JP4492788B2 - 共役ジエン系ゴム組成物およびゴム架橋物 - Google Patents

共役ジエン系ゴム組成物およびゴム架橋物 Download PDF

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本発明は、共役ジエン系ゴム組成物およびゴム架橋物に関する。さらに詳しくは、低発熱性、剛性に優れる架橋物を与え得る共役ジエン系ゴム組成物ならびにそれを架橋してなるゴム架橋物に関する。
近年、環境資源問題から、自動車タイヤには低燃費性が強く求められている。シリカ配合ゴム組成物は、カーボンブラック配合ゴム組成物に比較して低発熱性に優れるので、これを用いることにより低燃費性に優れるタイヤが製造できる。
しかし、タイヤ用として一般的に用いられるゴムとシリカとのゴム組成物は、ゴムとシリカとの親和性不足により、加工性、低発熱性及び耐摩耗性が不十分となる。したがって、その改善目的でシランカップリング剤を併用することが多いが、それでも依然として低発熱性や耐摩耗性が不十分である場合がある。
そこで、ゴム重合体を変性してシリカとの親和性を向上させる検討がされている。例えば、例えば、アミノ基、水酸基、アルコキシル基、エポキシ基及び水酸基などの官能基、ポリオルガノシロキサンやシルセスキオキサンなどの特定構造等を有するジエン系ゴムにシリカを配合する技術が数多く提案されている(特許文献1〜4)。
しかし、これらのジエン系ゴムとシリカとのゴム組成物は、低発熱性は大きく改善されるものの、シリカが過度に分散して硬度や弾性率が大幅に低下するため、タイヤとしての操縦安定性、ウェットグリップ性が低下するという問題がある。したがって、硬度や弾性率の維持のため充填材を増量する必要があるが、シリカのみ増量すると加工性や低燃費性の低下が起こり、カーボンブラックを併用すると低燃費性が改善されず、いずれも問題がある。
一方、四塩化錫にてカップリングさせた溶液重合のスチレン・ブタジエンゴム(SBR)にシリカを配合して低燃費性及び耐摩耗性を改良し、さらに短繊維を配合して押出成形時の寸法安定性を改良したゴム組成物が提案されている(特許文献5)。しかしながらこのゴム組成物も、低燃費性、耐摩耗性、操縦安定性及びウェットグリップ性がいずれも十分ではない。
特開昭64−22940号公報 特開平7−233216号公報 特開平7−292161号公報 特開平9−110904号公報 特開平8−183886号公報
本発明の目的は、低燃費性、耐摩耗性、操縦安定性及びウェットグリップ性に優れる共役ジエン系ゴム組成物及びその架橋物を提供することである。
本発明者らは、前記課題を達成するために鋭意努力した結果、特定構造を2種以上有する共役ジエンゴム、特定量の充填剤及び特定量の短繊維を含んでなる共役ジエン系ゴム組成物を用いると、低燃費性、耐摩耗性、操縦安定性及びウェットグリップ性に優れるタイヤが得られることを見出し、本知見に基づいて本発明を完成するに至った。
かくして本発明によれば以下の1〜3に記載の発明が提供される。
1. アミノ基含有構造、水酸基含有構造、エポキシ基含有構造、カルボニル基含有構造、アルコキシシラン含有構造、シラノール基含有構造、二置換芳香族構造及び一般式〔−SiR−O−(式中Rは−CH又は−CH−)〕で表される構造から成る群より選ばれる2種以上の構造を有する共役ジエン系ゴム及び、前記共役ジエン系ゴム100重量部あたり、20〜200重量部の充填剤及び0.1〜20重量部の短繊維を含有してなる共役ジエン系ゴム組成物。
2. 充填剤がシリカである前記1記載の共役ジエン系ゴム組成物。
3. 前記1に記載の共役ジエン系ゴム組成物を架橋してなる架橋物。
本発明の共役ジエン系ゴム組成物は低燃費性、耐摩耗性、操縦安定性及びウェットグリップ性に優れる。したがってその架橋物は、その特性を生かす各種用途、例えばトレッド、カーカス、サイドウォール、インナーライナー及びビード部などのタイヤ部品;ホース、窓枠、ベルト、靴底、防振ゴム、自動車部品などのゴム製品;耐衝撃性ポリスチレン、ABS樹脂などの樹脂改質剤;などの材料として利用できる。特に架橋物を用いることにより、低燃費性、ウェットグリップ性、耐摩耗性及び操縦安定性に優れたタイヤが得られる。
共役ジエン系ゴム
本発明の共役ジエン系ゴム組成物に含まれる共役ジエン系ゴムは、アミノ基含有構造、水酸基含有構造、エポキシ基含有構造、カルボニル基含有構造、アルコキシシラン含有構造、シラノール基含有構造、二置換芳香族構造及び一般式〔−SiR−O−(式中Rは−CH又は−CH−)〕で表される構造から成る群より選ばれる少なくとも2種以上の構造を有す共役ジエン系ゴムである。
共役ジエン系ゴムを構成する重合体鎖は、共役ジエン単量体の単独重合体鎖または共役ジエン単量体と芳香族ビニル単量体との共重合体鎖であることが好ましく、共役ジエン単量体単位50〜100重量%および芳香族ビニル単量体単位50〜0重量%からなるものがより好ましい。
前記、共役ジエン系ゴムの共重合体鎖の組成は、共役ジエン単量体単位50〜95重量%、好ましくは55〜90重量%、より好ましくは60〜85重量%および芳香族ビニル単量体単位50〜5重量%、好ましくは45〜10重量%、より好ましくは40〜15重量%の範囲である。
共役ジエン単量体単位と芳香族ビニル単量体単位の結合様式は、例えば、ブロック状、テーパー状、ランダム状など種々の結合様式とすることができる。
結合様式がテーパー状、ランダム状の共役ジエン系ゴムを用いる場合、共役ジエン単量体と共重合した芳香族ビニル単量体の連鎖分布については特に制限はされないが、芳香族ビニル単量体の全連鎖中における芳香族ビニル単量体の単連鎖が、好ましくは40〜100重量%、より好ましくは60〜90重量%であると、低発熱性に優れる架橋物が得られる。また、芳香族ビニル単量体単位が8個以上連なっている長連鎖の含有量は、好ましくは10重量%以下、より好ましくは3重量%以下である。
共役ジエン単量体単位中のビニル結合含有量は、特に限定されず、通常5〜95量%、好ましくは10〜80重量%、より好ましくは20〜70重量%、特に好ましくは35〜65重量%である。ビニル結合含有量を比較的高くすると、より低発熱性とウェットグリップ性のバランスに優れる架橋物が得られる。また、ビニル結合量を比較的中位にすると、ウェットグリップ性と耐摩耗性のバランスに優れる架橋物が得られる。
共役ジエン系ゴムのガラス転移温度は、特に限定されず、通常−120〜20℃、好ましくは−100〜−10℃、より好ましくは、−90〜−20℃である。ガラス転移温度を比較的高くすると、低発熱性、引張強度及びウェットグリップ性に優れる架橋物が得られる。また、ガラス転移温度を比較的低くすると、低発熱性、引張強度及び耐摩耗性に優れる架橋物が得られる。
共役ジエン単量体としては、例えば、1,3−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエンなどが挙げられる。これらの中でも、1,3−ブタジエンおよび2−メチル−1,3−ブタジエンが好ましく、1,3−ブタジエンが特に好ましい。これらは、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
芳香族ビニル単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2,4−ジイソプロピルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、5−t−ブチル−2−メチルスチレン、4−t−ブトキシスチレン、ジビニルベンゼンなどが挙げられる。これらの中でも、スチレンが好ましい。これらは、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
前記の共役ジエン系重合体鎖は、本発明の効果を本質的に損なわない範囲で、共役ジエン単量体単位および芳香族ビニル単量体単位以外の、その他の単量体単位を含んでいてもよい。
共役ジエン系ゴムの重量平均分子量(Mw)は、通常1,000〜3,000,000、好ましくは10,000〜2,000,000、より好ましくは300,000〜1,200,000の範囲で適宜選択される。分子量が高すぎると、充填剤の配合が困難となったり、充填剤を配合した未架橋ゴム組成物の加工性が低下したりする傾向がある。逆に、分子量が低すぎると低発熱性が低下したり、共役ジエン系ゴムを製造する際のコスト増を招いたりする傾向がある。また、該共役ジエン系重合体鎖の分子量分布は、分子量分布指標であるMwと数平均分子量(Mn)との比Mw/Mnが、通常、1.1〜6.0、好ましくは1.2〜4.0、より好ましくは1.4〜2.5である。Mw/Mnが小さすぎると加工性に劣るおそれがあり、逆に、大きすぎると耐摩耗性に劣る可能性がある。
共役ジエン系ゴムを固形状で入手する場合のムーニー粘度は、通常10〜200、好ましくは30〜150の範囲で適宜選択される。ムーニー粘度が高すぎると、充填剤の配合が困難となったり、充填剤を配合した未架橋ゴム組成物の加工性が低下したりする傾向がある。逆に、ムーニー粘度が低すぎると低発熱性が低下したり、共役ジエン系ゴムを製造する際のコスト増を招いたりする傾向がある。
共役ジエン系ゴムの重合方法は、所定量の上記単量体を乳化剤の存在下に水性媒体中に乳化分散し、ラジカル重合開始剤により乳化重合する方法や、炭化水素溶媒中、開始剤として有機活性金属を用いて所定量の上記単量体を重合させる溶液重合方法が挙げられ、低燃費性を大きく向上する共役ジエン系ゴムを製造可能な溶液重合方法が、より好ましい。
溶液重合方法により共役ジエン系ゴムを得る場合は、重合反応の媒体に用いる不活性溶媒としては、溶液重合において通常使用され、重合反応を阻害しないものであれば、特に制限されない。その具体例としては、ブタン、ペンタン、ヘキサン、2−ブテンなどの脂肪族炭化水素;シクロペンタン、シクロへキサン、シクロヘキセンなどの脂環式炭化水素;およびベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素が挙げられる。不活性溶媒の使用量は、単量体濃度が、通常、1〜50重量%、好ましくは10〜40重量%となるような量である。
有機活性金属としては、有機アルカリ金属化合物、有機アルカリ土類金属化合物、有機遷移金属化合物などが挙げられる。中でも有機アルカリ金属化合物が好ましく使用され、その具体例としては、n−ブチルリチウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウム、ヘキシルリチウム、フェニルリチウム、スチルベンリチウムなどの有機モノリチウム化合物;ジリチオメタン、1,4−ジリチオブタン、1,4−ジリチオ−2−エチルシクロヘキサン、1,3,5−トリリチオベンゼンなどの有機多価リチウム化合物;ナトリウムナフタレンなどの有機ナトリウム化合物;およびカリウムナフタレンなどの有機カリウム化合物が挙げられる。なかでも、有機リチウム化合物、特に有機モノリチウム化合物が好ましい。有機アルカリ金属化合物は、予め、ジブチルアミン、ジヘキシルアミン、ジベンジルアミンなどの第2級アミンと反応させて、有機アルカリ金属アミド化合物として使用してもよい。有機アルカリ金属アミド化合物を用いた場合、本発明の共役ジエン系ゴムに必要とされる一種の構造であるアミノ基含有構造を有すことになる。これらの有機活性金属は、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
有機活性金属の使用量は、単量体混合物1,000g当り、通常、1〜50ミリモル、好ましくは2〜20ミリモルの範囲である。
重合に際して、共役ジエン単量体単位中のビニル結合量を前記範囲とするために、極性化合物を添加することが好ましい。極性化合物としては、例えば、ジブチルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル化合物;テトラメチルエチレンジアミンなどの三級アミン;アルカリ金属アルコキシド;ホスフィン化合物などが挙げられる。なかでも、エーテル化合物および三級アミンが好ましく、三級アミンがより好ましく、テトラメチルエチレンジアミンが特に好ましい。極性化合物の使用量は、有機活性金属1モルに対して、通常、0.01〜100モル、好ましくは0.3〜30モルの範囲である。極性化合物の使用によって、共役ジエン単量体単位中のビニル結合量の調節が容易となり、かつ触媒の失活による不具合も発生し難くなる。
重合温度は、通常、−78〜150℃、好ましくは0〜100℃、より好ましくは30〜90℃の範囲である。
重合様式は、回分式、連続式などいずれの様式も採用できる。
重合反応で得られた、末端に活性金属を有する活性共役ジエン系重合体鎖に後述する化合物を反応させることにより、本発明の共役ジエン系ゴムに必要とする構造を導入することができる。その反応条件は、反応温度が、通常、0〜100℃、好ましくは30〜90℃、より好ましくは50〜80℃の範囲で、反応時間が、通常、1秒〜120分、好ましくは1〜60分、より好ましくは2〜30分の範囲である。
活性共役ジエン系重合体鎖に後述する化合物を反応させた後、反応停止剤として、メタノール、イソプロパノールなどのアルコール;水;酸などを添加して反応を停止させる。
共役ジエン系ゴムを生成せしめた後、所望により、フェノール系安定剤、リン系安定剤、イオウ系安定剤などの老化防止剤を添加した後、直接乾燥、または凝固、乾燥し、目的のゴムを回収する。なお、伸展油を添加し、油展ゴムとして回収することもできる。
伸展油としては、後述するプロセス油等を使用することができ、その使用量は、共役ジエン系ゴム100重量部に対して、通常5〜100重量部、好ましくは10〜60重量部、より好ましくは20〜50重量部である。
本発明に用いる共役ジエン系ゴムは、アミノ基含有構造、水酸基含有構造、エポキシ基含有構造、カルボニル基含有構造、アルコキシシラン含有構造、シラノール基含有構造、二置換芳香族構造及び一般式〔−SiR−O−(式中Rは−CH又は−CH−)〕で表される構造から成る群より選ばれる少なくとも2種以上の構造を有していることを特徴とする。
本発明においては、前記共役ジエン系ゴムに後述する前記これらの構造を有する化合物を反応させることにより、或いは共役ジエン系ゴムを重合する際にこれらの構造を有する単量体を共重合させることにより、共役ジエン系ゴムにこれらの構造を導入することができる。
共役ジエン系ゴムに、一般式〔−SiR−O−(式中Rは−CH又は−CH−)〕で表される構造および/またはシラノール基含有構造を導入するためには、下記一般式(1)、(2)、(3)で表されるポリオルガノシロキサンを、末端に活性金属を有する活性共役ジエン系重合体鎖に反応させる。また、下記に示す、ポリオルガノシロキサンの活性共役ジエン系重合体鎖末端の活性金属と反応する官能基の全てが、活性共役ジエン系重合体鎖末端の活性金属と反応しても良く、また、一部が未反応のまま残存しても良い。
一般式(1):
(式中、R〜Rは、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数6〜12のアリール基であり、これらは互いに同一であっても相違してもよい。XおよびXは、(i)その一部が活性共役ジエン系重合体鎖末端の活性金属と反応する官能基であって、残部が該官能基から導かれる基または単結合であるか、または、(ii)炭素数1〜6のアルキル基もしくは炭素数6〜12のアリール基であり、XおよびXは同一であっても相違してもよい。Xは、その一部が活性共役ジエン系重合体鎖末端の活性金属と反応する官能基であって、残部が、該官能基から導かれる基または単結合である。Xは、2〜20のアルキレングリコールの繰返し単位を含有する基であり、Xの一部は2〜20のアルキレングリコールの繰返し単位を含有する基から導かれる基であってもよい。mは3〜200の整数、nは0〜200の整数、kは0〜200の整数である。)
〜R、XおよびXを構成する炭素数1〜6のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基などが挙げられる。炭素数6〜12のアリール基としては、例えば、フェニル基、メチルフェニル基などが挙げられる。これらのアルキル基およびアリール基の中では、メチル基が特に好ましい。
、XおよびXを構成する活性共役ジエン系重合体鎖末端の活性金属と反応する官能基としては、炭素数1〜5のアルコキシル基、2−ピロリドニル基を含有する炭化水素基、およびエポキシ基を含有する炭素数4〜12の基が好ましい。
、XおよびXにおいて、「該官能基(活性共役ジエン系重合体鎖末端の活性金属と反応する官能基)から導かれる基」とは、重合体鎖末端に活性金属を有する活性共役ジエン系重合体鎖に、該官能基を有するポリオルガノシロキサンを反応させた際に、それぞれ、重合体鎖末端に活性金属を有する共役ジエン系重合体鎖とポリオルガノシロキサン中の該官能基とが反応して、共役ジエン系重合体鎖とポリオルガノシロキサンとの結合が生成した後の、これらの官能基の残基をいう。
炭素数1〜5のアルコキシル基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基などが挙げられる。なかでも、メトキシ基が好ましい。
2−ピロリドニル基を含有する炭化水素基としては、下記一般式(4)で表される基が好ましく挙げられる。
一般式(4):
式中、jは2〜10の整数である。特にjが2であるものが好ましい。
エポキシ基を有する炭素数4〜12の基は、下記一般式(5)で表される。
一般式(5):
−Z−Y−E
式中、Zは炭素数1〜10のアルキレン基またはアルキルアリーレン基であり、Yはメチレン基、硫黄原子または酸素原子であり、Eはエポキシ基を有する炭素数2〜10の炭化水素基である。これらの中でも、Yが酸素原子であるものが好ましく、Yが酸素原子、かつ、Eがグリシジル基であるものがより好ましく、Zが炭素数3のアルキレン基、Yが酸素原子、かつ、Eがグリシジル基であるものが特に好ましい。
一般式(1)において、Xおよび/またはXの一部が炭素数1〜5のアルコキシル基、2−ピロリドニル基を含有する炭化水素基、およびエポキシ基を含有する炭素数4〜12の基から選ばれる基であるときは、その残部は、該官能基から導かれる基または単結合である。Xは、その一部が炭素数1〜5のアルコキシル基、2−ピロリドニル基を含有する炭化水素基、およびエポキシ基を含有する炭素数4〜12の基から選ばれる基であって、残部は、該官能基から導かれる基または単結合である。
一般式(1)で表されるポリオルガノシロキサンの反応前のものにおいて、X、XおよびXの少なくとも一部が炭素数1〜5のアルコキシル基の場合、活性共役ジエン系重合体鎖にポリオルガノシロキサンを反応させると、珪素原子と該アルコキシル基の酸素原子との結合が開裂して、その珪素原子に共役ジエン系重合体鎖が直接結合して単結合を形成する(すなわち、反応後の一般式(1)で表されるポリオルガノシロキサンにおいて、X、XおよびXの一部は単結合である)。
一般式(1)で表されるポリオルガノシロキサンの反応前のものにおいて、X、XおよびXの少なくとも一部が2−ピロリドニル基を含有する炭化水素基の場合、活性共役ジエン系重合体鎖にポリオルガノシロキサンを反応させると、2−ピロリドニル基を構成するカルボニル基の炭素−酸素結合が開裂して、その炭素原子に共役ジエン系重合体鎖が直接結合した構造を形成する。
さらに、X、XおよびXの少なくとも一部がエポキシ基を含有する炭素数4〜12の基の場合、活性共役ジエン系重合体鎖にポリオルガノシロキサンを反応させると、エポキシ環を構成する酸素−炭素結合が開裂して、その炭素原子に共役ジエン系重合体鎖が結合した構造を形成する。
一般式(1)で表されるポリオルガノシロキサンにおいて、XおよびXとしては、上記の中でも、エポキシ基を含有する炭素数4〜12の基およびこれから誘導された基または炭素数1〜6のアルキル基が好ましく、また、Xとしては、上記の中でも、エポキシ基を含有する炭素数4〜12の基およびこれらから誘導された基が好ましい。
一般式(1)で表されるポリオルガノシロキサンにおいて、X、すなわち2〜20のアルキレングリコールの繰返し単位を含有する基としては、下記一般式(6)で表される基が好ましい。
一般式(6):
式中、tは2〜20の整数であり、Pは炭素数2〜10のアルキレン基またはアルキルアリーレン基であり、Rは水素原子またはメチル基であり、Qは炭素数1〜10のアルコキシル基またはアリーロキシ基である。Qの一部は単結合であってもよい。これらの中でもtが2〜8の範囲であり、Pが炭素数3のアルキレン基であり、Rが水素原子であり、かつQがメトキシ基であるものが好ましい。
mは3〜200、好ましくは20〜150、より好ましくは30〜120の整数である。この数が少ないと、共役ジエン系ゴムに充填剤を配合した未架橋ゴム配合物の加工性が低下したり、耐摩耗性と低発熱性とのバランスに劣ったりする。この数が多いと、該当するポリオルガノシロキサンの製造が困難になると共に、ポリオルガノシロキサンの粘度が高くなりすぎて、取り扱い難くなる。
nは0〜200の整数、好ましくは0〜150の整数、より好ましくは0〜120の整数である。kは0〜200の整数、好ましくは0〜150の整数、より好ましくは0〜120の整数である。
m、nおよびkの合計数は、400以下であることが好ましく、300以下であることがより好ましく、250以下であることが特に好ましい。この合計数が多すぎると、ポリオルガノシロキサンの製造が困難になると共に、ポリオルガノシロキサンの粘度が高くなりすぎて、取り扱い困難となる。
一般式(2):
(式中、R〜R16は、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数6〜12のアリール基であり、これらは互いに同一であっても相違してもよい。X〜Xは、その一部が活性共役ジエン系重合体鎖末端の活性金属と反応する官能基であって、残部が該官能基から導かれる基または単結合である。)
一般式(3):
(式中、R17〜R19は、炭素数1〜6のアルキル基または炭素数6〜12のアリール基であり、これらは互いに同一であっても相違してもよい。X〜X11は、その一部が活性共役ジエン系重合体鎖末端の活性金属と反応する官能基であって、残部が該官能基から導かれる基または単結合である。sは1〜18の整数である。)
一般式(2)および一般式(3)において、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜12のアリール基、ならびに、活性共役ジエン系重合体鎖末端の活性金属と反応する官能基および該官能基から導かれる基は、一般式(1)について説明したものと同様である。
共役ジエン系ゴムに、アミノ基含有構造を導入する化合物の具体例としては、N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン、N−フェニル−2−ピロリドン、N−メチル−ε−カプロラクタムなどのN−置換環状アミド類;1,3−ジメチルエチレン尿素、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノンなどのN−置換環状尿素類;1,1−ジメトキシトリメチルアミン、1,1−ジエトキシトリメチルアミンなどの直鎖状アミン化合物、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドなどのN,N−ジ置換アミノアルキルメタクリルアミド化合物;4−ビニルピリジンなどのピリジル基を有するビニル化合物;ジシクロヘキシルカルボジイミドなどのN−置換カルボジイミド類;N−エチルエチリデンイミン、N−メチルベンジリデンイミンなどのシッフ塩基類;4,4’−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンなどのN−置換アミノケトン類;およびジフェニルメタンジイソシアネート、2,4−トリレンジイソシアネートなどの芳香族イソシアネート類などが挙げられる。
共役ジエン系ゴムに、水酸基含有構造および/またはエポキシ基含有構造を導入する化合物の具体例としては、テトラグリシジル−1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタン、テトラグリシジル−p−フェニレンジアミンなどが挙げられる。
共役ジエン系ゴムに、アルコキシシラン含有構造および/またはシラノール基含有構造を導入する化合物の具体例としては、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラサルファイド、ビス(トリブトキシシリルプロピル)テトラサルファイド、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、メチルトリフェノキシシランおよびテトラメトキシシランなどが挙げられる。
共役ジエン系ゴムに、二置換芳香族含有構造を導入する化合物の具体例としては、ジメチルアミノメチルスチレン、ジメチルアミノエチルスチレン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、1−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−1−フェニルエチレン、1−(4−N,N−ジエチルアミノフェニル)−1−フェニルエチレン、1−(モルホリノフェニル)−1−フェニルエチレン、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタンなどが挙げられる。
これらの中でも、充填剤の分散性を著しく改良できる点から、一般式〔−SiR−O−(式中Rは−CH又は−CH−)〕で表される構造の導入すること、および、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、ジメチルアミノメチルスチレン、テトラグリシジル−1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、メチルトリフェノキシシラン、1−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−1−フェニルエチレンを、活性金属を有する活性共役ジエン系重合体鎖に反応させることが、より好ましく、前記一般式(1)、(2)、(3)の化合物を反応させることが特に好ましい。また、前記化合物を反応させた共役ジエン系重合体鎖が、共役ジエン単量体や芳香族ビニル単量体に対して、重合活性を有する場合は、単量体を添加して重合を継続させてもよい。
共役ジエン系ゴムを重合する際に前記各構造を導入する場合には、例えば、共役ジエン単量体及び下記単量体を含む単量体混合物を乳化重合法により重合する。
アミノ基とカルボニル基を導入するために好ましい単量体の具体例として、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリルアミドなどのN,N−ジ置換アミノアルキルメタクリルアミド化合物が挙げられ、アミノ基を導入するために好ましい単量体の具体例として、4−ビニルピリジン、ジメチルアミノメチルスチレンなどの芳香族ビニル化合物やアクリロニトリルが挙げられ、エポキシ基を導入するために好ましい単量体の具体例として、アリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含有単量体が挙げられ、エポキシ基とカルボニル基を導入するために好ましい単量体の具体例として、グリシジルアクリレートなどのエポキシ基含有単量体が挙げられ、アルコキシシリル基を導入するために好ましい単量体の具体例として、γ−アクリロキシプロピルトリプロポキシシランなどのアルコキシシリル基含有単量体が挙げられ、水酸基を導入するために好ましい単量体の具体例として、2−ヒドロキシエチルメタクリレートなどのヒドロキシル基含有単量体、等が挙げられる。
共役ジエン系ゴムに、4級アミノ基含有構造を導入する化合物の具体例としては、前記の反応により得た3級アミノ基を有する共役ジエン系ゴムを、有機溶剤に溶解している状態で、4級化剤で処理し、第3級アミノ基を第4級アミノ基に変えることができる。そのような4級化剤としては、硝酸アルキル、アルキル硫酸カリウム、ジアルキル硫酸、アリールスルホン酸アルキルエステル、ハロゲン化アルキル、金属ハロゲン化物などが挙げられる。
短繊維
本発明のゴム組成物において、短繊維の配合量は、前記共役ジエン系ゴム100重量部あたり、通常0.1〜20重量部、好ましくは0.3〜10重量部、特に好ましくは0.5〜5.0重量部である。配合量が少なすぎると硬度や剛性の改善効果が乏しく、逆に、多すぎると低燃費性や耐摩耗性が十分でない。
短繊維の平均径としては、0.05〜100μmが好ましく、0.1〜50μmがより好ましく、0.2〜30μmが特に好ましい。平均径が小さすぎると硬度や剛性の改善効果が乏しく、逆に、大きすぎると低燃費性や耐摩耗性が十分でない。
短繊維の平均長としては、1.0〜5,000μmが好ましく、5.0〜4,000μmがより好ましく、10.0〜3,000μmが特に好ましい。平均長が小さすぎると硬度や剛性の改善効果が乏しく、逆に、大きすぎると低燃費性や耐摩耗性が十分でない。
短繊維の平均アスペクト比(平均長/平均径比)としては、2〜5,000が好ましく、10〜2,000がより好ましく、50〜500が特に好ましい。アスペクト比が小さすぎると硬度や剛性の改善効果が乏しく、逆に、大きすぎると低燃費性や耐摩耗性が十分でない。
前記短繊維としては、例えば、天然繊維、化学繊維および合成繊維等の有機短繊維、および無機短繊維が挙げられる。天然繊維としては、例えば、綿等のセルロース繊維、絹等の蛋白繊維が挙げられる。化学繊維としては、レーヨン等の再生繊維、酢酸セルロール繊維等の半合成繊維が挙げられる。合成繊維としては、例えば、ナイロン6、ナイロン66等の脂肪族ポリアミド繊維、ポリパラフェニレンテレフタルアミド、ポリメタフェニレンイソフタルアミド等のアラミド繊維、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアリレート等のポリエステル繊維、ポリアクリロルニトリル等のアクリル繊維、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等のポリオレフィン繊維、ビニロン等のポリビニルアルコール繊維、ポリ塩化ビニル系繊維、ポリウレタン繊維、ポリオキシメチレン繊維、ポリパラフェニレンベンズビスチアゾール繊維、ポリイミド繊維、ポリウレア系繊維、シンジオタクティック−1,2−ポリブタジエン繊維等が挙げられる。無機繊維としては、ガラス繊維、炭素繊維、シリコンカーバイド繊維等が挙げられる。これらの中でも、セルロース繊維、脂肪族ポリアミド繊維、芳香族ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、ポリオレフィン繊維、ポリビニルアルコール繊維、炭素繊維が好ましい。これらの短繊維は、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明のゴム組成物において、用いられる短繊維は、本発明に用いられる共役ジエン系ゴムへの分散を容易にするためや、共役ジエン系ゴムとの強固な接着が得られるように、予め処理したものが、より好ましい。処理としては、フィブリル化、RFL処理、シランカップリング剤による処理、天然ゴムおよび/または合成ゴムとのマスターバッチ化、などが挙げられる。これらの処理は、単独でも2種以上を組み合わせても良い。
本発明のゴム組成物はこうして得られた共役ジエン系ゴムを主成分として含有するが、その他のゴムを含有してもよい。その他のゴムとしては、例えば、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−イソプレン共重合ゴム、ブタジエン−イソプレン共重合ゴム、スチレン−イソプレン−ブタジエン共重合ゴム、スチレン−アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴム、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体などの、本発明に用いる共役ジエン系ゴム以外の共役ジエン系ゴム;アクリルゴム;エピクロロヒドリンゴム;フッ素ゴム;シリコンゴム;エチレン−プロピレンゴム;ウレタンゴムなどが挙げられる。なかでも、天然ゴム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン共重合ゴムが好ましく用いられる。これらのゴムは、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明のゴム組成物が、その他のゴムを含有する場合、本発明で使用する共役ジエン系ゴムの割合を、ゴムの全量に対して、10重量%以上とすることが好ましく、20〜95重量%の範囲とすることがより好ましく、30〜90重量%の範囲とすることが特に好ましい。この割合が低すぎると、低燃費性、ウェットグリップ性および耐摩耗性のバランスが低下するおそれがある。
本発明のゴム組成物は、充填剤として、シリカおよび/またはカーボンブラック、特にシリカを含むことが好ましい。
シリカとしては、例えば、乾式法ホワイトカーボン、湿式法ホワイトカーボン、コロイダルシリカなどが挙げられる。これらの中でも、含水ケイ酸を主成分とする湿式法ホワイトカーボンが好ましい。また、カーボンブラック表面にシリカを担持させたカーボン−シリカ デュアル・フェイズ・フィラーを用いてもよい。これらのシリカは、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。シリカの窒素吸着比表面積(ASTM D3037−81に準じBET法で測定される。)は、好ましくは50〜400m2/g、より好ましくは90〜240m2/gである。この範囲であると、より耐摩耗性および低発熱性に優れる。
充填剤の配合量は、全ゴム100重量部に対して、好ましくは20〜200重量部、より好ましくは30〜150重量部、特に好ましくは40〜100重量部である。
充填剤の配合量が少なすぎると補強性改善効果が乏しく、耐摩耗性が十分でない。逆に、多すぎると加工性や低燃費性が十分でない。
充填剤は、固形ゴムに対し乾式混練法により充填してもよく、または、湿式混練法、すなわち重合体乳化液や重合体溶液にそれぞれの充填剤を配合し、直接乾燥や、凝固・乾燥させてもよい。
シリカを配合した場合、さらにシランカップリング剤を配合することにより低発熱性および耐摩耗性をさらに改善できる。
シランカップリング剤としては、例えば、ビニルトリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)ジスルフィド、ビス(3−(トリエトキシシリル)プロピル)テトラスルフィド、3−オクタノイルチオ−1−プロピルトリエトキシシラン、γ−トリメトキシシリルプロピルジメチルチオカルバミルテトラスルフィド、γ−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアジルテトラスルフィドなどを挙げることができる。なかでも、一分子中に含有される硫黄原子が4個以下のスルフィド類が、混練時のスコーチが防止できて好ましい。これらのシランカップリング剤は、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
シランカップリング剤の配合量は、シリカ100重量部に対して、好ましくは0.1〜30重量部、より好ましくは1〜15重量部である。
所望により配合されるカーボンブラックとしては、ファーネスブラック、アセチレンブラック、サーマルブラック、チャンネルブラック、フラーレンなどが挙げられる。これらの中でも、ファーネスブラックが好ましく、その具体例としては、SAF、ISAF、ISAF−HS、ISAF−LS、IISAF−HS、HAF、HAF−HS、HAF−LS、FEFなどが挙げられる。これらのカーボンブラックは、それぞれ単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
その他の充填剤としては、コーンスターチ、炭酸カルシウム、クレー、タルク、珪藻土、アルミナ、硫酸アルミニウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウムなどを用いることができる。
本発明のゴム組成物には、上記成分以外に、常法に従って、架橋剤、架橋促進剤、架橋活性化剤、スコーチ防止剤、発泡剤、老化防止剤、活性剤、プロセス油、可塑剤、滑剤、難燃化剤、粘着付与剤などの配合剤をそれぞれ必要量配合できる。
架橋剤としては、例えば、硫黄、ハロゲン化硫黄、有機過酸化物、有機多価アミン化合物、メチロール基をもったアルキルフェノール樹脂などが挙げられる。これらの中でも、硫黄が好ましい。
架橋剤の配合量は、全ゴム100重量部に対して、好ましくは0.1〜15重量部、より好ましくは0.5〜5重量部である。
架橋促進剤としては、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドなどのスルフェンアミド系架橋促進剤、ジフェニルグアニジンなどのグアニジン系架橋促進剤、チオウレア系架橋促進剤、チアゾール系架橋促進剤、チウラム系架橋促進剤、ジチオカルバミン酸系架橋促進剤、キサントゲン酸系架橋促進剤などの架橋促進剤が挙げられる。これらの架橋促進剤は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いられるが、スルフェンアミド系架橋促進剤を含むものが好ましい。
架橋促進剤の配合量は、全ゴム100重量部に対して、好ましくは0.1〜15重量部、より好ましくは0.5〜5重量部である。
架橋活性化剤としては、例えば、ステアリン酸などの高級脂肪酸や活性亜鉛華、亜鉛華などの酸化亜鉛などを用いることができる。これらの架橋活性化剤は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を併用して用いることができる。架橋活性化剤の配合割合は、架橋活性化剤の種類により適宜選択される。
プロセス油としては、ゴム工業において通常使用されるものが使用でき、パラフィン系、芳香族系、ナフテン系の石油系軟化剤、植物系軟化剤、脂肪酸などが挙げられる。石油系軟化剤の場合には、多環芳香族の含有量が3%未満のものが好ましい。この含有量は、IP346の方法(英国のTHE INSTITUTE PETROLEUMの検査方法)により測定される。その他の配合剤としては、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、シリコーンオイルなどの活性剤、ワックスなどが挙げられる。
充填剤を含むゴム組成物は、常法に従って各成分を混練することにより得ることができる。例えば、架橋剤と架橋促進剤を除く配合剤とゴムを混練後、その混練物に架橋剤と架橋促進剤を混合してゴム組成物を得ることができる。
架橋剤と架橋促進剤を除く配合剤とゴムの混練温度は、好ましくは80〜200℃、より好ましくは120〜180℃であり、その混練時間は、好ましくは30秒〜30分である。架橋剤と架橋促進剤の混合は、通常100℃以下、好ましくは80℃以下まで冷却後に行われる。
本発明の共役ジエン系ゴム組成物は、通常、架橋させて使用される。架橋方法は、特に限定されず、架橋物の形状、大きさなどに応じて適宜選択すればよい。金型中に架橋剤を配合したゴム組成物を充填して加熱することにより成形と同時に架橋してもよく、架橋剤を配合したゴム組成物を予め成形した後、それを加熱して架橋してもよい。架橋温度は、好ましくは120〜200℃、より好ましくは140〜180℃であり、架橋時間は、通常、1〜120分程度である。
以下に、実施例および比較例を挙げて、本発明についてより具体的に説明する。なお、実施例および比較例における部および%は、特に断りのない限り、重量基準である。
各種の物性の測定は、下記の方法に従って行った。
(1)共役ジエン系ゴムの結合スチレン単位量と1,3−ブタジエン単位中のビニル結合単位含量は、H−NMRで測定した。
(2)共役ジエン系重合体の分子量は、ポリオルガノシロキサンと反応させる前の共役ジエン系重合体と最終的に得られた共役ジエン系ゴムとを、以下の条件で、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィ−で測定した。
測定器 :HLC−8020(東ソー社製)
カラム :GMH−HR−H(東ソー社製)二本を直列に連結したものを用いた。
検出器 :示差屈折計RI−8020(東ソー社製)
溶離液 :テトラヒドロフラン
カラム温度:40℃
得られた分析チャートから、重量平均分子量、分子量分布およびカップリング率を求めた。
(3)硬度差は、JIS K6250に準じて、23℃のデュロメータ硬さを測定した。この特性は、比較例1を基準とし、その硬度の差が±1未満であることを目標とする。−1を大きく下回ると、操縦安定性、湿潤路面のタイヤの排水性が劣る。
(4)操縦安定性は、上嶋製作所社製造フレクソメーターFT−1260を用い、10Hz、動的荷重78kgfの一定荷重の条件で、60℃におけるE*を測定した。この特性は、指数で表示した。この指数が大きいほど操縦安定性に優れる。
(5)低燃費性は、上嶋製作所社製造フレクソメーターFT−1260を用い、同条件で、60℃におけるtanδを測定した。この特性は、指数で表示した。この指数が小さいほど低燃費性に優れる。
(6)ウェットグリップ性は、レオメトリックス社製造RDA−IIを用い、0.5%ねじれ、20Hzの条件で0℃におけるtanδとG’を測定した。この特性は、指数で表示した。このtanδ指数が大きいほど、G’の指数が小さいほど、ウェットグリップ性に優れる。
(7)耐摩耗性は、JIS K6264に従い、ピコ摩耗試験機を用いて測定した。この特性は、指数(耐摩耗指数)で表示した。この値は、大きいほど耐摩耗性に優れる。
共役ジエン系ゴムの製造例1
攪拌機付きオートクレーブに、シクロヘキサン4000g、スチレン162g、1,3−ブタジエン404gおよび使用するテトラメチルエチレンジアミン7.5mmolを仕込んだ後、n−ブチルリチウム7.3ミリモルを加え、40℃で重合を開始した。重合を開始してから10分経過後、スチレン68gと1,3−ブタジエン366gの混合物を60分間かけて連続的に添加した。重合反応中の最高温度は60℃であった。
連続添加終了後、さらに20分間重合反応を継続し、重合転化率が100%になったことを確認してから、少量の重合溶液をサンプリングした。サンプリングした少量の重合溶液は、過剰のメタノールを添加して、反応停止した後、風乾して、重合体を取得し、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフ分析の試料とした。
少量の重合溶液をサンプリングした直後に、使用したn−ブチルリチウムの0.004倍モルに相当する量の下記式ポリオルガノシロキサンを20%キシレン溶液の状態で添加し、20分間反応させた後、重合停止剤として、メタノール14mmolを添加して共役ジエン系ゴムIを含有する重合溶液を得た。
ゴム分100部に対して、老化防止剤として、イルガノックス1520(チバスペシャルティケミカルズ社製)0.12部を、上記の重合溶液に添加した後、スチームストリッピングにより、重合溶媒を除去し、60℃で24時間真空乾燥して、固形状の共役ジエン系ゴムIを得た。
ゴムIを分析した結果、結合スチレン量は23重量%、ブタジエン単位中のビニル結合単位含量は59重量%、重合転化率が100%になったときの重量平均分子量は23万、そのときの分子量分布は1.1であり、最終的に得た重量平均分子量は45万、カップリング率は48%、分子量分布は1.5であった。
なお、ポリオルガノシロキサンは、前記一般式(1)において、平均構造が以下に示す化合物(ポリオルガノシロキサンA)を用いた。
共役ジエン系ゴムの製造例2
ポリオルガノシロキサンを、前記一般式(1)において、平均構造が以下に示す化合物(ポリオルガノシロキサンB)を用いた以外は、共役ジエン系ゴムの製造例1と同様に行い、ゴムIIを得た。ゴムIIの最終的に得た重量平均分子量は48万、カップリング率は56%、分子量分布は1.5で、その他はゴムIと同様であった。
共役ジエン系ゴムの製造例3
ポリオルガノシロキサンの代わりに0.125倍モルに相当する四塩化錫を添加した以外は、製造例1と同様に行い、ゴムIIIを得た。ゴムIIIの最終的に得た重量平均分子量は51万、カップリング率は50%、分子量分布は1.5で、その他はゴムIと同様であった。
実施例1
容量250mlのブラベンダータイプミキサー中で、100部の共役ジエン系ゴムIを30秒素練りし、次いでシリカ(Zeosil 1165MP:ローディア社製)40部、シランカップリング剤(Si69、デグッサ社製)4.8部および短繊維A(表1欄外記載)を2部添加して、110℃を開始温度として1.5分間混練後、プロセスオイル(Enerthene1849A、ブリティッシュペトロリアム社製)10部、シリカ(Zeosil 1165MP)20部、酸化亜鉛3部、ステアリン酸2部、および老化防止剤(ノクラック6C、大内新興社製)2部を添加し、さらに3分間混練し、ミキサーからゴム混練物を排出させた。混練終了時のゴム混練物の温度は150℃であった。
ゴム混練物を、室温まで冷却した後、再度ブラベンダータイプミキサー中で、110℃を開始温度として3分間混練した後、ミキサーからゴム混練物を排出させた。
50℃のオープンロールで、上記の混練物と、硫黄1.6部および架橋促進剤(N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド1.4部とジフェニルグアニジン1.4部の混合物)とを混練した後、シート状のゴム組成物を取り出した。
未架橋ゴム組成物を、160℃で30分間プレス架橋して試験片を作製し、操縦安定性、低燃費性、ウェットグリップ性および耐摩耗性の測定を行なった。結果を、表2に、比較例1を100とする指数で示す。
実施例2〜6、比較例1,2,4
表1に示す配合(短繊維はそれぞれ表1の欄外記載のものを使用)にて、実施例1と同様に評価した。結果を表2に示す。
比較例3
容量250mlのブラベンダータイプミキサー中で、100部の共役ジエン系ゴムIを30秒素練りし、次いでシリカ(Zeosil 1165MP:ローディア社製)35部およびシランカップリング剤(Si69、デグッサ社製)2.8部を添加して、110℃を開始温度として1.5分間混練後、プロセスオイルプロセスオイル(Enerthene1849A、ブリティッシュペトロリアム社製)10部、カーボンブラック(シースト6:東海カーボン社製)25部、酸化亜鉛3部、ステアリン酸2部、および老化防止剤(ノクラック6C、大内新興社製)2部を添加し、さらに3分間混練し、ミキサーからゴム混練物を排出させた。混練終了時のゴム混練物の温度は150℃であった。
ゴム混練物を、室温まで冷却した後、再度ブラベンダータイプミキサー中で、110℃を開始温度として3分間混練した後、ミキサーからゴム混練物を排出させた。
50℃のオープンロールで、上記の混練物と、硫黄1.6部および架橋促進剤(N−t−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド1.4部とジフェニルグアニジン0.8部の混合物)とを混練した後、シート状のゴム組成物を取り出した。
得られた未架橋ゴム組成物を、実施例1と同様に評価した。結果を、表2に示す。
表1および表2から、以下のようなことがわかる。
ゴムIを用い、短繊維を配合しなかった比較例2は、低燃費性、ウェットグリップ性、耐摩耗性に優れるものの、硬度とE*が大きく低下し、操縦安定性に劣ることが分かる。短繊維を用いずにカーボンブラックを併用した比較例3は、操縦安定性は満足するものの、低燃費性や耐摩耗性が悪化し、劣ることが分かる。本発明規定の変性ゴムでないゴムIIIを用いた比較例1および比較例4は、低燃費性、ウェットグリップ性、耐摩耗性に劣ることが分かる。これらに対して、種々の短繊維を配合した実施例1〜6は、物性のバランスに優れることが分かる。実施例1と2は、操縦安定性を満足し、低燃費性、ウェットグリップ性、耐摩耗性が良好である。実施例3は、どの特性も優れている。実施例4は、操縦安定性を向上しながら、低燃費性とウェットグリップ性が特に優れている。実施例5は、どの特性も良好ながら、操縦安定性が特に優れていることが判る。

Claims (2)

  1. 共役ジエン単量体単位中のビニル結合含有量が35〜65重量%であり、水酸基含有構造並びに一般式〔−SiR −O−(式中Rは−CH 又は−CH −)〕で表される構造を有する共役ジエン系ゴム、前記共役ジエン系ゴム100重量部あたり、20〜200重量部のシリカ、及び0.1〜20重量部のセルロース繊維又は炭素繊維からなる短繊維を含有してなる共役ジエン系ゴム組成物。
  2. 請求項1に記載の共役ジエン系ゴム組成物を架橋してなる架橋物。
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