JPH076629Y2 - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH076629Y2
JPH076629Y2 JP6560789U JP6560789U JPH076629Y2 JP H076629 Y2 JPH076629 Y2 JP H076629Y2 JP 6560789 U JP6560789 U JP 6560789U JP 6560789 U JP6560789 U JP 6560789U JP H076629 Y2 JPH076629 Y2 JP H076629Y2
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JP
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cam
connector
housing
male
pin
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JPH034672U (ja
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典 井上
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、雄端子を収容した雄コネクタハウジングと、
雌端子を収容した雌コネクタハウジングを嵌合して電気
的導通するコネクタに関するものである。
「従来の技術」 一般に広く使用されるコネクタは、嵌合導通すべき端子
数が少ない小極数構造の場合は、嵌合のための挿入力が
低く、簡便にして確実に嵌合できるものの、端子数が多
い多極構造の場合は、その挿入力が大きくなるので、嵌
合作業がやりにくく、両者が充分に嵌合しない半嵌合を
生ずることがある。
そこで、この多極構造コネクタの嵌合性を向上させる手
段として、特開昭55−80282号公報に開示された「挿入
力の小さなコネクタ組立体」の提案がある。即ち、この
「コネクタ組立体」は、嵌合する雄コネクタハウジング
と雌コネクタハウジングの嵌合方向と直交する方向に作
動する環状の作動部材を一側のハウジングの外周に嵌
め、その作動部材の作動力を、嵌合する他側のハウジン
グに増幅して伝達し、挿入力の低下を図る構造になって
いる。
「考案が解決しようとする課題」 前記の公知手段の「コネクタ組立体」は、作動部材の左
右移動による作動力を、直交方向に変換してコネクタハ
ウジングに伝達し、挿入力として利用する構造のため、
伝達される挿入力の増幅度が低く、コネクタの挿入性向
上が良好とは言い難い不具合点がある。
さらに、この「コネクタ組立体」は、コネクタハウジン
グの外周に嵌めた作動部材が、嵌合したコネクタハウジ
ングの左右の一側に片寄せされて遊嵌した状態で使用さ
れるので、コネクタ使用時に該作動部材が何等かの外力
を受けたとき、そのセット姿勢が容易に移動してコネク
タの嵌合崩れを生ずることがある。
本考案は、以上の従来手段の難点を解消するコネクタを
提供するのが目的である。
「課題を解決するための手段」 以上の技術課題を解決する本考案のコネクタは「一側の
コネクタハウジングの前方のフード部に、他側のコネク
タハウジングの前半部分を収納して嵌結合するコネクタ
において、該他側のコネクタハウジングは、上下壁の外
側にスリット部を介する保護板が一体に設けられると共
に、該スリット部に脚状のカム板を挿入し、かつ、該他
側のコネクタハウジングの側方に出た該カム板端を結ぶ
操作部を有する二脚状の作動部材が装着され、該カム板
は、支点ピンを介して前記保護板に回転自在に係合する
と共に「該支点ピンと前記操作部の中間に位置して縁部
に開口始端を有し、かつ、前記支点ピンからの距離が終
端方向に漸減するカム溝」が形成されており、さらに、
前記一側のコネクタハウジングの前端近傍には、前記カ
ム溝の従節のカムピンが立設され、前記カム溝の開口始
端を該カムピンに臨ませて配列し、前記操作部の前記一
側のコネクタハウジング側方への移転添着によって、該
カムピンを該カム溝に導入し、前記一対のコネクタハウ
ジングに増幅された強制近接力を付与し、嵌結合させる
構造」からなっている。
「作用」 以上の構成の本考案のコネクタは作動部材の操作部の回
転移転によって、一側のコネクタハウジングに設けた上
下一対のカム従節のカムピンが、他側のコネクタハウジ
ングの上下を挟む作動部材のカム溝に導入されるので、
カム従節側の一側のコネクタハウジングの上下に、増幅
された強い上下均等な前進力が付与され、一対のコネク
タハウジングは強い嵌合抵抗力に抗して簡便かつ確実に
嵌結合される。そして、以上の嵌結合作用をなすカム板
は、コネクタハウジングの上下壁と保護板に内在すると
共に、その操作部はコネクタハウジングの側方に添着収
納されるので、有害な外力の影響が極めて少なく、コネ
クタハウジングの嵌結合姿勢が安定する。
「実施例」 以下、実施例に基づいて詳しく説明する。本考案の一実
施例を示す第1、2図を参照して、雄端子を収容した雄
コネクタハウジング1(以下、単に雄ハウジング1とい
う)と雌端子を収容した雌コネクタハウジング2(以
下、単に雌ハウジングという)の対からなり、雌ハウジ
ング2の前半部分に設けたフード部3に、雄ハウジング
1の前半部分を収納して両者を嵌結合し、電気的導通す
るコネクタにおいて、雄ハウジング1の上下周壁4のそ
れぞれの外側には、スリット部6を介して上下周壁4と
平行し、かつ、上下周壁4の後端部位に固定端を有する
片持梁状の保護板5が形成されており、上下周壁4の外
側は、その保護板5によって概ね全面が覆われている。
そして、この雄ハウジング1には、上下のスリット部6
に脚状のカム板8A8Bを挿入し、回転自在となる作動部材
7が装着され、当該コネクタの挿入力の増幅機構を形成
している。詳しくは、第1図(A)〜(C)参照、作動
部材7は上下に平行して対称するカム板8A8Bと、そのカ
ム板の頭部を連結した帯状の操作部9を主部とするコ字
状の二脚体をなしており、カム板8A8Bの外側の対称位置
に、支点ピン11が突設されると共に、支点ピン11と操作
部9の中間のカム板8A8Bの内側の対称位置にカム溝10が
設けてある。そして、カム溝10はカム板8A8Bの縁部に開
口始端10Aを有し、脚板10Bの中間部位に終端10Bを有す
る幅Bの曲線溝をなし、そのカム溝10の中心線10′は、
支点ピン11の中心11′からの距離Lが、開口始端10Aか
ら終端10Bに向かって漸減する形状を有し、後述する雌
ハウジング2のカムピン14を開口始端10Aから受け入れ
て終端10Bに導く溝カムをなしている。
そして、雄ハウジング1の保護板5の中央後方寄りに
は、第1図(C)(E)参照、前記の支点ピン11を回転
自在に嵌着する支点ピン孔12が穿設されると共に、保護
板5のそれぞれの前縁の内側から、それぞれの支点ピン
孔12に至る支点ピン誘導溝13が形成されており、作動部
材7のカム板8A8Bの支点ピン11を、雄ハウジング1の保
護板5の支点ピン誘導溝13に嵌めて押し込むと、片持梁
状の保護板5が弾性変位して支点ピン11の挿入を許容
し、最終的には支点ピン11が支点ピン孔12に嵌着すると
共に、カム板8A8Bが雄ハウジング1の上下のスリット部
6に挿着され、雌雄ハウジング1・2が結合しない自由
状態において、カム板8A8Bの端部が雄ハウジング1の側
壁から突き出して操作部9がその側壁に当接して停止す
ると共に、カム溝10の開口始端10Aが、雄ハウジング1
の中央部位に位置して、相手側ハウジングのカムピン14
に臨むように構成されている。
なお、雄ハウジング1のスリット部6に装着したカム板
8A8Bの下面と、上下周壁4との間には、第1図(B)の
ように、雌ハウジング2のフード部3を受け入れるクリ
ヤランスCが設けてある。
一方、雌ハウジング2の上下周壁4の前縁近傍の中間位
置には、前記の自由状態の雄ハウジング1のカム溝10の
開口始端10Aに対向して配列されたカムピン14が一体に
隆設されており、このカムピン14は前記のカム溝10に嵌
入し、カム溝10に導かれて移動するカム従節をなしてい
る。
そして、第2図のように以上の雄雌ハウジング1・2を
対向させて、カムピン14を雄ハウジング1のカム溝10の
開口始端10Aに入れ、雌ハウジング2のフード部3に雄
ハウジング1の前端を僅かに入れて両者を係合させ、作
動部材7の操作部9を図示矢印Aのように、雌ハウジン
グ2の側方へ回転移動させると、カムピン14が回転作動
するカム溝10に導かれてカム溝の終端10Bに達すると共
に、作動部材7の操作部9が雌ハウジング2の側壁に添
着して停止し、雌雄ハウジング1・2が相互に近接して
嵌着し、正常姿勢で結合するように構成されている。
以上の構成の本考案のコネクタによると、雄ハウジング
1の上下壁4をカム板8A8Bで挟む作動部材7が装着さ
れ、そのカム板8A8Bには、回転中心とする支点ピン11と
回転原動力を生ずる操作部9との中間に位置し、かつ、
開口支点10Aから終点10B方向に、支点ピン11からの漸近
線を有するカム溝10が設けられ、そのカム溝10に、カム
従節に当る雌ハウジング2のカムピン14が導かれて雌雄
ハウジング1・2が嵌着するので、作動部材7の操作部
9の反転作動によるモーメントが機械的に大きく増幅さ
れてカム従節のカムピン14に伝達され、それに基づいて
雌ハウジング2は雄ハウジング1への強大な近接力が上
下均等に付与される。
従って、挿入抵抗力の大きい多極構造の一対のハウジン
グでも傾くことなく円滑に嵌合し、指先等で行う操作部
9の回転によって、雌雄ハウジング1・2が容易にして
確実に嵌合される。そして、その嵌着セット姿勢の作動
部材7の逆転は、カム従節のカムピン14のカム溝10の逆
動を伴うので、操作部9を人為的に引き起こさない限り
困難であり、コネクタ使用中の外力によって逆動するお
それがなく、コネクタの結合姿勢が極めて安定する。
さらに、以上の増幅嵌着力を生ずる作動部材7のカム板
8A8Bは、雄ハウジング1の上下壁4を覆う保護板5に内
在すると共に、そのカム板8A8Bを連結する操作部9は、
雌雄ハウジング1・2の側方に添着セットされる構造の
ため、コネクタ使用時の何等かの外力によって作動部材
7が破損したりセット姿勢を崩すおそれは極めて少な
く、コネクタの結合姿勢は良好に維持される。
「考案の効果」 以上の説明のように、本考案のコネクタは、結合抵抗力
が大きい多極構造の場合も、簡便かつ確実に結合して結
合不良が防止されると共に、その結合セット姿勢が極め
て安定し、コネクタの嵌合作業性の向上と、コネクタ品
質の安定向上を図る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案一実施例のコネクタを示し、(A)はそ
の斜視図、(B)はその正面図、(C)はその作動部材
と雄コネクタハウジングの斜視図、(D)はその作動部
材のカム板の平面図、(E)はその雄コネクタハウジン
グの保護板の平面図、第2図(A)(B)(C):第1
図実施例のコネクタの嵌合を示す平面図 主な符号、1:雄コネクタハウジング、2:雌コネクタハウ
ジング、3:フード部、4:ハウジングの上下壁、5:保護
板、6:スリット部、7:作動部材、8A8B:カム板、9:操作
部、10:カム溝、10A:カム溝の開口始端、10B:カム溝の
終端、11:支点ピン、12:支点ピン孔、13:支点ピン誘導
溝、14:カムピン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側のコネクタハウジングに、カム溝を有
    する作動部材が取付られ、他側のコネクタハウジング
    に、前記カム溝と係合するカムピンを設け、前記カム溝
    の始端を前記カムピンに臨ませてセットし、前記作動部
    材の回動によって、前記カムピンが前記カム溝に導入さ
    れて嵌合されるコネクタにおいて、前記一側のコネクタ
    ハウジングに設けた保護板に、前記作動部材が装着され
    た構造を特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】コネクタハウジングの周壁と保護板との間
    に、作動部材のカム板を挿入するスリットを設けた実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】作動部材は、カム板と該カム板の頭部に連
    結した操作部からなり、支点ピンを介して、保護板に回
    転自在に係合されている実用新案登録請求の範囲第
    (1)項または第(2)項記載のコネクタ。
JP6560789U 1989-06-05 1989-06-05 コネクタ Expired - Lifetime JPH076629Y2 (ja)

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JP6560789U JPH076629Y2 (ja) 1989-06-05 1989-06-05 コネクタ

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JP6560789U JPH076629Y2 (ja) 1989-06-05 1989-06-05 コネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2598603Y2 (ja) * 1992-08-19 1999-08-16 矢崎総業株式会社 低挿抜力コネクタ
JP5146776B2 (ja) * 2009-03-06 2013-02-20 住友電装株式会社 レバー式コネクタ
JP2015056281A (ja) * 2013-09-12 2015-03-23 矢崎総業株式会社 レバー式コネクタ

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