JP2003222115A - ねじの駆動穴及びねじ用ドライバビット - Google Patents

ねじの駆動穴及びねじ用ドライバビット

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JP2003222115A JP2002023991A JP2002023991A JP2003222115A JP 2003222115 A JP2003222115 A JP 2003222115A JP 2002023991 A JP2002023991 A JP 2002023991A JP 2002023991 A JP2002023991 A JP 2002023991A JP 2003222115 A JP2003222115 A JP 2003222115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食い付き性がよく且つドライバビットが滑るこ
となく、あらかじめ設定されたねじ締めトルクが正確に
得られるねじの駆動穴を得る。 【解決手段】係合溝11の両側壁に駆動穴10の中心線
を含む面に対して直立した直立受動面13を形成し、駆
動穴10の深部は傾斜した側壁とするとともに、隣接す
る係合溝11の側壁を接続する嵌合面15を山形形状に
形成し、ドライバビット20との嵌合は駆動穴10の深
部で、ドライバビット20からの駆動力の伝達は直立受
動面13で行うようにしたねじの駆動穴であるので、ね
じとドライバビットとの食い付きが従来と変わらず、ね
じ締め時にドライバビットにねじが確実に保持される。
また、呼び径が比較的小さく、頭部厚みの薄いねじにお
いては直立受動面を係合溝の側壁に形成していることか
ら駆動穴を比較的浅くでき、頭部と脚部との間に補強部
を設けなくても十分な強度を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ねじとこのねじを
締め付け駆動するドライバビットに関し、特に、ねじの
駆動穴を構成する係合溝とこの係合溝に係合するドライ
バビットの形状に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からねじを締め付けたり緩めたりす
る場合に、このドライバビットが与える駆動力が作用す
る頭部には、一般にこのドライバビットが係合する十字
形状の係合溝を有する駆動穴が形成されており、この駆
動穴にドライバビットの係合羽根を係合させて駆動力を
伝達してワークにねじを締め付けるようになっている。
このようなねじ締め作業においては、図10に示すよう
な駆動穴110を有するねじ101が採用されており、
十字形状となっている係合溝111とこれに隣接する係
合溝111との間にはこれら係合溝111の受動面11
3を接続する直線状の嵌合面115で繋がっている。こ
の嵌合面115は通常、係合溝111と係合溝111と
の間の等分割位置において傾斜した稜線116を有する
断面山形形状に形成されており、これらねじ101の中
心線を挟んで対向する嵌合面115の間隔bは頭部10
2の上面に達するにしたがって徐々に拡がっている。そ
して、この部分で図11に示すように、前記ドライバビ
ット120の接続面122と嵌合する嵌合部を構成し、
この部分で所謂、ドライバビットとねじとの食い付き性
能を持たせるようになっている。
【0003】この形状は一般に広く普及している形状で
あり、JIS(日本工業規格)B1012により規定さ
れた形状である。一方、このねじに使用するドライバビ
ットもJISB4633に規定されており、これらねじ
及びドライバビットの係合溝と係合羽根はその壁面が僅
かではあるが傾斜した形状となっている。そして、ねじ
締め時にこれらねじとドライバビットを係合させ、ドラ
イバビット120に食い付いたねじにドライバビット1
20からねじを回転させるための回転駆動力が加わる
と、この回転力はドライバビット120の係合羽根12
1からねじの係合溝111の斜面となった係合面113
に伝達されて、ねじはともに回転されてワーク(図示せ
ず)にねじ込まれるようになっているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一般に
使用されているねじを駆動するためのドライバビットは
その係合羽根を前記ねじの係合溝に嵌り易くするため
に、ねじの駆動穴の係合溝より僅かの角度θだけ異なっ
て形成されているか、あるいは僅かに厚みが薄く形成さ
れたりして、係合羽根の先端は僅かに薄い羽根形状とな
っているのが常である。そして、ねじとドライバビット
との食い付き性を良くするために嵌合面の間隔bはJI
S(日本工業規格)で規定されており、ねじ締め開始時
にはこの嵌合面付近で駆動力が伝達されているが、ワー
クへのねじ締め完了時にはドライバビットの係合羽根が
ねじの駆動穴から滑って抜け出る、所謂、カムアウト現
象が多々生じ、ねじの駆動穴が破壊される等して十分な
ねじ締めトルクが得られていない。また、自動組み立て
作業ラインにおいては、このねじ締めトルクが常時一定
になるようにトルク管理されているが、依然としてねじ
締めトルクにばらつきが生じている。更に、このカムア
ウト現象が生じないようにするためには、ドライバビッ
トがねじの十字穴から抜け出さないように、ドライバビ
ットに大きな推力を加えねばならず、この推力により、
ワークに歪みが生じている。しかも、このねじ締めトル
クが大きくなるほどカムアウト現象が発生するので、比
較的小さいねじにおいては大きな締め付けトルクを加え
ることができず、十分な締め付け作用が得られていな
い。その上、最近需要が増加している呼び径が比較的小
さく、頭部厚みの薄いねじにおいては駆動穴を規格通り
に深くする必要から頭部と脚部との間に脚部より太い補
強部を設けねばならず、ねじの座面がワークに完全に着
座しないこともある等の諸々の課題を有している。
【0005】本発明の第1の目的は、このような課題を
解消するとともにドライバビットの駆動穴への食い付き
性がよく且つ駆動時にドライバビットが滑り出ることな
く、あらかじめ設定されているねじ締めトルクが正確に
得られるようにしたねじの駆動穴を提供することであ
る。本発明の第2の目的は、ねじを締め付けるための駆
動力を駆動穴に正確に伝達することを可能にするドライ
バビットを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の目的は、
係合羽根21とこれの根元となる基部とを有するドライ
バビット20が係合する駆動穴10を形成した頭部2と
ねじ山3を形成した脚部4とからなるねじにおいて、駆
動穴10を前記係合羽根21が係合する係合溝11と、
中心にあって前記ドライバビット20の基部が入る嵌合
部14とから構成し、この係合溝11を構成する側壁に
中心線を含む面に対して直立した直立受動面13を形成
し、一方、この直立受動面13から前記嵌合部14を構
成する嵌合面15にかけての側壁を駆動穴10が深くな
るにつれて係合溝11の間隔が狭くなるよう傾斜した斜
面形状としたねじの駆動穴を提供することで達成され
る。
【0007】また、この構成において、直立受動面13
は前記係合溝11の少なくとも放射方向端側の側壁に形
成されているねじの駆動穴とすることで前記目的が達成
される。更に、これら構成における直立受動面13はそ
の頭部表面との境に前記ドライバビット20の嵌合を滑
らかに案内するよう頭部表面側が緩い傾斜のガイド面を
有しているねじの駆動穴とすることでも達成される。
【0008】一方、本発明の第2の目的は、ねじ1の駆
動穴10に係合するよう十字方向に形成された係合羽根
21と、これの基部とからなるドライバビット20にお
いて、先端に駆動穴10の嵌合部14に嵌合する基部と
先端から後部にかけて徐々に厚くなった係合羽根21を
形成し、この係合羽根21の中程に前記駆動穴10を形
成する係合溝11に沿うとともに、中心線を含む面に対
して直立した直立駆動面23を形成し、駆動穴10への
作用時においてこの直立駆動面23が前記係合溝11に
形成された直立受動面13に接触するようにしたねじ用
ドライバビットを提供することにより達成される。
【0009】しかも、この構成における係合羽根21は
直立駆動面23が形成されている位置においてはその厚
みが前記係合溝11の直立受動面13間の巾より僅かに
薄い一定の厚みを有しているねじ用ドライバビットとす
ることでも達成される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図9に基づき説明する。図1及び図2において、1
は頭部2とこの頭部2と一体で且つねじ山3を有する脚
部4とからなるねじである。このねじ1の頭部2には脚
部4の中心線上に後述のドライバビットが係合するよう
放射方向に形成された係合溝11からなる十字形状の駆
動穴10が形成されている。この駆動穴10を形成する
係合溝11はその底面12が中心に向かうに従って深く
なっている。この係合溝11の頭部外周側、即ち、係合
溝11の放射方向端側にかけてはその両側に壁面が形成
してあり、これは底面12から頭部2の表面に達するに
従って僅か拡がるように傾斜している。この係合溝11
はその頭部表面側において係合溝11の中心線に平行あ
るいはねじ1の中心側が僅か広くなるように通常1°程
度傾いて形成されている。
【0011】一方、前記係合溝11の両側壁の少なくと
も放射方向端側には図2及び図3に示すように、係合溝
11の放射方向端の巾と同間隔であって、ねじ1の中心
線を含む面に対して直立し且つ底面12からも直立した
直立受動面13が形成してあり、この直立受動面13は
駆動穴10の深さに対してそれより僅か浅い位置まで形
成されている。即ち、駆動穴10の深い部分には図4に
示すように、従来からの通常のフィリップス十字形状の
駆動穴10が形成してあり、具体的には、側壁は駆動穴
10が深くなるにつれて係合溝11の間隔が狭くなるよ
う形成してあり、これにより、駆動穴10とドライバビ
ットの食い付き性が維持されるようになっている。尚、
この直立受動面13は係合溝11の両側壁に必ずしも設
ける必要はなく、最小限締め付け方向側だけであっても
よい。
【0012】また、図2及び図3に示すように、この駆
動穴10を構成し且つ互いに隣接するこれら係合溝11
の間には、直線状の嵌合面15が形成されて前記係合溝
11の側壁を接続しており、この嵌合面15はねじ1の
中心線上において前記係合溝11の基部を構成する嵌合
部14の周壁を形成し、嵌合部14に突出した山形形状
となっている。この嵌合面15は前記駆動穴10が深く
なるにつれてねじ1の中心線方向に傾斜した斜面となっ
ており、前記嵌合面15を接続する稜線16はねじ1の
中心線を挟んで対向する間隔bがねじ1の頭部表面に達
するにつれて僅かに拡がった形状となっている。これに
より、ねじ1の駆動穴10の中心に対してドライバビッ
トの中心を一致させるようになっている。尚、この実施
の形態において、係合溝は放射方向端側が狭く駆動穴1
0の中心側が僅かに広くなった形状となっているが、放
射方向端側を駆動穴10の中心側と同様の巾となるよう
広くすることで、直立受動面13は図2の一点鎖線で示
すように、頭部表面に達するまで形成することができて
広くなり、より大きな駆動力を受けることができる。こ
の場合の直立受動面13と頭部表面との境にはドライバ
ビットの嵌合を滑らかに案内するよう緩い傾斜あるいは
円弧のガイド面(図示せず)を形成してもよい。
【0013】更に、このような構成の駆動穴10を有す
るねじ1に使用するドライバビット20は通常の即ち、
先端に前記駆動穴10の嵌合部14に嵌合する基部と先
端から後部にかけて徐々に厚くなった係合羽根21を形
成したドライバビット20を使用しても締め付け作業に
は支障はないが、より安定した作業を得るには図5に示
す形状のドライバビット20が適する。これは通常のド
ライバビット20を構成する係合羽根21の形状を前記
駆動穴10の側壁に沿うようにしたものであり、ドライ
バビット20の先端部は図6に示すように、係合羽根2
1の外周端側が基部側より僅かに厚みの薄い巾で形成さ
れている。そのため、この互いに隣接する係合羽根21
の側面がなす角度αはJISにより規定された角度(9
2°)となっている。
【0014】 また、この先端部の上部であ
る係合羽根21の中程には前記係合溝11の直立受動面
13、13間の巾より僅かに薄い一定の所定巾、即ち、
直立受動面13、13間に嵌る程度の巾で形成された係
合部が軸線に沿い形成してあり、この係合部には互いの
係合羽根21を接続する接続面22に繋がり且つ中心線
を含む面に対して直立した直立駆動面23が形成されて
いる。この直立駆動面23は係合羽根21の中心線にも
平行となっており、図7に示すように、この互いに隣接
する係合羽根21の直立駆動面23がなす角度βは90
°となっている。更に、図8に示すように、このドライ
バビット20の先端部と係合部との境界は前記ねじ1に
適用した際に係合溝11の直立受動面13に直立駆動面
23が係合可能で、前記駆動穴10の深い部分には直立
駆動面23が接触しないような位置となっている。更
に、この直立駆動面23は締め付け方向側だけに設けて
あってもよい。一方、前記のようにねじの係合溝11を
広くした場合は、図5に示すドライバビット20の直立
駆動面23が位置する係合羽根21の巾を一点鎖線で示
すようにより厚くすることができ、係合羽根21の強度
は向上する。
【0015】これにより、図8及び図9に示すように、
駆動穴10にドライバビット20を係合すると、係合羽
根21の先端部が深い位置にある嵌合部14の係合溝1
1に嵌ってねじ1に食い付き状態となる。この時、嵌合
面15にはドライバビット20の基部の接続面22が接
しているが、ねじ締め駆動時にはこの接触状態が外れて
ドライバビット20の係合羽根21の直立駆動面23が
駆動穴10の係合溝11の直立受動面13にほぼ面接触
状態で沿うように係合するので、駆動力が正確に伝達さ
れ、所謂、カムアウト現象の発生が抑制され、ドライバ
ビット20の駆動力はねじ締め初期段階から締め付け完
了まで係合羽根21から係合溝11の直立受動面13に
正確に伝達されるように構成されている。
【0016】このように構成されたねじ1をワーク(図
示せず)に締め付ける場合は、ドライバビット20の先
端にねじ1の頭部2の駆動穴10を嵌め合わせると、ド
ライバビット20の係合羽根21がねじ1の係合溝11
に食い付き状態で嵌る。この後、ワークのねじ穴(図示
せず)に対して、このねじ1の脚部4を押し付けてドラ
イバビット20に回転駆動力を加える。この動作におい
て、図8に示すように、ねじ締め初期段階からねじ締め
完了までドライバビット20の係合羽根21が直立受動
面13に接触するので、ドライバビット20が駆動穴か
ら離れる方向の力が作用せず、ドライバビット20は上
昇することなく確実なねじ締め作業が行われる。
【0017】このようにしてねじ1が所定量ワークにね
じ込まれてワークの表面にねじ1の座面5が着座する
と、ねじ1にはこのねじ締めトルクに対向して抵抗が増
加し、ねじ1にはあらかじめ設定されているねじ締めト
ルクが得られる。一方、ねじ1の駆動穴10とドライバ
ビット20の係合羽根21とは依然として接触を続けて
いるので、この駆動穴10からドライバビット20が滑
り出る、カムアウト現象が生じず、安定したねじ締めト
ルクが得られる。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上説明した実施の形態から明
らかなように、駆動穴10を構成する係合溝11の側壁
に駆動穴10の中心線を含む面に対して直立した直立受
動面13を形成し、駆動穴10の深部は傾斜した側壁と
するとともに、互いに隣接する係合溝11の側壁を接続
する嵌合面15を山形形状に形成し、ドライバビット2
0との嵌合は駆動穴10の深部で、ドライバビット20
からの駆動力の伝達は直立受動面13で行うようにした
ねじの駆動穴である。
【0019】このため、ねじとドライバビットとの食い
付きが従来と変わらず可能になり、ねじ締め時において
ドライバビットにねじが確実に保持される。また、最近
需要が増加している、呼び径が比較的小さく、頭部厚み
の薄いねじにおいては直立受動面を係合溝の側壁に形成
していることから駆動穴を比較的浅くすることができ、
そのため、従来のように頭部と脚部との間に太い補強部
を設けなくても十分な強度を得ることができるとともに
ねじの座面がワークに完全に着座することができる。更
に、一般に使用されている十字ドライバビットも同様に
使用でき、ねじの使用用途に何らの制約も生じない。そ
の上、係合溝11と頭部表面との境には前記ドライバビ
ット20の嵌合を滑らかに案内するよう頭部表面側が緩
い傾斜のガイド面を有しているので、駆動穴へのドライ
バビットの嵌合が滑らかになり、締め付け作業時間が短
縮される。
【0020】一方、この駆動穴10を有するねじ1をこ
れに対応する直立駆動面23が形成されたドライバビッ
ト20を使用して締め付けることにより、回転駆動力が
係合羽根の直立駆動面から駆動穴の直立受動面に加えら
れるので、ねじ締め力は正確に伝達されてドライバビッ
トが駆動穴から抜け出る方向の力が生じず、カムアウト
現象が発生しない。これにより、ドライバビットに大き
な推力を加える必要がなくなり、ワークには歪みが生じ
ないとともに駆動穴の破壊も発生しない。しかも、自動
組み立て作業ラインにおいては、ねじ締めトルクが常時
一定となるよう管理されているが、このねじとドライバ
ビットとを使用することで、正確なねじ締めトルク管理
が可能になり、ねじ締めトルクのばらつきも解消され、
製品不良の発生が減少する。更に、このねじ締めトルク
が大きくなってもカムアウト現象は発生せず、比較的小
さいねじにおいても大きな締め付けトルクを加えること
ができ、十分な締め付け作用が得られる。また、係合羽
根21の直立駆動面23が形成されている位置において
はその厚みが前記係合溝11の直立受動面間の巾より僅
かに薄い一定の厚みを有していることから、ドライバビ
ットの回転方向における面接触が確実になり、駆動力の
損失が減少する等の特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るねじの実施の形態を示す要部断面
正面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のA−A線に沿う要部断面図である。
【図4】図1のB−B線に沿う要部断面図である。
【図5】本発明に係るドライバビットの実施の形態を示
す要部正面図である。
【図6】図5のC−C線に沿う要部断面図である。
【図7】図5のD−D線に沿う要部断面図である。
【図8】本発明の使用形態を示す要部断面正面図であ
る。
【図9】図8のE−E線に沿う要部断面図である。
【図10】本発明の従来例を示すねじの平面図である。
【図11】従来のねじとドライバビットとの嵌合状態を
示す拡大要部断面図である。
【符号の説明】
1 ねじ 2 頭部 3 ねじ山 4 脚部 5 座面 10 駆動穴 11 係合溝 12 底面 13 直立受動面 14 嵌合部 15 嵌合面 16 稜線 20 ドライバビット 21 係合羽根 22 接続面 23 直立駆動面

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 係合羽根(21)とこれの根元となる基
    部とを有するドライバビット(20)が係合する駆動穴
    (10)を形成した頭部(2)とねじ山(3)を形成し
    た脚部(4)とからなるねじにおいて、 駆動穴を前記係合羽根が係合する係合溝(11)と、中
    心にあって前記ドライバビットの基部が入る嵌合部(1
    4)とから構成し、この係合溝を構成する側壁に中心線
    を含む面に対して直立した直立受動面(13)を形成
    し、一方、この直立受動面から前記嵌合部を構成する嵌
    合面(15)にかけての側壁を駆動穴が深くなるにつれ
    て係合溝の間隔が狭くなるよう傾斜した斜面形状とした
    ことを特徴とするねじの駆動穴。
  2. 【請求項2】 直立受動面は前記係合溝の少なくとも放
    射方向端側の側壁に形成されていることを特徴とする請
    求項1記載のねじの駆動穴。
  3. 【請求項3】 直立受動面はその頭部表面との境に前記
    ドライバビットの嵌合を滑らかに案内するよう頭部表面
    側が緩い傾斜のガイド面を有していることを特徴とする
    請求項1又は2記載のねじの駆動穴。
  4. 【請求項4】 ねじの駆動穴に係合するよう十字方向に
    形成された係合羽根と、これの基部とからなるドライバ
    ビットにおいて、 先端に駆動穴の嵌合部(14)に嵌合する基部と先端か
    ら後部にかけて徐々に厚くなった係合羽根を形成し、こ
    の係合羽根の中程に前記駆動穴を形成する係合溝に沿う
    とともに、中心線を含む面に対して直立した直立駆動面
    (23)を形成し、駆動穴への作用時においてこの直立
    駆動面が前記係合溝に形成された直立受動面に接触する
    ようにしたことを特徴とするねじ用ドライバビット。
  5. 【請求項5】 係合羽根は直立駆動面が形成されている
    位置においてはその厚みが前記係合溝の直立受動面間の
    巾より僅かに薄い一定の厚みを有していることを特徴と
    する請求項4記載のねじ用ドライバビット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006183720A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Nitto Seiko Co Ltd ねじの駆動穴

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JP2006183720A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Nitto Seiko Co Ltd ねじの駆動穴
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