JP4472680B2 - 医療用把持具及び医療用クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD:Endoscopic Mucosal Resection)における内視鏡装置等、体外における操作に応じて体内において処置を行う医療用処置装置、この医療用処置装置に用いられる医療用把持具及び医療用クリップに関する。
消化管内部の粘膜に生じた早期癌は、ESDを用いることにより効率的に切除可能になってきている。
このESDにおいては、内視鏡を用いて、以下の手順で処置が行われる。
(1)病変部を特定する。
(2)この病変部の粘膜全周を切開する。
(3)粘膜を持ち上げながら粘膜下層切開、剥離を行う。
しかし、ESDにおいては、上記(2)の処置である粘膜全周の切開、(3)粘膜下層切開を行うときに、切除中の粘膜自体が内視鏡の視野や処置野を覆うことがあり、処置の妨げとなったり、処置時間全体の長時間化を招くという問題があった。
この問題を解決するために、弾性部材の両端にクリップを有し、一方のクリップで切除途中の粘膜の端部を把持し、他方のクリップで対向する位置の消化管壁部分を把持し、弾性部材を緊張状態にすることにより、切除した粘膜の脱落を防止し、この粘膜が内視鏡による観察処置を妨げることなく広い視野および処置野を確保でき、安全かつ安定した処置を行うことが可能な医療用把持具がある(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−103107号
この従来の医療用把持具では、クリップなどの把持部材を内視鏡の先に取り付け、患者の体内に運搬する。全周切開後(上記手順(2))にこの把持部材で体内組織を把持する場合、医療用把持具を取り付けるタイミングは、内視鏡を患者に挿入する際に予め医療用把持具を内視鏡に取り付けておく(P1)、又は、全周切開後に取り付ける(P2)という2つのパターンが考えられる。
上記P1の場合には、内視鏡の先に把持部材が取り付けられた状態で全周切開(上記手順(2))を行うこととなり、鉗子口から出ているメスによる全周切開処置の妨げとなる、視野を狭める、把持部材が体内組織を傷つける恐れ、操作性の低下などの問題があった。
また、上記P2の場合には、一旦、内視鏡を患者から外し、医療用把持具を取り付け、再び挿入しなおさなければならず、患者に負担をかける、処置時間が長くなるなどの問題があった。
更に、一つの医療用把持具では十分な視野および処置野が確保できない場合など、複数の医療用把持具を使用する場合には、再び、内視鏡を患者から外し、挿入しなおさなければならないという問題があった。
一方、全周切開前(上記手順(2))に把持部材で体内組織を把持する場合には、把持部材が粘膜下層を把持してしまい、粘膜下層切開を行うことが困難という問題があった。
また、ESDの粘膜下層切開、剥離において、固有筋層など、粘膜下層の下の層に穿孔、穿通を生じたときなど、病変部剥離によって生じた潰瘍を閉じる必要性を生じた場合には、複数のクリップを順次、クリップの対向する二つのツメをそれぞれ、潰瘍の幅が手前側と、対岸側とに噛ませ、潰瘍を縫い合わせるように、潰瘍を閉じていた。
しかし、潰瘍の幅が広くなればなるだけ、潰瘍を渡すようにクリップを噛ませて閉じることは、技術的に難しく、技術的熟練が必要とされるという問題があった。
本発明の課題は、上述した問題点を解消し、有用性、操作性及び利便性の高い医療用把持具及び医療用クリップを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。すなわち、請求項1の発明は、内視鏡の鉗子チャンネルを通じて体内に挿入され、体外における操作に応じて体内において処置を行う医療用処置装置に用いられる医療用把持具において、体外における操作に応じて体内組織を把持する把持部と、前記把持部とは別の他の把持部と係合する、前記他の把持部が係合しながら体内組織を把持することが可能である、係合部とを備え、前記係合部は、内視鏡の鉗子チャンネルを通じて体内に挿入された場合に、前記他の把持部が係合し易い形状に変形すること、を特徴とする医療用把持具である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の医療用把持具において、前記係合部は、弾性体であること、を特徴とする医療用把持具である。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の医療用把持具において、前記係合部は、内視鏡の鉗子チャンネルを通じて体内に挿入された場合に、前記他の把持部によって係合されやすい立体形状に変形可能であること、を特徴とする医療用把持具である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の医療用把持具において、前記把持部と、前記係合部とを所定長で連結し、前記把持部と、前記係合部とを引き寄せる力を有する連結部を備えること、を特徴とする医療用把持具である。
請求項5の発明は、請求項に記載の医療用把持具において、前記連結部は、弾性力を有する弾性部材と、前記弾性部材を覆い、その外側表面が滑りやすい管状の滑性部材とを有すること、を特徴とする医療用把持具である。
請求項6の発明は、体外における操作に応じて体内において処置を行う医療用処置装置に用いられ、体外における操作に応じて体内組織を挟んで把持する、対向する二つのツメを有する医療用クリップであって、一方又は両方の前記ツメの内側及び/又は外側の胴部分に、紐状の非係合物を引っかけて、前記非係合物と係合する切れ込み形状及び/又は凸形状の係合部を有し前記係合部は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の医療用把持具の係合部と係合すること、を特徴とする医療用クリップである。
請求項7の発明は、請求項6に記載の医療用クリップにおいて、前記係合部は、体外における操作に応じてツメ先方向を軸方向として回転することによって、前記係合部に係合している前記非係合物と係止状態となること、を特徴とする医療用クリップである。
本発明による医療用把持具、医療用処置装置及び医療用クリップによれば、以下の効果を得ることが可能となる。
(1)切除した病変部の脱落を防止し、剥離した病変部が内視鏡による観察処置を妨げることなく広い視野および処置野を確保でき、安全かつ安定した処置を行うことが可能となる。
(2)把持部及び係合部、又は、把持部、係合部及び連結部は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿入可能な形状である、又は、挿入可能な形状に変形可能であるため、患者などの被処置者から内視鏡を外さずに処置を行うことができ、患者の負担を増大させず、処置時間を長引かせることなく、(1)の効果を得ることが可能となる。また、医療用把持具を必要なときに必要な数だけ容易に使用することが可能となる。更にまた、広く一般的にESDに使用されている1チャンネル内視鏡を利用して医療用把持具を使用することができ、汎用性が高い。
(3)係合部は、体内に挿入された場合に、前記他の把持部によって係合されやすい立体形状に変形可能であるため、安全性及び操作の容易性を向上することが可能となる。
(4)潰瘍を閉じる処置の困難性を解消することが可能となる。
(5)医療用クリップが、紐状の非係合物を引っかける切れ込み形状又は凸形状の係合部を備えるため、被係合物の分離を防止し、処置者は、被係合物と係合させながら自由に医療用クリップを移動させることができ、操作性を向上することが可能となる。
(6)医療用クリップが、体外における操作に応じてツメ先方向を軸方向として回転することによって、係合部に係合している非係合物と係止状態となるため、操作性及び利便性を向上することが可能となった。
本発明は、有用性、操作性及び利便性を高めるという目的を、内視鏡の鉗子チャンネルを通じて体内に挿入され、体外における操作に応じて体内において処置を行う医療用処置装置に用いられる医療用把持具において、体外における操作に応じて体内組織を把持する把持部と、前記把持部とは別の他の把持部と係合する、前記他の把持部が係合しながら体内組織を把持することが可能である、係合部とを備え、前記係合部は、内視鏡の鉗子チャンネルを通じて体内に挿入された場合に、前記他の把持部が係合し易い形状に変形することを特徴とすることによって実現する。
以下、図面などを参照して、本発明の実施例をあげて、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明による医療用把持具の構成を示す外観図である。なお、本実施例における医療用把持具は、つり上げ用クリップ1、係合部付きクリップ2である。
なお、図面には、視認性を良くするために便宜上着色しているが、各部分の色は、その色に限定されるものではない(他の実施例において同様。)。
図1に示すように、つり上げ用クリップ1は、医療用処置装置である内視鏡の鉗子チャンネルを通して体内に運搬され、体外の操作部における操作に応じて体内において体内組織を把持するなどの処置を行う医療用処置具であって、一般的な内視鏡処置具である医療用のクリップ10に、連結部20を介して係合部30を取り付けたものである。
図2は、クリップ10の構成を示す外観図である。
図2に示すように、クリップ10は、円筒状の押さえ管11と、押さえ管11の方向に移動可能な対向する一対のツメ12(12a,12b)と、押さえ管11に対してツメ12の反対側に設けられている連結板13とを備えている。一対のツメ12は、押さえ管11の内部で折曲された1枚の板体であり、この折曲個所には連結板13が係止されている。連結板13には、操作ワイヤ41(後述する図3参照。)に係止される孔である係止孔13aが設けられている。クリップ10は、操作ワイヤ41の先に取り付けられてシース40内に納められ(後述する図3参照。)、このシース40を鉗子チャンネルに挿入することによって、体内に搬入される。
ツメ12の折曲箇所の外径は、押さえ管11の内径より大きく形成されている。一対のツメ12a,12bは、係止孔13aが図2の右方向へ引かれることによって、押さえ管11へ引き込まれる。このとき、ツメ12の折曲箇所の外径が押さえ管11の内径程度に縮められ、ツメ12の先端は、互いに接合する方向に移動し、体内組織の一部を挟んで把持する。ツメ12は、押さえ管11内に所定の長さ分引き込まれることによって、体内組織の把持状態を安定して保持し続ける。クリップ10は、ツメ12が押さえ管11内に引き込まれた後に、連結板13がツメ12から外れる。クリップ10は、ステンレスなど、処置後体内に留まっても人体に影響がない材質で形成されており、所要時間経過後、自然に排泄される。
図3は、つり上げ用クリップ1を、シース40に挿入した状態を示す図である。シース40は、従来から、内視鏡において、体外での操作をクリップに伝える操作ワイヤ41を覆う管である。クリップは、操作ワイヤ41の先に取り付けられ、閉じた状態で、シース40の先端40aからツメ側を後にして挿入される。このクリップが挿入されたシース40は、体外の鉗子口から鉗子チャンネルに挿入され、鉗子チャンネルを通して、体内の鉗子口から先端を出し、医療処置者は、体外での操作で、シース40の先端40aからクリップを出し、クリップでの処置が可能となる。
図1及び図3に示すように、連結部20は、クリップ10と、係合部30とを所定長で連結し、クリップ10と、係合部30とを引き寄せる力を有する。連結部20は、紐状の弾性部材21と、弾性部材21の周りを覆う管状の滑性部材22と、弾性部材21をクリップ10に連結する連結部材23とを備え、弾性部材21の他端は、係合部30に連結されている。
弾性部材21は、例えば、所定長の紐状ゴムであって、弾性力を有している。
滑性部材22は、所定の長さ、弾性部材21の太さと同等、又は、より太い内径、シース40よりも細い外径を有する管状の合成樹脂であって、外側表面がシース40に対して滑りやすい滑性を有している。
弾性部材21及び滑性部材22の長さは、胃や腸などの消化管の空間の広さなど、処置の環境によって決定される。
連結部材23は、クリップ10及び弾性部材21を所定長で連結する部材である。連結部材23は、クリップ10のツメ12a,12bの交差箇所と、押さえ管11内の間の、ツメ12の付け根部分を、弾性部材21の端部に連結している。連結部材23は、クリップ10に弾性部材21を連結でき、シース40を通過可能な形状(又は、通過可能な形状に変形可能)であればよい。連結部材23は、弾性部材21及び滑性部材22が、クリップ10による体内組織の把持を妨げない十分な距離、また、シース40への挿入時に、クリップ10と、弾性部材21及び滑性部材22とが重ならない距離で、弾性部材21及びクリップ10を連結できればよい。
なお、連結部材23をクリップ10のいずれの位置に取り付けるかは、限定されず、クリップ10による体内組織の把持を妨げない位置であって、連結板13が引っ張られてツメ12が分離した場合に、ツメ12側に残る位置であればよい。また、つり上げ用クリップ1は、クリップ10による体内組織の把持を妨げず、シース40へ挿入可能であれば、連結部材23を介さず、クリップ10に弾性部材を直接連結していてもよい。
係合部30は、複数の輪の各々の一部を角度が付くように接合し、連結したものであって、端の輪の一部が弾性部材21に連結されている。係合部30の複数の輪の色は、異なっており、処置時に、何色の輪が弾性部材21から何番目の輪であるかを判別しやすいようになっている。輪の色は、処置時に体内における内視鏡による視認性を得られやすい色であることが望ましい。また、係合部30は、体内における内視鏡による視認性を得られる、他のクリップが係合しても切断されない程度の太さ、素材であることが望ましい。更に、他のクリップが挟み込んでも、体内組織を把持することの妨げとならず、ループカッターなどで容易に切断可能な細さ、素材であることが望ましい。
なお、複数の輪は、平面に置いた場合に、平面的(全ての輪が平面に平行に置かれた状態)とならないような立体的状態になるように連結されていればよく、例えば、各々の輪に角度をつけるように連結してもよい。また、係合部30の輪の数は、処置内容などを考慮して決定することができ、更に、単数であってもよい。単数の場合には、立体的状態となるような歪んだ輪であることが望ましい。また、輪は、丸状の輪に限定されず、多角形状であってもよく、閉じた形状であればよい。更に、輪の大きさは限定されず、他のクリップとの係合し易さ、処置箇所の環境などを考慮して決定可能である。また、係合部30の形状は、紐状のものを閉じた形状に限定されず、他のクリップが挟み込みながら、体内組織を把持できればよい。
図3に示すように、つり上げ用クリップ1は、一般的なクリップと同様に、操作ワイヤ41の先に取り付けられ、操作ワイヤ41が図3の上方向に引かれる(体外から引かれる)ことによって、シース40の先40aの方に係合部30が位置するような状態で、シース40に挿入される。このとき、係合部30の輪は、歪んだ細い楕円形の形状に変形し、クリップ10のツメ12は、閉じた状態となっている。
図4〜図13は、つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図であって、つり上げ用クリップ1を用いてESDの治療を行う手順を示し、各図は、胃や腸などの消化管の内部を示している。
図4に示すように、先ず、内視鏡(鉗子チャンネルが一つの1チャンネルスコープ)を体内の消化管壁50の病変部51付近まで挿入し、病変部51の範囲を十分確認し、病変部51の周囲51rを鉗子チャンネルに挿入した電子ナイフ60で全周切開する。次に、電子ナイフで、病変部51の粘膜下層の切開剥離を施行したい部位51a、51bを一部剥離し、切開剥離で病変部をめくり上げたい方向の病変部51の対向位置52に電子ナイフ60などでマーキングを行う。
図3に示すように、操作ワイヤ41の先端につり上げ用クリップ1を装着し、シース40の先端40aから挿入し、このシース40を鉗子チャンネルに挿入する。
図5に示すように、つり上げ用クリップ1のクリップ10は、操作ワイヤ41が病変部51方向に押し出されることによって、シース40の先端40aから出される。
図6に示すように、クリップ10は、一部剥離した病変部51aを挟み込んで把持し、操作ワイヤ41が体外から引かれることによって、連結部20及び係合部30が連結されているツメ12は、病変部51aを挟み込んだまま分離される。
図7に示すように、ツメ12を分離したクリップ10−1が装着された操作ワイヤ41が挿入されているシース40は、鉗子口から体外に引き抜かれ、一般的なクリップ15(クリップ10と同様の構成。)が挿入されたシース40が、体外の鉗子口から挿入される。処置者(医者などの処置を行っている者)は、このクリップ15で、つり上げ用クリップ1の係合部30の輪を引っ掛け、図8に示すように、マーキングした位置52を指標にし、弾性部材21に緊張力がかかるように、病変部51の対向位置の正常粘膜を挟み込んで把持し、クリップ15のツメ16を外す。
これによって、図9に示すように、弾性部材21の緊張力によって、一部剥離した病変部51aが、対向方向へ引っ張られ、消化管壁50から剥離した状態に保持される。
なお、クリップ15で把持する位置は、病変部51aの対向位置に限らず、切開剥離で病変部51をめくり上げたい方向と同一方向に、つり上げ用クリップ1の弾性部材21の緊張力がかかるような位置であればよい。
なお、この処置においては、つり上げ用クリップ1を2つ用いるため、説明の便宜上、病変部51a、病変部51bについて用いられるつり上げ用クリップ1をそれぞれ、つり上げ用クリップ1−1、つり上げ用クリップ1−2と表記する。つり上げ用クリップ1−1,1−2の構成部品の番号、クリップ15及びツメ16についても、同様とする。)
ツメ16を分離したシース40が搬出され、別のつり上げ用クリップ1−2が挿入されたシース40が、体外の鉗子口から挿入される。図5及び図6で示したものと同様の手順で処置が行われ、図10に示すように、連結部20−2及び係合部30−2が連結されているツメ12−2は、病変部51bを挟み込んだまま分離される。
図10に示すように、弾性部材21−1,21−2の緊張力によって病変部51が対向方向へ引っ張られ、病変部51a,51bが、消化管壁50から剥離した状態に保持される。この状態で、鉗子チャンネルに電子メス60が挿入され、病変部51の粘膜下層53の剥離を行う。図11に示すように、病変部51の粘膜下層53の剥離が進むと、弾性部材21−1,21−2の緊張力によって、剥離した病変部51cは、対向方向へ引っ張られ、持ち上げられる。なお、このとき、病変部51に空気を送り込むと、病変部51の消化器内の空間が膨張し、弾性部材21−1,21−2の緊張力を強めることが可能であり、送り込む空気量によって、弾性部材21−1,21−2の緊張力を調整することも可能である。
図12及び図13に示すように、病変部51の粘膜下層53を完全に剥離した場合には、鉗子チャンネルにループカッター61を挿入し、ツメ16−1,16−2と係合している係合部30−1,30−2の輪を切断し、病変部51を体外に取り出す。このとき、病変部51とともにツメ12−1,12−2、連結部20−1,20−2、切断された係合部30−12,30−22も一緒に対外に搬出される。なお、ツメ16−1,16−2と、切断された係合部30−11,30−21は、自然に排泄される。
このように、本実施例によれば、つり上げ用クリップ1は、弾性部材21−1,21−2の緊張力によって病変部51が対向方向へ引っ張られ、剥離した病変部53を消化管壁50からつり上げた状態に保持するため、切除した病変部51の脱落を防止し、剥離した病変部53が内視鏡による観察処置を妨げることなく広い視野および処置野を確保でき、安全かつ安定した処置を行うことが可能となった。
また、つり上げ用クリップ1は、シース40に挿入され、鉗子チャンネルを通して体内に搬入されるため、処置具を交換する、複数のつり上げ用クリップ1を用いるなどの場合であっても、患者などの被処置者から内視鏡を外さずに処置を行うことができ、患者の負担を増大させず、処置時間を長引かせることなく、広い視野などの上記効果を得ることが可能となった。更に、つり上げ用クリップ1を必要なときに必要な数だけ容易に使用することが可能となった。更にまた、広く一般的にESDに使用されている1チャンネル内視鏡を利用してつり上げ用クリップ1を使用することができ、汎用性が向上した。
係合部30の複数の輪は、立体的状態で連結されているため、消化管壁50を傷つけることなく、容易に、他のクリップ15で引っかけ、係合させることが可能となった。
係合部30の複数の輪は、ループカッター61で容易にカットできる素材を使用しているため、容易にカットして切除した病変部51を回収することが可能となった。
図14は、本発明による医療用把持具の構成を示す外観図である。なお、本実施例における医療用把持具は、係合部付きクリップ2である。
図14に示すように、係合部付きクリップ2は、実施例1のつり上げ用クリップ1のクリップ10に、係合部31を取り付けたものである。係合部31は、係合部30と同様の輪であって、つり上げ用クリップ1の連結部材23の様に、クリップ10のツメ12の付け根部分に取り付けられている。また、係合部31は、平面に置いた場合に、立体的状態となるような歪んだ輪である。この輪の大きさは、任意であって、潰瘍の大きさなど、処置環境に応じて決定することが可能である。なお、係合部31をクリップ10のいずれの位置に取り付けるかは、限定されず、クリップ10による体内組織の把持を妨げない位置であって、連結板13が引っ張られてツメ12が分離した場合に、ツメ12側に残る位置であればよい。また、係合部31の輪は、実施例1の輪同様に、その形状、色、素材などは限定されず、他のクリップが挟み込みながら、体内組織を把持できればよい。
図15〜図20は、係合部付きクリップ2の使用形態を示す図であって、係合部付きクリップ2を用いて、実施例1における処置後の潰瘍を閉じる処置を行う手順を示し、各図は、胃や腸などの消化管の内部を示している。
図15に示すように、実施例1において、病変部51を取り出した後には(図14参照。)、消化管壁50に潰瘍54が残っている。係合部付きクリップ2は、操作ワイヤ41に結合され、実施例1におけるつり上げ用クリップ1と同様の形態でシース40に挿入され、鉗子チャンネルを通して、体内に搬入される。
図16に示すように、係合部付きクリップ2のクリップ10で、潰瘍54の手前側の消化管壁50を挟み込み、把持し、クリップ10のツメ12を外す。
図17に示すように、シース40に一般的なクリップ15を装着し、鉗子チャンネルに挿入する。図18に示すように、このクリップ15で、係合部付きクリップ2の係合部31の輪を引っ掛けながら、潰瘍54の対岸位置まで運び、対岸位置の消化管壁50を挟み込み、把持し、クリップ15のツメ16を外す。これによって、図19に示すように、潰瘍54の幅が狭められる。その後は、図20に示すように、従来と同様に、通常のクリップ15を次々に潰瘍を跨ぐように挟み込み、潰瘍54を縫い合わせるように、潰瘍を閉じる。
このように、本実施例によれば、係合部付きクリップ2のクリップ10を潰瘍の手前側に挟みこみ、係合部31と係合した他のクリップを潰瘍の対岸位置に挟み込むことによって、容易に潰瘍の幅を狭めることができ、処置の困難性を解消することが可能となった。
また、係合部31は、体内で立体的状態となるため、消化管壁50を傷つけることなく、容易に、他のクリップ15で引っかけ、係合させることが可能となった。
更に、係合部付きクリップ2は、第1実施例のつり上げ用クリップ1と同様に、鉗子チャンネルを通して体内に搬入されるため、患者などの被処置者から内視鏡を外さずに処置を行うことができ、更にまた、必要なときに必要な数だけ容易に使用することが可能である。また、広く一般的にESDに使用されている1チャンネル内視鏡を利用して係合部付きクリップ2を使用することができ、汎用性が向上した。
図21は、本発明による医療用クリップの構成を示す外観図である。なお、本実施例における医療用クリップは、クリップ70(70−1,70−2)である。
図21(a)に示すように、クリップ70−1は、一般的なクリップ(前述したクリップ15など)のツメの胴部分に、紐状の非係合物を引っかけて係合する切れ込み形状の係合部71−1が設けられている。
図21(b)に示すように、クリップ70−2は、一般的なクリップのツメの胴部分に、紐状の非係合物を引っかけて係合する凸形状の係合部71−2が設けられている。
図22は、クリップ70−1の使用形態を示す図であって、クリップ70−1を用いてESDの治療を行う手順を示し、胃や腸などの消化管の内部を示している。なお、クリップ70−2の使用形態も同様である。
図22に示すように、クリップ70−1は、実施例1におけるクリップ15の代わりに使用される。処置者は、このクリップ70−1の係合部71−1で、つり上げ用クリップ1の係合部30の輪を引っ掛け、マーキングした位置52を指標にし、弾性部材21に緊張力がかかるように、病変部51の対向位置の正常粘膜を挟み込んで把持する。
また、処置者は、係合部30の輪をクリップ70−1に係止したい場合や、弾性部材21の緊張力が足りない場合には、処置者は、操作ワイヤ41(クリップ70−1のツメ先方向)を軸にクリップ70−1を回転させ、クリップ70−1で係合部30の輪を巻き取る。
このように、本実施例によれば、クリップ70は、係合部30の輪を引っかける係合部71を備えているため、係合している係合部30の輪の分離を防止し、処置者は、係合部30の輪と係合しながら、自由にクリップ70を移動させることができ(特にクリップ70のツメ先と逆方向)、操作性を向上することが可能となった。
また、クリップ70を用いることによって、処置者は、弾性部材21の緊張力を調節することができ、操作性及び利便性を向上することが可能となった。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、各実施例において、クリップ10,70に、一度把持しても、再度ツメを開けて、把持し直すことが可能なつかみ直しの機能を備えていても良い。つかみ直しできるクリップとしては、例えば、ボストン開閉リゾリューションのゼオンメディカル2260,2261が流通している。
つかみ直しの機能を備えることによって、クリップ10で剥離した部分をつかんで持ち上げ、壁側粘膜をかんでいないことを確認してからしっかりとつかみ直す。壁側粘膜をかんでいた場合であっても再度つかみ直すことができ、軽度の剥離で壁側粘膜を噛まずに確実に病変の挙上が可能となるなど、安全性、利便性を向上することが可能となる。
実施例1において、図23(a)に示すように、つり上げ用クリップ1の係合部30は、紐で立体を形成したもの30−3であってもよい。また、図23(b)に示すように、複数の輪30−4をまとめて弾性部21に連結してもよい。更に、つり上げ用クリップ1の連結部20は、輪ゴムなどの輪状の弾性体を複数つなげたもの20−3であってもよい。更にまた、係合部30は、弾性体であってもよい。実施例2における係合部31においても同様である。
実施例1において、弾性部材21及び滑性部材22の代わりに、紐状ゴムの表面を滑りやすいように合成樹脂でコーティングしたものを用いてもよい。弾性部材21及び滑性部材22は、弾性及び表面の滑性を有していればよい。
実施例2において、図24(a)に示すように、係合部31は、複数の輪31−2を有していてもよい。また、図24(b)に示すように、紐で立体を形成したもの31−3であってもよい。
本発明による医療用把持具の構成を示す外観図である。(実施例1) クリップ10の構成を示す外観図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1を、シース40に挿入した状態を示す図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図である。(実施例1) つり上げ用クリップ1の使用形態を示す図である。(実施例1) 本発明による医療用把持具の構成を示す外観図である。(実施例2) 係合部付きクリップ2の使用形態を示す図である。(実施例2) 係合部付きクリップ2の使用形態を示す図である。(実施例2) 係合部付きクリップ2の使用形態を示す図である。(実施例2) 係合部付きクリップ2の使用形態を示す図である。(実施例2) 係合部付きクリップ2の使用形態を示す図である。(実施例2) 係合部付きクリップ2の使用形態を示す図である。(実施例2) 本発明による医療用クリップの構成を示す外観図である。(実施例3) クリップ70−1の使用形態を示す図である。(実施例3) 本発明による医療用把持具の構成を示す外観図である。(変形例) 本発明による医療用把持具の構成を示す外観図である。(変形例)
符号の説明
1 つり上げ用クリップ
2 係合部付きクリップ
10,15,70 クリップ
12,16 ツメ
20 連結部
21 弾性部材
22 滑性部材
30,31,71 係合部
40 シース
41 操作ワイヤ
50 消化管壁
51 病変部

Claims (7)

  1. 内視鏡の鉗子チャンネルを通じて体内に挿入され、体外における操作に応じて体内において処置を行う医療用処置装置に用いられる医療用把持具において、
    体外における操作に応じて体内組織を把持する把持部と、
    前記把持部とは別の他の把持部と係合する、前記他の把持部が係合しながら体内組織を把持することが可能である、係合部とを備え、
    前記係合部は、内視鏡の鉗子チャンネルを通じて体内に挿入された場合に、前記他の把持部が係合し易い形状に変形すること、
    を特徴とする医療用把持具。
  2. 請求項1に記載の医療用把持具において、
    前記係合部は、弾性体であること、
    を特徴とする医療用把持具。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の医療用把持具において、
    体外における操作に応じて体内組織を把持する把持部と、
    前記係合部は、内視鏡の鉗子チャンネルを通じて体内に挿入された場合に、前記他の把持部によって係合されやすい立体形状に変形可能であること、
    を特徴とする医療用把持具。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の医療用把持具において、
    前記把持部と、前記係合部とを所定長で連結し、前記把持部と、前記係合部とを引き寄せる力を有する連結部を備えること、
    を特徴とする医療用把持具。
  5. 請求項に記載の医療用把持具において、
    前記連結部は、弾性力を有する弾性部材と、前記弾性部材を覆い、その外側表面が滑りやすい管状の滑性部材とを有すること、
    を特徴とする医療用把持具。
  6. 体外における操作に応じて体内において処置を行う医療用処置装置に用いられ、体外における操作に応じて体内組織を挟んで把持する、対向する二つのツメを有する医療用クリップであって、
    一方又は両方の前記ツメの内側及び/又は外側の胴部分に、紐状の非係合物を引っかけて、前記非係合物と係合する切れ込み形状及び/又は凸形状の係合部を有
    前記係合部は、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の医療用把持具の係合部と係合すること、
    を特徴とする医療用クリップ。
  7. 請求項6に記載の医療用クリップにおいて、
    前記係合部は、体外における操作に応じてツメ先方向を軸方向として回転することによって、前記係合部に係合している前記非係合物と係止状態となること、
    を特徴とする医療用クリップ。
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