JP2002313489A - 分割コネクタ - Google Patents

分割コネクタ

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JP2002313489A
JP2002313489A JP2001118727A JP2001118727A JP2002313489A JP 2002313489 A JP2002313489 A JP 2002313489A JP 2001118727 A JP2001118727 A JP 2001118727A JP 2001118727 A JP2001118727 A JP 2001118727A JP 2002313489 A JP2002313489 A JP 2002313489A
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male
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connector housing
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JP2001118727A
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English (en)
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Hideji Tate
秀司 舘
Kiyobumi Ichida
清文 市田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合操作力を低減することの可能な分割コネ
クタを提供する。 【解決手段】 雄側サブコネクタ40Aは、雄側フレー
ム20に対して嵌合方向に沿って変位可能に組み付けら
れている。雌雄両コネクタF,Mを嵌合すると、弾性規
制片53が弾性変形して雄側フレーム20に設けられた
規制受部30に係止することで、雄側サブコネクタ40
Aが仮係止位置に保持され、他の雄側サブコネクタ40
Bよりも先に相手側と結合される。結合が終了すると共
に、弾性規制片53が復帰変形して規制受部31との係
止が解除され、雄側サブコネクタ40Aを嵌合方向の奥
方へ変位させつつ、続いて雄側サブコネクタ40Bの結
合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、嵌合操作力の低減
を図った分割コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】多極のコネクタにおいては、端子金具の
誤挿入を防止する等の理由から、分割型のコネクタが一
部で採用されている。この分割コネクタは、フレームに
形成した複数の収容部内に、それぞれ端子金具を装着し
たサブコネクタハウジングを収容して保持させる構成と
なっており、このコネクタを相手側のコネクタと嵌合す
ることで、各サブコネクタハウジングが対応する相手側
のコネクタハウジングと結合され、端子金具が相手側の
端子金具と接続されるようになっている。このような分
割コネクタにおいては、端子金具同士の摩擦に起因する
嵌合抵抗が大きくなるため、例えばレバーのカム作用を
利用して嵌合操作力の低減を図ったものが実開平5−5
5470号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年ではコネ
クタの多極化が進み、嵌合操作力がより増大する傾向に
あるため、更なる操作力低減の手段が望まれていた。本
発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、嵌合操作力を低減することの可能な分割コネクタを
提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る分割コネクタは、フレームに
設けられた複数の収容部内にそれぞれ端子金具が装着さ
れるサブコネクタハウジングを収容してなり、相手側コ
ネクタとの嵌合によって前記各サブコネクタハウジング
が相手側コネクタに設けられた相手側コネクタハウジン
グと結合されるようにした分割コネクタであって、前記
複数のサブコネクタハウジングのうちの一部のサブコネ
クタハウジングは、前記フレームに対して前記相手側コ
ネクタとの嵌合方向に沿って変位可能に組み付けられて
おり、当該サブコネクタハウジングと前記フレームとの
間には前記相手側コネクタが嵌合されるときに当該サブ
コネクタハウジングを最終組付位置よりも嵌合方向の先
方位置に保持する保持手段が設けられ、かつこの保持手
段は当該サブコネクタハウジングと前記相手側コネクタ
ハウジングとの結合が終了すると共に解除されて、当該
サブコネクタハウジングを前記最終組付位置側へ変位さ
せつつ、続いて他のサブコネクタハウジングと前記相手
側コネクタハウジングとの結合を行うようにされ、かつ
前記保持手段は、前記一部のサブコネクタハウジングに
形成されて、前記嵌合方向に直交する方向へ弾性変形可
能な弾性規制片と、前記フレームに前記収容部を横切る
ように架設された規制受部とから構成されており、当該
サブコネクタハウジングと前記相手側コネクタハウジン
グとの結合途中には、前記弾性規制片が前記相手側コネ
クタによって弾性変形させられて前記規制受部に係止す
ることで当該サブコネクタハウジングの変位を規制し、
結合が終了するとともに前記弾性規制片が復元変形して
前記規制受部との係止が解除されるようにしたところに
特徴を有する。
【0005】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、保
持手段によって一部のサブコネクタハウジングを最終組
付位置よりも嵌合方向の先方位置に保持して他のサブコ
ネクタハウジングよりも先に相手側コネクタハウジング
と結合させる。結合が終了すると共に、保持手段は保持
を解除して、一部のサブコネクタハウジングを嵌合方向
の奥方へ変位させつつ、続いて他のサブコネクタハウジ
ングの結合を行う。これにより、一部のサブコネクタハ
ウジングと他のサブコネクタハウジングとの結合タイミ
ングをずらすことができるため、嵌合操作力のピーク値
を低く抑えることができる。また、相手側コネクタハウ
ジングとの結合中には、サブコネクタハウジングに設け
られた弾性規制片がフレームに設けられた規制受部に係
止することでサブコネクタハウジングの嵌合方向の奥方
への変位が規制される。結合が終了するとともに弾性規
制片が復元変形して規制受部との係止が解除されてサブ
コネクタハウジングが変位できるようになる。この規制
受部は、収容部を横切るように架設されているため、規
制受部に相当する部位を収容部の周壁に設ける場合に比
べて、サブコネクタハウジングを中央寄りの位置で係止
することができるから、サブコネクタハウジングに対す
る保持力を高めることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図1から図11を参照して説明する。本実施形態のコ
ネクタは、図1に示すように、互いに嵌合・離脱が可能
な雄側コネクタM(本発明の「分割コネクタ」に相当)
と、雌側コネクタF(本発明の「相手側コネクタ」に相
当)とから構成されている。
【0007】まず雌側コネクタFについて図1及び図2
によって説明すると、雌側コネクタFは、合成樹脂材か
らなる雌側フレーム10と、同じく合成樹脂材からなり
雌側フレーム10に保持される3つの雌側サブコネクタ
ハウジング11A〜11C(本発明の「相手側コネクタ
ハウジング」に相当、以下雌側サブコネクタという)と
を備えている。雌側フレーム10は、前後方向(図1の
左方を前側とする)に広く下方に開放する筒状のフード
部12を備えている。フード部12の縁部は一部が幅方
向にフランジ状に延出しており、そこに左右に一対ずつ
ロック孔12Aが開口している。また、フード部12の
上面を貫通するようにして、上下に開口する略角筒形を
なす3つの収容部13A〜13Cが雌側フレーム10の
長手方向に並んで設けられている。各収容部13A〜1
3Cには、それぞれ雌側サブコネクタ11A〜11Cが
収容される。
【0008】雌側サブコネクタ11A〜11Cは、外形
略直方体状をなしており、図示しないロック手段によっ
て収容部13A〜13C内に保持される。各雌側サブコ
ネクタ11A〜11Cは、雌側フレーム10に装着され
た状態では、雄側との結合面(底面)が互いに面一にな
っている。各雌側サブコネクタ11A〜11Cには、上
下に開口する複数のキャビティ14が整列して設けられ
ており、各キャビティ14には雌側端子金具(図示せ
ず)を装着可能とされている。この雌側端子金具は、一
端に端子接続部を備えており、ここに後述する雄側端子
金具43のタブ43Aが挿入されるとその内部に備えら
れた弾性接触片がタブ43Aに対して弾性的に接触する
ことで導通が取られるようになっている。
【0009】一方、雄側コネクタMは、合成樹脂材より
なる雄側フレーム20と、同じく合成樹脂材よりなり雄
側フレーム20に保持される2つの雄側サブコネクタハ
ウジング40A,40B(40Aは本発明の「一部のサ
ブコネクタハウジング」、40Bは「他のサブコネクタ
ハウジング」に相当、以下雄側サブコネクタという)と
を備えている。雄側フレーム20は、図3から図5に示
すように、雌側フレーム10と同様に前後方向に細長い
形状をなしており、その上部に前記したフード部12の
内側に嵌合可能な筒状の嵌合部21を備えている。嵌合
部21の外周にはロックアーム22が左右一対ずつ上方
に向けて突設されている。ロックアーム22は、雄側フ
レーム20の幅方向に弾性変形可能とされており、雌側
フレーム10と雄側フレーム20とを嵌合したときに
は、ロックアーム22がロック孔12Aに進入すると共
に、その先端の突起部分がロック孔12Aの縁部に弾性
的に係合することで雌雄両フレーム10,20が嵌合状
態にロックされるようになっている。
【0010】雄側フレーム20の下部は上下に開口する
角筒状をなすとともに、仕切壁23によって前後に仕切
られて、大小2つの収容部24A,24Bが形成され、
それぞれ雄側サブコネクタ40A,40Bを収容可能と
なっている。収容部24Bの左右両側壁には、雄側サブ
コネクタ40Bを収容部24B内にロックするための一
対のロック片32が形成されている。収容部24Aに
は、左右の側壁に一対ずつ上下方向に溝状をなす凹部2
6が設けられている。各凹部26の内側には正面から見
てL字断面をなす係止片27が形成されており、その先
端部は上方に向けて延びて嵌合部21内に突出してい
る。各係止片27の先端部は、雄側フレーム20の幅方
向に弾性変形可能とされている。また、各係止片27の
上下方向の中央付近には、収容部24Aの内側に向けて
仮係止用突起27Aが設けられている。収容部24Aの
左右側壁には、計3カ所において下端側から上方へ一対
ずつ切り込みが入れられて、その切り込みの間に厚み方
向に弾性変形可能な抜止片29が形成されている。各抜
止片29の先端には、収容部24Aの壁面よりも内側へ
突出する抜止突起29Aが形成されている。各抜止突起
29Aの下面には、先細り状となるようなテーパ面が形
成されている。
【0011】収容部24Aの左右側壁間には、前後方向
における略中央を横切るように規制受部30が架設され
ている。この規制受部30は、平板状をなすとともに、
図5に示すように、正面から見て略門形をなしており、
その上部が嵌合部21内に突出している。規制受部30
の幅方向の中央部は、下端から上側へ細長く切欠されて
切欠部31となっている。この切欠部31は、後述する
雄側サブコネクタ40Aの弾性規制片53を受け入れ可
能とされており、切欠部31の上部は幅方向に広くされ
て、その左右に拡がる幅広部分の下側に位置する部位が
係止部30Aとなっている。
【0012】なお、詳細には示さないが、雌側フレーム
10にはレバー(図示せず)が軸支され、そのレバーに
形成されたカム溝に、雄側フレーム20の側面に突設さ
れたフォロワピン33が嵌合される。そして、レバーの
揺動によるカム作用によって雌側フレーム10に雄側フ
レーム20が引き寄せられ、雌雄のコネクタF,Mが嵌
合されるようになっている。
【0013】雄側サブコネクタ40A,40Bは、図
1,図6及び図7等に示すように、共に外形略直方体状
をなしており、上下方向、幅方向についてはほぼ同一の
外寸法であり、前後方向については雄側サブコネクタ4
0Aが雄側サブコネクタ40Bの倍程度の外寸法を有し
ている。両雄側サブコネクタ40A,40Bには、相手
側の雌側サブコネクタ11A〜11Cの各キャビティ1
4に対応する位置に複数のキャビティ41が形成され、
各キャビティ41には雄側端子金具43がそのタブ43
Aを上方へ突出させた状態で装着されるようになってい
る。雄側サブコネクタ40Bには、左右側壁にロック突
起44が突設されており、これが前記した収容部24B
のロック片32に係合することで、雄側サブコネクタ4
0Bが収容部24B内に収容された状態で保持される。
【0014】雄側サブコネクタ40Aの左右両側壁に
は、各係止片27に対して下側から係合可能な抜止突片
46が一対ずつ設けられている。さらに、雄側サブコネ
クタ40Aの左右両側壁には、前端付近に各係止片27
の仮係止用突起27Aに係合可能な係止突起47が設け
られている。
【0015】雄側サブコネクタ40Aは、雄側フレーム
20に対して、本体部分全体が収容部24A内に収まる
最終組付位置と、この最終組付位置よりも嵌合方向の先
方(上方)に位置する仮係止位置との間で変位可能に組
み付けられている。雄側サブコネクタ40Aが仮係止位
置にある場合は、図1及び図7に示すように、雄側サブ
コネクタ40Aの本体部分が収容部24Aより嵌合部2
1側へ張り出しており、前記の抜止突片46が係止片2
7の下側に係止するとともに、係止突起47が仮係止用
突起27Aに対して上方から係合することで雄側サブコ
ネクタ40Aが係止される。なお、係止突起47と仮係
止用突起27Aとの互いの係止面にはそれぞれ緩やかな
傾斜角を持ったテーパ面が形成されており、係止突起4
7と仮係止用突起27Aとが互いに係止した状態から、
雄側サブコネクタ40Aに対して押し込む方向への外力
が加えられると、係止片27は前記のテーパ面に案内さ
れて外側へ弾性変形されて、雄側サブコネクタ40Aと
の係合が解除されるようになっている。
【0016】雄側サブコネクタ40Aが最終組付位置に
ある場合は、図8及び図11に示すように、その本体部
分が収容部24Aに収容され、雌側との結合面(上面)
が雄側サブコネクタ40Bのものと面一の状態となる。
また、最終組付位置においては、抜止片29に設けられ
た抜止突起29Aが雄側サブコネクタ40Aの下端に設
けられた抜止凹部49の内側に係合し、雄側サブコネク
タ40Aが抜け止めされる。
【0017】雄側サブコネクタ40Aには、図1,図6
及び図7に示すように、前後方向の中央に上下に貫通す
る型抜孔51が設けられており、この型抜孔51の内壁
前面から弾性規制片53が上方へ向けて延設され、その
先端部は型抜孔51から上方へ突出している。より詳細
には、弾性規制片53は、全体として前下がりに僅かに
傾斜した姿勢となっており、この姿勢から直立する姿勢
まで雌雄両コネクタF,Mの嵌合方向に対して直交する
方向に弾性変形可能となっている。弾性規制片53の先
端からは、幅方向の両側に広がる一対の係合翼部53A
が突設されている。雄側サブコネクタ40Aが仮係止位
置にあるときに弾性規制片53を直立姿勢へ弾性変形さ
せると、弾性規制片53は、前記した規制受部30の切
欠部31の内側に入り込み、係合翼部53Aが係止部3
0Aの上側に係合して、雄側サブコネクタ40Aの下方
への変位が規制されるようになっている。
【0018】前記の規制受部30は、雌側フレーム10
における収容部13A,13B間の間隙に受け入れられ
るようになっており、この間隙に面する収容部13Bの
前壁の下部は、弾性規制片53を押圧可能な押圧部16
とされている。この押圧部16と弾性規制片53との先
端には共にテーパ面が形成されており、雌雄両コネクタ
F,Mを嵌合するときには、両テーパ面同士が突き当た
ることで弾性規制片53が直立姿勢に弾性変形されるよ
うになっている。また、押圧部16のよりも奥方(上
方)には逃がし部17が凹設されており、雌側サブコネ
クタ11A,11Bが雄側サブコネクタ40Aに対して
正規に結合された位置(互いの面を突き合わせた状態)
にあるときに、弾性規制片53の先端が逃がし部17の
内側に入り込めるようになっている。
【0019】本実施形態は以上の構成であり、次にその
作用を説明する。まず雄側フレーム20の収容部24B
に下方から雄側サブコネクタ40Bを嵌合する。雄側サ
ブコネクタ40Bが収容部24B内に収まる正規の位置
まで嵌め込まれると、ロック突起44がロック片32に
係合して雄側サブコネクタ40Bが保持される。
【0020】次に、収容部24Aに下方から雄側サブコ
ネクタ40Aを嵌合する。雄側サブコネクタ40Aが抜
止突起29Aに突き当たると、そのテーパ面に導かれて
抜止片29が外側へ弾性変形し、雄側サブコネクタ40
Aの進入が許容される。雄側サブコネクタ40Aが収容
部24A内に収まる最終組付位置まで嵌め込まれると、
抜止片29が復元変形して抜止突起29Aが抜止凹部4
9内に入り込んで係合し、雄側サブコネクタ40Aの下
方への抜けが規制された状態となる。
【0021】雄側サブコネクタ40Aを最終組付位置を
越えて上方へさらに移動させると、係止突起47が仮係
止用突起27Aに突き当たり、係止片27が外側へ弾性
変形して仮係止用突起27Aが係止突起47に乗り上が
る。そして、雄側サブコネクタ40Aが仮係止位置に至
ると、係止片27が復元変形して係止突起47が仮係止
用突起27Aの上側に係合する(図7参照)。一方で抜
止突片46が係止片27の後端に係止して、雄側サブコ
ネクタ40Aの上方への抜けが規制される。また、この
とき、弾性規制片53は、図1に示すように、規制受部
30の切欠部31を通って先端が後方に突出した状態と
なっている。
【0022】続いて、雌雄の両コネクタF,Mを嵌合す
る。嵌合部21をフード部12内に嵌め込むようにして
雌雄両コネクタF,Mを接近させ、前述のように、雌側
フレーム10の図示しないレバーのカム溝に雄側フレー
ム20のフォロワピン33を嵌合し、レバーを操作する
ことで、雌側フレーム10に雄側フレーム20が引き寄
せられる。すると、規制受部30が収容部13A,13
B間の間隙に進入して、押圧部16が弾性規制片53の
先端に突き当たり(図10(A)参照)、弾性規制片5
3が互いのテーパ面に導かれて直立姿勢に弾性変形され
て、規制受部30の切欠部31内に受け入れられ、各係
合翼部53Aが係止部30Aに係合した状態となる。一
方で雄側サブコネクタ40Aから突出する雄側端子金具
43のタブ43Aが対応する雌側サブコネクタ11A,
11Bのキャビティ14内に挿入され、雌側端子金具の
端子接続部内に進入して弾性接触片がタブ43Aに弾性
的に接触する。雄側サブコネクタ40Aは、雌側サブコ
ネクタ11A,11Bの接近の際に雌雄の端子金具の嵌
合抵抗によって、嵌合方向奥側(下方)への押圧力を受
けるが、弾性規制片53が規制受部30に係合している
ため、そのまま仮係止位置に保持される。雌雄両コネク
タF,Mの嵌合を進めると、弾性規制片53は、規制受
部30と共に、収容部13A,13B間の間隙に進入し
(図10(B)参照)、雌側サブコネクタ11A,11
Bが雄側サブコネクタ40Aと互いに面を突き合わせる
位置に至ると共に、弾性規制片53が復元変形して、そ
の先端が逃がし部17内に入り込む(図10(C)参
照)。これにより、雄側サブコネクタ40Aと雌側サブ
コネクタ11A,11Bとの結合が終了し、雄側サブコ
ネクタ40Aの規制が解除された状態となる。
【0023】雌雄両コネクタF,Mをさらに嵌合する
と、雄側サブコネクタ40Aは雌側サブコネクタ11
A,11Bに押圧されて共に嵌合方向の奥側へ移動す
る。続いて、雄側サブコネクタ40Bから突出するタブ
43Aが対応する雌側サブコネクタ11Cのキャビティ
14内に挿入され、雌側端子金具との接続が開始され
る。そして、雄側サブコネクタ40Bに雌側サブコネク
タ11Cが突き当たると、両サブコネクタ40B,11
Cの結合が終了し、雌雄両コネクタF,Mが正規に嵌合
された状態となる(図11参照)。このとき、雄側フレ
ーム20のロックアーム22が雌側フレーム10のロッ
ク孔12Aの孔縁に係合し、雌雄両コネクタF,Mが離
間不能にロックされる。また、雄側サブコネクタ40A
は、最終組付位置にあり、抜止突起29Aが抜止凹部4
9の内側に係合する。
【0024】以上のように本実施形態によれば、一部の
雄側サブコネクタ40Aが雄側フレーム20に対して嵌
合方向に沿って変位可能に組み付けられ、弾性規制片5
3及び規制受部30によってその雄側サブコネクタ40
Aを最終組付位置よりも嵌合方向の先方位置に保持し
て、他の雄側サブコネクタ40Bよりも先に相手側の雌
側サブコネクタ11A,11Bと結合させる。結合が終
了すると共に、弾性規制片53及び規制受部30による
保持が解除されて、雄側サブコネクタ40Aを嵌合方向
の奥方へ変位させつつ、続いて他の雄側サブコネクタ4
0Bの結合を行う。このように、雄側サブコネクタ40
Aと40Bとについて相手側との結合位置が互いに異な
るようにすることで、嵌合操作力のピーク値を低減する
ことができる。
【0025】また、相手側の雌側サブコネクタ11A,
11Bとの結合中には、雄側サブコネクタ40Aに設け
られた弾性規制片53が雄側フレーム20に設けられた
規制受部30に係止することで雄側サブコネクタ40A
の嵌合方向の奥方への変位が規制される。結合が終了す
るとともに弾性規制片53が復元変形して規制受部30
との係止が解除されて雄側サブコネクタ40Aが変位で
きるようになる。この規制受部30は、収容部24Aを
横切るように架設されているため、規制受部に相当する
部位を収容部24Aの周壁に設ける場合に比べて、雄側
サブコネクタ40Aを中央寄りの位置で係止することが
できるから、雄側サブコネクタ40Aに対する保持力を
高めることができる。
【0026】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)上記実施形態とは逆に、仮係止位置に保持される
サブコネクタハウジングを雌側のコネクタに設けても良
い。 (2)上記実施形態では、分割コネクタに相手側との結
合位置が互いに異なる2つのサブコネクタハウジングを
設けて、いわば嵌合動作を2段階に分けて行うようにし
た例を示したが、本発明によれば、サブコネクタハウジ
ングを3つ以上設けても良く、さらにそれらの嵌合動作
を3段階以上に分けて行うようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における分割コネクタの嵌合前の状
態を示す側断面図
【図2】雌側コネクタの底面図
【図3】雄側フレームの平面図
【図4】雄側フレームの側断面図
【図5】雄側フレームの正断面図
【図6】雄側サブコネクタの平面図
【図7】雄側サブコネクタを仮係止位置に組み付けた状
態を示す正断面図
【図8】雄側サブコネクタを最終組付位置に組み付けた
状態を示す正断面図
【図9】雄側コネクタの平面図
【図10】弾性規制片の動作を示す側断面図
【図11】雌雄両コネクタの嵌合が完了した状態を示す
側断面図
【符号の説明】
F…雌側コネクタ(相手側コネクタ) M…雄側コネクタ(分割コネクタ) 10…雌側フレーム 11A〜11C…雌側サブコネクタ(相手側コネクタハ
ウジング) 20…雄側フレーム 30…規制受部(保持手段) 40A…雄側サブコネクタ(一部のサブコネクタハウジ
ング) 40B…雄側サブコネクタ(他のサブコネクタハウジン
グ) 43…雄側端子金具(端子金具) 53…弾性規制片
フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FA10 FA14 FA16 FB10 FC08 FC25 FC29 FC31 FC36 FC38 HA07 HB11 HC12 HC31 KA06 5E087 EE02 EE11 FF27 JJ08 JJ09 LL04 RR26

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームに設けられた複数の収容部内に
    それぞれ端子金具が装着されるサブコネクタハウジング
    を収容してなり、相手側コネクタとの嵌合によって前記
    各サブコネクタハウジングが相手側コネクタに設けられ
    た相手側コネクタハウジングと結合されるようにした分
    割コネクタであって、 前記複数のサブコネクタハウジングのうちの一部のサブ
    コネクタハウジングは、前記フレームに対して前記相手
    側コネクタとの嵌合方向に沿って変位可能に組み付けら
    れており、当該サブコネクタハウジングと前記フレーム
    との間には前記相手側コネクタが嵌合されるときに当該
    サブコネクタハウジングを最終組付位置よりも嵌合方向
    の先方位置に保持する保持手段が設けられ、かつこの保
    持手段は当該サブコネクタハウジングと前記相手側コネ
    クタハウジングとの結合が終了すると共に解除されて、
    当該サブコネクタハウジングを前記最終組付位置側へ変
    位させつつ、続いて他のサブコネクタハウジングと前記
    相手側コネクタハウジングとの結合を行うようにされ、 かつ前記保持手段は、前記一部のサブコネクタハウジン
    グに形成されて、前記嵌合方向に直交する方向へ弾性変
    形可能な弾性規制片と、前記フレームに前記収容部を横
    切るように架設された規制受部とから構成されており、
    当該サブコネクタハウジングと前記相手側コネクタハウ
    ジングとの結合途中には、前記弾性規制片が前記相手側
    コネクタによって弾性変形させられて前記規制受部に係
    止することで当該サブコネクタハウジングの変位を規制
    し、結合が終了するとともに前記弾性規制片が復元変形
    して前記規制受部との係止が解除されるようにしたこと
    を特徴とする分割コネクタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012153588A1 (ja) * 2011-05-10 2012-11-15 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
JP2014044834A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Yazaki Corp 挿抜力軽減コネクタ

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