JP4516304B2 - 巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置 - Google Patents

巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4516304B2
JP4516304B2 JP2003390105A JP2003390105A JP4516304B2 JP 4516304 B2 JP4516304 B2 JP 4516304B2 JP 2003390105 A JP2003390105 A JP 2003390105A JP 2003390105 A JP2003390105 A JP 2003390105A JP 4516304 B2 JP4516304 B2 JP 4516304B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
film
material film
roller
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003390105A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005146401A (ja
Inventor
信博 林
貴啓 廣野
勲 多田
篤 中塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2003390105A priority Critical patent/JP4516304B2/ja
Priority to US10/574,715 priority patent/US20070134426A1/en
Priority to EP04818871.8A priority patent/EP1686197B1/en
Priority to PCT/JP2004/016839 priority patent/WO2005049883A1/ja
Priority to CNB2004100949412A priority patent/CN100537826C/zh
Publication of JP2005146401A publication Critical patent/JP2005146401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4516304B2 publication Critical patent/JP4516304B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/22Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material characterised by the process of coating
    • C23C14/56Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks
    • C23C14/562Apparatus specially adapted for continuous coating; Arrangements for maintaining the vacuum, e.g. vacuum locks for coating elongated substrates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C14/00Coating by vacuum evaporation, by sputtering or by ion implantation of the coating forming material
    • C23C14/02Pretreatment of the material to be coated
    • C23C14/021Cleaning or etching treatments
    • C23C14/022Cleaning or etching treatments by means of bombardment with energetic particles or radiation
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/84Processes or apparatus specially adapted for manufacturing record carriers
    • G11B5/85Coating a support with a magnetic layer by vapour deposition

Description

本発明は、減圧雰囲気内で絶縁性のフィルムを連続的に繰り出し、フィルムを冷却用ローラに密着させ冷却しながら、当該フィルムに金属膜を蒸着し巻き取る方式の巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置に関する。
従来より、巻出しローラから連続的に繰り出された長尺の原料フィルムを冷却用キャンローラに巻き付けながら、当該キャンローラに対向配置される蒸発源からの蒸発物質を原料フィルム上に蒸着させ、蒸着後の原料フィルムを巻取りローラで巻き取る方式の巻取式真空蒸着方法は、例えば下記特許文献1に開示されているように公知になっている。
この種の真空蒸着方法においては、蒸着時における原料フィルムの熱変形を防止するために、原料フィルムを冷却用キャンローラの周面に密着させて冷却しながら成膜処理を行うようにしている。したがって、この種の真空蒸着方法においては、冷却用キャンローラに対する原料フィルムの密着作用をいかに確保するかが重要な問題となっている。
原料フィルムと冷却用キャンローラとの間の密着力を高める構成として、例えば、下記特許文献2に開示されたものがある。図5は下記特許文献2に記載の巻取式(プラズマCVD)成膜装置の概略構成を示している。
図5を参照して、減圧雰囲気に維持されている真空チャンバ1の内部には、金属膜付フィルム2の巻出しローラ3と、冷却用キャンローラ4と、巻取りローラ5とが設置され、キャンローラ4の下方には反応ガス供給源6が配置されている。
ここで、金属膜付フィルム2は、絶縁性フィルムの上に導電性一次薄膜が形成されてなるもので、この導電性一次薄膜の上に、反応ガス供給源6からの反応ガスが反応し成膜されるようになっている。また、キャンローラ4は、金属製のロール表面に絶縁層が形成されてなるもので、ロール本体には所定のマイナス電位が印加されている。
そして、図5に示した巻取式(プラズマCVD)成膜装置においては、巻出しローラ3とキャンローラ4との間に電子線照射器7を設置すると共に、この電子線照射器7とキャンローラ4との間に金属膜付フィルム2上の導電膜を接地電位に接続するガイドローラ8を設けている。これにより、金属膜付フィルム2の絶縁層側表面に電子ビームを照射して金属膜付フィルム2を帯電させ、キャンローラ4との間に発生する電気的吸着力によって、金属膜付フィルム2とキャンローラ4との間の密着を図っている。
特開平7−118835号公報 特開2000−17440号公報
しかしながら、図5に示した構成の従来の巻取式(プラズマCVD)成膜装置においては、金属膜付フィルム2として導電膜付きのプラスチックフィルムのみ有効であるにすぎず、プラスチックフィルムに例示される原料フィルムに金属膜を蒸着する処理には適用できないという問題がある。
これは、当該従来の巻取式(プラズマCVD)成膜装置においては、既に金属膜が形成されているので、処理前に、冷却用キャンローラに印加したバイアス電位を金属膜付フィルムに作用させることができるが、金属膜を蒸着する場合、金属膜が蒸着される前の原料フィルムにはバイアス電位を付加できないためである。さらに、金属膜蒸着前の原料フィルムを帯電のみさせる場合、フィルム上に金属膜を蒸着すると、原料フィルムに帯電した電荷が、その上に蒸着された金属膜に拡散し、これが原因でキャンローラと原料フィルムとの間の静電引力が低下し、両者の密着力が劣化する場合がある。
したがって、従来の巻取式(プラズマCVD)成膜装置における帯電およびバイアス電位の印加の方法は、プラスチックフィルムに例示される原料フィルムに金属膜を蒸着しようとする場合に適用できず、冷却用キャンローラと原料フィルムとの間の高い密着力を得られないために、原料フィルムの冷却効果が不足してフィルムに皺等の熱変形を誘発したり、原料フィルム走行速度の高速化が図れずに生産性向上が望めなくなる。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、プラスチックフィルムに例示される絶縁性の原料フィルムの熱変形を抑制し、高速で金属膜を成膜することができる生産性に優れた巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置を提供することを課題とする。
以上の課題は、減圧雰囲気内で絶縁性の原料フィルムを連続的に送り出し、前記原料フィルムを冷却用ローラに密着させ冷却しながら、当該原料フィルムに金属膜を蒸着して巻き取る巻取式真空蒸着方法であって、
前記金属膜の蒸着前は、前記原料フィルムを帯電させることにより前記原料フィルムを前記冷却用ローラに密着させ、
前記金属膜の蒸着後は、前記金属膜と前記冷却用ローラとの間に電圧を印加することにより前記原料フィルムを前記冷却用ローラに密着させることを特徴とする巻取式真空蒸着方法、によって解決される。
また、以上の課題は、真空チャンバと、この真空チャンバの内部に配置され絶縁性の原料フィルムを連続的に繰り出す巻出し部と、この巻出し部から繰り出された原料フィルムを巻き取る巻取り部と、前記巻出し部と前記巻取り部との間に配置され前記原料フィルムと密着して当該フィルムを冷却する冷却用ローラと、前記冷却用ローラに対向配置され前記原料フィルムに金属膜を蒸着させる蒸発源とを備えた巻取式真空蒸着装置において、
前記巻出し部と前記蒸発源との間に配置され前記原料フィルムに荷電粒子を照射する荷電粒子照射手段と、
前記冷却用ローラと前記巻取り部との間に配置され前記原料フィルムの成膜面に接触して当該原料フィルムの走行をガイドする補助ローラと、
前記冷却用ローラと前記補助ローラとの間に直流電圧を印加する電圧印加手段とを備えたことを特徴とする巻取式真空蒸着装置、によって解決される。
金属膜の蒸着前において、荷電粒子の照射により帯電した原料フィルムは、バイアス電位が印加された冷却用ローラに対して静電的な引力で密着される。
一方、金属膜の蒸着後は、蒸着された金属膜により原料フィルムに帯電した電荷の一部が消失されるものの、補助ローラとの接触により金属膜に電位が印加され、これと冷却用ローラとの間に静電的な引力を生じさせることができる。これにより、蒸着後においても、原料フィルムと冷却用ローラとの間の密着力が維持されることになる。
以上のように、本発明においては、金属膜の蒸着前後にわたって原料フィルムと冷却用ローラとの間に高い密着力を得ることができるので、原料フィルムの冷却効率が高まり、これにより蒸着時における原料フィルムの熱変形が防止され、また、原料フィルムの走行速度を高めて生産性向上に貢献することが可能となる。
一方、冷却用ローラと補助ローラ(原料フィルム上の金属膜)との間に印加するバイアス電位が所定以上に大きくなると、蒸着金属のスプラッシュにより短絡したときの熱ダメージが大きくなり、品質を損ねる要因となりかねない。
そこで、蒸着された金属膜の表面電位を測定し、これが設定範囲となるように印加電圧を制御する工程を設けることが好ましく、これにより蒸着金属のスプラッシュによるダメージを回避することができ、品質の安定化を図ることができる。
上記設定範囲としては、原料フィルムと冷却用ローラとの間に適切な密着力が得られる電圧以上で、蒸着金属のスプラッシュによるダメージを発生させない電圧以下とし、適用される原料フィルムの材質、厚さ、フィルム走行速度等に応じて適宜選定される。
本発明によれば、絶縁性の原料フィルムに対する金属膜の蒸着前後において、原料フィルムと冷却用ローラとの間に高い密着力を確保することができるので、原料フィルムの熱変形を防止できると共に、原料フィルムの走行速度を高めて生産性向上に大きく貢献することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態による巻取式真空蒸着装置10の概略構成図である。本実施の形態の巻取式真空蒸着装置10は、真空チャンバ11と、原料フィルム12の巻出しローラ13と、冷却用キャンローラ14と、巻取りローラ15と、蒸着物質の蒸発源16とを備えている。
真空チャンバ11は、配管接続部11aを介して図示しない真空ポンプ等の真空排気系に接続され、その内部が所定の真空度に減圧排気されている。真空チャンバ11の内部空間は、仕切板11bにより、巻出しローラ13、巻取りローラ15等が配置される室と、蒸発源16が配置される室とに仕切られている。
原料フィルム12は、所定幅に裁断された長尺の絶縁性プラスチックフィルムでなり、本実施の形態では、OPP(延伸ポリプロピレン)単層フィルムが用いられている。
なお、これに以外にも、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムやポリエステルフィルム、PPS(ポリフェニレンサルファイト)フィルム等のプラスチックフィルムや紙シート等が適用可能である。
原料フィルム12は、巻出しローラ13から繰り出され、複数のガイドローラ17、キャンローラ14、補助ローラ18、複数のガイドローラ19を介して巻出しローラ15に巻き取られるようになっている。巻出しローラ13及び巻取りローラ15はそれぞれ本発明の「巻出し部」及び「巻取り部」に対応し、これらには、図示せずとも、それぞれ回転駆動部が設けられている。
キャンローラ14は筒状でステンレス等の金属製とされ、内部には冷却水循環系等の冷却機構や、キャンローラ14を回転駆動させる回転駆動機構等が備えられている。キャンローラ14の周面には所定の抱き角で原料フィルム12が巻回される。キャンローラ14に巻き付けられた原料フィルム12は、その外面側の成膜面が蒸発源16からの蒸着物質で成膜されると同時に、キャンローラ14によって冷却されるようになっている。
蒸発源16は、蒸着物質を収容するとともに、蒸着物質を抵抗加熱、誘導加熱、電子ビーム加熱等の公知の手法で加熱蒸発させる機構を備えている。この蒸発源16はキャンローラ14の下方に配置され、蒸着物質の蒸気を、対向するキャンローラ14上の原料フィルム12上へ付着させ被膜を形成させる。
蒸着物質としては、Al、Co、Cu、Ni、Ti等の金属元素単体のほか、Al−Zn、Cu−Zn、Fe−Co等の二種以上の金属あるいは多元系合金が適用され、蒸発源も1つに限らず、複数設けられてもよい。
本実施の形態の巻取式真空蒸着装置10は、更に、パターン形成ユニット20、電子ビーム照射器21、直流バイアス電源22及び除電ユニット23を備えている。
パターン形成ユニット20は、原料フィルム12の成膜面に対して金属膜の蒸着領域を画定するパターンを形成する、本発明の「マスク形成手段」に対応するもので、巻出しローラ13とキャンローラ14との間に設置されている。
図2は原料フィルム12の成膜面を示している。
パターン形成ユニット20は、例えば図2Aにおいてハッチング示す形状のオイルパターン25を、原料フィルム12の成膜面にその長手方向(走行方向)に沿って複数列にわたって塗布するように構成されている。従って、成膜時は、オイルパターン25の開口部25aに蒸着物質が被着した略矩形状の金属パターンが連接部26aを介して所定ピッチで連接される形態の金属膜26が複数列、成膜されることになる(図2B)。なお、金属膜26の成膜形態は上記に限定されるものではない。
次に、電子ビーム照射器21は、本発明の「荷電粒子照射手段」に対応し、原料フィルム12に荷電粒子として電子ビームを照射して原料フィルム12を負に帯電させる。
図3は原料フィルム12に対する電子ビームの照射工程を説明する断面模式図である。本実施の形態では、電子ビーム照射器21は、キャンローラ14の周面との対向位置に設置され、キャンローラ14に接触した原料フィルム12の成膜面に電子ビームが照射されるようにしている。キャンローラ14上で電子ビームを照射することにより、原料フィルム12を冷却しながら電子ビームを照射できる。
特に、本実施の形態では、電子ビームが原料フィルム12の幅方向に走査しながら照射されるように、電子ビーム照射器21が構成されており、これにより、局所的な電子ビームの照射による原料フィルムの損傷を回避できると同時に、原料フィルム12を均一に効率良く帯電させることが可能となる。
直流バイアス電源22は、キャンローラ14と補助ローラ18との間に所定の直流電圧を印加する、本発明の「電圧印加手段」に対応する。本実施の形態では、キャンローラ14は正極に接続され、補助ローラ18は負極に接続されている。これにより、電子ビームが照射され負に帯電した原料フィルム12は、図3に示すように、キャンローラ14の周面に静電引力によって電気的に吸着され、かつ密着されることになる。
ここで、補助ローラ18は金属製であり、その周面が原料フィルム12の成膜面に転接する位置に設けられている。
図4は蒸着後の原料フィルム12とキャンローラ14との間の吸着作用を説明する断面模式図である。蒸着により、原料フィルム12上にパターン状に金属膜26が形成される。図2Bに示されるように、金属膜26は長手方向につながっている。
補助ローラ18を直流バイアス電源22の負極に接続することによって、補助ローラ18にガイドされる原料フィルム12は、その成膜面上の金属膜26(図2B参照)と補助ローラ18の周面との接触により、当該金属膜に対して負電位が印加される。その結果、金属膜26とキャンローラ14との間に挟まれる原料フィルム12が分極して、原料フィルム12とキャンローラ14との間に静電的な吸着力が生じ、両者の密着が図られることになる。
特に、本実施の形態では、直流バイアス電源22を可変電源とし、原料フィルム12上の金属膜26に印加される電位をモニタリングして、金属膜26への印加電圧の安定化を図るようにしている。これにより、金属膜26の印加電圧の変動によって、キャンローラ14への原料フィルム12の密着力が低下したり、金属膜26とキャンローラ14との間が短絡して発生するスプラッシュによるダメージを回避するようにしている。
具体的に、巻取式真空蒸着装置10は、補助ローラ18の配設位置よりも(フィルム走行方向に関して)上流側に設置され原料フィルム12表面の金属膜26の表面電位を検出するセンサ(検出手段)27と、センサ27の検出出力を受けて金属膜26の電位が設定範囲となるように直流バイアス電源22を制御するコントローラ(制御手段)28とを備えている。
なお、上記設定範囲としては、原料フィルム12とキャンローラ14との間に適切な密着力が得られる電圧以上で、蒸着金属のスプラッシュによるダメージを発生させない電圧以下とし、適用される原料フィルム12の材質、厚さ、フィルム走行速度等に応じて適宜選定される。
センサ27の構成例としては、測定プローブ内の電極を振動させてフィルム表面電位の大きさに応じた変位電流をプローブ内電極に誘起させることによりフィルム表面電位を測定する型式の表面電位計を用いることができる。
なお、フィルム表面電位に基づいて印加電圧を制御する構成に限らず、例えば、原料フィルム12の温度を測定して印加電圧を制御するようにしてもよい。
そして、除電ユニット23は、本発明の「除電手段」に対応し、補助ローラ18と巻取りローラ15との間に配置され、電子ビーム照射器21からの電子照射により帯電した原料フィルム12を除電する機能を有する。除電ユニット23の構成例としては、プラズマ中に原料フィルム12を通過させボンバード処理により原料フィルム12を除電する機構が採用されている。
次に、本実施の形態の巻取式真空蒸着装置10の動作と併せて、本発明の巻取式真空蒸着方法について説明する。
所定の真空度に減圧された真空チャンバ11の内部において、巻出しローラ13から連続的に繰り出される原料フィルム12は、オイルパターン25の形成工程、電子ビーム照射工程、蒸着工程、除電工程を経て、巻取りローラ15に連続的に巻き取られる。
マスク形成工程において、原料フィルム12はパターン形成ユニット20によって、成膜面に例えば図2Aに示す形態のオイルパターン25が塗布形成される。マスク形成方法としては、原料フィルム12に転接する転写ローラによるパターン転写法を採用できる。
オイルパターン25が形成された原料フィルム12はキャンローラ14に巻回される。原料フィルム12は、キャンローラ14との接触開始位置近傍において、電子ビーム照射器21により電子ビームが照射され、電位的に負に帯電される。
このとき、原料フィルム12がキャンローラ14と接触した位置で電子ビームを照射するようにしているので、原料フィルム12を効率良く冷却することができる。
また、走行する原料フィルム12の成膜面に対しその幅方向に走査しながら電子ビームを照射することによって、電子ビームの局所的な照射による原料フィルム12の熱変形を回避できると同時に、均一に効率良く原料フィルム12を帯電させることができるようになる。
電子ビームの照射を受けて負に帯電した原料フィルム12は、直流バイアス電源22によって正電位にバイアスされているキャンローラ14に対して、静電引力により密着される(図3)。そして、蒸発源16から蒸発した蒸着物質が原料フィルム12の成膜面に堆積することによって、図2Bに示す金属膜26が形成される。この金属膜26は、連接部26aを介して原料フィルム12の長手方向に連接された複数列の縞状の形態を有する。
原料フィルム12に成膜された金属膜26は、補助ローラ18を介して直流バイアス電源22の負電位が印加される。金属膜26は、原料フィルム12の長手方向に連接する縞状に形成されているので、金属膜26の蒸着後、キャンローラ14に巻回された原料フィルム12において、金属膜26側の一方の表面にあっては正に、キャンローラ14側の他方の表面にあっては負にそれぞれ分極し、図4に示すように、原料フィルム12とキャンローラ14との間に静電的な吸着力を生じさせる。その結果、原料フィルム12とキャンローラ14とが互いに密着される。
上記のように本実施の形態においては、金属膜26の蒸着前は、電子ビームの照射により原料フィルム12を帯電させてキャンローラ14へ密着させ、金属膜26の蒸着後は、当該金属膜26とキャンローラ14との間に印加したバイアス電圧により原料フィルム12をキャンローラ14へ密着させるようにしているので、金属膜の蒸着前に原料フィルム12に帯電させた電荷(電子)の一部が、その後の金属膜の蒸着工程で当該金属膜に放出され消失しても、補助ローラ18から金属膜26への負電位の印加(電子の供給)によって当該消失された電荷の一部又は全部を補償することが可能となる。
したがって、本実施の形態によれば、蒸着工程後においても原料フィルム12とキャンローラ14との間の密着力低下が抑止され、蒸着工程の前後にわたって原料フィルム12の安定した冷却作用が確保されることになる。
これにより、金属膜の蒸着時における原料フィルム12の熱変形を防止することができるとともに、原料フィルム12の高速走行化、成膜運転速度の高速化を可能として、生産性向上を図ることができるようになる。このような構成は、OPPフィルム等のような金属膜が付着すると帯電しにくい素材で原料フィルム12を構成した場合に特に有利である。更に、原料フィルム12上にパターン状に金属膜26を形成する場合、部分的に温度が上がるとともに電荷が変化することがあるため、電荷が抜けた金属膜形成部分をバイアス電圧で密着性を高めることは、原料フィルム12が均一に冷却されるため望ましい。
また、本実施の形態によれば、キャンローラ14と補助ローラ18との間の印加電圧を原料フィルム12上の金属膜26の表面電位に基づいて制御するようにしているので、キャンローラ14に対する原料フィルム12の密着作用を安定に維持することができると同時に、スプラッシュ等による熱ダメージの抑制を図ることができる。
以上のようにして金属膜26の蒸着が行われた原料フィルム12は、除電ユニット23で除電された後、巻取りローラ15に巻き取られる。これにより、原料フィルム12の安定した巻取り動作が確保されると同時に、帯電による巻きシワを防止できる。
以下、本発明の実施例を説明する。
本実施例では、原料フィルム12に熱変形(皺、縮み等)を生じさせることなく成膜処理が行える最大運転速度をバイアス電圧のみの場合、電子ビーム照射のみの場合、及び、バイアス電圧+電子ビーム照射(本発明)の場合、それぞれについて測定した。
原料フィルム12として幅600mm、厚さ4μmのOPPフィルムを用い、これに金属Alをシート抵抗2Ω/□となる膜厚となるように蒸着した。電子ビーム照射器21として4kV×100〜200mAの走査型電子銃を使用し、スキャン周波数は1000Hzとした。また、直流バイアス電源22の電源電圧は100〜120Vとした。
実験結果は以下のとおりである。
バイアス電圧のみ 300m/min.
電子ビーム照射のみ 250m/min.
バイアス電圧+電子ビーム照射 500m/min.
本発明によれば、バイアス電圧印加及び電子ビーム照射の相乗効果で原料フィルム12とキャンローラ14との間の密着力が向上し、運転速度の高速化に大きく貢献できることがわかる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施の形態では、原料フィルム12上に蒸着する金属膜26として図2Bに示すように連接部26aを介して連接される縞状に形成したが、これに限らず、例えばフィルム長手方向に沿った直線パターンとしたり、マスク形成を行わずにベタ状に成膜することも勿論可能である。
また、以上の実施の形態では、電子ビームを照射して原料フィルム12を負に帯電させるようにしたが、これに代えて、イオンを照射して原料フィルム12を正に帯電させるようにしてもよい。この場合は、キャンローラ14及び補助ローラ18に印加されるバイアスの極性を上記実施の形態と逆(キャンローラ14を負極、補助ローラ18を正極)にする。
本発明の実施の形態による巻取式真空蒸着装置10の概略構成図である。 原料フィルム成膜面を示す図であり、Aはオイルパターン25の形成後の状態を示し、Bは金属膜26の蒸着後の状態を示している。 原料フィルム12に対する電子ビームの照射工程を説明する断面模式図である。 蒸着後の原料フィルム12とキャンローラ14との間の吸着作用を説明する断面模式図である。 従来の巻取式真空蒸着装置の概略構成図である。
符号の説明
10 巻取式真空蒸着装置
11 真空チャンバ
12 原料フィルム
13 巻出しローラ
14 キャンローラ(冷却用ローラ)
15 巻取りローラ
16 蒸発源
18 補助ローラ
20 パターン形成ユニット(マスク形成手段)
21 電子ビーム照射器(荷電粒子照射手段)
22 直流バイアス電源(電圧印加手段)
23 除電ユニット(除電手段)
25 オイルパターン
26 金属膜
27 センサ(検出手段)
28 コントローラ(制御手段)

Claims (10)

  1. 減圧雰囲気内で絶縁性の原料フィルムを連続的に送り出し、前記原料フィルムを冷却用ローラに密着させ冷却しながら、当該原料フィルムに金属膜を蒸着して巻き取る巻取式真空蒸着方法であって、
    前記金属膜の蒸着前は、前記原料フィルムを帯電させることにより前記原料フィルムを前記冷却用ローラに密着させ、
    前記金属膜の蒸着後は、前記金属膜と前記冷却用ローラとの間に電圧を印加することにより前記原料フィルムを前記冷却用ローラに密着させ
    前記金属膜と前記冷却用ローラとの間に電圧を印加する工程は、前記金属膜の表面電位を測定する工程と、前記測定した電位が設定範囲となるように前記印加電圧を制御する工程とを含む
    ことを特徴とする巻取式真空蒸着方法。
  2. 前記原料フィルムを帯電させる工程では、走行する前記原料フィルムに対し、荷電粒子を当該原料フィルムの幅方向に走査しながら照射する請求項1に記載の巻取式真空蒸着方法。
  3. 前記荷電粒子の照射工程を、前記原料フィルムが前記冷却用ローラに接したときに行う請求項2に記載の巻取式真空蒸着方法。
  4. 前記金属膜と前記冷却用ローラとの間に電圧を印加する工程では、前記金属膜が蒸着された原料フィルムの走行をガイドする補助ローラと前記冷却用ローラとの間に、直流電圧を印加する請求項1に記載の巻取式真空蒸着方法。
  5. 前記原料フィルムを帯電させる工程の前に、前記金属膜の蒸着領域を画定するマスクパターンを前記原料フィルムの成膜面に形成する工程を有する請求項1に記載の巻取式真空蒸着方法。
  6. 前記金属膜の蒸着後、前記原料フィルムを除電する工程を有する請求項1に記載の巻取式真空蒸着方法。
  7. 真空チャンバと、この真空チャンバの内部に配置され絶縁性の原料フィルムを連続的に繰り出す巻出し部と、この巻出し部から繰り出された原料フィルムを巻き取る巻取り部と、前記巻出し部と前記巻取り部との間に配置され前記原料フィルムと密着して当該フィルムを冷却する冷却用ローラと、前記冷却用ローラに対向配置され前記原料フィルムに金属膜を蒸着させる蒸発源とを備えた巻取式真空蒸着装置において、
    前記巻出し部と前記蒸発源との間に配置され前記原料フィルムに荷電粒子を照射する荷電粒子照射手段と、
    前記冷却用ローラと前記巻取り部との間に配置され前記原料フィルムの成膜面に接触して当該原料フィルムの走行をガイドする補助ローラと、
    前記冷却用ローラと前記補助ローラとの間に直流電圧を印加する電圧印加手段と
    前記冷却用ローラと前記補助ローラとの間に設置され、前記原料フィルムに蒸着された金属膜の表面電位を検出する検出手段と、
    前記検出手段の出力に基づいて前記電圧印加手段の印加電圧を制御する制御手段とを備えた
    ことを特徴とする巻取式真空蒸着装置。
  8. 前記荷電粒子照射手段は、前記冷却用ローラの周面との対向位置に設置されている請求項に記載の巻取式真空蒸着装置。
  9. 前記巻出し部と前記荷電粒子照射手段との間には、前記原料フィルムの成膜面に対し、前記金属膜の蒸着領域を画定するマスクパターンを形成するマスク形成手段が設置されている請求項に記載の巻取式真空蒸着装置。
  10. 前記補助ローラと前記巻取り部との間には、前記原料フィルムを除電する除電手段が設置されている請求項に記載の巻取式真空蒸着装置。
JP2003390105A 2003-11-20 2003-11-20 巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置 Expired - Lifetime JP4516304B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003390105A JP4516304B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置
US10/574,715 US20070134426A1 (en) 2003-11-20 2004-11-12 Vacuum evaporation deposition method of the winding type and vacuum evaporation deposition apparatus of the same
EP04818871.8A EP1686197B1 (en) 2003-11-20 2004-11-12 Take-up vacuum deposition method and take-up vacuum deposition apparatus
PCT/JP2004/016839 WO2005049883A1 (ja) 2003-11-20 2004-11-12 巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置
CNB2004100949412A CN100537826C (zh) 2003-11-20 2004-11-19 卷绕式真空蒸镀方法及卷绕式真空蒸镀装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003390105A JP4516304B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置

Related Child Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006054308A Division JP3795518B2 (ja) 2006-03-01 2006-03-01 巻取式真空蒸着装置及び巻取式真空蒸着方法
JP2010091404A Division JP2010163693A (ja) 2010-04-12 2010-04-12 巻取式真空蒸着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005146401A JP2005146401A (ja) 2005-06-09
JP4516304B2 true JP4516304B2 (ja) 2010-08-04

Family

ID=34616326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003390105A Expired - Lifetime JP4516304B2 (ja) 2003-11-20 2003-11-20 巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20070134426A1 (ja)
EP (1) EP1686197B1 (ja)
JP (1) JP4516304B2 (ja)
CN (1) CN100537826C (ja)
WO (1) WO2005049883A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010163693A (ja) * 2010-04-12 2010-07-29 Ulvac Japan Ltd 巻取式真空蒸着方法

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006088024A1 (ja) * 2005-02-16 2006-08-24 Ulvac, Inc. 巻取式真空成膜装置
TWI328050B (en) * 2005-05-10 2010-08-01 Ulvac Inc Reeling type plasma cvd device
KR101027495B1 (ko) 2006-06-23 2011-04-06 가부시키가이샤 알박 권취식 진공증착장치
EP1870488A1 (de) * 2006-06-23 2007-12-26 Applied Materials GmbH & Co. KG Vorrichtung zur Beeinflussung des elektrostatischen Zustands einer Folie
KR101099597B1 (ko) * 2006-08-08 2011-12-28 가부시키가이샤 알박 권취식 진공성막장치
KR101082852B1 (ko) * 2006-10-06 2011-11-11 가부시키가이샤 알박 권취식 진공성막장치
WO2008065909A1 (fr) * 2006-11-28 2008-06-05 Ulvac, Inc. Procédé et appareil de formation de film sous vide par enroulement
ATE492662T1 (de) * 2007-03-09 2011-01-15 Panasonic Corp Beschichtungsvorrichtung und verfahren zur herstellung einer folie mithilfe der beschichtungsvorrichtung
WO2008139834A1 (ja) * 2007-05-14 2008-11-20 Ulvac, Inc. フィルム搬送装置および巻取式真空成膜方法
WO2009072242A1 (ja) * 2007-12-05 2009-06-11 Panasonic Corporation 薄膜形成装置および薄膜形成方法
WO2009104382A1 (ja) * 2008-02-20 2009-08-27 パナソニック株式会社 薄膜形成装置および薄膜形成方法
JP2009263773A (ja) * 2008-03-31 2009-11-12 Toray Ind Inc 両面蒸着フィルムの製造方法および両面蒸着フィルム
DE112008003721T5 (de) * 2008-04-14 2011-06-09 ULVAC, Inc., Chigasaki-shi Vakuumabscheidungsvorrichtung des aufwickelnden Typs
EP2119813A1 (en) * 2008-05-16 2009-11-18 Applied Materials, Inc. Coating device with insulation
JP2010255101A (ja) * 2009-03-31 2010-11-11 Fujifilm Corp 両面蒸着膜の製造方法、両面蒸着膜中間体、両面蒸着膜及び磁気記録媒体用支持体
CN102021529A (zh) * 2010-12-01 2011-04-20 常州常松金属复合材料有限公司 一种真空镀翻转辊道装置
JP2013036104A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Toray Advanced Film Co Ltd 薄膜形成方法および薄膜形成装置
FR2992978B1 (fr) * 2012-07-06 2014-07-11 Commissariat Energie Atomique Dispositif de generation de cibles a base d'hydrogene et/ou de deuterium solide
CN104233193A (zh) * 2013-06-06 2014-12-24 上海和辉光电有限公司 蒸镀装置及蒸镀方法
US11738537B2 (en) 2013-10-30 2023-08-29 San Diego Gas & Electric Company, c/o Sempra Energy Nonconductive films for lighter than air balloons
US20150118460A1 (en) 2013-10-30 2015-04-30 San Diego Gas & Electric company c/o Sempra Energy Nonconductive films for lighter than air balloons
GB201323013D0 (en) * 2013-12-24 2014-02-12 Bobst Manchester Ltd Methods of operating a vacuum coater,metal/metal oxide coated polymeric webs and vacuum coaters
US9084334B1 (en) 2014-11-10 2015-07-14 Illinois Tool Works Inc. Balanced barrier discharge neutralization in variable pressure environments
CN104532193B (zh) * 2015-01-07 2017-06-30 六和电子(江西)有限公司 一种安全的金属薄膜蒸镀方法
WO2016186046A1 (ja) * 2015-05-15 2016-11-24 株式会社アルバック 基板除電機構及びこれを用いた真空処理装置
JP6418078B2 (ja) * 2015-06-19 2018-11-07 住友金属鉱山株式会社 静電反発ロールを備えた長尺フィルムの処理装置
CN106167893B (zh) * 2016-08-27 2018-07-31 安徽省宁国市海伟电子有限公司 一种改进的真空镀膜设备
CN109729718A (zh) * 2017-04-26 2019-05-07 株式会社爱发科 成膜装置及成膜方法
WO2019158677A1 (en) * 2018-02-19 2019-08-22 Tetra Laval Holdings & Finance S.A. Sterilization apparatus, packaging machine having a sterilization apparatus for producing sealed packages and method for sterilizing
DE102019107719A1 (de) * 2019-03-26 2020-10-01 VON ARDENNE Asset GmbH & Co. KG Temperierrolle, Transportanordnung und Vakuumanordnung
WO2020230360A1 (ja) * 2019-05-10 2020-11-19 株式会社アルバック 真空処理装置用のキャンローラ
EP3929324A1 (de) 2020-06-26 2021-12-29 Bühler Alzenau GmbH Beschichtungsverfahren und -vorrichtung
CN116061358B (zh) * 2023-03-27 2023-06-09 合肥东昇机械科技有限公司 一种冷却装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02175871A (ja) * 1988-12-27 1990-07-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蒸着装置
JPH02247383A (ja) * 1989-03-17 1990-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜の製造方法
JPH1081958A (ja) * 1996-09-03 1998-03-31 Toray Ind Inc 真空蒸着装置
JP2002358633A (ja) * 2001-05-29 2002-12-13 Sony Corp 磁気記録媒体の製造方法及び製造装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5864381A (ja) * 1981-10-09 1983-04-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 真空蒸着装置
JPS6130669A (ja) * 1984-07-24 1986-02-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd 金属薄膜の製造方法
FR2594102B1 (fr) * 1986-02-12 1991-04-19 Stein Heurtey Installation flexible automatisee de traitement thermochimique rapide
US5087476A (en) * 1989-03-17 1992-02-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method of producing thin film
JP2833230B2 (ja) * 1991-02-08 1998-12-09 松下電器産業株式会社 蒸着装置
JPH06176926A (ja) * 1992-12-02 1994-06-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 組成変調軟磁性膜およびその製造方法
DE19527604A1 (de) * 1995-07-28 1997-01-30 Leybold Ag Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung von metallfreien Streifen bei der Metallbedampfung
US5743966A (en) * 1996-05-31 1998-04-28 The Boc Group, Inc. Unwinding of plastic film in the presence of a plasma
EP0971381B1 (en) * 1997-03-17 2005-07-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electronic component
JPH11186097A (ja) * 1997-12-25 1999-07-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子部品の製造方法及び製造装置
JP3847145B2 (ja) * 2001-11-16 2006-11-15 東京中井商事株式会社 蒸着生分解性フィルム材料及びその製造方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02175871A (ja) * 1988-12-27 1990-07-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蒸着装置
JPH02247383A (ja) * 1989-03-17 1990-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 薄膜の製造方法
JPH1081958A (ja) * 1996-09-03 1998-03-31 Toray Ind Inc 真空蒸着装置
JP2002358633A (ja) * 2001-05-29 2002-12-13 Sony Corp 磁気記録媒体の製造方法及び製造装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010163693A (ja) * 2010-04-12 2010-07-29 Ulvac Japan Ltd 巻取式真空蒸着方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN1619009A (zh) 2005-05-25
WO2005049883A1 (ja) 2005-06-02
US20070134426A1 (en) 2007-06-14
EP1686197A1 (en) 2006-08-02
EP1686197A4 (en) 2008-07-23
CN100537826C (zh) 2009-09-09
EP1686197B1 (en) 2016-04-13
JP2005146401A (ja) 2005-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4516304B2 (ja) 巻取式真空蒸着方法及び巻取式真空蒸着装置
JP5059597B2 (ja) 巻取式真空成膜装置
JP3795518B2 (ja) 巻取式真空蒸着装置及び巻取式真空蒸着方法
WO2009128132A1 (ja) 巻取式真空成膜装置
KR20140050649A (ko) 가요성 기판을 프로세싱하기 위한 방법
JP5056114B2 (ja) シートの薄膜形成装置および薄膜付きシートの製造方法
KR920005439B1 (ko) 박막 제조방법
JP4850905B2 (ja) 巻取式真空蒸着装置
JPH07109571A (ja) 電子ビーム式連続蒸着装置
JP6413832B2 (ja) シートの薄膜形成装置および薄膜付きシートの製造方法
JP2010163693A (ja) 巻取式真空蒸着方法
JP4601381B2 (ja) 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置
JP4516444B2 (ja) 巻取式真空成膜装置
JP4601387B2 (ja) 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置
JP4601385B2 (ja) 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置
JP4613046B2 (ja) 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置
JP4601379B2 (ja) 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置
JP4803742B2 (ja) 巻取式真空成膜装置
JP4613056B2 (ja) 圧力勾配型イオンプレーティング式成膜装置および成膜方法
JP5040067B2 (ja) 成膜装置及び成膜方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100412

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100514

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4516304

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160521

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term