JP2002313487A - 分割コネクタ - Google Patents

分割コネクタ

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JP2002313487A
JP2002313487A JP2001118725A JP2001118725A JP2002313487A JP 2002313487 A JP2002313487 A JP 2002313487A JP 2001118725 A JP2001118725 A JP 2001118725A JP 2001118725 A JP2001118725 A JP 2001118725A JP 2002313487 A JP2002313487 A JP 2002313487A
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male
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housing
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JP2001118725A
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English (en)
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Hideji Tate
秀司 舘
Yasushi Okayasu
恭志 岡安
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合操作力を低減することの可能な分割コネ
クタを提供する。 【解決手段】 雄側サブコネクタ40Aは、雄側フレー
ム20に対して嵌合方向に沿って変位可能に組み付けら
れている。雄側サブコネクタ40Aは、雄側フレーム2
0に設けられた弾性係止片27によって、仮係止位置に
セミロック状態で係止される。雌雄両コネクタF,Mを
嵌合すると、雌側コネクタFの規制解除部52によって
弾性係止片27の係止解除方向への変形が規制されるこ
とで、雄側サブコネクタ40Aが保持され、他の雄側サ
ブコネクタ40Bよりも先に相手側と結合される。結合
が終了すると共に、弾性係止片27が解除規制部52か
ら解放されて係止解除方向へ変形することで雄側サブコ
ネクタ40Aの係止が解除される。そして、雄側サブコ
ネクタ40Aを嵌合方向の奥方へ変位させつつ、続いて
雄側サブコネクタ40Bの結合を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、嵌合操作力の低減
を図った分割コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】多極のコネクタにおいては、端子金具の
誤挿入を防止する等の理由から、分割型のコネクタが一
部で採用されている。この分割コネクタは、フレームに
形成した複数の収容部内に、それぞれ端子金具を装着し
たサブコネクタハウジングを収容して保持させる構成と
なっており、このコネクタを相手側のコネクタと嵌合す
ることで、各サブコネクタハウジングが対応する相手側
のコネクタハウジングと結合され、端子金具が相手側の
端子金具と接続されるようになっている。このような分
割コネクタにおいては、端子金具同士の摩擦に起因する
嵌合抵抗が大きくなるため、例えばレバーのカム作用を
利用して嵌合操作力の低減を図ったものが実開平5−5
5470号公報等に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年ではコネ
クタの多極化が進み、嵌合操作力がより増大する傾向に
あるため、更なる操作力低減の手段が望まれていた。本
発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、嵌合操作力を低減することの可能な分割コネクタを
提供するところにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明に係る分割コネクタは、複数の筒状
の収容部を備えたフレームと、前記収容部に個別に収容
される複数のサブコネクタハウジングとを備え、相手側
コネクタとの嵌合によって前記各サブコネクタハウジン
グが相手側コネクタに設けられた相手側コネクタハウジ
ングと結合されるようにした分割コネクタであって、前
記複数のサブコネクタハウジングのうちの一部のサブコ
ネクタハウジングは、前記フレームに対して前記相手側
コネクタとの嵌合方向に沿って変位可能に組み付けられ
ており、当該サブコネクタハウジングと前記フレームと
の間には前記相手側コネクタが嵌合されるときに当該サ
ブコネクタハウジングを最終組付位置よりも嵌合方向の
先方位置に保持する保持手段が設けられ、かつこの保持
手段は当該サブコネクタハウジングと前記相手側コネク
タハウジングとの結合が終了すると共に解除されて、当
該サブコネクタハウジングを前記最終組付位置側へ変位
させつつ、続いて他のサブコネクタハウジングと前記相
手側コネクタハウジングとの結合を行うようにされ、か
つ前記保持手段は、前記収容部の内周面に形成され、前
記嵌合方向に直交する方向へ弾性変形して当該サブコネ
クタハウジングに係止可能な弾性係止片により構成され
ているところに特徴を有する。
【0005】請求項2の発明は、前記弾性係止片は、前
記嵌合方向の先方位置に係止したサブコネクタハウジン
グに対して嵌合方向の奥方への所定以上の外力が加わる
と前記弾性係止片が弾性変形して係止が解除されるセミ
ロック機構を構成しており、当該サブコネクタハウジン
グと前記相手側コネクタハウジングとの結合途中には、
前記弾性係止片が前記相手側コネクタに設けられた解除
規制部によって係止解除方向への変形が規制されること
で当該サブコネクタハウジングの変位が規制され、結合
終了時には、前記弾性係止片が解除規制部から解放され
て係止解除方向へ変形することで当該サブコネクタハウ
ジングの規制が解除されるようにしたところに特徴を有
する。
【0006】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、保
持手段によって一部のサブコネクタハウジングを最終組
付位置よりも嵌合方向の先方位置に保持して他のサブコ
ネクタハウジングよりも先に相手側コネクタハウジング
と結合させる。結合が終了すると共に、保持手段による
保持が解除されて、一部のサブコネクタハウジングを嵌
合方向の奥方へ変位させつつ、続いて他のサブコネクタ
ハウジングの結合を行う。このように、一部のサブコネ
クタハウジングと他のサブコネクタハウジングとについ
て相手側との結合位置を互いに異なるようにすること
で、嵌合操作力のピーク値を低く抑えることができる。
また、弾性係止片はフレームの収容部の内周面に形成さ
れているため、弾性係止片に相当する部位をサブコネク
タハウジング側に設ける場合に比べ、サブコネクタハウ
ジングの構造を簡単にでき、小型化を図ることが可能で
ある。
【0007】請求項2の発明によれば、相手側コネクタ
ハウジングとの結合中には、相手側コネクタの解除規制
部により弾性係止片の係止解除方向への変形が規制され
ることで、サブコネクタハウジングが保持され、結合が
終了すると、弾性係止片が解除規制部から開放されて係
止解除方向へ変形することでサブコネクタハウジングへ
の規制が解除される。弾性係止片は、サブコネクタハウ
ジングに対するセミロック機構と保持手段とを兼ねてい
るため、構成が簡単である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施形態につい
て図1から図9を参照して説明する。本実施形態のコネ
クタは、図1及び図2に示すように、互いに嵌合・離脱
が可能な雄側コネクタM(本発明の「分割コネクタ」に
相当)と、雌側コネクタF(本発明の「相手側コネク
タ」に相当)とから構成されている。
【0009】まず雌側コネクタFについて図1及び図2
によって説明すると、雌側コネクタFは、合成樹脂材か
らなる雌側フレーム10と、同じく合成樹脂材からなり
雌側フレーム10に保持される3つの雌側サブコネクタ
ハウジング11A〜11C(本発明の「相手側コネクタ
ハウジング」に相当、以下雌側サブコネクタという)と
を備えている。雌側フレーム10は、前後方向(図1の
紙面の手前方向を前方とする)に広く下方に開放する筒
状のフード部12を備えている。フード部12の左右側
部にはそれぞれ一対ずつ上下方向に貫通するロック孔1
2Aが設けられている。また、フード部12の上面を貫
通するようにして、上下に開口する略角筒形をなす3つ
の収容部13A〜13Cが雌側フレーム10の長手方向
に並んで設けられている。各収容部13A〜13Cに
は、それぞれの下部に雌側サブコネクタ11A〜11C
が収容され、さらにそれらの上方に防水ゴム栓16とゴ
ム栓押さえ17とが装着されている。
【0010】雌側サブコネクタ11A〜11Cは、外形
略直方体状をなしており、各収容部13A〜13Cに装
着された状態では、雄側との結合面(底面)が互いに面
一の状態になる。各雌側サブコネクタ11A〜11Cに
は、上下に開口する複数のキャビティ14が整列して設
けられており、各キャビティ14には雌側端子金具15
が装着可能とされている。雌側端子金具15は、一端に
端子接続部15Aを備えており、ここに後述する雄側端
子金具43のタブ43Aが挿入されるとその内部に備え
られた弾性接触片(図示せず)がタブ43Aに対して弾
性的に接触することで導通が取られるようになってい
る。
【0011】一方、雄側コネクタMは、合成樹脂材より
なる雄側フレーム20と、同じく合成樹脂材よりなり雄
側フレーム20に保持される2つの雄側サブコネクタハ
ウジング40A,40B(40Aは本発明の「一部のサ
ブコネクタハウジング」、40Bは「他のサブコネクタ
ハウジング」に相当、以下雄側サブコネクタという)と
を備えている。雄側フレーム20は、図3〜図5に示す
ように、雌側フレーム10と同様に前後方向に細長い形
状をなしており、その上部に前記したフード部12の内
側に嵌合可能な筒状の嵌合部21を備えている。嵌合部
21の外周にはロックアーム22が左右一対ずつ上方に
向けて突設されている。ロックアーム22は、雄側フレ
ーム20の幅方向に弾性変形可能とされており、雌側フ
レーム10と雄側フレーム20とを嵌合したときには、
ロックアーム22が前記のロック孔12Aに進入すると
共に、その先端の突起部分がロック孔12Aの開口縁部
に弾性的に係合することで雌雄両フレーム10,20が
嵌合状態にロックされるようになっている。
【0012】雄側フレーム20の下部には、上下に開口
する角筒状をなすとともに、仕切壁23によって前後に
仕切られた大小2つの収容部24A,24Bが形成さ
れ、それぞれ雄側サブコネクタ40A,40Bを収容可
能となっている。収容部24Bの左右両側壁には、雄側
サブコネクタ40Bを収容部24B内にロックするため
の一対のロック片32が形成されている。収容部24A
には、左右の側壁に一対ずつ上下方向に溝状をなす凹部
26が設けられている。各凹部26の内側には正面から
見てL字断面をなす弾性係止片27(本発明の「保持手
段」に相当)が形成されており、その先端部は上方に向
けて延びて嵌合部21内に突出している。各弾性係止片
27の先端部は、雄側フレーム20の幅方向に弾性変形
可能とされている。また、各弾性係止片27の上下方向
の中央付近には、収容部24Aの内側に向けて仮係止用
突起27Aが設けられている。さらに、各弾性係止片2
7の先端からは拡幅方向に一対の翼部27Bが突設され
ている。収容部24Aの左右側壁には、計3カ所におい
て下端側から上方へ一対ずつ切り込みが入れられて、そ
の切り込みの間に厚み方向に弾性変形可能な抜止片29
が形成されている。各抜止片29の先端には、収容部2
4Aの壁面よりも内側へ突出する抜止突起29Aが形成
されている。各抜止突起29Aの下面には、先細り状と
なるようなテーパ面が形成されている。
【0013】なお、詳細には示さないが、雌側フレーム
10にはレバー(図示せず)が軸支され、そのレバーに
形成されたカム溝に、雄側フレーム20の側面に突設さ
れたフォロワピン33が嵌合される。そして、レバーの
揺動によるカム作用によって雌側フレーム10に雄側フ
レーム20が引き寄せられ、雌雄のコネクタF,Mが嵌
合されるようになっている。
【0014】雄側サブコネクタ40A,40Bは、図1
〜図3に示すように、共に外形略直方体状をなしてお
り、上下方向、幅方向についてはほぼ同一の外寸法であ
り、前後方向については雄側サブコネクタ40Aが雄側
サブコネクタ40Bの倍程度の外寸法を有している。両
雄側サブコネクタ40A,40Bには、相手側の雌側サ
ブコネクタ11A〜11Cの各キャビティ14に対応す
る位置に複数のキャビティ41が形成され、各キャビテ
ィ41には雄側端子金具43がそのタブ43Aを上方へ
突出させた状態で装着されるようになっている。雄側サ
ブコネクタ40Bには、左右側壁にロック突起44が突
設されており、これが前記した収容部24Bのロック片
32に係合することで、雄側サブコネクタ40Bが収容
部24B内に収容された状態で保持される。
【0015】雄側サブコネクタ40Aの左右両側壁に
は、各弾性係止片27に対して下側から係合可能な抜止
突片46が一対ずつ設けられている。さらに、雄側サブ
コネクタ40Aの左右両側壁には、前端付近に各弾性係
止片27の仮係止用突起27Aに係合可能な係止突起4
7が設けられている。
【0016】雄側サブコネクタ40Aは、雄側フレーム
20に対して、本体部分全体が収容部24A内に収まる
最終組付位置と、この最終組付位置よりも嵌合方向の先
方(上方)に位置する仮係止位置との間で変位可能に組
み付けられている。雄側サブコネクタ40Aが仮係止位
置にある場合は、図1及び図2に示すように、雄側サブ
コネクタ40Aの本体部分が収容部24Aより嵌合部2
1側へ張り出しており、前記の抜止突片46が弾性係止
片27の下側に係止するとともに、係止突起47が仮係
止用突起27Aに対して上方から係合することで雄側サ
ブコネクタ40Aが係止される。なお、係止突起47と
仮係止用突起27Aとは、互いに上下の面に緩やかな傾
斜角を持ったテーパ面が形成されており、係止突起47
が仮係止用突起27Aに対して上側に係止した仮係止位
置から、雄側サブコネクタ40Aに対して嵌合方向の奥
方へ押し込む向きの外力が加えられると、弾性係止片2
7は前記のテーパ面に案内されつつ外側へ弾性変形され
て、雄側サブコネクタ40Aの係止が解除されるように
なっている。即ち、弾性係止片27は、雄側サブコネク
タ40Aとの間にセミロック機構を構成している。
【0017】雄側サブコネクタ40Aが最終組付位置に
ある場合は、図5及び図9に示すように、その本体部分
が収容部24Aに収容され、雌側との結合面(上面)が
雄側サブコネクタ40Bのものと面一の状態となる。ま
た、最終組付位置においては、抜止片29に設けられた
抜止突起29Aが雄側サブコネクタ40Aの下端に設け
られた抜止凹部49の内側に係合し、雄側サブコネクタ
40Aが抜け止めされる。
【0018】さて、雌側フレーム10における収容部1
3A,13Bの壁面には、雄側フレーム20の各弾性係
止片27に対応する位置に、弾性係止片27の先端部を
差し込み可能な係止片進入溝51が設けられている(図
1,図6及び図7参照)。この係止片進入溝51の溝幅
は、弾性係止片27の先端部の幅寸法よりも僅かに大き
い程度とされている。係止片進入溝51の差し込み口部
分(図6の手前側)には両側壁から一対の解除規制部5
2が突設され、弾性係止片27を解除規制部52と溝底
との間に挟むようにして、弾性係止片27の弾性変形を
規制可能となっている。また、弾性係止片27の先端部
が係止片進入溝51に所定の長さ寸法差し込まれると、
翼部27Bが解除規制部52を越えて、弾性係止片27
の弾性変形が許容されるようになっている。さらに、係
止片進入溝51の差し込み口部分の底面には、仮係止用
突起27Aが収容される逃がし部53が凹設されてい
る。
【0019】本実施形態は以上の構成であり、次にその
作用を説明する。まず雄側フレーム20の収容部24B
に下方から雄側サブコネクタ40Bを嵌合する。雄側サ
ブコネクタ40Bが収容部24B内に収まる正規の位置
まで嵌め込まれると、ロック突起44がロック片32に
係合して雄側サブコネクタ40Bが保持される。
【0020】次に、収容部24Aに下方から雄側サブコ
ネクタ40Aを嵌合する。雄側サブコネクタ40Aが抜
止突起29Aに突き当たると、そのテーパ面に導かれて
抜止片29が外側へ弾性変形し、雄側サブコネクタ40
Aの進入が許容される。雄側サブコネクタ40Aが収容
部24A内に収まる最終組付位置まで嵌め込まれると、
抜止片29が復元変形して抜止突起29Aが抜止凹部4
9内に入り込んで係合し、雄側サブコネクタ40Aの下
方への抜けが規制された状態となる。
【0021】雄側サブコネクタ40Aを最終組付位置を
越えて上方へさらに移動させると、係止突起47が仮係
止用突起27Aに突き当たり、両突起47,27Aのテ
ーパ面に導かれて、弾性係止片27が雄側フレーム20
の幅方向外側へ弾性変形され、仮係止用突起27Aが係
止突起47に乗り上がる。そして、雄側サブコネクタ4
0Aが仮係止位置に至ると、弾性係止片27が復元変形
するとともに係止突起47が仮係止用突起27Aの上側
に係合する(図1及び図2参照)。一方で抜止突片46
が弾性係止片27の後端に係止して、雄側サブコネクタ
40Aの上方への抜けが規制される。
【0022】続いて、雌雄の両コネクタF,Mを嵌合す
る。嵌合部21をフード部12内に嵌め込むようにして
雌雄両コネクタF,Mを接近させ、前述のように、雌側
フレーム10の図示しないレバーのカム溝に雄側フレー
ム20のフォロワピン33を嵌合し、レバーを操作する
ことで、雌側フレーム10に雄側フレーム20が引き寄
せられる。すると、雄側サブコネクタ40Aから突出す
る雄側端子金具43のタブ43Aが対応する雌側サブコ
ネクタ11A〜11Cのキャビティ14内に差し込ま
れ、端子接続部15A内に進入して弾性接触片がタブ4
3Aに弾性的に接触する。一方で弾性係止片27の先端
部が係止片進入孔12Aに差し込まれ、解除規制部52
により弾性係止片27の弾性変形が規制された状態とな
る(図7の(B)参照)。このとき、雄側サブコネクタ
40Aは、雌側サブコネクタ11A,11Bの接近に伴
う雌雄の端子金具の嵌合抵抗によって、嵌合方向奥方
(下方)への押圧力を受け、弾性係止片27は、仮係止
用突起27A及び係止突起47のテーパ面によって雌側
フレーム10の幅方向外側への力を受けるが、一対の翼
部27Bが解除規制部52に係合しているため、弾性係
止片27の弾性変形が規制され、雄側サブコネクタ40
Aはそのまま仮係止位置に保持される。
【0023】雌雄両コネクタF,Mの嵌合を進めると、
雌側サブコネクタ11A,11Bが雄側サブコネクタ4
0Aと互いに面を突き合わせると共に、一対の翼部27
Bが解除規制部52を越えて弾性係止片27が解放さ
れ、その弾性変形が許容された状態となる(図7の
(C)参照)。これにより、雄側サブコネクタ40Aと
雌側サブコネクタ11A,11Bとの結合が終了する。
【0024】雌雄両コネクタF,Mをさらに嵌合する
と、雄側サブコネクタ40Aが雌側サブコネクタ11
A,11Bに押圧され、弾性係止片27が仮係止用突起
27A及び係止突起47のテーパ面に導かれて雄側フレ
ーム20の幅方向外側へ弾性変形し、仮係止用突起27
Aが係止突起47に乗り上がる(図7の(D)参照)。
そして、雄側サブコネクタ40Aが雌側サブコネクタ1
1A,11Bと共に嵌合方向の奥側へ移動する。続い
て、雄側サブコネクタ40Bから突出するタブ43Aが
対応する雌側サブコネクタ11Cのキャビティ14内に
挿入され、雌側端子金具との接続が開始される。雄側サ
ブコネクタ40Bに雌側サブコネクタ11Cが突き当た
ると、雄側フレーム20のロックアーム22が雌側フレ
ーム10のロック孔12Aの孔縁に係合し、雌雄両コネ
クタF,Mが離間不能にロックされる(図8及び図9参
照)。このとき、雄側サブコネクタ40Aは、最終組付
位置にあり、抜止突起29Aが抜止凹部49の内側に係
合する。弾性係止片27の仮係止用突起27Aが係止突
起47を乗り越えて、弾性係止片27が復元変形すると
共に、仮係止用突起27Aが逃がし部53内に進入す
る。このようにして、両サブコネクタ40B,11Cの
結合が終了し、雌雄両コネクタF,Mが正規に嵌合され
た状態となる。
【0025】以上のように本実施形態によれば、一部の
雄側サブコネクタ40Aが雄側フレーム20に対して嵌
合方向に沿って変位可能に組み付けられ、弾性係止片2
7によってその雄側サブコネクタ40Aを最終組付位置
よりも嵌合方向の先方位置に保持して、他の雄側サブコ
ネクタ40Bよりも先に相手側の雌側サブコネクタ11
A,11Bと結合させる。結合が終了すると共に、弾性
係止片27による保持が解除されて、雄側サブコネクタ
40Aを嵌合方向の奥方へ変位させつつ、続いて他の雄
側サブコネクタ40Bの結合を行う。このように、雄側
サブコネクタ40Aと40Bとについて相手側との結合
位置が互いに異なるようにすることで、嵌合操作力のピ
ーク値を低減することができる。また、弾性係止片27
は雄側フレーム20の収容部24Aの内周面に形成され
ているため、弾性係止片に相当する部位を雄側サブコネ
クタ側に設ける場合に比べ、雄側サブコネクタ40Aの
構造を簡単にでき、小型化を図ることが可能である。
【0026】また、相手側の雌側サブコネクタ11A,
11Bとの結合中には、雌側フレーム10の解除規制部
52により弾性係止片27の係止解除方向への変形が規
制されることで、雄側サブコネクタ40Aが仮係止位置
に保持され、結合が終了すると、弾性係止片27が解除
規制部52から解放されて係止解除方向へ変形すること
で雄側サブコネクタ40Aの係止が解除される。弾性係
止片27は、雄側サブコネクタ40Aに対するセミロッ
ク機構と保持手段とを兼ねているため、構成が簡単であ
る。
【0027】本発明の技術的範囲は、上記した実施形態
によって限定されるものではなく、例えば、次に記載す
るようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)上記実施形態とは逆に、仮係止位置に保持される
サブコネクタハウジングを雌側のコネクタに設けても良
い。 (2)上記実施形態では、分割コネクタに相手側との結
合位置が互いに異なる2つのサブコネクタハウジングを
設けて、いわば嵌合動作を2段階に分けて行うようにし
た例を示したが、本発明によれば、サブコネクタハウジ
ングを3つ以上設けても良く、さらにそれらの嵌合動作
を3段階以上に分けて行うようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における分割コネクタの嵌合前の状
態を示す正断面図
【図2】分割コネクタの嵌合前の状態を示す側断面図
【図3】雄側コネクタの平面図
【図4】雄側フレームの側断面図
【図5】雄側サブコネクタを最終組付位置に組み付けた
状態を示す正断面図
【図6】係止片進入溝の差し込み口の拡大図
【図7】弾性係止片の動作を示す断面図
【図8】雌雄両コネクタの嵌合が完了した状態を示す正
断面図
【図9】雌雄両コネクタの嵌合が完了した状態を示す側
断面図
【符号の説明】
F…雌側コネクタ(相手側コネクタ) M…雄側コネクタ(分割コネクタ) 10…雌側フレーム 11A〜11C…雌側サブコネクタ(相手側コネクタハ
ウジング) 13A〜13C…収容部 20…雄側フレーム 27…弾性係止片(保持手段) 40A…雄側サブコネクタ(一部のサブコネクタハウジ
ング) 40B…雄側サブコネクタ(他のサブコネクタハウジン
グ) 43…雄側端子金具(端子金具) 52…解除規制部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FA11 FA14 FA16 FB07 FC25 FC31 FC36 HB03 HC09 HC31 5E087 EE14 FF08 HH02 HH06 JJ09 LL28 LL33 LL34 MM03 MM05 RR08 RR25

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の筒状の収容部を備えたフレーム
    と、前記収容部に個別に収容される複数のサブコネクタ
    ハウジングとを備え、相手側コネクタとの嵌合によって
    前記各サブコネクタハウジングが相手側コネクタに設け
    られた相手側コネクタハウジングと結合されるようにし
    た分割コネクタであって、 前記複数のサブコネクタハウジングのうちの一部のサブ
    コネクタハウジングは、前記フレームに対して前記相手
    側コネクタとの嵌合方向に沿って変位可能に組み付けら
    れており、当該サブコネクタハウジングと前記フレーム
    との間には前記相手側コネクタが嵌合されるときに当該
    サブコネクタハウジングを最終組付位置よりも嵌合方向
    の先方位置に保持する保持手段が設けられ、かつこの保
    持手段は当該サブコネクタハウジングと前記相手側コネ
    クタハウジングとの結合が終了すると共に解除されて、
    当該サブコネクタハウジングを前記最終組付位置側へ変
    位させつつ、続いて他のサブコネクタハウジングと前記
    相手側コネクタハウジングとの結合を行うようにされ、 かつ前記保持手段は、前記収容部の内周面に形成され、
    前記嵌合方向に直交する方向へ弾性変形して当該サブコ
    ネクタハウジングに係止可能な弾性係止片により構成さ
    れていることを特徴とする分割コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記弾性係止片は、前記嵌合方向の先方
    位置に係止したサブコネクタハウジングに対して嵌合方
    向の奥方への所定以上の外力が加わると前記弾性係止片
    が弾性変形して係止が解除されるセミロック機構を構成
    しており、当該サブコネクタハウジングと前記相手側コ
    ネクタハウジングとの結合途中には、前記弾性係止片が
    前記相手側コネクタに設けられた解除規制部によって係
    止解除方向への変形が規制されることで当該サブコネク
    タハウジングの変位が規制され、結合終了時には、前記
    弾性係止片が解除規制部から解放されて係止解除方向へ
    変形することで当該サブコネクタハウジングの規制が解
    除されるようにしたことを特徴とする分割コネクタ。
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