JP4043971B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ワイヤーハーネス同士を接続するためのコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のコネクタは、図13に示すように、パネル1に取り付けられる待受け側コネクタハウジング2と、この待受け側コネクタハウジング2に嵌合される組付け側コネクタハウジング3とから構成されている。待受け側コネクタハウジング2内には雄端子金具(図示せず)が収容される一方、組付け側コネクタハウジング3内には雌端子金具(図示せず)が収容されており、これら両コネクタハウジング2,3が嵌合されることで、互いの端子金具の導通接続を行っている。
【0003】
ここで、組付け側コネクタハウジング3には、待受け側コネクタハウジング2との間でカム作用を発揮して両コネクタハウジング2,3を互いに引き寄せて正規嵌合状態とするレバー4が回動可能に取り付けられるとともに、両コネクタハウジング2,3を正規嵌合位置に留め置くためにレバー4の回動を阻止する弾性撓み片5が設けられている。この弾性撓み片5は、ハウジング側壁部において両側に切り溝(図示せず)を有して片持ち状に設けられており、その延出先端側にはレバー4をロック状態からロック解除状態に切り換え操作可能な解除操作部6が設けられている。なお、こうしたコネクタの例としては、特許文献1記載のものが知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−244014公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献のものは、レバー4のロック及びその解除の切り換えを簡便に行うことができるものであったが、より有用なものが望まれていた。
【0006】
本発明は、コネクタ同士のロック機能をより充実させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、スリットが設けられた外面パネルに対して間隔を空けて内面パネルが対面しており、この内面パネルに取り付けられる待受け側コネクタハウジングと、この待受け側コネクタハウジングに対して前記外面パネルの位置する側から嵌合される組付け側コネクタハウジングとを備え、これら組付け側および待受け側の両コネクタハウジングの内部には前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態となることで互いに導通接続可能な端子金具がそれぞれ収容されており、前記外面パネルと前記内面パネルとの間隔内には、回動操作部を回動操作することにより前記両コネクタハウジングを互いに引き寄せて正規嵌合状態に至らしめるレバーが設けられ、前記組付け側コネクタハウジングには、前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態となるロック位置にて前記レバーをロックする弾性撓み片が設けられ、前記弾性撓み片の自由端側で前記スリットに近い側には、前記レバーをロック状態からロック解除状態に切り換え操作することで、前記ロック位置にある前記レバーが前記スリット側へ回動することを許容する解除操作部が設けられ、前記レバーの回動操作部と前記解除操作部とはいずれも前記外面パネルに設けられた前記スリットとほぼ対向する位置に配されるコネクタであって、前記組付け側コネクタハウジングには、前記レバーが前記ロック位置にあるときに、前記レバーの回動操作部と前記解除操作部との両方を前記スリット側から覆うカバーが装着され、さらにこのカバーは、前記組付け側コネクタハウジングに対して前記スリットとは対向しない位置でボルト止めされる構成としたところに特徴を有する。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記組付け側コネクタハウジングには雌ネジ部が設けられ、前記カバーにはこの雌ネジ部に螺合可能なボルトと係合するボルト係合部が設けられており、このボルト係合部に前記ボルトを係合させるとともに前記雌ネジ部に同ボルトをネジ締めすることで前記ボルト止めされるようになっており、且つ、前記ボルトのボルト操作部の外径は、前記外面パネルに設けられた前記スリットの幅よりも大径に形成されているところに特徴を有する。
【0009】
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記カバーは、前記ボルトによるネジ締めの前に前記組付け側コネクタハウジングに対して仮係止される仮係止位置と、前記ボルトのネジ締めの完了にともない前記組付け側コネクタハウジングに対して本係止される本係止位置とを変位可能に形成されているところに特徴を有する。
【0010】
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のものにおいて、前記レバーは、前記組付け側コネクタハウジングの外面に取り付けられて、回動操作により前記待受け側コネクタハウジングとの間でカム作用を発揮して前記両コネクタハウジングを互いに引き寄せる構成とされているところに特徴を有する。
【0011】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
組付け側コネクタハウジングには、レバーがロック位置にあるときに、解除操作部とレバーの回動操作部との両方を覆うカバーがボルト止めにより固定されているため、外面パネルに設けられたスリットを通して異物が進入しても、解除操作部が解除されることがない。したがって、この異物によってはレバーのロック状態が解除されることはなく、レバーはロック位置にて保持される。
【0012】
<請求項2の発明>
カバーはボルトのネジ締めにより組付け側コネクタハウジングに固定され、このボルトのボルト操作部の外径は、外面パネルに設けられたスリットの幅よりも大径としてあるため、このスリットを通して異物が進入してきても、かかる異物はスリットを通り抜け可能な程度の大きさでしかなく、ボルト操作部が回転してボルトが緩められることがない。したがって、スリットを通して進入する異物によってはカバーが外れることがなく、レバーはロック位置にて確実に保持される。
【0013】
<請求項3の発明>
カバーが仮係止位置と本係止位置とを変位可能に形成されているため、カバーを仮係止位置にて仮係止させた状態で組付け側コネクタハウジングを待受け側コネクタハウジングに組付けることが可能となり、組付け作業現場における作業負担が軽減される。
【0014】
<請求項4の発明>
レバーの回動操作によりカム作用を発揮して待受け側コネクタハウジングと組付け側コネクタハウジングとを互いに引き寄せることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図10によって説明する。
本実施形態のコネクタは、図9に示すように、スリット70が設けられた外面パネル60に間隔を空けて対面する内面パネルPに取り付けられるものである。そして、このコネクタは、図2に示すように、内面パネルPに取り付けられる待受け側コネクタハウジングとしての雄側コネクタハウジング10(以下、雄側ハウジング10という)と、この雄側ハウジング10に対して外面パネル60の位置する側から嵌合される組付け側コネクタハウジングとしての雌側コネクタハウジング20(以下、雌側ハウジング20)と、雌側ハウジング20に装着されるカバー30とを備える。なお、以下では、内面パネルPから外面パネル60に向かう方向を前方とする。
【0016】
まず、雄側ハウジング10について説明すると、この雄側ハウジング10は、図2に示すように、内面パネルPに開口して設けられた取付口PAに対してパネル後面側より嵌め込まれ、パネル前面側の取付口PAの開口縁に図示しない係止爪で係止されるものである。この雄側ハウジング10は、内側に複数室のキャビティ(図示せず)を設けた本体部11と、この本体部11の前方に略角筒状に形成されたフード部12とを備えている。本体部11におけるキャビティ内には、メインハーネスに接続された雄側端子金具(図示せず)が収容可能とされている。
【0017】
一方、フード部12は、本体部11より一回り大きく形成されており、その内側には各キャビティに対応する複数の雄側端子金具の先端部分が突出した状態で配されている。また、フード部12内には雌側ハウジング20が嵌合され、フード部12の内側面には雌側ハウジング20の外面に取り付けられたレバー24(本発明のロック手段)のカム溝Wに嵌められる一対のフォロアピン13が突設されている。
【0018】
続いて、雌側ハウジング20について説明する。この雌側ハウジング20は、図3に示すように、後面が嵌合面となる樹脂製のハウジング本体21と、このハウジング本体21に対して前面側から被せられるとともに嵌合面を除いた外側面の全体を覆うように装着されるゴム製のグロメット22と、このグロメット22の外側に装着される樹脂製のグロメットカバー23と、このグロメットカバー23の外側面に取り付けられ、正規嵌合状態にある両ハウジング10,20をロック位置にてロックするレバー24とを備える。また、グロメットカバー23の前面は、レバー24がロック位置にあるときにカバー30によって覆われている。ここで、レバー24は、一対の脚部24Aが回動操作部24Bによって連結されることで全体が門型に形成されており(図10参照)、外面パネル60と内面パネルPとの間隔内に配されている。これら脚部24Aには、図2に示すように、雄側ハウジング10に設けられたフォロワピン13が進入可能なカム溝Wが設けられており、このカム溝Wの入り口は、レバー24を回動させる前の状態では前方を向くようになっている。そして、このカム溝Wの入り口にフォロワピン13を進入させた状態から回動操作部24Bを摘んでレバー24を回動操作することにより、フォロアピン13がカム溝Wに沿って移動されるとともに、両ハウジング10,20が互いに引き寄せられて嵌合動作が進行されるようになっている。また、両脚部24Aのうちのいずれか一方には、図2に示すように、係合孔24Cが設けられており、この係合孔24Cに後述する弾性撓み片23Hの係合凸部23Jが嵌まり込むことで、レバー24の回動が阻止されるようになっている。
ハウジング本体21内には、図3に示すように、雌側端子金具(図示せず)を収容可能なキャビティ21Aが複数室設けられている。また、グロメット22のうちハウジング本体21を取り囲む部分の前端面からは、ハウジング本体21から引き出された電線を通すための電線導出部22Aが、図示下方へと延出されている。
【0019】
グロメットカバー23は、ハウジング本体21との間でグロメット22を挟持可能に形成されており、全体として嵌合面側に開口する箱形状をなしている。具体的にはグロメットカバーは、図3に示すように、上壁部23A、左右の側壁部23C、前壁部23D、及び下壁部23Eを備え、前壁部23Dの下端側には電線導出部22Aを逃がす挿通口23Fが設けられている。
グロメットカバー23の両側壁部23Cのうちのいずれか一方には、一対の切り溝23Gを設けることにより、これら切り溝23G間にて内外に撓み変形可能な片持ち状の弾性撓み片23Hが設けられている(図1および図10参照)。弾性撓み片23Hの外側面は、図1に示すように、レバー24がロック位置にあるときにレバー24の脚部24Aによって覆われており、この弾性撓み片23Hの外側面には、レバー24の脚部24Aの係合孔24Cに内側から嵌まり込んでレバー24をロック位置にてロックする係合凸部23Jが設けられている。そして、弾性撓み片23Hの延出先端側には、図10に示すように、レバー24をロック状態からロック解除状態に切り換え操作するための解除操作部23Kが設けられている。この解除操作部23Kは、前壁部23Dの前面側に露出した状態で配されており、前壁部23Dのうちで解除操作部23Kと対応する部分には、切り溝23Gと連続する切り込み23Lが形成されている。解除操作部23Kは、内側に撓み変形するときに、この切り込み23L内の空間Rに退避するようになっている。また、解除操作部23Kは、図9に示すように、両ハウジング10,20の嵌合時において、外面パネル60に設けられたスリット70にほぼ対向位置して配されるようになる。
【0020】
グロメットカバー23の前壁部23Dの前面には、後述するカバー30の裏面に凹設された嵌合凹部30Aに嵌め込み可能な嵌合凸部25が突設されている。この嵌合凸部25は、図10に示すように、正面視して多角形状をなしており、図示左側の端縁から幅方向の中央付近まで前記切り込み23Lが凹み形成されている。また、嵌合凸部25には、図3に示すように、ボルト通し孔25Aが厚み方向に貫通して設けられ、このボルト通し孔25Aには、金属製のナット26(本発明の雌ネジ部)がインサートされている。そして、嵌合凸部25の下端面と上端面とには、夫々、この嵌合凸部25の突出方向に延びる案内溝25Bが形成されており、カバー30を装着させる際には、この案内溝25Bに沿ってカバー30を変位可能としてある。具体的には案内溝25Bは、図10に示すように、嵌合凸部25の上端面において幅方向に関する中央位置の1箇所に形成されるとともに、嵌合凸部25の下端面において幅方向に関する両端位置の夫々に、対応する嵌合凸部25の各側面に開口するよう形成されている。また、案内溝25Bの溝内における前端寄りの位置には、引掛部25Cが突設されており、カバー30を装着させる前には、図5に示すように、この引掛部25Cにカバー30に設けられた被引掛部30Cを引掛けてカバー30を抜け止め状態で仮係止するようにしてある。
【0021】
グロメットカバー23の前壁部23Dの上面からは、図5に示すように、隆起部27が立設されており、この隆起部27の前面は、レバー24がロック位置へ至る際、その回動操作部24Bが乗り上げ可能なように回動操作部24の回動軌道に沿うような曲面とされている。レバー24がロック位置にあるときには、隆起部27の前面とレバー24の回動操作部24Bとは密接状態にある。
【0022】
さて、カバー30について説明すると、このカバー30は、図1に示すように、グロメットカバー23側へ向けて開放する略腕型状に形成されており、グロメットカバー23の前面とロック位置にあるレバー24とをいずれも被覆可能に形成されている。カバー30の裏面には、グロメットカバー23の嵌合凸部25に合う形態の嵌合凹部30Aが設けられる一方、この嵌合凹部30Aの形成にともなってカバー30の表面の対応する部分が前方に突き出されている。カバー30の裏面のうちで嵌合凹部30Aの開口縁の上端位置と下端位置とからは、図3に示すように、突出片30Bが後方に向けて突出形成されている。突出片30Bの延出先端側にはグロメットカバー23の引掛部25Cと係合可能な被引掛部30Cが突設されている。
【0023】
また、カバー30の正面視ほぼ中央位置には、図3に示すように、ボルト係合孔30Dが前後に貫通して設けられている。カバー30の表面においてボルト係合孔30Dの孔周りは、ボルト40の頭部41(本発明のボルト操作部)と係合するボルト係合部30Eとなっており、このボルト係合部30Eにボルト40を係合させた状態で、ナット26にボルト40をネジ締めすることにより、カバー30がグロメットカバー23に固定されるようになっている。ボルト40のネジ締めを開始する前、カバー30は、グロメットカバー23に緩く嵌まっており、カバー30の嵌合凹部30Aの底面とグロメットカバー23の嵌合凸部25の前面とは離間しているが(図5参照)、ボルト40のネジ締めの完了によって、嵌合凹部30Aの底面と嵌合凸部25の前面とは当接するようになる(図7参照)。
【0024】
本実施形態に用いられるボルト40は、六角形の頭部41を有するものであり(図8参照)、この頭部41の外径(中心を挟んで反対側に位置する頂点同士を結んだ直線距離)は、外面パネル60に設けられたスリット70の幅よりも大径に形成されている(図9参照)。なお、頭部41の座面側にはボルト係合部30Eと密接可能な鍔42が一体に設けられている。
【0025】
本実施形態は以上のような構成であり、続いてその作用について説明する。まず、雄側ハウジング10のキャビティ内に雄側端子金具を収容し、雌側ハウジング20のキャビティ21A内に雌側端子金具を収容する。次いで雄側ハウジング10を内面パネルPに取り付ける。
続いて、両ハウジング10,20を嵌合させる作業について説明する(嵌合過程については図示していない)。まず雄側ハウジング10のフード部12内に雌側ハウジング20を緩く嵌合させ、フォロワピン13をレバー24のカム溝Wの入り口に臨ませる。この状態でレバー24の回動操作部24Bを摘んでレバー24を回動させる。すると、フォロワピン13がカム溝Wに沿って移動され、この動作にともなって両ハウジング10,20の嵌合動作が進行される。レバー24の回動過程において弾性撓み片23Hは内側の空間Rに退避している。そして、レバー24の回動操作部24Bが隆起部27の前面に乗り上げ可能なロック位置に至ると、弾性撓み片23Hの係合凸部23Jがレバー24の係合孔24Cに内側から嵌まり込み、もってレバー24がロックされる。また、このレバー24のロック位置において両ハウジング10,20は正規嵌合状態となり、互いの端子金具の導通接続が取られる。
【0026】
次いで、カバー30を雌側ハウジング20に装着させる作業について説明する。まず、カバー30のボルト係合孔30Dにボルト40を挿通係合させる。そして、図5に示すように、カバー30の嵌合凹部30Aに雌側ハウジング20の嵌合凸部25を緩く嵌合させる。すると、カバー30の突出片30Bが雌側ハウジング20の案内溝25B内に進入するとともに、突出片30Bの被引掛部30Cが案内溝25C内の引掛部25Cを乗り越えて同引掛部25Cに係止される。これにより、カバー30は後方移動の規制された抜け止め状態で雌側ハウジング20に仮係止される。このカバー30を仮係止する作業は、コネクタ組付け現場とは別の場所で予め行っておくことにより、組付け現場での作業負担が軽減されるので好ましい。
カバー30の仮係止位置においてボルト40の軸部先端は、雌側ハウジング20のボルト通し孔25A内のナット26に臨んでいる。ボルト40をナット26にネジ締めすると、このネジ締めとともにカバー30は仮係止位置から本係止位置へと案内溝25Bに沿って移動する。ボルト40のネジ締めが完了すると、カバー30は、その嵌合凹部30Aが雌ハウジング20の嵌合凸部25を嵌め込んだ状態で雌側ハウジング20に固定される(本発明の本係止位置、図6及び図7参照)。これにより、雌側ハウジング20の前面側は、ロック位置にあるレバー24の回動操作部24Bとともにカバー30によって覆われる。
【0027】
以上のように本実施形態によれば、レバー24がロック位置にあるときに、解除操作部23Kとレバー24の回動操作部24Bとを覆うカバー30が装着されるため、外面パネル60に設けられたスリット70を通して異物が進入してきても、この異物はカバー30に突き当たり、こうした異物の進入によっては、解除操作部23Kが解除されてレバー24がロック状態からロック解除状態に切り換えられたり、レバー24の回動操作部24Bが回動してレバー24が回動初期位置まで戻されたりすることがない。その結果、レバー24がロック位置にて確実に保持される。
【0028】
また、ボルト40の頭部41の外径は、外面パネル60に設けられたスリット70の幅よりも大径としてあるため、このスリット70を通して異物が進入してきても、このような異物はスリット70を通り抜け可能な程度の大きさでしかなく、ボルト40の頭部41が回転してボルト40が弛められることがない。したがって、スリット70を通して進入する異物によっては、カバー30が外れることもない。
【0029】
さらに、カバー30が仮係止位置と本係止位置とを変位可能に形成されているため、カバー30を仮係止位置にて仮係止させた状態で雌側ハウジング20を雄側ハウジング10に組付けることが可能となり、組付け作業時における作業負担が軽減される。
【0030】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0031】
(1)本発明は、図11及び図12に示すように、カバーの両側壁部30Fと、ロック位置にあるレバー24と、雌ハウジング20とを夫々同軸で連通させる貫通孔を設け、この貫通孔にボルト40を挿通させる態様であっても構わない。こうすると、ボルト40の頭部41は、外面パネル60に設けられたスリット70を通して進入する異物の進入方向と直交する位置に配されるようになるため、このような異物によっては、ボルト40の頭部41が回転してボルト40が弛められることはない。
【0032】
(2)本発明は、レバー以外にも種々のロック手段を用いることができ、例えば、雄側ハウジングにロックアームを設け、このロックアームと係合可能な係合部を雌ハウジングに設け、これらロックアームと係合部との係合により両ハウジングが嵌合される態様であっても構わない。この場合には、ロックアームの先端が解除操作部となり、ここを外側に撓み変形させることでロックを解除する。
【0033】
(3)カバーは、解除操作部のみを覆う態様であってもよく、必ずしも、レバーの回動操作部まで覆っていなくてもよい。
(4)ボルトの頭部の形状は六角形に限定されず、例えば四角形とか八角形であっても構わない。また、カバーの雌ハウジングに対する固定手段としては、カバーと一体であっても別体でもあってもよく、ボルトの他にも公知の留め具を用いることができる。
(5)外面パネルは一体としてではなく、互いの端面同士を向かい合わせ状態として各端面間でスリットを形成する2枚のパネルから構成されていても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコネクタにおいて雌ハウジングにカバーを装着する前の状態を示す横断面図
【図2】同じく側面図
【図3】同じく縦断面図
【図4】カバーが仮係止位置にある状態を示す側面図
【図5】同じく縦断面図
【図6】カバーが本係止位置にある状態を示す側面図
【図7】同じく縦断面図
【図8】同じく正面図
【図9】パネルに取り付けられた状態を示す横断面図
【図10】グロメットカバーを示す正面図
【図11】他の実施形態の側面図
【図12】同じく正面図
【図13】従来のコネクタの斜視図
【符号の説明】
P…内面パネル
10…雄側ハウジング(待受け側コネクタハウジング)
20…雌側ハウジング(組付け側コネクタハウジング)
23H…弾性撓み片
23K…解除操作部
24…レバー
24B…回動操作部
26…ナット(雌ネジ部)
30…カバー
30E…ボルト係合部
40…ボルト
41…ボルトの頭部(ボルト操作部)
60…外面パネル
70…スリット
Claims (4)
- スリットが設けられた外面パネルに対して間隔を空けて内面パネルが対面しており、この内面パネルに取り付けられる待受け側コネクタハウジングと、この待受け側コネクタハウジングに対して前記外面パネルの位置する側から嵌合される組付け側コネクタハウジングとを備え、これら組付け側および待受け側の両コネクタハウジングの内部には前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態となることで互いに導通接続可能な端子金具がそれぞれ収容されており、
前記外面パネルと前記内面パネルとの間隔内には、回動操作部を回動操作することにより前記両コネクタハウジングを互いに引き寄せて正規嵌合状態に至らしめるレバーが設けられ、
前記組付け側コネクタハウジングには、前記両コネクタハウジングが正規嵌合状態となるロック位置にて前記レバーをロックする弾性撓み片が設けられ、
前記弾性撓み片の自由端側で前記スリットに近い側には、前記レバーをロック状態からロック解除状態に切り換え操作することで、前記ロック位置にある前記レバーが前記スリット側へ回動することを許容する解除操作部が設けられ、
前記レバーの回動操作部と前記解除操作部とはいずれも前記外面パネルに設けられた前記スリットとほぼ対向する位置に配されるコネクタであって、
前記組付け側コネクタハウジングには、前記レバーが前記ロック位置にあるときに、前記レバーの回動操作部と前記解除操作部との両方を前記スリット側から覆うカバーが装着され、
さらにこのカバーは、前記組付け側コネクタハウジングに対して前記スリットとは対向しない位置でボルト止めされることを特徴とするコネクタ。 - 前記組付け側コネクタハウジングには雌ネジ部が設けられ、前記カバーにはこの雌ネジ部に螺合可能なボルトと係合するボルト係合部が設けられており、このボルト係合部に前記ボルトを係合させるとともに前記雌ネジ部に同ボルトをネジ締めすることで前記ボルト止めされるようになっており、且つ、
前記ボルトのボルト操作部の外径は、前記外面パネルに設けられた前記スリットの幅よりも大径に形成されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。 - 前記カバーは、前記ボルトによるネジ締めの前に前記組付け側コネクタハウジングに対して仮係止される仮係止位置と、前記ボルトのネジ締めの完了にともない前記組付け側コネクタハウジングに対して本係止される本係止位置とを変位可能に形成されていることを特徴とする請求項2記載のコネクタ。
- 前記レバーは、前記組付け側コネクタハウジングの外面に取り付けられて、回動操作により前記待受け側コネクタハウジングとの間でカム作用を発揮して前記両コネクタハウジングを互いに引き寄せる構成とされていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のコネクタ。
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