JP2011129419A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】レバーの嵌合操作面を指で押し操作しているときに、その指がロックアームの解除操作部に当たるのを防止する。
【解決手段】レバー30には、レバー30を嵌合位置へ押し操作するための嵌合操作面43と、両ハウジング10,20を離脱規制するためのロックアーム38が形成され、ロックアーム38には、ロック解除操作を行うための解除操作部40が嵌合操作面43に隣接して形成されている。嵌合操作面43には、解除操作部40の近傍領域を突出させた形態の肉盛り部45が形成され、肉盛り部45の突出端は、嵌合操作面43に対する押圧操作方向において解除操作部40よりも後方に位置している。
【選択図】図4

Description

本発明は、レバー式コネクタに関するものである。
特許文献1には、第1ハウジングと、第2ハウジングと、第1ハウジングに取り付けたレバーとを備え、レバーのカム機能部を第2ハウジングのカムフォロアに係合させた状態で、レバーを初期位置から嵌合位置へ変位させることにより、両ハウジングが嵌合されるようにしたコネクタが開示されている。
レバーには、両ハウジングの嵌合過程で第2ハウジングとの干渉により弾性変位し、両ハウジングが正規嵌合されると弾性復帰して第2ハウジングに係合することにより両ハウジングを離脱規制するロックアームが形成されている。
特開2007−095564号公報
上記のコネクタにおいて、レバーには、レバーを初期位置から嵌合位置へ押し操作するための嵌合操作面が形成され、ロックアームには、ロック解除を行うための解除操作部が形成されている。嵌合操作面は解除操作部の近傍に位置しているため、レバーの嵌合操作面を指で押し操作しているときに、その指が解除操作部に当たり、両ハウジングが正規嵌合したときにロックアームの弾性復帰動作に支障を来すことが懸念される。
ロックアームの弾性復帰動作が円滑に行われないと、ロックアームの弾性復帰動作の勢いが減衰させられるため、ロックアームの弾性復帰に伴って生じる衝突音が小さくなる等の問題が起きる虞がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、レバーの嵌合操作面を指で押し操作しているときに、その指がロックアームの解除操作部に当たるのを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、第1ハウジングと、前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、前記第1ハウジングに取り付けられたレバーとを備え、前記レバーのカム機能部を前記第2ハウジングのカムフォロアに係合させた状態で、前記レバーを初期位置から嵌合位置へ変位させることにより、前記両ハウジングが嵌合されるようになっており、前記レバーには、前記レバーを初期位置から嵌合位置へ押し操作するための嵌合操作面が形成され、前記レバーには、前記両ハウジングの嵌合過程で前記第1ハウジング又は前記第2ハウジングとの干渉により弾性変位し、前記両ハウジングが正規嵌合されると弾性復帰して前記第1ハウジング又は前記第2ハウジングに係合することにより前記両ハウジングを離脱規制するロックアームが形成され、前記ロックアームには、ロック解除操作を行うための解除操作部が、前記嵌合操作面に隣接して形成されているコネクタにおいて、前記嵌合操作面には、前記解除操作部の近傍領域を突出させた形態の肉盛り部が形成され、前記肉盛り部の突出端は、前記嵌合操作面に対する押圧操作方向において前記解除操作部よりも後方に位置しているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記レバーは、前記第1ハウジングに対して回動変位可能に取り付けられており、前記肉盛り部は、前記嵌合操作面のうち前記解除操作部を挟んで前記レバーの回動中心とは反対側の位置に配されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記嵌合操作面が、前記解除操作部を包囲するような略方形をなしており、前記解除操作部が、前記嵌合操作面で囲まれた保護空間内に配されており、前記肉盛り部が、前記保護空間の開口縁に沿ってリブ状に突出した形態であって、前記開口縁に近づくほど突出寸法が大きくなるように傾斜して前記嵌合操作面に連なる指当て面を有しているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
レバーの嵌合操作面を押し操作している指が、ロックアームの解除操作部の近傍に位置していても、その指は、肉盛り部に当たるだけであって、解除操作部に当たる虞はない。
<請求項2の発明>
レバーを回動操作する際には、回動中心から遠い位置を押し操作するほど操作力を低減できる。この点に鑑み、本発明では、肉盛り部を、嵌合操作面のうち解除操作部を挟んでレバーの回動中心とは反対側の位置に配置した。これにより、レバーの嵌合操作面を押し操作する指がロックアームの解除操作部に当たるのを防止しながら、レバーを回動する際の操作性の向上を実現できる。
<請求項3の発明>
肉盛り部は、保護空間の開口縁に沿うように配されているので、嵌合操作面を十分広く確保することができる。しかも、肉盛り部は、解除操作部を収容する保護空間の開口縁に近づくほど突出寸法が大きくなるように傾斜して嵌合操作面に連なる指当て面を有しているので、レバーを嵌合操作するときには、この指当て面にも指を当てることができる。このように、レバーを嵌合操作する際に指を当てることが可能な面積が十分広く確保されるので、作業性に優れている。
実施形態1のレバーの背面図 レバーの平面図 レバーの側面図 図1のX−X線断面図 図1のY−Y線断面図 両ハウジングが嵌合される前の状態をあらわす水平断面図 両ハウジングが正規嵌合した状態をあらわす水平断面図 両ハウジングが正規嵌合されている状態をあらわす縦断面図 両ハウジングが正規嵌合されている状態においてロックアームによるロックが解除された状態をあらわす縦断面図
<実施形態1>
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図9を参照して説明する。本実施形態のレバー式コネクタは、互いに嵌合可能な第1ハウジング10と第2ハウジング20と、両ハウジング10,20を嵌合操作するためのレバー30とを備えて構成されている。尚、以下の説明において上下方向については図1,8及び9を基準とする。各ハウジング10,20の前後方向については、両ハウジング10,20の嵌合時に相手側のハウジング20,10と対向する嵌合面側を前方とする。レバー30の前後方向については、レバー30が嵌合位置(図7を参照)にあるときの第1ハウジング10の前後の向きを基準とする。
第2ハウジング20は、合成樹脂製であり、前面に開口するフード部21を有する。フード部21の奥壁には、複数本の雄端子金具25が貫通して装着され、各雄端子金具25のうち奥壁から前方に突出したタブ状部はフード部21内に収容されている。各雄端子金具25のうち奥壁からフード部21外へ突出する部分は、途中で下方へ略直角に曲げられてその下端部が図示しないプリント回路基板の導電路に電気的に接続されている。
フード部21の上壁の内面(下面)には、カムピン22(本発明の構成要件であるカムフォロア)が突設されている。また、フード部21の上壁の内面には、レバー30のロックアーム38と弾性的に係止可能なロック突部23が突設されている。また、フード部21の上壁の内面には、前後方向(両ハウジング10,20の嵌合方向と平行な方向)に延びる解除突部24が突設されている。
第1ハウジング10は、合成樹脂製であって、ブロック状をなし、フード部21の内部に嵌合されるようになっている。第1ハウジング10内には複数のキャビティ11が形成され、各キャビティ11には、電線16の端末に接続された雌端子金具15が後方から挿入されている。
第1ハウジング10の上部には、レバー30のカム板31を収容するための水平なスリット状をなす収容空間12が後面に開口して形成されている。収容空間12の下面壁には、軸線を上下方向に向けた略円柱状の上部支持軸13が上向きに突設されている。第1ハウジング10の下面には、上部支持軸13と同軸上に位置する下部支持軸(図示省略)が形成されている。
レバー30は、図1に示すように、カム板31と姿勢矯正アーム32とこれらの端部同士を連結する操作アーム33とからなり、全体として門型をなしている。カム板31には、その下面を凹ませた形態の上部軸受部34が形成され、姿勢矯正アーム32には、上部軸受部34と同軸状に貫通した形態の下部軸受部35が形成されている。上部軸受部34は上部支持軸13に嵌合され、下部軸受部35は下部支持軸に嵌合され、これらの嵌合作用により、レバー30が第1ハウジング10に対して初期位置(図6を参照)と嵌合位置(図7を参照)との間で回動可能に支持されている。
カム板31には、その上面に開放されたカム溝36(本発明の構成要件であるカム機能部)が形成されている。レバー30が初期位置にある状態では、図6に示すように、カム溝36の入口が第2ハウジング20側へ開口され、両ハウジング10,20の嵌合の初期には、カムピン22がカム溝36の入口に嵌入するようになっている。カムピン22がカム溝36の入口に進入した状態からレバー30を嵌合位置側へ回動させると、カムピン22とカム溝36との係合によるカム作用により、両ハウジング10,20が互いに引き寄せられて嵌合が進むようになっている。そして、図7及び図8に示すように、レバー30が嵌合位置に到達すると、両ハウジング10,20が正規の嵌合状態となる。
カム板31の外周縁には、レバー30が嵌合位置にあるときに前後方向に延びる撓み変形可能な仮保持アーム37が形成されている。レバー30が初期位置にある状態では、仮保持アーム37の先端部が収容空間12の仮保持受け部14に係止することにより、レバー30の回動操作が規制される。そして、両ハウジング10,20の嵌合動作が開始されると、仮保持アーム37が解除突部24に押されて仮保持受け部14から解離させられるので、レバー30の嵌合位置側への回動操作が許容される。
カム板31には、第2ハウジング20のロック突部23と係止可能なロックアーム38が形成されている。ロックアーム38は、カム板31の後端に開口して前後方向に延びる左右一対のスリットの間において、後方へ片持ち状に延出した形態で形成されており、その前端部を基端として上下方向(レバー30の回動方向と交差する方向)に撓み変形可能とされている。
ロックアーム38の外面(上面)には、その基端(前端部)に近い位置から上方へ突出した形態の係止突部39が形成されている。係止突部39の前面は、後方へ向けて昇り勾配となるようにレバー30の回動軌跡に沿った仮想面(図示省略)に対して傾斜したテーパ状をなす。係止突部39の後面は、レバー30の回動軌跡に沿った仮想面(図示省略)に対して略直角をなす。
レバー30を初期位置から嵌合位置側へ回動して両ハウジング10,20を嵌合する過程では、ロック突部23が係止突部39と干渉することによってロックアーム38が下方へ撓み変形させられる。そして、レバー30が嵌合位置に到達して両ハウジング10,20が正規の嵌合状態になると、図8に示すように、ロックアーム38が上方へ弾性復帰して係止突部39の後面がロック突部23に係止し、両ハウジング10,20が離脱規制された状態にロックされる。
また、ロックアーム38が弾性復帰してロック状態になったときには、ロックアーム38の上面がロック突部23の下端面に衝突し、この衝突によって衝突音が発生する。このとき、作業者は、衝突音を聞くことにより、ロックアーム38がロック状態に弾性復帰して両ハウジング10,20が離脱規制されたことが判る。
ロックアーム38の後端部には、係止突部39の上面よりも一段高くなった形態の平板状をなす解除操作部40が形成されている。ロックアーム38がロック突部23に係止しているロック状態において、この解除操作部40を下方へ押し操作してロックアーム38を下方へ弾性撓みさせると、係止突部39がロック突部23から解離してロックアーム38によるロック状態が解除される。
カム板31の後端部には、解除操作部40を全周に亘って取り囲む形態の方形枠状をなす保護部41が形成されている。保護部41で囲まれた空間は、前後方向に貫通した形態の保護空間42となっており、この保護空間42内に解除操作部40が配置されている。ロックアーム38をロック解除操作する際には、作業者は、保護部41の後方から保護空間42に指を差し込んで解除操作部40の上面を押し操作する。
保護部41の後端面は、レバー30を初期位置から嵌合位置側へ回動させるときに作業者が指を当てて押し操作するための嵌合操作面43となっている。この嵌合操作面43は、前後方向(嵌合操作面43に対する押圧操作方向と平行な方向)において解除操作部40の後端面40Rと同じ位置に配されており、換言すると、嵌合操作面43と解除操作部40の後端面40Rは面一状に配置された位置関係となっている。嵌合操作面43は、操作アーム33の後端面(押し操作面44)とカム板31の後端面に対して面一状に連なっている。この嵌合操作面43に対して押圧操作力を付与する方向(水平方向)は、解除操作部40に対してロック解除操作力を付与する下向きの方向に対して交差する方向である。
嵌合操作面43は上下左右の4面によって構成されているのであるが、この4面のうちレバー30の回動中心(支持軸13及び軸受部34,35)から最も遠い位置(即ち、解除操作部40を挟んで回動中心とは反対側の位置)に配されている右操作面43Rは、操作アーム33の上下方向に延びる押し操作面44(後端面)に対し、その上方へ真っ直ぐ延びるように且つ面一状に連なっている。操作アーム33の押し操作面44は、右操作面43Rと同じく、レバー30の回動中心から最も遠くに位置するので、この押し操作面44と右操作面43Rを押し操作すれば、嵌合時にレバー30に付与すべき回動操作力が最も軽減される。
上記のようにレバー30の嵌合操作面43とロックアーム38の解除操作部40の後端面40Rは、前後方向において同じ位置であり、且つ互いに近傍の位置関係となっている。そのため、嵌合操作面43を指で押し操作する際に、その指の一部が解除操作部40の後端面40Rに当たり、ロックアーム38をロック解除方向(下方)へ弾性変位させてしまうことが懸念される。この場合、ロックアーム38を弾性変位させたままでレバー30が嵌合位置に到達した場合(両ハウジング10,20が正規の嵌合状態に到達した場合)、ロックアーム38の弾性復帰動作に支障を来すことが懸念される。ロックアーム38の弾性復帰動作が円滑に行われないと、ロックアーム38の弾性復帰動作の勢いが減衰させられるため、ロックアーム38の弾性復帰に伴って生じる衝突音が小さくなる等の問題が起きる。
その対策として本実施形態では、嵌合操作面43に、解除操作部40の近傍領域を突出させた形態の肉盛り部45を形成し、肉盛り部45の突出端が、嵌合操作面43に対する押圧操作方向において解除操作部40よりも後方に位置する構成としている。具体的には、肉盛り部45は、解除操作部40を包囲する嵌合操作面43の4面のうち、解除操作部40を挟んでレバー30の回動中心(支持軸13及び軸受孔34,35)とは反対側に位置する右操作面43Rのみに形成されている。また、この肉盛り部45は、保護空間42の開口縁のうち右操作面43Rに連なる右側縁に沿ってリブ状に突出した形態である。肉盛り部45の上下方向(右側縁の長さ方向)における形成範囲は、右側縁部の全領域(全長)に亘り、肉盛り部45は、その全長に亘って連続している。
また、肉盛り部45を水平に切断した断面形状は、図4に示すように、概ね直角三角形をなしている。即ち、肉盛り部45には、右側縁(保護空間42の開口縁)に近づくほど突出寸法が大きくなるように傾斜するとともに、右操作面43R(嵌合操作面43)に対して鈍角状に連った形態の指当て面46が形成されている。そして、この肉盛り部45の後端縁(嵌合操作面43を基端としたときに突出端縁)は、解除操作部40の後端面よりも更に後方(つまり、嵌合操作面43に対する押し操作方向における後方であり、解除操作部40を解除操作するために指を解除操作部40に近づけるときの指の移動方向における後方)に位置している。
次に、本実施形態の作用を説明する。レバー30の嵌合操作面43を指で押し操作する際には、回動中心から最も遠くて操作力が最も小さくなる右操作面43Rや操作アーム33の押し操作面44を押すのが好ましい。また、レバー30は上下2カ所で第1ハウジング10に支持されているのであるが、第2ハウジング20のカムピン22と係合するカム溝36は、上側のカム板31だけに形成されているため、レバー30の湾曲変形等を回避するためには、押し操作面44よりも上方であってカム板31とほぼ同じ高さに位置する右操作面43Rを押し操作することが好ましい。
さて、両ハウジング10,20の嵌合の際に、レバー30の右操作面43Rを押している指が、操作の当初からロックアーム38の解除操作部40の近傍に位置していたり、解除操作部40側へ滑ってしてしまう虞がある。しかし、本実施形態では、右操作面43Rと解除操作部40との間に位置するように肉盛り部45が形成され、この肉盛り部45は右操作面43Rよりも突出している。そのため、右操作面43Rを押している指が、解除操作部40の近傍に位置していたり、解除操作部40側へ滑ったとしても、その指は、肉盛り部45に当たるだけであって、解除操作部40に当たることはない。したがって、両ハウジング10,20が正規嵌合したときに、ロックアーム38の円滑な弾性復帰動作が作業者の指によって妨げられる虞はなく、ロックアーム38の弾性復帰に伴う衝突音が確実に発せられる。
また、本実施形態では、レバー30が第1ハウジング10に対して回動変位可能に取り付けられているため、レバー30を回動操作する際には、回動中心から遠い位置(右操作面43R)を押し操作するほど操作力を低減できるという点に着目し、肉盛り部45を、嵌合操作面43のうち解除操作部40を挟んでレバー30の回動中心とは反対側の位置(右操作面43R)に配置している。この構成により、右操作面43Rを押し操作する指がロックアーム38の解除操作部40に当たるのを防止しながら、レバー30を回動する際の操作性の向上が実現される。
また、肉盛り部45は、嵌合操作面43で囲まれた保護空間42の開口縁に沿うように配されているので、嵌合操作面43(右操作面43R)を十分広く確保することができる。しかも、肉盛り部45は、解除操作部40を収容する保護空間42の開口縁に近づくほど突出寸法が大きくなるように傾斜して嵌合操作面43に連なる指当て面46を有しているので、レバー30を嵌合操作するときには、この指当て面46にも指を当てることができる。このように、レバー30を嵌合操作する際に指を当てることが可能な面積が十分広く確保されるので、作業性に優れている。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、両ハウジングが正規嵌合したときにロックアームが第2ハウジングに係合するようにしたが、ロックアームは、第1ハウジングに係合してレバーを回動規制するようにしてもよい。
(2)上記実施形態では、レバーが回動変位するようにしたが、本発明は、レバーがスライド(平行移動)するコネクタにも適用できる。
(3)上記実施形態では、嵌合操作面が、解除操作部を全周に亘って包囲する枠状をなす場合について説明したが、嵌合操作面は、略U字形、略L字形、略I字形であってもよい。
(4)上記実施形態では、略方形の嵌合操作面のうち1辺のみに肉盛り部を形成したが、肉盛り部は、嵌合操作面の2辺、3辺又は4辺(全周)に形成してもよい。
(5)上記実施形態では、嵌合操作面で囲まれた略方形の保護空間の開口縁に沿うように肉盛り部を配置したが、肉盛り部は、保護空間の開口縁から、嵌合操作部とは反対側へ遠ざかった位置に配置されていてもよい。
(6)上記実施形態では、嵌合操作面に対する押圧操作方向において、解除操作部の端縁と嵌合操作面とがほぼ同じ位置にあるようにしたが、押圧操作方向において、解除操作部の端縁は、嵌合操作面よりも前方又は後方に位置していてもよい。
(7)上記実施形態では、肉盛り部を、嵌合操作面のうち解除操作部を挟んでレバーの回動中心とは反対側の位置に配置したが、肉盛り部は、嵌合操作面のうち解除操作部よりもレバーの回動中心に近い位置に配置してもよい。
10…第1ハウジング
13…上部支持軸(レバーの回動中心)
20…第2ハウジング
22…カムピン(カムフォロア)
30…レバー
34…上部軸受部(レバーの回動中心)
35…下部軸受部(レバーの回動中心)
36…カム溝(カム機能部)
38…ロックアーム
40…解除操作部
42…保護空間
43…嵌合操作面
45…肉盛り部
46…指当て面

Claims (3)

  1. 第1ハウジングと、
    前記第1ハウジングと嵌合可能な第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングに取り付けられたレバーとを備え、
    前記レバーのカム機能部を前記第2ハウジングのカムフォロアに係合させた状態で、前記レバーを初期位置から嵌合位置へ変位させることにより、前記両ハウジングが嵌合されるようになっており、
    前記レバーには、前記レバーを初期位置から嵌合位置へ押し操作するための嵌合操作面が形成され、
    前記レバーには、前記両ハウジングの嵌合過程で前記第1ハウジング又は前記第2ハウジングとの干渉により弾性変位し、前記両ハウジングが正規嵌合されると弾性復帰して前記第1ハウジング又は前記第2ハウジングに係合することにより前記両ハウジングを離脱規制するロックアームが形成され、
    前記ロックアームには、ロック解除操作を行うための解除操作部が、前記嵌合操作面に隣接して形成されているコネクタにおいて、
    前記嵌合操作面には、前記解除操作部の近傍領域を突出させた形態の肉盛り部が形成され、
    前記肉盛り部の突出端は、前記嵌合操作面に対する押圧操作方向において前記解除操作部よりも後方に位置していることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記レバーは、前記第1ハウジングに対して回動変位可能に取り付けられており、
    前記肉盛り部は、前記嵌合操作面のうち前記解除操作部を挟んで前記レバーの回動中心とは反対側の位置に配されていることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記嵌合操作面が、前記解除操作部を包囲するような略方形をなしており、
    前記解除操作部が、前記嵌合操作面で囲まれた保護空間内に配されており、
    前記肉盛り部が、前記保護空間の開口縁に沿ってリブ状に突出した形態であって、前記開口縁に近づくほど突出寸法が大きくなるように傾斜して前記嵌合操作面に連なる指当て面を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレバー式コネクタ。
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