JP3765386B2 - コネクタ - Google Patents

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    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4364Insertion of locking piece from the front
    • H01R13/4365Insertion of locking piece from the front comprising a temporary and a final locking position

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リテーナを備えたコネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
端子金具を抜け止めするためのリテーナを備えたコネクタとして、端子金具を収容するコネクタハウジングの前方からリテーナを組み付けて端子金具に係止させるものがある。この種のリテーナ付きコネクタとしては、従来、特開平11−97098号公報に開示されているもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようにコネクタハウジングの前方からフロントリテーナを組み付けるコネクタには、リテーナに筒形のガイド部が形成されているものがあり、この場合には、その筒形ガイド部がコネクタハウジングに外嵌させることにより、リテーナをコネクタハウジングに対して位置決めすることができるとともに、安定した姿勢で組み付けることができる。
しかしながら、コネクタハウジングの前面にリテーナ取付孔を形成し、そのリテーナ取付孔の内部にリテーナを収容するタイプの場合、コネクタハウジングに対してリテーナの位置決めや姿勢安定化を図ることは困難であった。
【0004】
本願発明は上記事情に鑑みて創案され、コネクタハウジングの前面に開口するリテーナ取付孔内にリテーナを挿入して組み付けるコネクタにおいて、リテーナの位置決めや姿勢安定化を図ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、端子金具が挿入されるコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの前面に開口されたリテーナ取付孔内に挿入される板状の抜け規制機能部を有し、この抜け規制機能部によって前記端子金具を抜け規制状態に保持するリテーナとを備え、前記リテーナには、前記コネクタハウジングへの組付け時に前記抜け規制機能部に先だって前記リテーナ取付孔に挿入されるガイド部が形成されているコネクタにおいて、前記ガイド部は、板状をなしているとともに、前記リテーナ取付孔の対向する内壁面の間でガタ付きなく挟まれるようにして嵌入されるようになっており、前記リテーナ取付孔の内壁面には、突起状の仮係止用受け部と突起状をなす本係止用受け部とが形成され、前記ガイド部の板面には、前記リテーナ取付孔に対する嵌入方向及び嵌入方向と交差する方向の両方向において互いに重ならない千鳥配置とされた突起状をなす一対の係止部が形成され、前記一対の係止部が前記仮係止用受け部に対して挟むように係合することで、前記リテーナが、前記ハウジングに対する前記端子金具の挿抜を許容する仮係止位置に保持されるようになっているとともに、前記一対の係止部が前記本係止用受け部に対して挟むように係合することで、前記リテーナが、前記ハウジングに挿入された前記端子金具を抜け規制する本係止位置に保持されるようになっている構成とした。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ガイド部が、前記抜け規制機能部の両端に一対配されている構成とした。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の発明において、前記ガイド部の前記リテーナ取付孔への挿入方向先端部には、先細りのテーパ状をなす先導部が形成されている構成とした。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかの発明において、前記ガイド部には、前記リテーナ取付孔内に形成した受け部と係止することで、前記リテーナ取付孔に対して前記リテーナを挿入方向に遊動規制する係止部が形成されている構成とした。
【0007】
【発明の作用及び効果】
[請求項1の発明]
リテーナをコネクタハウジングに組み付ける際には、ガイド部が先にリテーナ取付孔に挿入されることによって、リテーナがコネクタハウジングに対して位置決めされるとともに姿勢の安定化が図られるので、リテーナを円滑且つ確実に組み付けることができる。
[請求項2の発明]
ガイド部が抜け規制機能部の両端に一対配されているので、片側の端部だけに形成されている場合に比べて、リテーナの姿勢が傾き難い。
【0008】
[請求項3の発明]
ガイド部の先端に先細りのテーパ状をなす先導部を形成したことにより、リテーナ取付孔にガイド部を挿入し易くなっている。
[請求項4の発明]
リテーナの係止部とリテーナ取付孔の受け部とを係止させることで、リテーナを、例えば、コネクタハウジングに対する端子金具の挿抜を許容する仮係止位置や、挿入済みの端子金具を抜け止めする本係止位置に保持することができる。かかる係止部をガイド部に形成したので、ガイド部とは別個の位置に係止部を配置する場合に比べると、リテーナ全体としての形状の簡素化と小型化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
[実施形態1]
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図15を参照して説明する。
本実施形態のコネクタMは、コネクタハウジング10、雄端子金具20、ムービングプレート30及びリテーナ40を備えて構成されている。尚、以下の説明において、前後方向については図1の左側を前側とし、上下方向については図1を基準とする。
コネクタハウジング10は、合成樹脂製であり、この前端面外周には前方へ突出するフード部11が形成されている。また、コネクタハウジング10の内部には複数のキャビティ12が形成されている。キャビティ12は、高さ方向におけるほぼ中央に位置し、上下2段に分かれていると共に各段において複数室水平に並列されており、これらの各キャビティ12に挿入される雄端子金具20は、樹脂ランス13とリテーナ40とによる二重係止構造によって抜け規制されるようになっている。また、これら2段のキャビティ12列の左右両側には大径キャビティ14が形成されているが、この大径キャビティ14に挿入される端子金具(図示せず)は、樹脂ランス15による一次係止だけで抜け止めされる。尚、キャビティ12の上下両側には、後方からサブコネクタ(図示せず)を嵌合させるための収容凹部16が形成されている。
【0010】
さて、上段のキャビティ12と下段のキャビティ12は上下対称であり、その前端部には前方へ片持ち状に延出する樹脂ランス13が形成されている。上段側の樹脂ランス13はキャビティ12の下面に沿って形成され、下段側の樹脂ランス13はキャビティ12の上面に沿って形成され、この上下両段の樹脂ランス13の間には、樹脂ランス13の弾性撓みを許容するための撓み空間17Aがコネクタハウジング10の前端面に開口する形態で形成されている。雄端子金具20が後方からキャビティ12に挿入される過程では、樹脂ランス13が雄端子金具20との干渉により撓み空間17A側へ弾性撓みし、雄端子金具20が正規挿入されると、干渉が解除され、自由状態に弾性復帰した樹脂ランス13が雄端子金具20に対して抜け規制状態に係止する。挿入された雄端子金具20は、その前端部のタブ21をコネクタハウジング10の前端面からフード部11内に突出させるようになっている。
【0011】
さて、撓み空間17Aは、隣り合うキャビティ12間で互いに連通し、全体として左右方向に細長いスリット状をなしている。この撓み空間17A内には、樹脂ランス13が弾性撓みしていない自由状態にあるときに、前方からリテーナ40の抜け規制機能部41が上下方向のガタ付きなく嵌入されるようになっている。また、撓み空間17Aの左右両側には、撓み空間17Aと連通するとともにコネクタハウジング10の前端面に開口する形態の左右一対のガイド孔17Bが形成されている。このガイド孔17Bには、リテーナ40のガイド部42が上下左右方向のガタ付きなく嵌入し得るようになっている。このように、上記撓み空間17Aとこの一対のガイド孔17Bは、リテーナ取付孔17を構成している。また、ガイド孔17Bの内側面には、突起状の仮係止用受け部18Aと本係止用受け部18Bが形成されている。これらの受け部18A,18Bにはリテーナ40の係止部43が係止され、その係止によりリテーナ40がコネクタハウジング10に対して仮係止位置と本係止位置に保持されるようになっている。尚、リテーナ取付孔17が開口する「コネクタハウジング10の前端面」は「フード部11の奥面」を意味し、請求項1における「コネクタハウジングの前面」と同義である。
【0012】
次に、ムービングプレート30について説明する。ムービングプレート30は、合成樹脂製であり、コネクタハウジング10の前端面からフード部11内に突出された雄端子金具20のタブ21を位置決めするためのものであり、コネクタハウジング10の前端面に対し平行且つ同形状をなす板状のプレート本体31と、このプレート本体31の外周から前方へ突出するとともにフード部11の内周に対して摺接可能とされたガイド筒部32とを一体形成したものである。プレート本体31には、上下2段のキャビティ12に挿入された雄端子金具20のタブ21を貫通させるための位置決め孔33と、収容凹部16に嵌合されたサブコネクタから突出する雄端子金具のタブ(図示せず)を貫通させるための位置決め孔34と、大径キャビティ14に挿入された雄端子金具のタブ(図示せず)を嵌通させるための位置決め孔35が形成されている。
【0013】
プレート本体31には、コネクタハウジング10の撓み空間17A及びガイド孔17Bと概ね整合する窓孔36が、プレート本体31の前後両面間に貫通する形態で形成されている。また、この窓孔36は、リテーナ40を貫通させるのに必要な形状及び寸法に設定されている。窓孔36は、上下2段のキャビティ12に挿入された雄端子金具20のタブ21を貫通させるための位置決め孔33の列の間に配されており、その窓孔36の上下両縁には、各位置決め孔33と個別に連通する逃がし部37が形成されている。これらの逃がし部37には、リテーナ40の支持部45が貫通されるようになっている。
【0014】
ムービングプレート30のガイド筒部32には、シール部材38が一体に設けられている。シール部材38は、ガイド筒部32の後端部(プレート本体31に近い側の端部)外周に沿った外周側シール部38Aと、この外周側シール部38Aよりも前方の内周に沿った内周側シール部38Bとからなり、これら両シール部38A,38Bは、周方向に間隔を空けて設けた複数の連結孔39を介して互いに連結されている。
【0015】
尚、ガイド筒部32の上下両辺にはカムピン受け32Aが形成されている。相手側コネクタFと嵌合する過程では、その相手側コネクタFのカムピン(図示せず)とカムピン受け32Aが嵌合して一体化した状態で、レバー(図示せず)のカム溝に係合され、レバーを回動軸32Bを中心に回動させると、そのカム作用により、相手側コネクタFがムービングプレート30と一体となってコネクタハウジング10に接近し、嵌合状態に至るようになっている。
【0016】
リテーナ40は、合成樹脂製であり、左右方向に長い水平板状をなす抜け規制機能部41と、この抜け規制機能部41の左右両端部に形成されているとともに前後方向に長く板面を抜け規制機能部41と略直角に向けた板状をなす一対のガイド部42とを一体成型したものである。リテーナ40の前端面は、抜け規制機能部41とガイド部42の双方に亘って概ね面一状をなすが、ガイド部42の後端部は抜け規制機能部41の後端よりも更に後方(コネクタハウジング10に対する組付け方向先方)に突出している。
【0017】
このガイド部42における抜け規制機能部41よりも突出した後端部外側面には、突起状をなす前後一対の係止部43が形成されている。ガイド孔17Bの仮係止用受け部18Aに対し係止部43が前後両側から挟むように係合すると、リテーナ40はコネクタハウジング10に対して仮係止位置に保持される。リテーナ40が仮係止位置にあるときには、抜け規制機能部41は撓み空間17A内には進入しておらず、したがって、樹脂ランス13の撓み空間17A内への弾性撓みが許容され、キャビティ12に対する雄端子金具20の挿入及び脱抜が可能となる。
【0018】
また、仮係止位置にあるリテーナ40を本係止位置へ押し込むと、ガイド孔17Bの本係止用受け部18Bに対し係止部43が前後両側から挟むように係合し、リテーナ40はコネクタハウジング10に対して本係止位置に保持される。リテーナ40が本係止位置にある状態では、抜け規制機能部41が撓み空間17A内にガタ付きなく嵌入することにより、樹脂ランス13の撓み空間17A側(雄端子金具20から解離する方向)への弾性撓みが規制され、これによって雄端子金具20が抜け規制状態となる。
【0019】
さらに、ガイド部42における後端部(リテーナ取付孔17に対する組付け方向先方側端部)には、後端側に向かって上下の幅寸法が次第に小さくなるようなテーパ状をなす先導部44が形成されている。さらにまた、抜け規制機能部41における各キャビティ12(各樹脂ランス13)と対応する位置の前端部には、夫々、上方及び下方に突出する支持部45が形成されている。この支持部45は、リテーナ40が本係止位置に組み付けられた状態で、キャビティ12内の雄端子金具20の前端部に対して撓み空間17A側から当接し、これにより、雄端子金具20の前端部が撓み空間17A側へ傾くのが規制され、雄端子金具20を安定した姿勢に保たれる。尚、この支持部45は、リテーナ40が本係止位置に組み付けられたときに樹脂ランス13の前端に当接することで、リテーナ40の過剰な押込みを規制するストッパとしての機能も発揮する。
【0020】
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態のコネクタMを組み立てる際には、まず、ムービングプレート30をフード部11内に収容し、図1に示すようにコネクタハウジング10の前端面から前方へ離間した嵌合待機位置に保持しておく。次に、リテーナ40を、ムービングプレート30の窓孔36に通しつつコネクタハウジング10に組み付けて仮係止させる。このとき、リテーナ40は、そのガイド部42の後端部をリテーナ取付孔17のガイド孔17Bに嵌入させ、係止部43を仮係止用受け部18Aに係合させることで仮係止位置に保持される(図1を参照)。このとき、リテーナ40の前端面はムービングプレート30のプレート本体31の前端面に対してほぼ面一となるように位置する。
【0021】
この状態から各キャビティ12に雄端子金具20を挿入して樹脂ランス13により一次係止状態にするとともに、コネクタハウジング10の前端面から突出したタブ21の先端部をムービングプレート30の位置決め孔33に嵌合させる(図2を参照)。これにより、各タブ21は、上下左右方向の遊動を規制された状態に位置決めされ、相手側コネクタFの各雌端子金具(図示せず)との嵌合に備える。
【0022】
全ての雄端子金具20が嵌入されたら、仮係止位置にあるリテーナ40を本係止位置へ押し込む。このとき、ムービングプレート30の窓孔36に露出しているリテーナ40の前端面を指で押せばよい。リテーナ40が本係止位置へ押し込まれると、抜け規制機能部41が撓み空間17A内に嵌入して樹脂ランス13が雄端子金具20から解離する方向に弾性撓みするのを規制する。これにより、雄端子金具20が二次係止状態となり、樹脂ランス13による一次係止とリテーナ40による二次係止とにより雄端子金具20は二重係止状態に保持され、雄端子金具20のキャビティ12からの抜けが確実に規制される。
【0023】
以上によりコネクタの組立が完了するから、後は、相手側コネクタFをフード部11内に嵌合させればよい。相手側コネクタFを嵌合する過程では、相手側コネクタFとムービングプレート30が一体に移動するとともに、ムービングプレート30の位置決め孔33によって位置決めされている各タブ21が相手側コネクタFの各雌端子金具と確実に嵌合・接続される。
相手側コネクタFが嵌合した状態では、図4に示すように、ムービングプレート30の外周側シール部38Aがフード部11の内周に密着することによりフード部11とムービングプレート30との間が水密状態にシールされるとともに、ムービングプレート30の内周側シール部38Bが相手側コネクタFの外周に密着することによりムービングプレート30と相手側コネクタFとの間が水密状態にシールされ、このシール部材38によってフード部11と相手側コネクタFとの間がシールされる。また、シール部材38によるシール作用により、コネクタハウジング10の前端面におけるシール部材38よりも内側の領域に開口しているリテーナ取付孔17も防水状態となる。
【0024】
上述のように本実施形態においては、ムービングプレート30に窓孔36を形成し、この窓孔36からリテーナ40を前方へ露出させているので、ムービングプレート30の前方からリテーナ40を押し込み操作(仮係止位置から本係止位置への押込み操作)を行うことができる。即ち、リテーナ40をコネクタハウジング10に対して前方から組み付けることができるのである。
また、ムービングプレート30の窓孔36はリテーナ40を前後方向に貫通させることができるようになっているので、ムービングプレート30をフード部11に取り付けた後で、リテーナ40を組み付けることが可能となっている。尚、本実施形態ではムービングプレート30を先に組み付け、その後でリテーナ40を組み付けるようにしたが、先にリテーナ40を組み付けておき、その後にムービングプレート30を組み付けるようにしてもよい。
【0025】
また、ムービングプレート30に窓孔36を形成したことにより、リテーナ40を前方から組み付けることを実現しているが、これは、コネクタハウジング10の外側面にリテーナ40を取り付けるための開口を形成する必要がないことを意味する。さらに、リテーナ取付孔17は、コネクタハウジング10の前端面、即ちフード部11の内側に配されている。したがって、フード部11と相手側コネクタFとの間にシール部材38を設けるだけで、相手側コネクタFとの嵌合部分を防水することができると同時に、リテーナ取付孔17への浸水も防止されている。
【0026】
また、リテーナ40には、コネクタハウジング10への組付け時に抜け規制機能部41に先だってリテーナ取付孔17に挿入されるガイド部42を形成したので、リテーナ40を組み付ける際には、ガイド部42が先にリテーナ取付孔17に挿入されることによって、リテーナ40がコネクタハウジング10に対して位置決めされるとともに姿勢の安定化が図られる。これにより、リテーナ40を円滑且つ確実に組み付けることができるようになっている。
【0027】
また、ガイド部42が抜け規制機能部41の両端に一対配されているので、片側の端部だけに形成されている場合に比べると、リテーナ40の姿勢が傾き難くなっている。
また、ガイド部42の先端に先細りのテーパ状をなす先導部44を形成したことにより、リテーナ取付孔17にガイド部42を挿入し易くなっている。
また、リテーナ40を仮係止位置と本係止位置に保持するための係止部43をガイド部42に形成したので、ガイド部42とは別個の位置に係止部を配置する場合に比べて、リテーナ40全体としての形状の簡素化と小型化が実現されている。
【0028】
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態ではガイド部を抜け規制機能部の両端に形成したが、本発明によれば、片方の端部のみに形成してもよく、中央位置に形成してもよい。
【0029】
(2)上記実施形態ではリテーナを仮係止位置と本係止位置に位置決めするための係止部をガイド部の外側面に形成したが、本発明によれば、係止部は、ガイド部の内側面に形成してもよく、ガイド部とは別個の位置に形成してもよい。
(3)上記実施形態ではムービングプレートを備えたコネクタに適用した例について説明したが、本発明は、ムービングプレートを備えないコネクタにも適用することができる。
【0030】
(4)上記実施形態ではレバー式のコネクタに適用した例を説明したが、本発明は、レバーを用いないコネクタにも適用することができる。
(5)上記実施形態では防水タイプのコネクタに適用した例を説明したが、本発明は、非防水タイプのコネクタにも適用することかできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】リテーナを仮係止した状態を示す水平断面図
【図2】リテーナを仮係止して端子金具を挿入した状態を示す水平断面図
【図3】リテーナを本係止した状態を示す水平断面図
【図4】相手側コネクタを嵌合した状態を示す水平断面図
【図5】コネクタハウジングの正面図
【図6】ムービングプレートの窓孔にリテーナを整合させた状態を示す正面図
【図7】ムービングプレートの正面図
【図8】ムービングプレートの縦断面図
【図9】リテーナの正面図
【図10】リテーナの側面図
【図11】リテーナの平面図
【図12】リテーナの背面図
【図13】リテーナを外した状態を示す部分拡大水平断面図
【図14】リテーナを仮係止した状態を示す部分拡大水平断面図
【図15】リテーナを本係止した状態を示す部分拡大水平断面図
【符号の説明】
M…コネクタ
10…コネクタハウジング
17…リテーナ取付孔
20…端子金具
38A…仮係止用受け部
38B…本係止用受け部
40…リテーナ
41…抜け規制機能部
42…ガイド部
43…係止部
44…先導部

Claims (4)

  1. 端子金具が挿入されるコネクタハウジングと、
    このコネクタハウジングの前面に開口されたリテーナ取付孔内に挿入される板状の抜け規制機能部を有し、この抜け規制機能部によって前記端子金具を抜け規制状態に保持するリテーナとを備え、
    前記リテーナには、前記コネクタハウジングへの組付け時に前記抜け規制機能部に先だって前記リテーナ取付孔に挿入されるガイド部が形成されているコネクタにおいて、
    前記ガイド部は、板状をなしているとともに、前記リテーナ取付孔の対向する内壁面の間でガタ付きなく挟まれるようにして嵌入されるようになっており、
    前記リテーナ取付孔の内壁面には、突起状の仮係止用受け部と突起状をなす本係止用受け部とが形成され、
    前記ガイド部の板面には、前記リテーナ取付孔に対する嵌入方向及び嵌入方向と交差する方向の両方向において互いに重ならない千鳥配置とされた突起状をなす一対の係止部が形成され、
    前記一対の係止部が前記仮係止用受け部に対して挟むように係合することで、前記リテーナが、前記ハウジングに対する前記端子金具の挿抜を許容する仮係止位置に保持されるようになっているとともに、
    前記一対の係止部が前記本係止用受け部に対して挟むように係合することで、前記リテーナが、前記ハウジングに挿入された前記端子金具を抜け規制する本係止位置に保持されるようになっていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記ガイド部が、前記抜け規制機能部の両端に一対配されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記ガイド部の前記リテーナ取付孔への挿入方向先端部には、先細りのテーパ状をなす先導部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
  4. 前記ガイド部には、前記リテーナ取付孔内に形成した受け部と係止することで、前記リテーナ取付孔に対して前記リテーナを挿入方向に遊動規制する係止部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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