JP4442502B2 - レバー式コネクタ - Google Patents
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しかし、このような形態のものでは、軸受孔を支持軸に嵌合する際に収容空間内でレバーを板厚方向に移動させる必要がある。そのため、レバーを組み付けた状態において、収容空間内には、レバーを移動させるための空間がデッドスペースとして残ることになる。
本発明のレバーコネクタは上記のような事情に基づいて完成されたものであって、収容空間内においてレバーの取付けに必要とされたスペースを有効利用することを目的とする。
組付けの際にレバーを移動させるための組付用空間は、第2ハウジングの機能発生部を進入させるための空間として有効利用されるので、デッドスペースとならずに済む。
レバーは、機能発生部と収容空間の内側面との間で挟まれるので、板厚方向へのガタ付きが確実に規制される。
機能発生部がカムフォロアの形成母体として機能するので、機能発生部とは別に専用のカムフォロア支持手段を設ける場合に比べて、第2ハウジングの形状が簡素化される。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図15を参照して説明する。本実施形態のレバー式コネクタは、第1ハウジング10と第2ハウジング60とをレバー30を用いて嵌合、離脱させるようにしたものである。
レバー30は、合成樹脂製であり、全体として概ね平板状をなし、本体部31とカム操作部41とを一体形成したものである。本体部31は、全体として板厚方向を左右方向(キャビティ11の並び方向と平行な方向)に向けた平板状をなし、側方から見て前後方向に長く、前端部と下端部において下端側を斜めに切欠した形状をなす。本体部31は、前後方向においてほぼ2/3を占める母体部32と、母体部32の前端部下端位置から斜め前上方へ片持ち状に延出した形態、即ちレバー30の本体部31の外周縁に沿って片持ち状に延びた形態のカム部33とからなる。
リテーナ50は、合成樹脂製であって、リテーナ50には、各キャビティ11と対応する複数の抜け規制部51と、第1収容空間15の組付用空間15bと対応する変位規制リブ52が形成されている。リテーナ50は、周知の係止手段により、第1ハウジング10に対し、仮係止位置と、仮係止位置よりも上方の本係止位置のいずれかに取り付けられるようになっているとともに、仮係止位置と本係止位置との間で上下移動し得るようになっている。
フード部62の上面板には、左右方向においてフード部62のほぼ中央に位置し、上面板の下面(内面)から突出する形態のロック用受け部64が形成されている。フード部62内におけるロック用受け部64の右方位置(図11における左方位置)には、板厚方向を左右方向に向けた平板状をなす機能発生部65が形成されている。機能発生部65は、フード部62の奥端面(端子保持部61の前端面)から前方へ延出する略方形の支持板部66と、支持板部66の上端部から前方へ延出する第1リブ67とから構成される。支持板部66の上端縁はフード部62の上面板に連なるが、支持板部66の下端縁はフード部62の片面板よりも上方へ離間した位置に配されている。第1リブ67の上端縁は、支持板部66と同様にフード部62の上面板に連なっている。
まず、第1ハウジング10にレバー30を組み付ける工程を説明する。組付けに際しては、レバー30を図8及び図15に示す姿勢、即ち嵌合位置に回動させたときの姿勢にして第1ハウジング10の上方から第1収容空間15の組付用空間15b内に差し込む。このとき、軸受孔34に連なるガイド斜面32aを支持軸16の先端部に対応させ、支持軸16の先端面をガイド斜面32a上で摺接させる。そして、レバー30が所定の組付け高さまで落とし込まれたところで、レバー30を板厚方向左側へ移動させると、支持軸16の抜止め突起16aが軸受孔34の切欠部34aを通過しつつ支持軸16と軸受孔34とが嵌合される。これにより、レバー30は、第1ハウジング10に対し、第1収容空間15内に収容されてロックアーム22の左側近傍に並ぶように配置された状態で、支持軸16を中心とする回動を可能に組み付けられ、組付け工程が完了した時点では、レバー30は嵌合位置にある。
尚、レバー30を嵌合位置から初期位置へ回動させる間、解除突起20のガイド斜面20aが解除部70に当接することにより、撓み保持片18がレバー30から離間する方向へ弾性撓みし、レバー30が初期位置に達したところで、撓み保持片18が弾性復帰して保持突起19と保持凹部40とが嵌合し、レバー30が初期位置において正逆両方向への回動を規制された状態に保持される。
また、レバー30の板厚方向を複数のキャビティ11の並び方向とほぼ平行に向けているので、キャビティ11の並び方向において第1ハウジング10を小型化することができる。
また、レバー30が、第1ハウジング10に対して着脱可能とされており、第1ハウジング10と第2ハウジング60には、互いに係合することにより両ハウジング10,60を嵌合状態にロック可能なロック手段(ロックアーム22とロック用受け部64)が設けられているので、本実施形態のレバー式コネクタは、レバー無しのコネクタとして兼用できるとともに、レバー無しの状態でもハウジング10,60同士を嵌合状態にロックすることができる。
また、ロック手段(ロックアーム22とロック用受け部64)が、複数のキャビティ11の並び方向におけるほぼ中央位置に配置されているので、両ハウジング10,60間で傾きを生じさせることなく、確実にロック状態に保持することができる。また、ロック手段としてのロックアーム22が収容される第2収容空間21とレバー30を収容するための第1収容空間15とが連通しているので、両空間の間に仕切り壁を設けたものと比較すると、第1ハウジング10の小型化が可能となっている。
また、レバー30は、概ね平板状をなしているので、操作部の両端から一対のアーム部を延出させた形態のレバーに比べて小型化を図ることができる。
また、カム部33は、母体部32から片持ち状に延出する形態であるため、ハウジングの嵌合又は離脱中に母体部32に対して相対的に変位し、両ハウジング10,60の嵌合動作又は離脱動作が正しく行われなくなることが懸念される。しかし、本実施形態では、カム部33と母体部32を補強部39によって連結しているので、カム部33が母体部32に対して相対変位する(レバー30が変形する)虞はない。
また、両ハウジング10,60が嵌合した状態において、レバー30が板厚方向へ変位しようとしても、レバー30の外側面が機能発生部65に当接することによって、レバー30の板厚方向へのガタ付きが防止される。
また、機能発生部65は、第1収容空間15の右内側面との間でレバー30を挟む形態とされているので、レバー30の板厚方向へのガタ付きが確実に規制される。
また、機能発生部65は嵌合用カムフォロア68及び離脱用カムフォロア69の形成母体として機能しているので、機能発生部65とは別に専用のカムフォロア支持手段を設ける場合に比べて、第2ハウジング60の形状が簡素化されている。
また、変位規制リブ52が、雌端子金具12の抜止め手段であるリテーナ50に一体形成されているので、変位規制手段をリテーナとは別体の部品とした場合に比べて、部品点数が少なくて済んでいる。
また、レバー30は、変位規制リブ52の左外側面と第1収容空間15の右内側面との間で挟まれるので、板厚方向へのガタ付きが確実に規制されている。
また、レバー30のカム操作部41がロックアーム22の解除操作部24の近傍に配されているので、ロックアーム22によるロック解除操作に引き続いてレバー30を変位させるカム操作を行うことができ、作業性がよい。
また、本実施形態では、レバー30が、略平板状をなすとともに、その板面と略平行な方向(板厚方向と直角な方向)に変位するようになっているため、レバー30のカム操作部41の面積を充分大きく確保できないことが懸念される。しかし、本実施形態では、干渉規制部43をカム操作部41から板厚方向へ延出する形態としてたので、干渉規制部43もカム操作部41として利用することができ、レバー30の操作性がよい。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態ではレバーの板厚方向をキャビティの並び方向と平行に向けたが、本発明によれば、レバーの板厚方向はキャビティの並び方向と略直角な方向としてもよい。
(2)上記実施形態では支持軸が収容空間におけるロックアームとは反対側の内側面から突出するようにしたが、本発明によれば、支持軸が収容空間におけるロックアーム側の内側面から突出するようにしてもよい。
(3)上記実施形態では支持軸を収容空間の内側面に設け、軸受孔をレバーに設けたが、本発明によれば、支持軸をレバーの外側面に設け、軸受孔を収容空間の内側面に設けてもよい。
15…第1収容空間(収容空間)
15b…組付用空間
16…支持軸
30…レバー
34…軸受孔
60…第2ハウジング
65…機能発生部
68…カムフォロア
Claims (3)
- 第1ハウジングに設けた収容空間内に概ね平板状をなすレバーが収容され、
前記レバーを支持軸を中心として回動させることにより、前記第1ハウジングと第2ハウジングとが嵌合又は離脱されるようになっており、
前記収容空間と前記レバーのうち一方には前記支持軸が設けられ、
前記収容空間と前記レバーのうち他方には軸受孔が設けられ、
前記収容空間内において前記レバーを板厚方向へ変位させつつ前記支持軸と前記軸受孔を嵌合させることで、前記レバーが前記収容空間内に組み付けられ、
前記レバーが組み付けられた状態では、前記収容空間内に、前記支持軸と前記軸受孔との嵌合の際に前記レバーを移動させるための組付用空間が残存するようになっているレバー式コネクタであって、
前記第2ハウジングには、前記第1ハウジングとの嵌合に伴って前記組付用空間内に進入し、前記レバーの側面を当接させることで前記レバーの板厚方向への変位を規制する機能発生部が設けられていることを特徴とするレバー式コネクタ。 - 前記機能発生部が、前記収容空間の内側面との間で前記レバーを挟む形態とされていることを特徴とする請求項1記載のレバー式コネクタ。
- 前記両ハウジングの嵌合及び離脱の際に前記レバーに係合されるカムフォロアが、前記機能発生部の側面に突出形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレバー式コネクタ。
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