JP2002350054A - 基板処理装置及び基板処理方法 - Google Patents
基板処理装置及び基板処理方法Info
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Abstract
き、的確な液切り乾燥処理を行うことができる基板処理
装置及び基板処理方法を提供すること。 【解決手段】 搬送される基板Gの形状に対応させてエ
アナイフノズルA,B又はCのうちいずれか1つが選択
され気体の噴出を行うようにしたので、基板G表面に均
一に気体を吹き付けることができ、液切り乾燥処理を的
確に行うことができる。また、搬送上流側に判別装置4
8を設けているので、搬送される基板の形状を高精度に
判別できる。
Description
(Liquid Crystal Display:LCD)等に使用されるガ
ラス基板に対し、洗浄液や現像液等の処理液の液切り、
乾燥処理を施す基板処理装置及び基板処理方法に関す
る。
ガラス基板上にITO(Indium Tin Oxide)の薄膜や電
極パターンを形成するために、半導体デバイスの製造に
用いられるものと同様のフォトリソグラフィ技術が利用
される。フォトリソグラフィ技術では、フォトレジスト
をガラス基板に塗布し、これを露光し、さらに現像す
る。これらレジスト塗布、露光及び現像の一連の処理
は、従来から、塗布、現像あるいはベーキング等の各処
理を行う塗布現像処理システムによって行われている。
ば、洗浄処理や現像処理工程では、ローラ式の搬送装置
により矩形のガラス基板の両端を支持して搬送させなが
ら、洗浄液や現像液等の処理液を基板に供給し処理を行
っている。そしてこの後、同搬送状態で例えば基板表面
にエアを吹き付けて処理液の液切り乾燥処理を行ってい
る。
ガラス基板の薄型化、大型化により、ローラ式の搬送装
置でガラス基板の両端2辺を載置するのみでは基板が重
力により下方に撓んでしまうため、乾燥処理において基
板表面全体にエアを均一に供給できず、的確な乾燥処理
が行えなかった。
中央付近に溜まりやすくなるので、このように溜まった
処理液を除去することによる処理時間の遅延の問題も生
じていた。
は、搬送される基板表面に均一に気体を供給でき、的確
な液切り乾燥処理を行うことができる基板処理装置及び
基板処理方法を提供することにある。
め、本発明の第1の観点は、基板の両端を支持し所定の
方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送さ
れる基板表面に気体を噴出する、第1の形状を有する噴
出口を備えた第1のノズルと、前記搬送手段により搬送
される基板表面に気体を噴出する、前記第1の形状とは
異なる第2の形状を有する噴出口を備えた第2のノズル
と、前記搬送される基板の形状に応じて、前記第1のノ
ズルと第2のノズルとによる前記気体の噴出を選択的に
切り替える手段とを具備する。
の形状に対応させて、第1のノズル又は第2のノズルが
選択され気体の噴出を行うようにしたので、基板表面に
均一に気体を吹き付けることができ、液切り乾燥処理を
的確に行うことができる。
つ異ならせて2つより多くのノズルを用意しておくこと
により、あらゆる基板の搬送形状に合わせて精度良く液
切り乾燥処理を行うことができる。
ことができることにより、処理時間を遅延させることな
く、迅速な液切り乾燥処理が可能となる。
手段は、前記搬送される基板の形状を判別する手段と、
前記判別手段により判別された基板の形状に基づき、前
記切り替えを制御する手段とを具備する。
制御により、搬送される基板の形状を高精度に判別でき
る。
は、前記所定の搬送方向に対して直角方向に配列された
複数の光センサである。
の形状を高精度に判別できる。
形であり、前記第1のノズル及び第2のノズルは、前記
矩形基板の1辺の長さと少なくとも同一の長さを有する
長尺形状であって、前記噴出口の第1の形状と第2の形
状のうち少なくとも一方は、前記長尺形状の長さ方向に
沿った略円弧状である。
が自重により撓んでいても、この撓み形状に合わせて、
例えば、下方向に略円弧状の噴出口を有する第1のノズ
ル又は第2のノズルを選択し気体を基板表面に均一に噴
出することできる。
送させる場合には、洗浄液や現像液等の処理液が両端に
流れるので液切りが効果的に行えるが、このような場合
にも、この基板の山型形状に合わせて、上方向に略円弧
状の噴出口を有する第1のノズル又は第2のノズルを使
用することにより、基板表面に均一に気体を噴出するこ
とができる。
し所定の方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手段によ
り搬送される基板表面に気体を噴出する、それぞれ異な
る径の複数の噴出孔が配置された第1のノズルと、前記
搬送手段により搬送される基板表面に気体を噴出する、
前記複数の噴出孔が前記第1のノズルにおける前記複数
の噴出孔の配置とは異なるように配置された第2のノズ
ルと、前記搬送される基板の形状に応じて、前記第1の
ノズルと第2のノズルとによる前記気体の噴出を選択的
に切り替える手段とを具備する。
ノズルの噴出孔を中央部から両端部にかけて順に径が小
さくなるように形成し、一方、第2のノズルの噴出孔を
中央部から両端部にかけて順に径が大きくなるように形
成すれば、搬送される基板の形状が下方に撓んでいる場
合には第1のノズルを選択して該第1のノズル中央部か
ら噴出される気体の量を両端部から噴出される気体の量
よりも多することにより、基板表面に吹き付けられる気
体の量を均一にすることができる。一方、搬送される基
板の形状が上方に曲がった形状の場合には、第2のノズ
ルを選択して該第2のノズル中央部から噴出される気体
の量を両端部から噴出される気体の量よりも少なくする
ことにより、基板表面に吹き付けられる気体の量を均一
にすることができる。
手段は、前記搬送される基板の形状を判別する手段と、
前記判別手段により判別された基板の形状に基づき、前
記切り替えを制御する手段とを具備する。
制御により、搬送される基板の形状を高精度に判別でき
る。
は、前記所定の搬送方向に対して直角方向に配列された
複数の光センサである。
の形状を高精度に判別できる。
により搬送される基板表面に気体を噴出する、それぞれ
同一の径を有する複数の噴出孔が配置された第3のノズ
ルを更に具備し、前記切り替え手段は、前記搬送される
基板の形状に応じて、前記第1のノズル、第2のノズル
及び前記第3のノズルによる前記気体の噴出を選択的に
切り替える。
水平状態で搬送されてくる基板にも対応して、基板表面
に吹き付けられる気体の量を均一にすることができる。
を支持し所定の方向に搬送する搬送手段と、前記搬送手
段により搬送される基板表面に気体を噴出する、それぞ
れの間隔が異なる複数の噴出孔が設けられた第1のノズ
ルと、前記搬送手段により搬送される基板表面に気体を
噴出する、前記複数の噴出孔が前記第1のノズルにおけ
る前記複数の噴出孔の間隔とは異なる間隔になるように
設けられた第2のノズルと、前記搬送される基板の形状
に応じて、前記第1のノズルと第2のノズルとによる前
記気体の噴出を選択的に切り替える手段とを具備する。
ノズルの噴出孔同士の間隔を中央部から両端部にかけて
順に大きくなるように形成し、一方、第2のノズルの噴
出孔同士の間隔を中央部から両端部にかけて順に小さく
なるように形成すれば、搬送される基板の形状が下方に
撓んでいる場合には第1のノズルを選択して該第1のノ
ズル中央部から噴出される気体の量を両端部から噴出さ
れる気体の量よりも多することにより、基板表面に吹き
付けられる気体の量を均一にすることができる。一方、
搬送される基板の形状が上方に曲がった形状の場合に
は、第2のノズルを選択して該第2のノズル中央部から
噴出される気体の量を両端部から噴出される気体の量よ
りも少なくすることにより、基板表面に吹き付けられる
気体の量を均一にすることができる。
手段は、前記搬送される基板の形状を判別する手段と、
前記判別手段により判別された基板の形状に基づき、前
記切り替えを制御する手段とを具備する。
制御により、搬送される基板の形状を高精度に判別でき
る。
は、前記所定の搬送方向に対して直角方向に配列された
複数の光センサである。
の形状を高精度に判別できる。
により搬送される基板表面に気体を噴出する、それぞれ
が等間隔に配置された複数の噴出孔を有する第3のノズ
ルを更に具備し、前記切り替え手段は、前記搬送される
基板の形状に応じて、前記第1のノズル、第2のノズル
及び前記第3のノズルによる前記気体の噴出を選択的に
切り替える。
水平状態で搬送されてくる基板にも対応して、基板表面
に吹き付けられる気体の量を均一にすることができる。
され所定の方向に搬送される基板の形状を判別する工程
と、前記搬送される基板表面に気体を噴出する、第1の
形状を有する噴出口を備えた第1のノズルと、前記搬送
される基板表面に気体を噴出する、前記第1の形状とは
異なる第2の形状を有する噴出口を備えた第2のノズル
とによる前記気体の噴出を、前記判別した基板の形状に
基づき選択的に切り替える工程とを具備する。
され所定の方向に搬送される基板の形状を判別する工程
と、前記搬送される基板表面に気体を噴出する、それぞ
れ異なる径の複数の噴出孔が配置された第1のノズル
と、前記搬送される基板表面に気体を噴出する、前記複
数の噴出孔が前記第1のノズルにおける前記複数の噴出
孔の配置とは異なるように配置された第2のノズルとに
よる前記気体の噴出を、前記判別した基板の形状に基づ
き選択的に切り替える工程とを具備する。
され所定の方向に搬送される基板の形状を判別する工程
と、前記搬送される基板表面に気体を噴出する、それぞ
れの間隔が異なる複数の噴出孔が設けられた第1のノズ
ルと、前記搬送される基板表面に気体を噴出する、前記
複数の噴出孔が前記第1のノズルにおける前記複数の噴
出孔の間隔とは異なる間隔になるように設けられた第2
のノズルとによる前記気体の噴出を、前記判別した基板
の形状に基づき選択的に切り替える工程とを具備する。
面及び発明の実施の形態の説明を参酌することにより一
層明らかになる。
に基づき説明する。
D基板の塗布現像処理システムを示す平面図であり、図
2はその正面図、また図3はその背面図である。
ラス基板Gを収容するカセットCを載置するカセットス
テーション2と、基板Gにレジスト塗布および現像を含
む一連の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた
処理部3と、露光装置32との間で基板Gの受け渡しを
行うためのインターフェース部4とを備えており、処理
部3の両端にそれぞれカセットステーション2及びイン
ターフェース部4が配置されている。
処理部3との間でLCD基板の搬送を行うための搬送機
構10を備えている。そして、カセットステーション2
においてカセットCの搬入出が行われる。また、搬送機
構10はカセットの配列方向に沿って設けられた搬送路
12上を移動可能な搬送アーム11を備え、この搬送ア
ーム11によりカセットCと処理部3との間で基板Gの
搬送が行われる。
おけるカセットCの配列方向(Y方向)に垂直方向(X
方向)に延設された主搬送部3aと、この主搬送部3a
に沿って、レジスト塗布処理ユニット(CT)を含む各
処理ユニットが並設された上流部3b及び現像処理ユニ
ット(DEV)18を含む各処理ユニットが並設された
下流部3cとが設けられている。
送路31と、この搬送路31に沿って移動可能に構成さ
れガラス基板GをX方向に搬送する搬送シャトル23と
が設けられている。この搬送シャトル23は、例えば支
持ピンにより基板Gを保持して搬送するようになってい
る。また、主搬送部3aのインターフェース部4側端部
には、処理部3とインターフェース部4との間で基板G
の受け渡しを行う垂直搬送ユニット7が設けられてい
る。
ン2側端部には、基板Gに洗浄処理を施すスクラバ洗浄
処理ユニット(SCR)20が設けられ、このスクラバ
洗浄処理ユニット(SCR)20の上段に基板G上の有
機物を除去するためのエキシマUV処理ユニット(e−
UV)19が配設されている。スクラバ洗浄処理ユニッ
ト(SCR)20には、ローラ搬送型の搬送装置50が
設けられている。この搬送装置の両端部には、上記搬送
機構10及び後述する搬送アーム5aとの間で基板Gの
受け渡しを行う受け渡しピン46が設けられている。
の隣には、ガラス基板Gに対して熱的処理を行うユニッ
トが多段に積み上げられた熱処理系ブロック24及び2
5が配置されている。これら熱処理系ブロック24と2
5との間には、垂直搬送ユニット5が配置され、搬送ア
ーム5aがZ方向及び水平方向に移動可能とされ、かつ
θ方向に回動可能とされているので、両ブロック24及
び25における各熱処理系ユニットにアクセスして基板
Gの搬送が行われるようになっている。なお、上記処理
部3における垂直搬送ユニット7についてもこの垂直搬
送ユニット5と同一の構成を有している。
には、基板Gにレジスト塗布前の加熱処理を施すベーキ
ングユニット(BEKE)が2段、HMDSガスにより
疎水化処理を施すアドヒージョンユニット(AD)が下
から順に積層されている。一方、熱処理系ブロック25
には、基板Gに冷却処理を施すクーリングユニット(C
OL)が2段、アドヒージョンユニット(AD)が下か
ら順に積層されている。
処理ブロック15がX方向に延設されている。このレジ
スト処理ブロック15は、基板Gにレジストを塗布する
レジスト塗布処理ユニット(CT)と、減圧により前記
塗布されたレジストを乾燥させる減圧乾燥ユニット(V
D)と、基板Gの周縁部のレジストを除去するエッジリ
ムーバ(ER)とが一体的に設けられて構成されてい
る。このレジスト処理ブロック15には、レジスト塗布
処理ユニット(CT)からエッジリムーバ(ER)にか
けて移動する図示しないサブアームが設けられており、
このサブアームによりレジスト処理ブロック15内で基
板Gが搬送されるようになっている。
構成の熱処理系ブロック26が配設されており、この熱
処理系ブロック26には、基板Gにレジスト塗布後の加
熱処理を行うプリベーキングユニット(PREBAK
E)が3段積層されている。
に、インターフェース部4側端部に熱処理系ブロック2
9が設けられており、これには、クーリングユニット
(COL)、露光後現像処理前の加熱処理を行うポスト
エクスポージャーベーキングユニット(PEBAKE)
が2段、下から順に積層されている。
を行う現像処理ユニット(DEV)18がX方向に延設
されている。この現像処理ユニット(DEV)18の隣
には熱処理系ブロック28及び27が配置され、これら
熱処理系ブロック28と27との間には、上記垂直搬送
ユニット5と同一の構成を有し、両ブロック28及び2
7における各熱処理系ユニットにアクセス可能な垂直搬
送ユニット6が設けられている。また、現像処理ユニッ
ト(DEV)18端部の上には、i線処理ユニット(i
―UV)33が設けられている。現像処理ユニット(D
EV)18には、上記ローラ搬送型の搬送装置50と同
一の構成を有する搬送装置51が設けられている。
ニット(COL)、基板Gに現像後の加熱処理を行うポ
ストベーキングユニット(POBAKE)が2段、下か
ら順に積層されている。一方、熱処理系ブロック27も
同様に、クーリングユニット(COL)、ポストベーキ
ングユニット(POBAKE)が2段、下から順に積層
されている。
トラー及び周辺露光ユニット(Titler/EE)2
2が設けられ、垂直搬送ユニット7に隣接してエクステ
ンションクーリングユニット(EXTCOL)35が、
また背面側にはバッファカセット34が配置されてお
り、これらタイトラー及び周辺露光ユニット(Titl
er/EE)22とエクステンションクーリングユニッ
ト(EXTCOL)35とバッファカセット34と隣接
した露光装置32との間で基板Gの受け渡しを行う垂直
搬送ユニット8が配置されている。この垂直搬送ユニッ
ト8も上記垂直搬送ユニット5と同一の構成を有してい
る。
液切り乾燥を行うためのエアナイフノズル及び上記搬送
装置50、51を示す斜視図である。
いモータ等により回転駆動される複数のシャフト53
に、それぞれガラス基板Gの両端を支持する搬送ローラ
43が取り付けられており、これにより基板Gを矢印d
で示す方向に搬送するように構成されている。なお、こ
の図4で図示するよりも搬送上流側には、スクラバ洗浄
処理ユニット(SCR)20においては、図示しない基
板洗浄のための洗浄液やリンス液等を供給する装置が配
置されており、現像処理ユニット(DEV)18におい
ては、現像液やリンス液等を供給する装置が配置されて
いる。
気体を噴出する長尺状の複数のエアナイフノズルA,
B,Cが設けられている。これら各種エアナイフノズル
A,B,Cの各正面図を図5、図6及び図7に示す。ま
た、図8に各種エアナイフノズルA,B,Cの断面図を
示す。
に略円弧状の気体の噴出口37が設けられ、この噴出口
37から、例えば自重により撓んだ基板Gの形状に合わ
せて気体が噴出されて、洗浄液や現像液等の処理液が除
去され乾燥処理されるようになっている。
ように上方向に曲がった形状で搬送される場合もあり得
る。この基板Gの形状にも対応するために、エアナイフ
ノズルBは、上方向に略円弧状の気体の噴出口38が設
けられ、この噴出口38から気体が噴出され処理液が除
去され乾燥処理されるようになっている。
の気体の噴出口39が設けられ、この噴出口39から、
例えば、正常な搬送状態の基板Gの形状に合わせて気体
が噴出されて、処理液が除去され乾燥されるようになっ
ている。
長尺方向の長さはそれぞれ、搬送される基板の短辺の長
さとほぼ同一に形成されているが、これより更に長くす
ることももちろん可能である。
A,B,Cが配置位置よりも搬送上流側には、搬送され
るてくる基板Gの形状を判別する判別装置48が、搬送
ローラ43の下方位置に配置されている。この判別装置
は、例えば、一対の発光部及び受光部からなる光センサ
36を基板搬送方向dに直角方向に複数配列させ、搬送
される基板Gからの反射光を検出するようになってい
る。
供給源49からそれぞれ供給管42、これら供給管42
の開閉を行うバルブ45、46及び47を介して気体が
供給されるようになっており、また、制御部41によ
り、上記複数の光センサ36からの受光量に基づいて各
バルブ45、46及び47の開閉が制御されるようにな
っている。すなわち、搬送される基板Gの形状に基づい
て、各バルブ45、46又は47のうちいずれか1つの
みを開とし、他の2つを閉としてエアナイフノズルA,
B,Cの選択が行われる。
対応させてエアナイフノズルA,B又はCのうちいずれ
か1つが選択され気体の噴出を行うようにしたので、基
板G表面に均一に気体を吹き付けることができ、液切り
乾燥処理を的確に行うことができる。また、本実施形態
のようにエアナイフノズルA,B,Cの3つの形状に限
らず、例えば、円弧状の噴出口の曲率を少しづつ異なら
せて3つより多くのエアナイフノズルを用意しておくこ
とにより、あらゆる基板の搬送形状に合わせて精度良く
液切り乾燥処理を行うことができる。
を設けたことにより、搬送される基板の形状を高精度に
判別できる。
送する際、図9に示すように、1対の搬送ローラ43間
に補助ローラ55を設け基板Gの形状を山型形状で搬送
させる場合がある。このように山型形状で搬送させるこ
とにより、例えば、処理液が両端に流れるので液切りが
効果的に行えるが、このような場合にも、この基板Gの
山型形状に合わせてエアナイフノズルBを使用すること
により、基板表面に均一に気体を吹き付けることができ
る。
ことができることにより、処理時間を遅延させることな
く、迅速な液切り乾燥処理が可能となる。
テム1の処理工程については、先ずカセットC内の基板
Gが処理部3部における上流部3bに搬送される。上流
部3bでは、エキシマUV処理ユニット(e−UV)1
9において表面改質・有機物除去処理が行われ、次にス
クラバ洗浄処理ユニット(SCR)20において、搬送
装置50により基板Gが搬送されながら、洗浄処理及び
液切り乾燥処理が行われる。
垂直搬送ユニットにおける搬送アーム5aにより基板G
が取り出され、同熱処理系ブロック24のベーキングユ
ニット(BEKE)にて加熱処理、アドヒージョンユニ
ット(AD)にて疎水化処理が行われ、熱処理系ブロッ
ク25のクーリングユニット(COL)による冷却処理
が行われる。
ャトル23に受け渡される。そしてレジスト塗布処理ユ
ニット(CT)に搬送され、レジストの塗布処理が行わ
れた後、減圧乾燥処理ユニット(VD)にて減圧乾燥処
理、エッジリムーバ(ER)にて基板周縁のレジスト除
去処理が順次行われる。
搬送ユニット7の搬送アームに受け渡され、熱処理系ブ
ロック26におけるプリベーキングユニット(PREB
AKE)にて加熱処理が行われた後、熱処理系ブロック
29におけるクーリングユニット(COL)にて冷却処
理が行われる。続いて基板Gはエクステンションクーリ
ングユニット(EXTCOL)35にて冷却処理される
とともに露光装置にて露光処理される。
の搬送アームを介して熱処理系ブロック29のポストエ
クスポージャーベーキングユニット(PEBAKE)に
搬送され、ここで加熱処理が行われた後、クーリングユ
ニット(COL)にて冷却処理が行われる。そして基板
Gは垂直搬送ユニット7の搬送アームを介して熱処理系
ブロック29の最下段において搬送装置51の受け渡し
ピン46に受け渡される。そして基板Gは現像処理ユニ
ット(DEV)において、搬送装置51により基板Gが
搬送されながら、現像処理及び液切り乾燥処理が行われ
る。
おける最下段から垂直搬送ユニット6の搬送アーム6a
により受け渡され、熱処理系ブロック28又は27にお
けるポストベーキングユニット(POBAKE)にて加
熱処理が行われ、クーリングユニット(COL)にて冷
却処理が行われる。そして基板Gは搬送機構10に受け
渡されカセットCに収容される。
エアナイフノズルの気体噴出部分の平面図である。本実
施形態では、基板の搬送方向dに沿って各種エアナイフ
ノズルL,M,Nが設けられており、これらエアナイフ
ノズルL,M,Nには、気体を噴出する孔61、62、
63が設けられている。
部から両端部にかけて順に径が小さくなるように形成さ
れ、エアナイフノズルMの噴出孔62は、中央部から両
端部にかけて順に径が大きくなるように形成され、ま
た、エアナイフノズルNの噴出孔63は、すべて同一の
径に形成されている。各エアナイフノズルL,M,Nに
おいて、噴出孔同士の間隔はそれぞれ同一とされてい
る。
状が下方に撓んでいる場合には、エアナイフノズルLを
選択してエアナイフノズル中央部から噴出される気体の
量を両端部から噴出される気体の量よりも多することに
より、基板表面に吹き付けられる気体の量を均一にする
ことができる。一方、搬送される基板の形状が上方に曲
がった形状の場合には、エアナイフノズルMを選択して
エアナイフノズル中央部から噴出される気体の量を両端
部から噴出される気体の量よりも少なくすることによ
り、基板表面に吹き付けられる気体の量を均一にするこ
とができる。
アナイフノズルNを選択することにより基板表面に吹き
付けられる気体の量を均一にすることができる。
態と同様にエアナイフノズルが配置される位置よりも搬
送上流側に光センサを設け、これにより得られた基板の
形状に基づいてエアナイフノズルL,M,Nを選択する
ようにすることももちろん可能である。これにより、搬
送される基板の形状を高精度に判別することができる。
気体噴出部分の平面図である。本実施形態では、基板の
搬送方向dに沿って各種エアナイフノズルH,I,Jが
設けられており、これらエアナイフノズルH,I,Jに
は、気体を噴出する孔58、59、60が設けられてい
る。
間隔が中央部から両端部にかけて順に大きくなるように
形成され、エアナイフノズルIは、噴出孔59同士の間
隔が中央部から両端部にかけて順に小さくなるように形
成され、また、エアナイフノズルJの噴出孔60同士の
間隔は、すべて同一に形成されている。各エアナイフノ
ズルH,I,Jにおいて、噴出孔の径はすべて同一とさ
れている。
る効果と同様の効果が得られ、また、エアナイフノズル
が配置される位置よりも搬送上流側に光センサを設け、
これにより得られた基板の形状に基づいてエアナイフノ
ズルL,M,Nを選択するようにすることももちろん可
能である。
限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
る光センサ36を基板Gの裏面側に配置させる構成とし
たが、これに限らず基板Gの上部に配置させ、又は上部
及び下部の両側に配置させる構成としてもよい。
〜63の径を異なるようにし、第3の実施形態では噴出
孔58〜60同士の間隔を異なるようにしたが、第2及
び第3の実施形態を組み合わせて基板に均一に気体を噴
出するようにしてもよい。
それぞれエアナイフノズルを3つ設ける構成としたが、
噴出孔の径や噴出孔同士の間隔を少しずつ異ならせて、
それぞれ3つよりも多くのエアナイフノズルを設ける構
成とすることももちろん可能である。
搬送される基板表面に均一に気体を供給でき、迅速かつ
的確な液切り乾燥処理を行うことができる。
体構成を示す平面図である。
る。
る。
び搬送装置の斜視図である。
有するエアナイフノズルの正面図である。
有するエアナイフノズルの正面図である。
ナイフノズルの正面図である。
である。
略円弧状の噴出口を有するエアナイフノズルを選択した
ときの正面図である。
の下方から見た平面図である。
の下方から見た平面図である。
Claims (15)
- 【請求項1】 基板の両端を支持し所定の方向に搬送す
る搬送手段と、 前記搬送手段により搬送される基板表面に気体を噴出す
る、第1の形状を有する噴出口を備えた第1のノズル
と、 前記搬送手段により搬送される基板表面に気体を噴出す
る、前記第1の形状とは異なる第2の形状を有する噴出
口を備えた第2のノズルと、 前記搬送される基板の形状に応じて、前記第1のノズル
と第2のノズルとによる前記気体の噴出を選択的に切り
替える手段とを具備することを特徴とする基板処理装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
て、 前記切り替え手段は、 前記搬送される基板の形状を判別する手段と、 前記判別手段により判別された基板の形状に基づき、前
記切り替えを制御する手段とを具備することを特徴とす
る基板処理装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の基板処理装置におい
て、 前記判別手段は、前記所定の搬送方向に対して直角方向
に配列された複数の光センサであることを特徴とする基
板処理装置。 - 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちいずれか1
項に記載の基板処理装置において、 前記基板は矩形であり、 前記第1のノズル及び第2のノズルは、前記矩形基板の
1辺の長さと少なくとも同一の長さを有する長尺形状で
あって、前記噴出口の第1の形状と第2の形状のうち少
なくとも一方は、前記長尺形状の長さ方向に沿った略円
弧状であることを特徴とする基板処理装置。 - 【請求項5】 基板の両端を支持し所定の方向に搬送す
る搬送手段と、 前記搬送手段により搬送される基板表面に気体を噴出す
る、それぞれ異なる径の複数の噴出孔が配置された第1
のノズルと、 前記搬送手段により搬送される基板表面に気体を噴出す
る、前記複数の噴出孔が前記第1のノズルにおける前記
複数の噴出孔の配置とは異なるように配置された第2の
ノズルと、 前記搬送される基板の形状に応じて、前記第1のノズル
と第2のノズルとによる前記気体の噴出を選択的に切り
替える手段とを具備することを特徴とする基板処理装
置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の基板処理装置におい
て、 前記切り替え手段は、 前記搬送される基板の形状を判別する手段と、 前記判別手段により判別された基板の形状に基づき、前
記切り替えを制御する手段とを具備することを特徴とす
る基板処理装置。 - 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載の基板処理
装置において、 前記判別手段は、前記所定の搬送方向に対して直角方向
に配列された複数の光センサであることを特徴とする基
板処理装置。 - 【請求項8】 請求項5から請求項7のうちいずれか1
項に記載の基板処理装置において、 前記搬送手段により搬送される基板表面に気体を噴出す
る、それぞれ同一の径を有する複数の噴出孔が配置され
た第3のノズルを更に具備し、 前記切り替え手段は、前記搬送される基板の形状に応じ
て、前記第1のノズル、第2のノズル及び前記第3のノ
ズルによる前記気体の噴出を選択的に切り替えることを
特徴とする基板処理装置。 - 【請求項9】 基板の両端を支持し所定の方向に搬送す
る搬送手段と、 前記搬送手段により搬送される基板表面に気体を噴出す
る、それぞれの間隔が異なる複数の噴出孔が設けられた
第1のノズルと、 前記搬送手段により搬送される基板表面に気体を噴出す
る、前記複数の噴出孔が前記第1のノズルにおける前記
複数の噴出孔の間隔とは異なる間隔になるように設けら
れた第2のノズルと、 前記搬送される基板の形状に応じて、前記第1のノズル
と第2のノズルとによる前記気体の噴出を選択的に切り
替える手段とを具備することを特徴とする基板処理装
置。 - 【請求項10】 請求項9に記載の基板処理装置におい
て、 前記切り替え手段は、 前記搬送される基板の形状を判別する手段と、 前記判別手段により判別された基板の形状に基づき、前
記切り替えを制御する手段とを具備することを特徴とす
る基板処理装置。 - 【請求項11】 請求項9又は請求項10に記載の基板
処理装置において、 前記判別手段は、前記所定の搬送方向に対して直角方向
に配列された複数の光センサであることを特徴とする基
板処理装置。 - 【請求項12】 請求項9から請求項11のうちいずれ
か1項に記載の基板処理装置において、 前記搬送手段により搬送される基板表面に気体を噴出す
る、それぞれが等間隔に配置された複数の噴出孔を有す
る第3のノズルを更に具備し、 前記切り替え手段は、前記搬送される基板の形状に応じ
て、前記第1のノズル、第2のノズル及び前記第3のノ
ズルによる前記気体の噴出を選択的に切り替えることを
特徴とする基板処理装置。 - 【請求項13】 両端が支持され所定の方向に搬送され
る基板の形状を判別する工程と、 前記搬送される基板表面に気体を噴出する、第1の形状
を有する噴出口を備えた第1のノズルと、前記搬送され
る基板表面に気体を噴出する、前記第1の形状とは異な
る第2の形状を有する噴出口を備えた第2のノズルとに
よる前記気体の噴出を、前記判別した基板の形状に基づ
き選択的に切り替える工程とを具備することを特徴とす
る基板処理方法。 - 【請求項14】 両端が支持され所定の方向に搬送され
る基板の形状を判別する工程と、 前記搬送される基板表面に気体を噴出する、それぞれ異
なる径の複数の噴出孔が配置された第1のノズルと、前
記搬送される基板表面に気体を噴出する、前記複数の噴
出孔が前記第1のノズルにおける前記複数の噴出孔の配
置とは異なるように配置された第2のノズルとによる前
記気体の噴出を、前記判別した基板の形状に基づき選択
的に切り替える工程とを具備することを特徴とする基板
処理方法。 - 【請求項15】 両端が支持され所定の方向に搬送され
る基板の形状を判別する工程と、 前記搬送される基板表面に気体を噴出する、それぞれの
間隔が異なる複数の噴出孔が設けられた第1のノズル
と、前記搬送される基板表面に気体を噴出する、前記複
数の噴出孔が前記第1のノズルにおける前記複数の噴出
孔の間隔とは異なる間隔になるように設けられた第2の
ノズルとによる前記気体の噴出を、前記判別した基板の
形状に基づき選択的に切り替える工程とを具備すること
を特徴とする基板処理方法。
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JP2001162642A JP4180250B2 (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
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JP2001162642A JP4180250B2 (ja) | 2001-05-30 | 2001-05-30 | 基板処理装置及び基板処理方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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- 2001-05-30 JP JP2001162642A patent/JP4180250B2/ja not_active Expired - Fee Related
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