JP5784529B2 - レバー式コネクタ - Google Patents
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- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
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Description
ハウジング側ロックアーム71とは逆方向に延出するレバー側ロックアーム81は、その基端から下方に向けて曲げられるとともに、先端側では上方に向けて曲げられている。レバー側ロックアーム81の自由端上側にはロック解除操作部82が設けられている。ロック解除操作部82は、レバー側ロックアーム81の自由端から幅方向両側に突出しており、ロック解除操作部82を押し下げると、ハウジング側ロックアーム71の面73が押し込まれる。
そして、レバーの頂面部80において、ロック解除操作部82の下側でかつ、レバー側ロックアーム81の両隣には、ハウジング側ロックアーム71に係止される係止部83が設けられている。
ロック解除操作部82を押し下げることで、ハウジング側ロックアーム71の面73が押し込まれると、レバーの係止部83がハウジングの係止部72に乗り上げるようにして、ロックが解除される。
特許文献2では、レバー側ロックアームに設けられたロック解除操作部を押し下げ、レバーの係止部がハウジング側ロックアームの係止部から下側に外れると、ロックが解除される。
これに対して、特許文献2では、ロック解除操作部を押し下げると、レバーがハウジングの側面に当たり、ロック解除操作部を押し下げる向きと、嵌合解除のレバーの回動向きとが異なるので、先ずロック解除操作部を押してレバーのロックを解除してから、レバーを持ち替えたり、両手を用いて回動操作することとなる。
ロック機構は、レバーの始点位置側から終点位置側に向けて延出するハウジング側ロックアームと、ハウジング側ロックアームに設けられるハウジング側係止部と、レバーに設けられるレバー側ロックアームと、レバー側ロックアームの自由端側に設けられるロック解除操作部の近傍に位置し、ハウジング側係止部に係止されるレバー側係止部と、を備えている。
そして、本発明は、レバー側ロックアームがレバーの頂面部に平行または略平行に延出していることを特徴とする。
このため、レバーの頂面部の一部が、所望の長さおよび幅で切り抜かれた形状に、レバー側ロックアームを形成することができる。
そうすると、レバー側ロックアームを平面状の板状部として、その部分を頂面部の肉厚内に納めることができる上、その板状部は幅方向の全体に亘って頂面部に連続しているので、レバー側ロックアームが切り抜かれて残された頂面部を厚肉としなくても、ロック解除操作部の押圧に耐える強度を確保できる。
したがって、頂面部の厚みを薄く抑えられるので、レバー式コネクタの小型化に寄与できる。
本実施形態のレバー式コネクタ1は、図1〜図3に示すように、図示しない複数のコンタクトを保持する第1ハウジング10と、第1ハウジング10の外側に設けられる第2ハウジング20と、第2ハウジング20に回動可能に支持されるレバー30とを備えている。
以下、レバー式コネクタ1が相手コネクタ9に嵌合される側を前、その逆側を後、と定義して説明する。
また、第1ハウジング本体10Aの後端側には、コンタクトに接続される図示しない電線の外周を止水する電線シール部材13が設けられている。
また、第2ハウジング20には、図4に示すように、ガイド溝23と、レバー30を始点位置に係止する係止突起24と、始点位置に係止されたレバー30の過回動を規制して、レバー30に過大な応力が加わるのを防止するストッパ25とが形成されている。ガイド溝23は、相手コネクタ9に設けられたカムフォロア92(図1)をレバー30のカム溝34に案内する。
なお、終点位置(図1)の側にある係止突起41およびストッパ45については後述する。
対向部31には、第2ハウジング20の回動軸22が挿入される軸孔33と、カムフォロア92と係合するカム溝34とが形成されている。また、対向部31の裏面側には、第2ハウジング20の係止突起24が挿入される係止穴35が形成されている。
以下、主に図3〜図5を参照し、ロック機構LKについて詳述する。
ロック機構LKは、図4に示すハウジング側ロックアーム40と、図5に示すレバー側ロックアーム50およびレバー30の頂面部32とを主要な構成として備えている。
ハウジング側ロックアーム40の自由端側の上面には、レバー30の頂面部32に係止される係止突起41が設けられている。係止突起41は、ハウジング側ロックアーム40の幅方向の中央部に位置している。この係止突起41は、その前端側が第2ハウジング20の上壁から直立して頂部41Aをなし、後端側に向かうにつれて次第に高さが低くなる。
なお、係止突起41よりも前端側の部分(図3(A)のF部)は、嵌合時にレバー30の係止部材に当たって明瞭な嵌合音発生効果を得るために設けられている。
係止突起41を挟んで両側は、ロック解除時に押し込まれる押込面42とされている。
また、押込面42の後端側に隣接して、嵌合時にレバー30の頂面部32を案内するガイド部43が形成されている。ガイド部43には、後端側から前端側に向けて上り勾配の斜面が形成されている。
また、両保護壁44の前端側には、終点位置にあるレバー30の過回動を規制するストッパ45が架設されている。
レバー側ロックアーム50の固定端50A側は、頂面部32と略同様の厚みで略板状に形成されている。その板状部51は、固定端50A側で幅方向の全体に亘って頂面部32に連続している。板状部51の上面には、幅方向に沿って延びる複数のリブ51Aが形成されている。
切欠52の下方には、第2ハウジング20の係止突起41が位置する。
角柱状の作用部53Bは、押ボタン部53Aを押し下げる操作をハウジング側ロックアーム40に伝えるものであり、ロック解除操作時に先端で押込面42を押し込む。
ロックブロック56の切欠52に対応する位置には、第2ハウジング20の係止突起41に係止される係止凹部57が形成されている。また、ロックブロック56は、切欠52とは反対側が曲面状に面取りされている。
仮に、レバー側ロックアーム50が曲がっていたり、頂面部32の上面に対して傾斜したりすると、レバー側ロックアーム50とハウジング側ロックアーム40との間隔が大きくなる。これに対し、本実施形態によれば、係止凹部57と係止突起41との係止に必要な隙間S(図3)を残して、レバー側ロックアーム50とハウジング側ロックアーム40とを近接させて配置できるので、レバー30を低背化できる。これにより、レバー30を含めたコネクタ全体を小型化できる。隙間Sは、レバー側ロックアーム50がレバー30上面に平行に延出するとき、つまりレバー30が終点位置にあるときに最小となるので、このときにレバー30の背も最小の寸法Hとなる(図3(A))。
なお、本発明は、レバー30の寸法誤差を許容する。レバー側ロックアーム50がレバー30頂面部32に完全に平行でなく、少しずれていても、上記と同様の効果が得られる。
つまり、レバー側ロックアーム50の固定端、自由端、およびロックブロック56の位置関係によれば、レバー側ロックアーム50を長さ方向に曲げ、係止部材の形成位置を避けて括れた形状とする必要がない。
そうすると、レバー30の頂面部32の一部が、所望の長さおよび幅で切り抜かれた形状にレバー側ロックアーム50をなすことができる。
こうすることで、レバー側ロックアーム50の少なくとも固定端50A側を平面状の板状部51として、その部分を頂面部32の肉厚内に納めることができる上、板状部51は幅方向の全体に亘って頂面部32に連続しているので、レバー側ロックアーム50が切り抜かれて残された頂面部32を厚肉としなくても、ロック解除操作部53の押圧に耐える強度を確保できる。
したがって、頂面部32の厚みを薄く抑えられるので、レバー式コネクタ1の小型化に寄与できる。
先ず、嵌合操作について述べる。
レバー式コネクタ1を相手コネクタ9に嵌合する際には、レバー30を始点位置に回動しておき、第1ハウジング10と相手コネクタ9のハウジング90との双方の周縁部を合わせる。すると、相手コネクタ9のカムフォロア92がレバー30のカム溝34に入り込み、カムフォロア92近傍のカム部(図示せず)がレバー30と係合する。
その状態でレバー30を始点位置から矢印Aの向きに起こすと、第2ハウジング20の係止突起24が係止穴35から外れるので、レバー30を矢印A方向に、図1に示す終点位置まで回動させる。そのとき、第2ハウジング20のガイド部43に頂面部32のロックブロック56が乗り上げ、その後ガイド部43を乗り越えると、係止突起41が切欠52に挿入されるとともに係止凹部57に係止される。すると、レバー側ロックアーム50と頂面部32とが最小の隙間Sを介して配置される。
矢印Aの向きへのレバー30の回動に伴って、カムフォロア92がカム溝34に沿って案内されることにより、相手コネクタ9は第2ハウジング20の奥まで受容され、レバー式コネクタ1のコンタクトが相手コネクタ9のコンタクト91に電気的に接続される。以上により、嵌合が完了する。
引き続き、ロック解除操作部53を押し込みながら、レバー30を始点位置に向けて矢印Bの向きに回動させる。図7(A)は、このときロックブロック56が係止突起41を乗り越えつつある状態を示す。そして、押ボタン部53A近傍に手を掛けたまま、レバー30を回動させると、図8(A)に示すように、ロックブロック56が係止突起41を乗り越えるので、その後はロック解除操作部53を押し込むことなく、レバー30を始点位置まで回動させる。これによってカムフォロア92がカム溝34から離脱するように案内されるから、嵌合が解除される。
例えば、電線シール部材13を使用しない場合は、第2ハウジング20を設ける必要はない。この場合は、レバー30を第1ハウジング10に対して回動可能に支持させるとともに、第1ハウジング10およびレバー30にロック機構LKを設けることができる。
また、上記実施形態では、レバー側ロックアーム50の幅方向両端にロック解除操作部53,53が設けるとともに、これらのロック解除操作部53,53の間においてハウジング20とレバー30とを係止する構成としていたが、これに限らず、レバー側ロックアーム50の幅方向中央部にロック解除操作部53を設けるとともに、その両側でハウジング20とレバー30とを係止する構成とすることもできる。
9 相手コネクタ
10 第1ハウジング
20 第2ハウジング
22 回動軸
30 レバー
31 対向部
32 頂面部
33 軸孔
34 カム溝
40 ハウジング側ロックアーム
41 係止突起
42 押込面
43 ガイド部
44 保護壁
45 ストッパ
50 レバー側ロックアーム
50A 固定端
50B 自由端
51 板状部
52 切欠
53 ロック解除操作部
53A 押ボタン部
53B 作用部
56 ロックブロック
57 係止凹部
90 ハウジング
92 カムフォロア
LK ロック機構
S 隙間
Claims (2)
- ハウジングと、
前記ハウジングに回動可能に支持されるとともに、回動操作により前記ハウジングを前記嵌合相手のハウジングに嵌合させる門形のレバーと、
前記ハウジングおよび前記レバーに設けられるとともに、前記レバーの頂面部を終点位置に係止するロック機構と、を備え、
前記ロック機構は、
前記レバーの始点位置側から終点位置側に向けて延出するハウジング側ロックアームと、
前記ハウジング側ロックアームに設けられるハウジング側係止部と、
前記レバーに設けられるレバー側ロックアームと、
前記レバー側ロックアームの自由端側に設けられるロック解除操作部の近傍に位置し、前記ハウジング側係止部に係止されるレバー側係止部と、を備え、
前記レバー側ロックアームは、前記レバーの前記頂面部に平行または略平行に延出している、
ことを特徴とするレバー式コネクタ。 - 前記レバー側ロックアームは、前記レバーの始点位置側から終点位置側に向けて延出し、
前記レバー側係止部は、前記レバー側ロックアームの自由端よりも終点位置側に位置する、
請求項1に記載のレバー式コネクタ。
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