JP5146776B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、2軸のギアを有するレバー式コネクタに関する。
この種のレバー式コネクタとして、下記特許文献1に記載のレバー式コネクタが知られている。このレバー式コネクタは、レバーの回動操作に伴って一方のハウジングが他方のハウジングに対して嵌合および離脱可能とされている。両ハウジングの構成および動作説明を図8ないし図12の図面を参照しながら具体的に説明する。
図8ないし図9は両ギアの組み付け時の動作を説明した図であって、図10ないし図12は両ハウジングの嵌合時の動作を説明した図である。図8においてレバー4と一体に形成された図示左側のギアを第1ギア2Lとし、第1ギア2Lの回動に伴って回動する図示右側のギアを第2ギア2Rとする。また、図10において図示上側のハウジングを雌ハウジング1Fとし、雌ハウジング1Fの内部に嵌合する図示下側のハウジングを雄ハウジング1Mとする。
第1ギア2Lに形成された第1カム溝3Lと第2ギア2Rに形成された第2カム溝3Rは、両ギア2L,2Rの両回動軸を通る平面に直交しかつ両ハウジング1F,1Mの嵌合方向に平行な面を対称面として面対称に配置されている。第1カム溝3Lの内部には、第1カムピン5Lが係合可能とされており、第2カム溝3Rの内部には、第2カムピン5Rが係合可能とされている。両カム溝3L,3Rは、両カムピン5L,5Rの外径とほぼ同じ溝幅を有している。
両ギア2L,2Rの外周縁には、複数の歯7が突出して設けられており、これらの歯7は、軸孔8を中心として等角度間隔で配置されている。また、各軸孔8と各ギア2L,2Rの外周縁との間には、カムピン5L,5Rを軸孔8に導くための案内溝9が設けられている。
両ギア2L,2Rの組み付け時には、図8に示すように、両案内溝9が平行となるように前後方向に配置するとともに両歯7を噛み合わせた状態とし、両ギア2L,2Rを雄ハウジング1Mの内部に挿入する。すると、両支持ピン6L,6Rは、両案内溝9を通って軸孔8に嵌合し、図9に示すように、回動可能に装着される。レバー4を反時計回り方向に回動させると、両ギア2L,2Rの両歯7が噛み合うことで、両ギア2L,2Rが回動し、レバー4が図10に示す初期位置に至る。
両ハウジング1F,1Mの嵌合時には、図11に示すように、両カムピン5L,5Rが両カム溝3L,3Rの入口に導入された後に、レバー4の回動操作に伴って両ギア2L,2Rが回動し始める。両カム溝3L,3Rのうち回動軸から遠い側の面が両カムピン5L,5Rと係合し、これらのカム作用によって両ハウジング1F,1Mが互いに引き寄せられ、図12に示す正規嵌合状態に至る。
特開平8−31508号公報
しかしながら、両ハウジング1F,1Mの嵌合時に雄ハウジング1Mの内壁と前後方向に対向する位置に対向歯7Aが配置されるため、前記内壁と対向歯7Aの干渉を回避するために雄ハウジング1Mを全体として前後方向に長めに形成する必要がある。しかも、対向歯7Aは、図11に示すように、両ハウジング1F,1Mの嵌合の際に噛み合っておらず、それほど大きな負荷がかかる部分ではないため、高い強度は不要である。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタ全体を小型化することを目的とする。
本発明は、レバーの回動操作に伴って一方のハウジングが他方のハウジングに対して前後方向に嵌合および離脱可能なレバー式コネクタであって、一方のハウジングに突出して設けられた一対のカムピンと、他方のハウジングに対して回動可能に装着され、レバーの回動操作に伴って回動し、一方のカムピンと係合可能な第1カム溝を有する第1ギアと、他方のハウジングに対して回動可能に装着され、第1ギアの回動に伴って回動し、他方のカムピンと係合可能な第2カム溝を有する第2ギアとを備え、両ギアのうち両ハウジングの嵌合時に他方のハウジングの内壁と前後方向に対向する対向部は、その一部が切断されることで内壁との干渉が回避されている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、両ハウジングの嵌合時に対向部が他方のハウジングの内壁と干渉しないように両ギアの一部が切断されているため、他方のハウジングを前後方向に短くすることができ、コネクタ全体を小型化できる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
他方のハウジングは、両ギアを収容する収容空間を有しており、この収容空間を構成する前壁が、内壁とされている構成としてもよい。
このような構成によると、収容空間の前壁と両ギアの対向部が干渉することを回避できる。
収容空間は、後方に開口する形態をしており、収容空間の開口縁部のうち両ギアの後端部と対応する位置に保護壁が設けられていることを特徴とする構成としてもよい。
このような構成によると、両ギアの後端部を保護壁によって保護できる。
本発明によれば、コネクタ全体を小型化することができる。
本実施形態におけるレバー式コネクタを斜め後上方から見た斜視図 レバー式コネクタを斜め前上方から見た斜視図 両ギアを収容空間の内部に組み付ける前の状態を示した平断面図 両ギアを収容空間の内部に組み付けた後の状態を示した平断面図 雄ハウジングをフード部内に嵌合する前の状態を示した平断面図 雄ハウジングをフード部内に浅く嵌合させた状態を示した平断面図 レバーが嵌合位置に至って両ハウジングを嵌合させた状態を示した平断面図 従来のレバー式コネクタにおいて両ギアを収容空間の内部に組み付ける前の状態を示した平断面図 両ギアを収容空間の内部に組み付けた後の状態を示した平断面図 雄ハウジングをフード部内に嵌合する前の状態を示した平断面図 雄ハウジングをフード部内に浅く嵌合させた状態を示した平断面図 レバーが嵌合位置に至って両ハウジングを嵌合させた状態を示した平断面図
<実施形態>
本発明の実施形態を図1ないし図7の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるレバー式コネクタは、雄ハウジング10、雌ハウジング30、レバー50、第1ギア51、第2ギア61などを備えて構成されている。雄ハウジング10にレバー50が回動可能に装着されており、レバー50の回動操作に伴って雄ハウジング10が雌ハウジング30に対して嵌合および離脱可能とされている。なお、以下の説明において前後方向とは両ハウジング10,30の嵌合方向を基準とし、互いの嵌合面側を前側とする。
雄ハウジング10は合成樹脂製であって、図1および図2に示すように、前後両面が横長略方形をなしている。雄ハウジング10の後面には、レバー50を収容して回動可能に装着する収容空間11が後方に開口している。この収容空間11は、雄ハウジング10の上面側に配置されている。一方、雄ハウジング10の前後両面には、複数のサブハウジング(図示せず)を内部に組み付けて保持する複数の組付空間13が開口している。これらの組付空間13は、収容空間11の下方に配置されている。すなわち、本実施形態における雄ハウジング10に複数のサブハウジングが組み付けられることにより雄コネクタが構成される。
収容空間11の内部には、図3に示すように、第1ギア51および第2ギア61をそれぞれ回動可能に支持する一対の支持ピン14が形成されている。レバー50は、第1ギア51が支持ピン14によって支持されることにより、初期位置(図5のレバー50の位置)と嵌合位置(図7のレバー50の位置)との間を回動可能である。また、収容空間11の内部には、後述するストッパ56と係止する被係止部15が設けられている。また、収容空間11の奥壁から上面にかけての範囲には、後述する解除リブ35を内部に挿通させるリブ挿通孔16が形成されている。
収容空間11の開口縁部には、図3ないし図7に示すように、保護壁19が設けられている。この保護壁19は、収容空間11の開口縁を後方に延長して形成されている。保護壁19は、両ギア51,61の後端部と対応する位置に配置されているため、この保護壁19によって両ギア51,61の後端部が上下両側から覆われる。したがって、両ギア51,61を保護壁19によって保護することができ、両ギア51,61が外部から衝撃を受けるなどして破損することがない。
さらに、収容空間11の内部には、後述するロック部53と係止可能な被ロック部17(図1参照)が設けられている。両ギア51,61が嵌合位置に至ると、ロック部53が被ロック部17に係止することにより、レバー50が嵌合位置に保持される。また、ロック部53を押し下げてロック部53と被ロック部17との係止状態を解除することにより、レバー50の初期位置への回動が許容される。
雌ハウジング30は合成樹脂製であって、図5に示すように、前方に開口するフード部31を有している。このフード部31の内部に、雄ハウジング10が嵌合可能とされている。フード部31の内周面には、同一の外径寸法で同一形状を有する一対のカムピンが形成されており、以下においては図5の左側を第1カムピン32とし、同右側を第2カムピン33とする。両カムピン32,33は、図5に示すように、フード部31の幅方向中央を前後方向に通る対称軸P3を中心として左右対称に配置されている。また、フード部31の奥壁34には、前方に突出する解除リブ35が設けられている。
レバー50は、図4に示すように、第1ギア51と一体に形成されている。ここで、第1ギア51と第2ギア61は、両ギア51,61の両回動軸を通る平面に直交しかつ両ハウジング10,30の嵌合方向に平行な面を対称面P1として、ほぼ面対称となるように形成されている。このため、第2ギア61において第1ギア51と共通の部分については説明を省略するものとし、符号の10の桁を5から6に置き換えた符号を用いるものとする。なお、第2ギア61には、レバー50およびストッパ56が設けられていないものの、第1ギア51の回動に伴って第2ギア61が回動するように構成されている。
第1ギア51は、ほぼ半円状をなしており、その外周における弧状部分に複数の歯52が突出して形成されている。一方、第1ギア51の外周における直線部分の一端側に、第1ギア51の回り止めを行うストッパ56が突出して形成されている。また、同他端側に、ストッパ56の撓み空間を確保しつつストッパ56とは反対方向にレバー50が突出して形成されている。レバー50の先端部に、レバー50の回動操作を行うための操作部が形成されており、この操作部に、ロック部53が形成されている。
レバー50が初期位置にあるときには、図5に示すように、ストッパ56が被係止部15に係止することにより、レバー50が初期位置に保持され、嵌合位置へ向かう方向への回動が規制される。両ハウジング10,30を浅めに嵌合させると、解除リブ35がリブ挿通孔16から雄ハウジング10の内部に進入し、ストッパ56に接触する。解除リブ35によってストッパ56が内周側に撓み変形すると、ストッパ56と被係止部15との係止状態が解除され、レバー50の嵌合位置への回動が許容される。
第1ギア51の表面側には、第1カム溝54が形成されている。第1カム溝54は、第1ギア51の表面側に開口するとともに、第1ギア51の回動軸に近い側から遠い側に向けてやや円弧状に形成している。カム溝54における第1ギア51の外周部分に、カム溝54の入口54Aが開設されており、この入口54Aは、第1ギア51の外周側に開口している。
図5に示すように両ギア51,61が組み付けられた状態において、収容空間11の奥壁から上面にかけての範囲には、両カムピン32,33を挿通させる一対のピン挿通孔18が形成されている。これにより、図6に示すように、両ハウジング10,30の嵌合に伴って、両カムピン32,33が両ピン挿通孔18を挿通し、両カム溝54,64の入口54A,64Aに導入される。ここから、レバー50を嵌合位置に向けて回動すると、図7に示すように、両ギア51,61が回動して両カムピン32,33が両カム溝54,64の内壁と係合し、そのカム作用によって両ハウジング10,30が正規嵌合状態に至る。
第1ギア51の各歯52と第2ギア61の各歯62は噛み合うように構成されており、第2ギア61の各歯62は、第1ギア51の各歯52に対して周方向にずれて配置されている。第1ギア51の各歯52は全部で4つ形成されており、第1カム溝54の入口54A側から順に、軸孔57を中心として時計回り方向に等角度間隔で配置されている。一方、第2ギア61の各歯62も全部で4つ形成されており、第2カム溝64の入口64A側から順に、軸孔67を中心として反時計回り方向に等角度間隔で配置されている。
第1ギア51の4つの歯52のうち第1カム溝54の入口54Aに近い2つの歯52は、図7に示すように、両ハウジング10,30の嵌合時に収容空間11を構成する前壁11Aと対向する対向歯52Aとされている。対向歯52Aは、残り2つの歯52の突出高さに比較してほぼ3分の2の高さ位置で先端側が切断されている。一方、第2ギア61においても、第2カム溝64の入口64Aに最も近い歯62は、両ハウジング10,30の嵌合時に収容空間11の前壁11Aと対向する対向歯62Aとされている。対向歯62Aは、第2カム溝64の入口64Aから2番目と3番目の歯62の突出高さに比較してほぼ3分の2の高さ位置で先端側が切断されている。これにより、これらの対向歯52A,62Aは、両ハウジング10,30の嵌合時に収容空間11の前壁11Aと干渉することが回避されている。また、対向歯52A,62Aは、図4に示すように、両ギア51,61を収容空間11内に組み付ける際に、互いに噛み合うようになっている。
ここで、両ギア51,61の組付方法について図3ないし図4を参照しながら簡単に説明する。第1ギア51の裏面側における回動軸と対応する位置には、軸孔57が設けられている。さらに、第1ギア51の裏面側において軸孔57と外周との間には、直線状の案内溝58が形成されている。案内溝58は、軸孔57と同様に、第1ギア51の裏面側に開口しているものの、軸孔57よりも浅めに形成されており、案内溝58と軸孔57との境界には段差が形成されている。
まず、両ギア51,61の案内溝58,68が前後方向に延びつつ平行となるように配置し、両ギア51,61の対向歯52A,62Aを噛み合わせた状態とし、両ギア51,61を収容空間11の内部に進入させる。すると、両支持ピン14が両案内溝58,68を通って両軸孔57,67の内部に嵌り込む。このとき、案内溝58と軸孔57との境界に形成された段差に両支持ピン14が係止することによって両ギア51,61が抜止状態に保持される。ここから、レバー50を反時計回り方向に回動させると、図5に示すように、ストッパ56が被係止部15に係止してレバー50が初期位置に保持される。この間、主に対向歯52A,62Aの噛み合いによって両ギア51,61が回動し、レバー50が初期位置に到達したときには、対向歯52A,62Aの噛み合いは終了しているため、対向歯52A,62Aに大きな負荷はかからない。したがって、対向歯52A,62Aが他の歯52,62より短くても対向歯52A,62Aの噛み合いが外れることはない。
対向歯52A,62Aは、図7に示すようにレバー50が嵌合位置に至ったときに、収容空間11の前壁11Aと対向して配置される。仮に対向歯52A,62Aが長め(対向歯52A,62A以外の歯52,62と同じ長さ)に設定されていると、嵌合位置で対向歯52A,62Aが収容空間11の前壁11Aに干渉してしまう。この干渉を回避するためには、収容空間11の前壁11Aをさらに奥側に配置する必要があり、その分だけ収容空間11が前後方向に長くなり、雄ハウジング10全体が大型化してしまう。その点、本実施形態では、嵌合位置にて収容空間11の前壁11Aと対向する対向歯52A,62Aを短めに形成しているから、雄ハウジング10を小型化でき、コネクタ全体を小型化できる。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。まず、両ギア51,61を収容空間11の内部に組み付けるには、図3に示すように、両ギア51,61の対向歯52A,62Aを噛み合わせて両案内溝58,68が前後方向に延びつつ平行となるように配置する。そして、両ギア51,61を収容空間11の内部に向けて押し込むと、両支持ピン14が両案内溝58,68の内部に進入し、図4に示すように、両支持ピン14が両軸孔57,67に嵌り込む。次に、レバー50を反時計回り方向に回動させて、図5に示すように、ストッパ56を被係止部15に係止させることによりレバー50を初期位置に保持させる。
両ギア51,61の組み付けが完了したら、雄ハウジング10を雌ハウジング30のフード部31の内部に嵌合させる。フード部31内の解除リブ35は、リブ挿通孔16を通って雄ハウジング10の内部に進入し、ストッパ56を解除方向に撓ませることにより、ストッパ56と被係止部15との係止が解除される。これと併行して、図6に示すように、両カムピン32,33が両ピン挿通孔18を通って両カム溝54,64の入口54A,64Aに進入する。そして、レバー50を反時計回り方向に回動させると、両カム溝54,64の内壁が両カムピン32,33と係合する。これらのカム作用によって両ハウジング10,30は嵌合し、レバー50が嵌合位置に至ると、図7に示すように、両ハウジング10,30の嵌合が完了するとともに、ロック部53が被ロック部17に係止することによりレバー50が嵌合位置に保持される。
次に、ロック部53を押し下げてロックを解除した後、レバー50を時計回り方向に回動させることにより、両ハウジング10,30の離脱を行う。レバー50を回動させると、両ギア51,61がともに回動し、両カム溝54,64の内壁が両カムピン32,33と係合する。これらのカム作用によって、両ハウジング10,30は離脱し、図6に示すように、レバー50が初期位置に至ると両カムピン32,33が両カム溝54,64の入口54A,64Aに配置され、両ハウジング10,30を引き離すと、図5に示すように、両ハウジング10,30の離脱が完了する。
以上のように本実施形態では、両ギア51,61の対向歯52A,62Aを短めに形成したから、収容空間11の前壁11Aを両ギア51,61の軸孔57,67側に近づけて配置することができ、雄ハウジング10を前後方向に小型化でき、コネクタ全体を小型化できる。なお、対向歯52A,62Aを短くすると、これらの噛み合いが外れやすくなることが想定される。しかしながら、対向歯52A,62Aの噛み合いは、両ギア51,61を収容空間11に組み付けてレバー50を初期位置に向けて回動するときにのみ行われるようになっているから、対向歯52A,62Aが受ける負荷は小さく、対向歯52A,62Aの噛み合いが外れることはない。
また、収容空間11の開口縁部のうち両ギア51,61の後端部と対応する位置に保護壁19を設けたから、両ギア51,61の後端部を保護壁19によって保護できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では両ギア51,61の対向歯52A,62Aが収容空間11の前壁11Aと対向する「対向部」としているものの、本発明によると、両ギア51,61の一部であればよく、必ずしも歯52,62を対向部としなくてもよい。例えば、両カム溝54,64を構成する両カム板の一部を対向部としてもよい。
(2)上記実施形態では対向歯52A,62Aが雄ハウジング10の収容空間11の前壁11Aと前後方向に対向するものを例示しているものの、本発明によると、収容空間11と組付空間13が区画されていない場合には、対向歯52A,62Aが雄ハウジング10の前壁(嵌合面を構成する壁)と前後方向に対向する場合も含まれる。
(3)上記実施形態では保護壁19によって両ギア51,61の後端部が上下両側から覆われているものを例示しているものの、本発明によると、保護壁19によって両ギア51,61の後端部を上側のみから覆うものであってもよいし、保護壁19は、必ずしも両ギア51,61の後端部を「覆う」ものでなくてもよく、例えば両ギア51,61の後端部が保護壁19よりもわずかにはみ出たものも含まれる。
10…雌ハウジング(一方のハウジング)
11…収容空間
11A…前壁(内壁)
19…保護壁
30…雄ハウジング(他方のハウジング)
32…第1カムピン(一方のカムピン)
33…第2カムピン(他方のカムピン)
50…レバー
51…第1ギア
52A…対向歯
54…第1カム溝
61…第2ギア
62A…対向歯
64…第2カム溝

Claims (3)

  1. レバーの回動操作に伴って一方のハウジングが他方のハウジングに対して前後方向に嵌合および離脱可能なレバー式コネクタであって、
    前記一方のハウジングに突出して設けられた一対のカムピンと、
    前記他方のハウジングに対して回動可能に装着され、前記レバーの回動操作に伴って回動し、一方の前記カムピンと係合可能な第1カム溝を有する第1ギアと、
    前記他方のハウジングに対して回動可能に装着され、前記第1ギアの回動に伴って回動し、他方の前記カムピンと係合可能な第2カム溝を有する第2ギアとを備え、
    前記両ギアのうち前記両ハウジングの嵌合時に前記他方のハウジングの内壁と前後方向に対向する対向部は、その一部が切断されることで前記内壁との干渉が回避されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記他方のハウジングは、前記両ギアを収容する収容空間を有しており、この収容空間を構成する前壁が、前記内壁とされていることを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記収容空間は、後方に開口する形態をしており、前記収容空間の開口縁部のうち前記両ギアの後端部と対応する位置に保護壁が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のレバー式コネクタ。
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