JP5968605B2 - レバーを備えたコネクタおよび電線カバー - Google Patents

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Description

本発明は、レバーを備えたコネクタに関する。また、本発明は、レバーを備えた電線カバー(ワイヤカバー)にも関する。
近年、自動車の分野で用いられる電気コネクタでは多極化が進んでおり、多極に形成された電気コネクタでは、コネクタ同士の嵌合・嵌合解除の際に大きな力が必要となる。このため、レバーによる倍力効果を利用して相手コネクタとの嵌合および嵌合解除を補助するレバー式コネクタが使用されている(例えば、特許文献1)。
レバー式コネクタでは、レバーを嵌合開始位置から嵌合完了位置まで回転させることによって相手コネクタとの嵌合が完了する。ここで、レバー式コネクタには、嵌合完了位置にあるレバーの嵌合開始側への回転を阻止するロック部材が設けられている。
ロック部材は、特許文献1のように、コンタクトに接続された電線を覆う電線カバーに設けられることがある。図5は、特許文献1のレバー式コネクタを示す。このレバー式コネクタのハウジングには、一端側から電線2が引き出される電線カバー40が装着されており、この電線カバー40には、相手コネクタ70との嵌合を補助するレバー50と、レバー50を嵌合完了位置で係止するロック部材60とが設けられている。ロック部材60は、板バネ部61と、板バネ部61にそれぞれ繋がっている係止片62と、解除用凸部63と、を有している。一方、レバー50は、ロック部材60の係止片62に係止される被係止部51を有している。
相手コネクタとの嵌合時にレバー50を嵌合完了位置に向けて回転させると、被係止部51が係止片62を下向きに押すことで板バネ部61が撓む。そこからさらにレバー50を回転させると被係止部51が係止片62を乗り越える。このとき、撓む前の状態に板バネ部61が復帰し、係止片62が被係止部51に当たったときのカチッといった音や手の感触が作業者に伝わることで、相手コネクタとの嵌合が完了したことを確認できる。
特開2009−272046号公報
特許文献1のような従来のレバー式コネクタでは、レバーをコネクタの嵌合完了位置まで回転させる際に、レバーを操作する手の指の位置によっては、図5(B)に示すように、板バネ部61から立設されるロック部材60の係止片62および板バネ部61が指Fで押されてしまい、板バネ部61が撓んだままになることがある。そうすると、板バネ部61の復帰が阻害されてしまうので、嵌合完了を示す音あるいは手の感触といった操作感が得られず、コネクタの嵌合が完了したことを確認できない。
このため、レバーが嵌合開始側に回転できないことを確認したり、解除用凸部63を押し下げてロック解除を行ってからレバーを嵌合開始側に一旦戻し、再度、嵌合完了位置までレバーを回転させる、といったやり直しの作業が生じて、作業性が低下してしまう。
本発明は、上記のような課題に基づいてなされたもので、コネクタの嵌合などの作業性を向上させることができる、レバーを備えたコネクタ、およびレバーを備えた電線カバーを提供することを目的とする。
本発明は、レバーを備えたコネクタであり、このレバーは、操作開始位置から操作完了位置まで回転可能とされて互いに対向する一対のレバー本体、および一対のレバー本体の先端同士を連結する連結部を有している。
また、本発明のレバーを備えたコネクタは、レバーの連結部を操作完了位置で係止してレバーの開始位置側への回転を規制する係止部、および係止部が接続されるバネ部を有するロック部材、を備えている。
レバーの連結部は、レバーが操作完了位置にあるときに係止部と、バネ部の一部とを覆うカバー部を有している。
カバー部は、係止部の位置から操作開始位置に向けて延在している。
ロック部材のバネ部において、カバー部により覆われる部分よりも操作開始位置側の部分は、周囲を係止部と同等の高さの保護壁により囲まれている。
本発明のコネクタは、レバーの連結部が有するカバー部により、連結部を操作する指が係止部に接触するのを確実に阻止できる。このため、指が連結部のどの部位を押していようとも、指との接触によってバネ部の復帰が阻害されないので、撓んでいたバネ部が復帰するときの操作感がレバーを押す位置には関係なく常に作業者に伝わる。したがって、レバー操作の後に、上述したやり直しの作業が不要となるので、作業性が向上する。
また、操作感によりレバーが操作完了位置まで回転したことを確認できるため、例えば嵌合が不完全な状態のままでコネクタを使用したり、また、嵌合完了位置を超えてレバーを回転させる無理な操作を行ってレバーやレバー周辺の部材を破損するのを防止できる。
なお、本発明におけるレバーは、倍力効果を利用してコネクタ同士を嵌合するものに限らず、嵌合自体には関与しないレバーと、操作完了位置で連結部を係止してレバーの操作開始位置側への回転を規制するロック部材と、を備えるコネクタに広く適用することができる。その一例として、すでに嵌合が完了しているコネクタ同士の抜け止めを図るレバーがある。このレバーの中には倍力効果を利用しないものも含まれる。すなわち、本願発明におけるレバーは倍力効果を利用することを必須としない。
本発明において、バネ部は、開始位置側に支持端を、完了位置側に先端を有し、係止部は、バネ部の先端側に設けられ、カバー部は、レバーが操作完了位置にあるときに、係止部とバネ部の先端側とに対向していることが好ましい。
レバーが操作完了位置にあるときに、係止部、およびバネ部の先端側は、バネ部の支持端側と比べてレバーの連結部まで近いため指が触れ易く、しかも指で触れた際に撓み易いために、これら係止部、およびバネ部の先端側にカバー部材を対向させる。そうすることで、レバーが完了位置にあるときに、係止部、およびバネ部の先端側と指との間にカバー部が介在するため、これらロック部材の部分への指の接触が阻止される。このため、レバーの操作完了位置への到達に伴うバネ部の復帰による操作感に基づいて、作業の完了をより確実に確認できる。
一方で、バネ部の支持端側に指が触れたとしてもバネ部を撓ませるのは容易ではないから、この部分にまでカバー部を対向させる必要性は小さい。
上記構成の本発明においては、ロック部材は、係止部によるレバーのロックを解除する解除操作部を有し、この解除操作部は、操作完了位置にあるレバーのカバー部よりもレバーの操作方向前方側に設けられている、ことが好ましい。
レバーの操作方向前方は、操作開始位置側から操作完了位置側へと向かう向きを言う。
上記構成においてカバー部は、レバーが完了位置にあるときに、係止部が位置する側から操作開始位置側に向けて(レバーの操作方向後方に)延在しているので、操作完了位置にあるレバーのカバー部から離間した、カバー部よりもレバー操作方向前方側に解除操作部を設けることにより、解除操作部とカバー部との干渉を避けることができる。このため、操作完了位置に向けてレバーを回転させた際に、解除操作部に触れてしまってロックしずらくなることもない。
以上説明した、レバーを備えたコネクタは、電線を覆う電線カバーを備えていてもよい。この場合に、コネクタハウジングにレバーが軸支され、レバーを係止するロック部材を電線カバーが有する構成とすることができる。
あるいは、本発明は、レバーの軸支部とロック部材とのいずれをも電線カバーが有する構成も包含する。すなわち、本発明の電線カバーは、電線を収容するとともに所定の向きに引き出すカバー本体と、カバー本体に軸支され、操作開始位置から操作完了位置まで回転可能とされて互いに対向する一対のレバー本体、および一対のレバー本体の先端同士を連結する連結部を有するレバーと、連結部を操作完了位置で係止してレバーの開始位置側への回転を規制する係止部、およびカバー本体に支持され係止部が接続されるバネ部を有するロック部材と、を備えている。そして、レバーの連結部は、レバーが操作完了位置にあるときに係止部と、バネ部の一部とを覆うカバー部を有している。カバー部は、係止部の位置から操作開始位置に向けて延在している。ロック部材のバネ部において、カバー部により覆われる部分よりも操作開始位置側の部分は、周囲を係止部と同等の高さの保護壁により囲まれている。
この電線カバーは、上述した、レバーを備えたコネクタと同様の構成を備えているので、同様の作用および効果を享受できる。
本発明によれば、レバー操作による作業が完了したことを確認できるので、やり直しの作業を排除し、作業性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る電線カバーの側面図である。 レバーが嵌合完了位置にあるときの電線カバーの上面図である。 レバーが嵌合開始位置にあるときの電線カバーの上面図である。 レバーが嵌合完了位置にあるときの電線カバーの縦断面図である。 従来の電線カバーであり、(A)は、レバーの操作によりコネクタと相手コネクタとが嵌合した状態を示す図、(B)は、電線カバーの縦断面図である。
以下、添付図面に示す実施形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1〜図4に示すように、本発明の実施形態に係る電線カバー10は、図示しないコネクタハウジングに装着され、コネクタハウジング内に保持されるコンタクトに接続された図示しない電線を覆うとともに所定の向きに引き出すものである。電線カバー10はコネクタハウジングとともに、例えば図5に示す相手コネクタ60と嵌合される電気コネクタを構成する。
なお、本実施形態では、図1における上・下を上・下と定義し、また、電線カバー10から電線が引き出される側を後、その逆側(連結壁13が設けられる側)を前と、定義する。
本実施形態の電線カバー10は、カバー本体15と、図1に二点鎖線で示した操作(嵌合)開始位置(以下、単に開始位置)と実線で示した操作(嵌合)完了位置(以下、単に完了位置)との間を時計回りまたは反時計回りに回転するレバー20と、完了位置においてレバー20の開始位置に向けた回転を規制するロック部材30と、を備えている。
カバー本体15は、絶縁性の樹脂により断面略U字状に形成されており、その開口した下端部10L側からコネクタハウジングに装着される。このカバー本体15は、その内側に電線が収容される電線収容空間101を有している。
また、カバー本体15は、互いに幅方向に対向する一対の側壁11,11と、側壁11,11の上端を連結する上壁12と、カバー本体15の前端側で側壁11,11を連結する連結壁13と、を備えている。
また、カバー本体15の後端側の上部には、電線を収束して引き出す断面円弧状のフード14が形成されている。
各々矩形状に形成された側壁11の長手方向略中央には、カバー本体15の幅方向の外側に向けて突出する軸部110が形成されている。この軸部110によってレバー20がカバー本体15に回転可能に支持されている。
また、側壁11には、レバー20の側面20Bが突き当たることでレバー20の開始位置を規定する開始位置ストッパ112と、レバー20のレバー本体23の裏面に形成された凹部23Bに挿入されることで、開始位置にあるレバー20の完了位置側への回転を規制するロック突起113と、がそれぞれ設けられている。
次に、上壁12の前端側には、ロック部材30と、ロック部材30を損傷から保護する保護壁121とが上壁12と一体に形成されている。
ロック部材30は、上壁12に後端側の支持端31Aで片持ち支持され、前方に向けて延在する板バネ部31と、板バネ部31の先端31Bから上向きに連なり、レバー20(連結部24の被係止部241)を係止する係止片32と、板バネ部31の先端31Bから下向きに連なる解除用突起33と、を有している。
板バネ部31は、上壁12の前端から後方に向かって延びる2本のスリットSを上壁12の幅方向に間隔をおいて形成することにより、支持端31Aを固定端として、上壁12と一体に形成されている。
係止片32は、板バネ部31の先端31Bに接続され、板バネ部31の撓みに連動して変位する板状の部材であり、その上端32Aによってレバー20を係止する。
係止片32は複数のリブ34により支持されている。リブ34は、係止片32から後方に沿って板バネ部31の上面に設けられている。リブ34により、係止片32の主に前後方向の剛性が高められている。リブ34は、係止片32に続いていて係止片32と同じ高さの等高部341と、等高部341から支持端31A側に向けて次第に低くなる傾斜部342と、を有している。
解除用突起33は、板バネ部31の先端31Bの下端側から前方に向けて突出している。レバー20が完了位置にあるときにこの解除用突起33を押し下げると、ロック部材30によるロックが解除され、レバー20は開始位置に向けて回転できるようになる。
また、上壁12の前端側には、保護壁121が、上壁12の表面と、上壁12の裏面とのいずれからも立設されている。この保護壁121は、平面視した形状がU状をなしている。上壁12の表面側では、保護壁121により、矩形状の板バネ部31の周囲が先端31Bを除いて囲まれている。板バネ部31の先端31Bは、保護壁121の上壁12から上方の部分よりも前側に突出している。このような保護壁121は、上壁12の表面からの高さが係止片32およびリブ34の等高部341と同等の高さとされている。また、保護壁121の幅方向の寸法は、板バネ部31の幅と同等に設定されている。この寸法は保護壁121の中に人の指Fが容易には入らないように設定されている。
なお、上壁12の裏面側の保護壁121の部分により、電線収容空間101にある電線が板バネ部31に接触して板バネ部31の撓みに影響することがないようになっている。
上壁12の前端と連結壁13の上端とは、解除用突起33の幅方向両側に位置する斜め上向きの傾斜部18を介して連結されている。傾斜部18には、レバー20の前端24Aに突き当たることで完了位置を規定する完了位置ストッパ181が突設されている。
次に、レバー20について説明する。
レバー20は、両方の側壁11を挟んで互いに対向する一対のレバー本体23と、これらレバー本体23の先端23A同士を連結する連結部24と、両方の側壁11の軸部110がそれぞれ挿入される一対の軸孔21と、軸孔21の周囲に形成されたギヤ22と、を有している。
軸孔21には。軸孔21と先端23Aとを結ぶ方向が上下方向に一致する角度で軸部110が挿入され、この角度からレバー20が回転されることで、軸孔21からの軸部110の抜け止めが図られている。
ギヤ22は、軸孔21の周囲において先端23Aとは反対側に位置する角度範囲に形成されており、相手コネクタのコネクタハウジングが有しているラックと噛み合う。
連結部24は、レバー20が完了位置にあるときロック部材30の係止片32に係止される被係止部241と、レバー20が完了位置まで回転される際に係止片32および板バネ部31の先端31B側(先端31B近傍の部分)を覆う矩形板状のカバー部242と、レバー20を完了位置あるいは開始位置に向けて押すための押圧凸部243と、を有している。
被係止部241は、連結部24の裏面に形成されており、完了位置へのレバー20の接近に伴い係止片32を下向きに押圧する押圧面241Aと、押圧面241Aよりも後側に位置し、レバー20が完了位置に到達したときに係止片32が挿入される凹部241Bと、を有している。凹部241Bの内壁に対して、係止片32が後方側から係止している。このようにしてレバー20の開始位置側への回転が規制されていれば、凹部241Bの内壁と係止片32との間には隙間があってもよい。
押圧凸部243は、連結部24の幅方向中央に設けられており、レバー本体23の回転半径方向にほぼ沿って突出している。この押圧凸部243は、連結部24において押圧面241Aが形成された部分の表面側に設けられている。
本実施形態の連結部24は、側壁11を正面から見たとき、押圧凸部243の基端近傍の位置から連結部24の前端24Aまで下る部分に対して、カバー部242が交差した山形に形成されている。
レバー20が完了位置にあるとき、カバー部242は、係止片32の位置から開始位置側に向けて上壁12と略平行に延在している。このとき、カバー部242は、係止片32と、板バネ部31の先端31B側と、リブ34の等高部341とに対向し、これらを覆っている。係止片32およびリブ34の等高部341と、カバー部242との間には、指Fが入り込む隙間がない。
なお、レバー20が開始位置にあるとき、図1に示すように、カバー部242が上壁12に当たらないようになっている。
以上説明した構成の電線カバー10を用いてコネクタと相手コネクタとを嵌合させるには、レバー20を図1に二点鎖線で示した開始位置に位置させた状態でギヤ22を相手コネクタのラックに噛み合わせ、電線カバー10をコネクタに装着する。また、コネクタと相手コネクタとの双方のコネクタハウジングを向かい合わせ、一方のハウジング内に他方のハウジングの端部を挿入して軽く嵌合された状態とする。
開始位置にあるレバー20の押圧凸部243を完了位置に向けて指Fで押すと、レバー20の凹部23Bからロック突起113が離脱し、レバー20を完了位置まで回転させることができる。そのまま押圧凸部243を指Fで押し続けると、ギヤ22およびラックの連動に伴って、相手コネクタのコネクタハウジングに向けてコネクタハウジングが押し込まれる。その際に、完了位置にレバー20が接近すると押圧面241Aが係止片32を押圧し、これによって板バネ部31が下向きに撓む。係止片32、および解除用突起33はこの撓みに伴って下向きに変位する。そこからさらにレバー20をその前端24Aが完了位置ストッパ181に突き当たるまで回転させると、押圧面241Aが係止片32を乗り越えてレバー20は完了位置に到達する。このとき、板バネ部31の弾性力によって係止片32が板バネ部31とともに元の位置に復帰すると、レバー20の凹部241Bに係止片32が挿入されることでレバー20が完了位置で係止される。以上のようにして、コネクタと相手コネクタとの嵌合が完了する。
ここで、レバー20を完了位置まで回転させる際、少なくとも、完了位置へのレバー20の接近に伴って押圧面241Aが係止片32を押圧し始めてから、完了位置へのレバー20の到達に伴い係止片32がレバー20を係止するまでの間、カバー部242が係止片32、等高部341、および板バネ部31の先端31B側と、指Fとの間に介在し、これらの部分を覆っている。このため。図4に示すように、押圧凸部243から開始位置側に指Fの位置がずれていたとしても、係止片32、等高部341、および板バネ部31の先端31B側に指Fが接触する機会がない。これによって、板バネ部31の復帰が確実に行われ、係止片32が凹部241Bの内部に当たったときの音や感触が作業者に伝わる。この音や感触に基づいて、コネクタと相手コネクタとの嵌合作業が完了したことを確認でき、コネクタの嵌合作業を効率的に行うことができるので、作業性が向上する。
なお、レバー20が完了位置にあるときに、板バネ部31の支持端31A側、およびリブ34の傾斜部342は、係止片32やリブ34の等高部341、および板バネ部31の先端31B側と比べてレバー20の連結部24まで遠いため指Fが触れ難く、しかも指Fで触れた際に撓み難い。このため、これら板バネ部31の支持端31A側、およびリブ34の傾斜部342は、カバー部242によって覆われていなくてもよい。
本実施形態では、板バネ部31の周囲に保護壁121が設けられている。保護壁121は、前述したように、係止片32およびリブ34と同等の高さとされており、かつ保護壁121の幅方向の間隔は人の指Fが容易には入らない程度に狭い。したがって、レバー20を完了位置に向けて操作する際に、指Fが係止片32、リブ34、および板バネ部31に接触しづらくはなっている。このような保護壁121が設けられていることからも、板バネ部31の支持端31A側、およびリブ34の傾斜部342は、カバー部242によって覆われていなくてもよい。
コネクタと相手コネクタとの嵌合を解除する際には、カバー部242よりも前側に(開始位置から完了位置までレバーを操作する際の操作方向前方に)位置している解除用突起33を押し下げ、レバー20の被係止部241から離間させることで、ロック部材30によるロックを解除する。そして、レバー20を後方に向けて開始位置まで回転させると、ギヤ22およびラックの連動によって相手コネクタのコネクタハウジングからコネクタハウジングが引き抜かれ、コネクタの嵌合が解除される。
なお、連結部24が押圧凸部243およびカバー部242を仮に有していないとすると、レバー20の完了位置への接近に伴ってロック部材30に近接する指Fを遮るものがなく、ロック部材30はいわばむき出しの状態になるので、ロック部材30の係止片32および板バネ部31の先端31B側に指Fが接触する可能性が高い。
また、連結部24が押圧凸部243を有していれば、ここを指Fで押している限りロック部材30に指Fが接触することはないが、押圧凸部243から指Fがずれるとロック部材30に指Fが接触することもある。つまり、連結部24がカバー部242を有していることで、ロック部材30に指Fが接触するのを確実に避けることできる。
なお、上記実施形態として、コネクタに装着される電線カバーを例にとり、本発明を説明したが、本発明は、勿論、電線カバーが装着されていないコネクタにも適用できる。
以上で述べた以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
本発明におけるカバー部は、上記実施形態で例示したような板状のもののように、係止部およびバネ部を隙間なく覆うものに限らず、係止部およびバネ部への指の接触を阻止できる限り、例えば、櫛歯状、網目状のように部分的に隙間が空いているなどの各種形状のものを包含する。また、本発明は、カバー部がロック部材のバネ部の全体を覆うことを許容する。
10 電線カバー
10L 下端部
11 側壁
12 上壁
13 連結壁
14 フード
15 カバー本体
18 傾斜部
20 レバー
20B 側面
21 軸孔
22 ギヤ
23 レバー本体
23A 先端
23B 凹部
24 連結部
24A 前端
30 ロック部材
31 板バネ部(バネ部)
31A 支持端
31B 先端
32 係止片(係止部)
32A 上端
33 解除用突起(解除操作部)
34 リブ
101 電線収容空間
110 軸部
112 開始位置ストッパ
113 ロック突起
121 保護壁
181 完了位置ストッパ
241 被係止部
241A 押圧面
241B 凹部
242 カバー部
243 押圧凸部
341 等高部
342 傾斜部
F 指
S スリット

Claims (4)

  1. 操作開始位置から操作完了位置まで回転可能とされて互いに対向する一対のレバー本体と、一対の前記レバー本体の先端同士を連結する連結部と、を有するレバーと、
    前記連結部を前記操作完了位置で係止して前記レバーの前記操作開始位置側への回転を規制する係止部と、前記係止部が接続されるバネ部と、を有するロック部材と、を備え、
    前記レバーの前記連結部は、
    前記レバーが前記操作完了位置にあるときに前記係止部と、前記バネ部の一部とを覆うカバー部を有し、
    前記カバー部は、
    前記係止部の位置から前記操作開始位置に向けて延在しており、
    前記ロック部材の前記バネ部において、前記カバー部により覆われる部分よりも前記操作開始位置側の部分は、周囲を前記係止部と同等の高さの保護壁により囲まれている、ことを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記バネ部は、前記開始位置側に支持端を、前記完了位置側に前端を、有し、
    前記係止部は、前記バネ部の前記前端側に設けられ、
    前記カバー部は、前記レバーが前記操作完了位置にあるときに、前記係止部と前記バネ部の前記前端側に対向している、請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記ロック部材は、前記係止部による前記レバーのロックを解除する解除操作部を有し、
    前記解除操作部は、前記操作完了位置にある前記レバーの前記カバー部よりも前記レバーの操作方向前方側に設けられている、請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4. コネクタのハウジングに保持されるコンタクトに接続された電線を覆う電線カバーであって、
    前記電線を収容するとともに所定の向きに引き出すカバー本体と、
    前記カバー本体に軸支され、操作開始位置から操作完了位置まで回転可能とされて互いに対向する一対のレバー本体、および一対のレバー本体の先端同士を連結する連結部を有するレバーと、
    前記連結部を前記操作完了位置で係止して前記レバーの前記開始位置側への回転を規制する係止部、および前記カバー本体に支持され前記係止部が接続されるバネ部を有するロック部材と、を備え、
    前記レバーの前記連結部は、
    前記レバーが前記操作完了位置にあるときに前記係止部と、前バネ部の一部とを覆うカバー部を有し、
    前記カバー部は、
    前記係止部の位置から前記操作開始位置に向けて延在しており、
    前記ロック部材の前記バネ部において、前記カバー部により覆われる部分よりも前記操作開始位置側の部分は、周囲を前記係止部と同等の高さの保護壁により囲まれている、ことを特徴とする電線カバー。
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