JP2729178B2 - くさび結合可能なトルク伝達用端部 - Google Patents
くさび結合可能なトルク伝達用端部Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B15/00—Screwdrivers
- B25B15/001—Screwdrivers characterised by material or shape of the tool bit
- B25B15/004—Screwdrivers characterised by material or shape of the tool bit characterised by cross-section
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-
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- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B13/00—Spanners; Wrenches
- B25B13/02—Spanners; Wrenches with rigid jaws
- B25B13/06—Spanners; Wrenches with rigid jaws of socket type
- B25B13/065—Spanners; Wrenches with rigid jaws of socket type characterised by the cross-section of the socket
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、互いに係合する例え
ばねじまわしの先端部と、ねじのような係止具の頭部と
を含むトルク伝達用端部間を摩擦により保持するため
に、くさび結合を可能ならしめたトルク伝達用端部の形
状に関し、特に、トルクス(TORX:登録商標)形状
(詳細は後述)のビットまたはソケットに対して好適に
作用するトルク伝達用端部に関する。
ばねじまわしの先端部と、ねじのような係止具の頭部と
を含むトルク伝達用端部間を摩擦により保持するため
に、くさび結合を可能ならしめたトルク伝達用端部の形
状に関し、特に、トルクス(TORX:登録商標)形状
(詳細は後述)のビットまたはソケットに対して好適に
作用するトルク伝達用端部に関する。
【0002】
【従来の技術】ねじ等の係止具は、極めて簡単な機械か
らスペースシャトルに至るまでの、ほとんどの構造及び
機構において、非常に重要な構成部材として機能するた
め、その構造及び機能的特性に対する改良が絶えず求め
られ、こうした改良の一つがトルクス形状のトルク伝達
用端部である。
らスペースシャトルに至るまでの、ほとんどの構造及び
機構において、非常に重要な構成部材として機能するた
め、その構造及び機能的特性に対する改良が絶えず求め
られ、こうした改良の一つがトルクス形状のトルク伝達
用端部である。
【0003】このトルクス形状のトルク伝達用端部の構
造及び利点は、本願出願人が所有するリーランド(Ri
eland)に付与されたアメリカ特許第3,584,
667号及び、それに対応する日本国実公昭48−39
959号に開示されており、このトルクス形状による動
力伝達は、係止具産業における大きな進歩に役立ってい
る。トルクス形状の詳細は、例えば、1989年3月3
1日改正のJASO(自動車規格)F116−89「ヘ
ックスローブ付きねじ部品」第1頁及び第44頁に記載
されている。そして、その形状を概略的に説明すれば、
トルクス形状は、次の形状、すなわち、トルク伝達用の
端部において、中心軸線から半径方向内側に開かれた互
いに同一曲率の複数(例えば6個)の半円弧曲面と、半
径方向外側に開かれかつ前記半円弧曲面の曲率よりも大
きくかつ同数(例えば6個)の互いに同一曲率の円弧曲
面とが同一円周に沿って交互に配置され、そして、互い
に隣接する前記2種類の円弧曲面の端部がそれぞれ互い
に接線方向に接合され、そのようにして形成された交互
逆向きの大小2種類の円弧曲面からなる突条と凹溝とを
備えた形状をいう。
造及び利点は、本願出願人が所有するリーランド(Ri
eland)に付与されたアメリカ特許第3,584,
667号及び、それに対応する日本国実公昭48−39
959号に開示されており、このトルクス形状による動
力伝達は、係止具産業における大きな進歩に役立ってい
る。トルクス形状の詳細は、例えば、1989年3月3
1日改正のJASO(自動車規格)F116−89「ヘ
ックスローブ付きねじ部品」第1頁及び第44頁に記載
されている。そして、その形状を概略的に説明すれば、
トルクス形状は、次の形状、すなわち、トルク伝達用の
端部において、中心軸線から半径方向内側に開かれた互
いに同一曲率の複数(例えば6個)の半円弧曲面と、半
径方向外側に開かれかつ前記半円弧曲面の曲率よりも大
きくかつ同数(例えば6個)の互いに同一曲率の円弧曲
面とが同一円周に沿って交互に配置され、そして、互い
に隣接する前記2種類の円弧曲面の端部がそれぞれ互い
に接線方向に接合され、そのようにして形成された交互
逆向きの大小2種類の円弧曲面からなる突条と凹溝とを
備えた形状をいう。
【0004】トルクス形状をした動力伝達用端部の用途
の一例は、ラーソン等(Larson et al)に
付与された本願出願人が所有するアメリカ特許第4,2
69,246号に開示されており、この動力伝達用端部
(ビット)は、そのビットを係止具の凹部またはソケッ
トに挿入した時に、そのビットによって係止具を保持す
ることが出来るように、係止具とビットとの間にくさび
効果が生じ、片手で係止具をワークピースに容易に挿入
出来るように構成されている。片手による係止具の取付
は、ワークピースに多数の係止具を取付または挿入する
場合や、組立ラインのように多数のワークピースの係止
具を締結する場合などにおいて、ある種の係止具に非常
に望ましい。こうした摩擦係合による形式は、磁性を持
たない駆動装置及び係止具を用いることが好ましい場合
にも望ましい。さらに、上記のアメリカ特許第4,26
9,246号の特別な構造は、ワークピースに損傷を与
える可能性のあるずれ(Walking)やふらつき
(wobble)を防止する。こうしたずれやふらつき
は、パイロット孔を形成しない場合や、タッピングネジ
または自己推進ネジ等を手動で締結する場合に、特にひ
どくなる。動力伝達用端部(ビット)は、自動的に心合
わせすることができるので、特にドリルネジを用いる場
合に大きな利点を発揮する。
の一例は、ラーソン等(Larson et al)に
付与された本願出願人が所有するアメリカ特許第4,2
69,246号に開示されており、この動力伝達用端部
(ビット)は、そのビットを係止具の凹部またはソケッ
トに挿入した時に、そのビットによって係止具を保持す
ることが出来るように、係止具とビットとの間にくさび
効果が生じ、片手で係止具をワークピースに容易に挿入
出来るように構成されている。片手による係止具の取付
は、ワークピースに多数の係止具を取付または挿入する
場合や、組立ラインのように多数のワークピースの係止
具を締結する場合などにおいて、ある種の係止具に非常
に望ましい。こうした摩擦係合による形式は、磁性を持
たない駆動装置及び係止具を用いることが好ましい場合
にも望ましい。さらに、上記のアメリカ特許第4,26
9,246号の特別な構造は、ワークピースに損傷を与
える可能性のあるずれ(Walking)やふらつき
(wobble)を防止する。こうしたずれやふらつき
は、パイロット孔を形成しない場合や、タッピングネジ
または自己推進ネジ等を手動で締結する場合に、特にひ
どくなる。動力伝達用端部(ビット)は、自動的に心合
わせすることができるので、特にドリルネジを用いる場
合に大きな利点を発揮する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】アメリカ特許第4,2
69,246号によって提供される係止具と動力伝達用
端部(ビット)との組み合わせは、非常に効果的ではあ
るが、未だに改良の余地が残されている。特に、アメリ
カ特許第4,269,246号の動力伝達用端部(ビッ
ト)は、その主要な直径に対して3゜のテーパを有し、
このテーパは、ビットを挿入する際に、ビットが係止具
のソケットの上端に接触することを意味し、より明確に
は、ビットと係止具のソケットとの間の接触が、ビット
の突条の外側の先端縁とソケットの凹溝の中心部との間
で生じる。ビットには、その主要直径を通るテーパが付
されている。従って、くさび効果は、ビットとソケット
間の突条及び凹溝の数に等しい六つの接触点で発生す
る。ビットとソケットとのくさび係合は、ビットの突条
の外側端縁のみで発生する。従って、この限られた位置
において大きな機械的応力が発生し、この応力集中によ
ってビットに過度な摩耗を生じたり、突条の寸法誤差を
生じる可能性がある。
69,246号によって提供される係止具と動力伝達用
端部(ビット)との組み合わせは、非常に効果的ではあ
るが、未だに改良の余地が残されている。特に、アメリ
カ特許第4,269,246号の動力伝達用端部(ビッ
ト)は、その主要な直径に対して3゜のテーパを有し、
このテーパは、ビットを挿入する際に、ビットが係止具
のソケットの上端に接触することを意味し、より明確に
は、ビットと係止具のソケットとの間の接触が、ビット
の突条の外側の先端縁とソケットの凹溝の中心部との間
で生じる。ビットには、その主要直径を通るテーパが付
されている。従って、くさび効果は、ビットとソケット
間の突条及び凹溝の数に等しい六つの接触点で発生す
る。ビットとソケットとのくさび係合は、ビットの突条
の外側端縁のみで発生する。従って、この限られた位置
において大きな機械的応力が発生し、この応力集中によ
ってビットに過度な摩耗を生じたり、突条の寸法誤差を
生じる可能性がある。
【0006】さらに、前記アメリカ特許は、ビットと係
止具が限られた部分でのみ接触するため、ビットが係止
具のソケットから押し出される傾向が生じる。従って、
ふらつき防止性能の減少や、片手による手作業の締結を
より困難にするビットと係止具の干渉結合における一体
性の減少が生じ、それらがビットの寿命を損う。さら
に、係止具におけるソケットの主要な直径を通って測定
した時の、避けることが困難なソケットの断面減少にお
けるバラツキが、ビットのソケット内への侵入深さに悪
影響を与えて、係止具を締結するためのビットのソケッ
トへの充分な挿入量を変化させる。
止具が限られた部分でのみ接触するため、ビットが係止
具のソケットから押し出される傾向が生じる。従って、
ふらつき防止性能の減少や、片手による手作業の締結を
より困難にするビットと係止具の干渉結合における一体
性の減少が生じ、それらがビットの寿命を損う。さら
に、係止具におけるソケットの主要な直径を通って測定
した時の、避けることが困難なソケットの断面減少にお
けるバラツキが、ビットのソケット内への侵入深さに悪
影響を与えて、係止具を締結するためのビットのソケッ
トへの充分な挿入量を変化させる。
【0007】本発明の目的は、係止具への新規な動力伝
達用端部、とりわけ、トルクス駆動系において使用が可
能であり、係止具をワークピースに締結する以前に駆動
ビットで保持するために、駆動ビットと係止具との間に
実質的にくさび接触をしてくさび効果を生ぜしめる一
方、双方の間の駆動方向側壁では実質的に直線的全面接
触を維持することが可能であり、その結果、係合からの
抜け落ちや、駆動系によって締結される係止具のふらつ
きまたはずれを最小限とすることが出来、また、駆動装
置とそれを適用する係止具を自動調心し得るトルク伝達
用端部における駆動ビット及びまたは係止具のソケット
を提供することにある。
達用端部、とりわけ、トルクス駆動系において使用が可
能であり、係止具をワークピースに締結する以前に駆動
ビットで保持するために、駆動ビットと係止具との間に
実質的にくさび接触をしてくさび効果を生ぜしめる一
方、双方の間の駆動方向側壁では実質的に直線的全面接
触を維持することが可能であり、その結果、係合からの
抜け落ちや、駆動系によって締結される係止具のふらつ
きまたはずれを最小限とすることが出来、また、駆動装
置とそれを適用する係止具を自動調心し得るトルク伝達
用端部における駆動ビット及びまたは係止具のソケット
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明によるトルク伝
達用端部は、中心軸線から半径方向内側に開かれた互い
に同一曲率の複数の半円弧曲面と、前記中心軸線から半
径方向外側に開かれかつ前記半円弧曲面の曲率よりも大
きくかつ同数の互いに同一曲率の円弧曲面とが同一円周
に沿って交互に配置され、そして、互いに隣接する前記
2種類の円弧曲面の端部がそれぞれ接線方向に接合さ
れ、そのようにして形成された交互逆向きの大小2種類
の円弧曲面からなる突条と凹溝とを備えたトルク伝達用
の端部、すなわち、駆動側のビットまたはソケット、従
動側のソケットまたは突条において、トルク伝達方向か
らみて前壁面を前記中心線と平行に設け、トルク伝達方
向からみて後壁面を前記中心線に対して所定の角度で傾
斜させて設け、係合されるべき他の前記トルク伝達用の
端部に対して、前記前壁面の全面にてトルクを伝達する
反面、前記後壁面の一点において前記他の端部とくさび
結合することを特徴とするものである。
達用端部は、中心軸線から半径方向内側に開かれた互い
に同一曲率の複数の半円弧曲面と、前記中心軸線から半
径方向外側に開かれかつ前記半円弧曲面の曲率よりも大
きくかつ同数の互いに同一曲率の円弧曲面とが同一円周
に沿って交互に配置され、そして、互いに隣接する前記
2種類の円弧曲面の端部がそれぞれ接線方向に接合さ
れ、そのようにして形成された交互逆向きの大小2種類
の円弧曲面からなる突条と凹溝とを備えたトルク伝達用
の端部、すなわち、駆動側のビットまたはソケット、従
動側のソケットまたは突条において、トルク伝達方向か
らみて前壁面を前記中心線と平行に設け、トルク伝達方
向からみて後壁面を前記中心線に対して所定の角度で傾
斜させて設け、係合されるべき他の前記トルク伝達用の
端部に対して、前記前壁面の全面にてトルクを伝達する
反面、前記後壁面の一点において前記他の端部とくさび
結合することを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によるトルク伝達用端部の形状は、具体
的には、ねじまわし側の先端部の形状、すなわち、突条
(ビット)または凹溝(ソケット)、係止具側のヘッド
の突条または凹溝(ソケット)として実施され、特に、
本発明による駆動ビットは、係止具のソケット内で、そ
の両側壁間の突条の両側でくさび結合が生ずることを特
徴とする。そのために、駆動ビットの突条がソケットの
凹溝に接触する端縁と反対側すなわち駆動方向後側縁
に、ソケット内に侵入する側の端部から駆動ビットの軸
部に向かうテーパが付されていて六つの点的接触をする
反面、本発明による駆動ビットは、駆動ビットの突条の
六つの駆動方向前側壁とソケットの凹溝とが六つの係合
側面に沿って全面的に接触する。なお、本発明は、駆動
側がソケットであり、係止具側がヘッドの突条である場
合に対しても同様に適用可能である。
的には、ねじまわし側の先端部の形状、すなわち、突条
(ビット)または凹溝(ソケット)、係止具側のヘッド
の突条または凹溝(ソケット)として実施され、特に、
本発明による駆動ビットは、係止具のソケット内で、そ
の両側壁間の突条の両側でくさび結合が生ずることを特
徴とする。そのために、駆動ビットの突条がソケットの
凹溝に接触する端縁と反対側すなわち駆動方向後側縁
に、ソケット内に侵入する側の端部から駆動ビットの軸
部に向かうテーパが付されていて六つの点的接触をする
反面、本発明による駆動ビットは、駆動ビットの突条の
六つの駆動方向前側壁とソケットの凹溝とが六つの係合
側面に沿って全面的に接触する。なお、本発明は、駆動
側がソケットであり、係止具側がヘッドの突条である場
合に対しても同様に適用可能である。
【0010】本発明による係止具のソケットの形式は、
対向する側壁間の凹溝中に駆動ビットをくさび結合の状
態で嵌合するようにソケットの凹溝を規定する。すなわ
ち、駆動ビットの突条の駆動端縁と接触するソケットの
突条の従動方向後側縁には、ソケットの凹溝の幅をソケ
ットの開口端部から奥側に序々に減少するようにテーパ
が付されており、従ってソケットの突条の幅はこれに対
応して増加する。かくして、ソケットはソケットの凹溝
の六つの従動方向前側壁に沿っては駆動ビットと全面的
に接触する一方、駆動側側壁と反対側のソケットの凹溝
すなわち従動方向後側壁にテーパを付した、駆動ビット
の突条の駆動方向後側壁との間の係合によってソケット
の奥側端部近傍の六つの点においてくさび接触する。
対向する側壁間の凹溝中に駆動ビットをくさび結合の状
態で嵌合するようにソケットの凹溝を規定する。すなわ
ち、駆動ビットの突条の駆動端縁と接触するソケットの
突条の従動方向後側縁には、ソケットの凹溝の幅をソケ
ットの開口端部から奥側に序々に減少するようにテーパ
が付されており、従ってソケットの突条の幅はこれに対
応して増加する。かくして、ソケットはソケットの凹溝
の六つの従動方向前側壁に沿っては駆動ビットと全面的
に接触する一方、駆動側側壁と反対側のソケットの凹溝
すなわち従動方向後側壁にテーパを付した、駆動ビット
の突条の駆動方向後側壁との間の係合によってソケット
の奥側端部近傍の六つの点においてくさび接触する。
【0011】なお、突条の数を増減して設計することは
可能であるが、突条の数を六つにし、六つの突条すべて
において係合することは、理論的に最大の係合となる。
公差や使用による摩耗のために、係合は、二乃至三の突
条のみで行われる可能性がある。また、本発明は、六つ
の突条を備えたトルクス形状の駆動系に関して説明する
が、他の形状の駆動系にも適用可能である。
可能であるが、突条の数を六つにし、六つの突条すべて
において係合することは、理論的に最大の係合となる。
公差や使用による摩耗のために、係合は、二乃至三の突
条のみで行われる可能性がある。また、本発明は、六つ
の突条を備えたトルクス形状の駆動系に関して説明する
が、他の形状の駆動系にも適用可能である。
【0012】
【実施例】本発明の構成及び動作の要領は、それらの目
的及び利点とともに、添付の図面に関して以下に説明す
る。なお、以下の説明において、同一の要素は、同一の
参照符号を用いて示すものとする。
的及び利点とともに、添付の図面に関して以下に説明す
る。なお、以下の説明において、同一の要素は、同一の
参照符号を用いて示すものとする。
【0013】また、本発明は種々の異なる形状において
実施可能であるが、ここでは、特定の実施例に関して図
示し、以下に説明する。なお、この特定の実施例は、本
発明の原理を例示するものであり、本発明は図示の実施
例に限定されるものでないこと言うまでもない。
実施可能であるが、ここでは、特定の実施例に関して図
示し、以下に説明する。なお、この特定の実施例は、本
発明の原理を例示するものであり、本発明は図示の実施
例に限定されるものでないこと言うまでもない。
【0014】図1及び図2は、本発明によって形成され
る、後側にテーパを付したくさび結合可能な動力伝達用
端部すなわちビット10を示し、このビット10は、図
2で示す係止具12を、図示しないワークピースに締結
するために、係止具12に対して所要の締結トルクを付
与するために十分な構造的一体性を備えたいかなる材料
(素材)によっても形成することが出来る。上記の利点
は、ビット10の独特の構造及び形状により達成され
る。なお、以下において、本発明は、動力伝達用端部ビ
ットを用いた例に関して説明するが、本発明は、動力伝
達用端部ソケットと係止具のヘッドの突条との係合に対
しても効果的に適用することが出来る。
る、後側にテーパを付したくさび結合可能な動力伝達用
端部すなわちビット10を示し、このビット10は、図
2で示す係止具12を、図示しないワークピースに締結
するために、係止具12に対して所要の締結トルクを付
与するために十分な構造的一体性を備えたいかなる材料
(素材)によっても形成することが出来る。上記の利点
は、ビット10の独特の構造及び形状により達成され
る。なお、以下において、本発明は、動力伝達用端部ビ
ットを用いた例に関して説明するが、本発明は、動力伝
達用端部ソケットと係止具のヘッドの突条との係合に対
しても効果的に適用することが出来る。
【0015】図1及び図2で示すように、ビット10
は、係止具との係合部14と工具軸部16とを備えた実
質的に円柱状であり、係止具との係合部14は、図2及
び図3に部分的に示す係止具12の凹部(ソケット)1
8に挿入可能な形状に構成され、更に、工具軸部16か
ら係合部14への効率的なトルク伝達を可能にするため
に、工具軸部16の径よりも幾分小径に作られている。
図2に部分的に示す工具軸部16の上端は、ビット10
及び係止具12に締付トルクを伝達し得るように、図示
しない例えばレンチ、ドリル等の適当な工具と結合可能
に構成される。
は、係止具との係合部14と工具軸部16とを備えた実
質的に円柱状であり、係止具との係合部14は、図2及
び図3に部分的に示す係止具12の凹部(ソケット)1
8に挿入可能な形状に構成され、更に、工具軸部16か
ら係合部14への効率的なトルク伝達を可能にするため
に、工具軸部16の径よりも幾分小径に作られている。
図2に部分的に示す工具軸部16の上端は、ビット10
及び係止具12に締付トルクを伝達し得るように、図示
しない例えばレンチ、ドリル等の適当な工具と結合可能
に構成される。
【0016】係合部14は、挿入端面20と、挿入端面
20から延びるソケットとの係合部22と、そのソケッ
トとの係合部22が工具軸部16と接続する軸部23と
で構成されている。挿入端面20は、ビット10から係
止具12へのトルクの伝達を容易にするとともに、係止
具12のビット10に対する整列をも容易とし、さら
に、片手による締結動作を容易とするためにビット10
に係止具12を摩擦係合させて保持するための干渉接触
の形成を容易とするために、係止具12内のソケット1
8内に所定の深さで挿入される形状に構成され、好まし
くは、実質的に平坦に構成される。
20から延びるソケットとの係合部22と、そのソケッ
トとの係合部22が工具軸部16と接続する軸部23と
で構成されている。挿入端面20は、ビット10から係
止具12へのトルクの伝達を容易にするとともに、係止
具12のビット10に対する整列をも容易とし、さら
に、片手による締結動作を容易とするためにビット10
に係止具12を摩擦係合させて保持するための干渉接触
の形成を容易とするために、係止具12内のソケット1
8内に所定の深さで挿入される形状に構成され、好まし
くは、実質的に平坦に構成される。
【0017】本発明は、ソケットとの係合部22の独特
の形状、すなわち、図示のように、リーランドに付与さ
れたアメリカ特許第3,584,667号に開示された
トルクス駆動系に従って、マルチロブラ(複数の小葉
形)形状を有する複数、好ましくは六つずつの突条24
と凹溝26とで構成され、それらの突条24と凹溝26
は、隣接する突条24が凹溝26によって分割される要
領でソケットとの係合部22の円周方向に交互に等間隔
で配置されている。突条24及び凹溝26の向きは、係
止具12のソケット18内に構成された相補形状の突条
28及び凹溝30に係合する向きとされている。ソケッ
ト18内の突条28及び凹溝30は、上記のリーランド
特許に従った構成及び形状を有する。ソケット18のマ
ルチロブラ形状及びソケットとの係合部22は、不可避
的に安定な駆動系を形成し、突条及び凹溝の壁面が駆動
ビット10の軸線に対して略平行となっているので、ビ
ット10の抜け出しに対してある程度の抵抗を生起す
る。ビット10の突条24は、凹溝26の境界を規定す
る。従って、上述の突条の構造も、これと相補形状の凹
溝26に対応している。これは、ソケット18を構成す
る突条28及び凹溝30に関しても同様である。
の形状、すなわち、図示のように、リーランドに付与さ
れたアメリカ特許第3,584,667号に開示された
トルクス駆動系に従って、マルチロブラ(複数の小葉
形)形状を有する複数、好ましくは六つずつの突条24
と凹溝26とで構成され、それらの突条24と凹溝26
は、隣接する突条24が凹溝26によって分割される要
領でソケットとの係合部22の円周方向に交互に等間隔
で配置されている。突条24及び凹溝26の向きは、係
止具12のソケット18内に構成された相補形状の突条
28及び凹溝30に係合する向きとされている。ソケッ
ト18内の突条28及び凹溝30は、上記のリーランド
特許に従った構成及び形状を有する。ソケット18のマ
ルチロブラ形状及びソケットとの係合部22は、不可避
的に安定な駆動系を形成し、突条及び凹溝の壁面が駆動
ビット10の軸線に対して略平行となっているので、ビ
ット10の抜け出しに対してある程度の抵抗を生起す
る。ビット10の突条24は、凹溝26の境界を規定す
る。従って、上述の突条の構造も、これと相補形状の凹
溝26に対応している。これは、ソケット18を構成す
る突条28及び凹溝30に関しても同様である。
【0018】図示の好適実施例において、ビット10に
おける各突条24は、駆動方向前壁面32と駆動方向後
壁面34とを有し、前者はビット10の軸線と平行に形
成され、後者はソケットとの係合部22と軸部23との
間において挿入端部20から境界38まで延びるテーパ
が形成されている。駆動方向前壁面32は、ワークピー
スへの係止具12の締結を容易とする構成、即ち、右ネ
ジの場合は右方向に向けられて形成されている。駆動方
向前壁面32は、挿入端面20が適切にソケット18に
挿入されたとき、図3で示すように、ソケット凹溝30
の従動方向前壁面36に当接し、かくして、ビット10
の突条24と係止具12の間に直線的接触40が生じ、
ビット10と係止具12間の係合が生成される。なお、
駆動方向前壁面32上の接触線は、従動方向前壁面36
の接触線と平行に保持される。この要領で、ビット10
は、係止具に十分なトルクを伝達することが出来、かく
して、係止具12がワークピースに締結される。
おける各突条24は、駆動方向前壁面32と駆動方向後
壁面34とを有し、前者はビット10の軸線と平行に形
成され、後者はソケットとの係合部22と軸部23との
間において挿入端部20から境界38まで延びるテーパ
が形成されている。駆動方向前壁面32は、ワークピー
スへの係止具12の締結を容易とする構成、即ち、右ネ
ジの場合は右方向に向けられて形成されている。駆動方
向前壁面32は、挿入端面20が適切にソケット18に
挿入されたとき、図3で示すように、ソケット凹溝30
の従動方向前壁面36に当接し、かくして、ビット10
の突条24と係止具12の間に直線的接触40が生じ、
ビット10と係止具12間の係合が生成される。なお、
駆動方向前壁面32上の接触線は、従動方向前壁面36
の接触線と平行に保持される。この要領で、ビット10
は、係止具に十分なトルクを伝達することが出来、かく
して、係止具12がワークピースに締結される。
【0019】一つの突条24の、テーパを付した駆動方
向後壁面34は、隣接する突条24の駆動方向前壁面3
2に対向する。しかしながら、駆動方向前壁面32が、
挿入端面20の軸線に対して実質的に平行となっている
のに対して、テーパを付した駆動方向後壁面34は、好
適実施例によれば、駆動方向前壁面32に対して、約7
゜の角度で上方向の境界38まで拡開するようにテーパ
を付けられている。従って、突条24の厚さは、挿入端
部20から上方に向かって連続的に増加する。さらに、
駆動方向後壁面34の角度的にテーパを付した形状は、
前記アメリカ特許第3,584,667号に開示された
標準的なトルクス形状とは異なるソケットとの係合部2
2の形状を生じ、その違いは挿入端部20から境界に向
かって上向きに拡大する。
向後壁面34は、隣接する突条24の駆動方向前壁面3
2に対向する。しかしながら、駆動方向前壁面32が、
挿入端面20の軸線に対して実質的に平行となっている
のに対して、テーパを付した駆動方向後壁面34は、好
適実施例によれば、駆動方向前壁面32に対して、約7
゜の角度で上方向の境界38まで拡開するようにテーパ
を付けられている。従って、突条24の厚さは、挿入端
部20から上方に向かって連続的に増加する。さらに、
駆動方向後壁面34の角度的にテーパを付した形状は、
前記アメリカ特許第3,584,667号に開示された
標準的なトルクス形状とは異なるソケットとの係合部2
2の形状を生じ、その違いは挿入端部20から境界に向
かって上向きに拡大する。
【0020】特に、ソケットとの係合部22のマルチロ
ブラ(複数の小葉形)形状は、図4及び図5の破線で示
すように、挿入端部20に近い位置(図5)では、トル
クス形状42とほぼ同一の形状となり、テーバを付した
駆動方向後壁面34は、境界38に向かって円周方向に
上向きに延び、トルクス形状42の断面から変化してい
る。この変化は、図4及び図5の破線で示すトルクスの
形状42と、実線で示した実際の断面形状とを比較する
ことにより明かである。挿入端面20から境界38まで
テーパを付した駆動方向後壁面34が上向きに延びる
間、ある突条24のテーパを付した駆動方向後壁面34
は、同一突条24の関連する駆動方向前壁面32から、
ソケットとの係合部22の円周方向に沿って大きく離間
するので、トルクス形状(破線)42との相違が増大す
る。
ブラ(複数の小葉形)形状は、図4及び図5の破線で示
すように、挿入端部20に近い位置(図5)では、トル
クス形状42とほぼ同一の形状となり、テーバを付した
駆動方向後壁面34は、境界38に向かって円周方向に
上向きに延び、トルクス形状42の断面から変化してい
る。この変化は、図4及び図5の破線で示すトルクスの
形状42と、実線で示した実際の断面形状とを比較する
ことにより明かである。挿入端面20から境界38まで
テーパを付した駆動方向後壁面34が上向きに延びる
間、ある突条24のテーパを付した駆動方向後壁面34
は、同一突条24の関連する駆動方向前壁面32から、
ソケットとの係合部22の円周方向に沿って大きく離間
するので、トルクス形状(破線)42との相違が増大す
る。
【0021】突条24の厚さも、これに対応して増加
し、図3で示すように、ソケット18の凹溝30の幅と
突条24の厚さとが等しくなる点に向かって増加し、凹
溝30の幅に等しくなるまで増加すると、ビット10が
ソケット18内に挿入された時に、ビット10と係止具
12との間に、ソケットとの係合部22が、点接触であ
るくさび接触44が形成される。特に、テーパを付した
駆動方向後壁面34は、図3に示すように、ソケット1
8の凹溝30に関連してソケット18の頂部に位置する
各点44で係合する。これによって、係止具12とビッ
ト10との間のくさび接触が形成され、係止具12がビ
ット10に保持されるから、片手による作業が容易とな
る。
し、図3で示すように、ソケット18の凹溝30の幅と
突条24の厚さとが等しくなる点に向かって増加し、凹
溝30の幅に等しくなるまで増加すると、ビット10が
ソケット18内に挿入された時に、ビット10と係止具
12との間に、ソケットとの係合部22が、点接触であ
るくさび接触44が形成される。特に、テーパを付した
駆動方向後壁面34は、図3に示すように、ソケット1
8の凹溝30に関連してソケット18の頂部に位置する
各点44で係合する。これによって、係止具12とビッ
ト10との間のくさび接触が形成され、係止具12がビ
ット10に保持されるから、片手による作業が容易とな
る。
【0022】ここで、くさび接触が、駆動方向前壁面3
2とテーパを付した駆動方向後壁面34との間の各突条
においていずれも生じ、これは、上述したアメリカ特許
第4,269,246号に開示されたように、直径方向
に対向する突条間においてビットの主直径に亙って形成
されるのとは相違する。くさび接触は、片手による締結
を容易とする。ビット10と係止具12にそれぞれ六つ
の突条22、28及び六つの凹溝26、30が設けられ
ているので、六つの接触線と六つの接触点44が形成さ
れる。
2とテーパを付した駆動方向後壁面34との間の各突条
においていずれも生じ、これは、上述したアメリカ特許
第4,269,246号に開示されたように、直径方向
に対向する突条間においてビットの主直径に亙って形成
されるのとは相違する。くさび接触は、片手による締結
を容易とする。ビット10と係止具12にそれぞれ六つ
の突条22、28及び六つの凹溝26、30が設けられ
ているので、六つの接触線と六つの接触点44が形成さ
れる。
【0023】駆動方向後壁面34が挿入端面20から上
向きにテーパを付されているので、ソケットとの係合部
22を、ビット10から係止具12へ、適当で、かつ望
ましいトルク伝達を確実とするのに十分な深さまで、適
切に挿入することが出来る。この挿入または侵入深さ
は、ビット10によって係止具12をワークピース内に
締結する際に、すでにビット10と係止具12の全体を
トルクス形状とすることによって最小化され、ビット1
2の係止具12のソケット18からの抜け出しが発生す
る傾向をさらに減少させることが出来る。テーパを付し
た駆動方向後壁面34は、取付時に係止具12をビット
10に対して自動的に整列させる。
向きにテーパを付されているので、ソケットとの係合部
22を、ビット10から係止具12へ、適当で、かつ望
ましいトルク伝達を確実とするのに十分な深さまで、適
切に挿入することが出来る。この挿入または侵入深さ
は、ビット10によって係止具12をワークピース内に
締結する際に、すでにビット10と係止具12の全体を
トルクス形状とすることによって最小化され、ビット1
2の係止具12のソケット18からの抜け出しが発生す
る傾向をさらに減少させることが出来る。テーパを付し
た駆動方向後壁面34は、取付時に係止具12をビット
10に対して自動的に整列させる。
【0024】トルクスの形状によって抜け出しに対する
抵抗が与えられるので、ビット10によるワークピース
内への係止具の挿入のための端部負荷が不要となる。し
かしながら、タップネジやドリルネジを使用する場合に
は、パイロット孔を形成しないことが多いから、タップ
ネジを使用する場合には、タップネジやドリルネジのワ
ークピース内への侵入を容易にするために、端部負荷が
必要となる。そこで、ビット10は、ワークピース内に
タップネジを締結する場合に、ビット10によって形成
される特定の線接触及び点接触によって、この所要端部
負荷を、ふらつきやズレを最小とするために使用するこ
とが出来る。かくして、ビット10のテーパを付した駆
動方向後壁面34は、抜け出しを防止する手段として機
能するとともに、係止具12をビット10に整列させる
手段としても機能し、さらに、ふらつきを減少させる手
段としても機能する。
抵抗が与えられるので、ビット10によるワークピース
内への係止具の挿入のための端部負荷が不要となる。し
かしながら、タップネジやドリルネジを使用する場合に
は、パイロット孔を形成しないことが多いから、タップ
ネジを使用する場合には、タップネジやドリルネジのワ
ークピース内への侵入を容易にするために、端部負荷が
必要となる。そこで、ビット10は、ワークピース内に
タップネジを締結する場合に、ビット10によって形成
される特定の線接触及び点接触によって、この所要端部
負荷を、ふらつきやズレを最小とするために使用するこ
とが出来る。かくして、ビット10のテーパを付した駆
動方向後壁面34は、抜け出しを防止する手段として機
能するとともに、係止具12をビット10に整列させる
手段としても機能し、さらに、ふらつきを減少させる手
段としても機能する。
【0025】上記のように、本発明における必須の利点
は、動力伝達用端部のビットの突条または係止具の突条
の適当な側面にテーパを付した駆動方向後壁面34を形
成することによって達成される。本発明の用途の一例
は、新規な係止具のソケット53の形状として図6及び
図7に示されている。しかしながら、この実施例は、係
止具52に関して示すが、本発明は、動力伝達用端部の
ソケットにも、同一の要領で適用することが出来る。ま
た、最初に説明した実施例は、動力伝達用端部のソケッ
トに係合する係止具のヘッドの突条及び凹溝として用い
ることが出来る。
は、動力伝達用端部のビットの突条または係止具の突条
の適当な側面にテーパを付した駆動方向後壁面34を形
成することによって達成される。本発明の用途の一例
は、新規な係止具のソケット53の形状として図6及び
図7に示されている。しかしながら、この実施例は、係
止具52に関して示すが、本発明は、動力伝達用端部の
ソケットにも、同一の要領で適用することが出来る。ま
た、最初に説明した実施例は、動力伝達用端部のソケッ
トに係合する係止具のヘッドの突条及び凹溝として用い
ることが出来る。
【0026】図6は、トルクス型のビット48と、本発
明により構成されたビット嵌合ソケット53を持つ係止
具52のヘッド部50とを示す。ビット48は、複数の
突条56と凹溝58とで構成された係止具への挿入部5
4と、適当な工具またはワークピースに係止具52を締
結するためのトルクの発生源に接続される工具軸部61
とを有し、ビット48の突条56及び凹溝58は、前記
のリーランド特許に開示されたトルクス形状に構成さ
れ、その横断面は図4及び図5の破線42で示す形状と
同様のトルクス形状をしている。なお、係止具への挿入
部54の横断面は、一定となっており、突条56の駆動
方向後壁面にはテーパは付されていない。
明により構成されたビット嵌合ソケット53を持つ係止
具52のヘッド部50とを示す。ビット48は、複数の
突条56と凹溝58とで構成された係止具への挿入部5
4と、適当な工具またはワークピースに係止具52を締
結するためのトルクの発生源に接続される工具軸部61
とを有し、ビット48の突条56及び凹溝58は、前記
のリーランド特許に開示されたトルクス形状に構成さ
れ、その横断面は図4及び図5の破線42で示す形状と
同様のトルクス形状をしている。なお、係止具への挿入
部54の横断面は、一定となっており、突条56の駆動
方向後壁面にはテーパは付されていない。
【0027】ソケット53は、交互に形成された駆動ビ
ット10の突条24及び凹溝26と同様の複数の突条6
0及び凹溝62で構成され、好ましくは、突条及び凹溝
のそれぞれの数を六個とする。突条60と凹溝62は、
交互に隣接し等距離でソケット53の円周方向に配置さ
れており、これらの突条60及び凹溝62の向きは、ビ
ットの突条56及び凹溝58と補完的となっており、駆
動ビット48のソケット53への挿入を容易にしてい
る。駆動ビット48をソケット53に挿入すると、駆動
ビット48がソケット53の抜け落ちに対して充分な抵
抗となるので、必然的に安定な駆動系が形成される。
ット10の突条24及び凹溝26と同様の複数の突条6
0及び凹溝62で構成され、好ましくは、突条及び凹溝
のそれぞれの数を六個とする。突条60と凹溝62は、
交互に隣接し等距離でソケット53の円周方向に配置さ
れており、これらの突条60及び凹溝62の向きは、ビ
ットの突条56及び凹溝58と補完的となっており、駆
動ビット48のソケット53への挿入を容易にしてい
る。駆動ビット48をソケット53に挿入すると、駆動
ビット48がソケット53の抜け落ちに対して充分な抵
抗となるので、必然的に安定な駆動系が形成される。
【0028】図6で示すように、ソケット53における
各突条60は、開口68から基部70に延びる図7で示
された従動方向前壁面64と、これに対向するテーパを
付した従動方向後壁面66とで構成される。なお、ここ
で説明するように、本発明は、一つの突条60のみが従
動方向前壁面64とテーパを付した従動方向後壁面66
を有している場合にも、上記の機能を発揮する。壁面6
4、66は、駆動ビット48から係止具52へのトルク
伝達を容易にする方向に向けられている。特に、図7で
示すように、駆動ビット48がソケット53に挿入され
た場合、駆動ビット48の駆動方向前壁面72は、従動
方向前壁面64に、直線的接触線74で示すように直線
的に駆動可能に係合し、ビットの突条56と従動方向前
壁面64の各界面には駆動ビット48と係止具52との
間の駆動可能な係合が生成される。従動方向前壁面64
上のこの接触線は、駆動方向前壁面72と平行に保持さ
れ、駆動ビット48から係止具52への接触線に沿った
充分なトルク伝達を確実ならしめる。
各突条60は、開口68から基部70に延びる図7で示
された従動方向前壁面64と、これに対向するテーパを
付した従動方向後壁面66とで構成される。なお、ここ
で説明するように、本発明は、一つの突条60のみが従
動方向前壁面64とテーパを付した従動方向後壁面66
を有している場合にも、上記の機能を発揮する。壁面6
4、66は、駆動ビット48から係止具52へのトルク
伝達を容易にする方向に向けられている。特に、図7で
示すように、駆動ビット48がソケット53に挿入され
た場合、駆動ビット48の駆動方向前壁面72は、従動
方向前壁面64に、直線的接触線74で示すように直線
的に駆動可能に係合し、ビットの突条56と従動方向前
壁面64の各界面には駆動ビット48と係止具52との
間の駆動可能な係合が生成される。従動方向前壁面64
上のこの接触線は、駆動方向前壁面72と平行に保持さ
れ、駆動ビット48から係止具52への接触線に沿った
充分なトルク伝達を確実ならしめる。
【0029】一つの突条60のテーパを付した従動方向
後壁面66は、隣接する突条の従動方向前壁面64と対
向するが、従動方向後壁面64は、基部70から開口6
8に向かって上方に拡開するように、対向する従動方向
前壁面64に対して、好ましくは約7゜の角度で傾斜し
て定められる。従って、突条60の角度的に傾斜する性
質によって、突条60の厚さは、突条の基部側から開口
68に向かって連続的に徐々に減少する。これと対応し
て、ビットの凹溝58の幅は基部から開口68に向かっ
て徐々に増加する。従って、図3及び図4の破線42で
示すように、ソケット53の横断面は、基部70から僅
かに上方に変位した位置においては、トルクス形状に非
常に近い形状となるが、この断面形状は、ソケット53
に沿って上下に変位するに従ってトルクス形状とは異な
る形状となる。このトルクス形状との相違は、基部70
から離れるに従って大きくなる。
後壁面66は、隣接する突条の従動方向前壁面64と対
向するが、従動方向後壁面64は、基部70から開口6
8に向かって上方に拡開するように、対向する従動方向
前壁面64に対して、好ましくは約7゜の角度で傾斜し
て定められる。従って、突条60の角度的に傾斜する性
質によって、突条60の厚さは、突条の基部側から開口
68に向かって連続的に徐々に減少する。これと対応し
て、ビットの凹溝58の幅は基部から開口68に向かっ
て徐々に増加する。従って、図3及び図4の破線42で
示すように、ソケット53の横断面は、基部70から僅
かに上方に変位した位置においては、トルクス形状に非
常に近い形状となるが、この断面形状は、ソケット53
に沿って上下に変位するに従ってトルクス形状とは異な
る形状となる。このトルクス形状との相違は、基部70
から離れるに従って大きくなる。
【0030】従動方向後壁面66は、開口68から基部
70に向かってテーパを付されているので、駆動ビット
の突条が挿入される凹溝62の幅は、図7で示すよう
に、凹溝63の幅が駆動ビットの突条56の厚さと等し
くなるまで減少する。凹溝62の幅は、ソケット53の
基部70より上方に変位した位置で駆動ビット48の突
条の厚さと等しくなり、駆動ビット48の係止具挿入部
54の挿入端面76が、駆動ビット48をソケット53
に挿入したときに、基部70に接触しないように構成さ
れる。駆動ビット48をソケットに挿入すると、この点
において、参照符号78で示すように、従動方向後壁面
66は、突条56の駆動方向後壁面80に対して駆動ビ
ット48の突条56と係止具52の凹溝62との間の点
接触であるくさび接触が生ずる。
70に向かってテーパを付されているので、駆動ビット
の突条が挿入される凹溝62の幅は、図7で示すよう
に、凹溝63の幅が駆動ビットの突条56の厚さと等し
くなるまで減少する。凹溝62の幅は、ソケット53の
基部70より上方に変位した位置で駆動ビット48の突
条の厚さと等しくなり、駆動ビット48の係止具挿入部
54の挿入端面76が、駆動ビット48をソケット53
に挿入したときに、基部70に接触しないように構成さ
れる。駆動ビット48をソケットに挿入すると、この点
において、参照符号78で示すように、従動方向後壁面
66は、突条56の駆動方向後壁面80に対して駆動ビ
ット48の突条56と係止具52の凹溝62との間の点
接触であるくさび接触が生ずる。
【0031】図7に一つの点が示されているように、従
動方向後壁面66は、ソケット53の基部70の近傍に
おいて、各突条56に対向する駆動方向後壁面80と各
個の点78で係合する。従って、係止具に本発明の独特
の構成を採用することによって、駆動ビット10及び係
止具12に関して前述した駆動ビット48と係止具52
と同じくさび接触が生じる。従って、本発明が、本発明
の要旨を変更することなく、または、例えば、駆動工具
側のビット、またはソケット係止具側の突条またはソケ
ットに効果的に使用可能である。
動方向後壁面66は、ソケット53の基部70の近傍に
おいて、各突条56に対向する駆動方向後壁面80と各
個の点78で係合する。従って、係止具に本発明の独特
の構成を採用することによって、駆動ビット10及び係
止具12に関して前述した駆動ビット48と係止具52
と同じくさび接触が生じる。従って、本発明が、本発明
の要旨を変更することなく、または、例えば、駆動工具
側のビット、またはソケット係止具側の突条またはソケ
ットに効果的に使用可能である。
【0032】なお、上記においては本発明の好適実施例
に関して説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく
種々の変形、変更が可能であることは、当業者において
自明である。従って、本発明は、上記に説明した実施例
に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載によ
ってのみ規定されるものである。
に関して説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく
種々の変形、変更が可能であることは、当業者において
自明である。従って、本発明は、上記に説明した実施例
に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載によ
ってのみ規定されるものである。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によるトル
ク伝達用端部は、中心軸線から半径方向内側に開かれた
互いに同一曲率の複数の半円弧曲面と、前記中心軸線か
ら半径方向外側に開かれかつ前記半円弧曲面の曲率より
も大きくかつ同数の互いに同一曲率の円弧曲面とが同一
円周に沿って交互に配置され、そして、互いに隣接する
前記2種類の円弧曲面の端部がそれぞれ接線方向に接合
され、そのようにして形成された交互逆向きの大小の2
種類の円弧曲面からなる突条と凹溝とを備えたトルク伝
達用の端部、すなわち、駆動側のビットまたはソケッ
ト、従動側のソケットまたは突条において、トルク伝達
方向からみて前壁面を前記中心線と平行に設け、トルク
伝達方向からみて後壁面を前記中心線に対して所定の角
度で傾斜させて設けたため、係合されるべき他の前記ト
ルク伝達用の端部に対して、前記前壁面の全面にてトル
クを伝達することができるので、従来技術と比較して約
10%の係止具駆動効率の向上が得られるばかりでな
く、前記後壁面の一点において他の端部とくさび結合す
ることができるので、片手による手作業で係止具の移動
と締付を容易に行うことができ、更に、ズレ及びふらつ
きをも減少することができるから、作業ミスがなく、確
実迅速に締付を実行することができる。
ク伝達用端部は、中心軸線から半径方向内側に開かれた
互いに同一曲率の複数の半円弧曲面と、前記中心軸線か
ら半径方向外側に開かれかつ前記半円弧曲面の曲率より
も大きくかつ同数の互いに同一曲率の円弧曲面とが同一
円周に沿って交互に配置され、そして、互いに隣接する
前記2種類の円弧曲面の端部がそれぞれ接線方向に接合
され、そのようにして形成された交互逆向きの大小の2
種類の円弧曲面からなる突条と凹溝とを備えたトルク伝
達用の端部、すなわち、駆動側のビットまたはソケッ
ト、従動側のソケットまたは突条において、トルク伝達
方向からみて前壁面を前記中心線と平行に設け、トルク
伝達方向からみて後壁面を前記中心線に対して所定の角
度で傾斜させて設けたため、係合されるべき他の前記ト
ルク伝達用の端部に対して、前記前壁面の全面にてトル
クを伝達することができるので、従来技術と比較して約
10%の係止具駆動効率の向上が得られるばかりでな
く、前記後壁面の一点において他の端部とくさび結合す
ることができるので、片手による手作業で係止具の移動
と締付を容易に行うことができ、更に、ズレ及びふらつ
きをも減少することができるから、作業ミスがなく、確
実迅速に締付を実行することができる。
【図1】本発明による動力伝達用端部のビットの斜視
図、
図、
【図2】図1の動力伝達用端部のビットを係止具の頭部
に設けたトルクス形状のソケットに関連させて示すの部
分的斜視図、
に設けたトルクス形状のソケットに関連させて示すの部
分的斜視図、
【図3】本発明による動力伝達用端部のビットを、トル
クス形状の係止具のソケットに挿入して生じるビットと
ソケットとの間の直線状及びくさび状の接触状態を示す
部分的断面図、
クス形状の係止具のソケットに挿入して生じるビットと
ソケットとの間の直線状及びくさび状の接触状態を示す
部分的断面図、
【図4】動力伝達用端部のビットの凹凸断面形状を、標
準トルクスの断面形状(破線)と比較して示す図2の4
−4線に沿った断面図、
準トルクスの断面形状(破線)と比較して示す図2の4
−4線に沿った断面図、
【図5】図4よりも先端寄りの位置における図4と同様
の比較を示す図2の5−5線に沿った断面図、
の比較を示す図2の5−5線に沿った断面図、
【図6】係止具の新規なソケット形状にトルクス形状の
動力伝達用端部のビットを対応させた本発明の他の実施
例を示す図2と同様の部分的斜視図、
動力伝達用端部のビットを対応させた本発明の他の実施
例を示す図2と同様の部分的斜視図、
【図7】トルクス形状の動力伝達用端部のビットを係止
具の新規なソケットに挿入して生じるビットとソケット
との間の直線状及びくさび状の接触状態を示す部分的断
面図である。
具の新規なソケットに挿入して生じるビットとソケット
との間の直線状及びくさび状の接触状態を示す部分的断
面図である。
10、48 動力伝達用端部(ビット) 14 係止具 16、61 工具軸部 23 軸部 38 境界 22、54 係止具(ソケット)との係合部 24、56 突条 26、58 凹溝 32、72 駆動方向前壁面 34 テーパを付した駆動方向後壁面 44 くさび接触点 20、76 挿入端面 42 トルクス形状の破線(図4、5) 80 テーパを付していない駆動方向後壁面 12、52 係止具 50 ヘッド部 68 開口 70 基部 18、52 凹部(ソケット) 28、60 突条 30、62 凹溝 36、64 従動方向前壁面 66 テーパを付した従動方向後壁面 40、74 直線的接触線 78 係合点
Claims (1)
- 【請求項1】 中心軸線から半径方向内側に開かれた互
いに同一曲率の複数の半円弧曲面と、前記中心軸線から
半径方向外側に開かれかつ前記半円弧曲面の曲率よりも
大きくかつ同数の互いに同一曲率の円弧曲面とが同一円
周に沿って交互に配置され、そして、互いに隣接する前
記2種類の円弧曲面の端部がそれぞれ接線方向に接合さ
れ、そのようにして形成された交互逆向きの大小2種類
の円弧曲面からなる突条と凹溝とを備えたトルク伝達用
の端部、すなわち、駆動側のビットまたはソケット、従
動側のソケットまたは突条において、 トルク伝達方向からみて前壁面を前記中心線と平行に設
け、 トルク伝達方向からみて後壁面を前記中心線に対して所
定の角度で傾斜させて設け、 係合されるべき他の前記トルク伝達用の端部に対して、
前記前壁面の全面にてトルクを伝達する反面、前記後壁
面の一点において前記他の端部とくさび結合する、 ことを特徴とするトルク伝達用端部。
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US07/883,133 | 1992-05-14 | ||
US7/883,133 | 1992-05-14 | ||
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