JP4514271B2 - シートベルトリトラクタ - Google Patents

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    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/341Belt retractors, e.g. reels comprising energy-absorbing means
    • B60R22/3413Belt retractors, e.g. reels comprising energy-absorbing means operating between belt reel and retractor frame

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、乗員を車両等のシートに拘束するシートベルト(ウェビング)を巻き取るシートベルトリトラクタに関する。特には、大きな伝達トルクにも対応可能であって、且つ、鍛造成形性の良いトーションバーを備えるシートベルトリトラクタに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
自動車等の車両に装備されるシートベルト装置は、車両の衝突時に生じる加速度による乗員の急激な移動を拘束し、乗員の身体の安全を確保するものである。この種のシートベルト装置は、通常、ウェビング(ベルト)と、リトラクタと、バックル等から構成される。リトラクタは、ウェビングを巻取り軸に巻回してばね力により内部に引き込むとともに、衝撃が作用した時にはウェビングの巻取り軸からの引き出しをロックして乗員を拘束する。バックルは、ウェビングを乗員の身体にフィットさせて装着するものであって、通常シートの側方に設置される。
【0003】
従来、このようなシートベルト装置では、衝突時にはリトラクタからのウェビングの引き出しがロックされ、このロックされたウェビングにより、前方に移動しようとする乗員の身体が拘束される。ところが、乗員の前方への移動が急激に拘束されると、乗員の胸部等に衝撃的な力がウェビングを介して作用するおそれがある。この乗員へ加わる衝撃力を緩和するのに、ウェビングに一定以上の繰り出し抵抗をかけながら、所定長さ繰り出す方法が有効であることが確認されている。すなわち、ウェビングで乗員の移動を拘束する際に、ウェビングが所定引張り荷重を保ちつつ所定量だけ繰り出されるようにし、乗員に作用する衝突エネルギーを吸収することが好ましい。このような乗員のエネルギー吸収機構は、Energy Absorption(略称EA)機構と呼ばれる。
【0004】
上記のようなEA機構を有するシートベルトリトラクタの一種として、トーションバーを利用するものが知られている。この方式は、ウェビングを巻回するスプールに、比較的細いトーションバーの一端を回動不能に連結し、トーションバーの他端にはウェビングの引き出しロック機構を連結し、ロック時にはトーションバーを介してスプールの回転をロックするものである。このトーションバーには、慣性力により前方に移動しようとする乗員を拘束する力、すなわちウェビングにかかる張力が、スプールを介して捩り力として伝わる。この捩り力がある一定値以上となると、トーションバーが捩れ塑性変形を起し、ロック機構は効いているにもかかわらずスプールは徐々に回転し、ウェビングにある一定以上の張力がかかりながらウェビングが繰り出される。
【0005】
ところで、トーションバーが捩れ塑性変形を起すとき、スプールとトーションバーの連結部には捩れ方向(周方向)のトルクが加わる。このトルクを伝達するため、従来は、図7に示すようなトーションバーを用いていた。図7(A)は、従来のシートベルトリトラクタに用いられるトーションバーを示す斜視図であり、図7(B)は、図7(A)のトーションバーの連結部を示す拡大正面図である。
【0006】
図7(A)に示すように、トーションバー100は、棒状のバー部102を備えている。バー部102の両側端部寄りには、外周面が六角形状をした連結部104、106が形成されている。左側の連結部106はリールに連結され、右側の連結部104はリール回転ロック機構に連結される。このようなトーションバー100は、一般に鋼製(一例S15C;JIS規格)の線材から鍛造により成形されている。この場合、母材の径とトーションバー100の捩れ部分の径(図7(B)の符号X)を等しくすることにより、母材の強度をそのままトーションバーの強度として活かすようにしている。
【0007】
しかしながら、このようなトーションバー100は、連結部104、106が六角形状であるため、各頂部104a、106aとリール及びリール回転ロック機構の部材とが線接触する構造である。このため、トーションバー100に大きな捩り力が加わるときに、線接触部分の各頂部104a、106aが削れてナメり易くなる。特に、連結部が嵌合される凹部側の部材であるリールやロッキングベース等がアルミニウム等の柔らかい材料とする場合、トーションバーの捩りでリール等の凹部が削られ易くなるおそれが生じる。
【0008】
そこで、上述した例とは別に、例えば特許第2816332号では、トーションバーの連結部をスプライン状に形成し、スプラインの各凸部が面接触する構造としたものが開示されている。又は、このようなスプライン形状の連結部を備えるトーションバーは、特許第2887120号やUSP5,899,402号、GB2314535A等にも開示されている。これにより、トーションバーの捩り塑性変形時にも、トーションバー連結部の各凸部の削れ・ナメりが起きにくくなる。しかしながら、上記いずれの公報においても、スプライン形状の具体的な最適化については、一切言及されていない。
【0009】
これに対し、JIS規格(B1603)では、図8に示すようなスプライン形状が制定されている。JIS規格によれば、この図に示すような形状は、歯先径D1と歯底径D2との比D1/D2が1.3よりも大きい範囲で成形される。しかしながら、JIS規格の範囲内では、比D1/D2が大きすぎるために凸部が鋭くなっている。このような鋭い凸部は、簡略化された工程で鍛造成形するのは難しい。
【0010】
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、大きな伝達トルクにも対応可能であって、且つ、鍛造成形性の良いトーションバーを備えるシートベルトリトラクタを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】
上記課題を解決するため、本発明のベースとなるシートベルトリトラクタは、シートベルト(ウェビング)を巻き取るリールと、 該リールの回転をロックする機構と、一端が上記リールに回動不能に連結され、他端が上記リール回転ロック機構に回動不能に連結されたトーションバーと、 を備えるシートベルトリトラクタであって; 上記トーションバーの端部(連結部)が、複数の波形の凹凸を有する波形凹凸形状となっているとともに、該連結部の嵌合するリール及びロック機構部材の凹部も対応した波形凹凸形状となっており、 該波形の凸部の頂とトーションバー軸心との距離(半径R1)と、凹部の底とトーションバー軸心との距離(半径R2)との比R1/R2が、1.2〜1.3であることを特徴とする。
【0012】
トーションバーの連結部及びリール・ロック機構部材の凹部が波形凹凸形状となっているので、トーションバーを捩るトルクが面接触により伝達される。したがって、従来の六角形状のものよりも伝達可能トルクを向上させることができる。しかも、R1/R2=1.2〜1.3とすることにより、JIS規格に制定されている波形凹凸形状物よりも鍛造成形性が改善される。なお、ここにいう鍛造成形性とは、丸棒の両端に圧力をかけて異形形状を成形する等のことである。波形凹凸形状は、六角形状よりも、丸棒の径との差(肉厚;図5の符号α参照)を大きく取れる。このため、トーションバー端部の形状を確実に且つ容易に成形することができる。
【0013】
本発明のシートベルトリトラクタにおいては、上記トーションバーが鋼製であり、上記リールが、上記トーションバーの連結部の嵌合する凹部を含め、アルミニウム又は亜鉛製であることが好ましい。また、上記リール回転ロック機構中のトーションバーと直接連結される部材(ロッキングベース等)が、アルミニウム、亜鉛又はマグネシウム製であるときに、特に有利である。これらの素材は鋼・鋳鉄よりも柔らかいので、トルク伝達部が削れてナメり易く、凹凸がなくなり易い。したがって、上記の波形凹凸形状との組合せが有利である。
【0014】
以下、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施例に係るシートベルトリトラクタを構成するリール組立体の斜視図である。図2(A)は、図1のリール組立体におけるロッキングベースとトーションバーの結合前の状態を示す斜視図であり、図2(B)は、同結合後の状態を示す斜視図である。図3(A)は図1のスプール組立体の側面図であり、図3(B)は図3(A)を右側から見た正面図であり、図3(C)は図3(A)を左側から見た正面図であり、図3(D)は図3(B)のA−A線に沿う断面図である。図4は、本発明に係るシートベルトリトラクタの全体構成を示す分解斜視図である。図5は、本発明に係るトーションバーの連結部を示す正面拡大図である。
【0015】
図4に示すように、本実施例のシートベルトリトラクタ1は、大きく分けて、以下の各部からなる。
(1)フレーム2。
(2)ベルト3を巻き取るリール4。
(3)フレーム2の一側面に配設された、緊急ロック作動時にリール4のベルト引き出し方向への回転を阻止するロック手段5。
(4)ロック手段5を車両の衝突時に作動させる緊急ロック機構6。
(5)ロック手段5の作動によりベルト3の引き出しが阻止されたとき、同ベルト3の荷重を制限するEA機構7。
(6)車両減速度を検知する減速検知手段8。
(7)リール4をベルト巻き取り方向に付勢するリターンスプリング9。
(8)衝突時にリール4を瞬時にベルト巻き取り方向に回転させるプリテンショナ10。
【0016】
ここでは、図1〜図3を参照して、本発明の主要部品であるリール組立体(リール、トーションバー及びロック手段)について説明する。他の部品に関しては、例えば特願平11−372518号に開示されているものを用いることができる。
【0017】
まず、リール4について説明する。リール4は、例えばアルミニウム又は亜鉛ダイカスト等製である。図1及び図3に示すように、リール4は、円筒状をしたベルト巻取り部41を備えている。ベルト巻取り部41の周面部には、複数の穴42が穿たれている。これらの穴42により、ベルト巻取り部41の軽量化が図られている。ベルト巻き取り部41の両端には、それぞれフランジ部43、44が形成されている。フランジ部43の肉厚はフランジ部44の肉厚よりも薄い。
【0018】
図1及び図3に示すように、リール4のフランジ部43の外側には、外軸部45が形成されている。この外軸部45の外側には、外周面がスプライン状のスプライン軸部46が突設されている。同スプライン軸部45には、プリテンショナ10(図4参照)のピニオン24が嵌合する。このスプライン軸部46の先には、ばね付勢軸47が突設されている。シートベルトリトラクタ1の組み立て状態において、スプライン軸部46は、図4に示すフレーム2の側壁20から外側に突出する。ばね付勢軸47は、図4に示すリターンスプリング9のブッシュシャフト91内に挿入され、リターンスプリング9のばね付勢力が加えられる。
【0019】
図1に最も良く示すように、リール4のフランジ部43と外軸部45の中心には、内周面が波形凹凸形状をした凹部49が形成されている。この凹部49は、後述するトーションバー61の連結部65が嵌合する。また、凹部49近傍において、リール4の内周面の一部には、ピン係合孔48が形成されている。このピン係合孔48には、ピン25が係合する。リール4にトーションバー61が組み付けられ、凹部49に連結部65が嵌合した後、ピン係合孔48にピン25を係合させ、リール4からトーションバー61が抜け落ちないようにする。一方、リール4のフランジ部44の中心には、穴4aが開けられている。この穴4aからトーションバー61が挿通される。
【0020】
次に、トーションバー61について説明する。図1〜図3に示すように、トーションバー61は、断面円形の棒状をしたバー部63を備えている。このバー部63の両端部には、それぞれ連結部64、65が形成されている。連結部64は、後述するロッキングベース51の凹部53に回動不能に嵌合する(図2参照)。連結部65は、上述したリール4の凹部49に回動不能に嵌合する(図1参照)。両連結部64、65の外周面は、図5に分かり易く示すように、複数の波形の凹凸を有する波形凹凸形状となっている。連結部64、65の波形の凸部の頂とトーションバー61軸心との距離(半径R1)と、凹部の底とトーションバー61軸心との距離(半径R2)との比R1/R2は、1.2〜1.3となっている。
【0021】
このトーションバー61は、一例として材質S15C(JIS規格)の丸棒材から鍛造により成形される。この鍛造成形には、例えば図6に示すような工程がある。
(1)丸棒材Sを所定長さに切断する(図6(A))。
(2)丸棒材Sの側面をダイスDで固定し、丸棒材Sの上端を上ダイスD′(波形凹凸ダイス)で潰して端部S1を成形する(図6(B))。
(3)(2)と同様に、丸棒材Sの下端を下ダイスD″(波形凹凸ダイス)で潰して端部S2を成形する(図6(C))。
(4)丸棒材をダイスから外し、トーションバー61の成形が完了する(図6(D))。
このような製造工程において、R1/R2=1.2〜1.3とすることにより、JIS規格に制定されている従来のスプライン形状物(図8参照)よりも鍛造成形性が改善される。波形凹凸形状は、六角形状よりも、丸棒の径と差(肉厚;図5の符号α)を大きく取れるので、トーションバー61両端の形状を確実に且つ容易に成形することができる。
【0022】
次に、ロック手段5を説明する。図1〜図3に示すように、ロック手段5は、アルミニウム又は亜鉛ダイカスト等からなるロッキングベース51とパウル31とを備えている。ロッキングベース51は、円形のディスク部52(図2参照)を備えている。このディスク部52の裏面(図2で見える側)の中心には、内周面が波形凹凸形状をした凹部53が形成されている。上述したように、この凹部53には、トーションバー61の連結部64が回動不能に嵌合する。ディスク部52には、パウル31を回転可能に支持するための貫通孔54が開けられている。ディスク部52の表側(図1で見える側)には、図4に示すパウルスプリング28の一端を支持するスプリング支持部56が設けられている。また、ディスク部52の表側面の中心には、段付軸57が突設されている。シートベルトリトラクタ1の組み立て状態において、段付軸57には、図4に示す緊急ロック機構6のロックギヤ22、フライホイール23が取り付けられる。段付軸57の先端は、図4に示すリテーナハウジング26の中心孔26aに挿入される。
【0023】
パウル31は、ロッキングベース51の貫通孔54にピン27(図4参照)を嵌合させることにより、ロッキングベース51に対して回動可能に取り付けられている。パウル31の先端には、図4に示すフレーム側壁21の内歯21aに係合可能な係止爪33が形成されている。また、パウル31には、突出軸からなるパウルピン35が設けられている。パウル31は、係止爪33が内歯21aに係合したとき、パウル31に作用する反力をロッキングベース51に伝達させる。すなわち、パウル31の反力をロッキングベース51で支持するようになっている。
【0024】
なお、図4に示すパイプ11やボール12、ガスジェネレータ13、カバー14、プレート15、リングギア16等により、プリテンショナ10が構成される。このプリテンショナ10は、例えば特願平11−372518号に開示されているものを用いることができる。
【0025】
次に、上記の構成を有するシートベルトリトラクタ1のEA作用について説明する。車両の通常時においては、ロック手段5及びプリテンショナ10は作動せず、リール4は、リターンスプリング9によって巻き取り方向に付勢されている。ベルト3が引き出される際、リール4は、リターンスプリング9によって巻き取り方向に付勢されながら、ベルト(ウェビング)引き出し方向に回転する。
【0026】
一方、車両が衝突した場合、プリテンショナ10が作動し、トーションバー61に対しベルト巻き取り方向に強い周方向トルクが加えられる。このトルクは、トーションバー61の連結部65とリール4の凹部49とを介してリール4を回転させる。この回転により、ベルト3は所定長さだけ巻き取られる。また、ほぼ同時に、緊急ロック機構6によりロック手段5が作動し、ロッキングベース51のベルト引き出し方向への回転が阻止される。
【0027】
車両衝突の初期時には、車両の乗員は前方へ投げ出されるように身体が移動するため、ベルト3には強い引き出し方向の力がかかる。しかしながら、ロック手段5の作動により、ロッキングベース51はベルト引き出し方向へは回転不能となっている。このため、ロッキングベース51の凹部53に連結部64が嵌合しているトーションバー61が回動不能となり、さらにはトーションバー61の連結部65に凹部49が嵌合しているリール4も回動不能となる。
【0028】
ところが、ベルト3にかかる力がさらに強くなって、リール4の回転力が増すと、トーションバー61においては、両連結部64、65間のバー部62が捩られて塑性変形する。そして、リール4は、トーションバー61を捩りつつ、ベルト引き出し方向に回転する。トーションバー61の捩りによって乗員に加えられる衝撃が吸収される。なお、本実施例においては、トーションバー61の連結部64、65と、リール4、ロッキングベース51の各凹部49、53とが波形凹凸形状となっているので、周方向トルクが面接触により良好に伝達され、伝達可能トルクを向上させることができる。
【0029】
以上、シートベルトリトラクタの例を図面を参照しつつ説明したが、本発明はこれらの例に限定されるものではなく、様々な改変が可能なことはもちろんである。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、大きな伝達トルクにも対応可能であって、且つ、鍛造成形性の良いトーションバーを備えるシートベルトリトラクタを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るシートベルトリトラクタを構成するリール組立体の斜視図である。
【図2】図2(A)は、図1のリール組立体におけるロッキングベースとトーションバーの結合前の状態を示す斜視図であり、図2(B)は、同結合後の状態を示す斜視図である。
【図3】図3(A)は図1のスプール組立体の側面図であり、図3(B)は図3(A)を右側から見た正面図であり、図3(C)は図3(A)を左側から見た正面図であり、図3(D)は図3(B)のA−A線に沿う断面図である。
【図4】本発明に係るシートベルトリトラクタの全体構成を示す分解斜視図である。
【図5】本発明に係るトーションバーの連結部を示す正面拡大図である。
【図6】本実施例で説明したトーションバーの鍛造工程の例を説明する説明図である。
【図7】図7(A)は、従来のシートベルトリトラクタに用いられるトーションバーを示す斜視図であり、図7(B)は、図7(A)のトーションバーの連結部を示す拡大正面図である。
【図8】JIS規格で制定されているトーションバーの連結部のトルクス形状を示す正面拡大図である。
【符号の説明】
1 シートベルトリトラクタ 2 フレーム
3 ベルト 4 リール
5 ロック手段 6 緊急ロック機構
7 EA機構 8 減速度検知手段
9 リターンスプリング 10 プリテンショナ
31 パウル 33 係止爪
35 パウルピン
41 ベルト巻取り部 42 穴
43、44 フランジ部 45 外軸部
46 スプライン軸部 47 ばね付勢軸
48 ピン係合孔 49 凹部
51 ロッキングベース 52 ディスク部
53 凹部 54 貫通孔
56 スプリング 57 段付軸
61 トーションバー 63 バー部
64、65 連結部

Claims (3)

  1. シートベルトウェビングを巻き取るリールと、
    該リールの回転をロックする機構と、
    一端が上記リールに回動不能に連結され、他端が上記リール回転ロック機構に回動不能に連結されたトーションバーと、を備えるシートベルトリトラクタであって;
    上記トーションバーの端部である連結部が、複数の波形の凹凸を有する波形凹凸形状となっているとともに、該連結部の嵌合するリール及びロック機構部材の凹部も対応した波形凹凸形状となっており、
    該波形の凸部の頂とトーションバー軸心との距離である半径R1と、凹部の底とトーションバー軸心との距離である半径R2との比R1/R2が、1.2〜1.3であり、
    上記トーションバーが鋼製であり、
    上記リールが、上記トーションバーの連結部の嵌合する凹部を含め、アルミニウム又は亜鉛製であることを特徴とするシートベルトリトラクタ。
  2. 上記リール回転ロック機構中の上記トーションバーと直接連結される部材が、アルミニウム、亜鉛又はマグネシウム製であることを特徴とする請求項1記載のシートベルトリトラクタ。
  3. シートベルトウェビング、シートベルトリトラクタ、及び、バックルを含み、乗員を車両等のシートに拘束するシートベルト装置であって、
    前記シートベルトリトラクタが請求項1又は2記載のシートベルトリトラクタであることを特徴とするシートベルト装置。
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