JP4492449B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
従来、レバー式コネクタとしては、特許文献1記載のものが知られている。このものは、雌ハウジングにレバーを回動可能に組付け、このレバーの回動操作により、レバーに形成されたカム溝に沿って、雄ハウジングに形成されたカムピンを誘導することにより、両ハウジングを嵌合させるようになっている。両ハウジングが正規嵌合する直前においては、レバーの操作部は、雌ハウジングの側端部のうち、レバーの回動軸から径方向に離間した側端部の近傍に位置しており、雌ハウジングの嵌合方向に沿う方向に操作されるようになっている。
特開2001ー326024公報
しかしながら上記の構成によると、両ハウジングが正規嵌合する直前において、雌ハウジングのうちレバーの操作部の近傍に位置する側端部が、レバーを回動操作することにより雌ハウジングの嵌合方向に沿う方向に押されて、このレバーの操作部近傍の側端部の嵌合状態が、レバーの操作部と反対側に位置する側端部よりも先行してしまい、傾き姿勢となる場合がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、両ハウジングの嵌合過程において一方のハウジングの姿勢を矯正可能なレバー式コネクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、側板の先端部に操作部を有するレバーが第1ハウジングに回動可能に組み付けられ、前記レバーの回動操作により前記側板に形成されたカム溝に沿って第2ハウジングに形成されたカムピンを誘導することで両ハウジングを嵌合状態とすることができるようになっていると共に、前記両ハウジングが正規嵌合する直前には、前記レバーの操作部は、前記第1ハウジングの側端部のうち、前記レバーの回動軸からこの回動軸の径方向に離間した側端部の近傍に位置して、前記第1ハウジングの嵌合方向に沿う方向に操作されるようになっているレバー式コネクタであって、前記第2ハウジングには係止突部が形成されており、前記レバーのうち前記操作部と反対側の端部には、前記係止突部と係合する係止受け部が形成されており、前記係止突部と前記係止受け部とは、前記両ハウジングが正規嵌合する直前に係合し、前記レバーの回動操作により、前記係止突部は、前記係止受け部を介して前記第2ハウジングの嵌合方向に沿う方向の力を受けるようになっており、前記係止突部は、前記第2ハウジングに対して、左右方向に関して対称な位置に1対形成され、前記第1ハウジングには1対の支軸が、前記第1ハウジングに対して、左右方向に関して対称な位置に突設されており、前記レバーは、前記支軸のうちの一方に対して回動可能に取付けることにより、前記第1ハウジングに対して、左右方向に関して対称な2つの姿勢での組付けを可能とされており、前記支軸のうちの一方に取付けられた前記レバーの前記操作部は、前記両ハウジングが正規嵌合する直前において、前記一方の支軸に対して、他方の支軸とは反対側に位置するようになっており、前記第2ハウジングには、それぞれの前記支軸に組み付けられた状態における前記レバーの前記カム溝に対応する位置に1対のカムピンが形成されており、前記カムピンのうち、前記カム溝と係合しない側のカムピンは、前記係止突部とされることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のものにおいて、前記第1ハウジングはワイヤーハーネスを構成する電線と接続されるハーネス側ハウジングであり、前記第2ハウジングは固定部材に配設される待受け側ハウジングであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2記載のものにおいて、前記第1ハウジングのうち前記第2ハウジングと嵌合する側の端面には、前記第2ハウジングの前記係止突起と対応する位置に、前記両ハウジングの嵌合方向に沿って延びると共に、前記両ハウジングの嵌合時に前記係止突起が摺接する案内壁が形成されていることを特徴とする。
<請求項1及び請求項2の発明>
請求項1及び請求項2の発明によれば、両ハウジングが正規嵌合する直前において、第1ハウジングのうち、レバーの操作部の近傍に位置する側端部の嵌合状態が、レバーの操作部と反対側に位置する側端部よりも先行している場合に、第2ハウジングの係止突部と、レバーの操作部の反対側に形成した係止受け部とが係合することにより、係止突部が、第2ハウジングの嵌合方向に沿う方向の力を受けることで、第1ハウジングの姿勢が矯正されて、両ハウジングが正規姿勢で嵌合することができる。また、レバーの操作スペースに制約がある場合に、レバーの取付け姿勢を自由に選択できるから、両ハウジングの嵌合作業を効率よく行うことができる。また、カム溝と係合しない側のカムピンを係止突部とすることができるから、係止突部を別途設ける場合に比べて第2ハウジングの構造を簡素化できる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、第2ハウジングの係止突起は、第1ハウジングに形成された案内壁と摺接することで、両ハウジングの嵌合、離脱を案内して、両ハウジングが正規姿勢で嵌合するようになっている。
参考例
参考例を図1ないし図9によって説明する。参考例に係るレバー式コネクタは、雌ハウジング10(本発明に係る第1ハウジングに相当)と、雄ハウジング11(本発明に係る第2ハウジングに相当)とを、雌ハウジング10に配設したレバー12により嵌合、離脱させるようにしたものである。なお、以下の説明では、両ハウジング10,11の嵌合方向を前方とし、上下方向については、図2を基準とする。
図2及び図3に示すように、雄ハウジング11は合成樹脂材料からなり、図示しない固定部材に配設される待受け側ハウジングとされる。この雄ハウジング11の前側には前方に開口するフード部13が形成されており、このフード部13の後方には、雄端子金具14を収容するための端子収容部15が形成されている。
図1における端子収容部15の左右両外側面には、固定部材に雄ハウジング11を取付けるための取付けロック部16が形成されている。図2に示すように、端子収容部15の内部には前後方向に延びるキャビティ17が形成されており、雄端子金具14を後方から収容するようになっている。雄端子金具14は、本体部18と、本体部18の後方に設けられ電線19を圧着するバレル部20とからなり、本体部18の前端には、前方に細長く延びるタブ片21が設けられている。キャビティ17の内壁には前方に片持ち状に延びると共に、撓み変形可能なランス22が突設されており、このランス22は、本体部18と弾性的に係合することにより、雄端子金具14の抜け止めを図るようになっている。雄端子金具14がキャビティ17内に収容された状態では、タブ片21は、フード部13内に突出するようになっている。また、端子収容部15の前端部には、前方からリテーナ23が装着されるようになっており、雄端子金具14を二重係止するようになっている。バレル部20の後方には、防水ゴム栓24が電線19の被覆を一括して囲むように嵌挿されており、この防水ゴム栓24の外周面がキャビティ17の内周面と弾性的に密着することにより、電線19とキャビティ17内面との間がシールされるようになっている。
図2及び図3に示すように、フード部13の上壁の外側面には、図3における左右方向の略中央付近であって前端に近い位置に、上方に突出する略円柱状をなすカムピン25が形成されており、後述するレバー12のカム溝26と係合するようになっている。このカムピン25の上端部には、カムピン25の径方向外方に拡径された拡径部27が形成されており、この拡径部27の下端縁と、後述するレバー12のカムピン受け部64とが係合することで、カム溝26とカムピン25とが上下方向に離間するのを防止するようになっている。カムピン25の左右両側には、前後方向に延びる1対の案内リブ28が上方に突設されており、後述する雌ハウジング10の受け部29の側端縁と摺接することにより、両ハウジング10,11の嵌合、離脱を案内するようになっている。この案内リブ28の前端部には、前方に向かって下がり勾配をなすテーパ面30が形成されており、後述するレバー12の仮係止片41が案内リブ28に乗り上げる動作を容易にするようになっている。雄ハウジング11の左右方向の幅寸法の中央を通り、両ハウジング10,11の嵌合方向と平行な仮想直線は、対称軸39となっており、案内リブは、この対称軸39に対して左右対称に配されている。
図2及び図4に示すように、雌ハウジング10は、合成樹脂材料からなり、外筒部31の内側には、前後方向に延びる複数のキャビティ17が幅方向に並んで形成された内筒部32が形成されている。各キャビティ17内には、後方から挿入された雌端子金具33が、キャビティ17内に設けられたランス22に係止されて抜け止め状態で収容されるようになっている。雌端子金具33は、略角筒状をなすと共に、雄ハウジング11に収容される雄端子金具14のタブ片21が挿入される角筒部34と、角筒部34の後方に設けられ電線19をかしめつけるバレル部20とからなる。角筒部34内には、弾性変形可能な弾性接触片(図示せず)が形成されており、角筒部34内に挿入されたタブ片21と弾性的に接触するようになっている。また、バレル部20の後方には、防水ゴム栓24が電線19の被覆を一括して囲むように嵌挿されており、この防水ゴム栓24の外周面がキャビティ17の内周面に弾性的に密着することにより、電線19とキャビティ17内面との間がシールされるようになっている。また、内筒部32の前端部には、前方からキャップ状のリテーナ23が、雌ハウジング10に対して冠着されるようになっており、雌端子金具33を二重係止するようになっている。このように雌ハウジング10は、ワイヤーハーネスを構成する電線19と接続されており、ハーネス側ハウジングとされる。
上記の内筒部32と外筒部31との間の隙間には、上述の雄ハウジング11のフード部13が進入するようになっている。内筒部32の前後方向の略中央付近には、内筒部32の外周に、筒状をなすゴム製のシールリング35が装着されている。シールリング35の外周面に、全周に亘って周方向に延びて形成された図示3条のリップ36と、雄ハウジング11のフード部13の内周面とが弾性的に密着することにより、雄ハウジング11と雌ハウジング10との間のシールが図られるようになっている。
外筒部31の上側には、前後方向に貫通すると共に、レバー12を収容するためのレバー収容空間37が形成されている。このレバー収容空間37の天井壁からは、下方に垂下して略円柱状をなす支軸38が形成されている。レバー収容空間37は、この支軸38の軸心を通る対称軸39に対して左右対称に形成されている。図6に示すように、外筒部31のうちレバー収容空間37の下壁には、前端縁から後方に向かって略方形に切り欠かれた切欠部40が形成されている。この切欠部40の後端部には、略矩形をなすと共に、切欠部40の左右両側壁から四半円弧上に連なる受け部29が、対称軸39に対して左右対称に内方に突設されている。この受け部29と、後述するレバー12の係止片41とが、後述するレバー12の待受け状態において係合するようになっている。
図1に示すように、レバー12は、合成樹脂材料からなり、概ね、上方から見て、円の周縁部のうちの後端部領域を櫛形に切欠した形状をなす側板42と、この側板42の後端部のうち、図1における左端側に、左方へ少し張り出して形成された操作部43とを備えている。レバー12は全体として上下対称な形状となっている。このレバー12は、雌ハウジング10のレバー収容空間37内において、待受け位置と、嵌合位置との間で回動可能に取付けられている。ここで、待受け位置とは、レバー12の側板42に形成されたカム溝26に、雄ハウジング11に形成されたカムピン25が進入するのを許容するレバー12の位置(図6参照)をいい、嵌合位置とは、両ハウジング10,11が正規嵌合した状態におけるレバー12の位置をいう(図1参照)。なお、レバー12の説明における前後左右の向きについては、レバー12が嵌合位置にある状態を基準とする。
側板42の中心には、軸孔44が上下に貫通して形成されており、上述した支軸38が貫通するようになっている。また、側板42における軸孔44の前方には、軸孔44を中心とする周方向及び径方向の双方に対して斜めをなすカム溝26が形成されている。カム溝26の上端縁には、カムピン25の拡径部27を受けるカムピン受け部64が、カム溝26の全長に亘って形成されている。側板42における軸孔44よりも右方の位置には、レバー12を待受け位置に保持するための係止片41が形成されている。この係止片41は、前後方向に細長い板状をなし、その前端において側板42に対して後方へ片持ち状に延出する形態となっている。この撓み係止片41は、その基端部(前端部)を支点として、上下方向に撓み変形可能になっている。撓み片の後端部は、レバー12が待受け位置にある場合に、上述した受け部29と係合するようになっている。また、レバー12が待受け位置にある場合、カム溝26の入口は、レバー12の支軸38を通る対称軸39上に配されるようになっている。
側板42の後端部の左側には、前後方向に細長く延びて板状をなす撓みロック片45が形成されている。この撓みロック片45は、その前端から後方に延びる片持ち状をなしており、上下方向に撓み変形可能になっている。撓みロック片45の前後方向の略中央付近には、上下方向に突出するロック突起46が形成されている。撓みロック片45は、レバー12が嵌合位置にある状態で、上述のロック突起46と、レバー収容空間37内に対称軸39に対して左右対称に形成された1対の戻り規制部47の一方とが係合することで、レバー12を嵌合位置に保持するようになっている。
側板42の上下両面のうち、撓みロック片45の前端部が形成された領域には、他の部分よりも、側板42の板厚方向の内方に引っ込んで段差が形成されており、この段差部分は、レバー12が待受け位置にある状態において、戻り規制部47と係合することでレバー12を待受け位置に保持する保持用段差部48とされる。
図1に示すように、側板42の上下両面には、軸孔44からやや外方の位置からカム溝26の入口に向かって、側板42の板厚方向の内方に引っ込んで、レバー12を雌ハウジング10に取付ける際に支軸38を逃がすための支軸逃げ溝49が形成されている。支軸逃げ溝49のうち軸孔44側の端部には、支軸38が側板42を乗り越える動作を容易にするためのテーパ面30が形成されている。また、図6に示すように、側板42の上下両面には、図6における保持用段差部48からやや前方の位置から、前方に延びると共に、側板42の板厚方向の内方に引っ込んで、レバー12を雌ハウジング10の取り付ける際に、戻り規制部47を逃がすための戻り規制部逃げ溝50が形成されている。戻り規制部逃げ溝50の図6における後端縁には、戻り規制部47がレバー12の側板42を乗り越える動作を容易にするためのテーパ面30が形成されている。また、図1におけるレバー12の後端部の右端縁には、レバー12の側板42の板厚方向の内方に引っ込んで凹部51が形成されており、この凹部51は、レバー12を雌ハウジング10に取付ける際に戻り規制部47を逃がすようになっている。また、この凹部51の側壁は、レバー12が嵌合位置にある状態において、戻り規制部47と係合してレバー12を嵌合位置に保持するようになっている。
さて、図6に示すように、雄ハウジング11のフード部13の上面には、その前端部寄りであって且つ左右両側端部寄りの位置に、上方に突出すると共に、カムピン25の軸心を通る前後方向の仮想軸(対称軸39)に関して左右対称な位置に1対の係止突部52が形成されている。この係止突部52は、上方から見て、略台形状をなしている。係止突部52の後端縁は、左右方向に延びた直線状をなしており、後述するレバー12の係止受け部53の後端縁と当接するようになっている。係止突部52のうち、雄ハウジング11に対して左右方向における外側の側面は、前後方向に延びた直線状をなしており、後述する雌ハウジング10の案内壁55の内周面と摺接可能になっている。係止突部52のうち、雄ハウジング11に対して左右方向における内側の側面は、レバー12の側端縁と対応する略円弧状をなしており、レバー12の側端縁を逃がすようになっている。
一方、レバー12のうち、操作部43と反対側の端部(図1における右端部)には、側板42の側端縁から外方に突出して、係止受け部53が形成されている。係止受け部53の後端縁は左右方向に延びた直線状をなしており、上述した係止突部52の後端縁と整合するようになっている。また、外筒部31の上側のうち、雄ハウジング11と嵌合する側の端面には、雄ハウジング11の係止突部52に対応する位置に、前後方向に延びると共に案内リブ28を逃がすための逃げ孔54が、対称軸39に対して左右対称に形成されている(図1及び図4参照)。この逃げ孔54の内側壁は、両ハウジング10,11が嵌合、離脱する際に、係止突部52の外側壁と摺接することで、両ハウジング10,11の嵌合、離脱を案内する案内壁55とされる。
続いて、両ハウジング10,11の嵌合操作の進行状態における各部材の構成について説明する。まず、両ハウジング10,11が図6に示す状態においては、雌ハウジング10に配されたレバー12は、係止片41が受け部29に係合すると共に、保持用段差部48が戻り規制部47と係合することにより、待受け位置において回動不能に保持されている。この状態では、レバー12のカム溝26の入口が前方を向くようになっており、雄ハウジング11のカムピン25がカム溝26に進入するのを許容するようになっている。
次に、両ハウジング10,11が図7に示す位置に移動した状態においては、カムピン25がレバー12の上溝の入口に進入している。このとき、案内リブ28は、切欠部40内に進入しており、この状態においては、係止片41が案内リブ28に乗り上げて上方に撓み変形している。これにより係止片41と受け部29との係合が解除されることで、レバー12が待受け位置から図7における反時計回り方向に回動可能になっている。また、案内リブ28の側壁のうち、左右方向について外側の側壁は、受け部29の内側縁と摺接して、両ハウジング10,11を案内するようになっている。
続いて、レバー12が図8に示す位置に回動された状態においては、カムピン25がレバー12のカム溝26に誘導されて、カム溝26内を奥方に移動し、雌ハウジング10と雄ハウジング11とが互いに引き寄せられるように変位するようになっている。また、レバー12のロック突起46は、戻り規制部47に乗り上げて、撓みロック片45は上方に撓み変形するようになっている。
さらに、レバー12が図1に示す位置に回動された状態においては、両ハウジング10,11は正規嵌合した状態にあり、この状態におけるレバー12の位置が嵌合位置とされる。このとき、レバー12の撓みロック片45のロック突起46は戻り規制部47と係合することでレバー12が時計回りに回動することを防止すると共に、凹部51が戻り規制部47と係合することでレバー12が反時計回りに回動することを防止するようになっている。また、係止突部52が係止受け部53により、雄ハウジング11の嵌合方向の力を受けるようになっており、これにより、両ハウジング10,11の姿勢が矯正されるようになっている。また、係止突部52の前端縁と、逃げ孔54の後端縁とが当接すると共に、案内リブ28の前端縁と、切欠部40の後端縁とが当接することにより両ハウジング10,11の前止まりがなされるようになっている。
続いて、参考例の作用、効果について説明する。雌ハウジング10にレバー12を組付ける際には、レバー収容空間37の天井壁を湾曲変形させると共に、レバー12を待受け位置にあるときと同じ向き(姿勢)にして、後方からレバー収容空間37内に進入させる。このとき、図1における左側の戻り規制部47は、レバー12の戻り規制部逃げ溝50内に進入すると共に、図1における右側の戻り規制部47は、レバー12の凹部51内に進入し、また、支軸38は、レバー12の嵌合溝内に進入し、さらに支軸逃げ溝49内に進入する。これにより、レバー12の組付け時におけるレバー12の雌ハウジング10との嵌合抵抗を減少させることができる。このとき、戻り規制部逃げ溝50及び支軸逃げ溝49にはテーパ面30が形成されているから、戻り規制部47や支軸38の乗り上げ動作が容易になっている。
さらにレバー12をレバー収容空間37の奥方に進入させると、支軸38は、支軸逃げ溝49の後端縁に設けられたテーパ面30に乗り上げ、軸孔44に嵌合する。このとき、図1における右側の戻り規制部47は、戻り規制部逃げ溝50の後端縁に設けられたテーパ面30に乗り上げた後、復帰変形して、保持用段差部48と後方から当接することで、レバー12が図1における時計回り方向に回動するのを規制する。また、係止片41は、受け部29に当接することにより、レバー12が図1における反時計回りに回動するのを規制する。これにより、レバー12は、待受け位置において、正逆いずれの方向への回動も規制された状態に保持される。
この状態で、雄ハウジング11のフード部13を雌ハウジング10に浅く初期嵌合させると、図7に示すように、カムピン25がカム溝26の入口に進入する。このとき、係止突部52は逃げ孔54内に進入すると共に、係止突部52の外側面が、逃げ孔54の案内壁55と摺接することで、両ハウジング10,11の嵌合が案内される。また、案内リブ28が切欠部40内に進入し、この案内リブ28の前端部が係止片41と当接し、係止片41が案内リブ28に乗り上げて上方に撓み変形することで、係止片41と受け部29との係合が解除され、レバー12が図7における反時計回り方向に回動可能になる。このとき、テーパ面30が形成されているから、係止片41が案内リブ28に乗り上げる動作が容易になっている。
この状態から、操作部43を押圧して、レバー12を支軸38を中心として反時計回り方向に回動させると、図8に示す位置に至る。このとき、カムピン25はカム溝26に誘導されて、両ハウジング10,11が嵌合する方向に互いに引き寄せられる。この状態では、撓みロック片45は、ロック突起46が戻り規制部47に乗り上げることで上方に撓み変形し始める。また、案内リブ28の外側面が受け部29の内側縁と摺接することで、両ハウジング10,11の嵌合が案内される。
さらに嵌合が進行して図9に示す位置、すなわり、両ハウジング10,11が正規嵌合状態に至る直前の状態になると、レバー12の操作部43は、雌ハウジング10の後端部のうち図9における左側の側端部に位置するようになっており、この状態でレバー12の操作部43を押圧操作すると、雌ハウジング10は、その嵌合方向(図9における下方)に沿う方向の力を受ける。すると、図には詳細に示さないが、雌ハウジング10のうち、図9における左側の嵌合状態が先行し、雌ハウジング10が図9において、左下がりの傾き姿勢になる場合がある。
上記の状態から、さらに操作部43を押圧すると、図1に示すように、係止受け部53が係止突部52と係合し、これにより、係止突部52は、係止受け部53を介して、雄ハウジング11の嵌合方向に沿う方向(図1における上方)の力を受ける。すると、図9における左下がりの傾き姿勢にあった雌ハウジング10の右側に、雄ハウジング11が進入する方向の力が働くことにより、雌ハウジング10の傾き姿勢が正規の姿勢に矯正される。この状態で、操作部43を押圧することにより、両ハウジング10,11が正規姿勢にある状態で嵌合が完了する。この状態では、撓みロック片45が復帰変形して、図1における左側の戻り規制部47と、撓みロック片45のロック突起46とが係合して、レバー12が図1における時計回り方向に回動するのを規制する。また、図1における右側の戻り規制部47と、凹部51の側壁とが係合して、レバー12が図1における反時計回り方向に回動するのを規制している。そして、係止突部52の前端縁が逃げ孔54の後端縁と当接すると共に、案内リブ28の前端縁が切欠部40の後端縁と当接することで、両ハウジング10,11の前止まりが図られている。
このロック状態から両ハウジング10,11を離脱させる際には、撓みロック片45の後端部を下から指で押し上げて上方へ撓み変形させる。すると、ロック突起46が左側の戻り規制部47から解離し、嵌合位置にあるレバー12が待受け位置側への回動が許容される。このロック解除状態を保ったままで、操作部43を摘んでレバー12を図1における時計回り方向に回動させる。すると、カムピン25がカム溝26に誘導されて、両ハウジング10,11が解離する方向に変位し、レバー12が待受け位置に達すると、両ハウジング10,11は図7に示す状態に至る。この状態から、両ハウジング10,11を離脱させればよい。
上記の説明では、レバー12が、待受け位置から嵌合位置に向かって反時計回り方向へ回動されると共に、嵌合位置では操作部43が左端部に位置する向きで雌ハウジング10に組み付けられているが、参考例では、レバー12を上記とは左右反転した姿勢で雌ハウジング10に組付けることもできる。そのための手段として、レバー12が上下対称な形状とされ、カム溝26の入口が、レバー12が待受け位置にある状態でレバー12の支軸38を通る対称軸39上に配されるように設けられ、戻り規制部47が対称軸39に関して左右対称な2位置に配され、係止突部52が対称軸39に関して左右対称な2位置に配され、逃げ孔54が対称軸39に関して左右対称な2位置に配され、案内リブ28が対称軸39に対して左右対称な2位置に配され、受け部29が対称軸39に関して左右対称に内方に突設されている。
レバー12が上記と左右反転した状態で組み付けられた場合には、待受け位置から嵌合位置に向かって時計回り方向へ回動されると共に、嵌合位置では、操作部43が右端部に位置する向きで雌ハウジング10に組み付けられる。また、レバー12を雌ハウジング10に組付けた後、レバー12を待受け位置から嵌合位置にまで回動して両ハウジング10,11を嵌合させる手順は、上記とは左右対称となるので、作用の説明は省略する。
以上説明したように、参考例においては、両ハウジング10,11が正規嵌合する直前において、雌ハウジング10のうち、レバー12の操作部43の近傍に位置する側端部の嵌合状態が、レバー12の操作部43と反対側に位置する側端部よりも先行している場合に、雄ハウジング11の係止突部52と、レバー12の操作部43の反対側に形成した係止受け部53とが係合することにより、係止突部52が、雄ハウジング11の嵌合方向に沿う方向の力を受けることで、雌ハウジング10の姿勢が矯正されて、両ハウジング10,11が正規姿勢で嵌合することができる。
さらに、雌ハウジング10の係止突起は、雄ハウジング11に形成された案内壁55と摺接することで、両ハウジング10,11の嵌合、離脱を案内して、両ハウジング10,11が正規姿勢で嵌合するようになっている。
また、1種類のレバー12を雌ハウジング10に対し、対称軸39に関して左右対称な2つの姿勢のうちいずれの姿勢でも組付けることが可能になっているから、レバー式コネクタが配置される状況に応じて、レバー12の組付け位置を適宜選択することにより、レバー12の回動操作性を向上させることができる。
<実施形態
次に、本発明の実施形態を図10及び図11によって説明する。本実施形態に係るレバー式コネクタは、第1ハウジング56と、第2ハウジング57とを、第1ハウジング56に配設したレバー12により嵌合、離脱させるようにしたものである。なお、以下の説明では、両ハウジング56,57の嵌合方向を前方とする。
第2ハウジング57は、固定部材63の壁面から外方に突出しており、待受け側ハウジングとされる。第2ハウジング57の上壁の外側面には、その前端部寄りの位置に、略円柱状をなす1対のカムピン25が形成されている。両カムピン25,25は、第2ハウジング57の左右方向の幅寸法の中央を通り、両ハウジング10,11の嵌合方向と平行な対称軸39に対して、左右対称な位置に配されている。両カムピン25,25の上端部には、径方向について外方に拡径された拡径部27が形成されている。
第1ハウジング56は、ワイヤーハーネスを構成する電線19と接続されており、ハーネス側ハウジングとされる。第1ハウジング56の上壁の外側面には、後端寄りの位置に、略円柱状をなす1対の支軸38が形成されている。両支軸38,38は、第1ハウジング56の左右方向の幅寸法の中央を通り、両ハウジング10,11の嵌合方向に平行な対称軸39に対して左右対称に配されている。両支軸38,38の上端部には、左右に突出する1対の突部58が形成されている。
第1ハウジング56の上壁の前端部には、左右方向の略中央付近に、その前端縁から後方に向かって略矩形状に切欠された切欠部40が、対称軸39に関して左右対称に形成されている。この切欠部40の左右両外方には、左右1対の板状の押さえ部59が設けられている。両押さえ部59,59は、左右方向に細長い略矩形状をなしており、第1ハウジング56の上壁に対して平行に配置されている。右側の押さえ部59のうち左後部の角部は切り欠かれており、レバー12との干渉を防止するようになっていると共に、後述するレバー12の張出し部62を上方から押さえるひさし部60が形成されている。また同様に、左側の押さえ部59のうち右後部の角部は切り欠かれており、レバー12との干渉を防止するようになっていると共に、レバー12の張出し部62を上方から押さえるひさし部60が形成されている。
図10に示すように、レバー12は、概ね、上方から見て、円の周縁部のうちの後端部領域を櫛形に切欠した形状をなす側板42と、側板42の右端から右方に突出されてなり、略矩形状をなす操作部43とを備えてなる。レバー12は全体として上下対称な形状となっている。このレバー12は、第1ハウジング56に対して、図10における右側の支軸38に取付けられており、待受け位置と、嵌合位置との間で回動可能になっている。なお、レバー12の説明における前後左右の向きについては、レバー12が嵌合位置にある状態を基準とする(図10参照)。
側板42の中心には、支軸38の形状に適合した形状をなす軸孔44が上下に貫通して形成されており、上述した支軸38が貫通するようになっており、その外側には、レバー12が回動する際に支軸38の突部58を逃がせるように円形孔61が形成されている。また、側板42における軸孔44の前方には、軸孔44を中心とする周方向及び径方向の双方に対して斜めをなすカム溝26が形成されている。カム溝26の上端縁には、カムピン25の拡径部27を受けるカムピン受け部64が、カム溝26の全長に亘って形成されている。側板42における軸孔44よりも左方の位置には、レバー12を待受け位置に保持するための係止片41が形成されている。この係止片41は、前後方向に細長い板状をなし、その前端において側板42に対して後方へ片持ち状に延出する形態となっている。この撓み係止片41は、その基端部(前端部)を支点として、上下方向に撓み変形可能になっている。撓み片の後端部は、レバー12が待受け位置にある場合に、切欠部40の後端縁と係合するようになっている。側板42の前端縁には、径方向外方へ側板42と同心円弧状に張出した張出し部62が形成されている。張出し部62の上面は、側板42の上面に対して段差状に低くなっている。
さて、側板42のうち、カム溝26の入口の左方には、側板42の側縁から径方向外方に鉤状に突出した係止受け部53が形成されている。この係止受け部53は、レバー12が嵌合位置にある状態において、係止受け部53の後端縁が、図11の左側のカムピン25に係合するようになっている。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。レバー12の軸孔44の形状を支軸38の突部58の位置と適合させながら、軸孔44に支軸38を貫通させた後、レバー12を待受け位置にまで回動させる(図10参照)。すると、係止片41の先端が切欠部40の後端縁と当接すると共に、図示しない保持手段により、レバー12が正逆いずれの方向への回動を規制された状態に保持される。このとき、張出し部62の上方に押さえ部59が位置するようになっており、レバー12が上方に変位するのを規制する。
この状態で、第2ハウジング57を第1ハウジング56に浅く初期嵌合させて、図10における右側のカムピン25をカム溝26の入口に進入させる。すると、図示しない係合解除部が係止片41と当接し、係止片41が係合解除部に乗り上げて上方に撓み変形することで、係止片41と切欠部40との係合が解除され、レバー12が図10における時計回り方向に回動可能になる。
この状態から、操作部43を押圧して、レバー12を支軸38を中心として時計回り方向に回動させると、カムピン25はカム溝26に誘導されて、両ハウジング56,57が嵌合する方向に互いに引き寄せられる。さらに嵌合が進行して、図10に示すように、係止受け部53が、図11における左側のカムピン25と係合し、これにより、左側のカムピン25は、係止受け部53を介して、第2ハウジング57の嵌合方向に沿う方向(図1における上方)の力を受ける。これにより、第2ハウジング57が正規の姿勢に矯正される。この状態で、操作部43を押圧することにより、両ハウジング56,57が正規姿勢にある状態で嵌合が完了する。この状態では、図示しないレバー保持手段により、レバー12が図11における反時計回り方向に回動するのを規制される。また、カムピン25の前端部が切欠部40の後端縁と当接することで、両ハウジング56,57の前止まりが図られている。
上記の説明では、レバー12が、図10における右側の支軸38に取付けられて、待受け位置から嵌合位置に向かって時計回り方向へ回動されると共に、嵌合位置では操作部43が右端部に位置する向きで第1ハウジング56に組み付けられているが、本実施形態では、レバー12を左側の支軸38に取付けると共に、上記とは左右反転した姿勢で第1ハウジング56に組付けることもできる。このとき、係止受け部53は、右側のカムピン25に係合するようになっている。
レバー12が上記と左右反転した状態で組み付けられた場合には、待受け位置から嵌合位置に向かって反時計回り方向へ回動されると共に、嵌合位置では、操作部43が左端部に位置する向きで第1ハウジング56に組み付けられる。また、レバー12を第1ハウジング56に組付けた後、レバー12を待受け位置から嵌合位置にまで回動して両ハウジング56,57を嵌合させる手順は、上記とは左右対称となるので、作用の説明は省略する。
本実施形態によれば、レバー12が嵌合位置にある状態において、カム溝26と係合しない側のカムピン25と係合する構成とされるから、係止突部52を別途設ける場合に比べて第2ハウジング57の構造を簡素化できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)参考例においては、レバー12は板状をなしていたが、これに限られず、1対の側板42の端部を操作部43により連結した略門形状をなすものとしてもよい。この場合、雌ハウジング10の上面側だけでなく、下面側についても、嵌合姿勢を矯正できるから、両ハウジング10,11の嵌合姿勢を一層安定させることができる。
(2)参考例においては、レバー12は対称軸39に対して左右方向に付け替え可能に配設される構成としたが、これに限られず、一方向のみに配設される構成としてもよい。場合には、係止突部52は1つだけ形成される構成としてもよい。
(3)参考例においては、雌ハウジング10のうち、雄ハウジング11と嵌合する側の端面には、係止突部52を逃げると共に案内するための案内壁55が形成される構成としたが、これに限られず、雌ハウジング10には、係止突部52に対応する位置の肉を除去することで係止突部52を逃がす構成としてもよい。
(4)参考例においては、第1ハウジングは雌ハウジング10とし、第2ハウジングは雄ハウジング11としたが、これに限られず、第1ハウジングを雄ハウジング11とし、第2ハウジングを雌ハウジング10としてもよい。
(5)参考例においては、雄ハウジング11は、取付けロック部16により固定部材に固定される構成としたが、これに限られず、固定部材の壁面から突設される構成としてもよい。
参考例に係るレバー式コネクタの正規嵌合状態を示す平断面図 同じく雄ハウジングと雌ハウジングとを示す側断面図 同じく雄ハウジングの正面図 同じく雌ハウジングの正面図 同じく雌ハウジングの平面図 同じくレバーが待受け位置にある状態における雌ハウジングの平断面図と、雄ハウジングの平面図 同じく、両ハウジングの嵌合初期状態を示す、雌ハウジングの平断面図と、雄ハウジングの平面図 図7よりも嵌合状態が進行した状態を示す、雌ハウジングの平断面図と、雄ハウジングの平面図 同じく、両ハウジングが正規嵌合状態にになる直前の状態を示す、雌ハウジングの平断面図と、雄ハウジングの平面図 実施形態に係るレバー式コネクタにおいて、レバーが待受け位置にある状態を示す、第1ハウジング及び第2ハウジングの平面図 同じく、レバー式コネクタの正規嵌合状態を示す平面図
符号の説明
10…雌ハウジング(第1ハウジング)
11…雄ハウジング(第2ハウジング)
12…レバー
19…電線
25…カムピン
26…カム溝
38…支軸
42…側板
43…操作部
52…係止突部
53…係止受け部
55…案内壁
56…第1ハウジング
57…第2ハウジング

Claims (3)

  1. 側板の先端部に操作部を有するレバーが第1ハウジングに回動可能に組み付けられ、前記レバーの回動操作により前記側板に形成されたカム溝に沿って第2ハウジングに形成されたカムピンを誘導することで両ハウジングを嵌合状態とすることができるようになっていると共に、
    前記両ハウジングが正規嵌合する直前には、前記レバーの操作部は、前記第1ハウジングの側端部のうち、前記レバーの回動軸からこの回動軸の径方向に離間した側端部の近傍に位置して、前記第1ハウジングの嵌合方向に沿う方向に操作されるようになっているレバー式コネクタであって、
    前記第2ハウジングには係止突部が形成されており、前記レバーのうち前記操作部と反対側の端部には、前記係止突部と係合する係止受け部が形成されており、前記係止突部と前記係止受け部とは、前記両ハウジングが正規嵌合する直前に係合し、前記レバーの回動操作により、前記係止突部は、前記係止受け部を介して前記第2ハウジングの嵌合方向に沿う方向の力を受けるようになっており、
    前記係止突部は、前記第2ハウジングに対して、左右方向に関して対称な位置に1対形成され、
    前記第1ハウジングには1対の支軸が、前記第1ハウジングに対して、左右方向に関して対称な位置に突設されており、
    前記レバーは、前記支軸のうちの一方に対して回動可能に取付けることにより、前記第1ハウジングに対して、左右方向に関して対称な2つの姿勢での組付けを可能とされており、
    前記支軸のうちの一方に取付けられた前記レバーの前記操作部は、前記両ハウジングが正規嵌合する直前において、前記一方の支軸に対して、他方の支軸とは反対側に位置するようになっており、
    前記第2ハウジングには、それぞれの前記支軸に組み付けられた状態における前記レバーの前記カム溝に対応する位置に1対のカムピンが形成されており、
    前記カムピンのうち、前記カム溝と係合しない側のカムピンは、前記係止突部とされることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記第1ハウジングはワイヤーハーネスを構成する電線と接続されるハーネス側ハウジングであり、前記第2ハウジングは固定部材に配設される待受け側ハウジングであることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記第1ハウジングのうち前記第2ハウジングと嵌合する側の端面には、前記第2ハウジングの前記係止突と対応する位置に、前記両ハウジングの嵌合方向に沿って延びると共に、前記両ハウジングの嵌合時に前記係止突が摺接する案内壁が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のレバー式コネクタ。
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