JP2002313486A - 分割コネクタ - Google Patents

分割コネクタ

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JP2002313486A
JP2002313486A JP2001118724A JP2001118724A JP2002313486A JP 2002313486 A JP2002313486 A JP 2002313486A JP 2001118724 A JP2001118724 A JP 2001118724A JP 2001118724 A JP2001118724 A JP 2001118724A JP 2002313486 A JP2002313486 A JP 2002313486A
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male
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fitting
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JP2001118724A
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Hideji Tate
秀司 舘
Kiyobumi Ichida
清文 市田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合操作力を低減することの可能な分割コネ
クタを提供する。 【解決手段】 雄側サブコネクタ40Aは、雄側フレー
ム20に対して嵌合方向に沿って変位可能に組み付けら
れている。雄側フレーム20には弾性規制片31が設け
られており、雌雄両コネクタF,Mを嵌合したときに
は、弾性規制片31が雌側コネクタFの押圧によって弾
性変形されて雄側サブコネクタ40に係止することで、
雄側サブコネクタ40Aが仮係止位置に保持され、他の
雄側サブコネクタ40Bよりも先に相手側と結合され
る。結合が終了すると共に、弾性規制片31が復帰変形
して係止が解除され、雄側サブコネクタ40Aを嵌合方
向の奥方へ変位させつつ、続いて雄側サブコネクタ40
Bの結合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、嵌合操作力の低減
を図った分割コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】多極のコネクタにおいては、端子金具の
誤挿入を防止する等の理由から、分割型のコネクタが一
部で採用されている。この分割コネクタは、フレームに
形成した複数の収容部内に、それぞれ端子金具を装着し
たサブコネクタハウジングを収容して保持させる構成と
なっており、このコネクタを相手側のコネクタと嵌合す
ることで、各サブコネクタハウジングが対応する相手側
のコネクタハウジングと結合され、端子金具が相手側の
端子金具と接続されるようになっている。このような分
割コネクタにおいては、端子金具同士の摩擦に起因する
嵌合抵抗が大きくなるため、例えばレバーのカム作用を
利用して嵌合操作力の低減を図ったものが実開平5−5
5470号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年ではコネ
クタの多極化が進み、嵌合操作力がより増大する傾向に
あるため、更なる操作力低減の手段が望まれていた。本
発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、嵌合操作力を低減することの可能な分割コネクタを
提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る分割コネクタは、相手側コネ
クタと嵌合可能な筒状の嵌合部と複数の収容部とが形成
されたフレームと、端子金具が装着され前記各収容部に
個別に収容される複数のサブコネクタハウジングとを備
え、前記相手側コネクタとの嵌合によって前記各サブコ
ネクタハウジングが相手側コネクタに設けられた相手側
コネクタハウジングと結合されるようにした分割コネク
タであって、前記複数のサブコネクタハウジングのうち
の一部のサブコネクタハウジングは、前記フレームに対
して前記相手側コネクタとの嵌合方向に沿って変位可能
に組み付けられており、当該サブコネクタハウジングと
前記フレームとの間には前記相手側コネクタが嵌合され
るときに当該サブコネクタハウジングを最終組付位置よ
りも嵌合方向の先方位置に保持する保持手段が設けら
れ、かつこの保持手段は当該サブコネクタハウジングと
前記相手側コネクタハウジングとの結合が終了すると共
に解除されて、当該サブコネクタハウジングを前記最終
組付位置側へ変位させつつ、続いて他のサブコネクタハ
ウジングと前記相手側コネクタハウジングとの結合を行
うようにされ、かつ前記保持手段は、前記フレームにお
ける前記嵌合部又は前記収容部の内側に形成されて、前
記嵌合方向に直交する方向に弾性変形可能な弾性規制片
により構成されるとともに、当該サブコネクタハウジン
グと前記相手側コネクタハウジングとの結合途中には、
前記弾性規制片が前記相手側コネクタからの押圧によっ
て弾性変形させられて当該サブコネクタハウジングに係
止し、前記相手側コネクタハウジングとの結合が終了す
るとともに、前記弾性規制片が復元変形して当該サブコ
ネクタハウジングとの係止が解除されるようにしたとこ
ろに特徴を有する。
【0005】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、保
持手段によって一部のサブコネクタハウジングを最終組
付位置よりも嵌合方向の先方位置に保持して他のサブコ
ネクタハウジングよりも先に相手側コネクタハウジング
と結合させる。結合が終了すると共に、保持手段は保持
を解除して、一部のサブコネクタハウジングを嵌合方向
の奥方へ変位させつつ、続いて他のサブコネクタハウジ
ングの結合を行う。このように、一部のサブコネクタハ
ウジングと他のサブコネクタハウジングとについて相手
側との結合位置が互いに異なるようにすることで、嵌合
操作力のピーク値を低減することができる。
【0006】また、相手側コネクタハウジングとの結合
中には、フレームに設けられた弾性規制片が相手側コネ
クタの押圧によって弾性変形させられ、弾性規制片がサ
ブコネクタハウジングに係止することでこのサブコネク
タハウジングの嵌合方向の奥方への変位が規制される。
結合が終了するとともに弾性規制片が復元変形してサブ
コネクタハウジングに対する係止が解除され、サブコネ
クタハウジングが嵌合方向へ変位できるようになる。ま
た、仮に弾性規制片をサブコネクタハウジング側に設け
た場合には、弾性規制片の一部がハウジングから突出し
た構成となるため、サブコネクタハウジングを搬送する
際などに弾性規制片が異物に当接して傷む虞がある。し
かし、本発明では、弾性規制片をフレームの嵌合部又は
収容部の内側に形成したため、弾性規制片を保護するこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図1から図11を参照して説明する。本実施形態のコ
ネクタは、図1に示すように、互いに嵌合・離脱が可能
な雄側コネクタM(本発明の「分割コネクタ」に相当)
と、雌側コネクタF(本発明の「相手側コネクタ」に相
当)とから構成されている。
【0008】まず雌側コネクタFについて図1及び図2
によって説明すると、雌側コネクタFは、合成樹脂材か
らなる雌側フレーム10と、同じく合成樹脂材からなり
雌側フレーム10に保持される3つの雌側サブコネクタ
ハウジング11A〜11C(本発明の「相手側コネクタ
ハウジング」に相当、以下雌側サブコネクタという)と
を備えている。雌側フレーム10は、前後方向(図1の
左方を前側とする)に広く下方に開放する筒状のフード
部12を備えている。フード部12の縁部は一部が上下
にフランジ状に延出しており、そこに左右に一対ずつロ
ック孔12Aが開口している。また、フード部12の上
面を貫通するようにして、上下に開口する略角筒形をな
す3つの収容部13A〜13Cが雌側フレーム10の長
手方向に並んで設けられている。各収容部13A〜13
Cには、それぞれ雌側サブコネクタ11A〜11Cが収
容される。
【0009】雌側サブコネクタ11A〜11Cは、外形
略直方体状をなしており、図示しないロック手段によっ
て収容部13A〜13C内に保持される。各雌側サブコ
ネクタ11A〜11Cは、雌側フレーム10に装着され
た状態では、雄側との結合面(底面)が互いに面一にな
っている。各雌側サブコネクタ11A〜11Cには、上
下に開口する複数のキャビティ14が整列して設けられ
ており、各キャビティ14には雌側端子金具(図示せ
ず)を装着可能とされている。この雌側端子金具は、一
端に端子接続部を備えており、ここに後述する雄側端子
金具43のタブ43Aが挿入されるとその内部に備えら
れた弾性接触片がタブ43Aに対して弾性的に接触する
ことで導通が取られるようになっている。
【0010】一方、雄側コネクタMは、合成樹脂材より
なる雄側フレーム20と、同じく合成樹脂材よりなり雄
側フレーム20に保持される2つの雄側サブコネクタハ
ウジング40A,40B(40Aは本発明の「一部のサ
ブコネクタハウジング」、40Bは「他のサブコネクタ
ハウジング」に相当、以下雄側サブコネクタという)と
を備えている。雄側フレーム20は、図3から図5に示
すように、雌側フレーム10と同様に前後方向に細長い
形状をなしており、その上部に前記したフード部12の
内側に嵌合可能な筒状の嵌合部21を備えている。嵌合
部21の外周にはロックアーム22が左右一対ずつ上方
に向けて突設されている。ロックアーム22は、雄側フ
レーム20の幅方向に弾性変形可能とされており、雌側
フレーム10と雄側フレーム20とを嵌合したときに
は、ロックアーム22がロック孔12Aに進入すると共
に、その先端の突起部分がロック孔12Aの縁部に弾性
的に係合することで雌雄両フレーム10,20が嵌合状
態にロックされるようになっている。
【0011】雄側フレーム20の下部には、上下に開口
する角筒状をなすとともに、仕切壁23によって前後に
仕切られた大小2つの収容部24A,24Bが形成さ
れ、それぞれ雄側サブコネクタ40A,40Bを収容可
能となっている。収容部24Bの左右両側壁には、雄側
サブコネクタ40Bを収容部24B内にロックするため
の一対のロック片32が形成されている。収容部24A
には、左右の側壁に一対ずつ上下方向に溝状をなす凹部
26が設けられている。各凹部26の内側には正面から
見てL字断面をなす係止片27が形成されており、その
先端部は上方に向けて延びて嵌合部21内に突出してい
る。各係止片27の先端部は、雄側フレーム20の幅方
向に弾性変形可能とされている。また、各係止片27の
上下方向の中央付近には、収容部24Aの内側に向けて
仮係止用突起27Aが設けられている。収容部24Aの
左右側壁には、計3カ所において下端側から上方へ一対
ずつ切り込みが入れられて、その切り込みの間に厚み方
向に弾性変形可能な抜止片29が形成されている。各抜
止片29の先端には、収容部24Aの壁面よりも内側へ
突出する抜止突起29Aが形成されている。各抜止突起
29Aの下面には、先細り状となるようなテーパ面が形
成されている。
【0012】収容部24Aの左右側壁間には、前後方向
中央位置に正面から見て門形をなす支持壁30が橋渡し
状に設けられ、その上部が嵌合部21内に突出してい
る。この支持壁30の内側には、弾性規制片31が支持
されており、支持壁30は弾性規制片31の上方及び側
方を囲うような形態となっている。弾性規制片31は、
前後に平たく上下に細長い板状をなしており、その左右
両側縁の中央部が連結部31Aを介して支持壁30に接
続されている。弾性規制片31は、一対の連結部31A
を捻り変形させることで連結部31Aを中心として前後
方向へ弾性的に傾動可能とされている。弾性規制片31
の下端には、係止部31Bが前方へ突出して設けられて
おり、後述の雄側サブコネクタ40Aに係合可能とされ
ている。また、弾性規制片31の上端は、嵌合部21の
内側に位置しており、ここに被押圧部31Cが同じく前
方へ突出して設けられている。この被押圧部31Cの上
面には後述するように雌側コネクタFの押圧部16に当
接可能なテーパ面が形成されている。
【0013】なお、詳細には示さないが、雌側フレーム
10にはレバー(図示せず)が軸支され、そのレバーに
形成されたカム溝に、雄側フレーム20の側面に突設さ
れたフォロワピン33が嵌合される。そして、レバーの
揺動によるカム作用によって雌側フレーム10に雄側フ
レーム20が引き寄せられ、雌雄のコネクタF,Mが嵌
合されるようになっている。
【0014】雄側サブコネクタ40A,40Bは、図
1,図6及び図7等に示すように、共に外形略直方体状
をなしており、上下方向、幅方向についてはほぼ同一の
外寸法であり、前後方向については雄側サブコネクタ4
0Aが雄側サブコネクタ40Bの倍程度の外寸法を有し
ている。両雄側サブコネクタ40A,40Bには、相手
側の雌側サブコネクタ11A〜11Cの各キャビティ1
4に対応する位置に複数のキャビティ41が形成され、
各キャビティ41には雄側端子金具43がそのタブ43
Aを上方へ突出させた状態で装着されるようになってい
る。雄側サブコネクタ40Bには、左右側壁にロック突
起44が突設されており、これが前記した収容部24B
のロック片32に係合することで、雄側サブコネクタ4
0Bが収容部24B内に収容された状態で保持される。
【0015】雄側サブコネクタ40Aの左右両側壁に
は、各係止片27に対して下側から係合可能な抜止突片
46が一対ずつ設けられている。さらに、雄側サブコネ
クタ40Aの左右両側壁には、前端付近に各係止片27
の仮係止用突起27Aに係合可能な係止突起47が設け
られている。
【0016】雄側サブコネクタ40Aは、雄側フレーム
20に対して、本体部分全体が収容部24A内に収まる
最終組付位置と、この最終組付位置よりも嵌合方向の先
方(上方)に位置する仮係止位置との間で変位可能に組
み付けられている。雄側サブコネクタ40Aが仮係止位
置にある場合は、図1及び図7に示すように、雄側サブ
コネクタ40Aが収容部24Aより嵌合部21側へ張り
出しており、前記の抜止突片46が係止片27の下側に
係止するとともに、係止突起47が仮係止用突起27A
に対して上方から係合することで雄側サブコネクタ40
Aが係止される。なお、係止突起47と仮係止用突起2
7Aとの互いの係止面にはそれぞれ緩やかな傾斜角を持
ったテーパ面が形成されており、係止突起47と仮係止
用突起27Aとが互いに係止した状態から、雄側サブコ
ネクタ40Aに対して押し込む方向への外力が加えられ
ると、係止片27は前記のテーパ面に案内されて外側へ
弾性変形されて、雄側サブコネクタ40Aとの係合が解
除されるようになっている。
【0017】雄側サブコネクタ40Aが最終組付位置に
ある場合は、図8及び図11に示すように、その全体が
収容部24Aに収容され、雌側との結合面(上面)が雄
側サブコネクタ40Bのものと面一の状態となる。ま
た、この最終組付位置においては、抜止片29に設けら
れた抜止突起29Aが雄側サブコネクタ40Aの下端に
設けられた抜止凹部49の内側に係合し、雄側サブコネ
クタ40Aが抜け止めされる。
【0018】雄側サブコネクタ40Aには、図1及び図
6に示すように、前後方向中央部に上下に貫通する規制
片進入孔51が設けられており、さらにこの規制片進入
孔51の左右両側に位置する壁面の上部には逃がし溝5
2が凹設され、雄側サブコネクタ40Aを収容部24A
に下側から嵌め込み、逃がし溝52に支持壁30の下部
を差し込むようにすると、規制片進入孔51の内側に弾
性規制片31の下部が入り込むようになっている。ま
た、規制片進入孔51の前面側の壁面には、下側が切欠
されることで係合受部51Aが形成されており、ここに
は、弾性規制片31が弾性変形したときにその係止部3
1Bが係合可能となっている。
【0019】前記の支持壁30は、雌側フレーム10に
おける収容部13A,13B間の間隙に受け入れられ
る。この間隙に面する収容部13Aの後壁下部は、押圧
部16とされており、雌雄両コネクタF,Mを嵌合する
ときには、この押圧部16が弾性規制片31の被押圧部
31Cに当接して、これを押圧することで弾性規制片3
1が弾性変形されるようになっている。また、押圧部1
6のよりも奥方(上方)には逃がし部17が凹設されて
おり、雌側サブコネクタ11A,11Bが雄側サブコネ
クタ40Aに対して正規に結合された位置(互いの面を
突き合わせた状態)にあるときに、弾性規制片31の先
端が逃がし部17の内側に入り込んで弾性規制片31が
元の姿勢に復元するようになっている。
【0020】本実施形態は以上の構成であり、次にその
作用を説明する。まず雄側フレーム20の収容部24B
に下方から雄側サブコネクタ40Bを嵌合する。雄側サ
ブコネクタ40Bが収容部24B内に収まる正規の位置
まで嵌め込まれると、ロック突起44がロック片32に
係合して雄側サブコネクタ40Bが保持される。
【0021】次に、収容部24Aに下方から雄側サブコ
ネクタ40Aを嵌合する。雄側サブコネクタ40Aが抜
止突起29Aに突き当たると、そのテーパ面に導かれて
抜止片29が外側へ弾性変形し、雄側サブコネクタ40
Aの進入が許容される。雄側サブコネクタ40Aが収容
部24A内に収まる最終組付位置まで嵌め込まれると、
抜止片29が復元変形して抜止突起29Aが抜止凹部4
9内に入り込んで係合し、雄側サブコネクタ40Aの下
方への抜けが規制された状態となる。
【0022】雄側サブコネクタ40Aを最終組付位置を
越えて上方へさらに移動させると、係止突起47が仮係
止用突起27Aに突き当たり、係止片27が外側へ弾性
変形して仮係止用突起27Aが係止突起47に乗り上が
る。そして、雄側サブコネクタ40Aが仮係止位置に至
ると、係止片27が復元変形して係止突起47が仮係止
用突起27Aの上側に係合する(図7参照)。一方で抜
止突片46が係止片27の後端に係止して、雄側サブコ
ネクタ40Aの上方への抜けが規制される。また、この
とき、弾性規制片31は、図1に示すように、規制片進
入孔51内に位置している。
【0023】続いて、雌雄の両コネクタF,Mを嵌合す
る。嵌合部21をフード部12内に嵌め込むようにして
雌雄両コネクタF,Mを接近させ、前述のように、雌側
フレーム10の図示しないレバーのカム溝に雄側フレー
ム20のフォロワピン33を嵌合し、レバーを操作する
ことで、雌側フレーム10に雄側フレーム20が引き寄
せられる。すると、支持壁30が収容部13A,13B
間の間隙に進入して(図10(A)参照)、押圧部16
が被押圧部31Cに突き当たる。そして、被押圧部31
Cのテーパ面に導かれて、弾性規制片31が上端を後方
へ向けるように弾性変形し、係止部31Bが係合受部5
1Aに対して下方から係合し、雄側サブコネクタ40A
の下方への変位が規制された状態となる。
【0024】一方で雄側サブコネクタ40Aから突出す
る雄側端子金具43のタブ43Aが対応する雌側サブコ
ネクタ11A,11Bのキャビティ14内に挿入され、
雌側端子金具の端子接続部内に進入して弾性接触片がタ
ブ43Aに弾性的に接触する。雄側サブコネクタ40A
は、雌側サブコネクタ11A,11Bの接近の際に雌雄
の端子金具の嵌合抵抗によって、嵌合方向奥側(下方)
への押圧力を受けるが、弾性規制片31の係止部31B
が雄側サブコネクタ40Aの係合受部51Aに係合して
いるため、そのまま仮係止位置に保持される。
【0025】雌雄両コネクタF,Mの嵌合を進めると、
被押圧部31Cが押圧部31Cに乗り上げた状態で、弾
性規制片31の上部が収容部13A,13B間の間隙に
進入する(図10(B)参照)。そして、雌側サブコネ
クタ11A,11Bが雄側サブコネクタ40Aと互いに
面を突き合わせる位置に至ると共に、弾性規制片31が
復元変形して、その被押圧部31Cの先端が逃がし部1
7内に入り込み(図10(C)参照)、係止部31Bが
係合受部51Aより離脱する。これにより、雄側サブコ
ネクタ40Aと雌側サブコネクタ11A,11Bとの結
合が終了し、雄側サブコネクタ40Aの規制が解除され
た状態となる。
【0026】雌雄両コネクタF,Mをさらに嵌合する
と、雄側サブコネクタ40Aは雌側サブコネクタ11
A,11Bに押圧されて共に嵌合方向の奥方へ移動す
る。続いて、雄側サブコネクタ40Bから突出するタブ
43Aが対応する雌側サブコネクタ11Cのキャビティ
14内に挿入され、雌側端子金具との接続が開始され
る。そして、雄側サブコネクタ40Bに雌側サブコネク
タ11Cが突き当たると、両サブコネクタ40B,11
Cの結合が終了し、雌雄両コネクタF,Mが正規に嵌合
された状態となる(図11参照)。このとき、雄側フレ
ーム20のロックアーム22が雌側フレーム10のロッ
ク孔12Aの孔縁に係合し、雌雄両コネクタF,Mが離
間不能にロックされる。また、雄側サブコネクタ40A
は、最終組付位置にあり、抜止突起29Aが抜止凹部4
9の内側に係合する。
【0027】以上のように本実施形態によれば、一部の
雄側サブコネクタ40Aが雄側フレーム20に対して嵌
合方向に沿って変位可能に組み付けられ、弾性規制片3
1によってその雄側サブコネクタ40Aを最終組付位置
よりも嵌合方向の先方位置に保持して、他の雄側サブコ
ネクタ40Bよりも先に相手側の雌側サブコネクタ11
A,11Bと結合させる。結合が終了すると共に、弾性
規制片31による保持が解除されて、雄側サブコネクタ
40Aを嵌合方向の奥方へ変位させつつ、続いて他の雄
側サブコネクタ40Bの結合を行う。このように、雄側
サブコネクタ40Aと40Bとについて相手側との結合
位置が互いに異なるようにすることで、嵌合操作力のピ
ーク値を低減することができる。
【0028】また、雌側サブコネクタ11A,11Bと
の結合中には、雄側フレーム20に設けられた弾性規制
片31が雌側コネクタFの押圧によって弾性変形させら
れ、係止部31Bが雄側サブコネクタ40Aに係止する
ことでこの雄側サブコネクタ40Aの嵌合方向の奥方へ
の変位が規制される。結合が終了するとともに弾性規制
片31が復元変形して雄側サブコネクタ40Aに対する
係止が解除され、雄側サブコネクタ40Aが嵌合方向へ
変位できるようになる。
【0029】また、仮に弾性規制片をサブコネクタハウ
ジング側に設けた場合には、弾性規制片の一部がハウジ
ングから突出した構成となるため、サブコネクタハウジ
ングを搬送する際などに弾性規制片が異物に当接して傷
む虞がある。しかし、本発明では、弾性規制片31を雄
側フレーム20の嵌合部21及び収容部13A,13B
の内側に形成したため、弾性規制片31を保護すること
ができる。
【0030】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)上記実施形態とは逆に、仮係止位置に保持される
サブコネクタハウジングを雌側のコネクタに設けても良
い。 (2)上記実施形態では、分割コネクタに相手側との結
合位置が互いに異なる2つのサブコネクタハウジングを
設けて、いわば嵌合動作を2段階に分けて行うようにし
た例を示したが、本発明によれば、サブコネクタハウジ
ングを3つ以上設けても良く、さらにそれらの嵌合動作
を3段階以上に分けて行うようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における分割コネクタの嵌合前の状
態を示す側断面図
【図2】雌側コネクタの底面図
【図3】雄側フレームの平面図
【図4】雄側フレームの側断面図
【図5】雄側フレームの正断面図
【図6】雄側サブコネクタの平面図
【図7】雄側サブコネクタを仮係止位置に組み付けた状
態を示す正断面図
【図8】雄側サブコネクタを最終組付位置に組み付けた
状態を示す正断面図
【図9】雄側コネクタの平面図
【図10】弾性規制片の動作を示す側断面図
【図11】雌雄両コネクタの嵌合が完了した状態を示す
側断面図
【符号の説明】
F…雌側コネクタ(相手側コネクタ) M…雄側コネクタ(分割コネクタ) 10…雌側フレーム 11A〜11C…雌側サブコネクタ(相手側コネクタハ
ウジング) 20…雄側フレーム 21…嵌合部 24A,24B…収容部 31…弾性規制片(保持手段) 40A…雄側サブコネクタ(一部のサブコネクタハウジ
ング) 40B…雄側サブコネクタ(他のサブコネクタハウジン
グ) 43…雄側端子金具(端子金具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FA11 FA14 FA16 FB07 FC25 FC31 FC36 HB03 HC09 HC31 5E087 EE14 FF08 HH02 HH06 JJ09 LL28 LL33 LL34 MM03 MM05 RR08 RR25

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手側コネクタと嵌合可能な筒状の嵌合
    部と複数の収容部とが形成されたフレームと、端子金具
    が装着され前記各収容部に個別に収容される複数のサブ
    コネクタハウジングとを備え、前記相手側コネクタとの
    嵌合によって前記各サブコネクタハウジングが相手側コ
    ネクタに設けられた相手側コネクタハウジングと結合さ
    れるようにした分割コネクタであって、 前記複数のサブコネクタハウジングのうちの一部のサブ
    コネクタハウジングは、前記フレームに対して前記相手
    側コネクタとの嵌合方向に沿って変位可能に組み付けら
    れており、当該サブコネクタハウジングと前記フレーム
    との間には前記相手側コネクタが嵌合されるときに当該
    サブコネクタハウジングを最終組付位置よりも嵌合方向
    の先方位置に保持する保持手段が設けられ、かつこの保
    持手段は当該サブコネクタハウジングと前記相手側コネ
    クタハウジングとの結合が終了すると共に解除されて、
    当該サブコネクタハウジングを前記最終組付位置側へ変
    位させつつ、続いて他のサブコネクタハウジングと前記
    相手側コネクタハウジングとの結合を行うようにされ、 かつ前記保持手段は、前記フレームにおける前記嵌合部
    又は前記収容部の内側に形成されて、前記嵌合方向に直
    交する方向に弾性変形可能な弾性規制片により構成され
    るとともに、当該サブコネクタハウジングと前記相手側
    コネクタハウジングとの結合途中には、前記弾性規制片
    が前記相手側コネクタからの押圧によって弾性変形させ
    られて当該サブコネクタハウジングに係止し、前記相手
    側コネクタハウジングとの結合が終了するとともに、前
    記弾性規制片が復元変形して当該サブコネクタハウジン
    グとの係止が解除されるようにしたことを特徴とする分
    割コネクタ。
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