JP2004273344A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】レバーによるコネクタ同士の嵌合機能をより充実させる。
【解決手段】内面パネルPに取り付けられる雄側ハウジング10に対して雌側ハウジング20を組付ける。雌側ハウジング20の側面には、雄側ハウジング10との間のカム作用によって両ハウジング10,20を互いに引き寄せて正規の嵌合状態となすレバー24が取り付けられる。レバー24の回動操作部24Bの側面は、その嵌合位置において雌側ハウジング20に形成された側方被覆部52によって覆われている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤーハーネス同士を接続するためのコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のコネクタは、図7に示すように、外面パネル7と間隔を置いて対面する内面パネル1に取り付けられる待受け側コネクタハウジング2と、この待受け側コネクタハウジング2に嵌合される組付け側コネクタハウジング3とから構成されている。待受け側コネクタハウジング2内には雄端子金具(図示せず)が収容される一方、組付け側コネクタハウジング3内には雌端子金具(図示せず)が収容されており、これら両コネクタハウジング2,3が嵌合されることで、互いの端子金具の導通接続を行っている。
【0003】
ここで、組付け側コネクタハウジング3には、図8に示すように、待受け側コネクタハウジング2との間でカム作用を発揮して両コネクタハウジング2,3を互いに引き寄せて正規嵌合状態とするレバー4が回動可能に取り付けられるとともに、両コネクタハウジング2,3を正規嵌合状態で留め置くためにレバー4の回動を阻止する弾性撓み片5が設けられている。この弾性撓み片5は、ハウジング側壁部において両側に切り溝(図示せず)を有して片持ち状に設けられており、その延出先端側にはレバー4をロック状態からロック解除状態に切り換え操作可能な解除操作部6が設けられている。なお、こうしたコネクタの例としては、特許文献1記載のものが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−244014公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献のものは、レバー4のロック及びその解除の切り換えを簡便に行うことができるものであったが、より有用なものが望まれていた。
本発明は、レバーによるコネクタ同士の嵌合機能をより充実させることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、スリットが設けられた外面パネルに対して間隔を空けて内面パネルが対面しており、この内面パネルに取り付けられる待受け側コネクタハウジングと、この待受け側コネクタハウジングに前記外面パネルの位置する側から取り付けられる待受け側コネクタハウジングとを備え、これら待受け側および組付け側の両コネクタハウジングの内部には、互いに導通を取ることが可能な端子金具が収容されており、且つ、前記組付け側コネクタハウジングには一対の脚部が回動操作部によって連結されることで全体として門型形状をなすレバーが装着され、このレバーは、前記内面パネルと前記外面パネルとの間隔内にて露出した状態で配されており、前記両コネクタハウジングの嵌合に際しては、前記レバーを初期位置に設定して前記待受け側コネクタハウジングに係合させ、その状態から前記レバーを嵌合位置へ回動操作することにより、前記レバーと前記待受け側コネクタハウジングとの間のカム作用によって前記両コネクタハウジングを互いに引き寄せて正規嵌合状態となし、互いの端子金具の導通接続を行うコネクタであって、前記組付け側コネクタハウジングには、前記レバーが嵌合位置にあるときに前記回動操作部において前記レバーの操作方向の側面側をほぼ隙間なく被覆可能な覆い部が形成されている構成としたところに特徴を有する。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記覆い部には、前記回動操作部において前記レバーを嵌合位置へ向けて操作する場合における操作方向の前面側をほぼ隙間なく被覆可能な前方被覆部が形成されているところに特徴を有する。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記レバーが嵌合位置にあるときに、前記レバーと前記組付け側コネクタハウジングとを連通する連通孔が形成され、この連通孔には、前記レバーを前記組付け側コネクタハウジングに対して固定するための止め具が挿通されるところに特徴を有する。
【0009】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
組付け側コネクタハウジングには、回動操作部においてレバーの操作方向の側面側をほぼ隙間なく被覆可能な覆い部が形成されているため、スリットを通して異物が進入してきても、そのような異物は、回動操作部の側面に引掛かることがない。その結果、レバーが嵌合位置にて保持される。
【0010】
<請求項2の発明>
覆い部は、回動操作部においてレバーを嵌合位置へ向けて操作する場合における操作方向の前面側をほぼ隙間なく被覆可能な前方被覆部を備えているため、スリットを通して進入する異物は、前方被覆部と回動操作部との間に進入することができず、回動操作部の前面に引掛かることがない。したがって、このような異物は、回動操作部の側面と前面のいずれにも引掛かることがないため、レバーが嵌合位置にて確実に保持される。
【0011】
<請求項3の発明>
レバーと組付け側コネクタハウジングとを連通する連通孔にはレバーを組付け側コネクタハウジングに対して固定するための止め具が挿通されるため、スリットを通して異物が進入しても、止め具によるレバーの固定が解除されなければレバーが回動することがなく、レバーが嵌合位置にて一層確実に保持される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図6によって説明する。
このコネクタは、図1に示すように、スリット70(図5参照)が設けられた外面パネル60に間隔を空けて対面する内面パネルPに取り付けられるものである。そして、コネクタは、内面パネルPに取り付けられる待受け側コネクタハウジングとしての雄側コネクタハウジング10(以下、雄側ハウジング10という)と、この雄側ハウジング10に対して外面パネル60の位置する側から嵌合される組付け側コネクタハウジングとしての雌側コネクタハウジング20(以下、雌側ハウジング20)とを備える。なお、以下では、雌雄の両ハウジング10,20の嵌合面側を前側とする。
【0013】
まず、雄側ハウジング10について説明すると、この雄側ハウジング10は、図1に示すように、内面パネルPに開口して設けられた取付口PAに対してパネル後面側より嵌め込まれ、パネル前面側の取付口PAの開口縁に図示しない係止爪で係止されるものである。この雄側ハウジング10は、内側に複数室のキャビティ(図示せず)を設けた本体部11と、この本体部11の前方に略角筒状に形成されたフード部12とを備えている。本体部11におけるキャビティ内には雄側端子金具(図示せず)が収容可能とされている。
一方、フード部12は、本体部11より一回り大きく形成されており、その内側には各キャビティに対応する複数の雄側端子金具の先端部分が突出した状態で配されている。また、フード部12内には雌側ハウジング20が嵌合され、フード部12の内側面には雌側ハウジング20の外面に取り付けられたレバー24のカム溝Wに嵌められる一対のフォロアピン13が突設されている。
【0014】
続いて、雌側ハウジング20について説明する。この雌側ハウジング20は、図2に示すように、嵌合面を有するハウジング本体21と、このハウジング本体21に対して後面側から被せられるとともに嵌合面を除いた外側面の全体を覆うように装着されるグロメット22と、このグロメット22の外側に装着されるグロメットカバー23と、このグロメットカバー23の側面に取り付けられ、雄側ハウジング10との間のカム作用によって両ハウジング10,20を互いに引き寄せるレバー24とを備える。レバー24が嵌合位置に達したときに、両ハウジング10,20は正規の嵌合状態となり、互いの端子金具の導通が取られるようになっている。
【0015】
レバー24は、一対の脚部24Aが回動操作部24Bによって連結されることで全体が門型に形成されており、外面パネル60と内面パネルPとの間隔内に露出した状態で配されている(図5参照)。両脚部24Aには、図1に示すように、雄側ハウジング10に設けられたフォロワピン13が進入可能なカム溝Wが設けられており、このカム溝Wの入り口は、レバー24を回動させる前の状態では前方を向くようになっている。そして、このカム溝Wの入り口にフォロワピン13を進入させた初期位置から回動操作部24Bを摘んでレバー24を回動操作することにより、フォロアピン13がカム溝Wに沿って移動されるとともに、両ハウジング10,20の嵌合動作が進行されるようになっている。
レバー24の両脚部24Aの後端縁(レバー24を嵌合位置へ向けて操作する場合における操作方向の後側の端縁)で回動操作部24B寄りの位置には、図3に示すように、後方へ向けて円弧をなすような張出部24Cが突出形成されている。張出部24Cには、その外縁を縁取る円弧とほぼ同心の円形をなす通し孔24Dが板厚方向に貫通して設けられ、この通し孔24Dは、レバー24が嵌合位置にあるときにグロメットカバー23の側壁に設けられた貫通孔23Aと整合するようになっている。そして、図5に示すように、これら貫通孔23Aと通し孔24Dとが連通することで連通孔30が形成され、この連通孔30には、後述するレバー24をグロメットカバー23に対して固定するための止め具40が挿通される。張出部24Cにおいて通し孔24Dの開口縁周りには、止め具40の鍔43を収容可能な着座部24Gが凹み形成されている。
【0016】
そして、図6に示すように、張出部24Cの後端縁には内側へ向かって回動規制部24Hが張り出し形成されており、レバー24が嵌合位置にあるときに、グロメットカバー23の後端面(詳しくは後述する膨出部23B)に突き当たってレバー24の回動を規制するようにしてある。この回動規制部24Hは、断面L字形をなすことでグロメットカバー23の後端面側へ向かって開口する凹溝24Jを有し、この凹溝24Jには、レバー24が嵌合位置にあるときに、グロメットカバー23の後述する円弧突条23Cが密着状態で嵌まり込むようになっている。
一方、レバー24の両脚部24Aの前端縁(レバー24を嵌合位置へ向けて操作する場合における操作方向の前側の端縁)は、レバー24が嵌合位置に達したときに、グロメットカバー23の側面に形成された後述するリブ51に当て止めされるようになっており、これによってもレバー24の回動を規制するようにしている。そして、両脚部24Aの前端縁のうち板厚方向の内側には、グロメットカバー23の後端面側へ向かって突き出る嵌合凸部24Kが形成され、この嵌合凸部24Kは、レバー24が嵌合位置にあるときにリブ51に凹設された嵌合凹部51Aに嵌まり込むようになっている。
【0017】
また、ハウジング本体21内には、図2に示すように、雌側端子金具(図示せず)を収容可能なキャビティ21Aが複数室設けられている。また、グロメット22のうちハウジング本体21を取り囲む部分の後端面からはハウジング本体21から引き出された電線を通すための電線導出部22Aが、図示右方へと延出されている。
グロメットカバー23は、図2に示すように、ハウジング本体21との間でグロメット22を挟持可能に形成されており、全体として嵌合面側に開口する箱形状をなしている。グロメットカバー23の後端面の下端側には電線導出部22Aを逃がす挿通口23Fが設けられている。
【0018】
そして、グロメットカバー23の後端面には、図3に示すように、レバー24が嵌合位置にあるときに張出部24Cの外周面と面一で整合する外周面をもった膨出部23Bが突出形成されている。膨出部23Bの幅方向の両端は、レバー24が嵌合位置に達したときに既述した回動規制部24Hを受入れ可能なように凹段部23Mが切欠き形成されている。この凹段部23Mは、図6に示すように、グロメットカバー23の側面と連続する円弧突条部23Cとそれに対向する膨出部23Bの外側面との間に形成されている。膨出部23Bと円弧突条部23Cとは同軸で開口する貫通孔23Aを形成しており、この貫通孔23Aは膨出部23Bの外縁を縁取る円弧と同心の円形をなしている。なお、レバー24が嵌合位置にあるときには、図6に示すように、レバー24における張出部24Cの後端面とグロメットカバー23における膨出部23Bの後端面とは、ほぼ面一で連続するように設定されている。
【0019】
また、グロメットカバー23の上端位置からは、図2に示すように、前方に向かってせり上がる態様の隆起部27が形成され、この隆起部27の上面は、レバー24が嵌合位置へ至る際、その回動操作部24Bの内面の回動軌道に沿うような曲面とされている。レバー24の回動操作部24Bの内面も、同様に隆起部27の上面と対応する曲面とされている。レバー24が嵌合位置にあるときには、隆起部27の上面とレバー24の回動操作部24Bの内面とはほぼ隙間なく接するようになる。
【0020】
さて、グロメットカバー23には、図2に示すように、隆起部27の前端の周縁から外側に張り出すとともに隆起部27の上方を庇状に覆うような態様で覆い部50が形成されている。また、覆い部50は、図3に示すように、下方に垂下されることでグロメットカバー23の両側面を高さ方向に延びるリブ51を備え、レバー24が嵌合位置に達したときには、レバー24の両脚部24Aを当て止めしてレバー24の回動を阻止するようにしてある。リブ51の内側には、図6に示すように、既述した嵌合凸部24Kを嵌め込み可能な嵌合凹部51Aが設けられている。
【0021】
そして、覆い部50は、図2に示すように、レバー24が嵌合位置にあるときに回動操作部24Bにおいてレバー24の操作方向の側面側をほぼ隙間なく被覆可能な側方被覆部52と、回動操作部24Bにおいてレバー24を嵌合位置へ向けて操作する場合における操作方向の前面側をほぼ隙間なく被覆可能な前方被覆部53とを備え、これら前方被覆部53と側方被覆部52とで断面L字形をなしている。具体的には、側方被覆部52は、隆起部27との間に回動操作部24Bの板厚分だけ間隔を明けて配されており、また、前方被覆部53は、前記リブ51を吸収する態様で回動操作部24Bの板厚分だけグロメットカバー23の上面から立ち上がり形成されている。
レバー24が嵌合位置にあるときには、図2に示すように、レバー24の回動操作部24Bの後端面と前方被覆部53の後端面とは面一で連続するようになり、且つ、レバー24の両脚部24Aの側面とリブ51の側面とは面一で連続するようになる。
【0022】
また、本実施形態に用いられる止め具40は、図4に示すように、ボルト41とそのボルト41に外嵌される外殻体42とから構成されている。外殻体42は、ボルト挿入口(図示せず)を有する鍔43とその鍔43から軸方向に延出されるスリーブ44とからなり、このスリーブ44は、ボルト挿入口に開口される割り溝45を有することで内外に撓み変形可能としてある。割り溝45の内壁は、スリーブ44先端側に向かってテーパ状に縮径されており、ボルト挿入口から割り溝45内にボルト41が差し入れられると、このボルト41の軸によって押し広げられるようになっている。これにより、図4から図5にかけて示すように、連通孔30に外殻体42を差し入れ、ボルト41の軸をボルト挿入口から割り溝45内に押し込んで行くと、その押し込みとともに割り溝45の先端側が押し広げられ、拡開されたスリーブ44の先端側がグロメットカバー23の側面における孔壁を押圧するようになり、その押圧力でもってレバー24はグロメットカバー23に固定される。
【0023】
本実施形態は以上のような構成であり、続いてその作用について説明する。まず、雄側ハウジング10のキャビティ内に雄側端子金具を収容し、雌側ハウジング20のキャビティ21A内に雌側端子金具を収容する。次いで雄側ハウジング10を内面パネルPに取り付ける。
続いて、両ハウジング10,20を嵌合させる作業について説明する(嵌合過程については図示していない)。まず雄側ハウジング10のフード部12内に雌側ハウジング20を緩く嵌合させ、フォロワピン13をレバー24のカム溝Wの入り口に臨ませる。この状態でレバー24の回動操作部24Bを摘んでレバー24を回動させる。すると、フォロワピン13がカム溝Wに沿って移動され、この動作にともなって両ハウジング10,20の嵌合動作が進行される。そして、レバー24の回動操作部24Bが隆起部27の上面に乗り上げ可能な嵌合位置に達すると、両ハウジング10,20は正規の嵌合状態となり、互いの端子金具の導通接続が取られる。この状態では、図4に示すように、レバー24の両脚部24Aに設けられた通し孔24Dと雌側ハウジング20の側面に設けられた貫通孔23Aとが互いに整合して連通孔30を形成するようになる。また、図2に示すように、レバー24は、その嵌合位置において、回動操作部24Bの側面側が側方被覆部52によってほぼ隙間なく覆われるとともに、回動操作部24Bの前面側が前方被覆部53によってほぼ隙間なく覆われるようになる。
【0024】
次に、レバー24を雌側ハウジング20に固定させる作業に移行する。まず、図4に示す連通孔30に対して止め具40の外殻体42を、その鍔43が着座部24Gの奥面に突き当たるまで差し入れる。その状態で側方に向かって開口するボルト挿入口からボルト41を挿通させ、さらにボルト41の軸を割り溝45内へ押し込む。すると、図5に示すように、ボルト41の押し込みとともに割り溝45の先端側が少しずつ外側に押し広げられ、拡開されたスリーブ44の先端側が雌側ハウジング20の側面における孔壁を押圧するようになり、この押圧力でもってレバー24は雌側ハウジング20に固定される。なお、ボルト41は、図4に示すように、外殻体42を連通孔30に差し入れる前に、予め外殻体42に緩く押し込んで置くことにより、組付け現場での作業負担が軽減されるので好ましい。
【0025】
両ハウジング10,20の嵌合を正規に解除するには、まず止め具40による押し込みを弛めて止め具40を連通孔30から抜くようにする。続いて、レバー24の両脚部24Aの張出部24Cを摘んでレバー24を初期位置へ逆向きに回動させる。このレバー24の戻し操作により、両ハウジング10,20は互いに離間される方向へ変位し、その嵌合が解除される。なお、レバー24の戻し操作を行うに際して両脚部24Aの張出部24Cを摘むのは、回動操作部24Bを摘もうとしても、回動操作部24Bは覆い部50によって覆われて摘むことができないからであり、回動操作部24B以外で最も摘み操作し易い箇所として両脚部24Aの張出部24Cを利用するものである。
【0026】
以上のように本実施形態によれば、レバー24が嵌合位置にあるときに、回動操作部24Bの側面側をほぼ隙間なく被覆可能な側方被覆部52が設けられているため、外面パネル60に設けられたスリット70を通して異物が進入してきても、その異物は、覆い部50と回動操作部24Bとの間に進入することができず、回動操作部24Bの側面に引掛かることがない。したがって、このような異物によっては、回動操作部24Bの側面を引掛けた状態からレバー24を初期位置へ戻し操作させることがないため、レバー24はその嵌合位置にて保持されるようになる。同様に、回動操作部24Bの前面側をほぼ隙間なく被覆可能な前方被覆部53が設けらているため、スリット70を通して進入する異物が、回動操作部24Bの前面に引掛かることがない。その結果、レバー24はその嵌合位置にて確実に保持されるようになる。なお、レバー24が嵌合位置にあるときに、張出部24Cの後端面と膨出部23Bの後端面とはほぼ面一で連続しているため、スリット70を通して進入する異物は、張出部24Cと膨出部23Bとの間に進入することができない。
【0027】
しかも、レバー24が嵌合位置にあるときにレバー24と雌側ハウジング20とを連通する連通孔30にはレバー24を雌側ハウジング20に対して固定するための止め具40が挿通されるため、異物によっては、まずこの止め具40によるレバー24の固定を解除されなければレバー24の戻し操作を開始されることがない。そして、本実施形態の止め具40の場合には、図5に示すように、異物の進入方向とほぼ直交する方向にその解除操作方向が設定されているため、かかる異物によってはレバー24の固定を解除されることすらない。その結果、レバー24はその嵌合位置にて一層確実に保持されるようになる。
【0028】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0029】
(1)覆い部は、側方被覆部のみから構成されるものであり、前方被覆部が無い態様であっても構わない。
(2)止め具は、連通孔に挿通されることでレバーを雌側ハウジングに対して固定可能なものであればよく、例えば、ボルトとナットとの組み合わせからなるものであっても構わない。
(3)外面パネルは一体としてではなく、互いの端面同士を向かい合わせ状態として各端面間でスリットを形成する2枚のパネルから構成されていても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタの側面図
【図2】組付け側コネクタハウジングの縦断面図
【図3】レバーが回動途中にある状態を示す組付け側コネクタハウジングの側面図
【図4】止め具を装着する前の状態を示す組付け側コネクタハウジングの側断面図
【図5】止め具を装着した後の状態を示す組付け側コネクタハウジングの側断面図
【図6】図4ないし図5における要部拡大図
【図7】従来のコネクタの側面図
【図8】従来のコネクタの斜視図
【符号の説明】
P…内面パネル
10…雄側ハウジング(待受け側コネクタハウジング)
20…雌側ハウジング(組付け側コネクタハウジング)
24…レバー
24B…回動操作部
40…止め具
41…ボルト
50…覆い部
52…側方覆い部
53…前方覆い部
60…外面パネル
70…スリット

Claims (3)

  1. スリットが設けられた外面パネルに対して間隔を空けて内面パネルが対面しており、この内面パネルに取り付けられる待受け側コネクタハウジングと、この待受け側コネクタハウジングに前記外面パネルの位置する側から取り付けられる組付け側コネクタハウジングとを備え、これら待受け側および組付け側の両コネクタハウジングの内部には、互いに導通を取ることが可能な端子金具が収容されており、且つ、前記組付け側コネクタハウジングには一対の脚部が回動操作部によって連結されることで全体として門型形状をなすレバーが装着され、このレバーは、前記内面パネルと前記外面パネルとの間隔内にて露出した状態で配されており、前記両コネクタハウジングの嵌合に際しては、前記レバーを初期位置に設定して前記待受け側コネクタハウジングに係合させ、その状態から前記レバーを嵌合位置へ回動操作することにより、前記レバーと前記待受け側コネクタハウジングとの間のカム作用によって前記両コネクタハウジングを互いに引き寄せて正規嵌合状態となし、互いの端子金具の導通接続を行うコネクタであって、
    前記組付け側コネクタハウジングには、前記レバーが嵌合位置にあるときに前記回動操作部において前記レバーの操作方向の側面側をほぼ隙間なく被覆可能な覆い部が形成されていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記覆い部には、前記回動操作部において前記レバーを嵌合位置へ向けて操作する場合における操作方向の前面側をほぼ隙間なく被覆可能な前方被覆部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記レバーが嵌合位置にあるときに、前記レバーと前記組付け側コネクタハウジングとを連通して連通孔が形成され、この連通孔には、前記レバーを前記組付け側コネクタハウジングに対して固定するための止め具が挿通されることを特徴とする請求項1または2に記載のコネクタ。
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