JP2007109475A - 検知端子及びそれを備えたレバー式コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】検知端子60は、基板部61と、この基板部61の両端側を支点部としてそこから相互に接近する方向へ延びる第1ばね部62及び第2ばね部63とを備える。第1ばね部62には接点用端子98と接触可能な接点部65が形成され、第2ばね部63にはレバー40の変位に伴ってこのレバー40から押圧力を受ける被押圧部66が形成されている。第2ばね部63の延出端部は、第1ばね部62の延出端部に対しレバー40側で重なり、被押圧部66が押圧力を受けたときに第1ばね部62の延出端部を押圧してこの第1ばね部62を撓み変形させて接点用端子98と非接触状態とする。第2ばね部63は1枚のばね板によって構成され、第1ばね部62は、一対の接点用端子98と個別に対応して相互に独立した撓み動作を行う2枚のばね板によって構成される。
【選択図】図25
Description
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記基板部の側縁には側壁が立ち上げ形成され、この側壁には前記第2ばね部の側縁に対し前記可動部材側から被さるようにして当接するばね押さえ部が形成され、前記第2ばね部はその延出端部を折り返して形成されて記ばね押さえ部に対しプリロードを付与するところに特徴を有する。
両コネクタハウジングが正規嵌合するまでの間、可動部材が第2ばね部の被押圧部を押圧し、その押圧に伴って第2ばね部が撓み変形するとともに、この第2ばね部の延出端部に押されて第2ばね部も撓み変形し、これにより、第2ばね部の接点部が対応する接点用端子と非接触状態に保たれる。そののち両コネクタハウジングが正規嵌合すると、第2ばね部が復帰するとともに第1ばね部が復帰し、これにより、第1ばね部の接点部と接点用端子とが接触して両者が短絡状態となって検知回路が閉成される。このとき仮に、両接点用端子のアライメントがずれていても、相互に独立した二枚の第1ばね部がそれぞれ個別に撓み動作を行うことによってアライメントのずれを吸収できるので、両第1ばね部のうちのいずれかが接点用端子と非接触状態となるようなことはなく、接点用端子に対する接触信頼性を確保することができる。
第1ばね部が基板部の一部を切り起こして形成されているので、延出部分を折り返して形成される場合に比べ、材料取りが良好となって歩留まりを向上させることができる。
<請求項3の発明>
第2ばね部がプリロード状態で配されてばね押さえ部に押さえ付けられているから、ばね押さえ部が設けられることなく自由状態で配されるものに比べ、第2ばね部を折り返し形成するに際し、製造容易であるとともに、被押圧部を可動部材に対する良好な接触位置に正確に位置合わせすることができる。また、第2ばね部と第1ばね部とが接触可能な状態にあるので、ばね押さえ部により第2ばね部を位置決めすれば、第1ばね部も同時に位置決めすることができる。
レバーを回動操作すると、レバーの押圧部が被押圧部に対し嵌合方向後方より接触し、回動軌跡を描きつつ摺接するが、その場合に、第2ばね部が摺接方向に沿って延出する形態であるため、第2ばね部の撓み動作が円滑となる。第1ばね部は、逆に、後方へと延出するようにしてあるため、接点用端子との接触を嵌合の早期においてかつ充分な接触圧を得ることができる。
接点用端子とハーネス回路を構成する端子金具の一部または全部とを同一部品にて構成することができるので、部品点数を削減することができ、低コスト化を実現できる。
本発明の実施形態1を図1ないし図26によって説明する。本実施形態のコネクタは、エアバッグ用コネクタに適用した場合を例示するものであって、互いに嵌合可能な雌雄一対のコネクタハウジング10,80を備えて構成されている。なお、以下の説明において上下方向については図1を基準とし、前後方向については両コネクタハウジング10,80の互いの嵌合面側を前方とする。
さらに、フード部81の下壁の内面には、各嵌合凹部83の幅方向中心軸から左右両側へ寄った位置でかつこのフード部81の前端位置に、レバー40に設けられた引っ掛け部43と係合して両コネクタハウジング10,80の嵌合姿勢を矯正する受け部91が突設されている。さらにまた、フード部81の上壁の内面には、各嵌合凹部83の幅方向中心軸から左右両側へ寄った位置に、前後方向に延びる縦板状の解除突部92が突設されている。
また、ハウジング本体11の一側端には検知端子収容部16が形成されている。検知端子収容部16は、上段に位置する雌側端子金具97のキャビティ12群と隣接して平行に配置されており、ここに後方から検知端子60が収容可能とされている。
また、第1ばね部62が基板部61の一部を切り起こして形成されているので、延出部分を折り返して形成される場合に比べ、材料取りが良好となって歩留まりを向上させることができる。
さらに、両コネクタハウジング10,80の嵌合が完了した時点では、レバー40は嵌合完了位置へと移行している。この位置ではレバー40が雌側のコネクタハウジング10から後方へ突出する量が相対的に小さい状態となっているため、全体のコンパクト化が図られている。このような構造であると、レバー40を回動操作させると、レバー40の押圧部44は被押圧部66に対し嵌合方向後方より接触し、回動軌跡を描きつつ前方へと摺接する。その場合において、第2ばね部63が上記の摺接方向に沿って延出するようにしてあるため、第2ばね部63は撓み変形を容易に行うことができる。第1ばね部62は、逆に、後方へと延出するようにしてあるため、接点用端子98との接触を嵌合の早期においてかつ充分な接触圧を得ることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明によれば、接点用端子は検知端子を配した側のコネクタハウジング、つまり雌側のコネクタハウジングに併せて組み込むことも可能である。
(2)本発明によれば、被押圧部はレバー等の可動部材と所定範囲で接触可能な形態であるばよく、第2ばね部から突出する形態をとっていなくてもよい。
(3)本発明によれば、レバーでない可動部材、例えば、コネクタハウジングを嵌合状態に保持する撓み変形可能なロックアームにも適用可能である。
(4)本発明によれば、雄側端子金具が一列で並列して配されていてもよく、その場合に、接点用端子はこれら雄側端子金具の全部と同一形状をなしていてもよい。
11…ハウジング本体
21…収容空間
22B…ガイド溝
23…レバー装着面
40…レバー
42…係止片
43…引っ掛け部
44…押圧部
45…先行押圧部
46…姿勢矯正アーム
47…カム板
60…検知端子
62…第1ばね部
63…第2ばね部
66…被押圧部
80…雄側のコネクタハウジング
81…フード部
89…ロック突部
97…雌側端子金具
98…接点用端子
99…雄側端子金具
Claims (5)
- 相互に嵌合可能なコネクタのうちの一方のコネクタハウジングに設けられ、両コネクタハウジングが正規嵌合したときにのみ、一方または他方のコネクタハウジングのいずれかに設けられた一対の接点用端子と接触して検知回路を閉成するようになっている検知端子であって、
基板部と、この基板部の両端側を支点部としてそこから相互に接近する方向へ延び、前記支点部を支点としてそれぞれ撓み変形可能とされる第1ばね部及び第2ばね部を備え、
前記第1ばね部には前記接点用端子と接触可能な接点部が形成され、前記第2ばね部には外部に配された可動部材の変位に伴ってこの可動部材から押圧力を受ける被押圧部が形成されており、
前記第2ばね部の延出端部は、前記第1ばね部の延出端部に対し前記可動部材側で重なり、前記被押圧部が押圧力を受けたときに前記第1ばね部の延出端部を押圧してこの第1ばね部を撓み変形させることによって前記接点用端子と非接触状態とするものであり、さらに、
前記第2ばね部は、1枚のばね板によって構成される一方、前記第1ばね部は、前記一対の接点用端子と個別に対応して相互に独立した撓み動作を行う2枚のばね板によって構成されることを特徴とする検知端子。 - 前記第1ばね部は、前記基板部の一部を切り起こして形成されていることを特徴とする請求項1に記載の検知端子。
- 前記基板部の側縁には側壁が立ち上げ形成され、この側壁には前記第2ばね部の側縁に対し前記可動部材側から被さるようにして当接するばね押さえ部が形成され、前記第2ばね部は、その延出端部を折り返して形成されて前記ばね押さえ部に対しプリロードを付与することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検知端子。
- 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の検知端子を備えたレバー式コネクタであって、
前記第1ばね部は前記一方のコネクタハウジングの嵌合方向前方に位置して後方へ延出する形態とされ、前記第2ばね部は前記一方のコネクタハウジングの嵌合方向後方に位置して前方へ延出する形態とされており、
前記一方のコネクタハウジングは、前記他方のコネクタハウジングに設けられたカムピンと係合可能なカム溝を有するレバーを備え、
前記レバーは、前記一方のコネクタハウジングの後方へ相対的に突出量の大きい嵌合初期位置から相対的に突出量の小さい嵌合完了位置へと回動操作されることにより、前記カム溝と前記カムピンとの係合によるカム作用によって前記両コネクタハウジングの嵌合動作を助勢するようになっており、かつ、前記レバーは前記可動部材として構成され、前記被押圧部を押圧可能な押圧部を有しており、
前記押圧部は、前記両コネクタハウジングが正規嵌合するまで回動操作される間は、前記被押圧部を前記一方のコネクタハウジングの嵌合方向後方より前方へ向けて回動軌跡を描きつつ摺接状態で押圧することで、前記接点部が前記接点用端子と離間する位置に撓み変位させるような押圧状態を保持し、前記レバーが前記両コネクタハウジングを正規嵌合させる位置まで回動操作されたときには前記押圧を解除して前記接点部が前記接点用端子と接触可能となるよう復帰することを特徴とするレバー式コネクタ。 - 前記接点用端子は、前記他方のコネクタハウジングに設けられており、かつ、この他方のコネクタハウジングに装着されたハーネス回路を構成する端子金具の一部または全部と同一形状をなしていることを特徴とする請求項4に記載のレバー式コネクタ。
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