JP5267374B2 - コネクタ - Google Patents
コネクタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5267374B2 JP5267374B2 JP2009182666A JP2009182666A JP5267374B2 JP 5267374 B2 JP5267374 B2 JP 5267374B2 JP 2009182666 A JP2009182666 A JP 2009182666A JP 2009182666 A JP2009182666 A JP 2009182666A JP 5267374 B2 JP5267374 B2 JP 5267374B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- housing
- booster
- wire cover
- fitting
- electric wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Description
前記倍力部材が初期位置にある状態では、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを浅く嵌合したときに、前記第1倍力機能部が前記第1倍力作用部の入口に進入するようになっており、
前記倍力部材が初期位置から嵌合位置に向かって変位することにより、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合が進行し、
前記倍力部材が嵌合位置に到達すると、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正規の嵌合状態に至るようになっており、
前記倍力部材が初期位置に到達したときに、前記電線カバーと前記ハウジング本体とが正規の組付け状態となる構成としたところに特徴を有する。
前記複数本の電線を貫通させる貫通孔を有し、前記一括ゴム栓の背面に当接されるホルダとを備え、
前記電線カバーには、前記電線カバーが前記ハウジング本体に対して組付け方向へ相対移動する過程で、前記ホルダを背面側から前記一括ゴム栓側へ押圧する押圧部が設けられ、
前記押圧部の押圧作用により、前記一括ゴム栓が前記ハウジング本体の背面と前記ホルダとの間で弾性的に圧縮変形させられる構成としたところに特徴を有する。
倍力部材を変位させると、第2倍力作用部と第2倍力機能部との係合により、電線カバーとハウジング本体が正規の組付け状態となる。倍力部材を、第2ハウジング側ではなく、電線カバーとハウジング本体を有する第1ハウジング側に設けているので、第1ハウジングと第2ハウジングを組み付ける前に、電線カバーとハウジング本体を正しく組み付けておくことができる。また、倍力部材は、第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合させるための嵌合機能だけでなく、電線カバーとハウジング本体を正しく組み付けるための組付け機能も兼ね備えているので、倍力部材とは別に、組付け機能のための専用の部材を設ける必要がなく、部品点数が少なくて済む。
また、倍力部材は、第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合させるときと、電線カバーとハウジング本体を組み付けるときで同じ経路上を逆向きに変位する。したがって、第1ハウジングと第2ハウジングを嵌合させるときの倍力部材の変位経路と、電線カバーとハウジング本体を組み付けるときの倍力部材の変位経路が、互いに別々である場合に比べると、倍力部材の変位に必要なスペースが小さくて済む。
倍力部材を初期位置まで変位させると、電線カバーとハウジング本体との組付けが完了するとともに、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合準備が整う。電線カバーとハウジング本体を組み付けた後は、倍力部材をそのまま初期位置に留め置けばよいので、倍力部材を無駄に変位させる必要がなく、作業性に優れている。
倍力部材を初期位置へ変位させると、係止部同士の係止作用により、倍力部材を確実に初期位置に保持しておくことができる。
電線をシール孔に貫通させる作業は、電線カバーをハウジング本体に組み付ける前に行われる。電線を貫通した後、電線カバーをハウジング本体に対して組付け方向へ相対移動させると、一括ゴム栓が弾性的に圧縮されることにより、シール孔の内周が縮径方向に変位してシール孔と電線との間の密着度が高まる。電線をシール孔に挿通する時点では、シール孔の内径が比較的大きいので、電線を挿通する際の抵抗が小さく抑えられており、作業性がよい。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図24を参照して説明する。本実施形態のコネクタは、第1ハウジング10と第2ハウジング90をレバー80(本発明の構成要件である倍力部材)を用いて嵌合・離脱させるようにしたものであって、第1ハウジング10を構成するハウジング本体11と電線カバー40の組付けを、上記レバー80を利用して行うようになっている。
ハウジング本体11は、合成樹脂製であり、全体として左右方向(両ハウジング10,90の嵌合・離脱方向と直角な方向)に長いブロック状をなす端子収容部12と、端子収容部12の後端に連なって前方へ片持ち状に延出することで端子収容部12を包囲する形態とされた筒状嵌合部13とを一体に形成したものである。端子収容部12の外面と筒状嵌合部13の内面との間には、筒状をなすとともに前方(正面側)へ開放された嵌合空間14が構成されている。
支持軸49は、軸線を上下方向(両ハウジング10,90の嵌合方向と直角であり、且つハウジング本体11に対する電線カバー40の組み付け方向と直角な方向)に向けて、互いに同軸状に突出形成されている。支持軸49は、左右方向においては電線カバー40のほぼ中央位置に配置され、前後方向においては電線カバー40の正面に近い位置に配置されている。
また、両ハウジング10,90を離脱する際には、レバー80を嵌合位置から初期位置へ回動させれば、カム溝84とカムフォロア94との係合によるカム作用により、倍力効果が発揮され、両ハウジング10,90が離間される。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、倍力部材を電線カバーに取り付け、第2倍力機能部をハウジング本体に設けたが、倍力部材をハウジング本体に取り付けて、第2倍力機能部を電線カバーに設けてもよい。
(2)上記実施形態では、第2倍力作用部と第2倍力機能部は、倍力部材の変位過程の途中から終了時まで継続して係合するようにしたが、第2倍力作用部と第2倍力機能部の係合は、倍力部材の変位の初期(つまり、倍力部材が嵌合位置にある状態)から変位の終了(つまり、倍力部材が初期位置に到達した状態)まで継続して行われるようにしてもよく、倍力部材の変位の終期にのみ行われるようにしてもよい。
(3)上記実施形態では、倍力部材が回動するように変位したが、倍力部材の変位形態は平行移動であってもよい。
(4)上記実施形態では、倍力部材が初期位置に到達したときに電線カバーとハウジング本体の正規の組付けが完了するようにしたが、電線カバーとハウジング本体の正規の組付けが完了したときの倍力部材の位置は、初期位置以外の位置であってもよい。
(5)上記実施形態では、電線カバーの組付け時の移動方向をハウジング本体の背面と平行な向き(両ハウジングの嵌合方向と直交する方向)としたが、電線カバーの組付け時の移動経路は、ハウジング本体の背面と交差する直線経路であってもよく、軸を支点として回動する経路であってもよい。
(6)上記実施形態では、一括ゴム栓を設けることにより防水を図るようにしたが、本発明は、非防水タイプのコネクタにも適用できる。
11…ハウジング本体
16…係合突起(第2倍力機能部)
40…電線カバー
45…押圧用角縁部(押圧部)
47…押圧用斜面(押圧部)
52…初期位置用係止突起(係止部)
60…一括ゴム栓
61…シール孔
70…ホルダ
74…貫通孔
80…レバー(倍力部材)
84…カム溝(第1倍力作用部)
86…初期位置用係止孔(係止部)
87…係合リブ(第2倍力作用部)
90…第2ハウジング
94…カムフォロア(第1倍力機能部)
Claims (4)
- ハウジング本体に電線カバーを組み付けた形態の第1ハウジングと、
前記ハウジング本体と前記電線カバーのうちいずれか一方の部材に変位可能に設けられ、第1倍力作用部を有する倍力部材と、
第1倍力機能部が設けられた第2ハウジングとを備え、
前記第1倍力作用部と前記第1倍力機能部が係合した状態で前記倍力部材を変位させることにより、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングに対し嵌合方向へ相対移動させる力が付与されるようになっているコネクタにおいて、
前記倍力部材には第2倍力作用部が設けられ、
前記ハウジング本体と前記電線カバーのうち前記倍力部材が取り付けられていない側の部材には、第2倍力機能部が設けられ、
前記第2倍力作用部と前記第2倍力機能部が係合した状態で前記倍力部材を変位させることにより、前記電線カバーと前記ハウジング本体に対し正規の組付け状態へ相対移動させる力が付与される構成となっているとともに、
前記倍力部材は、同一の経路に沿って往復変位し得るようになっており、
前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを嵌合させるときの前記倍力部材の変位方向と、前記電線カバーと前記ハウジング本体を組み付けるときの前記倍力部材の変位方向が、互いに逆向きであることを特徴とするコネクタ。 - 前記倍力部材は、初期位置と嵌合位置との間で往復変位し得るようになっており、
前記倍力部材が初期位置にある状態では、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングを浅く嵌合したときに、前記第1倍力機能部が前記第1倍力作用部の入口に進入するようになっており、
前記倍力部材が初期位置から嵌合位置に向かって変位することにより、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングの嵌合が進行し、
前記倍力部材が嵌合位置に到達すると、前記第1ハウジングと前記第2ハウジングが正規の嵌合状態に至るようになっており、
前記倍力部材が初期位置に到達したときに、前記電線カバーと前記ハウジング本体とが正規の組付け状態となる構成としたことを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記倍力部材と前記第1ハウジングには、前記倍力部材が初期位置にある状態で互いに係止することにより、前記倍力部材の嵌合位置側への変位を規制する係止部が設けられていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
- 前記ハウジング本体の背面から導出された複数本の電線を液密状に貫通させる複数のシール孔を有し、前記ハウジング本体の背面に当接するとともに、外周を前記ハウジング本体に形成したシール面に密着させた状態で取り付けられる一括ゴム栓と、
前記複数本の電線を貫通させる貫通孔を有し、前記一括ゴム栓の背面に当接されるホルダとを備え、
前記電線カバーには、前記電線カバーが前記ハウジング本体に対して組付け方向へ相対移動する過程で、前記ホルダを背面側から前記一括ゴム栓側へ押圧する押圧部が設けられ、
前記押圧部の押圧作用により、前記一括ゴム栓が前記ハウジング本体の背面と前記ホルダとの間で弾性的に圧縮変形させられる構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009182666A JP5267374B2 (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009182666A JP5267374B2 (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | コネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011034923A JP2011034923A (ja) | 2011-02-17 |
JP5267374B2 true JP5267374B2 (ja) | 2013-08-21 |
Family
ID=43763774
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009182666A Expired - Fee Related JP5267374B2 (ja) | 2009-08-05 | 2009-08-05 | コネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5267374B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6381904B2 (ja) * | 2013-12-24 | 2018-08-29 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | レバー式電気コネクタ |
JP2018018583A (ja) | 2016-07-25 | 2018-02-01 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
JP2018018584A (ja) | 2016-07-25 | 2018-02-01 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0359974A (ja) * | 1989-07-27 | 1991-03-14 | Amp Japan Ltd | 電気コネクタ |
JP2003223958A (ja) * | 2002-01-29 | 2003-08-08 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | レバー式コネクタ |
JP3882111B2 (ja) * | 2002-04-22 | 2007-02-14 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
JP3747035B2 (ja) * | 2003-03-24 | 2006-02-22 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
JP4678227B2 (ja) * | 2005-04-22 | 2011-04-27 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
JP4826376B2 (ja) * | 2006-07-24 | 2011-11-30 | 住友電装株式会社 | レバー式コネクタ |
-
2009
- 2009-08-05 JP JP2009182666A patent/JP5267374B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011034923A (ja) | 2011-02-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4678227B2 (ja) | コネクタ | |
JP4517940B2 (ja) | コネクタ | |
JP5423233B2 (ja) | コネクタ | |
JP4317973B2 (ja) | コネクタ | |
JP5945964B2 (ja) | コネクタ | |
JP5747858B2 (ja) | コネクタ | |
JP2006221920A (ja) | コネクタ | |
JP2008300199A (ja) | コネクタ | |
JP6880454B2 (ja) | レバー式コネクタ | |
JP2008130244A (ja) | コネクタ | |
JP2014165028A (ja) | コネクタ | |
JP2014165029A (ja) | コネクタ | |
KR20030026232A (ko) | 조인트 압축 장치를 갖는 밀봉 커넥터 | |
JP5267374B2 (ja) | コネクタ | |
JP4049144B2 (ja) | レバー式コネクタ | |
JP2008117552A (ja) | コネクタ | |
JP2008004271A (ja) | コネクタ | |
JP6438675B2 (ja) | コネクタの防水構造 | |
KR20130028851A (ko) | 방수 커넥터 | |
JP4525499B2 (ja) | 防水コネクタ | |
JP4488425B2 (ja) | コネクタ | |
JP2012089299A (ja) | 防水コネクタ | |
US10367301B2 (en) | Lever-type connector | |
JP2009230988A (ja) | ショート端子及びコネクタ | |
JP2010102941A (ja) | コネクタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20111222 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130226 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130409 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130422 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |