JP4826376B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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本発明は、カバーにレバーを組み付けたレバー式コネクタに関する。
この種のレバー式コネクタとして、特許文献1に記載のものが知られている。このカバーは、コネクタハウジングの後面から引き出される電線群を内包しつつコネクタハウジングの後部に被せ付けられ、電線群を所定方向に導き出す役割をはたす。カバーには、操作部と一対のアーム部とから全体として門型状をなすレバーが組み付けられ、両アームに設けられた軸受孔に、カバーの両側面に設けられた支軸が貫通係合することで、レバーが支軸を中心として回動可能となっている。アーム部にはカム溝が設けられ、このカム溝が相手側のコネクタハウジングに設けられたカムピンと係合することに起因して両コネクタハウジング間でカム機構が作用し、これにより、両コネクタハウジングが互いに引き寄せられて正規嵌合状態に至る。また、カバーの開口縁の一端にはロック片が設けられ、コネクタハウジングの後部の一端には、ロック片に係止可能なロック部が設けられている。
特開2001−118631公報
上記の場合、レバーの回動操作に伴い、カバーにコネクタハウジングとの突き合わせ面に沿ったずれ方向の力が作用し、ひいてはロック片とロック部とによる係止状態が解除され、カバーがコネクタハウジングから外れるおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、レバーの回動操作によってカバーがコネクタハウジングから外れるのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウジングには同コネクタハウジングに抜け止め状態で保持されるカバーが装着され、前記カバーには、カム溝を有するレバーが回動可能に組み付けられ、他方のコネクタハウジングには、前記カム溝と係合可能なカムピンが設けられており、前記レバーの回動操作に伴って前記カムピンが前記カム溝に沿って移動することで、前記両コネクタハウジングの嵌合離脱が助勢されるレバー式コネクタにおいて、前記一方のコネクタハウジングには、係合突部が設けられ、前記レバーには、このレバーの回動軌跡に沿って延出され、前記レバーの回動操作の間、前記係合突部が摺動することで前記一方のコネクタハウジングに対する前記カバーの相対的な位置ずれを規制する係合溝が設けられ、前記係合溝が弧状に延びる本体溝と前記本体溝の一端から延びて前記レバーの外周縁に開口する導入口とからなり、前記カバーが前記一方のコネクタハウジングに対しスライド移動して装着されるようになっており、前記カバーがスライド移動する過程で、前記導入口を通して前記係合溝内に前記係合突部が導入され、前記カバーが正規装着位置に至ると、前記係合突部が前記本体溝に進入する構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記レバーは、一対のアーム部と操作部とから門型をなし、前記カバーに跨って組み付けられるようになっており、前記一対のアーム部は、それぞれ、前記カム溝を有するとともに、前記係合溝を有しており、前記一方のコネクタハウジングの外面には、同外面との間に前記アーム部が進入する収容空間を有して、前記アーム部の開きを規制する開き防止壁が設けられており、前記係合突部は、前記開き防止壁の内側における前記収容空間に配置されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記レバーは、一対のアーム部と操作部とから門型をなし、前記カバーに跨って組み付けられるようになっており、前記一対のアーム部は、それぞれ、前記カム溝を有するとともに、前記係合溝を有しており、かつ、前記カバーに回動可能に軸支される軸受け部を有しており、前記アーム部において、前記軸受け部から近い位置に前記カム溝が配置され、前記軸受け部から遠い位置に前記係合溝が配置されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記係合突部は前記一方のコネクタハウジングに設けられるものであり、前記レバーの外周縁には、前記カバーが前記一方のコネクタハウジングに対し正規姿勢と反対方向を向いて組み付けられた場合に、前記係合突部と干渉してそれ以上の組み付け動作を規制する組み付け規制部が設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
レバーを回動操作すると、カム溝に沿ってカムピンが移動して両コネクタハウジングの嵌合離脱が進行するとともに、係合溝の内部を係合突部が摺動することで一方のコネクタハウジングに対するカバーの相対的な位置ずれが規制されるから、レバーの回動方向に加わる力によってカバーが一方のコネクタハウジングから外れるのを防止できる。
<請求項2の発明>
係合突部は、レバーに対する開き防止壁の内側における収容空間に配置されているから、外部異物から保護されて折損等される事態を回避できる。また、スペースの有効利用を図れる。
<請求項3の発明>
アーム部において、軸受け部からカム溝より遠くに係合溝が配置されているから、係合突部の摺動範囲を大きく確保することができ、係合突部の摺動動作が円滑となる。
<請求項4の発明>
一方のコネクタハウジングにカバーを取り付けるに際し、カバーが正規姿勢と反対方向を向いた姿勢をとっていると、レバーの外周縁に設けられた組み付け規制部が係合突部と干渉してそれ以上の組み付け動作を規制するようになっているから、カバーが不正な姿勢で組み付けられるのを回避できる。この場合に、係合突部が、カバーの外れ防止と誤組み付け防止の両機能を兼備することになるから、それぞれに専用構造を設ける場合に比べ、構成を簡素化できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図10によって説明する。本実施形態のコネクタは、雌側ハウジング10(本発明における一方のコネクタハウジングに相当)と、雌側ハウジング10に装着されるカバー30と、カバー30に組み付けられるレバー50と、レバー50によって雌側ハウジング10に嵌合される雄側ハウジング70(本発明における他方のコネクタハウジングに相当)とを備えて構成される。なお、以下の説明において、上下方向については、雌側ハウジング10に対してカバー30が装着される側を上方とし、前後方向については、図1に示す左側を前方とする。
雄側ハウジング70は合成樹脂製であって、図2に示すように、上方に開放された筒状のフード部71を備える。フード部71は雌側ハウジング10に対して下方から内嵌される。フード部71の両側面には、円柱形のカムピン72が突設されている。カムピン72の先端にはフランジ部73が周方向に張り出して形成されている。
雌側ハウジング10は同じく合成樹脂製であって、全体として前後方向に細長い形状をなし、上下方向に貫通する複数のキャビティ(図示せず)を有している。各キャビティ内には、後方から端子金具(図示せず)が挿入される。雌側ハウジング10の上面は、各端子金具に接続された電線90が束になって導出される導出面として構成される。雌側ハウジング10の両側外面には、前後一対ずつの開き防止壁11が、この両側外面と平行にかつこの両側外面との間にレバー50のアーム部51(後述する)が進入する収容空間を有して設けられている。各開き防止壁11はその周縁に沿った支持壁12によって雌側ハウジング10の外面に支持されている。
また、雌側ハウジング10には、前後の開き防止壁11の対向面間と対応する位置に、カムピン72の進入溝13が設けられている。カムピン72の進入溝13は、雌側ハウジング10の下端に開口して上方へ延出され、ここに下方からカムピン72が進入して両ハウジング10,70の嵌合動作が案内される。なお、本実施形態における上下方向は、両ハウジング10,70の嵌合方向に対応している。
そして、後側の開き防止壁11の内面には、上端寄りの位置に、円柱形の係合突部14が内向きに突出して設けられている。支持壁12には、係合突部14より鉛直下方に、係合突部14の成形に伴う型抜き孔15が開口して形成されている。雌側ハウジング10の上面における前端寄りの位置には、カバー30のロック部31(後述する)を係止可能なロック受け部16が突設されている。ロック受け部16の前面は後方に向かって上り勾配となるテーパ状の案内面21とされ、ロック受け部16の後面は略垂直に切り立つ係止受け面22とされる。
カバー30は合成樹脂製であって、図6ないし図8に示すように、下面および後面が開口されたキャップ状をなし、雌側ハウジング10に対して上方から被せ付けられる。カバー30の上面には、断面円弧の案内壁32が立設されている。雌側ハウジング10への組み付け状態において、雌側ハウジング10の導出面から延出された電線90群は、案内壁32に沿って所定方向(図示する上方)へ屈曲案内される。電線90群は案内壁32に結え付けられるバンド91等によって一つにまとめられる。そして、カバー30は、雌側ハウジング10の上端部において段差面17を介して一段落ちて設けられた取付部18に外嵌され、その内面が取付部18の外面に密着される。
カバー30の内面と取付部の外面とには、カバー30が正規に装着されたときに、それぞれ上下方向で当たり合う抜け止め構造が設けられている。また、カバー30の前面壁35には透孔33が貫通して形成され、カバー30の前面壁35の下端部には、透孔33を撓み空間として撓み変形可能とされるロック部31が形成されている。ロック部31の前面は、略垂直に切り立つ係止面34とされる。雌側ハウジング10への組み付けに際し、図1に示すように、カバー30は、その下端縁を雌側ハウジング10の段差面17に突き当てつつ、ロック受け部16をカバー30の内側に配した状態から、段差面17に沿って後方へスライドされる。すると、ロック部31が透孔33側へ撓み変形されつつ案内面21に沿ってロック受け部16に乗り上げられる。その後、カバー30が正規に装着されると、ロック部31が弾性的に復元してその係止面34をロック受け部16の係止受け面22に前後方向で対面させ、これにより、カバー30が前方へ外れるのが規制される。そして、カバー30は、抜け止め構造によって上方へ外れるのが規制される。端的には、カバー30は、ロック部31とロック受け部16とによる係止作用によって雌側ハウジング10に抜け止め状態で保持される。
また、カバー30の両側外面の前端下縁部には、レバー50との干渉によってレバー50の回動操作を規制する第1規制部36が両側方へ張り出して形成されている。また、カバー30の両側外面には、第1規制部36の近傍位置に、山型の第2規制部37が両側方へ張り出して形成されている。そして、カバー30の上面には、案内壁32より少し前方位置に、第3規制部38が上方へ突出して形成されている。第3規制部38は、その周囲をコの字に切り欠かれることで撓み変形可能とされ、レバー50の回動操作によって撓み変形されたあとその垂直に切り立つ後面でレバー50を弾性係止する。そして、カバー30の両側外面には、円柱形をなす左右一対の支軸39が突設されており、この支軸39にレバー50が軸支されるようになっている。支軸39の先端面には中心から半径方向に位置ずれしつつ延びるスリット41が切り入れられ、レバー50の装着時に支軸39の縮径動作を可能としてある。なお、カバー30において前壁部35の上半部の前面は前下がりに傾斜しており、レバー50との干渉を回避可能としてある。
レバー50は合成樹脂製であって、図9および図10に示すように、左右方向(幅方向)に延びる操作部52と、操作部52の左右両端から突出して板状をなす一対のアーム部51とからなり、全体として門型に形成されている。アーム部51には、カバー30側の支軸39に嵌合される軸受け部53が板厚方向に貫通して形成され、かつ、入り口をアーム部51の外周縁に開口させたカム溝54が所定方向に延出して形成されている。そして、アーム部51には、板厚方向に貫通する小径の円形孔55が形成されている。レバー50は、軸受け部53(支軸39)を中心として初期位置と回動完了位置との間を回動可能とされ、初期位置では、円形孔55に第2規制部37が嵌ってレバー50の回動操作が規制され、かつ、第1規制部36にアーム部51が干渉してレバー50の下方への回動操作が強く規制される。このとき、カム溝54の入り口は下向きに開口している。続いて、両ハウジング10,70を浅く嵌合すると、雄側ハウジング70のカムピン72がカム溝54の入り口に進入する。その状態からレバー50を回動完了位置へ向けて回動すると、カム溝54とカムピン72との係合により両ハウジング10,70が互いに引き寄せられる。レバー50が回動完了位置に至ると、操作部52が第3規制部38と戻り方向で対面してレバー50の戻り操作が規制され、かつ、操作部52が案内壁32およびカバー30の両側面に設けられた規制リブ45に当接してそれ以上奥方への回動操作が規制される。なお、カム溝54の溝面には、カムピン72のフランジ部73が摺動する台座56が延出方向に沿って段違いに形成されており、雄側ハウジング70からレバー50が外れないようにしてある。
さて、両アーム部51には、カバー30側の係合突部14と係合可能とされた左右一対の係合溝57が、カム溝54と概ね平行に延出して形成されている。詳しくは係合溝57は、アーム部51の外周縁に沿いつつレバー50の回動軌跡に沿った円弧状をなし、軸受け部53からの距離がカム溝54よりも遠くにあって、カム溝54より長く延出されている。詳しくは係合溝57は、軸受け部53(支軸39)と同心で弧状に延びる本体溝58と、本体溝58の一端に直交しつつレバー50の外周縁においてカム溝54の入り口とは別位置に開口する導入口59とからなり、カバー30を正規装着位置へスライドする過程で、導入口59に前方から係合突部14が進入する。係合溝57は、両アーム部51の外側面に凹設された有底溝であって、その溝幅は係合突部14の直径と同一または略同一とされ、その内部を係合突部14が摺動可能とされる。
また、アーム部51の外周縁には、係合突部14が設けられた側とは反対側に、レバー50が初期位置にあるときに顎状をなす組み付け規制部61が切り欠き形成されている。組み付け規制部61と雌側ハウジング10側の係合突部14とが互いに干渉することにより、後述するように、雌側ハウジング10に対するカバー30の誤組み付けが防止される。
次に、本実施形態の作用を説明する。まず、レバー50を円形孔55と第2規制部37との係合に基づいて初期位置に留め置いた状態として、カバー30を雌側ハウジング10に組み付ける。組み付けに際しては、図1に示すように、雌側ハウジング10に対してカバー30を正規装着位置より前方位置に配し、その状態からカバー30を雌側ハウジング10の段差面17に沿って後方(図示矢線方向)へスライド移動させる。カバー30が正規装着位置に至る過程で、詳しくはカバー30が正規装着位置に至る直前に、導入口59を通して係合溝57内に係合突部14が導入される。カバー30が正規装着位置に至ると、ロック部31とロック受け部16とがカバー30の前方への抜け出し方向で係止し合う。またカバー30が正規装着位置に至ると、係合突部14が本体溝58に進入するとともに、カム溝54の入り口がカムピン72の進入溝13と板厚方向で連通する。
一方、図5に示すように、カバー30が雌側ハウジング10に対して正規の装着姿勢から反対方向を向いた姿勢をとって、つまり、初期位置にあるレバー50の操作部52が後方を向いて、雌側ハウジング10に取り付けられようとすると、カバー30の下端が雌側ハウジング10の段差面17に到達するのに先立って、アーム部51の組み付け規制部61が係合突部14と干渉してそれ以上の組み付け動作が規制される。その場合は、カバー30を反転させて正規の装着姿勢へと矯正し、改めて組み付け作業を行えばよい。
続いて、図2に示すように、雌側ハウジング10に雄側ハウジング70を正対させた状態で、両ハウジング10,70を互いに接近させ、カム溝54の入り口および進入溝13にカムピン72を進入させる。そして、レバー50の操作部52を指で摘み、レバー50に回動完了位置側への操作力を付与する。すると、円形孔55と第2規制部37との係合状態が解除され、支軸39(軸受け部53)を中心とするレバー50の回動操作が許容され、図3に示すように、カム溝54に沿ってカムピン72が相対的に摺動するとともに、係合溝57に沿って係合突部14が相対的に摺動する。このとき、係合突部14の移動ストロークは、係合溝57がカム溝54よりも回動支点(支軸39または軸受け部53)から離れた位置にあることに起因し、カムピン72の移動ストロークよりも長くなる。
かくしてレバー50が回動完了位置に至ると、図4に示すように、操作部52が第3規制部38を弾性的に乗り越えると同時に、この第3規制部38に操作部52が係止されてレバー50の戻り操作が規制され、両ハウジング10,70が正規嵌合状態に保持される。この状態で、カムピン72はカム溝54の奥端に位置するとともに、係合突部14も係合溝57の奥端に位置する。
これに対して、レバー50を回動完了位置から初期位置へ戻すには、第3規制部38を上方から押えて係止解除方向に撓み変形させ、その状態でレバー50を初期位置側へ回動させればよい。すると、カムピン72がカム溝54内を戻り方向に移動してカム溝54の入り口側に至るとともに、係合突部14が係合溝57内を戻り方向に移動して係合溝57の導入口59側に至る。よって、そこから両ハウジング10,70を互いに離間する方向に引っ張れば、両ハウジング10,70を互いに離脱させることが可能となる。ここで、レバー50が初期位置と回動完了位置とを変位する間、レバー50と雌側ハウジング10とは、係合突部14が係合溝57の溝面を摺接することで、互いの位置関係を所定位置から変化させることはない。一方、カバー30がレバー50を軸支することから、カバー30と雌側ハウジング10とは、レバー50を介して互いの相対位置が概ね不動に保たれる。
以上説明したように本実施形態によれば、次の効果を奏する。
レバー50の回動操作に起因し、カバー30に対してレバー50の回動方向に応力が加わっても、レバー50の回動操作の間、係合溝57の内部を係合突部14が摺動することにより、雌側ハウジング10に対するカバー30の相対的な位置ずれが規制されるから、ロック部31とロック受け部16とによる係止状態を解除させるようなずれ応力が作用することはなく、カバー30が雌側ハウジング10から外れるのを防止できる。
また、係合突部14は、レバー50に対する開き防止壁11の内側における収容空間に配置されているから、外部異物から保護されて折損等される事態を回避できるとともに、収容空間内の空いたスペースを有効に活用できる。
また、アーム部51において、軸受け部53からカム溝54より遠くに係合溝57が配置されているから、係合突部14の移動ストロークを大きく確保することができ、係合突部14の摺動動作の円滑性が担保される。
さらにまた、カバー30が組み付け方向において正逆反対向きの姿勢で組み付けられようとすると、組み付け途中で組み付け規制部61が係合突部14と干渉し、それ以上の組み付けが規制されるから、カバー30が不正な姿勢で組み付けられるのを回避できる。そして、アーム部51の外周縁に組み付け規制部61を設けることで、カバー30の組み付け姿勢が正しくないことを組み付け動作を開始した早い段階で知ることができる。そして、係合突部14が、カバー30が外れるのを防止する役割をも担っているから、誤組み付けを防止する構造を別途設ける場合に比べ、構成を簡素化できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本発明によれば、実施形態1とは逆に、係合突部がレバーに設けられ、係合溝が雌側ハウジングに設けられるものであってもよい。
(2)本発明によれば、係合突部は雌ハウジングの本体部分における外面に設けられてもよい。
(3)本発明によれば、レバーは全体として一枚板状に形成されるものであってもよい。
(4)本発明によれば、雄側ハウジングにカバーを装着させ、そのカバーにレバーを取り付けてもよい。
本発明の実施形態1において、カバーを雌ハウジングに取り付ける途中の状態を示す一部破断側面図 両ハウジングの嵌合操作を開始する直前の状態を示す一部破断側面図 レバーを回動完了位置へ向けて回動させた途中の状態を示す一部破断側面図 回動完了位置に至って両ハウジングが正規嵌合された状態を示す一部破断側面図 カバーが正逆反対方向を向いた組み付け姿勢のときに組み付け規制部が係合突部に干渉した状態を示す一部破断側面図 カバーの側面図 カバーの平面図 カバーの正面図 レバーの側面図 レバーの背面図
符号の説明
10…雌側ハウジング(一方のコネクタハウジング)
14…係合突部
16…ロック受け部
30…カバー
31…ロック部
39…支軸
50…レバー
51…アーム部
52…操作部
54…カム溝
57…係合溝
70…雄側ハウジング(他方のコネクタハウジング)
71…フード部
72…カムピン
90…電線

Claims (4)

  1. 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうち、一方のコネクタハウジングには同コネクタハウジングに抜け止め状態で保持されるカバーが装着され、前記カバーには、カム溝を有するレバーが回動可能に組み付けられ、他方のコネクタハウジングには、前記カム溝と係合可能なカムピンが設けられており、前記レバーの回動操作に伴って前記カムピンが前記カム溝に沿って移動することで、前記両コネクタハウジングの嵌合離脱が助勢されるレバー式コネクタにおいて、
    前記一方のコネクタハウジングには、係合突部が設けられ、前記レバーには、このレバーの回動軌跡に沿って延出され、前記レバーの回動操作の間、前記係合突部が摺動することで前記一方のコネクタハウジングに対する前記カバーの相対的な位置ずれを規制する係合溝が設けられ
    前記係合溝が弧状に延びる本体溝と前記本体溝の一端から延びて前記レバーの外周縁に開口する導入口とからなり、前記カバーが前記一方のコネクタハウジングに対しスライド移動して装着されるようになっており、前記カバーがスライド移動する過程で、前記導入口を通して前記係合溝内に前記係合突部が導入され、前記カバーが正規装着位置に至ると、前記係合突部が前記本体溝に進入することを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記レバーは、一対のアーム部と操作部とから門型をなし、前記カバーに跨って組み付けられるようになっており、前記一対のアーム部は、それぞれ、前記カム溝を有するとともに、前記係合溝を有しており、
    前記一方のコネクタハウジングの外面には、同外面との間に前記アーム部が進入する収容空間を有して、前記アーム部の開きを規制する開き防止壁が設けられており、前記係合突部は、前記開き防止壁の内側における前記収容空間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記レバーは、一対のアーム部と操作部とから門型をなし、前記カバーに跨って組み付けられるようになっており、前記一対のアーム部は、それぞれ、前記カム溝を有するとともに、前記係合溝を有しており、かつ、前記カバーに回動可能に軸支される軸受け部を有しており、
    前記アーム部において、前記軸受け部から近い位置に前記カム溝が配置され、前記軸受け部から遠い位置に前記係合溝が配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記係合突部は前記一方のコネクタハウジングに設けられるものであり、前記レバーの外周縁には、前記カバーが前記一方のコネクタハウジングに対し正規姿勢と反対方向を向いて組み付けられた場合に、前記係合突部と干渉してそれ以上の組み付け動作を規制する組み付け規制部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載のレバー式コネクタ。
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