JP7087582B2 - 生体内留置クリップ - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば内視鏡を利用して管腔内に挿入されて、管腔の外部から位置を視認可能なマーカーとして利用することができる生体内留置クリップに関する。
一般に、食道、胃、大腸等の消化管の癌等の疾患は、主として消化管の粘膜から発生し進行する。同様に、肺癌は、主として気管粘膜から発生し、膀胱癌は、主として膀胱粘膜から発生し進行する。そのため、消化管、気管、膀胱等の管腔臓器の疾患の診断を確定させるには、内視鏡を管腔臓器内に挿入して粘膜を観察し、患部組織を生検することが必須となっている。そして、その確定診断に基づき、患部組織は必要に応じて外科的に切除される。
しかしながら、外科的切除術において、外科医は管腔臓器の外側からアプローチするため、患部を直接的に視認することはできない。すなわち、開胸または開腹手術下や腹腔鏡手術下では、肉眼または腹腔鏡で消化管、肺または膀胱を観察した場合、見えるのは粘膜ではなく、消化管漿膜面、気管漿膜面、膀胱腹膜面である。そのため、管腔臓器の外側から観察した場合でも切除域を確定できるように、管腔臓器の内部にマーカーを取り付けることが必要となる。
このようなマーカーとして、体内の粘膜に係止するクリップに近接して留置され、近赤外光を発するLEDまたは蛍光発光物質で形成された発光体からなる外科手術用マーカーが提案されている(特許文献1)。
しかしながら、上述の外科手術用マーカーにおいて、発光体としてLEDを使用したマーカーは電源の供給を必要とするので装置構成が複雑となり、内視鏡の処置具案内管に通すことができるように、マーカーをコンパクトに形成することが困難である。また、上述の外科手術用マーカーにおいて、蛍光発光物質で形成された発光体を使用するものは、管腔臓器の外側から励起光を照射することにより蛍光を発光するとされており、蛍光を発光させるための電源の供給が不要となっているが、管腔臓器の外側(漿膜側)に出射する蛍光の強度が弱く、実際上、管腔臓器の外側から発光部位を視認することは困難である。
上述したような外科手術用マーカーの欠点を改良するものとして、特許文献2では、 アーム部を有するクリップ本体とアーム部を閉じることができるようにクリップ本体に締着される筒状部材を備え、筒状部材に粘膜(管腔臓器内壁)を圧迫し、かつ、赤色ないし近赤外光を発光する蛍光色素を含む押圧部を設けた生体圧迫クリップが提案されている。このクリップでは、蛍光色素を含む押圧部が管腔臓器壁を圧迫した状態で管腔臓器内壁に取り付けられるので、管腔臓器壁(特に血液に含まれるヘモグロビン)を透過する際の蛍光の減衰が最小限に留められる結果として、蛍光を管腔臓器の外側から観察した場合でも、発光部位を良好に視認できるとされている。しかしながら、特許文献2に示すクリップでは、筒状部材(締め付けリング)に蛍光色素を含む押圧部を設けることから、押圧部の管腔臓器内壁に対する接触面積に制約があり、未だ管腔臓器の外側から発光部位を視認することが難しい場合があった。
特開2005-218680号公報 国際公開第WO2015/182737号
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、管腔臓器内壁への蛍光体の接触面積を増大させることが容易であり、管腔臓器の外側から発光を視認しやすい生体内留置クリップを提供することを目的とする。
本発明に係る生体内留置クリップは、
弾力で略V字状に開脚する一対のアーム板部と、
前記アーム板部の各先端部に形成してある爪部と、
一対の前記アーム板部の長手方向に沿って移動可能に前記アーム板部に取り付けられ、前記爪部の方向に移動させることにより、一対の前記アーム板部を閉脚させる締め付けリングと、を持つクリップ本体を有する生体内留置クリップであって、
少なくともいずれか一方の前記アーム板部に、
励起光の照射により赤色ないし近赤外光を発光する蛍光色素を含む蛍光体が、首振り移動自在に連結してあることを特徴とする。
本発明の生体内留置クリップは、たとえば内視鏡およびクリップ装置などを用いて管腔臓器内まで搬送されて、管腔臓器内壁に取り付られる。このとき、蛍光体がクリップ本体のアーム板部に対して首振り移動自在に取り付けられていることから、たとえば蛍光体を長いものとしても、クリップ装置などに収容可能である。そして、クリップ本体のアーム板部に連結されている部分とは異なる蛍光体の一部を、別のクリップで把持して管腔臓器内壁に取り付ければ、蛍光体はその全長に渡って管腔臓器内壁に押し付けられることになる。
したがって、本発明の生体内留置クリップによれば、管腔臓器内壁への蛍光体の接触面積を増大させることが容易であり、管腔臓器の外側から発光を視認しやすい。なお、管腔臓器の外側からの蛍光体の発光の視認は、光の波長等に応じて、腹腔鏡等の撮像装置による画像認識により行ってもよく、あるいは目視により行ってもよい。
好ましくは、前記蛍光体の一端が前記アーム板部に連結してあり、前記蛍光体の他端には、別のクリップに係合可能な係合部材が具備してある。蛍光体に係合部材を設けることで、別のクリップによる蛍光体の把持が容易になり、取付作業性が向上する。
好ましくは、蛍光体の一端がアーム板部に形成してある貫通孔に連結してある。このように構成することで、蛍光体をアーム板部に対して首振り移動自在に取り付けることが容易になる。貫通孔は、アーム板部の先端付近にまで伸びていることが好ましい。
好ましくは、締め付けリングが金属製である。締め付けリングが金属製であることで、クリップの締め付けが緩くなることは少なく、クリップの取付安定性も向上する。なお、締め付けリングが取り付けられるアーム板部も金属製であることが好ましい。さらに、蛍光体は、蛍光色素を含む高分子材料組成物で形成してあってもよい。
図1は、本発明の実施形態の生体内留置クリップのアーム板部が開脚した状態における全体構成を示す斜視図である。 図2Aは、図1に示すクリップのアーム板部が開脚した状態における正面図である。 図2Bは、図2Aのクリップの側面図である。 図2Cは、図1に示すクリップのアーム板部が閉脚した状態における正面図である。 図3Aは、クリップ装置の外観を示す図である。 図3Bは、図3AのIIIB-IIIB線に沿った断面図である。 図4Aは、図1のクリップを図3Aのクリップ装置の遠位端から突出させた状態を示す図である。 図4Bは、図1のクリップを図3Aのクリップ装置の遠位端部に収容した状態を示す図である。 図5Aは、図1のクリップを管腔臓器内に留置した状態を模式的に示す図である。 図5Bは、図5Aの要部を拡大した模式図である。 図6は、図1のクリップの止め方の別の例を模式的に示す図である。 図7Aは、本発明の他の実施形態の生体内留置クリップのアーム板部が開脚した状態における全体構成を示す正面図である。 図7Bは、図7Aのクリップの側面図である。 図7Cは、図7Aに示すクリップのアーム板部が閉脚した状態における正面図である。 図8は、本発明の他の実施形態の生体内留置クリップのアーム板部が開脚した状態における全体構成を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態について、図1~図6を参照して説明する。図1に示すように、本実施形態の生体内留置クリップ1は、たとえば生体内の管腔臓器内壁(粘膜等)に取り付けられて管腔臓器の外から位置を視認することができるマーカーとして用いられ、クリップ本体2と蛍光体3とを有する。
クリップ本体2は、連結板部21、一対のアーム板部22および締め付けリング24を備えている。連結板部21は、略U字状に折り曲げられた形状を有し、U字状の各端部にそれぞれ連続して、その先端側に向かって略V字状に開脚するようにアーム板部22,22が一体的に形成されている。
締め付けリング24は、アーム板部22の基端側の連結板部21にスライド可能に外嵌されるリング状に形成された部材である。締め付けリング24は、後述する図3Aに示すインナーシース52およびインナーシース52に対して進退自在に配置され、連結板部21に着脱可能(係脱可能)に連結(係合)される連結フック51を有するクリップ装置5を用いて、スライドされる部材である。図1および図2A~図2Cに示す締め付けリング24は、連結板部21に図3Aに示す連結フック51が連結された状態で、図4Bに示すように連結フック51をインナーシース52の先端部から内部に引き込むことにより、インナーシース52の遠位端で押されてスライドして、アーム板部22を閉脚させる。
図1に示すように、各アーム板部22の先端部には、爪部23が一体的に形成されている。爪部23は、アーム板部22の先端において、内側(すなわち、閉じ方向)を指向して折り曲げられている。各爪部23は、その先端の中間部分に凹陥する切欠部23aを有している。
連結板部21、一対のアーム板部22、および一対の爪部23は、一枚の薄く細長い板材を折り曲げ成形することにより形成されている。これらを構成する板材の板厚は、特に限定されないが、好ましくは0.10~0.30mmである。板材としては、弾性を有する金属板が好ましく、たとえばステンレス鋼板が用いられる。また、本実施形態では、締め付けリング24も金属で構成してあり、その材質は、特に限定されず、アーム板部22等を構成する板材と同様な金属(たとえばステンレス鋼)で構成してもよく、あるいは、アーム板部22等を構成する板材とは異なる金属、たとえばチタン合金、金、アルミニウムなどで構成されていてもよい。
アーム板部22は、それぞれ、基端部22aと把持部22bとを有している。各アーム板部22の把持部22bには、それぞれ貫通孔22cが形成されている。これらの貫通孔22cは、アーム板部22(把持部22b)の所望の強度を損なうこと無く形成されている。これらの貫通孔22cは、アーム板部22が締め付けリング24で閉脚される際の弾性(反発力)調整の観点から形成されている。貫通孔22cは、把持部22bの先端部近く(爪部23の近く)にまで形成してある。
連結板部21にスライド可能に嵌め込まれた締め付けリング24は、略円筒状のリング部材から構成されている。ただし、締め付けリング24は、線材をコイル状に巻回してなるスプリングで構成されてもよい。締め付けリング24は、その内側の案内孔に、連結板部21が挿通され、連結板部21の外周とアーム板部22の基端部22aの外周との間を軸方向に移動(スライド)可能に装着(外嵌)されている。なお、図2Bに示すように、締め付けリング24が連結板部21の外側に外れないように、連結板部21には、ストッパ用凸部21aが形成してある。
図1に示すように、締め付けリング24が、アーム板部22の後方寄り(連結板部21)に配置された状態では、アーム板部22は自己の弾性により開いた(開脚した)状態になっている。なお必要に応じて、図2Cに示すように、締め付けリング24を基端部22aの先端寄りの位置(把持部22b寄り)に移動(スライド)させることにより、アーム板部22を閉じた(閉脚した)状態にすることができる。
図1に示すように、少なくともいずれか一方のアーム板部22の貫通孔22cには、紐状の環状部材(連結部材)35が通してある。環状部材35は、蛍光体3の一端に具備してあり、蛍光体3と同じ材質で一体に構成してもよく、あるいは、蛍光体3とは別に作製したうえで蛍光体3の一端に接着などの手段で接合してあってもよい。アーム板部22の貫通孔22cに環状部材35が繋止してあることで、蛍光体3は、アーム板部22の把持部22bに対して、首振り移動自在に取り付けてある。
本実施形態では、蛍光体3は、長手方向に細長い形状を有し、その外径は、締め付けリング24の外径と同等以下であることが好ましい。これは、図4Bに示すように、蛍光体3を、締め付けリング24と共に、後述するクリップ装置のアウターシース54の内部に収容可能にするためである。蛍光体3の横断面形状は、特に限定されず、略円形でも楕円形でもよく、あるいは、三角以上の多角形状であってもよい。蛍光体3の横断面における最大外接円の径は、特に限定されないが、好ましくは100~2000μmである。また、蛍光体3の長手方向の長さは、たとえばアーム板部の長さの10~500%の長さであり、好ましくは0.5~35mmである。
蛍光体3の長手方向の他端には、たとえば図5Bに示す補助クリップ7に係合可能な係合部材としてのループ部材37がアダプタ部材36により接合してある。なお、アダプタ部材36を用いることなく、ループ部材37も、蛍光体3を構成する高分子材料組成物によって一体化に形成してあってもよい。ループ部材37は、好ましくは、湾曲された場合に元の形状(または元の形状に近い形状)に戻ろうとする復元力を有する可撓性の紐状の部材で構成してある。ループ部材37のループ最大外径は、蛍光体3の横断面の最大外径よりも大きいことが好ましい。後述する図5Bに示す補助クリップ7により掴みやすくするためである。
ループ部材37としては、たとえば、生分解または吸収される高分子材料からなる外科用の生体吸収糸(縫合糸)を用いることができる。ループ部材37としては、生体吸収性を有しない糸または線材等であってもよい。なお、ループ部材37に代えて、たとえば熱可塑性高分子材料等から形成された環状(円環状、楕円環状、長丸環状等)に形成された係合部材を設けてもよい。
蛍光体3は、励起光の照射により赤色ないし近赤外光を発光する蛍光色素を含む蛍光体であり、蛍光色素を含む高分子材料組成物により形成されていることが好ましい。蛍光色素としては、600~1400nmの赤色ないし近赤外の波長域の蛍光を発するものが好ましい。このような波長域の光は、皮膚、脂肪、筋肉等の人体組織に対して透過性が高く、生体の組織表面下5mm~20mm程度まで良好に到達することができる。
上述の波長域の蛍光を発する蛍光色素としては、リボフラビン、チアミン、NADH(nicotinamide adenine dinucleotide)、インドシアニングリーン(ICG)等の水溶性色素や、特開2011-162445号公報に記載のアゾ-ホウ素錯体化合物等の油溶性色素をあげることができる。中でも、生体内で溶出することなく安定に高分子材料中に保持される点から高分子材料に相溶性の高い色素が好ましく、特に、特開2011-162445号公報に記載のアゾ-ホウ素錯体化合物等が蛍光の発光強度に優れ、ポリウレタン等の高分子材料に対する相溶性、耐光性、耐熱性にも優れる点で好ましい。
蛍光色素を含む高分子材料組成物における蛍光色素の好ましい濃度は、蛍光色素や高分子材料の種類にもよるが、通常、0.1~0.001質量%とすることが好ましい。
蛍光色素を含有させる高分子材料としては、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー等に、必要に応じて硬化剤を配合したものを使用することができる。
高分子材料に蛍光色素を含有させる方法としては、たとえば、二軸混練機を使用して高分子材料に蛍光色素を混練する方法を挙げることができる。その後、押出成形または射出成形にて所定形状に成形し、必要に応じて後加工を施すことで、蛍光体3を得ることができる。蛍光体3は、環状部材35などの連結部材でアーム板部22に首振り移動自在に連結される。
なお、蛍光色素を含む高分子材料組成物には、必要に応じて硫酸バリウム等の造影剤を添加してもよい。これにより、生体内で管腔臓器内壁を挟持していた生体内留置クリップ1が管腔臓器内壁から外れたり、蛍光体3がクリップ本体2から脱落したりしても、生体内の蛍光体3を、X線を用いて撮影することにより追跡することも可能となる。
また、蛍光体3は、高分子材料製あるいは金属製の棒材に、蛍光色素を含有する塗料で表面をコートしたものであってもよい。また、蛍光体3は、蛍光色素を含有する高分子材料組成物製棒材に、蛍光色素を含有しない透明材料で外表面をコートしたり二層化したりしたものであってもよい。また、蛍光色素を含有しない材料で形成された棒材の表面に蛍光色素をゼラチン等で固定したものでもよい。
本実施形態では、たとえば図5Aに示す内視鏡と図3Aに示すクリップ装置5などを用いて、生体内留置クリップ1を図5Aに示す管腔臓器4の内部まで搬送し、クリップ1を管腔臓器4の内壁の特定の位置に取り付ける。たとえば管腔臓器4の内壁に存在する粘膜(管腔臓器内壁)4aの一部に生じている腫瘍4bの周りに、その位置を特定するために取り付ける。管腔臓器4の内壁に取り付けられるクリップ1は、単一でも複数でもよいが、複数であることが好ましい。
ここで、生体内留置クリップ1を、図5Aに示す内視鏡6の処置具案内管を介して管腔臓器に搬送し、管腔臓器内壁を把持して留置(クリッピング)するための図3Aに示すクリップ装置5について説明する。
クリップ装置5は、連結フック51、インナーシース52、駆動ワイヤ53、アウターシース54、補強コイル55、第1スライダ部56、ベース部57、および第2スライダ部58を有する。
図3Bに示すように、チューブ状のアウターシース54には、同じくチューブ状のインナーシース52が挿通されており、インナーシース52には駆動ワイヤ53が挿通されている。インナーシース52はアウターシース54内で摺動(スライド)可能となっており、駆動ワイヤ53はインナーシース52内で摺動(スライド)可能となっている。
アウターシース54は可撓性を有する中空チューブからなり、本実施形態ではコイルチューブを用いている。コイルチューブとしては、金属(ステンレス鋼)等からなる長尺平板を螺旋状に巻回してなる平線コイルチューブを用いることができる。ただし、丸線コイルチューブまたは内面平コイルチューブを用いてもよい。アウターシース54の先端部の内径は、2~3mm程度である。
インナーシース52は可撓性を有する中空チューブからなり、本実施形態ではワイヤチューブを用いている。ワイヤチューブは、たとえば金属(ステンレス鋼)等からなる複数本のワイヤ(ケーブル)を中空となるように螺旋状に撚ってなる中空撚り線からなるチューブである。なお、インナーシース52としては、主としてワイヤチューブを用い、その先端側の一部のみをコイルチューブとしたものを用いてもよい。インナーシース52の先端部の内径は、1.5~2.5mm程度である。
駆動ワイヤ53は可撓性を有するワイヤからなり、本実施形態ではワイヤロープを用いている。ワイヤロープは、たとえば金属(ステンレス鋼)等からなる複数本のワイヤ(ケーブル)を螺旋状にねじってなる撚り線からなるロープである。ただし、駆動ワイヤ53としては、インナーシース52と同様なワイヤチューブを用いてもよい。
図3Aに示すクリップ装置5の遠位端に配置される連結フック51は、その先端に向かって略V字状に配置された弾性体からなる一対のアーム部51a,51aを有し、インナーシース52との協働によって、開脚(開いた)状態と閉脚(閉じた)状態の二つの状態をとり得るようになっている。連結フック51のアーム部51a,51aの先端部には、内側(互いに相対する側)に折り曲げられることにより爪部が形成されており、クリップ本体2の連結板部21を把持して連結できるようになっている。
連結フック51の基端部は、一対のアーム部51a,51aの基端部に連続して略U字状に形成されたU字状部となっている。連結フック51は、弾性体からなる一つの細長い板材を適宜に折り曲げる(塑性変形させる)ことにより形成することができる。特に限定されないが、連結フック51を構成する板材の板厚は0.20~0.24mm程度であり、幅は0.6mm程度である。板材としては、たとえばステンレス鋼が用いられる。
連結フック51の基端部は、インナーシース52内にスライド可能に挿入された駆動ワイヤ53の先端(遠位端)に、レーザ溶接等により固定されている。駆動ワイヤ53の遠位端に略円環状の円環部材をレーザ溶接等により固定し、この円環部材に連結フック51のU字状部を通すことにより、連結フック51を駆動ワイヤ53に対して首振り可能としてもよい。
アウターシース54の基端(近位端)側近傍は補強コイル55に挿入されて該補強コイル55に一体的に固定されている。補強コイル55は第1スライダ部56に一体的に固定されており、第1スライダ部56の内側にベース部57の遠位端側の部分が挿入配置されている。第1スライダ部56は、ベース部57に対して、先端(遠位端)側に移動した位置と基端部(近位端)側に移動した2つの位置との間で位置決め可能にスライドし得るようになっている。
ベース部57には、第2スライダ部58がスライド可能に保持されており、ベース部57にはインナーシース52が固定されている。駆動ワイヤ53の近位端は第2スライダ部58に固定されている。
第2スライダ部58をベース部57に対して先端側(遠位端側)にスライドさせると、インナーシース52が駆動ワイヤ53に対して引き込まれて、駆動ワイヤ53の先端の連結フック51がインナーシース52の先端から突出して、自己の弾性により開脚する。第2スライダ部58をベース部57に対して基端側(近位端側)にスライドさせると、駆動ワイヤ53がインナーシース52に対して引き込まれて、駆動ワイヤ53の先端の連結フック51がインナーシース52内に入り込みつつ、徐々に閉脚し、インナーシース52内に埋没することにより、完全に閉脚するようになっている。
第1スライダ部56をベース部57に対して基端側の位置にスライドすると、インナーシース52をアウターシース54の先端から突出させることができ、反対に、第1スライダ部56をベース部57に対して先端側の位置にスライドすると、インナーシース52の先端をアウターシース54内に収納(埋没)させることができるようになっている。
次に、生体内留置クリップ1の使用方法の一例について、図4A、図4B、図5Aおよび図5Bを参照して説明する。クリップ本体2の連結板部21の内側に形成される連結孔25に、クリップ装置5の連結フック51を係合させ、連結フック51をインナーシース52の内部に引き込むことで、連結フック51が閉脚し、生体内留置クリップ1のクリップ本体2がインナーシース52の先端に取り付けられる(図4A参照)。
この状態で、生体内留置クリップ1(クリップ本体2および蛍光体3)が連結されたインナーシース52の遠位端部をアウターシース54内に引き込み、生体内留置クリップ1の全体をアウターシース54の遠位端部の内側に収容する(図4B参照)。この状態では、クリップ本体2の締め付けリング24は連結板部21に位置した状態であり、アーム板部22はアウターシース54の内壁の作用によって閉脚している。また、アーム板部22に首振り移動自在に連結してある蛍光体3は、クリップ本体2と共に、アウターシース54の内部に引き込まれる。すなわち、アウターシース54の遠位端からクリップ本体2および蛍光体3の順序で、これらはアウターシース54の内部に収容される。
図5Aに示す内視鏡6を用いて、生体内留置クリップ1が装着されたクリップ装置5のアウターシース54の遠位端部を、管腔臓器4の内部まで挿入する。次いで、図3Aに示すアウターシース54を近位端側にスライドさせることにより、クリップ1をアウターシース54の遠位端から突出させる。これにより、図4Aに示されているように、アーム板部22が自己の弾性により開脚した状態となる。
アーム板部22が開脚した状態で、たとえば、図5Aに示す腫瘍4bなどの病変部分の周囲に位置させる。次いで、図4Aに示すインナーシース52を駆動ワイヤ53に対して遠位端側にスライドさせることにより、締め付けリング24がアーム板部22の先端側にスライドする。その結果、一対のアーム板部22が徐々に閉脚し(互いに近づき)、たとえば図5Bに示すように、粘膜4aの一部Yがクリップ1で挟み込まれる。
インナーシース52を駆動ワイヤ53に対して遠位端側にさらにスライドさせて、締め付けリング24をアーム板部22の先端側に移動させ、生体内留置クリップ1のクリップ本体2を完全に閉脚させる。この状態で、インナーシース52を駆動ワイヤ53に対して近位端側にスライドさせて、連結フック51をインナーシース52の遠位端から押し出して開脚させ、クリップ本体2の連結フック51による把持(係合)を解除する。これにより、図5Bに示すように、生体内留置クリップ1による粘膜4aの一部(把持部位)Yに対するクリッピングが完了する。
次に、いったん図5Aに示す内視鏡6から図3Aに示すクリップ装置5を抜き去ってから、別途用意された他の補助クリップ7を、クリップ装置5(またはクリップ装置5と同様の構成を備える別途用意されたクリップ装置)の遠位端部に装着する。次に、補助クリップ7が装着されたクリップ装置5の遠位端部を、蛍光体接触部位Xを挟んで把持部位Yの反対側に位置する把持部位(蛍光体接触部位Xから蛍光体3の長手方向の寸法の1/2程度、把持部位Yに対して反対側に離れた対向部位)Zの近傍まで搬送する。なお、補助クリップ7として、図1~図2Cに示した生体内留置クリップ1から、環状部材35、アダプタ部材36およびループ部材37を含む蛍光体3を取り外したクリップ本体2と同様の構成のクリップを用いれば、生体内留置クリップ1と補助クリップ7を同じクリップ装置5で取り扱うことができる。
次いで、補助クリップ7の一対のアーム板部72,72の一方をループ部材37の内側に通して掬い上げ、ループ部材37の一部を一対のアーム板部72,72の間の部分に位置させて、蛍光体3に適宜僅かなテンションをかけて、クリップ本体2による把持部位Yの把持と同様に、補助クリップ7を把持部位Zにクリッピングする。これにより、蛍光体3が蛍光体接触部位(当接または近接する位置)Xに正確に位置決めされる。
これらの作業を、図5Aに示す腫瘍4bの周りで繰り返せば、腫瘍4bの周りで、複数の蛍光体3を粘膜4aに押し付けて配置することができる。このように本実施形態では、管腔臓器4の内壁である粘膜4aの部位Yを本実施形態の生体内留置クリップ1のクリップ本体2で把持し、別途他の補助クリップ7でループ部材37を掬い上げた上で管腔臓器4の内壁である粘膜4aの他の部位Zを把持することにより、蛍光体3を粘膜4aの任意の位置(部位X)に押しつけることができる。すなわち、蛍光体3の押し付け位置を任意に調整することができ、蛍光体3をクリップ本体2と補助クリップ7との間の部分で粘膜4aに押しつけることが可能である。
生体内留置クリップ1の把持部位Yと、補助クリップ7の把持部位Zと、蛍光体3が押しつけられた部位Xでは、粘膜4aの下層の血管網を圧縮することになり、血管から血液を排除することができる。その結果、開胸または開腹手術下や腹腔鏡手術下において、励起光を管腔臓器4の外側(漿膜側)から内側(粘膜側)に向けて照射すると、励起光が粘膜下層の血管網の血液に含まれるヘモグロビンに吸収されにくくなり、蛍光体3に励起光が到達し易くなる。
蛍光体3は、励起光の照射により赤色ないし近赤外光を発光する蛍光色素を含有している。 したがって、管腔臓器4の外側から照射された励起光は、ヘモグロビンでほとんど吸収されることなく、蛍光体3の蛍光色素に効率よく吸収され、それにより蛍光体3の蛍光色素から発せられる蛍光も、ヘモグロビンでほとんど吸収されることなく管腔臓器4の外側に出射する。よって、管腔臓器4の粘膜4aに取り付けた蛍光体3の発光を、管腔臓器4の外側から良好に視認することが可能となる。また、締め付けリング24が金属製であることから、生体内留置クリップ1の締め付けが緩くなることは少なく、クリップ1の取付安定性も向上する。なお、管腔臓器4外部からの蛍光体3の発光の視認は、励起光の波長と蛍光の波長に応じて、励起光の影響をうけずに蛍光を視認しやすい手段を選択して行えばよく、たとえば近赤外光カメラを備える腹腔鏡や医療用近赤外光カメラシステムなどの撮像装置による画像認識により行ってもよく、あるいは目視により行ってもよい。
また、上述した実施形態では、全ての生体内留置クリップ1が粘膜4aに対して略垂直に粘膜4aに取り付けられているが、それに限定されない。たとえば図6に示すように、少なくとも一部のクリップ1は、粘膜4aの一部を盛り上げるようにして、クリップ1の一対のアーム板部22が粘膜4aを挟み込むように、粘膜4aに対して取り付けられていてもよい。
本実施形態の生体内留置クリップ1では、蛍光体3がアーム板部22に首振り移動自在に連結してあることから、図4Bに示すように、蛍光体3とクリップ本体2とは、この順序で、クリップ装置のアウターシース54の内部に収容可能である。したがって、蛍光体3を長いものとした場合であっても、クリップ1の搬送性に優れ、クリップ1の取付が容易である。
図5Bに示すように、生体内留置クリップ1の一対のアーム板部22の先端部が管腔内壁4の粘膜4aを挟んで取り付けられた状態では、蛍光体3は、アーム板部22に対して首振り移動自在である。そこで、クリップ1のアーム板部22に連結されている一端とは異なる蛍光体3の他端を、別の補助クリップ7で掴んで管腔臓器4の粘膜4aに取り付ければ、蛍光体3は、その全長に渡って粘膜4aに押し付けられることになる。
蛍光体3が押しつけられた部位Xでは、粘膜下層の血管網を圧縮することになり、血管から血液を排除することができる。また、生体内留置クリップ1および補助クリップ7により挟まれた部分でも、粘膜下層の血管網を圧縮することになり、血管から血液を排除することができる。その結果、励起光を管腔臓器の外側(漿膜側)から内側(粘膜側)に向けて照射すると、粘膜下層の血管網の血液に含まれるヘモグロビンに吸収されてしまうことがなくなり、蛍光体3には、励起光が到達し易くなる。
また、蛍光体3は、アーム板部22に対して首振り移動自在に取り付けられることから、補助クリップ7を併用することなどによって、管腔臓器4の粘膜4aへの蛍光体3の接触面積を増大させることが容易であり、管腔臓器4の外側から蛍光体3の発光を視認しやすい。
開胸または開腹手術下や腹腔鏡手術下において、管腔臓器4の外側から照射された励起光により蛍光体3が発光すれば、蛍光体3が発した光を、たとえば目視または撮像装置により撮像し、管腔臓器4の外側から、蛍光体3の位置を特定し、そこから腫瘍4bなどの病変部分の位置を特定することができる。そのため、通常のメスや高周波ナイフなどを用いて、必要最小限の範囲のみで、腫瘍4bに対応する管腔臓器4を外側から切除することができる。なお、腫瘍4bの切除と共に、クリップ1も体外に取り出すことができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図7A~図7Cを参照して説明する。なお、図1~図6を参照して説明した第1実施形態からの変更点を中心として説明する。
図7A~図7Cに示すように、本実施形態の生体内留置クリップ1aでは、蛍光体3aの形状および構成を変更している以外は、第1実施形態の生体内留置クリップ1と同様である。すなわち、本実施形態では、クリップ本体2は、第1実施形態のクリップ本体2と同様であり、蛍光体3aのみが、第1実施形態の蛍光体3と異なる。
この蛍光体3aの環状部材35と反対側の端部には、ループ部材37が具備されていないが、その代わりに、掴み部(係合部材)33が一体に成形してある。掴み部33は、図5Bに示す補助クリップ7の一対のアーム板部72で挟みやすい形状を有している。
本実施形態でも、図5Aに示す内視鏡6と図3Aに示すクリップ装置5などを用いて、生体内留置クリップ1aを管腔臓器4の内部まで搬送し、クリップ1aを特定の位置に取り付ける。その後に、掴み部33を別の補助クリップ7で掴みつつ、粘膜4aに取り付ければ、蛍光体3aを粘膜4aに押し付けることができる。その他の構成と作用効果は、前述した第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態について、図8を参照して説明する。なお、図1~図6を参照して説明した第1実施形態からの変更点を中心として説明する。
図8に示すように、本実施形態の生体内留置クリップ1bでは、蛍光体3bの形状および構成を変更している以外は、第1実施形態の生体内留置クリップ1と同様である。すなわち、本実施形態では、クリップ本体2は、第1実施形態のクリップ本体2と同様であり、蛍光体3bのみが、第1実施形態の蛍光体3と異なる。
本実施形態では、一対の蛍光体3bが、ループ部材38の途中に具備してあり、ループ部材38の一端が、アーム板部22に連結される連結部22となり、他の一端が、図5Bに示す補助クリップ7が係合する係合部38bとなる。
本実施形態でも、図5Aに示す内視鏡6と図3Aに示すクリップ装置5などを用いて、生体内留置クリップ1bを管腔臓器4の内部まで搬送し、クリップ1bを特定の位置に取り付けることができる。その後に、係合部38bを別の補助クリップ7で掴みつつ、粘膜4aに取り付ければ、一対の蛍光体3bを粘膜4aに押し付けることができる。その他の構成と作用効果は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、本実施形態では、それぞれの蛍光体3bを、蛍光体3よりも柔軟で弾力性に富んだ蛍光材料で構成してもよい。その場合には、連結部38aと係合部38bとの間が引き延ばされるように、生体内留置クリップ1および補助クリップ7を用いて蛍光体3bを粘膜4aに取り付けることにより、蛍光体3bが、粘膜4aに対してより強く押し付けられる。また、粘膜4aの表面形状に合わせて、蛍光体3bの形状も変化してもよい。なお、この点は、蛍光体3,3aに関しても同様であり、柔軟で弾力性に富んだ蛍光材料で構成してもよい。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、種々に改変することができる。たとえば上述した実施形態に開示された各要素は、種々に改変して組み合わせることができる。
上述した実施形態の生体内留置クリップが留置される生体組織としては、特に限定されず、消化管、気管、膀胱、胆管、膵管、尿管、腎菅、肝臓、腎臓、肺などの管腔臓器が例示される。また、本発明の生体内留置クリップは、管腔臓器の一部の切除手術以外の用途に用いることも可能である。
1,1a,1b…生体内留置クリップ
2…クリップ本体
21…連結板部
21a…ストッパ用凸部
22…アーム板部
22a…基端部
22b…把持部
22c…貫通孔
23…爪部
23a…切欠部
24…締め付けリング
3,3a,3b…蛍光体
33…掴み部(係合部材)
35…環状部材(連結部材)
36…アダプタ部材
37…ループ部材(係合部材)
38…ループ部材
38a…連結部(連結部材)
38b…係合部(係合部材)
4…管腔臓器
4a…粘膜
4b…腫瘍
5…クリップ装置
51…連結フック
51a…アーム部
52…インナーシース
53…駆動ワイヤ
54…アウターシース
55…補強コイル
56…第1スライダ部
57…ベース部
58…第2スライダ部
6…内視鏡
7…補助クリップ
72…アーム板部
X…蛍光体接触部位
Y…生体内留置クリップ1の把持部位
Z…補助クリップ7の把持部位

Claims (3)

  1. 弾力でV字状に開脚する一対のアーム板部と、
    前記アーム板部の各先端部に形成してある爪部と、
    一対の前記アーム板部の長手方向に沿って移動可能に前記アーム板部に取り付けられ、前記爪部の方向に移動させることにより、一対の前記アーム板部を閉脚させる締め付けリングと、を持つクリップ本体を有する生体内留置クリップであって、
    少なくともいずれか一方の前記アーム板部に、励起光の照射により赤色ないし近赤外光を発光する蛍光色素を含む蛍光体が、首振り移動自在に連結してあり、
    前記蛍光体の一端が前記アーム板部に連結してあり、前記蛍光体の他端には、別のクリップに係合可能な係合部材が具備してあることを特徴とする生体内留置クリップ。
  2. 前記蛍光体の一端が前記アーム板部に形成してある貫通孔に連結してある請求項1に記載の生体内留置クリップ。
  3. 前記締め付けリングが金属製である請求項1または2に記載の生体内留置クリップ。
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