JP2011034843A - レバー式コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】レバーロック部とハウジングロック部の係止力を高める。
【解決手段】本発明のレバー式コネクタ10は、ホルダ11と、レバー収容溝16と、初期位置から嵌合位置へ回動することにより基板用コネクタ30との嵌合を行わせるレバー40と、レバー40に設けられたレバーロック部47と、レバーロック部47と係止することによりレバー40を嵌合位置に保持するロック突部20とを備え、レバーロック部47は、撓み可能なロック片48と、ロック片48においてロック突部20と対向する側の面である表面に突出して形成された係止突起52と、ロック片48と一体に設けられ、同ロック片48を補強する補強リブ52とを備えており、補強リブ53は、ロック片48の表面において軸受孔44を中心として係止突起53よりも径方向外側の領域を除く領域であってロック突部20の進入経路を除く領域に形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、レバー式コネクタに関する。
従来、レバー式コネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。このレバー式コネクタは、レバーの回動操作に伴って相手側コネクタと嵌合可能とされている。レバー式コネクタはハウジングを有し、このハウジングには、図10に示すように、レバー1を収容するレバー収容溝2が設けられている。レバー1はレバー収容溝2の内部において回動可能に取り付けられており、レバー1を初期位置から嵌合位置へ回動させることにより両コネクタの嵌合が行われるようになっている。
レバー1にはレバーロック部3が設けられており、レバー収容溝2の内部には、レバーロック部3と係止することによりレバー1を嵌合位置に保持させるハウジングロック部4が設けられている。レバーロック部3は、撓み可能なロック片3Aを有し、このロック片3Aには、ハウジングロック部4と係止可能な係止突起3Bが設けられている。また、ロック片3Aの左右両側縁には、一対の補強リブ3Cが設けられている。両補強リブ3Cは、係止突起3Bを挟むように並んで配置され、ロック片3Aおよび係止突起3Bと一体に形成されている。これにより、ロック片3Aの強度向上が図られている。
特開2003−249304号公報
近年、コネクタの小型化に伴ってレバーロック部3およびハウジングロック部4が小型化しており、レバーロック部3とハウジングロック部4の係止力を確保することが重要な課題となっている。しかしながら、レバー1を回動させると、ハウジングロック部4は円弧状の回動軌跡を描きながら両補強リブ3C,3Cの間を通って係止突起3Bと係止するため、両補強リブ3C,3Cと干渉しない程度に(図10の下側の補強リブ3Cと干渉しないように)ハウジングロック部4を小さめに形成する必要があり、ハウジングロック部4を容易に大型化することはできない。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ハウジングロック部を大型化し、レバーロック部とハウジングロック部の係止力を高めることを目的とする。
本発明は、レバーの回動操作に伴って相手側コネクタと嵌合可能なレバー式コネクタであって、ハウジングと、ハウジングに設けられたレバー収容溝と、レバー収容溝の内部に収容され、初期位置から嵌合位置へ回動することにより相手側コネクタとの嵌合を行わせるレバーと、レバーに設けられたレバーロック部と、レバー収容溝の内部に設けられ、レバーロック部と係止することによりレバーを嵌合位置に保持するハウジングロック部とを備え、レバーロック部は、撓み可能なロック片と、ロック片においてハウジングロック部と対向する側の面である表面に突出して形成された係止突起と、ロック片と一体に設けられ、同ロック片を補強する補強リブとを備えており、補強リブは、ロック片の表面においてレバーの回動軸を中心として係止突起よりも径方向外側の領域を除く領域であってハウジングロック部の進入経路を除く領域に形成されている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、レバーを初期位置にセットしておき、両コネクタを浅く嵌合させた状態で、レバーを初期位置から嵌合位置へ回動させることによって両コネクタを嵌合させる。レバーが嵌合位置に至ると、両コネクタが正規嵌合状態となり、レバーロック部がハウジングロック部に係止することにより、レバーが嵌合位置に保持される。この間、ハウジングロック部は、レバーロック部のロック片に対して回動軌跡を描きながら相対的に移動するものの、補強リブが、ロック片の表面においてレバーの回動軸を中心として係止突起よりも径方向外側の領域を除く領域であってハウジングロック部の進入経路を除く領域に形成されている(換言すると、レバーの回動操作に伴って補強リブがハウジングロック部と干渉しないように形成されている)から、ハウジングロック部を大型化することができ、レバーロック部とハウジングロック部の係止力を高めることができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
補強リブは、ロック片の表面と反対側の裏面に形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、補強リブを裏側に形成したから、補強リブとハウジングロック部との干渉を確実に回避できる。
補強リブは、一対形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、補強リブを一対形成したから、補強リブが1つの場合よりもロック片を強化することができる。
補強リブは、ロック片の表面においてレバーの回動軸を中心として係止突起よりも径方向内側の領域に形成された表側補強リブを備えて構成され、この表側補強リブは、係止突起に対してT字状に連結されている構成としてもよい。
このような構成によると、表側補強リブを、ロック片の表面においてレバーの回動軸を中心として係止突起よりも径方向内側の領域に形成した(換言すると、レバーの回動操作に伴ってハウジングロック部と干渉しないように表側補強リブを形成した)から、ハウジングロック部を大型化することができる。また、補強リブを係止突起に連結して設けたから、係止突起の強度を高めることができる。
本発明によれば、ハウジングロック部を大型化することができ、レバーロック部とハウジングロック部の係止力を高めることができる。
実施形態1における両コネクタの嵌合前の状態を示した斜視図 レバーの平面図 レバーの底面図 レバー収容溝の内部構造を示した断面図 レバーが初期位置にあり、両コネクタを浅く嵌合させた様子を示した断面図 レバーが嵌合位置にあり、両コネクタを正規嵌合させた様子を示した断面図 レバーの表面における補助リブの設定領域を概念的に示した図 実施形態2におけるレバーの平面図 レバーの底面図 従来におけるレバー収容溝の内部構造を示した断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるレバー式コネクタ10は、図1に示すように、基板用コネクタ(本発明の「相手側コネクタ」の一例)30と嵌合可能である。レバー式コネクタ10は、回動操作可能なレバー40を備えて構成され、両コネクタ10,30を浅く嵌合させた状態でレバー40を回動操作することによって両コネクタ10,30を嵌合させることができるようになっている。なお、以下の説明において前後方向とは両コネクタ10,30の嵌合方向を基準とし、互いの嵌合面側を前側とする。
基板用コネクタ30は、レバー式コネクタ10を内部に嵌合可能なフード部31を有しており、このフード部31の奥壁には、複数の端子保持孔32が貫通形成されている。端子保持孔32には、タブ端子33が後方から圧入、保持されており、タブ端子33の前端は、フード部31の内部で前方に突出して配置されている。一方、タブ端子33の後端は、フード部31の奥壁を貫通して後方に延出された後、下方に直角曲げされて延出されている。基板用コネクタ30が基板表面(図示せず)に載置されると、タブ端子33の後端が基板のスルーホール(図示せず)に挿入され、半田付けにより接続されるようになっている。
フード部31の内壁上面には、カムピン34が下方に突出して設けられている。カムピン34は、図5ないし図6に示すように、レバー40の回動操作に伴って後述するカム溝42に沿って移動し、レバー40が図6に示す嵌合位置に至ると、両コネクタ10,30を正規嵌合に至らしめる。また、フード部31の内壁上面におけるカムピン34の両側には、一対のロック解除リブ35が前後方向に延出して形成されている。ロック解除リブ35は、後述する弾性係止片43を内側に撓み変形させてその係止状態を解除し、図5に示す初期位置にあるレバー40の回動操作を許容する。
レバー式コネクタ10は、図1に示すように、端子金具(図示せず)を収容する複数のサブコネクタ(図示せず)と、これらのサブコネクタを収容する枠状のホルダ11(本発明の「ハウジング」の一例)と、このホルダ11に組み付けられるレバー40とを備えて構成されている。なお、両コネクタ10,30の嵌合に伴ってタブ端子33が端子金具に対して導通可能に接続される。
ホルダ11は合成樹脂材料からなり、前後方向に貫通するとともに全体として横長方形の枠状をなしている。ホルダ11は、上面壁12、下面壁13、および左右両側面壁14を有している。これらの壁12,13,14で囲まれた空間のうち、上面壁12およびこの上面壁12と平行な天井壁15との間に区画された横長スリット状をなす空間は、レバー40を収容するレバー収容溝16とされている。
ホルダ11の内部空間のうちレバー収容溝16よりも下方の領域は、天井壁15と下面壁13との間に設けられた仕切壁17により、左右2つ組付空間18が構成されている。この組付空間18内には、それぞれ、サブコネクタが後方から嵌入されるようになっている。下面壁13には各組付空間18に対応して弾性撓み可能なランス19が形成されている。さらに、ホルダ11の下面壁13には、ホルダ11の左右方向に長い凹部21が形成されており、この凹部21内には、リテーナ(図示せず)が下方から嵌合される。なお、組付空間18に組み付けられたサブコネクタは、ランス19と、凹部21に嵌合されたリテーナとが二重に係止することで抜け止め状態に保持されている。
レバー40は合成樹脂材料からなり、図1ないし図3に示すように、全体として水平な板状をなしている。レバー40は、平板状をなすカム板41を備えており、カム板41の下面には、図3に示すように、円形の軸受孔44が凹設されている。この軸受孔44には、ホルダ11の天井壁15から上向きに突設された支持軸(図示せず)が嵌合され、レバー40はこの支持軸を中心として水平方向に回動可能とされている。なお、レバー40は、カム板41が上面壁12および天井壁15との間に僅かなクリアランスを持って挟まれた状態でレバー収容溝16に収容される。
カム板41の下面には、軸受孔44からカム板41の外周縁にかけて直線状に延びる組付溝45が凹設されている。この組付溝45は、レバー40のレバー収容溝16への組み付け時に支持軸を軸受孔44へ進入させるためのものである。組付溝45の深さ寸法は、カム板41の外周縁から軸受孔44側へ行くにつれて小さくなるように形成され、軸受孔44の底面と組付溝45の底面とが段差状に接続されている。また、支持軸の突出高さは、組付溝45の深さ寸法よりも大きめであって、軸受孔44の深さ寸法とほぼ同じかこれよりもやや小さめに設定されている。このため、軸受孔44に組み付けられた支持軸は、組付溝45側に外れないようになっている。
また、カム板41の上面には、図2に示すように、回動案内溝46が凹設されている。この回動案内溝46には、図4に示すように、ホルダ11のレバー収容溝16内における上面壁12に突設されたストッパ23が係合可能とされている。レバー40は、このストッパ23が回動案内溝46の始端から終端まで変位する範囲でその回動操作範囲が規定されている。これにより、レバー40は、図5に示す初期位置と図6に示す嵌合位置との間を回動操作可能となっている。
カム板41における軸受孔44周りには、図2に示すように、基板用コネクタ30のカムピン34を係合可能なカム溝42が板厚方向に貫通形成されている。カム溝42の入口部分42Aは、カム板41の外周縁に開口して形成されている。さらに、レバー収容溝16における上面壁12および天井壁15には、基板用コネクタ30のカムピン34が進入可能な逃がし溝24が切り欠き形成されている。逃がし溝24は、レバー収容溝16内における支持軸と前後方向に対応して配置されている。レバー40が初期位置にあるときには、カム溝42の入口部分42Aが逃がし溝24と上下方向に整合し、カム溝42の入口部分42Aへカムピン34を受入可能となる。
また、カム板41の外周部分には、カム溝42の入口部分42Aから離れる方向に突出して片持ち状をなす弾性係止片43が設けられている。弾性係止片43は、カム板41の平面方向(カム板41の表面(図2における紙面手前側の面)に沿う方向)に延出されている。弾性係止片43の板厚は、カム板41の板厚と等しくされており、弾性係止片43の自由端は、カム板41の平面方向に(軸受孔44に近づき又は離れる方向)に撓み変形可能とされている。また、弾性係止片43の自由端部には、外方に向けて突出する突起43Aが形成されている。
一方、ホルダ11には、基板用コネクタ30のロック解除リブ35が進入可能な解除溝25が設けられている。解除溝25は、レバー収容溝16の前面から上面にかけての範囲を前後方向に切り欠くことによって形成されている。解除溝25の後端には、溝の下半分の領域に突出するロック用受け部25Aが形成されている。レバー40が初期位置にあるときには、弾性係止片43の突起43Aが解除溝25内に位置して、その突起43Aの下半分がロック用受け部25Aに係止することで、レバー40が初期位置に保持され、嵌合位置側への回動が規制された状態となる。
図3に示すように、軸受孔44を中心としてカム溝42の入口部分42Aとは反対側の端部には、レバーロック部47が設けられている。レバーロック部47は、カム板41の平面方向に延びて平板状をなすロック片48、ロック片48の自由端部から張り出し形成された操作部49などを備えて構成されている。ロック片48の左右両側には、カム板41を貫通する一対の溝が切り欠き形成されており、これらの溝によってロック片48はカム板41とは独立して弾性撓み可能とされている。なお、ロック片48は、カム板41の板厚方向に撓み可能とされている。
ロック片48の基端部は、軸受孔44を中心として組付溝45の反対側に配置されている。ロック片48の延出方向(基端部から自由端部へ向かう方向)は、軸受孔44からロック片48の基端部へ向かう方向に対してほぼ直交している。また、操作部49を覆うようにして角枠部50が設けられている。角枠部50の両側面は、ロック片48の基端部から自由端部に向けて間口が広がるように形成されている。角枠部50の両側面のうち軸受孔44から離れた側の側面には、軸受孔44に近い側の側面よりも肉厚とされた指掛け部51が形成されている。
図2に示すように、ロック片48の延出方向におけるほぼ中間付近には、係止突起52が設けられている。係止突起52は、ロック片48の全幅に亘って横長に形成され、ロック片48の表面から緩やかな上り勾配をなして傾斜する傾斜面と、その傾斜面の終端からロック片48の表面に向けて垂直に切り立った係止面とを備えて構成されている。ここで、ロック片48の表面とは、図2に示す紙面手前側の面をいい、レバー収容溝16内の上面壁12と対向する側の面をいう。一方、レバー収容溝16内の上面壁12には、ロック突部(本発明の「ハウジングロック部」の一例)20が下方に突出して設けられている。このロック突部20は、レバー40が嵌合位置にあるときに係止突起52の係止面と係止することによりレバー40を嵌合位置に保持可能とされている。
さて、ロック突部20はレバー40が回動することによりロック片48の表面に対して相対的に円弧状の軌跡を描きながら移動するのに対して、ロック片48は直線状に形成されているため、レバー40を初期位置から嵌合位置へ回動させる途中では、図4に示すように、ロック突部20がロック片48の表面における軸受孔44から離れた側の側縁部を通過しやすくなる。このことは、ロック片48の表面における軸受孔44から離れた側の側縁部にリブを設定してしまうと、このリブとロック突部20とが干渉することを意味している。
その点、本実施形態では、図3に示すように、ロック片48の裏面における両側縁部に補強リブ53が設けられているため、レバー40の回動操作の途中でロック突部20と補強リブ53とが干渉することはない。ここで、ロック片48の裏面とはロック片48の表面とは反対側の面であって、図3における紙面手前側の面をいう。つまり、本実施形態ではロック突部20と補強リブ53との干渉を考慮しなくてもよいから、ロック突部20の大きさに関して自由に設定することができる。したがって、本実施形態では従来よりも大きなロック突部20を形成することができる。この結果、ロック突部20と係止突起52の係止力を高めることができる。
なお、本実施形態ではリブ(例えば補強リブ53)をロック片48の裏面に設けているものの、リブをロック片48の表面に設ける場合には、ロック片48の表面における軸受孔44に近い側の側縁部にリブを設けることが望ましい。具体的に説明すると、リブは、図7に示すように、ロック片48の表面において軸受孔44を中心として係止突起52よりも径方向外側の領域Aを除く領域であってロック突部20の進入経路Bを除く領域(すなわち図7のCなど)に形成されることが望ましい。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。レバー40のレバー収容溝16への組み付けに際しては、まず、レバー40を水平にして、組付溝45に支持軸を進入させるようにしてカム板41をレバー収容溝16の内部に挿入する。支持軸が組付溝45を通って軸受孔44に嵌り込むと、支持軸が軸受孔44に保持され、レバー40の回動操作が許容される。この位置からレバー40を初期位置へ向けて回動させると、ストッパ23が回動案内溝46内に嵌り込む。これと同時に、弾性係止片43の突起43Aが解除溝25内に進入してロック用受け部25Aに係止することにより、レバー40が初期位置に保持され、嵌合位置側への回動が規制される。
次に、図示はしないものの、ホルダ11の各組付空間18内にサブコネクタを嵌合させるとともに、リテーナを凹部21に装着してサブコネクタを抜け止め状態で装着する。この状態からレバー式コネクタ10のホルダ11をフード部31内に浅く嵌合させる。このとき、誤ってレバー式コネクタ10を上下反転した姿勢でフード部31へ嵌合しようとしたときには、ロック解除リブ35の先端がホルダ11の前面に当接して、その嵌合が阻止される。ホルダ11をフード部31へ正規の姿勢で嵌合すると、図5に示すように、カムピン34がカム溝42の入口部分42Aに進入し、ロック解除リブ35が弾性係止片43の突起43Aに当接して弾性係止片43を撓み変形させ、ロック用受け部25Aと突起43Aとの係止状態が解除される。これにより、初期位置にあるレバー40の嵌合位置への回動操作が許容される。
この状態からレバー40の指掛け部51を押圧してレバー40を嵌合位置側へ回動させると、カムピン34とカム溝42との係合によるカム作用により両コネクタ10,30が互いに引き寄せられ、フード部31に対するホルダ11の嵌合が進行する。レバー40の回動操作中には、図4に示すように、ロック突部20がロック片48の表面に対して回動軌跡を描きながら相対的に移動する。このとき、ロック突部20は、ロック片48の表面において軸受孔44を中心として係止突起52よりも径方向外側の領域を通過することになるものの、この領域には補強リブ53が設けられていないため、ロック突部20と補強リブ53が干渉することはない。レバー40が嵌合位置に近づくと、ロック片48を撓み変形させながらロック突部20が係止突起52の傾斜面を乗り上げていき、レバー40が嵌合位置に至ると、ロック片48が弾性的に復帰するとともにロック突部20が係止突起52を乗り越えてその係止面と係止する。これにより、両コネクタ10,30が正規嵌合状態に保持されるとともにレバー40が嵌合位置に保持される。
両コネクタ10,30を離脱する場合には、操作部49を押圧してロック片48を撓み変形させるとともにロック突部20と係止突起52との係止状態を解除する。そして、そのまま指掛け部51を手前に引いて、レバー40を初期位置に向けて回動させると、両コネクタ10,30が離間し始める。カムピン34は、カム溝42に沿って移動し、入口部分42Aに至ると、レバー40が初期位置に至る。この状態では、両コネクタ10,30を互いに引き離すことができ、両コネクタ10,30の離脱が完了する。
以上のように本実施形態では一対の補強リブ53をロック片48の裏面における両側縁部に設けたから、レバー40の回動操作によってロック突部20と両補強リブ53とが干渉することを回避できる。したがって、ロック突部20を大型化することができ、ロック突部20と係止突起52との係止力を向上させることができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8および図9の図面を参照しながら説明する。本実施形態は、実施形態1における補強リブ53の位置を一部変更したものであって、実施形態1と共通の構成については同一の符号を付すものとする。また、実施形態1と重複する構成、作用、および効果についてはその説明を省略する。本実施形態の補強リブは、図8に示すロック片48の表面に形成された表側補強リブ54Aと、図9に示すロック片48の裏面に形成された裏側補強リブ54Bとから構成されている。
表側補強リブ54Aは、ロック片48の表面において軸受孔44を中心として係止突起52よりも径方向内側の側縁部に形成されている。すなわち、表側補強リブ54Aは、図7で示すCの領域に形成されているため、レバー40の回動操作に伴ってロック突部20と干渉することはない。一方、裏側補強リブ54Bは、ロック片48の裏面において軸受孔44を中心として係止突起52よりも径方向外側の側縁部に形成されている。当然のことながら、裏側補強リブ54Bは、レバー40の回動操作に伴ってロック突部20と干渉することはない。なお、表側補強リブ54Aは、係止突起52に対してT字状に連結されているため、係止突起52の強度を高めることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態ではロック突部20がレバー収容溝16内における上面壁12から下方に突出して設けられているものの、本発明によると、ロック突部をレバー収容溝16内における天井壁15から上方に突出して設けてもよい。この場合、ロック片48の表面とは天井壁15と対向する側の面、すなわちロック片48の下面を意味する。
(2)実施形態1ではロック片48の裏面に一対の補強リブ53が形成されているものの、本発明によると、ロック片48の裏面に一つの補強リブを設けてもよい。
(3)実施形態2ではロック片48の表面に表側補強リブ54Aが形成され、ロック片48の裏面に裏側補強リブ54Bが形成されているものの、本発明によると、ロック片48の表面と裏面のいずれか一方のみに補強リブを設けてもよい。
(4)実施形態2ではロック片48の裏面において軸受孔44を中心として係止突起52から遠い側の側縁部に裏側補強リブ54Bが形成されているものの、本発明によると、ロック片48の裏面であれば裏側補強リブをどこに設けてもよい。
(5)実施形態2では表側補強リブ54Aが係止突起52に対してT字状に連結されているものの、本発明によると、表側補強リブを係止突起と離して設けてもよい。
10…レバー式コネクタ
11…ホルダ(ハウジング)
16…レバー収容溝
20…ロック突部(ハウジングロック部)
30…基板用コネクタ(相手側コネクタ)
40…レバー
47…レバーロック部
48…ロック片
52…係止突起
53…補強リブ
54A…表側補強リブ
54B…裏側補強リブ

Claims (4)

  1. レバーの回動操作に伴って相手側コネクタと嵌合可能なレバー式コネクタであって、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに設けられたレバー収容溝と、
    前記レバー収容溝の内部に収容され、初期位置から嵌合位置へ回動することにより前記相手側コネクタとの嵌合を行わせるレバーと、
    前記レバーに設けられたレバーロック部と、
    前記レバー収容溝の内部に設けられ、前記レバーロック部と係止することにより前記レバーを前記嵌合位置に保持するハウジングロック部とを備え、
    前記レバーロック部は、撓み可能なロック片と、前記ロック片において前記ハウジングロック部と対向する側の面である表面に突出して形成された係止突起と、前記ロック片と一体に設けられ、同ロック片を補強する補強リブとを備えており、
    前記補強リブは、前記ロック片の表面において前記レバーの回動軸を中心として前記係止突起よりも径方向外側の領域を除く領域であって前記ハウジングロック部の進入経路を除く領域に形成されていることを特徴とするレバー式コネクタ。
  2. 前記補強リブは、前記ロック片の表面と反対側の裏面に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記補強リブは、一対形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記補強リブは、前記ロック片の表面において前記レバーの回動軸を中心として前記係止突起よりも径方向内側の領域に形成された表側補強リブを備えて構成され、この表側補強リブは、前記係止突起に対してT字状に連結されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のレバー式コネクタ。
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