JP4489647B2 - 基板処理装置とこれを利用した基板処理方法 - Google Patents
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Description
また、本発明の他の目的は、基板処理が均一に行える基板処理方法を提供することにある。
本発明の1つの例においては前記処理液配管は、傾斜角度を調節できるように形成される。また、前記基板と平行に配置され、前記基板の傾斜面下部に処理液を噴射する前記ノズルは、前記基板の傾斜面上部に処理液を噴射する前記ノズルに比べて、長さが長くなるようにしても良い。
本発明の1つの例においては、基板処理装置は、前記基板を前記基板の移送方向と交差する方向に交互的に傾けて移送させるため前記移送装置を制御する制御部を含む。
本発明による他の基板処理方法は、基板と処理液を準備する段階と、前記基板に前記処理液を供給しながら、前記基板を前記基板の移送方向と交差する方向に少なくとも1回交互的に傾けて移送する段階を含む。
本発明の1つの例においては、前記基板の傾斜角は、3°乃至7°でとすることができる。
本発明による基板処理方法は、第1処理ユニットで基板を移送方向と交差する方向に第1傾斜角程度に傾けて移送しながら、処理液を板面に供給する段階と、第2処理ユニットで前記基板を移送方向と交差する方向に前記第1傾斜角より小さい第2傾斜角程度に傾けて移送しながら、処理液を板面に供給する段階と、第3処理ユニットで前記基板を移送方向と交差する方向に前記第1傾斜角と反対方向である第3傾斜角程度に傾けて移送しながら、処理液を板面に供給する段階を含む。
本発明の1つの例においては、前記第1傾斜角と前記第3傾斜角は同じ大きさとすることができる。
種々の実施例で繰り返される構成要素に対しては、同一番号を付与し、代表的に第1実施例のみで説明して他の実施例では省略する。
本発明の第1実施例による基板処理装置1は、類似する構成の多数の処理ユニット10a、10b、10cで構成されている。
処理液23が現像液の場合、メタル成分を含まない有機アルカリである溶液系列が使われて、洗浄過程を通し、アルカリ性である成分は完全除去される。
以下では、本発明の第1実施例を利用した基板処理方法を、図3を参照して説明する。基板100上にゲート配線を形成する工程を例とする。
こういう過程を経て、第3処理ユニット10cから搬出された基板100は、感光膜の現像が完了した状態となる。現像過程で基板100は交互的に傾いて移送されたため、特定の部分が現像液と多く接する問題が減少する。
基板100全体が処理液23との接触程度が均一であったために、完成されたゲート配線の不均一性は減少する。
基板100は、1つの処理ユニット10a、10b、10cでは同じ傾斜角を維持する。現像過程を例として説明する。
その後基板100は、第2処理ユニット10bに搬入される(S310)。これと共に移送装置30は、基板100を水平に移送して、基板100を現像処理する(S410)。即ち、第2処理ユニット10bの第2傾斜角(θ4)は0°となる。これにより、基板100の全体部分で処理液23と接触する時間が一定になる。第1処理ユニット10aのように、移送装置30は基板100を第1移送方向の反対である第2移送方向に移送させて、基板100を往復運動させることができる。
これと共に移送装置30は、基板100を第3傾斜角(θ5)程度傾けて移送する(S610)。
以下、本発明の第2実施例による基板処理装置を図6および図7を参照して説明する。
図6のように、基板100の移送方向が基板100の長辺と平行な場合、処理液配管21は基板100の短辺と平行に配置される。処理液配管21の間隔は、これに限定はされないが一定である。ノズル22の間隔も、これに限定はされないが一定である。
図7のように、移送装置30に安着されて移送される基板100は、所定角度(θ6)に傾いている。これは処理液23を基板100から迅速に除去するためである。ここで基板100の傾斜角(θ6)は3°乃至7°の間でありうる。
基板100が移送装置30により処理液供給部20下部に移送されると、ノズル22を通して、処理液23が基板100全体に均一に噴射される。傾斜面上部Aに噴射される処理液23は、傾斜面上部Aを処理した後、基板100の傾斜面下部Bに流される。また傾斜面上部Aと傾斜面下部Bの間に噴射される処理液23も、基板100を処理した後、傾斜面下部Bに流される。これにより、傾斜面下部Bには処理液23の層が厚く存在する結果となって、処理液23に沈んだような(ディッピング)状態になる。したがって、傾斜面上部Aは処理液23の噴射による処理が行われる反面、傾斜面下部Bは処理液23のディッピングが主となったような処理が行われて、基板100処理が不均一になる。
基板100の傾斜角(θ6)と処理液配管21の傾斜角(θ8)は同一である。反面ノズル22の長さは傾斜面下部Bに近くなるほど長くなるように形成されている。このような構成により、傾斜面上部Aとノズル22との距離(d3)は傾斜面下部Bとノズル22との距離(d4)より長い。各ノズル22で同じ噴射圧で処理液23を噴射する場合、傾斜面下部Bは傾斜面上部Aに比べて、強い噴射圧を受けて基板100の処理は均一になる。
基板100の傾斜角(θ6)と処理液配管21の傾斜角(θ9)は同一である。処理液配管21は、傾斜面上部Aに処理液23を供給する第1処理液配管21aと、傾斜面下部Bに処理液23を供給する第2処理液配管21bを含む。ノズル22は第1処理液配管21aに連結されている第1ノズル22aと、第2処理液配管21bに連結されている第2ノズル22bを含む。図示されていないが、第1処理液配管21aと第2処理液配管22bは、処理液供給圧力が異なるそれぞれの処理液ポンプに連結されている。第4実施例では、第2処理液配管21bに連結されている第2ノズル22bから噴射される処理液23の噴射圧力が、第1処理液配管21aに連結されている第1ノズル22aから噴射される処理液23の噴射圧力より強い。従って、傾斜面下部Bは傾斜面上部Aに比べて、強い処理液23の噴射圧を受けて、基板100の処理が均一に行われる。
処理液配管21は、基板100の移送方向と平行になるように、配置されている。処理液配管21の間隔は、これに限定はされないが互いに一定である。ノズル22の間隔も、これに限定はされないが互いに一定である。
20 処理液供給部
23 処理液
30 移送装置
31 ローラ
32 支持部
33 サイドローラ
40 通路
100 基板
Claims (20)
- 基板を傾けて移送する移送装置と;
前記移送装置上部に形成され、前記基板の傾斜面下部に加えられる処理液の噴射圧が前記基板の傾斜面上部に加えられる処理液の噴射圧より強くなるよう処理液を供給する処理液供給部を含むことを特徴とする基板処理装置。 - 前記処理液供給部は複数のノズルを含んで、
前記基板の傾斜面下部に処理液を噴射する前記ノズルは、前記基板の傾斜面上部に処理液を噴射する前記ノズルに比べて、前記基板に近く配置されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。 - 前記処理液供給部は、前記基板の移送方向と交差する方向に配置されている処理液配管と、前記処理液配管に連結される複数のノズルを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
- 前記処理液配管は、傾斜角度を調節することができるように形成されることを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
- 前記処理液配管は、前記基板と平行に配置され、
前記基板の傾斜面下部に処理液を噴射する前記ノズルは、前記基板の傾斜面上部に処理液を噴射する前記ノズルに比べて、長さが長いことを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。 - 前記処理液配管は、前記基板と平行に配置され、
前記ノズルの長さは、前記基板の傾斜面下部に近づくほど長くなることを特徴とする請求項3又は5に記載の基板処理装置。 - 前記処理液配管は、前記基板の傾斜面上部より前記基板の傾斜面下部に近く配置されることを特徴とする請求項3に記載の基板処理装置。
- 前記処理液供給部は、
前記基板の傾斜面上部に処理液を噴射する第1ノズルと前記基板の傾斜面下部に処理液を噴射する第2ノズルを含むノズル装置と;
前記第1ノズルと連結されている第1処理液配管と、第2ノズルと連結されている第2処理液配管を有する処理液配管を含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。 - 前記処理液供給部は、
前記基板の移送方向と平行に配置されている複数の処理液配管と、前記処理液配管に連結されている複数のノズルを含むことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。 - 前記基板の傾斜面上部とそれに隣接した前記処理液配管との間の距離は、前記基板の傾斜面下部とそれに隣接した前記処理液配管との間の距離より長いことを特徴とする請求項9に記載の基板処理装置。
- 前記基板の傾斜面下部に処理液を噴射する前記ノズルは、前記基板の傾斜面上部に処理液を噴射する前記ノズルに比べて、前記基板に近く配置されていることを特徴とする請求項9または10に記載の基板処理装置。
- 前記基板を前記基板の移送方向と交差する方向に交互的に傾けて移送させるように前記移送装置を制御する制御部を含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の基板の処理装置。
- 基板を移送方向と交差する方向に傾けて移送する段階と;
前記基板の傾斜面下部に加えられる処理液の噴射圧が前記基板の傾斜面上部に加えられる処理液の噴射圧より強くなるよう処理液を供給する段階を含むことを特徴とする基板処理方法。 - 基板と処理液を準備する段階と;
前記基板に前記処理液を供給しながら、前記基板を前記基板の移送方向と交差する方向に少なくとも1回交互的に傾けて移送する段階を含むことを特徴とする請求項13に記載の基板処理方法。 - 前記移送する段階は、前記移送方向に関して前記基板を少なくとも1回往復移送することを特徴とする請求項14に記載の基板処理方法。
- 前記基板の傾斜角は、3°乃至7°であることを特徴とする請求項14又は15に記載の基板処理方法。
- 前記処理液は現像液、食刻液、そして洗浄液の中でいずれか1つであることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載の基板処理方法。
- 第1処理ユニットで基板を移送方向と交差する方向に第1傾斜角程度傾けて移送しながら、処理液を板面に供給する段階と;
第2処理ユニットで前記基板を移送方向と交差する方向に前記第1傾斜角より小さい第2傾斜角程度傾けて移送しながら、処理液を板面に供給する段階と;
第3処理ユニットで前記基板を移送方向と交差する方向に前記第1傾斜角と反対方向である第3傾斜角程度傾けて移送しながら、処理液を板面に供給する段階を含むことを特徴とする請求項13に記載の基板処理方法。 - 前記第2処理ユニットで前記基板は、水平移送されることを特徴とする請求項18に記載の基板処理方法。
- 前記第1傾斜角と前記第3傾斜角は同じ大きさであることを特徴とする請求項18又は19に記載の基板処理方法。
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