JP5257340B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

レバー式コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP5257340B2
JP5257340B2 JP2009274584A JP2009274584A JP5257340B2 JP 5257340 B2 JP5257340 B2 JP 5257340B2 JP 2009274584 A JP2009274584 A JP 2009274584A JP 2009274584 A JP2009274584 A JP 2009274584A JP 5257340 B2 JP5257340 B2 JP 5257340B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fitting
housings
lever
cover
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009274584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011119107A (ja
Inventor
健司 牧野
渡 社本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2009274584A priority Critical patent/JP5257340B2/ja
Priority to EP10014409A priority patent/EP2330692A1/en
Priority to US12/951,689 priority patent/US8292650B2/en
Priority to CN201010563492.7A priority patent/CN102148454B/zh
Publication of JP2011119107A publication Critical patent/JP2011119107A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5257340B2 publication Critical patent/JP5257340B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • H01R13/62966Comprising two pivoting levers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • H01R13/62938Pivoting lever comprising own camming means
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
    • H01R13/62933Comprising exclusively pivoting lever
    • H01R13/62955Pivoting lever comprising supplementary/additional locking means

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
特許文献1には、従来のレバー式コネクタが開示されている。これは、互いに嵌合可能な雌雄一対のハウジングを備えて構成されている。雄ハウジングには、カムフォロアが突出して形成されている。雌ハウジングは、ハウジング本体と、カバー(同文献では省略)とを有している。ハウジング本体の外面には、レバーが回動可能に装着され、かつ押圧受け部が形成されている。ハウジング本体には電線の端末に接続された端子金具が収容され、ハウジング本体の背面からは電線が外部へ引き出されている。引き出された電線は、カバーによって嵌合方向と交差する方向に強制的に屈曲させられる。
レバーは、操作部とその両端から突出する一対のアーム部とで全体として門型をなし、カバーに対して外側から跨ぐようにして装着される。アーム部には、カム溝が形成され、かつ押圧部が形成されている。そして、レバーは、操作部がカバーの背面から離れて位置する初期位置と、操作部がカバーの背面の近くに位置する嵌合位置との間を回動可能とされている。
ここで、レバーを初期位置に留め置いて両ハウジングを浅く嵌合させると、カム溝の入り口にカムフォロアが入り込む。その状態で、レバーを嵌合位置側へ向けて回動させると、カム溝の溝面にカムフォロアが摺動して両者間にカム作用が発揮され、両ハウジングが低嵌合力で嵌合される。両ハウジングの嵌合過程で、両ハウジングの嵌合姿勢が正規の嵌合姿勢から傾いた姿勢をとっていると、嵌合過程の終盤で押圧部が押圧受け部を押圧して、両ハウジングの嵌合面間に生じた隙間が埋められ、これによって両ハウジングの嵌合姿勢が矯正される。
特開2009−158430号公報
ところで、上記従来のレバー式コネクタの場合、図8(b)に示すように、両ハウジングの嵌合力(両ハウジングの嵌合に伴う抵抗)が、両ハウジングの嵌合深さが増すに従って徐々に上昇してレバーの回動半ばにピークP3を迎え、そこから徐々に減少してロックに伴うピークP5を迎えるようになっていた(図8の(b)を参照)。しかし、両ハウジングの嵌合姿勢が傾いていた場合には、押圧部が押圧受け部を押圧するのに伴う姿勢矯正ピークP4がロックピークP5の前に存在するため、作業者が姿勢矯正ピークP4を感知したときにこれをロックピークP5と勘違いして、両ハウジングの嵌合動作を途中で終えてしまうことがあった。とりわけ、両ハウジングの嵌合作業を手探りで行わざるを得ないような状況下では、このようなハウジングの誤嵌合が発生し易いという事情があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジングの誤嵌合を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジングを備え、前記第1ハウジングは、背面から電線が引き出されるハウジング本体と、前記ハウジング本体にその背面を覆うように取り付けられて前記電線を所定の向きに屈曲させるカバーとを有し、かつ、その外面にレバーが装着されており、前記レバーは、カム受け部及び操作部を有し、かつ、前記操作部が前記カバーの背面から離れて位置する初期位置と、前記操作部が前記カバーの背面の近くに位置する嵌合位置とに回動可能とされ、前記第2ハウジングは、カム部を有しており、前記カム部が前記カム受け部に係合した状態で、前記レバーが前記初期位置から前記嵌合位置に回動されることにより、前記カム部と前記第1ハウジングとの間にカム作用が発揮されて、前記第1、第2ハウジングが互いに嵌合させられ、その嵌合過程の終盤で、前記第1、第2ハウジングの嵌合姿勢が正規から傾いていた場合に、前記レバーに形成された押圧部が、前記第1ハウジングに形成された押圧受け部を押圧することにより、前記第1、第2ハウジングの嵌合姿勢が矯正されるレバー式コネクタであって、前記第1、第2ハウジングの嵌合過程でかつ前記押圧部が前記押圧受け部を押圧する前の段階で、前記操作部が前記カバーの背面の近接位置又は前記カバーの背面に重なり合う位置にあるときに、前記第1、第2ハウジングの相互の嵌合力が最大値となるように構成されているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記第1、第2ハウジングの相互の嵌合力が最大値となるときに、前記操作部が、前記カバーの背面に対して交差する方向でかつ操作方向と対向する方向に傾いて配置されるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
仮に、第1、第2ハウジングの嵌合姿勢が正規から傾いていて、押圧部が押圧受け部を押圧するのに伴う姿勢矯正ピークが嵌合過程の終盤であらわれても、その直前の段階で、両ハウジングの相互の嵌合力が最大値となるから、この最大値に至るまでの操作力の付勢により、両ハウジングを正規の嵌合位置へ一気に至らすことができる。とくに、嵌合力が最大値となる段階が、レバーの操作部がカバーの背面の近接位置又はカバーの背面に重なり合う位置に至るときであるため、作業者が両ハウジングの嵌合作業を手探りで行う場合であっても、嵌合力が最大値となる位置を容易に認識できる。したがって、本発明によれば、ハウジングの誤嵌合を防止することができる。
<請求項2の発明>
両ハウジングの相互の嵌合力が最大値となるときに、操作部がカバーの背面に対して交差する方向でかつ操作方向と対向する方向に傾いて配置されるから、操作部に対して操作力を付与し易くなる。したがって、ハウジングの誤嵌合をより確実に防止することができる。
本発明の実施形態1に係るレバー式コネクタにおいて、レバーを初期位置に置いて両ハウジングを浅く嵌合した状態を示す一部破断平面図である。 両ハウジングの嵌合過程で、両ハウジングの嵌合力が最大値となる状態を示す一部破断平面図である。 両ハウジングの嵌合過程で、両ハウジングの嵌合力が最大値となる状態を少し越えた状態を示す一部破断平面図である。 両ハウジングが正規嵌合された状態を示す一部破断平面図である。 ハウジング本体の正面図である。 第2ハウジングの正面図である。 レバーの正面図である。 両ハウジングが正規の嵌合姿勢から傾いて、押圧部が押圧受け部を押圧する状態を示す一部破断平面図である。 押圧部が押圧受け部を押圧しつつ両ハウジングが正規嵌合された状態を示す一部破断平面図である。 ストロークと嵌合力との関係を示すグラフである。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。実施形態1に係るレバー式コネクタは、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジング10、40と、第1ハウジング10に装着されるレバー60とを備えている。なお、以下の説明において前後方向については、両ハウジング10、40の相互の嵌合面側を前方とする。
第2ハウジング40は合成樹脂製であって、いわゆる雄ハウジングとして構成されている。この第2ハウジング40は、幅方向に細長い角筒状のフード部41を有し、フード部41内に、雄端子金具のタブ50が突出して配置されている。図6に示すように、フード部41の幅方向両端部は高さ方向に短い一対の短辺部42とされ、フード部41の高さ方向両端部は幅方向に長い一対の長辺部43とされる。両短辺部42の内面の前端には、左右一対のロック受け部44が突出して形成されている。両長辺部43の内面には、左右一対ずつのカムフォロア45(本発明のカム部に相当)が突出して形成されている。各カムフォロア45は、円柱状であって、長辺部43の幅方向中央を挟んだ両側に対をなして配置されている。また、両長辺部43の内面奥側には、後述するレバー60の仮係止部64と係合可能な解除部46が形成されている。
第1ハウジング10は合成樹脂製であって、いわゆる雌ハウジングとして構成されている。この第1ハウジング10は、図1に示すように、幅方向に細長い角ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の後面(嵌合方向の後方面となる背面)を覆うようにハウジング本体11に取り付けられる幅方向に細長い横長キャップ状のカバー12とを有している。図5に示すように、ハウジング本体11には複数のキャビティ13が形成され、各キャビティ13内に、後方から図示しない雌端子金具が挿入される。雌端子金具は電線90の端末に接続され、ハウジング本体11の後面からは電線90が引き出されている。また、ハウジング本体11の四隅部には、それぞれ誤組み付け防止用の突起14が形成されている。両ハウジング10、40が互いに正対していれば、各突起14が、相手側のフード部41の内面に形成された凹所47に嵌合して両ハウジング10、40の嵌合動作を進行させる一方、両ハウジング10、40が正逆反転していれば、各突起14がフード部41の前縁に突き当たって両ハウジング10、40の嵌合動作を規制するようになっている。
ハウジング本体11の幅方向両端面は高さ方向に短い一対の短辺面15とされ、ハウジング本体11の高さ方向両端面は幅方向に長い一対の長辺面16とされる。ハウジング本体11の両長辺面16の幅方向一側には、仮係止部64が係止可能な一対の仮係止受け部17が形成されている。仮係止受け部17は、ハウジング本体11の外面との間に間隔をあけて対向する突片18を有している。ハウジング本体11の両長辺面16の後端部には、支軸19及び押圧受け部29が突出して形成されている。支軸19は図示向かって右側に配置され、押圧受け部29は図示向かって左側に配置されている。支軸19及び押圧受け部29は、互いに同形同大であって、それぞれ各カムフォロア45と前後方向の同軸上に並んで配置されている。支軸19には、レバー60が回動可能に支持される。
レバー60は合成樹脂製であって、図7に示すように、操作部61と、操作部61の高さ方向両端から略平行に突出する一対のアーム部62とからなり、全体として門型をなしている。両アーム部62には軸受け孔63が形成され、この軸受け孔63に支軸19が嵌め込まれることにより、レバー60が第1ハウジング10に対して初期位置と嵌合位置との間を回動可能に取り付けられる。初期位置では、両アーム部62がカバー12の後面から後方に突出するとともに、操作部61がカバー12の後面から離れて配置される(図1を参照)。一方、嵌合位置では、両アーム部62がカバー12の側外方へ引っ込むとともに、操作部61がカバー12の後面の近傍で同後面に沿って配置される(図4を参照)。
両アーム部62の外周縁には、図1に示すように、撓み変形可能な一対の仮係止部64が同外周縁に沿って形成されている。仮係止部64は、初期位置で仮係止受け部17の突片18を弾性的に係止して両ハウジング10、40の嵌合位置への回動操作を規制する一方、両ハウジング10、40が浅く嵌合された状態で、相手側のフード部41の解除部46と当接し、仮係止受け部17との係止状態を解除させることにより、両ハウジング10、40の嵌合位置への回動操作を許容するようになっている。
両アーム部62には、一対のカム溝65(本発明のカム受け部に相当)が形成されている。カム溝65は、両アーム部62を厚み方向に貫通する形態であって、両ハウジング10、40の嵌合時に、相手側のカムフォロア45に係合可能とされている。詳しくはカム溝65は、初期位置で前後方向に延出して両アーム部62の前縁に開口する導入溝66と、導入溝66の奥端から曲状に延びる作用溝67とを有する。作用溝67の前縁は、両ハウジング10、40の嵌合過程でカムフォロア45が摺動する嵌合用カム面68とされ、作用溝67の後縁は、両ハウジング10、40の離脱過程でカムフォロア45が摺動する離脱用カム面69とされている。嵌合用カム面68及び離脱用カム面69は、互いに略平行に配置され、嵌合過程の初期よりも終盤で曲率半径が小さくなるように形成されている。
両アーム部62の前端には、一対の規制片71が突出して形成されている。規制片71は、カバー12が取り付けられていない状態で、レバー60が初期位置にあるときに、電線90の食み出しを阻止するようになっている。また、両アーム部62の内面には、規制片71に隣接する有底の凹溝72が形成されている。凹溝72は嵌合位置で前後方向に延出して両アーム部62の前縁に開口する形態とされている。そして、凹溝72の奥端は、押圧受け部29に当接可能な押圧部73とされている。両ハウジング10、40の嵌合過程の終盤で、両ハウジング10、40が正規の嵌合姿勢から傾いていて、ハウジング本体11の前面の幅方向他側とフード部41の奥面の幅方向他側との間に許容以上の隙間があいている場合に、押圧部73が押圧受け部29に当接してこれを前方へ押圧することで、前記隙間を埋めて両ハウジング10、40を正規の嵌合姿勢に立て直すようになっている。
レバー60が嵌合位置にあるときに、両アーム部62の後縁は、ハウジング本体11の後縁と平行に配置されるストレート縁74とされる。操作部61は、両アーム部62間に位置する撓み変形可能なロック部75と、ストレート縁74から後方へ突出する操作本体部76とを有する。ロック部75は、レバー60の前端から後方へ向けて突出するアーム状の形態とされている。両ハウジング10、40が正規嵌合されたときに、ロック部75がロック受け部44を弾性的に係止することにより、レバー60が嵌合位置に保持されるとともに、両ハウジング10、40が離脱規制状態に保持される。かかる嵌合位置では、ロック部75が前後方向に沿って配置されるようになっている(図4を参照)。また、ロック部75の後端部(自由端部)は保護壁77によって覆われ、これによってロック部75に対する不用意な解除操作が規制される。
操作本体部76は、回動支点(軸受け孔63)から離れるに従って段々と肉厚を増す形態とされ、全体として、ストレート縁74に対して傾斜する形状をなしている。操作本体部76の上面は、レバー60を初期位置から回動位置に回動させる際に、作業者の指先が宛がわれて押圧される階段状の操作面78となっている。
カバー12は同じく合成樹脂製であって、ハウジング本体11の後面と対向して配置される背板21と、背板21の高さ方向両端から前方へ突出する一対の側板22とからなる。カバー12の幅方向一端面は開放されており、ここから電線90が嵌合方向と直交する方向へ引き出される。両側板22の前縁の幅方向両端部には、左右一対ずつのロック片23が前方へ突出して形成されている。ロック片23が、ハウジング本体11の長辺面16の後端に形成されたロック片受け部24を係止することにより、カバー12がハウジング本体11に保持されるようになっている。
背板21は、ハウジング本体11の後面と略平行に配置される後板25と、カバー12の幅方向他端面を閉止する曲状の端板26とからなる。レバー60の操作部61は、両ハウジング10、40の嵌合過程の終盤で、端板26の外面に沿って変位させられ、両ハウジング10、40が正規嵌合された状態で、端板26と幅方向で対向して配置される。
本実施形態の構成は上述の通りであり、続いて、両ハウジング10、40の嵌合動作について説明する。
レバー60を初期位置に留め置き、両ハウジング10、40を互いに正対させた状態から、両ハウジング10、40を互いに嵌合させる。嵌合初期に、カムフォロア45がカム溝65の導入溝66に進入するとともに、解除部46が仮係止部64に当接してレバー60の仮係止状態が解除される。その状態で、レバー60を嵌合位置へ向けて図示反時計周りに回動させる。すると、カムフォロア45がカム溝65の嵌合用カム面68を摺動して、両ハウジング10、40間にカム作用が発揮され、両ハウジング10、40の嵌合動作が進行する。嵌合過程の終盤で、図2に示すように、カムフォロア45が嵌合用カム面68の曲率が変わる位置に至ると、レバー60の操作本体部76が、カバー12の端板26の外面の近傍でかつカバー12の後面とほぼ同じ高さ位置に配置され、つまりカバー12の後面に重なり合う位置に配置される。このとき、操作本体部76の操作面78は、カバー12の後面と交差する方向に傾いて操作方向Xと対向する方向に配置される。またこのとき、両ハウジング10、40の嵌合力が最大値となる嵌合ピークP1を迎える(図10(a)を参照)。なお、図10(a)には、後述する姿勢矯正ピークP2が含まれているが、両ハウジング10、40が正規の嵌合姿勢を保つ限り、姿勢矯正ピークP2を示すことはない。また、両ハウジング10、40の嵌合開始時から嵌合力が最大値を示すまでの間、両ハウジング10、40の嵌合力はほぼ直線状に上昇する。
そして、操作本体部76がカバー12の幅方向他端側に廻り込む嵌合位置に至ると、ロック部75がロック受け部44を弾性的に係止し、もって両ハウジング10、40が正規嵌合状態に保持される。このとき、カムフォロア45は、カム溝65の奥端に位置している。
上記の場合において、両ハウジング10、40が正規の嵌合姿勢をとっていれば、押圧部73が押圧受け部29と当接することはない。しかし、第1ハウジング10がその幅方向他側で第2ハウジング40から浮き上がるようにして、両ハウジング10、40が正規の嵌合姿勢から傾いていると、両ハウジング10、40の嵌合力が最大値となる嵌合ピークP1を示した後、両ハウジング10、40が正規嵌合される直前に、図8に示すように、押圧部73が押圧受け部29に当接してこれを前方へ押圧する。すると、ハウジング本体11の前面の幅方向他側とフード部41の奥面の幅方向他側との間に形成された隙間が埋められ、両ハウジング10、40の嵌合姿勢が矯正される。押圧部73が押圧受け部29に当接するのに伴い、図10(a)、(b)に示すように、両ハウジング10、40の嵌合力が上昇する姿勢矯正ピークP2を示すようになる。しかし、本実施形態の場合、姿勢矯正ピークP2が、嵌合ピークP1の近くにあって、この嵌合ピークP1からの慣性がはたらくことにより、姿勢矯正ピークP1を特別に感知することなく、レバー60を嵌合位置に至らすことが可能となっている。
ここで、図10(b)には、押圧部73が押圧受け部29に当接した後、押圧部73が押圧受け部29を押圧する状態を保ちつつ、レバー60が嵌合位置に至るとともに、両ハウジング10、40が正規嵌合状態に至る態様が示されている。これに対し、図10(a)には、押圧部73が押圧受け部29に当接してレバー60が嵌合位置に至った後、レバー60の変形戻りによって押圧部73と押圧受け部29との間に隙間が生じた状態で、両ハウジング10、40が正規嵌合状態に至る態様が示されている。よって、本実施形態の場合、両ハウジング10、40が、正規の嵌合姿勢から傾いた後、押圧部73と押圧受け部29との当接状態を保ちつつ正規嵌合される図9に示す態様と、両ハウジング10、40が、正規の嵌合姿勢から傾いた後、又は正規の嵌合姿勢を保ちながら、押圧部73と押圧受け部29との間に隙間をあけて正規嵌合される図4に示す態様のいずれかの態様を示すようになっている。
以上説明したように、本実施形態によれば、両ハウジング10、40の嵌合姿勢が正規から傾いていて、押圧部73が押圧受け部29を押圧するのに伴う姿勢矯正ピークP2が嵌合過程の終盤であらわれても、その直前の段階で、両ハウジング10、40の相互の嵌合力が最大値となる嵌合ピークP1を示すから、この嵌合ピークP1に至るまでの操作力の付勢により、両ハウジング10、40を正規の嵌合位置へ一気に至らすことができる。とくに、嵌合ピークP1を迎える時期が、レバー60の操作部61がカバー12の後面に重なり合う位置に至るときであるため、作業者が両ハウジング10、40の嵌合作業を手探りで行う場合であっても、嵌合ピークP1を認識し易くなる。したがって、本発明によれば、両ハウジング10、40の誤嵌合を防止することができる。
また、両ハウジング10、40の相互の嵌合力が最大値となるときに、操作部61がカバー12の後面に対して交差する方向でかつ操作方向Xと対向する方向に傾いて配置されるから、操作部61に対して操作力を付与し易くなる。したがって、両ハウジング10、40の誤嵌合をより確実に防止することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)両ハウジングの嵌合過程で、操作部がカバーの後面の近傍位置に至ったときに、両ハウジングの嵌合力が最大となるように構成されていてもよい。
(2)レバーがカバーに回転可能に支持されていてもよい。
(3)レバーが操作部と一枚板状のアーム部とによって構成されるものであってもよい。
(4)カバーから延びる電線の引き出し方向は任意である。
10…第1ハウジング
11…ハウジング本体
12…カバー
29…押圧受け部
40…第2ハウジング
60…レバー
61…操作部
73…押圧部
90…電線
P1…嵌合ピーク
P2…姿勢矯正ピーク

Claims (2)

  1. 互いに嵌合可能な第1、第2ハウジングを備え、
    前記第1ハウジングは、背面から電線が引き出されるハウジング本体と、前記ハウジング本体にその背面を覆うように取り付けられて前記電線を所定の向きに屈曲させるカバーとを有し、かつ、その外面にレバーが装着されており、
    前記レバーは、カム受け部及び操作部を有し、かつ、前記操作部が前記カバーの背面から離れて位置する初期位置と、前記操作部が前記カバーの背面の近くに位置する嵌合位置とに回動可能とされ、前記第2ハウジングは、カム部を有しており、
    前記カム部が前記カム受け部に係合した状態で、前記レバーが前記初期位置から前記嵌合位置に回動されることにより、前記カム部と前記第1ハウジングとの間にカム作用が発揮されて、前記第1、第2ハウジングが互いに嵌合させられ、その嵌合過程の終盤で、前記第1、第2ハウジングの嵌合姿勢が正規から傾いていた場合に、前記レバーに形成された押圧部が、前記第1ハウジングに形成された押圧受け部を押圧することにより、前記第1、第2ハウジングの嵌合姿勢が矯正されるレバー式コネクタであって、
    前記第1、第2ハウジングの嵌合過程でかつ前記押圧部が前記押圧受け部を押圧する前の段階で、前記操作部が前記カバーの背面の近接位置又は前記カバーの背面に重なり合う位置にあるときに、前記第1、第2ハウジングの相互の嵌合力が最大値となるように構成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記第1、第2ハウジングの相互の嵌合力が最大値となるときに、前記操作部が、前記カバーの背面に対して交差する方向でかつ操作方向と対向する方向に傾いて配置される請求項1記載のレバー式コネクタ。
JP2009274584A 2009-12-02 2009-12-02 レバー式コネクタ Active JP5257340B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009274584A JP5257340B2 (ja) 2009-12-02 2009-12-02 レバー式コネクタ
EP10014409A EP2330692A1 (en) 2009-12-02 2010-11-09 Lever-type connector and method of connecting it
US12/951,689 US8292650B2 (en) 2009-12-02 2010-11-22 Lever-type connector
CN201010563492.7A CN102148454B (zh) 2009-12-02 2010-11-25 杠杆型连接器及其连接方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009274584A JP5257340B2 (ja) 2009-12-02 2009-12-02 レバー式コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011119107A JP2011119107A (ja) 2011-06-16
JP5257340B2 true JP5257340B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=43355580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009274584A Active JP5257340B2 (ja) 2009-12-02 2009-12-02 レバー式コネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8292650B2 (ja)
EP (1) EP2330692A1 (ja)
JP (1) JP5257340B2 (ja)
CN (1) CN102148454B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6315346B2 (ja) * 2015-01-16 2018-04-25 住友電装株式会社 コネクタ
JP6332074B2 (ja) * 2015-02-16 2018-05-30 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP6499023B2 (ja) * 2015-06-12 2019-04-10 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP6498080B2 (ja) * 2015-08-28 2019-04-10 住友電装株式会社 コネクタ
KR102237555B1 (ko) * 2015-10-21 2021-04-07 현대자동차주식회사 커넥터 조립체
JP6850682B2 (ja) * 2017-05-31 2021-03-31 ヒロセ電機株式会社 係止手段を備えたコネクタ装置及びこれに用いるコネクタ
US9948030B1 (en) 2017-09-15 2018-04-17 Phoenix Contact Development and Manufacturing, Inc. Lever-type electrical connector body and related electrical connector assembly
JP2019139839A (ja) * 2018-02-06 2019-08-22 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ部材及びコネクタ
JP2021015720A (ja) 2019-07-12 2021-02-12 矢崎総業株式会社 レバー式コネクタ
DE102021116357A1 (de) * 2020-06-29 2021-12-30 Tyco Electronics Amp Korea Co., Ltd. Steckeranordnung
JP7380485B2 (ja) * 2020-08-27 2023-11-15 住友電装株式会社 コネクタ

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2717627B1 (fr) * 1994-03-21 1996-04-26 Cinch Connecteurs Sa Dispositif d'accouplement de deux éléments de boîtier d'un connecteur électrique.
DE19844693A1 (de) * 1998-09-29 2000-03-30 Delphi Automotive Systems Gmbh Zweiteiliger elektrischer Verbinder
JP3964146B2 (ja) * 2001-03-22 2007-08-22 矢崎総業株式会社 レバー嵌合式コネクタ
JP2004288442A (ja) * 2003-03-20 2004-10-14 Sumitomo Wiring Syst Ltd レバー式コネクタ
JP4492449B2 (ja) * 2005-06-15 2010-06-30 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP4556134B2 (ja) * 2005-08-03 2010-10-06 住友電装株式会社 コネクタ
JP4660380B2 (ja) * 2006-01-11 2011-03-30 矢崎総業株式会社 レバー嵌合式コネクタ
JP4598681B2 (ja) * 2006-01-17 2010-12-15 矢崎総業株式会社 レバー嵌合式コネクタ
JP4904094B2 (ja) * 2006-06-20 2012-03-28 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP4826376B2 (ja) * 2006-07-24 2011-11-30 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP5029872B2 (ja) * 2006-12-19 2012-09-19 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP2009104904A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Sumitomo Wiring Syst Ltd レバー式コネクタ
JP2009158430A (ja) * 2007-12-28 2009-07-16 Sumitomo Wiring Syst Ltd レバー式コネクタ
JP4973506B2 (ja) * 2008-01-08 2012-07-11 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP5035361B2 (ja) * 2010-02-04 2012-09-26 住友電装株式会社 レバー式コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
EP2330692A1 (en) 2011-06-08
US20110130026A1 (en) 2011-06-02
CN102148454A (zh) 2011-08-10
CN102148454B (zh) 2014-11-19
JP2011119107A (ja) 2011-06-16
US8292650B2 (en) 2012-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5257340B2 (ja) レバー式コネクタ
US6644992B2 (en) Lever-type connector
US8419462B2 (en) Lever type connector
JP6424190B2 (ja) レバー式コネクタ
US8353712B2 (en) Lever-type connector
JP5211639B2 (ja) コネクタ
TWI442647B (zh) Connector
JP5820179B2 (ja) レバー式コネクタ
JP2008027652A (ja) レバー付コネクタ
JP4066951B2 (ja) レバー式コネクタ
JP6966341B2 (ja) コネクタ
US9065211B2 (en) Lever-type connector
TWI442635B (zh) Connector
JP2014044800A (ja) 低挿入力型コネクタ
JPH0619276U (ja) 雌型電気端子
JP5608406B2 (ja) コネクタ
JP6164265B2 (ja) レバー式コネクタ
WO2015056506A1 (ja) レバー式コネクタ
WO2012029351A1 (ja) コネクタ
TWI442636B (zh) Connector
US9153908B2 (en) Lever-type connector
JP6611367B2 (ja) レバー式コネクタ
CN111525339B9 (zh) 杆式连接器
JP4973506B2 (ja) レバー式コネクタ
JP5594832B2 (ja) レバー式コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5257340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150