JP2002008763A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JP2002008763A
JP2002008763A JP2000189794A JP2000189794A JP2002008763A JP 2002008763 A JP2002008763 A JP 2002008763A JP 2000189794 A JP2000189794 A JP 2000189794A JP 2000189794 A JP2000189794 A JP 2000189794A JP 2002008763 A JP2002008763 A JP 2002008763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
housing
connector
housings
lock arm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000189794A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideto Nakamura
英人 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000189794A priority Critical patent/JP2002008763A/ja
Priority to EP01304791A priority patent/EP1168518A2/en
Priority to US09/874,207 priority patent/US6450840B2/en
Publication of JP2002008763A publication Critical patent/JP2002008763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4361Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リテーナの半挿入検知をリテーナよりも両コ
ネクタハウジングにおける嵌合方向の前方で行う。 【解決手段】 雄ハウジング20の端子収容部21に
は、前後に突出するロックアーム36を一体的に備えた
リテーナ30が手前側の側方から差込可能とされてお
り、リテーナ30は、手前側の仮係止位置と奥側の本係
止位置とに保持可能とされている。雌ハウジング10に
は、雄ハウジング20に対してリテーナ30が本係止位
置に取り付けられたときにロックアーム36の進入を許
容する溝部11が設けられており、溝部11にはロック
アーム36が係止可能なロック突部12が設けられてい
る。リテーナ30が本係止位置よりも手前側に配された
半挿入状態で両ハウジング10,20を嵌合させると、
ロックアーム36が雌ハウジング10側の溝部11の周
りの側壁13に突き当たって、両ハウジング10,20
の嵌合作業が規制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リテーナを備えた
コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、端子金具を抜け止め保持するため
のリテーナを備えたコネクタとして、実開平1−604
74号公報に記載されたものが知られている。このもの
は、相手側の雄ハウジング内に嵌合される雌ハウジング
を備えており、この雌ハウジングには、端子金具が挿入
されるキャビティが設けられるとともに、各キャビティ
を横切るようにして側方からリテーナが差し込み可能と
されている。このリテーナは、その外面が雌ハウジング
の外側面とほぼ面一になる深さまで押し込まれたところ
で、端子金具に係止されるようになっている。ところ
で、リテーナが端子金具に係止される正規位置より手前
の位置に留められるいわば半挿入状態の場合には、両ハ
ウジングを嵌合させると、雌ハウジングの外側面から突
出したリテーナの端部が雄ハウジングの前端部に突き当
たって嵌合動作が規制されることで、リテーナが半挿入
であることが検知されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このリテー
ナは、係止対象である端子金具側の係止部位の位置関係
上、雌ハウジングの長さ方向の中央付近に取り付けられ
ているため、嵌合動作が規制されるのは、両ハウジング
の嵌合深さが半ば近くまで達したときであり、再び両ハ
ウジングを取り外す作業などを考慮すると、作業性が芳
しくなかった。
【0004】一方、この雌ハウジングの相手側の雄ハウ
ジングは、雌ハウジングが嵌合されるフード部と、その
後側に配設され、雄側の端子金具が収容される端子収容
部とを備え、リテーナは端子収容部に取り付けられるよ
うになっている。この端子収容部は、雌ハウジングが嵌
合される領域であるフード部の後方に配されており、リ
テーナは雌ハウジングと非干渉の位置に配されているた
め、リテーナの半挿入を検知することはできなかった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたもので
あって、リテーナの半挿入検知をリテーナよりも両コネ
クタハウジングにおける嵌合方向の前方で行うことを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに嵌合可能な
一対のコネクタハウジングのうち、少なくともいずれか
一方のコネクタハウジングには、その側方から両コネク
タハウジングの嵌合方向と交差する方向に沿って差し込
まれて、正規位置に達すると内部に収容された端子金具
に係止されるリテーナが備えられているものにおいて、
前記リテーナには、前記両コネクタハウジングの嵌合方
向における前方へ突出する検知片が一体的に設けられて
いるとともに、前記リテーナが差し込まれるコネクタハ
ウジングの相手側のコネクタハウジングには、前記リテ
ーナが正規位置よりも差込方向における手前側に配され
た場合に前記検知片と干渉可能な規制部が配設されてい
る構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記コネクタハウジングに対して前記リテー
ナが正規位置まで差し込まれ、且つ前記両コネクタハウ
ジングが嵌合された状態では、前記規制部が前記検知片
に対して前記リテーナの差込方向の手前側に配されるこ
とで、前記規制部と前記検知片の対向面同士が互いに係
合可能とされているところに特徴を有する。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載のものにおいて、前記検知片は、前記両コネク
タハウジングが嵌合されると相手側のコネクタハウジン
グに係止されて、両コネクタハウジングを嵌合状態に保
持可能なロックアームを兼ねているところに特徴を有す
る。
【0008】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>コネクタハ
ウジングに対してリテーナが正規位置まで差し込まれる
と、リテーナが端子金具に係止して、端子金具は抜け止
め状態に保持される。一方、リテーナが正規位置よりも
差込方向における手前側の位置に留められた状態(半挿
入状態)で、両コネクタハウジングの嵌合作業を行った
場合、リテーナよりも嵌合方向の前方へ突出した検知片
が相手側のコネクタハウジングの規制部に突き当たるこ
とで、嵌合動作が規制され、もってリテーナの半挿入が
検知される。
【0009】<請求項2の発明>リテーナを正規位置ま
で差し込んだ後、両コネクタハウジングが嵌合される
と、検知片と規制部とがリテーナの差込方向における奥
側と手前側とに並んだ状態となる。この状態で、例えば
リテーナが差込方向の手前側へ引っ張られた場合には、
検知片と規制部の対向面同士が係合されることにより、
リテーナがコネクタハウジングから外れるのを防止する
ことができる。 <請求項3の発明>コネクタの構造の簡略化を図ること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
9によって説明する。この実施形態では、図1及び図2
に示すように、互いに嵌合される雌コネクタハウジング
10(以下、単に雌ハウジング10という)と雄コネク
タハウジング20(以下、単に雄ハウジング20とい
う)のうち雄ハウジング20側に取り付けられるリテー
ナ30について半挿入検知を行うものを示す。なお、両
ハウジング10,20における嵌合面側を前方とする。
また、以下、手前側・奥側の記載については、図1を基
準とし、上下方向の記載については、図2を基準とす
る。
【0011】雌ハウジング10内には、図示しない雌端
子金具が複数本収容可能とされている。雌ハウジング1
0の上面における幅方向の略中央には、前端から所定長
さにわたって溝部11が凹んで設けられている。この溝
部11には、雄ハウジング20側のロックアーム36が
進入可能とされており、その幅寸法がロックアーム36
の幅寸法とほぼ同じ大きさになるように設定されてい
る。溝部11には、ロックアーム36が係止可能なロッ
ク突部12が上方へ突出して設けられている。このロッ
ク突部12の前面には、テーパ面が形成されている。
【0012】雄ハウジング20には、雄端子金具24を
収容可能な端子収容部21と、この端子収容部21を取
り囲むフード部22とが備えられている。端子収容部2
1には、雄端子金具24が後方から挿入されるキャビテ
ィ23が複数室幅方向に並んで設けられている。雄端子
金具24には、キャビティ23の側面に形成された段付
き部分に係止可能な金属ランス25が設けられている。
フード部22内には、前方から雌ハウジング10が嵌合
可能とされており、フード部22のうち端子収容部21
の前方部分が雌ハウジング10が進入される嵌合領域と
されている。
【0013】端子収容部21における上下面及び手前側
の側面には、手前側の側方からチャンネル型のリテーナ
30を取付可能なリテーナ取付溝26が形成されてい
る。このリテーナ取付溝26は、端子収容部21におけ
る長さ方向の略中央に配設されており、上下面における
手前寄りの所定位置には、保持突部27が上下方向に突
出してそれぞれ設けられている。端子収容部21には、
リテーナ30の係止部33が挿入可能なリテーナ挿入孔
28が手前側に開口して形成されている。このリテーナ
挿入孔28は、端子収容部21内の各キャビティ23を
幅方向に貫通して形成されている。フード部22におけ
る手前側の側面には、リテーナ30に設けられたロック
アーム36の挿通を許容する開口部29が形成されてい
る。
【0014】リテーナ30は、雄ハウジング20に対し
て手前側の側方から、両ハウジング10,20の嵌合方
向(=雄端子金具24の挿入方向)と直交する方向に沿
って差し込まれるようになっている。このリテーナ30
は、上下一対の保持片31が手前側の端部で連結部32
によって連結されるとともに、連結部32の内側面から
係止部33が保持片31の延出方向に沿って突出して形
成されている。
【0015】両保持片31の内面には、リテーナ30の
差込方向に沿って凹部34が2つずつ並んで設けられて
いる。これらの凹部34は、リテーナ30における幅方
向の中央よりも手前寄りに配設されており、これらの凹
部34は、端子収容部21のリテーナ取付溝26に設け
られた保持突部27に係止可能とされている。これによ
り、リテーナ30は、雄ハウジング20に対して差込方
向における手前側と奥側との2つの異なる位置に保持さ
れるようになっている。係止部33には、係止部33が
リテーナ挿入孔28内に挿入された状態において、各キ
ャビティ23に連通可能な複数の逃がし孔35が形成さ
れている。
【0016】このリテーナ30は、手前側の仮係止位置
と奥側の本係止位置とに保持可能とされ、両位置間を移
動可能とされている。リテーナ30が仮係止位置に配さ
れた状態では、図4に示すように、係止部33の逃がし
孔35がキャビティ23と連通する位置に配されてお
り、雄端子金具24のキャビティ23に対する挿抜が許
容されている。リテーナ30が本係止位置に配された状
態では、図2に示すように、係止部33の逃がし孔35
の孔縁がキャビティ23内に進入するとともに、キャビ
ティ23内の雄端子金具24に係止されるようになって
いる。
【0017】さて、リテーナ30の上面には、図1及び
図2に示すように、ロックアーム36が上方へ突出して
設けられている。このロックアーム36は、上側の保持
片31における幅方向のほぼ中央に配されるとともに、
両ハウジング10,20の嵌合方向に沿ってリテーナ3
0から前後に突出して形成されている。このロックアー
ム36は、保持片31から上方へ突設された支持部37
と、前後に延出するアーム部38とを備えたシーソー状
に形成されており、支持部37を中心としてアーム部3
8が上下方向へ弾性的に揺動変位可能とされている。ま
た、アーム部38の後端には、操作段部39が上方に突
出して形成されており、この操作段部39を押圧操作す
ることで、ロックアーム36を強制的に撓ませることが
可能とされている。
【0018】アーム部38の下面における幅方向の中央
には、所定幅の溝40が後方へ開放して形成されてお
り、その前側(アーム部38の前端部)には、ロック爪
41が形成されている。アーム部38は、図5に示すよ
うに、リテーナ30が雄ハウジング20に対して本係止
位置に取り付けられた状態において、雌ハウジング10
の溝部11に対して幅方向の位置が整合されるようにな
っている。そして、両ハウジング10,20が嵌合され
るのに伴って、アーム部38は雌ハウジング10側の溝
部11内に進入可能とされており、溝部11のロック突
部12にロック爪41が係止可能とされている(図6参
照)。アーム部38は、リテーナ30が本係止位置に取
り付けられたときに、その前端が雄ハウジング20の前
端よりも所定寸法(雄ハウジング20の全長の1/4程
度)後方に引っ込んだ位置に配されるようになってい
る。
【0019】一方、図2に示すように、雌ハウジング1
0の溝部11の高さ寸法、すなわち溝部11の周りの側
壁13の高さ寸法は、フード部22の天井面とほぼ同じ
高さに設定され、ロックアーム36よりも高くなるよう
に設定されている。これにより、リテーナ30が雄ハウ
ジング20に対して本係止位置よりも差込方向の手前側
の位置(例えば仮係止位置)に配されたとき、側壁13
の前端面がロックアーム36の前端面に突き当て可能と
されている(図8参照)。なお、この実施形態では、溝
部11の側壁13が特許請求の範囲に記載した規制部に
相当している。
【0020】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。まず、雄ハウジング2
0に対して手前側の側方からリテーナ30を差し込ん
で、図3及び図4に示すように、リテーナ30を仮係止
位置に取り付ける。この状態で各キャビティ23内に雄
端子金具24を挿入した後、図2及び図5に示すよう
に、リテーナ30を本係止位置まで押し込む。このと
き、雄端子金具24にリテーナ30の係止部33が係止
されることで、雄端子金具24は抜け止め状態に保持さ
れる。このとき、リテーナ30の外側面と雌ハウジング
10の外側面とがほぼ面一とされている。その後、両ハ
ウジング10,20を嵌合させる。
【0021】雌ハウジング10が雄ハウジング20のフ
ード部22の角筒部内に進入されると、端子収容部21
から前方に突出したロックアーム36が溝部11内に進
入される。このとき、ロックアーム36が溝部11の側
面に沿って進入されることでその進入動作が案内され
る。ロックアーム36の前端がロック突部12に達する
と、アーム部38の爪部がロック突部12に乗り上げる
とともに、ロックアーム36は弾性的に揺動変位され
る。そして、両ハウジング10,20が正規の深さまで
嵌合されると、ロック爪41がロック突部12を完全に
乗り越えるとともに、ロックアーム36が弾性復帰し、
図6に示すように、ロック爪41がロック突部12の直
後の位置に配されて両者の対向面が互いに係止される。
これにより、両ハウジング10,20は嵌合状態に保持
される。
【0022】この嵌合状態では、図7に示すように、溝
部11に嵌まったロックアーム36と溝部11の側壁1
3とが、リテーナ30の差込方向の奥側と手前側とに並
んで配されている。これにより、仮にリテーナ30に対
して抜け方向(手前側)へ引っ張るような力が作用した
場合でも、ロックアーム36の手前側の側面と側壁13
の側面とが互いに係合されるから、リテーナ30が雄ハ
ウジング20から脱落するのが防がれるようになってい
る。
【0023】ところで、両ハウジング10,20を嵌合
させる前の段階において、リテーナ30を仮係止位置か
ら本係止位置に押し込む際の押し込み量が不足したり、
押し込み操作そのものを失念する場合がある。その場
合、リテーナ30は、図3に示すように、本係止位置よ
りも手前側の位置に配されることになる(図3は仮係止
位置)。この状態で両ハウジング10,20を嵌合させ
ると、図8及び図9に示すように、雌ハウジング10が
フード部22に対して所定深さ(雄ハウジング20の全
長の1/4程度)まで進入したところで、溝部11の側
壁13の前端面がロックアーム36の前端面に突き当た
ることで、両ハウジング10,20の嵌合動作が規制さ
れる。これにより、リテーナ30が本係止位置に至って
いない半挿入状態であることが検知される。
【0024】以上説明したように本実施形態によれば、
リテーナ30に一体的に設けられたロックアーム36が
雌ハウジング10が進入される嵌合領域内に突出して配
されることで、ロックアーム36が雌ハウジング10に
干渉可能とされ、もって雄ハウジング20に対して嵌合
領域の後方外部に取り付けられたリテーナ30の半挿入
検知が可能とされる。
【0025】さらには、ロックアーム36がリテーナ3
0の半挿入検知を行うための構造と、両ハウジング1
0,20を嵌合状態にロックするための構造とを兼用し
ているから、コネクタの構造が簡単なものとなる。
【0026】<第2実施形態>次に、本発明の第2実施
形態を図10ないし図16に基づいて説明する。この実
施形態では、雌ハウジング60側に取り付けられるリテ
ーナ63の半挿入検知を行うものについて示す。なお、
以下、手前側・奥側の記載については、図10を基準と
し、上下方向の記載については、図11を基準とする。
【0027】雄ハウジング50には、図10及び図11
に示すように、雄端子金具53を収容可能な端子収容部
51と、その前方に突出する筒状のフード部52とが備
えられている。フード部52内には、雌ハウジング60
が嵌合可能とされている。フード部52の上面における
中央には、ロック突部54が上方へ突出して設けられて
いる。このロック突部54よりも手前側の位置には、後
に詳しく説明する規制部55が上方へ突出して設けられ
ている。
【0028】雌ハウジング60内には、雌端子金具62
を収容可能なキャビティ61が複数室幅方向に並んで設
けられている。なお、雌ハウジング60におけるリテー
ナ63の取付構造、リテーナ63の雌端子金具62に対
する係止構造、リテーナ63及びロックアーム64の構
造は、上記した第1実施形態のものと同様であり、且つ
同様の機能を有しているため、これらの重複する説明に
ついては省略する。
【0029】リテーナ63に一体的に設けられたロック
アーム64のアーム部65の長さ寸法は、雌ハウジング
60の長さ寸法とほぼ同じ大きさに設定されており、リ
テーナ63が雌ハウジング60に取り付けられた状態で
は、ロックアーム64の前端面が雌ハウジング60の前
端面とほぼ面一に配されるようになっている。ロックア
ーム64の支持部66の高さ寸法は、図11に示すよう
に、雄ハウジング50側のフード部52の厚さ寸法とほ
ぼ同じ大きさに設定されており、雌ハウジング60が雄
ハウジング50のフード部52内に進入される際にロッ
クアーム64は、フード部52の上面側に配されるよう
になっている。
【0030】雄ハウジング50側の規制部55について
詳しく説明する。この規制部55は、図10に示すよう
に、フード部52の前端から、雄ハウジング50の全長
の1/4程度の長さにわたって形成されている。フード
部52の幅方向における規制部55の配設位置は、図1
2に示すように、雌ハウジング60に対して本係止位置
に取り付けられたリテーナ63のロックアーム64に対
して手前側に隣り合う位置とされている。
【0031】本実施形態は以上のような構造であり、続
いてその作用について説明する。図10に示すように、
雌ハウジング60に対してリテーナ63を仮係止位置に
取り付けた状態で各キャビティ61内に雌端子金具62
を挿入した後、図11及び図12に示すように、リテー
ナ63を本係止位置に押し込む。このとき、リテーナ6
3の外周面が雌ハウジング60の外周面とほぼ面一とな
っている。
【0032】その後、雌ハウジング60を雄ハウジング
50のフード部52内に嵌合させると、ロックアーム6
4は、フード部52の上面側において規制部55の奥側
に進入されて、規制部55の奥側の側面がロックアーム
64の手前側の側面に摺接されることで、ロックアーム
64の前進動作が案内される。そして、ロックアーム6
4は、ロック突部54に乗り上げるとともに、弾性的に
揺動変位される。両ハウジング50,60が正規深さま
で嵌合されると、ロックアーム64のロック爪67がロ
ック突部54を乗り越えるとともに、ロックアーム64
が弾性復帰し、図13に示すように、ロック爪67がロ
ック突部54に係止されて、両ハウジング50,60は
嵌合状態に保持される。このとき、図14に示すよう
に、ロックアーム64の手前側の側方に隣接して規制部
55が配されており、仮にリテーナ63に対して手前側
へ引っ張る力が作用した場合でも、ロックアーム64の
手前側の側面と、規制部55の奥側の側面とが互いに係
合されることで、リテーナ63が雌ハウジング60から
脱落する事態を防ぐことができる。
【0033】一方、図10に示すように、リテーナ63
が本係止位置の手前側の位置に留められた状態で(図1
0は仮係止位置)、両ハウジング50,60の嵌合作業
が行われる場合がある。その場合は、図15及び図16
に示すように、雌ハウジング60が雄ハウジング50の
フード部52内に進入する直前の段階で、ロックアーム
64の前端面が規制部55の前端面に突き当たって、両
ハウジング50,60の嵌合動作が規制される。これに
より、リテーナ63が半挿入状態であったことが検知さ
れる。
【0034】以上説明したように本実施形態によれば、
ロックアーム64がリテーナ63よりも嵌合方向の前方
に突出して設けられているから、嵌合作業の初期の段階
でリテーナ63の半挿入を検知でき、コネクタの組み付
け作業の作業性の向上を図ることができる。
【0035】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記した実施形態では、雄雌のハウジングうち片
方に取り付けられるリテーナの半挿入検知を行うものに
ついて示したが、雄雌両ハウジングのリテーナの半挿入
検知を行うものも本発明に含まれる。具体的には、雄雌
のハウジングにおいてリテーナの差込方向を180度異
なる向きに設定し、両ハウジングには、相手側のハウジ
ングに取り付けられるリテーナの差込方向の手前側の位
置に規制部をそれぞれ設けるようにすれば良い。
【0036】(2)上記した実施形態では、ロックアー
ムが半挿入検知のための構造を兼用している場合につい
て示したが、ロック機能のみを有するロックアームとは
別に検知片を設けるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るコネクタを分解し
た状態を示す平断面図
【図2】雄雌両ハウジングの側断面図
【図3】雄ハウジングのリテーナが仮係止位置に配され
た状態を示す平断面図
【図4】雄ハウジングのリテーナが仮係止位置に配され
た状態を示す側断面図
【図5】雄ハウジングのリテーナが本係止位置に配され
た状態を示す平断面図
【図6】両ハウジングが正規嵌合された状態を示す側断
面図
【図7】両ハウジングが正規嵌合された状態を示す平断
面図
【図8】両ハウジングの嵌合作業が規制された状態を示
す側断面図
【図9】両ハウジングの嵌合作業が規制された状態を示
す平断面図
【図10】本発明の第2実施形態に係る雌ハウジングの
リテーナが仮係止位置に配された状態を示す平面図
【図11】雌ハウジングのリテーナが本係止位置に配さ
れた状態を示す側断面図
【図12】雌ハウジングのリテーナが本係止位置に配さ
れた状態を示す平面図
【図13】両ハウジングが正規嵌合された状態を示す側
断面図
【図14】両ハウジングが正規嵌合された状態を示す平
面図
【図15】両ハウジングの嵌合作業が規制された状態を
示す側断面図
【図16】両ハウジングの嵌合作業が規制された状態を
示す平面図
【符号の説明】
10…雌ハウジング(相手側のコネクタハウジング) 13…側壁(規制部) 20…雄ハウジング(リテーナが差し込まれるコネクタ
ハウジング) 24…雄端子金具(端子金具) 30…リテーナ 36…ロックアーム(検知片) 50…雄ハウジング(相手側のコネクタハウジング) 55…規制部 60…雌ハウジング(リテーナが差し込まれるコネクタ
ハウジング) 62…雌端子金具(端子金具) 64…ロックアーム(検知片)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに嵌合可能な一対のコネクタハウジ
    ングのうち、少なくともいずれか一方のコネクタハウジ
    ングには、その側方から両コネクタハウジングの嵌合方
    向と交差する方向に沿って差し込まれて、正規位置に達
    すると内部に収容された端子金具に係止されるリテーナ
    が備えられているものにおいて、 前記リテーナには、前記両コネクタハウジングの嵌合方
    向における前方へ突出する検知片が一体的に設けられて
    いるとともに、前記リテーナが差し込まれるコネクタハ
    ウジングの相手側のコネクタハウジングには、前記リテ
    ーナが正規位置よりも差込方向における手前側に配され
    た場合に前記検知片と干渉可能な規制部が配設されてい
    ることを特徴とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 前記コネクタハウジングに対して前記リ
    テーナが正規位置まで差し込まれ、且つ前記両コネクタ
    ハウジングが嵌合された状態では、前記規制部が前記検
    知片に対して前記リテーナの差込方向の手前側に配され
    ることで、前記規制部と前記検知片の対向面同士が互い
    に係合可能とされていることを特徴とする請求項1記載
    のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記検知片は、前記両コネクタハウジン
    グが嵌合されると相手側のコネクタハウジングに係止さ
    れて、両コネクタハウジングを嵌合状態に保持可能なロ
    ックアームを兼ねていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のコネクタ。
JP2000189794A 2000-06-23 2000-06-23 コネクタ Pending JP2002008763A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000189794A JP2002008763A (ja) 2000-06-23 2000-06-23 コネクタ
EP01304791A EP1168518A2 (en) 2000-06-23 2001-05-31 Connector
US09/874,207 US6450840B2 (en) 2000-06-23 2001-06-06 Connector with insertable retainer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000189794A JP2002008763A (ja) 2000-06-23 2000-06-23 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002008763A true JP2002008763A (ja) 2002-01-11

Family

ID=18689381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000189794A Pending JP2002008763A (ja) 2000-06-23 2000-06-23 コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6450840B2 (ja)
EP (1) EP1168518A2 (ja)
JP (1) JP2002008763A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021518646A (ja) * 2018-03-16 2021-08-02 エフシーアイ・ユーエスエー・エルエルシー 高密度電気コネクタ

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES1044530Y (es) * 1999-11-10 2000-09-01 Mecanismos Aux Ind Elemento de bloqueo para conjunto conector electrico.
US8235895B2 (en) * 2000-05-18 2012-08-07 Commwell Research and Development Ltd. Medical sensor kit for combination with a chair to enable measurement of diagnostic information
US20040260156A1 (en) 2001-05-18 2004-12-23 Commwell, Inc. Chair and ancillary apparatus with medical diagnostic features in a remote health monitoring system
JP4231651B2 (ja) * 2002-03-05 2009-03-04 第一電子工業株式会社 電気コネクタ
DE20208632U1 (de) * 2002-06-04 2003-10-16 Bosch Gmbh Robert Sekundärverriegelung einer Steckverbindung auf zwei Ebenen
DE10243256A1 (de) * 2002-09-17 2004-03-25 Daimlerchrysler Ag Baugruppe zur Ausbildung eines elektrischen Steckverbindungsteils
JP4636050B2 (ja) * 2007-04-27 2011-02-23 住友電装株式会社 コネクタ
JP2011100559A (ja) * 2009-11-04 2011-05-19 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
DE102016215123A1 (de) * 2016-08-12 2018-02-15 Te Connectivity Germany Gmbh Steckverbindungssystem

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0160474U (ja) 1987-10-09 1989-04-17
JP3211672B2 (ja) * 1996-07-11 2001-09-25 住友電装株式会社 コネクタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021518646A (ja) * 2018-03-16 2021-08-02 エフシーアイ・ユーエスエー・エルエルシー 高密度電気コネクタ
US11870176B2 (en) 2018-03-16 2024-01-09 Fci Usa Llc High density electrical connectors

Also Published As

Publication number Publication date
US20010055918A1 (en) 2001-12-27
US6450840B2 (en) 2002-09-17
EP1168518A2 (en) 2002-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3463636B2 (ja) コネクタ
JP4089179B2 (ja) コネクタ
EP1113537A2 (en) Connector
JP2006216308A (ja) コネクタ
JPH0794230A (ja) コネクタ
JP4168906B2 (ja) 分割コネクタ
JP2002008763A (ja) コネクタ
JP2597042Y2 (ja) コネクタ
KR20170070997A (ko) 커넥터의 록킹 구조 및 커넥터
JP2001351716A (ja) コネクタ
JP3765386B2 (ja) コネクタ
JP3856768B2 (ja) コネクタ
JP3753019B2 (ja) コネクタ
JP2002324614A (ja) コネクタ
JP2002280133A (ja) コネクタ
JP4058903B2 (ja) コネクタ
JP7480716B2 (ja) コネクタ
JP2002008779A (ja) コネクタ
JP3755644B2 (ja) コネクタ
JP3094837B2 (ja) コネクタ
JP3755418B2 (ja) コネクタ
JP2010129523A (ja) コネクタ
JP4096512B2 (ja) コネクタ
JPH0850948A (ja) リテーナ付きコネクタ
US7001224B2 (en) Connector with retainer for locking terminal fitings