JP7444117B2 - レバー式コネクタ - Google Patents

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Description

本明細書によって開示される技術は、レバー式コネクタに関する。
従来、レバー式コネクタとして、特開2011-146249号公報(特許文献1)に記載のものが知られている。このレバー式コネクタは、電線の端末に接続された端子が収容されたコネクタハウジングと、コネクタハウジングの電線引出側に装着されて電線を外部へ導き出すワイヤーカバーと、コネクタハウジングに回動自在に取り付けられ、当該コネクタハウジングに相手側コネクタを半嵌合させた状態で回動させることで相手側コネクタを半嵌合位置から正規嵌合位置まで移動させるレバーと、を有する。
また、特開2004-288500号公報(下記特許文献2)に記載されているように、コネクタハウジングと、コネクタハウジングに取り付けられるリアホルダとの間に、シール部材が設けられた防水用のレバー式コネクタも知られている。
特開2011-146249号公報 特開2004-288500号公報
シール部材を備えるレバー式コネクタでは、シール部材に複数の電線が挿通されるため、シール部材の外径が膨らんでコネクタハウジングを膨出方向に変形させる場合がある。このように変形された状態のコネクタハウジングは、そのままの状態であると、塑性変形して防水性が低下することが懸念される。
本明細書によって開示される技術は、相手側コネクタと嵌合可能とされ、端子を収容する端子収容部を有するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの内側において前記端子収容部の後面に当接され、前記端子に接続された電線を挿通可能な板状のシール部材と、前記コネクタハウジングに組み付けられ、前記コネクタハウジングから引き出された前記電線を覆う電線カバーと、前記コネクタハウジングに組み付けられ、嵌合開始位置から嵌合完了位置まで回動可能とされたレバーと、を備えたレバー式コネクタであって、前記電線カバーは、前記コネクタハウジングのうち前記シール部材が収容された部分の少なくとも一部を外側から覆う外側被覆部を備えており、前記レバーは、2つの脚部と、前記2つの脚部を連結する操作部とを有し、少なくとも前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において、前記脚部が前記外側被覆部の外側に重畳されるようになっており、前記脚部の内面のうち、前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において前記外側被覆部に重畳される部分に、前記外側被覆部に向けて突出する突出部が設けられ、当該突出部は、前記レバーが前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置に向けて回動する回動進行方向に傾斜する押圧斜面を備え、前記外側被覆部の外面のうち、前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において前記押圧斜面が配置される部分に、前記回動進行方向の反対側に傾斜して前記押圧斜面が当接される被押圧斜面が設けられている。
本明細書によって開示されるレバー式コネクタによれば、シール部材によるコネクタハウジングの膨らみを抑制し、防水性の低下を抑制することができる。
図1は、実施形態の雌コネクタのレバーが嵌合開始位置に配置された状態の斜視図である。 図2は、実施形態の雌コネクタのレバーが嵌合開始位置に配置された状態の側面図である。 図3は、図2のA-A線断面図である。 図4は、図2のB-B線断面図である。 図5は、図4の要部拡大断面図である。 図6は、実施形態の雌コネクタのレバーが嵌合完了位置に配置された状態の斜視図である。 図7は、実施形態の雌コネクタのレバーが嵌合完了位置に配置された状態の側面図である。 図8は、図7のC-C線断面図である。 図9は、図7のD-D線における要部拡大断面図である。 図10は、実施形態のアウタハウジングの斜視図である。 図11は、実施形態のアウタハウジングのより後方から視た斜視図である。 図12は、実施形態のアウタハウジングの背面図である。 図13は、実施形態の電線カバーの斜視図である。 図14は、実施形態の電線カバーの側面図である。 図15は、図14のE-E線断面図である。 図16は、実施形態のレバーの斜視図である。 図17は、実施形態のレバーの側面図である。 図18は、図17のF-F線断面図である。
[実施形態の概要]
(1)本明細書によって開示される技術は、相手側コネクタと嵌合可能とされ、端子を収容する端子収容部を有するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングの内側において前記端子収容部の後面に当接され、前記端子に接続された電線を挿通可能な板状のシール部材と、前記コネクタハウジングに組み付けられ、前記コネクタハウジングから引き出された前記電線を覆う電線カバーと、前記コネクタハウジングに組み付けられ、嵌合開始位置から嵌合完了位置まで回動可能とされたレバーと、を備えたレバー式コネクタであって、前記電線カバーは、前記コネクタハウジングのうち前記シール部材が収容された部分の少なくとも一部を外側から覆う外側被覆部を備えており、前記レバーは、2つの脚部と、前記2つの脚部を連結する操作部とを有し、少なくとも前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において、前記脚部が前記外側被覆部の外側に重畳されるようになっており、前記脚部の内面のうち、前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において前記外側被覆部に重畳される部分に、前記外側被覆部に向けて突出する突出部が設けられ、当該突出部は、前記レバーが前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置に向けて回動する回動進行方向に傾斜する押圧斜面を備え、前記外側被覆部の外面のうち、前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において前記押圧斜面が配置される部分に、前記回動進行方向の反対側に傾斜して前記押圧斜面が当接される被押圧斜面が設けられている。
上記構成によれば、レバーが嵌合完了位置に配置された状態において、電線を通したシール部材が径方向の外側に向けて膨らみ、コネクタハウジングを膨らませる方向(外側)に力が加わった場合でも、コネクタハウジングはその外面に重畳された電線カバーの外側被覆部およびレバーの脚部により内側に向けて押圧され、もって、コネクタハウジングの膨らみが抑制される。
しかも、レバーの脚部に設けられた突出部が、外側被覆部を介してコネクタハウジングを部分的に強い力で確実に押圧するから、レバーに突出部が設けられない構成と比較して、コネクタハウジングの変形(膨らみ)をより確実に抑制することができる。
また、レバーの突出部に設けられた押圧斜面が、嵌合完了時に、電線カバーに設けられた被押圧斜面と当接される構成であるから、突出部が設けられたからといって、突出部が設けられない構成と比較して、回動時に要する嵌合力が特に大きくなることはない。一方、レバーが嵌合完了位置に配置された状態においては、押圧斜面と被押圧斜面とがすでに当接されているから、コネクタハウジングに対して膨出する方向に力がかかった場合でも、コネクタハウジングの変形が抑制され、部分的に強い力でコネクタハウジングを内側に向けて押圧することとなる。
しかも、押圧斜面と被押圧斜面とは、互いに乗り上げることで、レバーと電線カバーとの間に設けられるクリアランスを埋めるまでオーバーラップすることが可能であるから、より確実にコネクタハウジングの変形を抑制することが可能である。
(2)前記外側被覆部のうち、前記レバーが前記嵌合開始位置と前記嵌合完了位置との間を回動する際に前記突出部が回動する回動軌跡に、前記突出部の回動を許容するための回動許容部が当該外側被覆部の外面側を切り欠くことにより形成されており、前記被押圧斜面は前記回動許容部を切り欠いた切欠き縁部により構成されていてもよい。
上記構成によれば、レバーが、嵌合開始位置から嵌合完了位置に回動される際には電線カバーと干渉せず、嵌合完了位置に配置された時点で、突出部の押圧斜面が電線カバーの被押圧斜面に当接する構成の一形態を実現することができる。したがって、レバーが回動途中に電線カバーと摺接することによる摩擦力が嵌合力に加わることが回避される。
(3)前記被押圧斜面は、前記電線カバーのうち前記コネクタハウジングの長さ方向における中央部に設けられていてもよい。
上記構成によれば、コネクタハウジングの変形をより効果的に抑制することができる。
(4)前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において、前記レバーの前記嵌合開始位置側への回動を規制するロック部を備えていてもよい。
上記構成によれば、コネクタハウジングが膨出することによってレバーが嵌合開始位置側に押し戻される事態が回避され、コネクタハウジングを内側に向けて確実に継続的に押圧することが可能となる。
[実施形態の詳細]
本明細書によって開示される技術の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本明細書によって開示される技術はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態>
一実施形態を、図1から図18を参照しつつ説明する。以下の説明においては、各図に示すX方向を前方とし、その反対を後方とする。また、Y方向を右方とし、その反対を左方とする。さらに、Y方向に沿った方向を長さ方向とし、Z方向に沿った方向を幅方向として説明する。また、便宜上、雌端子および電線の図示は省略する場合がある。
本実施形態のレバー式コネクタは、雄コネクタ100(相手側コネクタの一例)に嵌合される雌コネクタ10である。雌コネクタ10は、電線Wの末端が接続された雌端子70を保持するハウジング(コネクタハウジングの一例)11と、ハウジング11に組み付けられる電線カバー40と、同じくハウジング11に組み付けられるレバー50とを備えている。
[ハウジング11]
ハウジング11は、合成樹脂製であって、図3および図8に示すように、雌端子70を保持するインナハウジング(端子収容部の一例)12と、インナハウジング12を内側に保持するアウタハウジング20とを備えている。
インナハウジング12は、図3および図8に示すように、略方形のブロック状をなし、前後方向に貫通する複数のキャビティ(図示せず)を有する。複数の各キャビティには、雌端子70と、雌端子70に接続された電線Wの端末部とが収容可能とされている。
インナハウジング12の背面(後面の一例)12Bには、図3および図8に示すように、シール部材60が装着されている。シール部材60は板状をなし、ゴム等の弾性材料から構成されている。シール部材60には、インナハウジング12の複数のキャビティの開口に対応する位置に、複数の電線Wを通すための複数のシール部材側電線貫通孔61が設けられている(図4等参照)。シール部材60により、インナハウジング12の背面12B側の防水性が図られている。
さらに、シール部材60の背面には、図3および図8に示すように、シール部材60をインナハウジング12に保持するためのリアホルダ63が設けられている。リアホルダ63は合成樹脂製であって、板状をなしている。リアホルダ63には、シール部材側電線貫通孔61に対応する位置に、電線Wを通すためのホルダ側電線貫通孔(図示せず)が設けられている。すなわち、インナハウジング12のキャビティと、シール部材側電線貫通孔61と、ホルダ側電線貫通孔とは、前後方向に連通されている。
一方、アウタハウジング20は、図10から図12に示すように、全体として略長方形の角筒状をなしている。アウタハウジング20は、インナ保持壁21と、ホルダ保持壁23と、カバー保持壁25と、レバー保持壁31と、2つの回動軸34とを備えて構成されている。
インナ保持壁21は略長方形の角筒状なしており、内側にインナハウジング12を収容可能としている。図3および図8に示すように、前後方向(X方向)におけるインナ保持壁21の長さ寸法は、同方向(X方向)におけるインナハウジング12の長さ寸法よりもやや短く設定されている。インナハウジング12は、その背面12Bがインナ保持壁21の後端と面一とされるとともに、その前端がインナ保持壁21の前端から突出するように、インナ保持壁21に保持されている。
同じく図3および図8に示すように、ホルダ保持壁23は、インナ保持壁21の後方において、インナ保持壁21からハウジング側段差部22を介して拡径した略長方形の筒状をなしている。ホルダ保持壁23の内側には、インナハウジング12の背面12Bに当接するようにシール部材60が収容されるとともに、シール部材60の背面に当接するようにリアホルダ63が収容されている。ホルダ保持壁23は、その後端からリアホルダ63が突出しない寸法に設定されている。
また、インナ保持壁21とホルダ保持壁23との間のハウジング側段差部22の外面角部には、弾性材料からなるリング状の第2シール部材65が装着されている。
カバー保持壁25は、図10等に示すように、ホルダ保持壁23を取り囲むようにホルダ保持壁23の外周に重なるとともに、ホルダ保持壁23の後端からさらに後方に突出した形態とされている。カバー保持壁25のうち、長手方向(左右方向、Y方向)に延びる一対の壁は、後端中央部から前方に向かって切り欠かれた受け部26とされている。詳細には、受け部26は、カバー保持壁25の後端から前方に向けて互いに近づくように傾斜する傾斜部27と、傾斜部27から連なってカバー保持壁25の前端まで互いに平行に延びる平行部28とから構成されている。カバー保持壁25は、受け部26によって左右方向に二分割されている。
レバー保持壁31は、インナ保持壁21の外周を空間を介して取り囲むように設けられている。レバー保持壁31の後端は、カバー保持壁25に連結されている。これにより、レバー保持壁31とインナ保持壁21とで囲まれる枠状の空間が前方に向けて開口しており、後述する雄コネクタ100のフード部102を受け入れ可能な嵌合空間S1を形成している(図3参照)。
レバー保持壁31の長手方向(左右方向、Y方向)に延びる2つの壁部は、他の壁部よりも板厚が厚く設定されている。また、レバー保持壁31の長手方向に延びる2つの壁部のうち、カバー保持壁25の平行部28が形成された部分に対応する中央部分は、内面から外側に向けて凹状に窪む凹部32とされている(図11および図12参照)。凹部32は前後方向(X方向)に延びる溝状とされている。換言すると、レバー保持壁31は、その長手方向において、インナ保持壁21から外側に向けて略門形状に張り出した形態とされている。
また、レバー保持壁31のうち、左右方向(Y方向)において凹部32が形成されている領域には、図10等に示すように、後方に向けて半円状の回動規制部33が延出されている。回動規制部33は、後述するレバー50の回動範囲を規制する部分である。この回動規制部33の後端は、ハウジング11の前後方向において、シール部材60が配置される位置まで延出されている(図3参照)。
インナ保持壁21の外面と、レバー保持壁31の凹部32の内面との間の空間は、後述するレバー50の脚部51が収容されるレバー収容部S2となっている(図12参照)。
さらに、レバー保持壁31の凹部32の内面には、図11および図12に示すように、インナ保持壁21に向かって突出する回動軸34が設けられている。回動軸34は、レバー50を回動可能に支持するための円柱状の軸である。
[電線カバー40]
電線カバー40は、ハウジング11に対して背面(リアホルダ63側の面)を覆うように組み付けられて、インナハウジング12から導出された電線Wを保護するとともに所定方向に導出するための部材である。電線カバー40は、合成樹脂製であって、図13および図14に示すように、前方と右側が開放した略箱型をなしている。以下、ハウジング11の背面を覆うように左右方向に延びる壁を主壁41とし、主壁41の側縁部から前方に向けて延び、互いに対向して配される2つの壁を側壁42とする。主壁41の一端側(左側)は前方に向けて湾曲しており、側壁42の左縁部に連なっている。
側壁42の長手方向(左右方向、Y方向)における中央部前端には、前方に向けて延びる延長壁部(外側被覆部の一例)43が延設されている。延長壁部43は、図14に示すように、先細りの略台形状とされている。電線カバー40がハウジング11に組み付けられた状態において、延長壁部43の左右の側縁部は、カバー保持壁25の受け部26(傾斜部27)にほぼぴったり嵌め入れられる角度に傾斜している(図2および図7参照)。
これら延長壁部43および受け部26(傾斜部27)の側縁部の傾斜角度および位置は、延長壁部43が、後述するレバー50の回動軌跡全体を含むように設定されている。より詳細には、本実施形態の延長壁部43の左側縁部43Lは、嵌合開始位置とされたレバー50の脚部51の左側縁部51Lを当該延長壁部43が含む(図2参照)傾斜角度および位置とされており、延長壁部43の右側縁部43Rは、嵌合完了位置とされたレバー50の脚部51の右側縁部51Rを当該延長壁部43が含む(図7参照)傾斜角度および位置に設定されている。
延長壁部43は、電線カバー40がハウジング11に組み付けられた状態において、ホルダ保持壁23の外周に配置される。すなわち、ハウジング11のうち、シール部材60が収容された部分を外側から覆う位置に配置されるようになっている(図3および図7参照)。
電線カバー40の2つの側壁42において、延長壁部43の延出基端部および延長壁部43を除いた前端部には、2つの側壁42からカバー側段差部44を介して内側かつ前方に向けてクランク状に延びる嵌合壁部45が設けられている。嵌合壁部45は、カバー保持壁25の内側に嵌まり込んでハウジング11に対する電線カバー40の保持を行う部分である。
電線カバー40の主壁41には、後方に突出する片持ち状の弾性係止片(ロック部の一例)46が設けられている。図1に示すように、弾性係止片46は主壁41を左側から右側に向けてU字形状に切り起こすことにより形成されており、主壁41の板面と交差する方向に弾性変形可能とされている。弾性係止片46の右端部が嵌合完了位置におけるレバー50の操作部52(ロック部の一例)に対して左側から当接する(図6参照)ことにより、レバー50が嵌合完了位置から嵌合開始位置に向けて回動することが規制されるようになっている。
[レバー50]
レバー50は、雌コネクタ10の雄コネクタ100との嵌合および離脱を補助するための部材である。レバー50は、合成樹脂製であって、図1および図6等に示すように、ハウジング11(アウタハウジング20)に対して回動可能に組み付けられる。
図16から図18に示すように、レバー50は、2つの脚部51と、2つの脚部51の一端側同士を連結する操作部52とを備えている。
2つの脚部51のそれぞれは、細長い板状をなしている。2つの脚部51のそれぞれの先端側(操作部52と反対側の端部)には、円形の孔である軸孔53が設けられている。軸孔53は、ハウジング11の回動軸34を受け入れるための孔である。
2つの脚部51は、図3から図5、および、図8、図9に示すように、2つのレバー収容部S2のそれぞれに収容されている。脚部51の外面の先端側は、レバー保持壁31に沿って配されている。また脚部51の内面は、インナ保持壁21および電線カバー40に沿って配されている。
レバー50は、回動軸34を回動中心として、嵌合開始位置(図1および図2に示す位置)と嵌合完了位置(図6および図7に示す位置)との間で回動可能となっている。レバー50は、嵌合開始位置にあるときには、ハウジング11に対して斜め左側に傾いた姿勢で配置される。レバー50は、嵌合完了位置にあるときには、ハウジング11に対して斜め右側に傾いた姿勢で配置される。
脚部51の外面には、レバー50が回動する際に、レバー保持壁31の回動規制部33の端面に沿う段差状の規制受け部54が設けられている(図16および図17参照)。規制受け部54は、脚部51の先端部寄りの外面側を板厚方向に弧状に切り欠くことにより形成されている。レバー50は、規制受け部54が回動規制部33に沿う範囲内のみ回動が許容されるようになっている。
[雄コネクタ100]
雄コネクタ100(相手側コネクタの一例)は、図3に示すように、底板部101と、底板部101から延びる筒状のフード部102と、を有する。雄コネクタ100には、インナハウジング12に保持される雌端子70に接続される雄端子103が保持されている。
なお、図示は省略するが、フード部102の外表面には、レバー50の2つの脚部51にそれぞれ備えられる図示しないギヤ部に対応するギヤ受け部が受けられている。レバー50の回動操作によるギヤ部とギヤ受け部とのカム作用により、雄コネクタ100と雌コネクタ10との嵌合が行われるようになっている。
[押圧リブ55および回動許容部47]
さて、本実施形態のレバー50には、図16から図18に示すように、2つの脚部51のそれぞれの内面(互いに対向する面)に、押圧リブ(突出部の一例)55が設けられている。押圧リブ55は、レバー50が嵌合完了位置に配置された状態において、電線カバー40の延長壁部43に重畳される部分に設けられている(図7参照)。つまり、脚部51の長さ方向における中央部よりも先端側に設けられている。
具体的には、図16から図18に示すように、押圧リブ55は、レバー50の脚部51の内面うち、左側縁部51L(嵌合開始位置側に位置する端部)に沿って直線状に延びている。換言すると、押圧リブ55は、レバー50の脚部51の内面のうち、レバー50が嵌合開始位置から嵌合完了位置に向けて回動する方向である回動進行方向Dの反対側の端部において、回動進行方向Dと交差する方向に直線状に延びている。
これらの押圧リブ55のうち、レバー50の回動進行方向D側に位置する角部は、斜めに切り欠かれたリブ側傾斜面(押圧斜面の一例)57とされている。リブ側傾斜面57は、図18に示すように、押圧リブ55の頂面56から回動進行方向Dに向けて、脚部51の板面(内面)まで連続して傾斜している。
なお、押圧リブ55の前端(図17における下端)は、レバー50がハウジング11に組み付けられた状態において、延長壁部43の前端を含む位置まで延びている(図2および図7参照)。つまり、回動軸34に近接する位置まで延びている。また、押圧リブ55の後端(図17における上端)は、レバー50がハウジング11に組み付けられた状態において、シール部材60の外周を含む位置まで延びている。
一方、電線カバー40の側壁42および延長壁部43のうち、レバー50の回動に伴って押圧リブ55が回動する回動軌跡には、押圧リブ55の回動を許容するために外面側を板厚方向に一部切り欠いた回動許容部47が形成されている。本実施形態では、回動許容部47は、図13および図14に示すように、延長壁部43の左側縁部43Lから右側に向けて、扇型に切り欠いた形で設けられている。
レバー50が嵌合完了位置に配置された状態において、押圧リブ55のリブ側傾斜面57が配置される部分、すなわち、回動許容部47の右端の切欠き縁部は、リブ側傾斜面57と重ね合わせるためのカバー側傾斜面(被押圧斜面の一例)48とされている。すなわちカバー側傾斜面48は、図15に示すように、レバー50の回動進行方向Dの反対側に向けて傾斜している。カバー側傾斜面48は、電線カバー40のうちハウジング11の長手方向(左右方向、Y方向)における略中央部に配置されている。
[雌コネクタ10と雄コネクタ100との嵌合]
次に、上記の構成の雌コネクタ10を雄コネクタ100と嵌合させる手順の一例を、以下に説明する。まず、図1および図2に示すように、レバー50が嵌合開始位置に保持された状態で、雌コネクタ10のハウジング11が雄コネクタ100に浅く嵌合され、フード部102の先端部が嵌合空間S1の内部に進入する。レバー50が嵌合開始位置に配された状態では、レバー50の押圧リブ55は電線カバー40の回動許容部47内に配置されており、押圧リブ55と電線カバー40とが干渉しないようになっている。
次に、レバー50が嵌合開始位置から嵌合完了位置に向けて回動進行方向Dに回動される。この回動途中において、押圧リブ55は回動許容部47に沿って移動するので、押圧リブ55と電線カバー40とは干渉しないようになっている。レバー50の回動に伴って、図示しないカム作用により、ハウジング11が雄コネクタ100に相対的に引き寄せられ、嵌合が進行する。
雌コネクタ10と雄コネクタ100との嵌合が進行し、図6および図7に示すようにレバー50が嵌合完了位置に達すると、ハウジング11が雄コネクタ100に対して正規の嵌合位置に至る。レバー50が嵌合完了位置に達する直前には、レバー50の操作部52が電線カバー40の弾性係止片46に当接して徐々に押し下げ、嵌合位置に達すると同時に弾性係止片46を乗り越える。これにより弾性係止片46が弾性復帰し、レバー50の操作部52の回動進行方向Dの反対側の面に係止する。これにより、レバー50の回動進行方向Dの反対側への回動が規制され、レバー50が嵌合位置へロックされた状態となる。
このロック状態において、レバー50の脚部51に設けられた押圧リブ55のリブ側傾斜面57は、図9に示すように、電線カバー40のカバー側傾斜面48に乗り上げるように重なり、カバー側傾斜面48を当該カバー側傾斜面48と交差する方向に向けて押圧する。また、この時、押圧リブ55の頂面56は、回動許容部47に接近あるいは当接している。つまり、少なくとも斜面同士の当接によって、電線カバー40の延長壁部43がレバー50の押圧リブ55により内側に向けて押圧される。これにより、ホルダ保持壁23(アウタハウジング20)が延長壁部43により内側に向けて押圧され、外側に向けて膨出し難くなっている。
このようにして雌コネクタ10と雄コネクタ100との嵌合が完了する。
[作用効果]
以上のように本実施形態の雌コネクタ10は、雄コネクタ100と嵌合可能とされ、端子を収容するインナハウジング12を有するハウジング11と、ハウジング11の内側においてインナハウジング12の背面12Bに当接され、端子に接続された電線Wを挿通可能な板状のシール部材60と、ハウジング11に組み付けられ、ハウジング11から引き出された電線Wを覆う電線カバー40と、ハウジング11に組み付けられ、嵌合開始位置から嵌合完了位置まで回動可能とされたレバー50と、を備え、電線カバー40は、ハウジング11のうちシール部材60が収容された部分の一部を外側から覆う延長壁部43を備えており、レバー50は、2つの脚部51と、2つの脚部51を連結する操作部52とを有し、レバー50が嵌合完了位置に配置された状態において、脚部51が延長壁部43の外側に重畳されるようになっており、脚部51の内面のうち、レバー50が嵌合完了位置に配置された状態において延長壁部43に重畳される部分に、延長壁部43に向けて突出する押圧リブ55が設けられ、当該押圧リブ55は、レバー50が嵌合開始位置から嵌合完了位置に向けて回動する回動進行方向D側に傾斜するリブ側傾斜面57を備え、延長壁部43の外面のうち、レバー50が嵌合完了位置に配置された状態においてリブ側傾斜面57が配置される部分に、回動進行方向Dの反対側に傾斜してリブ側傾斜面57が当接されるカバー側傾斜面48が設けられている。
このような構成によれば、レバー50が嵌合完了位置に配置された状態において、電線Wを通したシール部材60が径方向の外側に向けて膨らみ、ハウジング11(アウタハウジング20)を膨らませる方向(外側)に力が加わった場合でも、ハウジング11はその外面に重畳された電線カバー40の延長壁部43およびレバー50の脚部51により内側に向けて押圧されている。もって、ハウジング11の膨らみが抑制される。
しかも、レバー50の脚部51に設けられた押圧リブ55が、延長壁部43を介してホルダ保持壁23(アウタハウジング20)を部分的に強い力で確実に押圧するから、レバー50に押圧リブ55が設けられない構成と比較して、ハウジング11の変形(膨らみ)をより確実に抑制することができる。
また、レバー50の押圧リブ55に設けられたリブ側傾斜面57を、嵌合完了時に、電線カバー40に設けられたカバー側傾斜面48と当接させる構成である。したがって、押圧リブ55が設けられたからといって、押圧リブ55が設けられない構成と比較して、回動時に要する嵌合力が特に大きくなることはない。一方、レバー50が嵌合完了位置に配置された状態においては、リブ側傾斜面57とカバー側傾斜面48とがすでに当接されているから、ハウジング11に対して膨出する方向に力がかかった場合でも、ホルダ保持壁23(アウタハウジング20)の変形が抑制され、部分的に強い力でハウジング11(アウタハウジング20)を内側に向けて押圧することとなる。
しかも、リブ側傾斜面57とカバー側傾斜面48とは、互いに乗り上げることで、レバー50と電線カバー40との間に設けられるクリアランスを埋めるまでオーバーラップさせることが可能であるから、より確実にアウタハウジング20の変形を抑制することが可能である。
また、延長壁部43のうち、レバー50が嵌合開始位置と嵌合完了位置との間を回動する際に押圧リブ55が回動する回動軌跡に、押圧リブ55の回動を許容するための回動許容部47が当該延長壁部43の外面を切り欠くことにより形成されており、カバー側傾斜面48は回動許容部47を切り欠いた切欠き縁部により構成されている。
上記構成によれば、レバー50が、嵌合開始位置から嵌合完了位置に回動される際には電線カバー40と干渉せず、嵌合完了位置に配置された時点で、押圧リブ55のリブ側傾斜面57が電線カバー40のカバー側傾斜面48に当接する構成の一形態を実現することができる。したがって、レバー50が回動途中に電線カバー40と摺接することがなく、レバー50と電線カバー40とによる摩擦力が嵌合力に加わることが回避される。
また、カバー側傾斜面48は、電線カバー40のうちハウジング11の長さ方向における中央部に設けられている。このような構成によれば、他の部分と比較して変形が大きくなり易いハウジング11の長さ方向における中央部を内側に向けて押圧することができるから、ハウジング11の変形をより効果的に抑制することができる。
また、レバー50が嵌合完了位置に配置された状態において、レバー50に係止してレバー50の嵌合開始位置側への回動を規制する弾性係止片46が電線カバー40に設けられている。
上記構成によれば、ハウジング11が膨出することによってレバー50が嵌合開始位置側に押し戻される事態が回避され、ハウジング11(アウタハウジング20)を内側に向けて確実に継続的に押圧することが可能となる。
このように、本実施形態の雌コネクタ10によれば、シール部材60によるハウジング11(アウタハウジング20)の膨らみを抑制し、塑性変形による防水性の低下を抑制することができる。
<他の実施形態>
(1)上記実施形態では、押圧リブ55がレバー50の脚部51における回動進行方向Dの反対側の端部に設けられる構成を示したが、押圧リブは回動進行方向の反対側の端部に限らず、他の部分に設けられる構成でもよい。
(2)また上記実施形態では、突出部をリブ状とした形態を示したが、突出部はリブ状に限らず、他の形態とすることもできる。例えば、多数の短い突出部を並べて配置することもできる。
(3)また、上記実施形態では、カバー側傾斜面48をハウジング11の長さ方向における略中央部に設ける形態を示したが、被押圧斜面はハウジングの長さ方向における端部寄りの位置に設ける構成とすることもできる。
(4)上記実施形態では、インナハウジング12とアウタハウジング20とが別部材で構成される形態を示したが、インナハウジングとアウタハウジングとが1つの部材により構成されていてもよい。
(5)ロック部の形態は上記実施形態に限るものではない。
(6)被押圧斜面は、回動許容部の切り欠き縁部により構成される形態に限らず、例えば、レバーの内面と離隔して配置された外部被覆部から突出した押圧リブと同様の突出部の角部を切り欠いて構成することもできる。
(7)上記実施形態では、押圧リブ55が、図18に示すように、平坦な頂面56とリブ側傾斜面57とを備えた断面台形状とした形態を示したが、押圧リブは、平坦な頂面を備えない断面三角形状の形態とすることもできる。
10: 雌コネクタ
11: ハウジング(コネクタハウジング)
12: インナハウジング(端子収容部)
12B: 背面(後面)
20: アウタハウジング(コネクタハウジング)
21: インナ保持壁
22: ハウジング側段差部
23: ホルダ保持壁
25: カバー保持壁
26: 受け部
27: 傾斜部
28: 平行部
31: レバー保持壁
32: 凹部
33: 回動規制部
34: 回動軸
40: 電線カバー
41: 主壁
42: 側壁
43: 延長壁部(外側被覆部)
43L: 左側縁部
43R: 右側縁部
44: カバー側段差部
45: 嵌合壁部
46: 弾性係止片(ロック部)
47: 回動許容部
48: カバー側傾斜面(被押圧斜面)
50: レバー
51: 脚部
51L: 左側縁部
51R: 右側縁部
52: 操作部(ロック部)
53: 軸孔
54: 規制受け部
55: 押圧リブ(突出部)
56: 頂面
57: リブ側傾斜面(押圧斜面)
60: シール部材
61: シール部材側電線貫通孔
63: リアホルダ
65: 第2シール部材
70: 雌端子(端子)
85A: ガイド受部
100: 雄コネクタ
101: 底板部
102: フード部
103: 雄端子
D: 回動進行方向
S1: 嵌合空間
S2: レバー収容部
W: 電線

Claims (4)

  1. 相手側コネクタと嵌合可能とされ、端子を収容する端子収容部を有するコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングの内側において前記端子収容部の後面に当接され、前記端子に接続された電線を挿通可能な板状のシール部材と、
    前記コネクタハウジングに組み付けられ、前記コネクタハウジングから引き出された前記電線を覆う電線カバーと、
    前記コネクタハウジングに組み付けられ、嵌合開始位置から嵌合完了位置まで回動可能とされたレバーと、を備えたレバー式コネクタであって、
    前記電線カバーは、前記コネクタハウジングのうち前記シール部材が収容された部分の少なくとも一部を外側から覆う外側被覆部を備えており、
    前記レバーは、2つの脚部と、前記2つの脚部を連結する操作部とを有し、少なくとも前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において、前記脚部が前記外側被覆部の外側に重畳されるようになっており、
    前記脚部の内面のうち、前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において前記外側被覆部に重畳される部分に、前記外側被覆部に向けて突出する突出部が設けられ、当該突出部は、前記レバーが前記嵌合開始位置から前記嵌合完了位置に向けて回動する回動進行方向に傾斜する押圧斜面を備え、
    前記外側被覆部の外面のうち、前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において前記押圧斜面が配置される部分に、前記回動進行方向の反対側に傾斜して前記押圧斜面が当接される被押圧斜面が設けられているレバー式コネクタ。
  2. 前記外側被覆部のうち、前記レバーが前記嵌合開始位置と前記嵌合完了位置との間を回動する際に前記突出部が回動する回動軌跡に、前記突出部の回動を許容するための回動許容部が当該外側被覆部の外面側を切り欠くことにより形成されており、
    前記被押圧斜面は前記回動許容部を切り欠いた切欠き縁部により構成されている請求項1に記載のレバー式コネクタ。
  3. 前記被押圧斜面は、前記電線カバーのうち前記コネクタハウジングの長さ方向における中央部に設けられている請求項1または請求項2に記載のレバー式コネクタ。
  4. 前記レバーが前記嵌合完了位置に配置された状態において、前記レバーの前記嵌合開始位置側への回動を規制するロック部を備える請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のレバー式コネクタ。
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