JP2016006726A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】両ハウジングが正規嵌合された状態で、両ハウジングの相対位置が位置ずれするのを防止し、接続信頼性を確保する。
【解決手段】第1ハウジング10には一枚板状のレバー80が回動可能に支持される。第2ハウジング60には、ハウジング側ロック部64が設けられ、レバー80には、レバー側ロック部86が設けられている。両ハウジング10、60が正規嵌合位置に至ったときに、第1ハウジング10の幅方向の中央から一方へ寄った位置と対応する第1連結位置にてレバー80と第2ハウジング60とが互いに係合され、且つ、第1ハウジング10の幅方向の中央から他方へ寄った位置と対応する第2連結位置にてハウジング側ロック部64とレバー側ロック部86とが互いに係止されることにより、両ハウジング10、60が嵌合状態に保持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
特許文献1に開示のレバー式コネクタは、雄側ハウジングと嵌合可能な雌側ハウジングと、雌側ハウジングに対して初期位置と完了位置とに回動可能に支持される一枚板状のレバーとを備えている。雌側ハウジングの後端部には、ハウジング側突起を有するロック片が設けられている。また、レバーには、レバー側突起が設けられている。
レバーが初期位置から完了位置へ向かう過程では、フード部のカムピンがレバーのカム溝に係合して、両ハウジングの嵌合が進行させられる。その後、レバーが完了位置に至ると、ロック片のハウジング側突起がレバー側突起に弾性的に係止される。これにより、両ハウジングが正規嵌合された状態に保持される。そして、正規嵌合状態にある両ハウジングは、カムピンとカム溝とが互いに係合することにより、レバーを介して互いに連結されるようになっている。
特開2012−146520号公報
ところで、レバー長を長く確保することにより、小さい操作力で両ハウジングの嵌合を進めることが可能となる。一方、レバー長を長く確保しても、コネクタの大型化を回避する必要性があることから、カムピンとカム溝との係合位置が雌側ハウジングの幅方向中央から偏心する構造になり易いという事情がある。
仮に、両ハウジングが正規嵌合された状態で、カムピンとカム溝との係合位置が雌側ハウジングの幅方向中央から偏心している場合に、例えば、雌側ハウジングから引き出された電線が斜め後方へ強く引っ張られると、雌側ハウジングがカムピンとカム溝との係合位置を支点として雄側ハウジングに対し電線の引っ張り方向へ斜めに浮いた状態になるおそれがある。このように、雌側ハウジングが雄ハウジングに対し斜めに浮いた状態になると、雌雄の両端子金具の接続状態が悪化し、接続信頼性が低下するという問題がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、両ハウジングが正規嵌合された状態で、両ハウジングのうちの一方が他方に対して斜めに傾くのを防止し、接続信頼性を確保することを目的とする。
本発明のレバー式コネクタは、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジングと、前記第1ハウジングに回動可能に支持され、前記第2ハウジングと係合した状態で回動されることによりカム作用を発揮して、前記第1、第2ハウジングを正規嵌合位置に至らす一枚板状のレバーとを備え、前記第2ハウジングには、ハウジング側ロック部が設けられ、前記レバーには、レバー側ロック部が設けられており、前記第1、第2ハウジングが正規嵌合位置に至ったときに、前記第1ハウジングの嵌合方向と直交する幅方向の中央から一方へ寄った位置と対応する第1連結位置にて前記レバーと前記第2ハウジングとが互いに係合され、且つ、前記第1ハウジングの前記幅方向の中央から他方へ寄った位置と対応する第2連結位置にて前記ハウジング側ロック部と前記レバー側ロック部とが互いに係止され、前記第1、第2ハウジングが嵌合状態に保持されるところに特徴を有する。
両ハウジング(第1、第2ハウジング)が正規嵌合位置に至ったときに、第1ハウジングの幅方向の中央から一方へ寄った位置と対応する第1連結位置では、レバーと第2ハウジングとが互いに係合され、第1ハウジングの幅方向の中央から他方へ寄った位置と対応する第2連結位置では、第2ハウジングのハウジング側ロック部とレバー側ロック部とが互いに係止されるため、両ハウジングがレバーを介して第1ハウジングの幅方向中央を挟んだ両側でバランス良く連結される。したがって、仮に、第1ハウジングから引き出された電線が斜めに引っ張られる等しても、両ハウジングのうちの一方が他方に対して斜めに傾くのが防止される。その結果、両ハウジングに装着された端子金具同士の接続状態が安定に維持され、接続信頼性を確保することができる。
本発明の実施例のレバー式コネクタにおいて、両ハウジングが互いに浅く嵌合された状態を示す平面視方向の断面図である。 両ハウジングが互いに正規嵌合された状態を示す平面視方向の断面図である。 両ハウジングが正規嵌合される直前の状態を示す側面視方向の断面図である。 両ハウジングが正規嵌合された状態を示す側面視方向の断面図である。 両ハウジングの正規嵌合された状態を示す平面図である。 第1ハウジングの正面図である。 レバーの平面図である。 レバーの側面図である。 第2ハウジングの平面図である。 第2ハウジングの側面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記レバー側ロック部が撓み変形可能な形態とされ、前記ハウジング側ロック部には、前記第1、第2ハウジングが正規嵌合位置に至るに伴い、弾性復帰する前記レバー側ロック部が衝突する打撃面が設けられている。レバー側ロック部がハウジング側ロック部の打撃面に衝突する際に発する打撃音を聞きとることにより、両ハウジングが正規嵌合されたことを知ることができる。
前記第1ハウジングには、前記レバーを収容可能なレバー収容室が設けられ、前記レバー収容室を区画する壁には、前記ハウジング側ロック部が前記幅方向に位置決めされた状態で挿入される挿入溝が設けられている。ハウジング側ロック部が挿入溝に幅方向に位置決めされた状態で挿入されることにより、正規嵌合状態にある両ハウジングのうちの一方が他方に対して幅方向と交差する斜め方向に傾くのがより確実に防止される。
<実施例>
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。本実施例のレバー式コネクタは、互いに嵌合可能な第1、第2ハウジング(以下、両ハウジング10、60という)と、第1ハウジング10に回動可能に取り付けられるレバー80とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向については、両ハウジング10、60が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とし、上下方向については、図3、図4、図6、図8及び図10を基準とする。幅方向は、図1、図2、図5〜図7及び図9の左右方向と同義である。
第2ハウジング60は合成樹脂製であって、図3に示すように、前方に開口する筒状のフード部61を有している。フード部61内には、雄端子金具65のタブ部66が突出して配置されている。図9に示すように、フード部61の上壁上面には、嵌合方向と直交する方向となる幅方向の中央から一方(図9の向かって左側)へ寄った位置に、略円柱状のカムフォロア62が突設されている。
また、図9に示すように、フード部61の上壁上面には、カムフォロア62よりも一方端側へ寄った位置に、解除部63が設けられている。解除部63は、前後方向に細長く延出するリブ状の形態とされている。さらに、フード部61の上壁上面には、幅方向の中央から他方(図9の向かって右側)へ寄った位置に、ハウジング側ロック部64が設けられている。ハウジング側ロック部64は、前後方向に延びるロックベース部67と、ロックベース部67の前端部に突設されたハウジング側ロック突起68とからなる。ロックベース部67は、全長に亘って一定幅で延びる帯板状の形態とされている。ハウジング側ロック突起68は、ロックベースの全幅に亘って延びるリブ状の形態とされ、フード部61の前端に臨むように配置されている。図10に示すように、ハウジング側ロック突起68の後面は、上端(突出端)へ向けてやや後傾する逆テーパ状のハウジング側係止面69とされている。
第1ハウジング10は合成樹脂製であって、図3及び図6に示すように、ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の周囲を覆う嵌合筒部12と、ハウジング本体11と嵌合筒部12とをつなぐ径方向に沿った連結部13とからなる。図6に示すように、ハウジング本体11と嵌合筒部12との間で、且つ連結部13の前方は、嵌合空間14として前方に開放されている。
図3に示すように、ハウジング本体11には、複数のキャビティ15が前後方向に延出して設けられている。各キャビティ15の内壁下面には、撓み可能なランス16が前方に突出して設けられている。各キャビティ15には、後方から雌端子金具20が挿入される。雌端子金具20は、正規挿入時にランス16に弾性的に係止されて、キャビティ15に抜け止めして保持される。
図3に示すように、雌端子金具20は、筒状の本体部21と、本体部21の後方に連なるオープンバレル状のバレル部22とを有している。バレル部22は、電線25の導体部分に圧着されるとともに、電線25に嵌着されたゴム栓24に圧着される。雌端子金具20の正規挿入時には、ゴム栓24がキャビティ15の後端部に液密に挿入され、キャビティ15内のシールがとられる。
図3及び図6に示すように、嵌合筒部12の上端部には、扁平袋状のレバー収容部26が設けられている。レバー収容部26は、嵌合筒部12の上壁部分となる内壁部27(図1を参照)と、内壁部27の外側を覆う外壁部28(図3及び図5を参照)と、内壁部27と外壁部28とをつなぐ上下に沿った周壁部29(図1及び図3を参照)とからなる。
図6に示すように、内壁部27には、幅方向の中央から一方(図6の向かって右側)へ寄った位置に、支軸31が設けられている。支軸31は、略円柱状をなし、レバー収容部26内に突出する形態とされている。また、図2に示すように、内壁部27には、支軸31の前方に、前後方向に延出して前端に開口するカム導入溝32が設けられている。図6に示すように、カム導入溝32は、内壁部27から周壁部29の前壁に跨って開口している。
図2及び図6に示すように、外壁部28には、支軸31よりも一方端側へ寄った位置で、且つ周壁部29に跨る位置に、仮係止部33が設けられている。仮係止部33は、リブ状をなし、レバー収容部26内に突出する形態とされている。内壁部27には、仮係止部33と対応する位置に、前後方向に延出して前端に開口する解除導入溝34が設けられている。解除導入溝34は、内壁部27から周壁部29の前壁に跨って開口している。
また、図1に示すように、内壁部27には、幅方向の中央から他方(図1の向かって左側)へ寄った位置に、前後方向に延出して前端に開口する挿入溝35が設けられている。挿入溝35は、内壁部27から周壁部29の前壁に跨って開口している。図6に示すように、挿入溝35は、内壁部27の前壁の下端部に、正面視して横長矩形状に開口している。
続いてレバー80について説明する。レバー80は合成樹脂製であって、図7に示すように、一枚板状のカム板81により構成されている。カム板81には、軸受部82が設けられている。このレバー80は、第1ハウジング10に対し、軸受部82に嵌合支持された支軸31を中心として初期位置(図1)と嵌合位置(図2、図4及び図5)との間を回動可能に支持される。初期位置では、カム板81の前部がレバー収容部26内に収容され、カム板81の後部がレバー収容部26よりも後方に大きく突出して配置される。初期位置から嵌合位置へ向かう過程では、カム板81がレバー収容部26から後方へ突出する突出量を次第に減少させる。そして、嵌合位置では、カム板81の大部分がレバー収容部26に収容され、カム板81の後端部がレバー収容部26の後縁に沿って露出して配置されるようになっている。
カム板81には、所定方向に延出して外周縁に開口するカム溝83が設けられている。また、カム板81には、カム溝83の入り口部分から外周縁との間に間隔をあけて突出する弾性係止片84が設けられている。
さらに、カム板81の後端部には、軸受部82を挟んで弾性係止片84が設けられた一方側(図7の向かって右側)とは反対側となる他方側(図7の向かって左側)の端部に、軸受部82から離れる方向へ突出する形態の操作部85が設けられている。レバー80の回動操作は、操作部85を摘みながら行うことが可能となっている。ここで、軸受部82から操作部85(他方側の端部)までの距離は、軸受部82から弾性係止片84(一方側の端部)までの距離よりも長くされている。
そして、カム板81には、他方側の端部で操作部85と隣接する位置に、レバー側ロック部86が設けられている。レバー側ロック部86は、嵌合位置にて前後方向に延出する一対のスリット87間に配置されている。具体的には、レバー側ロック部86は、両スリット87間でカム板81の前端部から後方へ片持ち状に延出するアーム部88と、図3に示すように、アーム部88の下面(第1ハウジング10に組み付けられた状態での下面)に突設されたレバー側ロック突起89とからなる。アーム部88は、カム板81の前端部を支点として上下方向に撓み変形可能とされている。レバー側ロック突起89の後面は、下端(突出端)へ向けてやや後傾する逆テーパ状のレバー側係止面91とされている(図4を参照)。
カム板81の後端部には、図7及び図8に示すように、レバー側ロック部86のアーム部88の後端部(自由端部)の周囲を覆う保護壁92が設けられている。図8に示すように、保護壁92は、背面視矩形枠状をなしている。また、カム板81の後端部には、回動規制部93が設けられている。回動規制部93は、カム板81の後端部の上縁に沿って延出するリブ状の形態とされている。回動規制部93の延出方向の一端は、保護壁92の側壁に一体に連結されている。
次に、本実施例のレバー式コネクタの作用を説明する。
まず、レバー80が第1ハウジング10に対して初期位置に留め置かれる。初期位置では、操作部85が第1ハウジング10の後方に大きく離れて配置され、カム溝83の入り口がカム導入溝32と連通しつつ前方に開口して配置される(図1を参照)。また、初期位置では、弾性係止片84が仮係止部33に弾性的に係止される。これにより、レバー80の初期位置から嵌合位置への回動操作が規制される。さらに、初期位置では、回動規制部93が第1ハウジング10のレバー収容部26の後端と当接することにより、レバー80が初期位置から嵌合位置へ向かう方向とは逆方向に回動されるのが規制される。
続いて、第2ハウジング60のフード部61が第1ハウジング10の嵌合空間14に嵌合される(図1を参照)。両ハウジング10、60が浅く嵌合されると、第2ハウジング60の解除部63が解除導入溝34に進入して弾性係止片84と当接し、弾性係止片84と仮係止部33との係止が解除される。これにより、レバー80の嵌合位置への回動操作が許容される。また、両ハウジング10、60が浅く嵌合されると、第2ハウジング60のカムフォロア62がカム導入溝32を介してカム溝83の入り口に進入する。
上記の状態で、操作部85を摘みながらレバー80が嵌合位置へ向けて回動される。レバー80の回動過程では、カムフォロア62がカム溝83の溝面を摺動して、レバー80と第2ハウジング60とがカム係合して、両ハウジング10、60が互いに深く嵌合される。
図3に示すように、レバー80が嵌合位置に達する直前に、レバー側ロック突起89がハウジング側ロック突起68を摺動し、レバー側ロック部86のアーム部88が上方へ撓み変形させられる。その後、図4に示すように、レバー80が嵌合位置に至ると、アーム部88が復帰方向に弾性変位し、レバー側ロック突起89のレバー側係止面91がハウジング側ロック突起68のハウジング側係止面69に係止可能に対向して配置される。これにより、レバー80が嵌合位置から初期位置に戻る方向へ回動されるのが規制される。また、レバー80が嵌合位置に至るに伴い、レバー側ロック部86のレバー側ロック突起89の下端がハウジング側ロック部64のロックベース部67における平坦な上面(打撃面71)に叩き付けられ、打撃音が発せられる。
さらに、嵌合位置では、図5に示すように、保護壁92がレバー収容部26の後端と当接することにより、レバー80が嵌合位置を越えてそれ以上に回動されるのが規制される。こうしてレバー80が第2ハウジング60に対して回動規制状態となることにより、両ハウジング10、60が正規嵌合状態に保持される。両ハウジング10、60が正規嵌合されると、雄端子金具65のタブ部66が雌端子金具20の本体部21に正規深さで挿入され、両端子金具20、65が電気的に接続された状態となる。また、両ハウジング10、60が正規嵌合されると、カムフォロア62がカム溝83の奥端側に移行する。なお、両ハウジング10、60の嵌合過程及び嵌合後において、第2ハウジング60のハウジング側ロック部64が第1ハウジング10の挿入溝35に幅方向に位置決めして挿入された状態に保たれる(図1及び図2を参照)。
一方、メンテナンス等の事情により、嵌合状態にある両ハウジング10、60を互いに引き離す際には、レバー側ロック部86の後端部が指や治具で引き上げられ、レバー側ロック部86がハウジング側ロック部64との係止を解除する方向へ撓み変形させられる。そして、レバー側ロック部86が撓み変形させられた状態で、レバー80が初期位置へ向けて回動されることにより、両ハウジング10、60が互いに離脱させられる。両ハウジング10、60が嵌合状態にある場合には、レバー側ロック部86の後端部の周囲が保護壁92により覆われて保護されているため、レバー側ロック部86が不用意に係止解除方向に撓み変形されることはない。
さて、図2に示すように、両ハウジング10、60が正規嵌合された状態では、第1ハウジング10の幅方向の中央から一方(図2の向かって右側)へ寄った位置と対応する位置にて、カムフォロア62がカム溝83の溝面と当接してカム係合することにより、両ハウジング10、60がレバー80を介して互いに連結された第1連結位置X1が構成される。また、両ハウジング10、60が正規嵌合された状態では、第1ハウジング10の幅方向の中央から他方(図2の向かって左側)へ寄った位置と対応する位置にて、第2ハウジング60のハウジング側ロック部64とレバー側ロック部86とが互いに係止されることにより、両ハウジング10、60がレバー80を介して互いに連結された第2連結位置X2が構成される。
仮に、両ハウジング10、60の正規嵌合後、第1ハウジング10から引き出された電線25が幅方向と交差する斜め後方へ引っ張られる等し、第1ハウジング10に対して第2ハウジング60から斜めに浮き上がる方向(幅方向と交差する方向であって、図2の矢印F方向)への離脱力が作用しても、両ハウジング10、60が第1連結位置X1と第2連結位置X2とによって幅方向にバランス良く連結された状態に保たれているため、第1ハウジング10が第2ハウジング60に対して矢印F方向へ斜めに浮き上がるように傾くのが防止される。その結果、両ハウジング10、60に装着された両端子金具20、65の接続状態が安定に維持され、電気的な接続信頼性を確保することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、両ハウジング10、60が第1連結位置X1と第2連結位置X2とを介して幅方向両側にバランス良く連結された状態で嵌合されているため、第1ハウジング10から引き出された電線25が斜め後方へ引っ張られる等しても、第1ハウジング10が第2ハウジング60に対して斜めに傾くのが防止される。その結果、両端子金具20、65の接続信頼性を確保することができる。
また、両ハウジング10、60が正規嵌合されるに伴い、弾性復帰するレバー側ロック部86がハウジング側ロック部64の打撃面71に衝突して打撃音が発せられるため、該打撃音を聞きとることにより、両ハウジング10、60が正規嵌合されたことを知ることができる。
さらに、ハウジング側ロック部64がレバー収容部26の挿入溝35に幅方向に位置決めされた状態で挿入されることにより、第1ハウジング10が第2ハウジング60に対して斜めに傾くのがより確実に防止される。
<他の実施例>
以下、他の実施例の概略を説明する。
(1)上述した実施例とは逆に、第1ハウジングが雄端子金具が装着される雄側ハウジングとして構成され、第2ハウジングが雌端子金具が装着される雌側ハウジングとして構成されるものであってもよい。
(2)上述した実施例とは逆に、ハウジング側ロック部が撓み変形可能な形態とされ、レバー側ロック部が撓み変形不能な形態とされるものであってもよい。
10…第1ハウジング
20…雌端子金具
25…電線
26…レバー収容部
31…支軸
60…第2ハウジング
62…カムフォロア
64…ハウジング側ロック部
65…雄端子金具
71…打撃面
80…レバー
81…カム板
83…カム溝
86…レバー側ロック部
X1…第1連結位置
X2…第2連結位置

Claims (3)

  1. 互いに嵌合可能な第1、第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングに回動可能に支持され、前記第2ハウジングと係合した状態で回動されることによりカム作用を発揮して、前記第1、第2ハウジングを正規嵌合位置に至らす一枚板状のレバーとを備え、
    前記第2ハウジングには、ハウジング側ロック部が設けられ、前記レバーには、レバー側ロック部が設けられており、
    前記第1、第2ハウジングが正規嵌合位置に至ったときに、前記第1ハウジングの嵌合方向と直交する幅方向の中央から一方へ寄った位置と対応する第1連結位置にて前記レバーと前記第2ハウジングとが互いに係合され、且つ、前記第1ハウジングの前記幅方向の中央から他方へ寄った位置と対応する第2連結位置にて前記ハウジング側ロック部と前記レバー側ロック部とが互いに係止され、前記第1、第2ハウジングが嵌合状態に保持されることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記レバー側ロック部が撓み変形可能な形態とされ、前記ハウジング側ロック部には、前記第1、第2ハウジングが正規嵌合位置に至るに伴い、弾性復帰する前記レバー側ロック部が衝突する打撃面が設けられていることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記第1ハウジングには、前記レバーを収容可能なレバー収容室が設けられ、前記レバー収容室を区画する壁には、前記ハウジング側ロック部が前記幅方向に位置決めされた状態で挿入される挿入溝が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のレバー式コネクタ。
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