影点が取得され、これらの投影点を結ぶ各マイクロミラー38の露光点データ軌跡が取得される。なお、各マイクロミラー38の露光点データ軌跡とは、基板12上を通過する各マイクロミラーの露光点の通過軌跡を露光画像データの座標系に投影したものである。
そして、図7に示すように各マイクロミラー38の露光点データ軌跡と露光画像データの座標系とが対応付けされる。なお、図7に示す黒丸が、各マイクロミラー38の基板12上におけるビーム始点位置情報およびビーム終点位置情報の投影点を表しており、矢印が露光点データ軌跡を示している。また、黒丸の番号はミラー番号である。また、図7においては、ミラー1からミラー10の露光点データ軌跡が走査方向について同じ位置にあるように示しているが、実際には、DMD36の設置角度θに応じて走査方向についてずれて配置される。また、ミラー11からミラー20までの露光点データ軌跡についても同様である。
そして、露光画像データの座標系と露光点データ軌跡に基づいて、各マイクロミラー38の露光開始位置に対応する露光画像データのメモリ上のアドレスと、露光終了位置に対応する露光画像データのメモリ上のアドレスとが取得される。なお、露光開始位置とはマイクロミラー38が露光画像の露光を開始する位置であり、図7における左側の白丸である。また、露光終了位置とはマイクロミラー38が露光画像の露光を終了する位置であり、図7における右側の白丸である。
そして、各マイクロミラー38毎について、2つの白丸を結ぶ理想露光点データ軌跡が取得される。なお、実際には理想露光点データ軌跡として、各マイクロミラー38毎の読出開始アドレスと読出終了アドレスとが取得される。
そして、各マイクロミラー38毎の理想露光点データ軌跡に基づいて、各マイクロミラー38毎の露光点データが所定のサンプリング間隔でメモリから読み出され、各マイクロミラー38毎の理想ミラーデータが取得される。なお、このとき、図7に示す理想露光点データ軌跡の番号順に理想ミラーデータが取得され、最終的には図8に示すような理想ミラーデータが取得される。各番号が付された横一列のデータが1つの理想ミラーデータである。また、本実施形態では、白丸で示される露光開始位置から露光終了位置までを理想露光点データ軌跡としたが、理想露光点データ軌跡の左端、つまり各マイクロミラー38毎の露光点データの読出開始位置については、各読出開始位置が走査方向に直交する方向に揃っていれば、露光画像データ上の如何なる位置を読出開始位置としてもよい。
そして、次に、上記のようにして取得された理想ミラーデータに基づいて、露光画像のエッジを形成するマイクロミラー38の露光点データ群が取得され、その露光点データ群から所定数だけ露光点データを間引く処理が施される。なお、本実施形態の露光装置は、上述したように、マイクロミラー38の露光点の径が3μmであり、走査方向に直交する方向についての露光点の間隔が0.16μmであり、露光点の径の大きさが上記間隔よりも十分に大きなものとなっている。したがって、露光画像のエッジを形成するマイクロミラー38は1つではなく、複数のマイクロミラー38によって露光画像のエッジが形成されることになる。また、エッジを形成するマイクロミラー38とは、ここでは、実際に基板12上に露光される露光画像のエッジから上記露光点の径だけ離れた位置までの間をビーム軌跡が通過するマイクロミラー38のことをいう。
そして、本実施形態においては、露光画像のエッジを形成するマイクロミラー38のうちの一部のマイクロミラー38の露光点データ群に対して間引き処理が施される。
具体的には、まず、図8に示す理想ミラーデータに対し、細らせ処理が施され、図9(A)に示すような、細らせ処理済ミラーデータが取得される。細らせ処理は、たとえば、所定の注目露光点データについて、その周囲の8点の露光点データが0か1かを確認し、その8点の露光点データのうち1つでも0の露光点データがある場合に、注目露光点データを0とすることによって行われる。上記のように細らせ処理を行うことによって、図9(A)に示すように、1つの露光点データ分の幅だけ輪郭を細らせたデータを取得することができる。なお、図9における斜線部分の露光点データが1のデータであり、白い部分の露光点データが0のデータである。
そして、図9(A)に示す細らせ処理済ミラーデータと、図8に示す理想ミラーデータとのXOR(排他的論理和)を演算することによって、図9(B)に示すような、輪郭ミラーデータを取得することができる。
次に、上記のようにして取得された輪郭ミラーデータに対し、間引き処理が施され、図10(A)に示すような間引き処理済輪郭ミラーデータが取得される。なお、図10(A)に示す間引き処理済輪郭ミラーデータにおいては、50%の割合で間引き処理を行っているが、間引きの割合は50%に限らず、エッジを形成するマイクロミラー38のON状態の制御の仕方に応じて変化させるようにすればよい。
具体的には、たとえば、エッジを形成するマイクロミラー38の60%をON状態としたい場合には、つまり、上記マイクロミラー38のエッジに対応する露光点データ群のうち60%を1にし、40%を0にしたい場合には、たとえば、上記露光点データ群の1つ1つに対応させて1〜100の乱数を発生させ、60以下の値が発生したときにはその値に対応する露光点データを1とし、60より大きい値が発生したときにはその値に対応する露光点データを0とするようにすればよい。
上記のようにして間引き処理の割合を変化させることによって露光画像のエッジの位置を制御することができる。つまり、上記間引き処理における間引きの割合は、露光画像のエッジの位置を制御したい量に応じて変化させるようにすればよい。
なお、露光画像の線幅が細くなると片側のエッジで間引いた分が反対側のエッジの位置にも影響を与える場合がある。このような影響がでるのは、片側のエッジを形成するマイクロミラー38の露光点が、反対側のエッジを構成するマイクロミラー38の露光点とオーバーラップする場合である。したがって、上記のように線幅が細い場合には、上記のようにエッジに対応する露光点データ群を抽出して間引き処理を施すのではなく、その細線の中央を通過するマイクロミラー38の露光点データ群を抽出し、この露光点データ群に間引き処理を施すようにすればよい。
そして、次に、上記のようにして取得した間引き処理済輪郭ミラーデータと、図9(A)に示す細らせ処理済ミラーデータとのOR(論理和)が演算され、図10(B)に示すような、間引き処理済理想ミラーデータが取得される。
そして、上記のようにして取得された間引き処理済ミラーデータの各理想露光点データ軌跡の各露光点データ群に、図7に示すマージン部に対応するマージンデータが付加された後、図10(A)に示す理想露光点データ軌跡番号の順から、ミラー番号の順に並び替えられ、図11に示すようなミラーデータが取得される。なお、図11においては配線パターンに対応する斜線部分の記載を省略してある。
そして、上記のようにして取得されたミラーデータに対し、90度回転処理または行列による転置処理が施され、図12に示すようなフレームデータが取得される。なお、図12においても配線パターンに対応する斜線部分の記載を省略してある。
そして、上記のようにして取得されたフレームデータは、フレーム番号の順番で露光ヘッド制御60に順次出力される。
一方、上記のようにしてフレームデータが露光ヘッド制御部60に出力されるとともに、移動ステージ14が、上流側に所望の速度で移動させられる。なお、上記上流側とは、図1における右側、つまりゲート22に対してスキャナ24が設置されている側のことであり、上記下流側とは、図1における左側、つまりゲート22に対してカメラ26が設置されている側のことである。
そして、基板12の先端がカメラ26により検出されると露光処理が開始される。具体的には、移動ステージ14の移動に伴って、露光ヘッド制御部60から各露光ヘッド30のDMD36に上記フレームデータに基づいた制御信号が出力され、露光ヘッド30は入力された制御信号に基づいてDMD36のマイクロミラーをオン・オフさせて基板12を露光する。
そして、移動ステージ14の移動にともなって順次各露光ヘッド30に制御信号が出力されて露光が行われ、基板12の後端がカメラ26により検出されると露光処理が終了する。
なお、露光ヘッド制御部60から各露光ヘッド30へ制御信号が出力される際には、基板12に対する各露光ヘッド30の各位置に対応した制御信号が、移動ステージ14の移動にともなって順次露光ヘッド制御部60から各露光ヘッド30に出力されるが、このとき、本実施形態のように、フレームデータに基づいて露光ヘッド制御部60から各露光ヘッド30に制御信号を順次出力するようにしてもよいし、たとえば、本実施形態のようにフレームデータを作成するのではなく、各マイクロミラー38毎に取得された各ミラーデータから、各露光ヘッド30の各位置に応じた露光点データを1つずつ順次読み出して各露光ヘッド30に出力するようにしてもよい。
ここで、上記のようにエッジを形成する一部のマイクロミラー38の露光点データ群に間引き処理を施した場合の作用を説明するが、その前に、まず、上記のような処理を施さなかった場合の作用について説明する。
本実施形態の露光装置においては、上述したように各マイクロミラー38の露光点の走査方向に直交する方向の間隔は、0.16μmであり、つまり、露光画像の解像度が0.16μmということになる。
したがって、露光画像のエッジの位置の制御は上記解像度に制約をうけ、たとえば、図13(A)に示すように露光画像データと露光点データ軌跡とが対応づけられた場合、露光画像データ上のエッジと基板12上に実際に描かれるエッジとが異なる位置となってしまう場合がある。なお、図13(A)における斜線部が露光画像データを示しており、矢印が露光点データ軌跡を示している。そして、実線部分はマイクロミラー38が露光状態(以下「ON状態」という。)にあることを示し、細かい破線部分はマイクロミラー38が非露光状態(以下「OFF状態」という)であることを示し、粗い破線部分はマイクロミラー38が断続的にON状態であることを示している。
また、たとえ、設計上、露光画像データのエッジと基板12上に描かれるエッジとを合わせたとしても、実際に露光してみると光学系の影響などにより、露光画像データのエッジと基板12上に実際に描かれるエッジとが異なる位置となる場合があり、このような場合においても上記解像度の制約があるため、0.16μmよりも細かいエッジの位置制御をすることができない。
そこで、本実施形態の露光装置においては、露光画像のエッジを形成する複数のマイクロミラー38のうちの一部のマイクロミラー38の露光点データ群に間引き処理を施す。
上記のように一部のマイクロミラー38の露光点データ群に間引き処理を施すことによって、露光画像のエッジの位置を上記解像度0.16μmよりも細かく制御することができる。そして、図13(B)に示すように、露光画像データ上のエッジと基板12上に実際に描かれる露光画像のエッジとを一致させるもしくは近似させることができる。
なお、露光画像のエッジの位置を制御する量については、たとえば、設計上その量がわかっている場合には、その量に応じた割合だけ間引き処理を行って露光画像のエッジの位置を制御するようにすればよい。また、設計上は露光画像データ上のエッジと露光画像のエッジとは一致しているが、光学系の影響などによって実際にはこれらのエッジの位置がずれてしまっているときは、基板12上に実際に露光された露光画像のエッジのずれを所定の計測手段により計測し、そのずれ量に応じた割合だけ間引き処理を行うようにすればよい。
また、図13(A)においては、露光画像における走査方向に延びるエッジの位置の制御について説明したが、露光画像における走査方向に直交する方向に延びるエッジの位置も、上記のようにして間引き処理を行うことによって制御することができる。
また、上記説明では、図13に示すように、実際に描かれるエッジが、露光画像データ上のエッジよりも外側にある場合、つまり、線幅が設計値より太くなってしまう場合において、その線幅を細らせて露光画像データ上のエッジと一致させる方法について説明したが、逆に、実際に描かれるエッジが、露光画像データ上のエッジよりも内側にある場合、つまり、線幅が設計値よりも細くなってしまう場合にも本発明は適用可能であり、線幅を太らせて露光画像データ上のエッジと一致させるようにすることができる。
具体的には、たとえば、上記説明では、図9(A)に示す細らせ処理済ミラーデータを用いて、図8に示す理想ミラーデータの輪郭ミラーデータを抽出し、その輪郭ミラーデータに間引き処理を施すようにしたが、線幅を太らせる場合には、理想ミラーデータに太らせ処理を施して太らせ処理済ミラーデータを取得し、その太らせ処理済ミラーデータと理想ミラーデータとのXOR(排他的論理和)を演算して輪郭ミラーデータを取得し、その輪郭ミラーデータに間引き処理を施した後、理想ミラーデータとのOR(論理和)を演算し、間引き処理済理想ミラーデータを取得するようにすればよい。その他の処理については上記と同様である。
なお、太らせ処理は、たとえば、所定の注目露光点データについて、その周囲の8点の露光点データが0か1かを確認し、その8点の露光点データのうち1つでも1の露光点データがある場合に、注目露光点データを1とすることによって行われる。
次に、本発明の第2の実施形態を用いた露光装置について説明する。
本発明の第2の実施形態の露光装置は、上記第1の実施形態を用いた露光装置と同様に、露光画像のエッジの位置を制御することができるものであるが、その具体的な方法が異なるものである。
上記第1の実施形態を用いた露光装置においては、露光画像のエッジを形成する複数のマイクロミラー38の露光点データ群に間引き処理を施すことによって露光画像のエッジの位置を制御するようにしたが、第2の実施形態を用いた露光装置においては、上記のような間引き処理を施すのではなく、図14に示すように、露光画像のエッジを形成する複数のマイクロミラー38のうちの一部のマイクミラー38をOFF状態にすることによって露光画像のエッジの位置を制御する。なお、図14においては、下から3本の露光点データ軌跡が、エッジを形成するマイクロミラー30の露光点データ軌跡であり、そのうち、露光画像データ上のエッジから数えて3番目の露光点データ軌跡に対応するマイクロミラー38をOFF状態とすることによって露光画像データ上のエッジと基板12上に実際に描かれるエッジとを一致させている。
ここで、第2の実施形態の露光装置において、露光画像のエッジの位置を制御する方法をより具体的に説明する。
まず、複数のマイクロミラー38によって線のパターンを基板12上に露光し、その線幅を計測する。そして、その線のエッジを形成するマイクロミラー38のうち、露光画像データ上のエッジに一番近く、かつ露光画像データの内側にある露光点データ軌跡に対応するマイクロミラー38のみをOFF状態にして再び線のパターンを基板12上に露光し、その線幅を計測し、線の幅がどれくらい減少したかを計算する。そして、次に、露光画像データ上のエッジに2番目に近い露光点データ軌跡に対応するマイクロミラー38のみをOFF状態にして再び線のパターン10基板上に露光し、その線幅を計測し、線の幅がどれくらい減少したかを計算する。上記のように特定のマイクロミラー38のみをOFF状態にして線のパターンを順次形成し、OFF状態にする前の線との線幅の差を順次計算する。上記のようにして計算した線幅差とOFF状態としたマイクロミラー38のエッジからの位置との関係を示した図を図15に示す。
なお、上記のように所定の1つのマイクロミラー38のみをOFF状態とする方法としては、たとえば、露光画像データのエッジから3本目の露光点データ軌跡に対応するマイクロミラー38をOFF状態とする場合には、上記第1の実施形態において説明したように、露光画像データに細らせ処理を2回施したものと、3回施したものとを作成し、これらの差をとって上記3本目の露光点データ軌跡に対応するマイクロミラー38の露光点データ群を抽出し、この露光点データ群が0となるようにすればよい。
そして、図15に示すような関係に基づいて、OFF状態とするマイクロミラー38を選択することによって露光画像のエッジの位置を制御することができる。
なお、上記のようにして選択したマイクロミラー38をOFF状態とする方法としては、上記と同様にして、マイクロミラー38の露光点データを0にするようにしてもよいし、マイクロミラー38がOFF状態となるような強制制御信号を露光ヘッド制御部60に出力し、露光ヘッド制御部60がその強制制御信号に基づいてマイクロミラー38に制御信号を出力するようにしてもよい。
露光画像のエッジの位置を制御する量の取得方法については、上記第1の実施形態の露光装置において説明した方法と同様にすればよく、その取得した制御量と図15に示す関係とに基づいてOFF状態とするマイクロミラー38を選択するようにすればよい。
また、上記説明においては、基板12上に実際に線のパターンを露光することによって図15に示す関係を取得するようにしたが、必ずしも実際に線のパターンを露光しなくてもよい。たとえば、線のパターンを形成する複数のマイクロミラー38のビームエネルギー分布を計算によって取得する。上記ビームエネルギー分布の一例を図16に示す。なお、図16は80個のマイクロミラー38のビームエネルギー分布を示すものであり、解像度は0.16μm、露光点の径は3μmである。そして、図16に示す各マイクロミラー38のビームエネルギー分布を加算したものを図17に示す。なお、図16においては一部のマイクロミラー38のビームエネルギー分布については図示省略してある。
図17に示すように、たとえば、露光画像を形成するために必要なビームエネルギーの閾値が3である場合には、上記80個のマイクロミラー38により13.1μmの幅の線を露光することができるが計算上わかる。
そして、図16に示す上記80個のマイクロミラー38のビームエネルギー分布のうち特定のマイクロミラー38のビームエネルギー分布を順次選択し、そのビームエネルギー分布のみを加算しないようにして図17に示す線幅を順次求め、その線幅と全てのビームエネルギー分布を加算した場合の線幅との差を求めることによって、図15に示す関係と同様の関係を取得することができる。
また、上記説明では、実際に描かれるエッジが、露光画像データ上のエッジよりも外側にある場合、つまり、線幅が設計値より太くなってしまう場合において、その線幅を細らせて露光画像データ上のエッジと一致させる方法について説明したが、逆に、実際に描かれるエッジが、露光画像データ上のエッジよりも内側にある場合、つまり、線幅が設計値よりも細くなってしまう場合にも本発明は適用可能であり、線幅を太らせて露光画像データ上のエッジと一致させるようにすることができる。
具体的には、たとえば、上記説明では、露光画像データ上のエッジよりも内側にある露光点データ軌跡に対応するマイクロミラー38をOFF状態にするようにしたが、線幅を太らせる場合には、露光画像データ上のエッジよりも外側にある露光点データ軌跡に対応するマイクロミラー38をON状態にするようにすればよい。なお、上記のようにON状態)にするマイクロミラー38は、もちろん、露光画像のエッジを形成するマイクロミラー38のうちの少なくとも1つのマイクロミラー38である。
ON状態とするマイクロミラー38の選択方法については上記の方法を応用すればよい。
具体的には、まず、複数のマイクロミラー38によって線のパターンを基板12上に露光し、その線幅を計測する。そして、その線のエッジを形成するマイクロミラー38のうち、露光画像データ上のエッジに一番近く、かつ露光画像データの外側にある露光点データ軌跡に対応するマイクロミラー38のみをON状態にして再び線のパターンを基板12上に露光し、その線幅を計測し、線の幅がどれくらい増加したかを計算する。そして、次に、露光画像データ上のエッジに2番目に近い露光点データ軌跡に対応するマイクロミラー38のみをON状態にして再び線のパターン10基板上に露光し、その線幅を計測し、線の幅がどれくらい増加したかを計算する。上記のように特定のマイクロミラー38のみをON状態にして線のパターンを順次形成し、ON状態にする前の線との線幅の差を順次計算する。そして、上記のようにして計算した線幅差とON状態としたマイクロミラー38のエッジからの位置との関係を求め、その関係に基づいてON状態とするマイクロミラー38を選択するようにすればよい。その他の処理については上記と同様である。
また、上記実施形態では、空間光変調素子としてDMDを備えた露光装置について説明したが、このような反射型空間光変調素子の他に、透過型空間光変調素子を使用することもできる。
また、上記第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせて行うようにしてもよい。
また、露光する配線パターンとしては、たとえば、液晶パネルのブラックマトリクスやその他プリント配線基板の配線パターンなどがあるが如何なる配線パターンでもよい。
また、本発明における描画方法および装置は、インクジェット方式などのプリンタにおける描画にも適用することができる。たとえば、インクの吐出による描画点を、本発明と同様に形成することができる。
本発明の描画方法および装置の第1および第2の実施形態を用いた露光装置の概略構成を示す斜視図 図1の露光装置のスキャナの構成を示す斜視図 (A)は基板の露光面上に形成される露光済み領域を示す平面図、(B)は各露光ヘッドによる露光エリアの配列を示す平面図 露光ヘッドにおけるDMDを示す図 露光ヘッドにおける光学系を示す図 本発明の第1の実施形態を用いた露光装置の電気的構成を示すブロック図 各マイクロミラーの露光点データ軌跡と露光画像データの座標系とを対応付けた図 理想ミラーデータを示す図 (A)細らせ処理済ミラーデータを示す図、(B)輪郭ミラーデータを示す図 (A)間引き処理済輪郭ミラーデータを示す図、(B)間引き処理済理想ミラーデータを示す図 ミラーデータを示す図 フレームデータを示す図 (A)間引き処理を施さなかった場合の作用を説明するための図、(B)間引き処理を施した場合の作用を説明するための図 本発明の第2の実施形態を用いた露光装置の作用を説明するための図 OFF状態とするマイクロミラーのエッジからの位置と線幅差との関係を示す図 80個のマイクロミラーのビームエネルギー分布を示す図 図16に示す各マイクロミラーのビームエネルギー分布を加算した図
符号の説明
10 露光装置
12 基板
14 移動ステージ
18 設置台
20 ガイド
22 ゲート
24 スキャナ
26 カメラ
30 露光ヘッド
31 ファイバアレイ光源
41,51 レンズ系
52 露光点データ取得部(描画点データ取得手段)
54 露光ヘッド制御部(描画位置制御手段)
32 露光エリア
36 DMD
52 凹凸処理部

Claims (10)

  1. 描画点データに基づいて描画点を形成する複数の描画点形成領域を、前記基板に対して相対的に移動させるとともに、該移動に応じて前記複数の描画点形成領域により描画点群を前記基板上に順次形成して画像を描画する描画方法において、
    前記画像のエッジを形成する複数の前記描画点形成領域のうちの一部の描画点形成領域のみの描画状態を制御することによって、前記エッジの延伸方向に直交する方向の前記描画点形成領域のピッチよりも細かいピッチで前記基板上における前記画像のエッジの位置を制御し、前記描画点データのエッジの位置と前記基板上に形成されるエッジの位置とを一致させることを特徴とする描画方法。
  2. 描画点データに基づいて描画点を形成する複数の描画点形成領域を、前記基板に対して相対的に移動させるとともに、該移動に応じて前記複数の描画点形成領域により描画点群を前記基板上に順次形成して画像を描画する描画方法において、
    前記描画点形成領域の前記移動方向に延びる画像のエッジを前記移動方向に直交する方向に配列された複数の描画点形成領域によって形成する際、
    該複数の描画点形成領域のうちの一部の描画点形成領域のみをオフ制御することによって、前記移動方向に直交する方向の前記描画点形成領域のピッチよりも細かいピッチで前記基板上における前記画像のエッジの位置を制御し、前記描画点データのエッジの位置と前記基板上に形成される前記画像のエッジの位置とを一致させることを特徴とする描画方法。
  3. 前記オフ制御する描画点形成領域が、前記画像のエッジに最も近い描画点形成領域以外の描画点形成領域であることを特徴とする請求項2記載の描画方法。
  4. 前記画像を表す画像データに基づいて、前記画像のエッジに対応する描画点データ群を抽出し、
    該エッジに対応する描画点データ群を用いて前記描画点形成領域の描画状態を制御することを特徴とする請求項1から3いずれか1項記載の描画方法。
  5. 前記画像の線幅に応じて前記描画点形成領域の前記描画状態を制御することを特徴とする請求項1からいずれか1項記載の描画方法。
  6. 描画点データに基づいて描画点を形成する複数の描画点形成領域を、前記基板に対して相対的に移動させるとともに、該移動に応じて前記複数の描画点形成領域により描画点群を前記基板上に順次形成して画像を描画する描画装置において、
    前記画像のエッジを形成する複数の前記描画点形成領域のうちの一部の描画点形成領域のみの描画状態を制御することによって、前記エッジの延伸方向に直交する方向の前記描画点形成領域のピッチよりも細かいピッチで前記基板上における前記画像のエッジの位置を制御し、前記描画点データのエッジの位置と前記基板上に形成される前記画像のエッジの位置とを一致させる描画位置制御手段を備えたことを特徴とする描画装置。
  7. 描画点データに基づいて描画点を形成する複数の描画点形成領域を、前記基板に対して相対的に移動させるとともに、該移動に応じて前記複数の描画点形成領域により描画点群を前記基板上に順次形成して画像を描画する描画装置において、
    前記描画点形成領域の前記移動方向に延びる画像のエッジを前記移動方向に直交する方向に配列された複数の描画点形成領域によって形成する際、
    該複数の描画点形成領域のうちの一部の描画点形成領域のみをオフ制御することによって、前記移動方向に直交する方向の前記描画点形成領域のピッチよりも細かいピッチで前記基板上における前記画像のエッジの位置を制御し、前記描画点データのエッジの位置と前記基板上に形成される前記画像のエッジの位置とを一致させる描画位置制御手段を備えたことを特徴とする描画装置。
  8. 前記描画位置制御手段が、前記画像のエッジに最も近い描画点形成領域以外の描画点形成領域に対して前記オフ制御を行うものであることを特徴とする請求項7記載の描画装置。
  9. 前記画像を表す画像データに基づいて、前記画像のエッジに対応する描画点データ群を抽出する描画点データ取得手段をさらに備え、
    前記描画位置制御手段が、前記描画点データ取得手段により取得された描画点データ群を用いて前記描画点形成領域の描画状態を制御するものであることを特徴とする請求項6から8いずれか1項記載の描画装置。
  10. 前記描画位置制御手段が、前記画像の線幅に応じて前記描画点形成領域の描画状態を制御するものであることを特徴とする請求項からいずれか1項記載の描画装置。
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